10 冷たい校舎村9
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ごうごうと雪が吹きすさぶ。
校舎を冷たい夜が覆っていく。
夜が更けても文化祭は終わらない。
きらびやかな装飾、雑然とした食べ物の匂い、
あの日の校舎に流れていた楽しげなBGM。
窓の外の厳しい寒さと裏腹に、
君たちの五感に訴えかける、楽しかったあの日。
(#0) 2021/06/08(Tue) 00時頃
一転、その空気を塗り替えるものがある。
(#1) 2021/06/08(Tue) 00時頃
はじめに、女の叫び声が響く。
耳をつんざくような絶叫。
この校舎にいたなら聞こえたはずだ。
それから直後に、チャイムの音。
気付けばもう午後8時50分を迎えていた。
(#2) 2021/06/08(Tue) 00時頃
キーンコーンカーンコーン…………
(#3) 2021/06/08(Tue) 00時頃
何事もなかったかのように、
校舎は再び陽気な気配に包まれていく。
(#4) 2021/06/08(Tue) 00時頃
──午後8時50分
これは本来チャイムの鳴る時刻ではない。
そのことに君たちが気付くかどうか、
或いはあの声に気を取られていただろうか。
授業のとうに終わった午後8時50分。
それは始業とは別の何かを知らせるように、
きっかり12時間おきに鳴り響く音。
さて、ここで校舎にひとつ異変がある。
先ほどの声が気になるのなら、
3年9組のすぐ隣の教室を覗いてみればいい。
(#5) 2021/06/08(Tue) 00時頃
──2階、3年10組教室
部屋の中央にぽつんと置かれた一脚の椅子。
そこに一人の死体──ではなく、
一体のマネキンが辛うじて腰かけている。
だらりと手足を投げ出した人形。
その首元が大きく裂けていた。
今にも千切れそうに真上を向いて、
どくどくと血液を流し続けている。
白い肌、つくりものの関節。
明らかに人ではない存在から流れ出る赤色は、
まだ微かに体温を宿してあたたかい。
まっすぐに上を向く人形につられ、
君たちが天井を見上げるというなら、
そこに隙間なく貼り敷き詰められた御符を見る。
(#6) 2021/06/08(Tue) 00時頃
そして君たちは、その人形のこけた頬、
髪型、体格、服装のすべてに見覚えがある。
(#7) 2021/06/08(Tue) 00時頃
……九重利美が見当たらない。 *
(#8) 2021/06/08(Tue) 00時頃
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