15 青き星のスペランツァ
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― 一日目/通信中:アリババ ―
ほし ぼく すてた。 ほし いる ばしょ ない。 ぼく ほし すてた。
[星に捨てられ居場所を失った、だから星を棄てた。 少ない語彙でヨーランダはそう伝えようとしている]
きらい わかる ない。 …… ほし かえる ばしょ ちがう。
[嫌いかどうかわからない、だが帰る場所ではないとも。そう言う。 帰ったところでもう居場所はないのだ、科学の発達が、人間が発展を追い求めた末が、ヨーランダの居場所を奪った。それは事実で覆しようがないことで、居場所のない星で生きるくらいならと、ヨーランダは故郷を棄て、宇宙を選んだのだ。 なによりも自分が生きることができる場所を探すために]
……
[訪れた無言にいたたまれなくなったのか、ヨーランダは通信を切断した**]
(18) 2021/11/09(Tue) 08時頃
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― 安置室 ―
[機材を片付けて真っ先に向かったのは霊安室だ。 そこには小さなカプセルに収められたアシモフが眠っている]
あしもふ おつかれさま。 おやすみ。
[カプセルを一撫でしてアシモフに声をかけると、持ってきた毛布を部屋の隅に敷き始めた。 ヨーランダは墓守だ。しかし、彼の星では墓という概念は疾うに失われている。死を悼み偲ぶという概念に、墓(あるいは埋葬)というものは排除されてしまった。 だから、不謹慎とは思いながらも、ヨーランダは自分の本来の仕事を取り戻せたと、心から嬉しく思った。 ヨーランダは墓守だ、この部屋に誰かが眠る限り、ヨーランダはこの部屋に居続けるだろう。何故ならそれが 墓守 と故郷で呼ばれた者の仕事だから**]
(22) 2021/11/09(Tue) 08時半頃
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― 安置室 ―
[声をかけられ>>49部屋を掃き清める手を止める]
ぼく ほんとう しごと。 おはか まもる。
[墓守の本来の仕事は墓地に眠る人々を墓荒らしから守ることだ、しかしここではそうではない。この船でのヨーランダの仕事は、ここに眠る者たちに寄り添うことだ。 ここに眠る者は帰還するまで独りだ。誰とも触れ合えず、狭いカプセルの中で、仮の弔いのままの時間を過ごす。ヨーランダはそんな彼(あるいは彼女)らに話しかけ、花を供える。 墓標を与えられぬ者たちの寂しさを癒す、この船での墓守の仕事はそういうものだ]
ぎろちん あしもふ はな あげる する?
[カプセルが安置された台の側に、人の腰ぐらいの高さの台がある。おそらく献花台なのだろう。 花を供えると言えばヨーランダは収納スペースから造花を取り出すだろう**]
(61) 2021/11/09(Tue) 22時半頃
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ヨーランダは、安置室を掃き清め終えた。
2021/11/10(Wed) 00時頃
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― 安置室 ―
[ギロチンに花を渡し>>82やり方を教える。といっても、仰々しいものは何もない、ただ一言]
はな あしもふ みる ほうこう おく。
[アシモフに見えるように花をカプセルに向けてほしいと言った]
ぼく ほんとう しごと する。 てつだい できる しない ごめんなさい。 ここ ぎろちん いってらっしゃい する。 あぶない いっぱい きをつける する。
[ヨーランダの本来の仕事は安置室の管理だ。そのため、この部屋に誰かがいるときは、清掃や誰かの手伝いなどは行わないし、この部屋を離れることもない。 だから今、ここで調査に向かうギロチンに見送りの言葉をかけた。願わくば、この部屋に眠る人が増えないことを……]
(93) 2021/11/10(Wed) 08時頃
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[この部屋にいる限りヨーランダは自分から声をかかることはしない。この部屋を訪れた人>>83.>>84に頭を下げて見送り、ダブルの行動>>90を見咎めたりはしない。
この船にいる船員には皆それぞれの文化がある。だから死の悼み方はそれぞれでいいと、ヨーランダは思っている。 スペランツァの暗黙のルール 他人の文化を尊重する、自分の文化を押し付けない ここに眠る人を悼む気持ちがあれば、それでいいと思っているのだ**]
(94) 2021/11/10(Wed) 08時半頃
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あしもふ はな みる ない。 はな ぎろちん あしもふ あう する あいさつ。 はな きもち。
[カプセルの中にいるアシモフが花を見ることはない。だが、花を供えることは会いに来たと伝える手段だと、ヨーランダは思っている]
ぼく しぬ はな もらう うれしい きっと。 しぬ おもう される うれしい。 しぬ ぼく わすれる される かなしい。 しぬ わすれる しない ぼく しごと。
[死んでからも自分のことを思ってもらえたら、きっとうれしいだろう。故郷では忘れ去られた存在だからこそ、強くそう思う。 ヨーランダは「人の記憶から忘れ去られたときに人は二度目の死を迎える」と思っている。 もしかすると覚え続けていることが、墓守の本当の仕事なのかもしれない]
(*1) 2021/11/10(Wed) 09時頃
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― 安置室 ―
[置かれた花を見て頬を緩ませる]
きっと あしもふ うれしい してる。 ぎろちん あしもふ おぼえる ずっと。 あしもふ いきてる ぎろちん いっしょ。
[アシモフのことを覚えている限り、アシモフは思い出として生き続ける。 今までの、少なくはないここで眠っていた船員たちのことを、ヨーランダは覚えている。だから、彼らはまだヨーランダの中で生き続けているのだ]
しごと ぎろちん する くれる。 うれしい ありがとう。
[墓守の仕事はない方がいいのだ(犠牲者は出ないに越したことはないから!)。だが、本来の仕事が生じたとき、自分がしている仕事を誰かがやってくれるのはとても助かる。 誰でもできる仕事 は 誰かが気持ちよく仕事をできるようにする仕事 なのだから**]
(103) 2021/11/10(Wed) 12時半頃
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しぬ さびしい ちがう おもう。
[棺ごしにアシモフの頭を撫でる。声をかけても聞こえることはない。 それでも冷たい棺に眠る者たちに声をかけ続ける。覚えているよと、側にいるよと]
ぎろちん しぬ ない。 しかし かのうせい そう、 ぎろちん ほしい こと ぼく する。
[そうならないことを望んでいる。だが、もし、万が一そうなったら、ヨーランダはギロチンの望んだことをするだろう]
ぼく しる ぎろちん、 ぎろちん ひとり。
[ギロチンの言葉から 「きっと目の前にいるギロチンは、母体にとって端末の一つだろう」 とヨーランダは考えた。だが端末だろうが何だろうが、ヨーランダにとってギロチンは今目の前にいるギロチンだけなのだ]
ぎろちん しぬ きもち、 まま ないしょ。 きもち じぶん だけ。
[だからそうなったときは死の記憶は捧げても、『スペランツァのクルーであるギロチン』の抱いている気持ちだけは捧げないで、自分のもののままでいてほしかった]
(*3) 2021/11/10(Wed) 13時頃
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― 安置室 ―
[キランディからマグカップを受け取り>>104両手で包み込んだ。手に伝わる熱は思ったより熱い]
きらんでぃ ありがとう。
[そしてキランディがアシモフを偲ぶ姿をじっと見ている。 あれが彼らの弔いの姿かと。 ここでヨーランダは多くの死の向かい方を見てきた。星の数だけ……いや、生きている者の数だけ死への向かい方があるのだ。 多様なその姿を見るたびヨーランダは宇宙に出てよかったと、深く思うのだった**]
(119) 2021/11/10(Wed) 21時頃
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[ギロチンの要望にこくりと頷く]
はな いっぱい ある。 みんな いう だいじょうぶ? とくべつ ぎろちん はな いっぱい そなえる。
[そうなったとき、ここに来た人にギロチンがそう言っていたと伝えていいか。そう言っている]
うん、 ないしょ。 ぼく ぎろちん ふたり ひみつ。 ぼく いう ない。 まま しる ない。
[ギロチンの種族のことをヨーランダは知らない。だが、一人だけ、一人くらいは変わり者の、記憶を独り占めするようなのがいてもいいと思う。
ギロチンがまとわりついた男からは、仄かに獣のにおいがしたかもしれない]
(*5) 2021/11/10(Wed) 21時半頃
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