14 冷たい校舎村10
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[ これは後日談の更に余談だが、
罰は教師と相談して。 それから1ヶ月ほど昼休みを利用し、 前任が荒れに荒れさせたという、 資料庫の整頓に取り組んで。
埃で死にかけるという得難い経験をした ]**
(171) 2021/11/07(Sun) 20時頃
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フラグ?なんのことかな?
[逆に「こんなところにいられるか!俺は帰らせて もらう!」的なフラグを立てているのは七星さん だと思う訳で。言わないけど。 だから他に意味なんてなかったよ。>>153 雪道気を付けてねっていう意味。
そうだね、しばらくしてこれ以上何も異常が なかったなら、帰るつもりだよ。]
(172) 2021/11/07(Sun) 20時頃
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[我ながらこの状況下嫌に落ち着いてると思う。
だって舞台に立てば動揺なんか見せられない。 トラブればとっさの判断を求められることもある。
だからあの日も、急遽代役に入った日も。 震える足を抑えて、なんとか心を欺いて、 立っていた。 プロから見ればその出来は良くなかっただろう けど、なんとか劇は無事に終わって。 真梛さん>>105や]
う、美しい? 真梛さんの誉め言葉はこう、 気恥ずかしくなるなぁ。
(173) 2021/11/07(Sun) 20時頃
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[路子さん>>121に]
出る予定はなかったんだけどねぇ…… 代役が必要になっちゃってさ。 サプライズになったなら何より。
[賞賛を貰えたのを覚えている。 どちらにも見てくれてありがとう。 そんな言葉も添えて、そう返した。]
(174) 2021/11/07(Sun) 20時頃
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[さて、届いたメッセージを開けばなるほど、 確かに遺書っぽい。>>1 私というからには女の子だろうか。 私という男もいるにはいるが。]
文化祭をちゃんとやれたことの思い出…… だから文化祭を再現してると?
[これを仕組んだ人物がいるというのなら、 そういうことかと。 独り言ちて扉の外にもう一度目をやってみる。 ここにいるメンバーは、文化祭で動いていた 主要メンバーだ。]
(175) 2021/11/07(Sun) 20時頃
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[非日常をなんとか飲み込もうとしていれば 日食君が窓を叩いている音が聴こえた。>>141 それを諫める声も。>>155 どうやら鍵が回らないと言うことも。
和歌奈さんと石頭君が話してるのを横目に]
……ね、割っていい? ミステリーかホラーの確認させてよ。
[修理代?もしこれが現実ならこんな悪戯仕掛けた やつが悪いわ。 ミステリーなら割れる。ホラーなら、きっと 割れないのだろうとそんなことを思って。 強化ガラスにされていたら、椅子ぶつけても 割れないかもしれないけど。 罅くらいは……入らないかな?]
(176) 2021/11/07(Sun) 20時頃
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[手近な椅子を引っ掴んで、 強制的に止められでもしない限り、 私はその脚を窓にぶつけたんだ。]*
(177) 2021/11/07(Sun) 20時頃
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── 現在・昇降口 ──
わたしを唸らせる無理難題かあ。 期待しちゃうなー楽しみですなー
[ わたしは甘いのだろうか。>>150 いつか切り出されるであろう無理難題を、 本心からそれなりに楽しみにわたしは笑う。
例えば試験のヤマを張るであるとか、 普段自分のしないことを求められても、 わたし、大体のことなら応えるだろう。]
(178) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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── 回想・ギャンブラーな君と ──
ヤマときたかー ギャンブラーだねえ、なっちん。 よしよし、君の予想屋になってやろう。
[ 少し予想から逸れた頼みに、 一瞬面食らったもののわたしは目を細め、 彼女のか、あるいは自分のテキストを捲った。]
(179) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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ここは後の単元につながるからー 抑えておいたほうがよさそうかなー
あとー、これは塾でもしつこかったしー あ、このへんマコちゃん先生好きそう。
[ 勘というにはやや理屈をつけて、 いくつか見当をつけてみせたけれど。 はてさて、それが当たるといいのか、 それとも外れたほうが結果的に彼女のため?]
はい。外れても責任はとりませーん。
[ 当たると思うけどね。なんて豪語した記憶。*]
(180) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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── 現在・昇降口 ──
[ 先客は二人。 傘立てを持つおすみと、見守るまなち。 どうしちゃったのか、となっちんが問い、>>154 開かないのかい。とわたしは思った。
それを口にする前に、>>165 さらりとした口調でまなちが同様のことを言う。]
さようですかー…… 凍っちゃったとかじゃ──なさげかな?
[ 嫌な方の予感ほど当たる──だっけ。>>88 奇しくも似たことを考えながら、 おすみの挑戦をわたしたちも見守ろう。]
(181) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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[ クローズドサークル──、>>145 先ほど耳にした呟きがふと蘇り、 不思議とわたし、あまり期待していない。*]
(182) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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[婚約者、室家 唯。
幼い頃、父さんに婚約者だと紹介されて、 へぇそうなんだ、と何も疑わずに受け入れた。
物静かで口数少なく、今にも儚く消えてしまいそうな同い年の女の子。 最初はパッとしない印象で、一緒にいても楽しくなかったけど、 中学生の頃、会社主催のパーティー会場でドレスアップしたユイを見て、 俺の中での認識が大逆転した覚えがある。
いつもの暗いような印象が、大人びた落ち着きに。 華やかなドレスに彩られた細い手足は、雪のように白くて透き通る美しさが際立つ。 これが同い年の女性だなんて、と、一気に見違えた。]
(183) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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[ヒールの高い靴に慣れなかったのか、つまづいていたところを咄嗟に支えたら、 恥ずかしそうに「幣太郎さん」と初めて名前を呼んでくれたその声が、忘れられない。
ああ、俺はこの人と一緒に人生を歩んでいくんだな。 この瞬間に、社長の息子はその自覚を持ち、そして自らの幸せな身分を知った。]
(184) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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[>>0:469婚約者のどこが好きかって?
問われたら、「見た目」と「守りたくなるところ」としか答えられないけど、 それじゃ不服だったかな?]
(185) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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— 回想:文化祭前日 —
そうやってクラスの中ではいじるけど、 一般客にとってはナニコレだろ〜〜〜が〜〜〜〜
[>>83前日に至っても、衣装さんと交わした無駄な抵抗をここでも続ける会計。 せっかく夏見たちが準備してくれたパーテーションの布が少しずれそうになった。
まあ、もう、しょうがない。 決まった以上は文句言わずにやるよ。 な、春満?
彼は彼で、猫の着ぐるみを被る羽目になったとか。]
(186) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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[>>85婚約者とのツーショット写真。 おう、と薄く笑ってそれを受け流す。 今更照れることもないはずだけど、この会話が長引くのも居た堪れないし。*]
(187) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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— 回想:そして文化祭 —
[——文化祭当日。 俺が3-1の喫茶店に連れてきた婚約者のユイは、ほんのりと愛想笑いをした。
その場にいたクラスの連中には丁寧に頭を下げ、 カフェオレを注文して、ゆっくりと飲みながら軽く会話をして、 そして一緒に別の場所を見に行こうと立ち去るまで、 スン、と澄ました顔で、愛想笑い以上のものを浮かべずに佇んでいた。
猫耳を見ても、一瞬だけしか笑わない。 「可愛いと思います」と、社交辞令のように言って、ただそれだけ。
もしそれについて聞かれることがあれば、 そういう奴だから、と俺は説明をして、彼女を伴って去っていく。 別に、理解されなくてもいい。*]
(188) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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— 現在・3-1教室 —
[副委員長に結論を委ねていた、その横で、 >>176>>177平塚さんが窓を破ろうとしていた。 危ないので止めるべきだったろうけど、本当に割れないかどうか、 確かめるための材料が欲しかった気持ちはある。]
仕方ない、修理費は俺が出す。
[と、暗に認めた発言をして。 その様子を見守っていたが——
きっと、その結果は喜ばしいものではなかっただろう。*]
(189) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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— 回想:不知火さん —
[>>168>>169彼女との話はどこか平行線。 俺のほうが勝手に線を引いていることに、俺自身が気付いていない。]
そりゃあ、びっくりしたから!
[>>169当然だぞ、と声を張る。 でも俺は、心の中では俺以外の女子たちのほうが心配の度合いは強かったろう、と、 そう思っていたところもあって。
>>170彼女の謝罪でこの話は終わった。 角を立てないようにして、そして、角が立たなかったならホッとして。 俺の中で、何が正しいかは分からないままに。*]
(190) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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[ 病院で目を覚ましたあたしは、 その後、何度も自殺を図った。 死にたかったというより、そうすべきだと思った。 だって、ひめちゃんは死んでしまったのに、 あたしだけ生きてるなんて、 そんなことがあっていいわけない。
あたしはベッドに縛り付けられて、 最終的に窓に格子のある病院に入れられることになった ]
(191) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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[ あたしは死ぬべきじゃない。 ひめちゃんに申し訳ないと思うのなら、 ひめちゃんの分まで生きるべきだ。 心配をかけた両親のためにも生きなきゃいけない。 あたしがそう考えられるようになるまで、 1年以上かかった。
退院したあたしは、遠くの街に引っ越して、 本当はあたしより1つ年下の子たちに混じって 中学1年生になった。 あたしは、人生をリセットしたんだ ]
(192) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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[ だけど、あの時。 ひめちゃんと一緒に死のうとしたあの時、 あたしの人生は本当は終わってて、 今は残りかすのような余生を生きてるんじゃないかって そんな気持ちはいつまでもぬぐえない ]
(193) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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―― 回想・テスト前のヒトコマ ――
テスト範囲広いじゃん! 全部とか無理だって無理! あたしはヤマを張る!
[ お願いします委員長様ー! あたしは貢物のチョコレートを手に、 路子ちゃんを拝んだ ]
けど、あたしが張るより路子ちゃんが張る方が 当たる確率高そうだからさ! おねげえしますお代官様!
[ 果たして、予想屋路子ちゃんの張るヤマは>>180 あたしのあてずっぽうよりはるかに根拠があった。 さすが優等生! いや、路子ちゃんはヤマ張って勉強なんか きっとしてないんだろうけど! ]
(194) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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当たってたら購買のジュース奢るよ!
[ 当たると思うけどねって言う路子ちゃんに あたしはそう返したけど、 はて、ジュースをごちそうすることになったんだっけ ]*
(195) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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―― 現在・昇降口 ――
開かない?
[ 真椰ちゃんの話に、あたしはぽかんと口を開けた。 いや、疑うわけじゃないけど、開いてたよね? 開いてたから入ったんだし。 でも、ぽかんとしてるあたしとは対照的に、 路子ちゃんは驚いてない>>181 ]
え……なんで。 だって、開いてたのに……。
[ 開かないから、割ろうとしてた。 頭の中で真梛ちゃんの説明を繰り返して、 傘立てを持つ墨鳥君を見る ]
(196) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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[ 開かないから、割るしかない。 うん、正しい。 いや、正しいのか……? 窓割るしかないくらい、それくらい、非常事態? 路子ちゃんも止めようとしてない。 でも ] 凍っちゃったわけでもないのに、開かない……?
[ 路子ちゃんの言葉が引っかかる。 窓の鍵が内側から開けられないなんてことはない。 凍り付いたわけでもない。 じゃあ、なんで、開かないの? 混乱しながら、あたしは墨鳥君が窓を割るのを 見てるしかなかった ]*
(197) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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―― 回想・文化祭当日 ――
うっひょー!かっわいいー! 猫の耳ってなんでこんな可愛いんだろうねー!? でも真梛ちゃん、お持ち帰りは禁止だからね!?
[ うちがペット禁止じゃなければ……なんて>>0:574 不穏なことを言っている真梛ちゃんの隣で、 あたしも同じくらいはしゃいでいた。 いくら可愛くても、ペット禁止じゃないとしても、 お持ち帰りは禁止です! でも気持ちはわかる! ]
(198) 2021/11/07(Sun) 21時頃
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[文化祭が終わり、しばらくして、秋も深まり次の季節が顔を出す頃。 ユイの誕生日が今年もやってくる。
プレゼントを毎年欠かさず贈っていたから、もちろん今年も欠かさない。 何が喜んでくれるか考えて、相談に乗ってくれた女子の皆さんは本当にありがとう。]
(199) 2021/11/07(Sun) 21時頃
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ねーねー!写真撮ろうよ写真!
[ 黒猫の真梛ちゃんも可愛いけど、 ツインテールの莉希ちゃんも罪深いと思う。>>76 あたしはいつものポニーテールに、 髪の色と同じ黒い猫の耳だったんじゃないかな。 三角が2つついただけって言ってしまえば それだけなんだけど、 でもなんでだろ。可愛いんだよねえ。 あたしは節操なく猫耳ガールズに写真をねだった。 ツーショットも、集合写真も。 強欲と言ってくれてもいいよ! ]
(200) 2021/11/07(Sun) 21時頃
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