1 冷たい校舎村(別)
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CC レイは、メモを貼った。
2020/11/13(Fri) 07時頃
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──回想/教室──
[ 「精神世界」の話。 好夏に聞いたばかりの話を琴子へと。>>225 噂っていうか、都市伝説みたい。
文化祭の日そのものが夢みたい、に頷いて
「誰かの世界で死ぬのはイヤ」
って言葉に黙った。 ]
(60) 2020/11/13(Fri) 08時頃
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「私は、誰かの世界で死ねるなら嬉しい」
(61) 2020/11/13(Fri) 08時頃
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[ 少しでもそんなこと思ったなんて、 言えなかったから。 ]
(62) 2020/11/13(Fri) 08時頃
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[ 好夏が、志保が、ゆりが、順番に戻ってきて 知っていることを教えてくれた。
その中に「めありを見つけた」っていう 内容は全くなかった。それどころか、 「めありはマネキンになった」って?>>271
「はいそうですか」なんて言えなくて 黙って話を聞いていた。
マネキンを見に行く琴子たちにはついて行かず 教室でぼーっとすごして黒板に、 50(0..100)x1点のうさぎを描いたりしてみたけれど 起きていても余計なことを考えるだけだから 皆んなと同じように校長室へと向かった。* ]
(63) 2020/11/13(Fri) 08時頃
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[ 背が高くて見た目が可愛くなくても 私は私を、「女の子」だと思ってた。 ]
(73) 2020/11/13(Fri) 13時頃
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[ 中2の冬、先輩に振られた時のショックは 無敵だった私の心を簡単に壊した。 隣に並びたくないなんてよっぽどだ。
私のこと好きじゃなくなったとか、 他の子と付き合うようになったとか、 ・・・それも嫌だったけど、
そんな理由の方がマシだったのにって 今でも思う。
それまでは気にならなかった男子の揶揄いも 嘲笑う視線も可愛い女の子と比較される言動も 突然嘘みたいに苦しくなって、 高校は絶対に女子高に行こうって決めた。 ]
(74) 2020/11/13(Fri) 13時頃
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[ 高2。 バイト先のファストフード店の社員さんは 私のことを女の子扱いしてくれる人だった。
「今日も可愛いね」 「女の子は重い物持たなくていいよ」
明るくて屈託なくよく笑う笑顔が、 素敵だなって思ってた。
ある日、聞かれた。 「麗ちゃんは彼氏とか好きな人いないの?」
そういうのはもういいと思って遠ざけてた。 だけどこの人はすごく大人だったし、 何よりも私よりも10センチも背が高かった。]
(75) 2020/11/13(Fri) 13時頃
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[ こんな人、もう2度と現れないかもしれない。
W私を女の子扱いしてくれる人W
そう思って、勢いで指を差し返した。 ]
(76) 2020/11/13(Fri) 13時頃
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[ 付き合うことになってもデートは殆どできなくて 会えたとしてもホテルだけだった。
何ヶ月かしてバイトの子に相談したら忠告された。
「あの人誰にでも手を出すんだよ。 特に高校生好きのロリコンなの。 前の店で噂になってて、気をつけよって みんなで言い合ってたの。 まさか九条さんが引っ掛かるなんて・・」
極め付けに、彼には奥さんがいて 小柄でものすごく可愛いらしいって。 ]
(77) 2020/11/13(Fri) 13時頃
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[ ショックだったこと2つ。
彼に本気で好かれていなかったこと。
気を付けよっていう女の子たちの輪に 私は入っていなかったこと ]
(78) 2020/11/13(Fri) 13時頃
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[ これが2人目の恋人の話。
今更夢にも見たくなかった ──** ]
(79) 2020/11/13(Fri) 13時頃
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──現在/8:50──
[ 夢を見てた。 夢の中で夢を見るなんて矛盾してる。 チャイムの音がぼんやり意識が戻す。
ぼやけた視界は見慣れない場所で よく分からないけど高そうな置物が並んでて そっか校長室で寝たんだっけって。
なんだ、夢か。 って自分の部屋で目を覚ます予定だったのに。
見回してもやっぱりめありはいないし、 眠りに付いた時には隣にいた筈の志帆も>>342 他にも何人かの姿がなくて。
顔を洗ってくるって言う好夏>>66 私もそうしようかなとゆっくり起き上がった。 ]
(80) 2020/11/13(Fri) 13時頃
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[ 校長室から出た時にはもう好夏の姿は見えなくて 相変わらず現実のようで現実離れした空間に 徐々に慣れている自分に気付く。 ]
ッ────!?
[ 昨日はこんなに落ちていたかな、釘。
散らばったそれらを踏まないように歩いて、 もし踏んでしまったら痛いのだろうか?
夢の中でも精神世界でも、痛みはある? ]
(81) 2020/11/13(Fri) 13時頃
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[ めありは、痛かったのかな── ]
(82) 2020/11/13(Fri) 13時頃
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[ そんな思考を打ち消したのは またしても悲鳴だった>>71 ]
好夏────!?
どうした、の・・・ッ────
[ 声のした方へ急ぐ。 嫌な予感がどうとか考える暇もないけれど、 胸騒ぎだけが息を詰まらせる。 ]
(83) 2020/11/13(Fri) 13時頃
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志帆・・・?
[ 血の海の上、覚えのある姿に呼びかけても 返事はなかった ** ]
(84) 2020/11/13(Fri) 13時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/11/13(Fri) 13時頃
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──現在/踊り場──
[ 「めありもシホも、無事、なんだよね」
・・・無事?
見たことのもない量の血溜まりに その原因としか思えないナイフ。
こんな状況で無事だったなんて、 漫画やドラマでも見たことないよ。
「大丈夫だよ。」「きっと無事だよ。」 って気休めにも言えなかった。 ]
(110) 2020/11/13(Fri) 20時頃
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・・・・分からないよ・・
[ 現実なのか、夢なのか、精神世界なのか、 それ以外なのか、それすら不確かで。 クラスメイトが死んでしまったかもしれない そんなこと受け入れることもできなくて。 ] 誰かが、望むのかな、こんなこと・・・
[ 私の知ってるの皆んなって、 だいたい明るくて、可愛くて、 女子高生を謳歌してて、毎日楽しそうで。
悩みなんてないなんて思ってはないけど、 こんな世界を望むほど何かを抱えてるとか、 思ったこともなかったから。 ]
(111) 2020/11/13(Fri) 20時頃
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・・・好夏もあるの?
(112) 2020/11/13(Fri) 20時頃
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死にたいって思うこと
誰かに死んでほしいって思うこと
(113) 2020/11/13(Fri) 20時頃
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[ 例えば屋上から空を求めて飛び込むように** ]
(114) 2020/11/13(Fri) 20時頃
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――現在/踊り場――
[ 期待してる答えを返せなくごめん。 「無事だ」ってたった三文字が今は重たい。 ]
誰かが、死のうとしてて・・・ 私たちが、閉じ込められてて・・・
[ 好夏の言葉を繰り返す。 ]
どうして、どうして誰かは、 閉じ込めたのかな。私たちのこと。 [ たちの悪いことに「誰か」は「私」かもしれない。 その可能性も含めて思考を巡らせた。 ]
(174) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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ごめん。 好夏がそうっていうつもりじゃない。
[ 直ぐに返ってきた返事に、 言ってはならないようなことを言った気がした ]
私も、みんなそうじゃないといいって、 きっとそうじゃないって信じてるよ。
[ 友達に死んでほしいと思うような子って 誰かのことを思うことも、ごめん。 できないね。だから私はひとつの結論を。 ]
(175) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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・・・
1人じゃ寂しいから一緒に行きたいのかな。
(176) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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[ 女子ってトイレだって連れ立って 行ったりすることもしばしばだし。 ]
(177) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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[ もうひとつの質問の答えは、いつもの調子で 「そんなことある分けないじゃん」 とは返ってきてくれなかった。 死にたいって思ったこと、あるんだ。 しかもきっと、本気でそう考えたんだ。 ]
・・・そっか。
(178) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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それなら好夏は・・
(179) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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生きなきゃね。
(184) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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[ 跳びたくて、跳べなくて、 「生」の道を選んだなら ]
(186) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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羽根、生えないか。残念。
[ つまりは歩くか走るしかないってこと。 ]
せめて夢の世界でくらい、 生えてくれてもいいのにね。
[ 好夏の隣で屈んで、赤に染まった志帆を見つめる。 お願い。無事でいて。
大丈夫とは言えなかったけれどそう信じて、 祈るように手を合わせた。 ]
(187) 2020/11/14(Sat) 00時半頃
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ここは痛そうだから、運ぼうか。
[ 好夏は同意してくれたかな。 危ないから、と志帆の手から離そうとした ナイフは全然動いてくれなかった。
こんなナイフ、文化祭も日も使ってたっけ? 文化祭、パンケーキを作る志帆を思い出す。 ]
(188) 2020/11/14(Sat) 01時頃
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[ 生地を混ぜる姿、温度に気を付けて焼く姿、 飾りのフルーツを切る姿、可愛く盛り付ける姿。 全部乗せは盛り付けのセンスが問われるけど、 志帆の手にかかるとお店のパンケーキみたい。 映えるって写真撮ってる子、いっぱいいたな。
看板も、達筆なメッセージも好評で、 アイドルみたいな衣装も、本当に似合ってた。 お嫁さんにしたいナンバー1だよね。
志帆・・・ 志帆の笑った顔が、見たいよ ・・・** ]
(189) 2020/11/14(Sat) 01時頃
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──回想/花蓮──
そうだったんだ。
[ 約束してたなら納得。>>314 なんで焦ってるのかなとは思うけど。 ]
花蓮は物理系かぁ。 国際系による進むのかと思ってた。
[ そういえば吉野先生、ESCの顧問だったっけ。
なんて進路の話をしてる場合なんかじゃない。 ]
(204) 2020/11/14(Sat) 02時頃
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・・そうだよね。こんな状況、 意味分からないよね・・不安だよね・・
[ 大雪の中、学校についたらクラスの10人だけ。 他には先生も生徒も誰もいなくて。 圏外だし、それなのに変なメールはくるし。
極め付けはタイムスリップしたみたいな 文化祭の飾り付けと音楽。 見たことない綺麗な蝶。 どう考えても普通じゃない。 ]
私も、不安だよ。 だけど、私が不安にしたらいけないから。
[ いつもと変わらなく見えると言われ、 僅かに微笑んだ。 ]
(205) 2020/11/14(Sat) 02時頃
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大丈夫だよ。きっと大丈夫。
[ 今にも泣き出しそうな花蓮の頭を ぎゅっと抱き寄せて、トントンって2回。 ]
吉野先生ほどは頼りにならないけど、 私も、他の皆んなもいるから、大丈夫。 花蓮もいるから、私も大丈夫。ね。
[ これはまだ 「大丈夫」って言えていた頃のお話 ** ]
(206) 2020/11/14(Sat) 02時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/11/14(Sat) 02時頃
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──少し前/踊り場──
[ 「かならず、生きてね。」
それに答えることはなく、曖昧に微笑んだ。
ごめんね、好夏。 私は一瞬でもこの世界での死を 望んでしまったから。>>61
少なくとも「生きる理由」のある好夏が この世界の主人なら、私は迷わずに ここに残ることを選べるくらいには、 生きる理由がないんだよ。 ]
(286) 2020/11/14(Sat) 17時頃
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[ 好夏はそれを望まないとは思うけど、 「生きて」って言ってくれたことが嬉しいから 余計に私は好夏に生きてほしい。
・・・矛盾してるね。 ]
(287) 2020/11/14(Sat) 17時頃
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[ それから2人で志帆のマネキンを運んだ。 階段から転げ落ちないように気を付けよう って声を掛けながら。 階段0.5階分落ちても死にはしないだろうけど、 志帆の手にはナイフが握られたままだから、 話は変わってくる。
ナイフに目がいくたび、 志帆、どうして・・・って気持ちと、 痛かったかな・・・って思いが止まらない。
無事に保健室に着くと、既に埋まったベッドに めありのマネキンが横たわっていた。
まだ受け入れてはいないけど、 昨日は一切向き合うこともできなかったから。 めありの無事も祈りながら、手を合わせた。** ]
(288) 2020/11/14(Sat) 17時頃
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──保健室──
莉子、咲良・・・
[ 保健室に2人が来れば、すぐに昨日よりも 埋まったべッドに気が付いたよね。
「ゆりだけじゃなかったんだね。」>>281
莉子の言葉に、ゆりにも何かあったって知る。]
(334) 2020/11/14(Sat) 18時頃
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なんで・・・・
[ 呟いても誰も答えなんて持ってない。 10人が9人になって7人になった。 繰り返している1日で、それだけが事実。
ゆりには触ることもできないって聞いて、 力なく問いかけた。 ]
(335) 2020/11/14(Sat) 18時頃
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2人は・・帰りたい?
[ それがこの世界での死だとしても** ]
(336) 2020/11/14(Sat) 18時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/11/14(Sat) 18時頃
CC レイは、メモを貼った。
2020/11/14(Sat) 21時半頃
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──現在/保健室──
・・・そっか。
[ 返ってきた2つの返事はそれぞれだった。 ]
莉子は意外と冷静だよね。 もっと、帰りたいって騒ぐかと思った。
[ 帰りたいから帰れるとか、 帰りたくいから帰れないとか、 そんな簡単な話にも思えない。
意外と冷静なのか、順応力が高いのか、 分からないけど、こういう時に頼りになるのは 莉子みたいな子なんだろうなと思う。 ]
(401) 2020/11/14(Sat) 22時半頃
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皆で?・・そうだよね。 咲良らしいな。さすが委員長。
[ まるで模範回答。
じゃあさ、「皆で」じゃなかったら? そう聞いたら咲良はなんて答えるの?
だってさ、 ]
精神世界が本当の話なら、 誰かは帰れないんだよね。
[ だから咲良の希望は叶わない。 ううん、きっと誰の希望も叶わない。 ]
(402) 2020/11/14(Sat) 22時半頃
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私は・・・
[ 質問に質問返し。 質問に答えていればずるくないけど、 莉子のは、グレイかな。 ]
(403) 2020/11/14(Sat) 22時半頃
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誰かが帰れないのは嫌だよ。
(404) 2020/11/14(Sat) 22時半頃
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[ 帰りたいとか帰りたいではないから、 私の答えも、ずるいよねきっと。** ]
(405) 2020/11/14(Sat) 22時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/11/15(Sun) 04時半頃
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──現在/保健室──
冷静じゃないんだ。
[ それなら良かった。 ってちょっと笑いそうになる。>>416 嘲笑う方の笑いじゃなくて、 安心の方の笑いだよ。 ]
ここが精神世界でもなんでも、莉子が 「帰らせろー!!!」って 騒いだら帰れそうな気がするんだけどな。
[ ちなみにどちらも褒め言葉だよ。 私には真似できない莉子の良いところだから。 ]
(503) 2020/11/15(Sun) 12時半頃
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・・・本当の話ならね。
[ 誰かが帰れない。>>420
だから、受け入れててほしくなかった。 帰りたいって思っていてほしかった。
自分のことは棚に上げて人の事情も知りもせず。
莉子の心が覗けたなら、 こんなむじなはごめんだよ。って言うのに。
ちなみに私もむじなは何か知らないけど。 ]
(504) 2020/11/15(Sun) 12時半頃
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[ 咲良には馬鹿って言われた。>>446 咲良は賢いから何か思ったのかな。 ]
咲良、泣いてくれるの? ありがとう。
じゃあその時は咲良はちゃんと帰って、
[ それは彼女の事情を知っていたのなら 絶対に口にしていいようなことじゃなかった。 だけど何も知らない私は、 冗談混じりの口調で言葉にする。 ]
(505) 2020/11/15(Sun) 12時半頃
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私の分まで生きてね。
(506) 2020/11/15(Sun) 12時半頃
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[ また馬鹿って怒られそうだから、 「もしも」だよと補足する。
精神世界の話も、 全部が本当じゃないかもしれないし。
「皆で帰れるのが一番だよね。」
と付け足しておいた。** ]
(507) 2020/11/15(Sun) 13時頃
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──保健室→──
[ 冗談っぽく言ったつもりだったから、 冗談っぽく返ってくると思っていた。 ] さ・・ら・・・
[ 振りかぶった手に反射的に目を閉じたけど、 痛みはやってこなかった。
( これ以上────? ) ]
(548) 2020/11/15(Sun) 19時頃
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[ 震えた声、瞳に滲む雫の光。 悔いても言葉は取り返せない。
謝ることもできないまま、保健室を出て行く 咲良の背を見ることしかできなかった。 ]
(549) 2020/11/15(Sun) 19時頃
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[ 一部始終を見てた莉子に小突かれる。 最低な私を見てたのに和ませようと してくれるとか、本当に敵わない。
完全なる褒め言葉だよ。]
ありがとう。 咲良のとこ行ってくる。
[ 好夏と保健室を出て行く後ろから同じように 廊下に出る。既に咲良の姿はない。
2人と別れ、反対の方向へ探しに走った。** ]
(552) 2020/11/15(Sun) 19時頃
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[ 1階。 端から順に探しても、咲良の姿はない。 校長室には誰かいたのかな。 誰かに会ったら、咲良見なかった? って・・そう言うと心配させてしまうかな。
2階。 やっぱり咲良の姿はない。 散らばった釘を踏まないように。 綺麗な花も幾つかは踏まれて道になってる。
3年1組の教室に立ち寄る。 そこにあった影は・・マネキンになったゆり。 机に向かって顔は見えなくても必死そうで ]
(583) 2020/11/15(Sun) 21時半頃
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ゆり・・・
いなくならないでよ。
[ 本当に無事に帰れているのなら、 それに越したことはないけれど。
いつも正直で頭のいいゆりだから、 ゆりなら本当のことを教えてくれるんじゃって。
縋りたくなるよ。ごめんね。 ]
(584) 2020/11/15(Sun) 21時半頃
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[ 無事を祈り、両手を合わせる ]
(586) 2020/11/15(Sun) 21時半頃
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[ それから、咲良を探して3階へ。 3階も相も変わらずだったけど、 一角から懐かしいいい匂いが漂う。
匂いのもとは食堂だった。 中から賑やかな声もする。
咲良も、いる。
だけど皆の前でなんて言おう。 ここにきて初めてかもしれない 楽しそうな空気を壊してしまいそう。
どこまでも駄目な私は、 足を踏み入れることもできず、 その場で立ち尽くすだけ。 ** ]
(587) 2020/11/15(Sun) 21時半頃
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──現在/食堂──
[ 莉子に背中を叩かれる。>>614
何回こうやって背中押されるんだろうね。
ゆり、聞こえる?
勉強教えた貸し以上に、 私は莉子にいっぱい貰ってたよ。 ]
(643) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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[ それでもまだ躊躇っていたら、 咲良に見つかって。>>620 こっちに来るから、少し身構えた。 ]
・・どうして、咲良が謝るの。
[ ぺこりと頭を下げて手を引こうとする。 どうして?咲良が謝ることはない。
それとももう、諦めさせてしまった? ]
(644) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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・・・無神経なこと言った。 咲良のこと、傷付けた。
謝って許されることじゃないけど、 ごめん。
(645) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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[ 一緒に行こうと引いてくれる手を 引き留めるように引っ張り返す。 ]
咲良が、何を・・誰を・・ 背負ってるのか私は知らない。 それをどうこうできるなんて言えない。
本当に、ごめんなさい。
だけど・・
[ もっと背負わせようなんて、 冗談でも言ってはいけなかった。 ]
(647) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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もしも咲良が両手に荷物を持っている時は 片方を私が持って、 空いた手で咲良と手を繋ぎたいって、 私はそう思うよ。
[ 軽々しく立ち入れないことはあるけど、 私も手を引くことはできるから。 今こうして、咲良が手を引いてくれたように。 ]
(649) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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・・・私の分も焼いてくれる?
[ お願いしなくてもパンケーキは山積みだったかな。 私はその1枚に皆の真似をして、 「3年1組」ってチョコペンで文字を。
横には4(0..100)x1点のウサギのイラストを添えて。 ]
(650) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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[ 残念なイラストだったけど、味は同じ筈** ]
(651) 2020/11/15(Sun) 23時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/11/15(Sun) 23時半頃
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