15 青き星のスペランツァ
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ライジは、ハロをつついた。
jinro_coqua 2021/11/15(Mon) 00時半頃
ライジは、すややか。**
jinro_coqua 2021/11/15(Mon) 04時頃
ライジは、ナユタよしよし。
jinro_coqua 2021/11/15(Mon) 10時半頃
ライジは、ハロとケトゥ―トゥをよしよし。
jinro_coqua 2021/11/15(Mon) 22時半頃
ライジは、うそだろ・・・
jinro_coqua 2021/11/15(Mon) 23時頃
ライジは、ナユタの肩をぽんと叩いた。
jinro_coqua 2021/11/15(Mon) 23時頃
ライジは、ハロをこねた。
jinro_coqua 2021/11/16(Tue) 23時頃
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― ライジの自室 ―
[部屋の主が"海"の底に沈んだ後。 当日のうちではないにせよ、帰還途中か、帰還後か。 いずれにしても近いうち、使う者のいなくなった部屋には片付けの手が入る。
壁に埋め込まれた寝台と備え付けのテーブル、作業着が吊るされたクローゼットに小さな丸窓。床に置きっぱなしになっている飲料の瓶や蓋の開いた缶詰、洗濯に出し忘れたグローブ。 細長い部屋には調度品が少なく、ごみが多い。 入ったことのある者が見れば、いつも通りのライジ・チリガネの部屋だと思うだろう。
違うところがあるとすれば、テーブルの上。 普段は整備マニュアルや書きかけの報告書などで何かしらごちゃついている天板の上は片付けられ、いくつかのものが並べて置かれている。]
(46) jinro_coqua 2021/11/16(Tue) 23時頃
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[「ナユタ」と書いた付箋の貼られた、マニュアルと工具箱がある。 引き継ぐつもりだったのだろうが、引き継ぎ先が命を落としている>>-123ことを、部屋の主が知ることはなかった。
彼の種族的な本能>>-122のことは知っていた。 もしもその場に居合わせたなら。 或いは通信でも繋いでいたなら。
そんなもしもを思うことは、もうできない。]
(47) jinro_coqua 2021/11/16(Tue) 23時頃
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[「未開封」の付箋の貼られた酒瓶と缶詰がいくつか。 それから、クルーの誰かに借りていた品――本であるとか、データの入った媒体であるとか。 それぞれ返却先の名が書かれているが、誰から借りたか忘れたのか「不明」のものもある。
そういったものが置かれている。]
(48) jinro_coqua 2021/11/16(Tue) 23時頃
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[それから。 小さなメモリーカードと、数粒の砂金が入れられた埃まみれの小瓶がある。 メモリーカードの中身は『キジン』に関するテキストデータだ。
砂塵の星『キジン』については、ライジが故郷を離れて随分経ってから、別の調査船がこの星を発見し、調査したことがある。 残された廃墟や機材、そして砂金の山から、かつてこの星は金属資源が豊富で、採掘が行われていたのだろうと推測・結論した調査結果が提出された。 それにより、『キジン』は採掘者によって開拓されたものの、やがて放棄された星である。ということになった。
勿論、それは真実ではない。]
(49) jinro_coqua 2021/11/16(Tue) 23時頃
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[このメモリーカードの中に収められているのは、『キジン』の略奪者の末裔、最後の生き残りであった男が記した、真実の一部分。
かつて『キジン』に住んでいた、真の意味でこの星を故郷とする人々のこと。>>4:53 行われていたのは採掘ではなく、一方的な搾取と虐殺であったこと。>>4:54>>4:56
そして。 それを行った略奪者達は、金属資源を巡る同士討ちの果てに滅びたということ。
勿論、これも真実ではない。
これは長い歴史の最後を見た男が、残すべきだと思ったことだけを書き残したもの。 『キジン』の呪いについては一切触れられていない、歪められた"真実"。
この記録をどう処理するかも、どう解釈するかも。 見た者に委ねられている。**]
(50) jinro_coqua 2021/11/16(Tue) 23時頃
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ライジは、すややか。**
jinro_coqua 2021/11/17(Wed) 01時半頃
ライジは、ハロをもちもち……
jinro_coqua 2021/11/17(Wed) 11時頃
ライジは、おれは肉まんがいいな・・・
jinro_coqua 2021/11/17(Wed) 14時頃
ライジは、ヨーランダにもちもちされたので小汚いグローブでもちもち仕返した。
jinro_coqua 2021/11/18(Thu) 08時半頃
ライジは、こねられてあ〜〜〜〜〜(マッサージか?
jinro_coqua 2021/11/18(Thu) 19時半頃
ライジは、ケトゥートゥにめちゃくちゃ殴られている気がする……(胸をおさえる
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 01時頃
ライジは、キランディの拳が心配です。
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 01時頃
ライジは、ケトゥートゥをよしよしした。
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 01時半頃
ライジは、ケトゥートゥをよしよししながら、背後の殺意(?)を感じてビクッとした。**
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 01時半頃
ライジは、ぬくぬくに挟まれてうとうと……**
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 10時頃
ライジは、うわおれの顔がいっぱい並んでる・・・
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 22時半頃
ライジは、花丸わーい!>>-461
jinro_coqua 2021/11/19(Fri) 23時半頃
ライジは、すややか。**
jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 01時半頃
ライジは、されるがままこねられている……
jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 11時半頃
ライジは、絵が出てくる!!たのしみ!(正座
jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 12時頃
ライジは、天才イッヌをよしよしした。
jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 18時半頃
ライジは、ライスシャワーを降らせた。
jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 19時頃
ライジは、アーランダにツボって突っ伏している。**
jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 19時半頃
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― "海"の中で ―
[冷たい水の中、落ちてゆきながら。>>4:181 きらきらと輝く無数の泡の中から見上げた空は青く、深かった。
くぐもった水音の他には何も聞こえない。 重い鋼の機体は下へ下へと、どんどん沈んでゆく。 周囲の青は刻一刻と濃く、深さを増してゆく。
光の届かない、真っ暗な場所へ。さびしい場所へ。>>64
後悔は、ずっとしていた。 やり残したことも、いくらでもあった。>>97 けれど、それらはもう取り返しがつかなくて。]
(152) jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 23時半頃
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[それでも、このまま『スペランツァ』に乗っていたら。 あのやさしい希望の中にいたら。 きっと自分がいなくなったと知って、悲しんで、泣いて、あるいは憤ってくれるだろう人々。 もしも、こうするつもりだったことを知ったら、止めて、あるいはそれすらも許して、送り出してくれたかもしれない人々。 そんな彼らの中にいたら、いつか本当に自分を許してしまう日が来る気がして。
――それがどうしても、許せなかった。]
(153) jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 23時半頃
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[視界が完全な闇に閉ざされる前に、遥か上方の空に向かって手を伸ばす。 この温度のない手を握って、頬に触れたちいさな手のぬくもりを覚えている。>>4:113 彼は泣くだろうか、怒るだろうか。きっとどちらもだろう。
最後に話した相手となった彼は、きっと今頃気付いているだろう。>>4:197 何も告げなかったのは、流石に悪いことをしたと思う。きっとこの後も色々と面倒をかけてしまうだろうけれど、最後に言葉を交わしたのが友人の彼でよかった、なんて言ったらまたゴボゴボと怒るだろうか。
唯一このことを伝えた相手には、決めたことなら止めない、と言われて。ああ、ありがたいな、と思って。名前を持っていくと言ったのはその場の思いつきだったけれど、それが先へ進む助けになるとしたら、少しは礼ができたのかと思う。>>146 あれできっと、自分はいくらか楽になってしまったから。>>4:161
だから、他には何も言わずに、相棒だけを連れてここに来た。]
(154) jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 23時半頃
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[ここならば。 この深く、暗く、冷たい場所ならば、――…… >>4:182
何も見えない。 何も聞こえない。 水の冷たさも、重さも、苦しさも、何も感じない。
やがて静かに、音もなく。 探査機が"底"に着く。 けれど、そこは決して"無"ではない。>>127 絶えた意識が何かを思うことも感じることも、もうないけれど。]
(155) jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 23時半頃
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[この先も堆積してゆく星の過去に埋もれて、その一部となって。 いつか引き揚げられる日があったとしても、もう男にはわからないこと。
それこそがきっと"自由"で、救いだった。**]
(156) jinro_coqua 2021/11/20(Sat) 23時半頃
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