33 桜森高校同窓会
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焦っていたの?
……うん、でも、離れていたのって、その時位だったわね。 お互い、誰かに呼ばれて、少し離れる事はあったけれど。
[出会った時から、最後の時まで、殆どの時間を一緒に居た気がする。]
あの時は、 優勝できなければ私は死ぬんだって、思って。 これで私の運命は決まってしまうんだ、って。 とても怖かったけれど。
玲と、みんなと、こうしてここに来る事ができるなんて、 思いもしなかったわ。
[ふふって、笑って。 更衣室で着替えると、手を繋いで、部屋に戻った。]
(171) doubt 2024/02/25(Sun) 01時半頃
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― 301号室 ―
[部屋に戻ると、家族風呂へ入り直して。 それから、サイドテーブルの机の上に狼と兎のぬいぐるみを並べて写真を撮った。]
……おやすみ。
[ベッドに潜ると、昨夜は両隣に🐺さんが居たけれど、今日は片側にだけだったかな。 頬に、そっと口付けて。
机の上、ぬいぐるみの🐺さんの隣には、ぬいぐるみの🐰が寄り添っていた。*]
(172) doubt 2024/02/25(Sun) 01時半頃
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[生きるためと死ぬため。 真逆の目的を持ってVRゲームに参加した私達が、今こうして二人で幸せな日々を送っているなんて、本当に奇跡だと思う。]
……あ、ありがとう。
[一緒にお風呂に入った後だから、頭を撫でてもらうと、ドキドキしてしまう。>>174 クラスメートっぽい、と聞くと。]
たしかに! いいわね。 ぬいぐるみ用の学ランとセーラー服、 作って着せてみようかしら。
[ふふっと、笑って。]
[ベッドに入って、おやすみのキスを頬に贈ると、腕枕をして頭を撫でてくれたので、眠ろうと瞼を閉じたけれど。 額に、頬に、キスを受けて、唇が重なると。
問う言葉には、 大丈夫、と、ぽつり呟いた。**]
(176) doubt 2024/02/25(Sun) 03時頃
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陀羅尼 サラは、メモを貼った。
doubt 2024/02/25(Sun) 03時頃
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― 301号室 ―
[瞼を持ち上げると、隣に、いつもの玲の寝顔は無くて。 ベッドサイドに腰かける姿>>189を見留めると、寝ぼけ眼のままゆっくり上半身を起こしたけれど。]
きゃっ。
[何も着ていない事に気付くと、身体を毛布で包みつつ。 玲の視線がこちらに向いたら、手を伸ばして眼鏡を外した。]
少し、向こう向いていて? ……私、お風呂に行ってくるわね。
[赤い顔でそう言うと、手早く浴衣を着て、部屋を出て。 3階の家族風呂は使用中だったので、2階の家族風呂へ。
洋服に着替えて身支度まで整えてから、部屋に戻ると、 玲の身支度が済むまで、🐺ぬいと一緒に、窓の外、白く積もった雪を眺めて待っていた。]
(190) doubt 2024/02/25(Sun) 15時頃
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― →食堂 ―
廊下に出ると、寒いわね……!
[部屋を出ると、廊下が寒くてふるりと震えて。 繋いでいない方の手で、玲の腕に触れて身を寄せた。 食堂の前、渡り廊下に差し掛かると、吐く息は白くて。]
[食堂に着くと、朝食には、ご飯、焼き魚、お漬物、お味噌汁と温かい緑茶の和食を選び、今日もチーズ入りのオムレツお願いして、席に着いた。]
旅行、今日で終わりだけれど、 帰る前に行きたい所ある? 図書室と、お土産物屋さんの他に。
私は、もう一回だけUFOキャッチャーに挑戦したいな。
[そんな風にこの後の予定を話したりしながら、やがて二人共食事を終えると、席を立って、まずはゲームコーナーへ。]
(194) doubt 2024/02/25(Sun) 15時半頃
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― ゲームコーナー ―
[ゲームコーナーには、UFOキャッチャーの外に、わにのゲームやエアホッケーなんかもあって、やってみたい気持ちもあったけれど。 今日はもう最終日で、他に予定もあるので、UFOキャッチャーだけにしておく。]
鷹、犬のぬいぐるみの隣に、一つだけあるのよ……。 重心のバランスが難しそうだし、 鷹を狙っても、他のものが引っ掛かり易そうで。
[そんな風に真剣に分析をしつつ。 いざ、尋常に勝負!と、コインを入れて、慎重にアームを動かした。 その結果は……6>>1:100]
(196) doubt 2024/02/25(Sun) 15時半頃
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[アームがつるんと鷹の表面を滑って、傍の猫にひっかかり、猫が二匹に。]
んっ……。 最後に、もう一回だけ!
[6]
(197) doubt 2024/02/25(Sun) 16時頃
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[思わず、その場で『orz』みたいなポーズになった。]
どうしよう。 猫だらけになってしまったわ……。 [同じ物を増やし過ぎてしまってどうしよう、なんて考えながら、ゲームコーナーを後にした。]
(198) doubt 2024/02/25(Sun) 16時頃
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― お土産ショップ ―
[お土産ショップに行くと、温泉饅頭やハーブティ、桜や学校にちなんだお菓子やグッズなどが色々と置いてあって >>2:296。 制服まで置いてある>>2:311のを見ると、驚いたけれど。]
[籠の中、模造宝石のはめ込まれたチョーカーが積まれていた>>2:297のには、白い石の物を手に取って、そっと籠に戻した。]
……私は、小さい黒板とチョークのセットと、 黒板消しのスマホクリーナーを買っていこうかな?
[VRゲームで書いた黒板アート、小さい黒板だと全員は無理だろうけれど、狼と兎と桜位なら再現できるかしら。]
お菓子は、桜マカロンと、 桜とチェリーのパウンドケーキにしようかしら。
玲は、何か良い物あった?
[そう、小さく首を傾げた。**]
(201) doubt 2024/02/25(Sun) 16時半頃
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[UFOキャッチャーで取った、腕の中の😸😸ぬい二匹は、心なしか、玲>>207と一緒に笑っている様にも見えて。 頭を撫でられ>>208ながらも、恥ずかし紛れに頬が少し膨らんでしまった。]
[そうして、お土産ショップに移動した後。 玲が、桜の味好き>>209というのには、頷いて。]
うん。一緒に食べましょ。
……食べ物だったら、 玲のご両親にも買って行っていいのかしら?
[この場所で玲のご両親にお土産を買っていくのは、躊躇う気持ちがあったけれど、そこまで気にしなくてもいいのかもしれない。 玲がお母様とお父様へのお土産を選ぶ様子を見ると、やっぱり私も、と思って。]
(214) doubt 2024/02/25(Sun) 20時頃
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私は、お母様には、 桜のゼリーと、桜バターサンドクッキーにするわ。 とても綺麗だし、可愛いもの。
[二つを手に取ると、ふふって、目を細めて笑む。 桜のゼリーは、グラスの中に透き通った薄ピンク色のゼリーが入っていて、その中に桜の花が浮かんでいて、とても綺麗。 桜バターサンドクッキーは、桜あん入りのバタークリームを桜型のクッキーではさみ、一部にピンク色の桜チョコがかけられていて、美味しそうだし可愛かった。]
お父様は、何がいいかしら? いつお会いできるか分からないし、やっぱりお酒?
[お父様の好みは分からなくて、玲にアドバイスを貰いつつ。 結局は、玲とは別の銘柄のお酒を選ぶ事になったかもしれない。
自身の親族は、次にいつ会うか分からないし、お土産という間柄ではなかった。]
(215) doubt 2024/02/25(Sun) 20時頃
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― 図書室 ―
[お土産を見た後は、図書室へ。
玲が本棚の方へ行くのを見ると、VRゲームの時を思い出して、くすりと笑ってしまう。 資料を探しに来たのに、初版本を見つけて興奮していたり、好きな本を奥のソファーに持ち込んでしまったりしていたっけ。]
そうね。置いてある本は、 全く同じではないのでしょうけど。
[結構そのまま、というのに頷いて、私もVRの中で見た本と同じものを視線で探しながら、歩いたりしたけれど。 玲が、手に取った本を本棚に戻す>>212のを見ると。]
……初版ではなかった?
[少し眉を下げて、ふふっと笑った。]
(216) doubt 2024/02/25(Sun) 20時半頃
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[そうして、本棚の奥に進むと、大きめのソファがあって。 玲が、そこに腰を下すのを見つめて。]
……うん。同じ物の様に見えるわね。
[この場所での事は、勿論覚えているから、すでに顔に熱が集まっているのだけけれど。 両手を広げられると、もっと赤く染まってしまって。 そのまま、その腕の中に、ぽふっと収まった。*]
(217) doubt 2024/02/25(Sun) 20時半頃
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[ぎゅっと抱き締められて、頭を撫でられると、どんどん鼓動が早くなってしまって。>>218]
……う、うん。そうね。
[お土産の話や挨拶には、肯定を返すのだけれど。 身体の線を撫でられているから、頭がくらくらしてしまって、話に集中できなくて。 ささやかな声で、だめ、って言いながら、その手の動きを止めようと、自身の手を重ねたけれど。]
(220) doubt 2024/02/25(Sun) 21時半頃
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ゃっ。
[耳元に咬みつかれると、身体を跳ねさせた。]
(*1) doubt 2024/02/25(Sun) 21時半頃
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― タイムカプセル ―
[チェックアウトは、ギリギリの時間。 慌てて身支度を整えて。>>232]
玲のばかぁ。だから、言ったのにぃ。
[慌てて、少し涙目になる。 おんぶ、と言われると、VRゲームの時の事も思い出して、真っ赤になって。 部屋を出る時にもう一度キスを受けると、ばか、って小さく呟いた。]
[部屋を出て、売店に寄ると、玲が写真をプリントアウトをするのを見守って。 雪を踏みしめながら校庭を歩くと、やがて、タイムカプセルを埋める場所についた。]
(235) doubt 2024/02/26(Mon) 00時半頃
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[玲がタイムカプセルに埋めるのは、 VRの桜並木と、ここへ来て、粉雪の降る並木で二人で撮った、二枚の写真で>>233。 また来た時に同じ様に、と聞くと。]
……それは、とても素敵ね。
[そう言って、目を細めて、嬉しそうに笑んで。 続く言葉>>234には。]
……ありがとう。 うん。私も。
[玲が写真を箱に納めるのを見守りながら、左手の薬指にはめた婚約指輪に、そっと触れた。]
(236) doubt 2024/02/26(Mon) 00時半頃
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[そうして私が入れる番になると、頭の右側に手を伸ばし、留めていた髪飾りを外して。]
私は、これにする事にしたの。 沙羅双樹の花。私の名前の花の髪飾り。
沙羅双樹って、日本では育たないから、 日本では夏椿の事をそう呼ぶのだけれど、 朝に花を咲かせて、夕方には散ってしまう花で。 平家物語の中でも、必ず終わりがくる事を示す花。 仏教の沙羅双樹もね、 お釈迦様が入滅した時に枯れて、鶴の様に白くなって、 お釈迦様の死の床を覆ったっていわれているの。
諸行無常や、お釈迦様の入滅を説く花で、 般涅槃の象徴だけれど。
でもね、仏教や神話学では、 『生命の木』とも言われていて、 復活・再生・若返りの象徴の木でもあるのですって。
(237) doubt 2024/02/26(Mon) 00時半頃
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――……だから、死と再生の木、かしら?
私は、VRゲームのこの場所で、 貴方と出会って、貴方から生命を貰って、 新しい人生が、 もう一度、この場所から始まった様なものだから。 その思い出として、『沙羅双樹』を、 タイムカプセルに埋めておこうと思ったの。
(238) doubt 2024/02/26(Mon) 00時半頃
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――……だって、これを掘り起こす時はきっと、 『桐野沙羅』になっているでしょう?
[頬を赤く染め、目を細めて、とても幸せそうに笑んで。]
これを見た未来の私達は、また、 VRゲームの私達の事を、双樹の姓の時の私達の事を、 懐かしく思い出すのじゃないかしら。 [『何十年経っても、VR学校での思い出話をしているんだろうね』って、プール温泉で玲が言った言葉>>173を思い出して、ふふって笑って。 また同じ場所で撮る、と未来の約束をした、二枚の思い出の写真の隣へ入れた。*]
(239) doubt 2024/02/26(Mon) 00時半頃
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[桐野姓が一番長くなる>>242というのに、笑んで、うんっ、て頷いて。 タイムカプセルを埋めるのを見届けると、みんなに小さく手を振って、玲と手を繋いで歩き始めた。
髪飾りを付けていた場所を撫でられる>>243と、玲を見つめ。]
うん。何がいいかしらね。 桐の花? 玲の誕生花? それとも、私の誕生花? ……桜だと、春のイメージが強いかしらね。
[そんな風に言いながら、ふふっと笑って。 新雪を踏みしめながら、校庭を歩く。]
[門をくぐる時、一瞬振り向いて。
――……ありがとう。またね。
そう、心の中で呟いた。**]
(245) doubt 2024/02/26(Mon) 01時半頃
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― 帰り道 ―
[タイムカプセルを埋めた後、 柊さん>>285には、楽しみにしてますね!って笑んで、手を振って分かれた。]
[最寄りの駅に着くと、駅前のコンビニに寄ってもらって。]
あ、あったわ! 良かった。
[お菓子の棚でマシュマロを見つけて手に取ると、嬉しそうに笑む。 玲の問い>>282に頷くと、頭を撫でてくれたので、目を細めた。]
[玲は他のお菓子も買っていて、 その後、アイスコーナーへ行くと。>>283]
うん。アイスも添えよ! 玲は、抹茶とバニラどっちにする?
[髪飾りも、というのには、うんって頷いたけれど。 飾りの無くなった髪にキスを受けると、ぼふっと赤くなってしまった。]
(287) doubt 2024/02/26(Mon) 21時半頃
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― ヘアアクセサリー専門店 ―
[コンビニを後にすると、新しい髪飾り何がいいかなって、玲と話をしながら歩いて。 私が考えたお花も、玲が調べてくれたお花も、どちらも良くてとても迷ってしまったのだけれど。]
玲が選んでくれたお花も素敵で、迷うから、 二つ買ってしまおうかしら?
[そう言って、ヘアアクセサリー専門店の扉をくぐる。 そのお店は、品数も多いのだけれど、個人の作家さんの手作りの物も置いてあって。 メーカーで大量生産している物だと見ない様な、珍しいお花の物があったり、セミオーダーも受け付けてもらえたりする。]
……一つは、セミオーダーで、 玲の誕生花と私の誕生花の両方を使ったものを、 作ってもらおうと思うの。
私の誕生花は、玲が選んでくれたお花の中の、 『ノースポール』にするね。
(288) doubt 2024/02/26(Mon) 21時半頃
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[ノースポールの花言葉には、『誠実』というのがある。 いつも私は、貴方に誠実でありたいから。]
玲の誕生花は……。 マイナーだけれど、キキョウにしようかしら。
[8月12日の誕生花としては、キキョウはマイナーだけれど。 このお花の花言葉にも『誠実』があって、他に『変わらぬ愛』『永遠の愛』というものもある。]
……キキョウって、薬用成分を持っていて、 虫に食べられない様に、身を守っているんですって。
[玲を、じっと見つめてみて。]
……玲は心配性?だから、これが良いかしら。
[そんな風に、冗談めかして笑った。 心配をしなくても、私に近付いてくる男性は居ないと思うのだけれどね。]
(289) doubt 2024/02/26(Mon) 21時半頃
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もう一つは、 ムーンダスト アクアマリンにしようかなって。
[手に取ったのは、スプレータイプの小さな青いカーネーションを模した髪飾りで。]
アクアマリンは玲の石の名前で、幸福を意味する石だし。 ムーンダストの花言葉も『永遠の幸福』。
狼も兎も、月のイメージがあるし。それに。
このお花は、自然界には無くて、 人の手が加わって、存在しているお花で。
[私も、本来ならすでに命が尽きていたはずで、自然には存在し得なかった。 玲に生命を貰ったから、今、こうしてここに居られるから。]
(290) doubt 2024/02/26(Mon) 22時頃
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私と少し、似ているかしら?って。 あとね、このお花、 普通のカーネーションより、長生きなの。
玲と一緒に、元気に長く生きたいから。 その願いも込めて。 ……どうかしら?
[そう、小さく首を傾げた。]
(291) doubt 2024/02/26(Mon) 22時頃
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[即殺だけど、と言う顔は、笑ってなかった。>>296]
[ムーンダストの話をして、どうかな?って聞いてみたら、沙羅双樹の花を飾っていた位置に飾ってくれて。 似合ってると言ってくれたので、ありがと、って笑む。]
[一人にしない、というのには、頷いて。]
……うん。絶対ね。約束。
[頭を撫でてくれると、目を細めて。 続く言葉に頷いて、会計をしようとしたのだけれど。]
(302) doubt 2024/02/26(Mon) 23時頃
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あ、ありがとう……。
[玲から貰った、『幸福』と『生命』を表す花。 一緒に、元気に長く生きられる事を願った花。
その髪飾りを、玲から贈ってもらって、 沙羅双樹の花を飾っていた位置に、飾ってもらうと、 頬を赤く染めて、とても嬉しそうに笑む。]
[そうして、また一緒に手を繋いで、帰路に着いた。]
(303) doubt 2024/02/26(Mon) 23時頃
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[私の人生は、桐野姓が一番長くなる>>242と、玲は言っていたけれど。 桐野姓の人生は、まだ始まる前だし、 長い人生、今はまだきっと、序盤の方なのでしょう。]
[いつか一緒に弾こうと約束した、リストの『愛の夢 第3番』は、 10年後、20年後、その時々で、奏でられる音色は違っていたり、 三重奏、四重奏になる、なんて可能性もあるのかもしれないけれど。]
(304) doubt 2024/02/26(Mon) 23時頃
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― ××年後 ―
玲! 久しぶりに、スタジオに入らない?
[そう言うと、玲と手を繋いで、家を後にする。]
[繋いでいる手の質感は?その指にはめている指輪の種類は?]
[――……これが何年後、何十年後の一場面で、 どんな手で、どの指輪をしていたとしても、きっと変わらずに。 二人手を繋いで、一緒に、幸せな日々の曲を紡いでいるのでしょう。**]
(305) doubt 2024/02/26(Mon) 23時頃
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