17 【半突発身内村】前略、扉のこちら側から
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[私のまわりは、本当に良い人ばかりで 誰一人として、私を傷つけようとする人は居なかった。
きっと私は幸せで、大切にされていた。
だから、自分だけが苦しいと、 そんなことを思ってはいけない。 ]
(18) 2022/03/05(Sat) 14時半頃
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[あの日、たしかに浜を波が襲った。 私と、ほかに数人が波に飲まれて、 10年経って私達は戻ってきた、らしい。 ……波に飲まれた時のままの姿で。
そんなこと、常識的に考えてあるはずない。 でも、私はいつもの姿で、 出会えた私の知っている友達は、 10歳、歳を重ねていた。
そう、みんな、苦しかったんだ。 ]
(19) 2022/03/05(Sat) 14時半頃
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わ、───
[思わず声が出た。 それは、恐る恐る、と言った様子で カルピスを口にしたミケさんの耳が震えて、 ぴょこん、と立ったから。>>7
冷静に考えれば、よくわからない場所で、 よくわからない人(わたし!)から、 よくわからない飲み物を勧められる、って なかなかの不安だったかも知れない。 それでも、拒絶することなく口に運んでくれた この人は、やっぱり悪い人ではないと思った。]
(20) 2022/03/05(Sat) 14時半頃
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美味しくない……?
[驚いた顔とぱち、とまばたき。 舌が痺れる、なんて、凡そカルピスには 似合わない感想に、慌ててごめんなさい、と 言いかけたのだけれど。 ]
え、あ、……ふは
[グラスはカウンターの上には戻らなくて、 それどころかあっという間にカルピスは無くなっていく。 なんとも言えない嬉しさに顔が綻んだ。]
(21) 2022/03/05(Sat) 14時半頃
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うん。よかった。 美味しい、って言葉は嬉しい。
[ミケさんの口ぶりは、"おいしい"と言う言葉の 存在に、多少疑問を感じるものだったけれど。 それでも、少なくなったグラスの中身は 雄弁に語ってくれているみたいで。 良かった、嬉しい、と繰り返して笑んだ。 ]
(22) 2022/03/05(Sat) 14時半頃
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[そうして、ふと投げかけた質問に ミケさんの表情が翳る。
返してくれた言葉に、私も息が詰まった。 ]
え、……
(23) 2022/03/05(Sat) 14時半頃
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『 もう家族も、仲間も、知っている人は誰も、 あの星にはいない。>>11 』
(24) 2022/03/05(Sat) 14時半頃
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そう、なんですか、 星、って地球? じゃない気もする…… じゃ、じゃあ、ミケさんの故郷は?
[なんて声をかけていいのか、 絞り出すようにして尋ねたことが 正しかったかどうか。 こく、と唾液を飲み込んだ音が、頭に響く。 ]
(25) 2022/03/05(Sat) 14時半頃
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もしかして、ミケさん、 ひとり、なんですか……?
[覗き込むようにして、小さくつぶやいた。
そうじゃないといいな、って、思う。
ひとりって、さみしいこと、 それも、知ってる。 ]**
(26) 2022/03/05(Sat) 14時半頃
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エフェメ、ラーム、王国……?>>27
[口の中でもごもごと、聞こえた音を繰り返す。 自慢じゃないけど(ちなみに自慢じゃないけど、から 始まる話はたいてい自慢話です) 私は島に来るまではごりごりのガリ勉で、 中学受験に参戦してそれなりの成績だって残していたから そりゃあたくさん勉強してた。 けれど、今ミケさんから聞こえた国?の名前は 聞いたことがない。]
(66) 2022/03/05(Sat) 23時頃
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聞いたこと、ない、かも。 てか、星?国じゃなくて、星か…… しかも自分たちで、自分たちの星を、 滅ぼすってなにそれ……
[到底現実離れした話に、整理して理解するのに 時間がかかる。 ぶつぶつと呟き咀嚼しようとしながら ちらりと視線を流せば、 穏やかに笑んでいたミケさんの表情が 少し変わったように感じられた。
死に向かって、とか、数多くの人が去って行った、とか さらりと紡がれていくにはとても重くて、 とても悲しいなと思った。]
(67) 2022/03/05(Sat) 23時頃
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[重なる思いがある。
ミケさんは無事で、良かったね。
そう、たしかにその通りだけれど 私には、言えなかった。
だからかわりに、一体なにがあったの、とか 私はきっと、あれこれ聞いたと思う。 そしてミケさんはきっと、丁寧に教えてくれただろう。>>29 だから私は、大好きなアニメ映画みたいだなって そんな感想を導き出すことが出来て、 ]
バルス、的なやつ?
[と聞いてみたりした、はず。 ]
(68) 2022/03/05(Sat) 23時頃
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[ひとり。平仮名3つ。 淡々と言葉を紡いでいくミケさんの唇からは なんの感情も見えない気がした。 確かに、国にまだ同胞がいるというのならば 正確には"ひとり"ではないのだろう。 けれど、"家族、友人、恋人、仕事仲間、 そういう者がすべて居なくなった世界">>30 って、驚くほど悲しい響きが続くから。 ]
……ひとり、じゃなくても、それは結構 孤独な気がする。 ─── 寂しい、ね。
[小さな声でそっと告げれば、 どこか労わるようにゆるく笑んで ミケさんを見つめた。]
(69) 2022/03/05(Sat) 23時頃
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[私にも同じ質問が返ってきて、 ちょっとカウンターを睨むように眉根を寄せる。 音もなく、カウンターには再び、カルピス。 今度は二つ。 目の前のグラスを手にして、口をつけた。]
……ううん、私は、 ひとりじゃない。 家族も、友達も、いるの。
[とても丁度いい濃さのカルピスを飲み込んで、 自分に言い聞かせるように呟いた。 胃への道を示すみたいに冷たい液体が流れていく。]
(70) 2022/03/05(Sat) 23時頃
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……私は、12歳の時、波に攫われて。 でも怪我もなんもなくてね、ふつーに目が覚めたの。 ─── そしたら、10年経ってたの。まわりが。 他の人からしたら、死んだと思ってた私たち……あ、 私とあと数人ね、同じように攫われた子たちもいたんだ。 その死んだと思ってた私たちが、 いきなり10年ぶりに帰ってきたわけ。 子供のままで。
[変な話でしょう?と笑ってみせる。 幽霊と違うで、と自虐的な笑みは、 さっきのミケさんのと似ていたかも知れない。>>27 ]
(71) 2022/03/05(Sat) 23時頃
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10年だもん。 信じられなかったけど、でもほんとで。 どうしたらいいのかわからなくて、 でも気づいたら大事なもの、ぜんぶ、なくなってて。
[さっき初めて会った人に、 私は胸の内をつらつらと吐き出してしまう。 ……今まで、誰にも吐き出せなかったことまで。 いきなりこんなこと言って、ミケさんは困ってないかな ってちょっと心配になったけれど。 ああなるほど、こういう時に大人は、 カルピスじゃなくてお酒を飲むんだと 悟った気がした。]**
(72) 2022/03/05(Sat) 23時半頃
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[ミケさんが自分のことをお節介だと>>84 思っているともし私が知ったら、 ぜんぜんそんなことない!と首をぶんぶん振って 話を聞いてくれることがとても嬉しいと伝えただろう。
つらかったな。>>83
飾りのない言葉が、どんな慰めより胸を打つ。 今度は躊躇う様子なくグラスを手に カルピスを口にするミケさんに、私も習った。]
(88) 2022/03/06(Sun) 09時頃
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["家族、友人、恋人、仕事仲間、 そういう者がすべて居なくなった世界">>30 そこから来たという、不思議なミケさん。
私の突拍子もない話を疑うこともなく、 ひとつひとつ、丁寧に言葉を重ねてくれる。>>86 その言葉はぜんぶ、本当にぜんぶ的確に 私の心を捉えて、腹の奥底へ沈めた感情に触れて、 寄り添ってくれるみたいに感じられて。
ああやっぱり、この人もいつの日か 寂しいという感情をその身に得たことが あるのかも知れない、と勝手に思う。]
(89) 2022/03/06(Sun) 09時頃
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[じぶんにうそをついていきているような。 そこで、鼻の奥がつぅんと熱くなった。 慌ててカルピスを煽って、 しぱしぱ、瞬きして誤魔化した。 ]
……うん。 みんな、よかったって。 水輝が生きててよかった、って、言うから。 だから、よかった、って思うようにするの。 だって、苦しいのは、私だけじゃないから。
[声が震えないように、何度か咳払いをする。 グラスの表面を水滴が伝い流れる。 代わりに泣いてる。 ]
(90) 2022/03/06(Sun) 09時頃
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それは、きっと、自分に嘘、ついてた。 ……ていうかさ初恋の人も居たのに、 告白もちゃんと出来ないまま、大人になってたし、 めちゃくちゃかわいい彼女居たし、 ─── 私の名前さえ、呼んでもらえなかった。
[はらたつやろ、自転車のサドルだけパクられて、 代わりにブロッコリー刺されてる呪いかけたわ、と 乾いた笑いで口にして、ようやく自分で理解する。
ああ、そんなことも、心の枷だったんだ。
今さら、どうすることも出来ない、 誰を責めることも出来ない、 理不尽な出来事に対する、悲しみと怒り。 ]
(91) 2022/03/06(Sun) 09時頃
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[きっと、私はもう、わかってる。
過去は、変えようがないこと。 ]
(92) 2022/03/06(Sun) 09時頃
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ありがとう、ミケさん。 優しいね。
[にひ、と、笑う。 潤んでしまいそうな瞳を誤魔化して。 ]
優しいミケさんも、辛くないといいなって思うよ私。 カルピス一緒に飲んだら友達やねん、 地球ではそういう決まりやから、 少なくとも、私はいま、 ミケさんの友達になったって図々しく思ってる。 ……知り合いひとり、増えてもいい?
[目をぐい、と擦って悪戯に笑んで。 ]
(93) 2022/03/06(Sun) 09時頃
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[ミケさんがまだ私と話してくれるなら 身を乗り出してその境遇に聞き入るだろうし、
席を立つなら別れ際には手を差し出して見送るだろう。
握り返してくれてもくれなくても、 私は勝手に穏やかな気持ちで。 異空間で出来た優しい友人の、 可能な限りの幸せを祈るはず。 ]**
(94) 2022/03/06(Sun) 09時頃
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