27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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―― カフェ ――
[ 骨谷先輩が味噌汁と共に飲み込んだ言葉を>>1:406 俺は聞くことはなかったけど。
もし先輩の本音が分かっても、 俺は醜いなんて思わなかったよ。
だって、他人より自分を優先するなんて 当然のことだし。
俺のはただ、他人より生存欲が薄いっていうか、 色んな事に対して諦めがよすぎるだけなんだ。>>410 ]
(16) 2023/07/29(Sat) 00時半頃
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そうっすねー。 初めに「絶対に曲げられない部分」ってのを 公言してから付き合うのはどうっすかねえ。
そうすれば、同意したうえで付き合うんすから、 振り振られになりにくいと思うんすけど。
たしかに、35億ガチャは回している間に 天寿を全うしそうっすね。 まあ大丈夫っすよ、きっといい人に出会えますって!
元気出たなら良かったっす。 リクエスト楽しみにしてるっすね。
[ まあ、元気がなかった原因に 俺とした会話もあった気がしたから、 元気が出た様子に>>1:407 俺はホッと一安心してたんだ。 ]**
(17) 2023/07/29(Sat) 00時半頃
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―― 救護室→カフェ ――
あ、仁科ちゃん。今大丈夫? 結局、救急箱っていらないってことでいいの?
[ 仁科ちゃんから来たLINEは>>1:404、 謎の減少が起きたらしいことは分かったけど、 救急箱が必要かどうかは分からなかったから、 救護室から出て グループLINEにメッセージを送った後に、>>1:303 仁科ちゃんに電話を掛けたんだ。 ]
あ、そうなんだ。 その様子だと、仁科ちゃんの怪我じゃなさそーだね。 まあ、要らないって言ってるなら、 気にしなくてもいっか。
[ なんて返したから、直接は高祈先輩の怪我だとは 言われなかったけれど、たぶんそうだろうなあと 俺は思ってはいた。 ]
(18) 2023/07/29(Sat) 00時半頃
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おにぎりの確保ね。了解。 今からカフェに向かうから、キープしとく。
[ 俺はおにぎりの具材を教えたから、>>1:218 きっと仁科ちゃんは食べられないものがあったら、 教えてくれたんじゃないかな。
それから、俺はカフェに到着後、 救急箱をその場に置くと、 「仁科ちゃんの分」と書いた紙を皿の下に敷いて 皿の上にはおにぎりを2個乗せて。
そこまで終わると、 俺はカフェにいた人への挨拶もそこそこに 館内散策に出た。>>1:377 ]**
(19) 2023/07/29(Sat) 01時頃
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―― 現在:特別展 ――
はは、んな大げさな。
[ お礼を言われたけれど、>>5 ただ諦めがよすぎる故に、>>1:410 いつもと然程変わらない態度なだけで。
でも、それが役に立てたのなら良かったと、 安心する気持ちもたしかにあったんだ。
柊くんが頭を少し下げてくれると 俺はにこりと笑いながら、 ぽんぽんと彼の頭の上に手のひらを重ねていた。 ]
(30) 2023/07/29(Sat) 01時半頃
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[ まあ、別の意味で俺は常人ではなさそうだけど、>>6 なんて、口にすることはないけれど、 ]
オッケー。カフェに戻ったら、肉じゃが作るな。
[ リクエストはあっさりと受け入れて、 ]
たしかに、みんなカフェに集まってきてたな。 俺は別にそれぞれ 好きなことしてたらいいと思うんだけど。
[ まさか、高祈先輩が みんなをカフェに行くように誘導しているなんて 思ってもみなかったけれど、>>1:329
俺としても、特にカフェに集まることに こだわりはなかったから、 柊くんがすぐにカフェに来なかったことも 気にしていなかった。 ]
(31) 2023/07/29(Sat) 01時半頃
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あれ、地下の展示に弥勒菩薩像なんてあったっけ? 俺が忘れてるだけかもだけど、 実はどこか別の所から動いてたりして?
[ 怪談じみた話には、>>7 なんて、さらに怪談みを加えつつ、 ]
あはは、美術館に来た直後の柊くんは よっぽど喉が渇いてたかお腹すいてたのかあ。 バスの中で予備の飲み物あげたり、 もっとクッキーあげたりすりゃ良かったかな。
そっか、壊れた箇所はなかったのか。 まあ、それが分かったら、 その壊れた場所に最後にいた人が死んだって 推定できるから、あえて隠してるのかとは思うけど。
(32) 2023/07/29(Sat) 01時半頃
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そっか。エレベーターもちゃんと動いてるんだな。
[ 俺は普段からエレベーターに乗る習慣がなかったから、 ここまで階段で来たため、ふむりと頷いて。 ]
了解。じゃあ適当に見るか。
[ と柊くんと話していたタイミングで、 聞き覚えのあるバリトンボイスが届いた。>>0 ]
(33) 2023/07/29(Sat) 01時半頃
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なるほど。西門教授が目を覚まして、 骨谷先輩と銀先輩がもうすぐ目を覚ます、と。
[ 復唱するように呟きながら、>>1>>2 良かったなあと、 俺はどこか他人事のように思っていた。 ]
ああ、たしかあの黒翼さんは、 無事な人がこの世界からいなくなるって言ってたと思う。
俺はどこかのタイミングで 先輩たちと話せたらって思うけど。 柊くんも話したいことがあったら 会いに行くといいんじゃねえかな。
[ 俺は寂し気というか、 迷っているのかなという印象を受けたから、>>9 促すつもりで俺はそう答えたんだ。 ]**
(34) 2023/07/29(Sat) 01時半頃
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―― 特別展 ――
ああ、骨谷先輩も銀先輩も 移動してなきゃ、たぶんカフェにいると思う。
ははー、まあ寂しいけど、 兄ちゃんだから弟が独り立ちするのは 笑顔で見送るもんだぜ。 なんつって。
[ 冗談交じりに笑いながら、 エレベーターに向かう柊くんには手を振って、>>60 ]
まあ、理想はそうだけど。 お互いにここにいても、きっとまた話そうな。
[ 柊くんの内心は分からないけど、 彼はこの世界にいることに拒絶反応はなさそうだと 俺は思っていたから。 どこにいても再会したいという意味を込めながら。 ]
(62) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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了解。肉じゃが楽しみにしてろよー。
[ 何度も頭を下げる柊くんに>>61 律儀だなあなんて苦笑を零しつつも、 俺は頭を下げられるたびに、 手を振るのだった。 ]*
(63) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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―― 現在:2階・薔薇のエリア ――
[ 柊くんと別れた後、俺は特別展を出たのだけど、 ]
は? なんだ、ここ……。
[ たしか特別展の隣のエリアは、 改装中の看板が立っていた気がしたのだけれど、 その看板が取り除かれて、入れるようになっていた。 俺は特に深く考えずに そのエリアに足を踏み入れたのだけど。
まず目に入ったのは、床一面に散らばった薔薇。 1本、2本、3本…… もしかしたら、999本あるかもしれない。>>26
それから目を移すと、 エリアの奥に1枚だけ絵画が飾られているのが見えた。
よく目を凝らして見ると、その絵は――― ]
(64) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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嘘、だろ……。
[ それは、あのとき思わず逃げ出した 薔薇の絵に似ている。>>0:301 似てはいるのだけれど、 その中で女と寄り添っている男の顔は―― ]
父さん……。
[ 俺とそっくりな――多分他の人が見ると、 俺を20歳くらい老けさせたような――顔が 幸せそうに微笑んでいる。 ]
なんで……。
[ 俺はそう呟くのが精いっぱいで、 無意識のうちに手を伸ばしていた。 父さんはこちらに見向きもしない。 ]
(65) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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[ ――なんで、俺は手を伸ばしたんだろう。 あんなに身勝手だって怒ってたはずなのに。>>1:378 ]
(66) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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い、つっ!
[ けれど、伸ばしていた手に突如として痛みが走る。 床に散らばっていた薔薇の何本かが巨大化して、 その棘だらけの茎が俺の手首に絡みついていた。
巨大な薔薇は俺の腕や足、 胴回りや首筋にも絡みついて、 強い力で俺の体は壁際に押し付けられた。
棘に圧迫された皮膚から血が伝う。 脳内が酸素を求めて、口を開くけれど、 首を絞めつけられて、呼吸がままならない。
こんなに痛くて苦しいのに、 父さんは俺のことは一切見ずに、 ただ女と寄り添って微笑んでいるだけ。 ]
(67) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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[ ああ、結局あの人は何度生まれ変わったって―― ]
(68) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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[ 閉じた瞳から一筋の涙が零れ落ちて。
視界が真っ暗になる直前、 俺にまとわりついていた巨大な薔薇は 拘束を緩めた気がしたけれど、
俺はそのまま意識を手放したのだった。 ]**
(69) 2023/07/29(Sat) 12時半頃
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[ 夢を見ていた気がする。 それは俺がまだ小さかった頃の記憶で。
睡眠不足と過労で倒れたとき、>>1:25 たまたま仕事が休みだった父さんが、 ベットの側に座って、 俺の手をずっと握っててくれた。
その手の温もりに俺は安心して ゆっくりと目を閉じて、そのまま眠ったんだ。 ]
(76) 2023/07/29(Sat) 14時頃
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[ ちゃんと俺のこと、心配してくれてたって 思ってたんだけどな……。 ]
(77) 2023/07/29(Sat) 14時頃
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―― 現在:2階・薔薇のエリア ――
[ どれくらい意識を失っていたのだろう。 俺のことを呼ぶ声と 肩を揺すられる感触を感じて、>>75
うっすらと俺は目を開いた。 ]
たかき、せんぱ……
[ ゆっくりと意識が覚醒し、 目の前に高祈先輩がいるんだなあと 認識したタイミングで、 ]
い、つぅっ!
[ 鋭い刺激が手首と首を襲って、 俺は思わずで両手で覆った。 棘が切り裂いたその場所から、 血が止めどなく溢れ出す。 ]
(78) 2023/07/29(Sat) 14時頃
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これは、現実、です……。 俺の、中の……。 父さんが……、俺のこと、捨てた、から。
[ 途端に疲労感に襲われたように呼吸を乱しながらも、
俺は回っていない頭で、 「これが何か」という質問に答えたつもりだけど、 要領を得ないことを言っている俺のことを 先輩はどう思ったかな。
もし俺が元気だったら、 薔薇も絵も見られたくないって、 なりふり構わず先輩の手を引っ張って この場所から逃げたのに。
今は力が湧かない俺の体が恨めしい。 ]*
(79) 2023/07/29(Sat) 14時頃
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―― 現在:2階・薔薇のエリア ――
あく、む?
[ 高祈先輩の言葉に、>>95 俺はフルフルと顔を微かに横に振る。
誰が何といおうと俺にとってはこれは“現実”で。 手の届かない場所で父さんは幸せそうに 笑ってるんだから。
ありがと、ござ、ます。
[ それから、傷口を抑えていた手を外されて、 いつの間に用意していたのか、 ガーゼで手際よく止血させられた。
また迷惑かけちゃったな、と思いながらも、 俺は途切れ途切れに先輩にお礼を言う。 ]
(120) 2023/07/29(Sat) 20時頃
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[ 俺にとってはあくまでこれは“現実”で、 悪夢でも地獄でも、 ましてや罰だとも思っていない。>>95
でも、強いて言うなら、“事故”が当てはまるかな。
何はともあれ、高祈先輩は俺にこの事態から 意識を逸らせるように、言葉を尽くしてくれる。
皆との時間――
骨谷先輩と銀先輩には、 もう会えないかもしれないから、何か挨拶したいな。
大藤先輩と回谷先輩は、 マイクロバスの中で仲良さげだったけど、 今もカフェで仲良く話してるのかな。 ]
(121) 2023/07/29(Sat) 20時頃
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[ 田端先輩は、もしかしたら米は食べ飽きてたのかな。 何も聞かずに勝手におにぎり作って悪かったな。
仁科ちゃんは、ちゃんとおにぎり食べられたかな。 柊くんには、肉じゃがを作らないと。
高祈先輩は、“デートの埋め合わせ”してくれるかな。
――ああ、こんなところで倒れてる場合じゃない。 ]
(122) 2023/07/29(Sat) 20時頃
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……ごほっ、かほっ!
[ 体を襲っていた痛みや疲労感が急に無くなって、 急に息がしやすくなったことにまだ慣れない肺が、 空気を吐き出させた。
傷口はすっかりと塞がって、 あんなに溢れていた血は止まっている。 ]
すみません。ご迷惑をお掛けして。
[ 体を起き上がらせて、 高祈先輩に頭を下げながらも、 怪我が唐突に治る実体験をして、>>1:331 俺は少しだけ呆然としていた。
もし、先輩の手に大きな棘が刺さったような 傷が見えたのなら、>>75 俺はさらに縮こまったかもしれないけど。 ]
(123) 2023/07/29(Sat) 20時頃
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[ それからも、高祈先輩と 何かしら話したかもしれないけど、 話が途切れたタイミングで、 俺は意を決して口を開いたんだ。 ]
あの絵の男性は俺の父親にそっくりなんです。 女性の方は俺は見覚えないですけど、 もしかしたら、父の不倫相手かも。
父は不倫相手と一緒に自殺したんです。 999本の薔薇に囲まれながら。
……先輩は999本の薔薇の花言葉って知ってます? 俺、気になって調べたんですけど、 “何度生まれ変わってもあなたを愛する”だそうです。
(124) 2023/07/29(Sat) 20時頃
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結局、あの人は死の直前まで、 愛する不倫相手のことしか頭になかったんですよ。
[ 死ぬまでは、あんな色ボケオヤジだったとは 思わなかったんだけどなあと思いながらも、 俺は絵の中にいる父親を睨みつけた。 ]*
(125) 2023/07/29(Sat) 20時頃
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―― 現在:2階・薔薇のエリア ――
そんなこと言ったら、 俺だって救急箱探してただけですし。
[ 仮に俺が怪我を治したいと思ったから 治ったのだとしても、>>136 高祈先輩が側にいてくれなかったら、 きっと俺は“現実”の中でいつまでも苦しんでいた。
少しだけ心に余裕ができて視線を動かすと、 先輩の手にうっすらとした傷跡が見える。
大怪我をさせなかったことは良かったけれど、 やはり迷惑をかけてしまったと、俺は眉を寄せた。 ]
(144) 2023/07/29(Sat) 22時頃
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へえ、恋愛感情ってすごいんですね。 それってもう、何かに憑りつかれてるみたいです。
[ 同じく、恋愛感情が分からない>>0:356 というより、今気づいたけれど、 父さんが死んでから、俺が恋愛に対して 無意識のうちに否定的だったのかもしれないけど。
いずれにせよ、俺の声も 先輩と同じようにどこか他人事で、>>137 ]
たぶん、父がそれ相応の覚悟や決意があれば、 自殺なんかしなくても、母と別れて、 その女性と結ばれることもできたと思います。
[ 高祈先輩の淡々とした言葉に、>>138 俺の心はすっと冷えて、 父さんに対する情も何もない言葉が零れた。 ]
(145) 2023/07/29(Sat) 22時頃
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[ 俺の個人的な認識だけど、 父さんはお爺ちゃんの会社を追い出され、 慰謝料や養育費を支払う苦労を きっとしたくなかったんだろうなと思う。
もちろん、父さんに直接聞いたわけじゃないから、 父さんには父さんの言い分が あったのだとは思うけど。 ]
そう、ですね。 父みたいになりたくなくて、 全く違う風になりきってたところはあるんですが。
違う大人になれたらいいなあ。
[ 語っていいことじゃなかったかという問いには、>>139 俺は首を横に振るだけだけど、否定の意を示した。 ]
(146) 2023/07/29(Sat) 22時頃
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[ 生きたいとも死にたいとも思っていなくて、 他の誰かが亡くなっていても、 起こってしまったことなのだから仕方ないと思う俺は、 未来のことを思い浮かべても、 特に心が苦しくなったりなんてしなくて。 ]
はあ。高祈先輩と話せて、 ちょっと心が軽くなった気がしました。 話を聞いてくれて、ありがとうございます。
[ ぺこりと頭を下げながらも、 ふと、先ほど高祈先輩が、 俺に語り掛けてくれた言葉を思い出した。>>95
もしかして、先輩にとってはこの世界は 悪夢や地獄、罰だったりするのだろうかと 嫌な疑問に思い至って。 ]
(147) 2023/07/29(Sat) 22時頃
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そういえば、苦悩とか悲しみって、 自分一人だけで抱えていると その重さでいつか潰れてしまうらしいですよ。
もし、高祈先輩も抱えきれない荷物があるのなら、 いつでも俺に話してくれてもいいですからね。 そのときは、今日のお礼に俺が荷物を半分持ちます。
[ なんて尋ねてみたけれど、先輩は答えてくれたかな。
なんとなく、いつも他の人にしているように やり過ごされるんじゃないかなって思ったから、 俺はあまり期待はしていなかったんだけど。 ]*
(148) 2023/07/29(Sat) 22時頃
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―― 現在:2階・薔薇のエリア ――
なるほど。 たとえ、結果につながるかは分からない行為でも、 行ったことに意味があるということですね。
[ 高祈先輩はメッセージを送る余裕があったのだし、 俺が救急箱を取りに行くことに 何の意味があったのか、と思ったものだけど、
遅れて、先輩の思考に俺も追いついて、>>156 「ありがとう」という言葉を>>1:336 素直に受け取ることができるような気がした。 ]
(172) 2023/07/30(Sun) 00時半頃
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そうですねえ。 覚悟云々もあるのでしょうが、 俺は神様の教えって、生きていたい人間にとって 都合のいいものでしかないと思うんですよね。
だから、俺個人としては自殺自体を 否定するつもりはありません。 身近な人を傷つけて、恨まれる覚悟があるのなら。
一応、現代社会では自殺は人の道を外れる行為ですから。 覚悟もなく身綺麗なまま我儘を通したいだなんて、 そんな道理は通りませんよ。
[ 先輩と話しているうちに、>>157 俺の中で父さんへの気持ちが 無へと近づいていくような気がした。
幼い頃にはあった愛情は認めながらも、 今では絵の中の父さんの顔を見ても、 怒る気になれなくて、俺の顔は無表情になる。 ]
(173) 2023/07/30(Sun) 00時半頃
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そう、ですね。 頑張ってきた、つもりです。
[ 今まで俺は自分のことを みじめでみっともないとしか思えなくて、>>1:30 素直に頑張りを認められたら、>>158 俺は驚いて口がうまく回らなくなってしまったけれど。
他でもない顔も中身もイケメンな先輩に>>0:253 そう言われたら、やっぱり俺は嬉しくなって、 いつもの誤魔化すような笑顔じゃなくて 自然に顔がにやけてしまうんだ。 ]
(174) 2023/07/30(Sun) 00時半頃
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[ さりげなく話したつもりだったのに、 やはり高祈先輩は聡い人だったみたいで。
先輩が押し黙ってしまって、>>159 距離の詰め方に失敗したと後悔する。 ]
そうなんっすね。 まあ、重荷云々ってのも、 あるかないかは人それぞれでしょうしねえ。
[ と、それだけ返すと、これ以上踏み込むのは止めた。
「心に重量がない」とはどういうことなのか、 本当は聞きたかったけれど、 これ以上のラインへの越権行為で、 先輩から避けられたくはなかったし。 ]
(175) 2023/07/30(Sun) 00時半頃
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あははー、100年も眠っていたのなら、 俺の目の前にいる先輩は、 俺が知っている先輩じゃないのかもしれないっすねえ。
[ なんて、俺も軽口を返しながら、 差し出された手には遠慮なくこっちの手を伸ばして、>>161 ]
あ、俺、新しい服を調達するために ミュージアムショップにでも行こうと思うんけど、 先輩はどうします?
[ 俺がこれから向かう予定の場所を言いつつ、 先輩はこれからどうするんだろうと尋ねてみた。 ]*
(176) 2023/07/30(Sun) 00時半頃
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[ 新しい服を調達するという話をしているときに>>176 俺の服を軽くつまんで、 所々に血がしみ込んでいるのを見せたら、
口に出さなくても、 高祈先輩にもその訳を分かってもらえるかな、 なんて思いつつ。 ]**
(177) 2023/07/30(Sun) 00時半頃
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―― 2階・薔薇のエリア ――
[ 別に高祈先輩が不誠実な嘘を言ったなんて 思ってはいなかった。>>179 問いをかわすなら、先輩ならきっと いくらでももっとうまい言葉を言えたと思うし。
でも、賢くない俺は、 できるだけ先輩に負担とならないように 話してもらう術を知らなかったから。
それに、俺が話したのはほんの一部というのもあって、 先輩の深部に触れるのは気が引けたのもある。 ]
(211) 2023/07/30(Sun) 11時頃
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ええ、自分で呪いかけて こうしてエスコートしてくれる魔女っすかあ。 なんかヤンデレじみてるっすね。 俺が目覚めるまでの間に魔女が世界を滅ぼしてて、 ここには魔女と俺の2人しかいないとか。
[ なんて言いつつ、先輩に引っ張り上げられ、>>179 俺は立ち上がる。 ]
それに、血の跡を見られたら、 その理由も言わないといけなさそうっすしねえ。
[ 今まで隠してきた家庭事情を 誰それ構わず言う気にもなれなくて。 だから、俺はこっそりと着替えようかと思ってた。
そして、今更ながらに先輩のシャツの 血の跡を見つけたけど、>>181 どうやら先輩は着替える気はなさそうで。 ]
(212) 2023/07/30(Sun) 11時頃
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ああ、たしかにずっと見回りしてくれてたんすよね。 お疲れ様です。 よかったら、おにぎりと味噌汁食べてもらえたら。
[ 先輩はカフェに顔を出すみたいだから、>>181 とりあえずご飯のことを言いつつも、 苦い笑みには、アリババさんとのやり取りで 何かあったのかな、なんて思うのみで。
てっきり、この手は俺を起こすためだけに 握られたものとばかり思っていたから、 そのまま手を引かれることに 俺は戸惑ってはいたけれど、
別に嫌な気はしなかったから、 俺は先輩の手をそのまま握っていた。 ]**
(213) 2023/07/30(Sun) 11時頃
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―― 薔薇のエリア→ミュージアムショップ ――
[ 薔薇のエリアを出てからどれくらい経ってからか、 俺たちの手は離れて。>>185
ああ、先輩は俺があの場所で また酷い目に遭わないように気遣ってくれたのかな って、今更ながらに納得した。 ]
はは、そうっすね。 付き添いありがとうございました!
[ 素敵な服があればいいという言葉に同意しつつ、 別れ際、俺はぺこりと先輩に頭を下げたのだった。 ]**
(214) 2023/07/30(Sun) 11時頃
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―― ミュージアムショップ ――
[ ショップ内を物色していた俺は、 花瓶に15本のひまわりを挿した絵柄のTシャツに 着替えようかなと思って、
Tシャツを持って そのまま店を出ようかと思ったときに、 ]
うわ、律儀だ。 骨谷先輩かな?
[ レジ前に置かれた2枚の千円札に、>>157 先輩から届いたメッセージを思い出して、 やはり優しくて人間らしい人だな、と思った。 ]
(215) 2023/07/30(Sun) 11時頃
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[ ――そんな骨谷先輩が生きていて、本当に良かった。
なんて、思う心はもちろんあるけれど、 早々にこの世界を夢と決めつけるような あまり人間味のない俺は お金なんて出すつもりは毛頭ない。
どうせ、俺のお金やそもそも財布自体だって 空想上のものなんだから、 料金を払うことに意味を見出せなかったから。 ]*
(216) 2023/07/30(Sun) 11時頃
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―― 現在:駐車場 ――
[ 俺はTシャツを片手に、こっそりと廊下を移動して、 駐車場まで来ていた。
駐車場には屋外トイレもゴミ箱もあったから、 トイレでこっそりと着替えて、 元の服はゴミ箱に捨てれば、 早々に俺が怪我したことは分からないだろうと思って。
もし、駐車場に出る前に誰かに話しかけられて、 服の血の跡について聞かれたら、 俺はテキトーなことを言って誤魔化したんだと思う。
当初の予定通りに服を着替えて元の服を処分すると、 一仕事した安心感で、俺は小さくため息を吐いた。 ]**
(217) 2023/07/30(Sun) 11時頃
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―― 現在:駐車場→美術館内 ――
[ いつまでも駐車場にいたって仕方ない。 骨谷先輩や銀先輩に挨拶だってしたいし、 柊くんに肉じゃがだって作らないと。
そんなことを思いながら、 俺は駐車場から美術館内へと足を進めた。
エントランスを通ったけれど、 大藤先輩とはすれ違ったかもしれないし、>>262 もし会えていたのなら、 いくらかは会話をしたかもしれない。
いずれにせよ、俺はそのうち エントランスを離れて、館内を歩き回ることになる。 ]
(263) 2023/07/30(Sun) 15時頃
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……?
[ それは倒れている姿だったのか、>>251 はたまた後ろ姿だったのか、 絵画の前だったかもしれないし、 もしかしたら、少しは移動していたかもしれない。>>249
いずれにしても、見慣れない赤茶けたマント姿に、>>249 それが誰なのか分からずに、 俺は訝しみながら近寄ったんだけど、 ]
(264) 2023/07/30(Sun) 15時頃
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え、銀先輩?
[ 周りには他に人がいるようには見えず。>>253
先輩がなんでこんな時代がかった格好をしているのか 分からずに、俺は銀先輩の名を呼んだ。
もし、先輩がまだ床に横たわっていたり、 座っていたりしたのなら、 心配して俺もしゃがみ込み、 「大丈夫っすか?」と声を掛けたと思う。 ]**
(265) 2023/07/30(Sun) 15時頃
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―― 少し前:エントランス ――
[ 一瞬、俺に言われたんだと思って、 その声のする方へと振り返った。>>268
しかし、木陰で見えにくくはあったけれど、>>266 大津先輩の体や視線の向きから 他の人と話しているんだろうなと俺は思った。
「誰が死んでようが構わない。」 言葉通りに取れば、 興味がないという意味になりそうだけど、
今までの経験から、大藤先輩は不愛想だけど、 先輩なりにこっちを気遣ってくれているのは 何となく分かったから、冷徹な人とも思えなかった。
だから、自分が死んでてもいいという 生存欲のない人なのかな、と思って、 会話を盗み聞きしないようにと、俺は足を進めた。 ]**
(298) 2023/07/30(Sun) 19時頃
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―― 現在:美術館2階 ――
そうですか。
[ 銀先輩の簡潔な回答には、>>279 俺も簡潔に返す。
儚いを通り越して、 瀕死の状態にも見える先輩の表情に、
現実世界に戻れることを差し引いても、 よほど大きなショックがあったんだろうけど、 俺からはわざわざ問うことはなくて、 ]
俺は、そうですね。 先輩に背中を貸せるくらいには大丈夫です。
(299) 2023/07/30(Sun) 19時頃
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[ 後ろを向いているから、 泣くのにハンカチ代わりに使ってもいいし、 俺が壁になって、不平・不満を喚かれてもいいし、 くらいの気持ちで言ってみた。
俺が死んでいたら、 俺から銀先輩に何かしてあげられるのは、 これが最後になるかもしれないから、 何か力になれればと思ったんだけど。 ]*
(300) 2023/07/30(Sun) 19時頃
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―― 骨谷先輩へのご挨拶 ――
あ、お疲れ様っすー!
[ アリババさんの宣告は終わった後の、>>2 いつかどこかのタイミングで、 骨谷先輩にバッタリ会った俺は そんな風に声を掛けたんだ。 ]
骨谷先輩。俺はね、 生きたい人がちゃんと生きている世の中って、 すごく健全だと思うんです。
だから、先輩が生きているって知って、 俺、すごく安心したんですよ。
(306) 2023/07/30(Sun) 20時頃
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だって、もし先輩が死んでいたら、 「自分の代わりにオマエが死ねば良かったのに」って 恨み言言うかもしれないくらい生きたかったんでしょう?
[ いつかの会話を思い出して言ってみたけれど、>>1:306 生きているだけでは解決しない問題の可能性は>>272>>273 この時の俺は全く思い至っていなかった。 ]
骨谷先輩の人生が幸せなものならいいなと思います。 あ、あと彼女ガチャも頑張ってくださいね。 35億回も回さなくたって、 先輩ならきっといい人現れるっすから!
[ そう言って、励ますように、 俺はグッと握りこぶしを作ったんだ。 ]**
(307) 2023/07/30(Sun) 20時頃
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―― 現在:美術館2階 ――
たしかに、すぐに言葉にできないこともあるっすよね。
[ 銀先輩に背中を向けながら、>>304 俺はうんうんと頷いて、 ]
あははー、バスの中で約束しましたもんね。 じゃあ、俺が現実世界に戻ったら、 先輩のためにパパっと作るんで、 絶対食べてくださいね。
[ もちろん現実世界に戻れない可能性は気付いていて。 それでも、それで先輩の心が落ち着くのなら 俺は平気な顔で 果たせないかもしれない約束だってする。>>305 ]
(308) 2023/07/30(Sun) 20時頃
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分かりました。ゆっくり寝ててくださいね。
[ 背後をちらっと覗くと、銀先輩は瞳を閉じていて。>>305 救護室のベッドの方が寝心地はいいのだろうけど、 いつもの西門教授以上に悲観的に見える先輩を そこまで動かすのも気が引ける。 ]
俺はもう少しここにいますね。 あ、寝顔は覗かないっすけど、 先輩が落ち着かないなら、俺は移動するんで。
[ 相変わらず銀先輩には背中を向けつつ、 俺はこの場所に留まるつもりではあったけど、 「お前邪魔だよ(意訳)」と言われたら、 さすがにここで別れるつもり。 ]*
(309) 2023/07/30(Sun) 20時頃
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―― 現在:美術館2階 ――
あ、おはようございます。
[ 俺は失言したことには気付かずに、 半身を起こした銀先輩と向き合うことにする。>>314
先輩の先ほどよりも少しは落ち着いたようで、 淡々とした表情に内心安堵しながらも、 ]
落ち込んで見えるというか…… こんなところで寝てると、 他の人が通りかかったときに駆け寄って、 銀先輩のこと起こそうとするかなって。
でも、俺がいたら代わりに説明できますし。
[ 一人にしてほしいと言われる可能性を考えて、 先ほどは言わなかった理由も付け加えつつ、>>315 ]
(327) 2023/07/30(Sun) 21時半頃
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あ、そうなんすよ。 外に出たら汗かいちゃってー。
このTシャツはミュージアムショップから こっそり拝借しちゃいました。
[ いいでしょーっと、Tシャツを片手で摘まみつつ、 俺はさっき駐車場で必死で考えた>>217 嘘の理由をこれまた笑顔で並べ立てた。 ]*
(328) 2023/07/30(Sun) 21時半頃
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―― 骨谷先輩からのLINE ――
へえ、カップ作るんすね。 でも、骨?
[ それは銀先輩とまだいたときだったか、 それとももう一人でいたときか。
骨谷先輩のメッセージを読みつつも、>>316 まさかカップ作りに人骨を使う可能性は 今まで思いつかなかったのだけど、 俺は特に嫌とも思わなかったから、 ぽちぽちと個別メッセージを送る。
『いいカップができるよう応援しています』 『誠実とか優しいとか明るい以外なら 骨谷先輩の俺のイメージ通りで大丈夫です』 『骨って俺の骨ですか?先輩が手間でないのなら 使ってもらっても問題ないです』 ]
(333) 2023/07/30(Sun) 21時半頃
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[ “誠実”も“優しい”も“明るい”も 全部俺に相応しくない気がして。
きっとそんなカップを 俺をイメージして作ったと言われたら、 きっと俺は申し訳ない気持ちになってしまうから。 ]**
(334) 2023/07/30(Sun) 21時半頃
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―― 現在:美術館2階 ――
はい。一応そのつもりでしたが、 言葉にすると、なんか恩着せがましいっすねえ。
[ なんて苦笑を零しながら、 ]
はい、ミュージアムショップっす。 綺麗なはがきとか色々とあったので、 見ているだけでも楽しいと思うっすよー。
[ まず最初に出てくる発想が、 絵画の中に入った、ということは、>>338 銀先輩が絵画の中に入った、 もしくはその知識がある、ということか。
立ち上がる先輩に倣うように、 俺も立ち上がると、 ]
(346) 2023/07/30(Sun) 22時半頃
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銀先輩は、もうすぐこの場所から お別れしないとですもんね。 時間の許す限り、見て回るといいと思うっすよ!
[ 絵画に向き合って、別れを告げる先輩に、>>339 もしかして、これがバスで言ってた 見たかった作品なのかなって何となく思ったけど。
絵画に別れを告げる理由や経緯は分からなかったけど、 俺は別にその言葉が縁起が悪いなんて思ってなかった。
だって、「さよなら」と言おうが言うまいが、 起こった結果は変わらないし。 ]
(347) 2023/07/30(Sun) 22時半頃
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いえいえ、どういたしまして!
[ お礼の言葉を言われる頃には、>>340 銀先輩の笑みは戻っていた。
――よかった。少しは役に立てたみたいだ。
俺はホッと安心して、笑顔を浮かべると、 特に引き留めることなく、先輩を見送った。 ]**
(348) 2023/07/30(Sun) 22時半頃
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―― 現在:2階・絵画『運命』の前 ――
ふうん、なるほど。
[ 銀先輩が立ち去った後、 俺はじっくりと目の前の絵画を見てみることにした。>>0:319
なんとなく、先ほど銀先輩が着ていた服装と この絵画の世界観がマッチしている気がする。
それに、子供の頃に気に入った絵もこの絵らしいし、>>350 絵画の中に入ったのは、やはり銀先輩なのかな、 と、俺は推測する。>>346
ただ、ほんの少し前なら、 直接文句を言ってやりたい人間もいたけど、>>65 俺の感情はもうすっかり冷えていて。>>145>>173 ]
(354) 2023/07/30(Sun) 23時頃
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まあ、今のところは絵の中に入らなくていいかな。 直接会って、言い訳なんて聞きたくないし。
[ 父さんがどれだけ 俺から恨まれる覚悟があったか知らないけど、>>173 死人には口など無いのだから、 俺が父さんに対して思う感情に 口を挟まれたくなんてない。 ]**
(356) 2023/07/30(Sun) 23時頃
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