17 【半突発身内村】前略、扉のこちら側から
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[ 扉の先に夜が踊る ]**
(143) polpo 2022/03/13(Sun) 23時半頃
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[たしかにホリーさんの姿を 虚空の狭間>>57へ見送って。 私はいつのまにかここにある 手の中の星の蒼穹≠ノ再び目を落とした。
我ながら書きづらい漢字を違えることなく 丁寧に綴ってくれていることに思わず目を細め、 星が流れるような美しい文字を、言葉を、 ひとつひとつ追って。
たどり着いた" B "が文末を飾るのを見る。]
(144) yukiyukiyuki 2022/03/14(Mon) 09時頃
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……扉、かぁ───
[ここへ来てから、意識的に目を逸らしていた たくさんの扉。
ここは、居心地が良くて、どれもがあたたかくて。
だけど、私がくぐるべき扉は、ひとつ。 帰るべき場所は、ひとつ。
だれかと同じ扉はくぐれないこと、 わたしはしってる。]
(145) yukiyukiyuki 2022/03/14(Mon) 09時頃
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『扉から旅立つと教えてくれたB様
再びのお返事ありがとう。 私の故郷ではあちらこちらでBを目にします。 そのたびに、私はきっと 姿も知らないあなたのことを思い出すでしょう。
漆黒の闇を掃いて輝く 流れ星みたいなあなたの手紙が嬉しかった。 高い建物のない、故郷の空が浮かびます。
あなたも大切なものを見つけられますように。 幸せがたくさん降り注ぐ旅になりますように。
井樋 水輝 』
(146) yukiyukiyuki 2022/03/14(Mon) 09時頃
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『 PS カルピスはね、白くて甘い飲み物です。 私にとっては 人と人を結んでくれる、大切な白になりました。 いつか、B様とも。(グラスの絵が4つ書かれている)』
(147) yukiyukiyuki 2022/03/14(Mon) 09時頃
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[書きあげて、ペンを置く。 ネズミさんが居れば、手紙のことを伝えて。 グラスの底に残った1センチくらいの 薄い液体を一気に喉へ流し込む。
息を吐いて、カラになったグラスを カウンターへ戻せば、かたん、と硬く澄んだ音がした。
そしたら今度は、おかわりではなくて。 消えたグラスに代わってそこに現れたのは
───鍵がひとつ。 ]
(148) yukiyukiyuki 2022/03/14(Mon) 09時頃
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[手を伸ばして触れて ひんやりと冷たい感触を両手で包んだ。
腰掛けていた椅子からおりて立ち上がる。 椅子は軋んだりしなかった。 スカートが風を孕んで、ふわりと揺れて。
不思議なこの場所で得た、 失い難いいくつかの光に背を押してもらって 一歩、足を踏み出そうか。
どこかで、獣の遠吠のような声が聞こえた気がした。]**
(149) yukiyukiyuki 2022/03/14(Mon) 09時頃
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[ 私に祈ってくれたひとがいた >>1:94 私と約束を交わしたひとがいた>>2:138 私を憶えていてくれるひとがいた>>19 私を羨み、希望を見出してくれたひとがいた>>92
忘れていた世界を、感情を 私は時間をかけて、ひとつずつ思い出した
離れがたい、そんな感情があったこと>>1:105 忘れたくない、そんな気持ちがあったこと>>2:170 私の世界にも、美しい空があったこと>>2:197 私が、私の世界を、好きだったこと >>101 ]
(150) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 14時半頃
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[ 私が、あの世界で ちゃんと、息をしていたこと ]
(151) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 14時半頃
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[ 息をするために、 今も、あの世界で生きているのだということ ]
(152) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 14時半頃
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[ 国のためでも、名前のためでもない 自分自身のために、今も戦っているんだってこと
だって ──────── 好きだから。 ]
(153) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 14時半頃
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なあ、白い生き物よ もしもいつか誰かに、 私のことを話す機会があるならば まあ、ないだろうが。
でももし、そんなことがあるならば 私のことは、コロムミケレシアでも、 サータルーでも、エフェメラームでもない。
どうか、フーデリアとして語り継いでくれよ 地位も名誉も、名前も。 全部、ここに置いていかせてくれ。
取りに戻ることはないさ。 だってもう、迷うことはないからな。
ここは、きっとそういう場所なんだろう?
(154) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 14時半頃
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[ いつしか掌には小さな鍵がひとつ。 それはあの、慣れ親しんだ扉を開ける鍵。
そこにはきっと、 食卓を囲む習慣がなくとも、 私が家族と暮らした、懐かしい家がある。 ]
(155) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 14時半頃
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どうか、皆、元気で。
[ かつてはたくさんの家族が手を掛けた扉のノブも いまは、私、ひとりだけ。
同じドアをくぐる誰かが居なくとも。 私は、私のために、生きていく。
ここに来たときと同じように 硬い靴底がこつりと床を鳴らした。 ]**
(156) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 14時半頃
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[ 手紙を再び送ってから 返事が返ってくることをじ、っと待っていた。
先程までのようなに返ってこないとは思わない。 きっと返事は来る。 保証もないのに信じた私はただ黙って 静かに椅子に座っていた。
カウンターの上ではかりかりと アシモフがチーズと格闘していただろうか。
やがて、期待に応えるように 白い紙が一枚、はらりと舞い落ちる。 ]
(157) どあ 2022/03/14(Mon) 18時半頃
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[ 届けられた手紙を受け取れば ゆっくりと咀嚼するように 紙の上の文字を目で追っていこうと。 そのインクの色は、先程と同じく 晴れやかなどこかの空の色をしていただろうか。
さて、最初に書かれていたのは。 ]
好き、だったから。
[ ─── 抱いた疑問への、答えだった。
想像より随分と簡素に書かれた内容に>>98 虚をつかれたように言葉を繰り返してしまう。 ]
(158) どあ 2022/03/14(Mon) 18時半頃
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[ ……もし、他の理由を述べられていたら>>95 私にはその気持ちはわからない、と。 ただ夢を見ることができる相手に対して 羨む気持ちだけを持ち続けていたことだろう。
でも、実際に書かれていた言葉は、心の内を そのまま吐き出したように、素直な言葉だった。 だから私は、立ち止まることなく その手紙を読み進めることをやめなかった。 ]
(159) どあ 2022/03/14(Mon) 18時半頃
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[ 私が好きなもの。 私が大切にしたいもの。 ……私が、手にしたい、世界>>99 返すように問いかけられて>>100 想像するように、ひとつ、息を吸う。
思い出すのは、温かなてのひら。 大きな背中、抱きしめてくれた腕。 分けてくれた、美味しくないのに どうしてか、胸がいっぱいになったごはん。 ]
(160) どあ 2022/03/14(Mon) 18時半頃
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[ 好きなもの、大切にしたいもの 思っていたより色んなものが過ぎって くす、と小さく笑みを零してしまった。
生きていた世界は、過酷で、苦しいことが多くて 決して手放しに好きだとは言えないけれど。
もし、昔にあった姿を取り戻せるのなら。
─── いつの間にか、前向きになった思考。 少し前までと変わったものに、また 笑みを深めて、ペンをとった。 ]
(161) どあ 2022/03/14(Mon) 18時半頃
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『 フーデリア。手紙をくれたひと。 もう、見知らぬひとではありませんね。 私は、あなたの名前を知れたから。 』
(162) どあ 2022/03/14(Mon) 18時半頃
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『 いつか。
いつか、世界が夢見たように 元通りになったのなら。
それが難しくても 元通りになる、その一歩を踏み出せたら。
また、あなたと言葉を交わしたい。 今度は手紙ではなく、顔を見て 声を響かせて。
この夢は、望みすぎでしょうか。 』
(163) どあ 2022/03/14(Mon) 18時半頃
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『 扉の向こう側だとしても。 心を、夢を教えてくれたあなたに。
どうかお元気で。 いつか、空の色が あなたの知っているものと交わりますように。
ジリヤ 拝 』
(164) どあ 2022/03/14(Mon) 18時半頃
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[ 相手の形式を真似た名書きは 礼を失していやしないか、少し心配ではあるけれど。
さて、この手紙は届くだろうか。 ……きっと届く。 だって、この世界では 願ったことが叶うのでしょう?>>0:4 ]
(165) どあ 2022/03/14(Mon) 18時半頃
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[ 白いネズミの顔に目を向けて ……ふと、手の中になにかがあることに気づいた。
扉のノブも回さなかったから、 鍵がかかってるなんて知らなかったけれど それを何に使うかはなんとなくわかった。 ]
(166) どあ 2022/03/14(Mon) 18時半頃
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さようなら。 ……ありがとう。
[ アシモフへ別れを告げる。また、 ここに来ることはあるのか、ないのか。
こつ、と足音を響かせて、扉へと向かう。 それでも、名残惜しくはない。 過酷な日々、未来が見えない世界だとしても。 夢を見ることは、できるから。 ]**
(167) どあ 2022/03/14(Mon) 18時半頃
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[ 扉を開けると、思っていた風景ではなくて どこか遠くへと続く昏い道
きっとこれは宙の中 それでもこの先は、必ず私の場所へとたどり着く そんな確信を持った、夢の中の世界。 ほら、遠くに白い光が見える。
ひらり、ひらりと落ちてくる白い紙 手を伸ばせば、容易くそれを取ることはできて そこには、見慣れた文字が、並んでいた ]
………… ジリヤ。
[ 私は最後に記された名前を見て、 小さく零しながら、歩を進める。>>164 ]
(168) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 19時頃
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ああ。 どうか、元気で。
[ 昏い道はやがて白い光の中へと続いていく
目を細めて手紙を掲げれば ほら、夢の世界は終わるぞ、と告げるように 手紙はさらさら、さらさらと、 まるで流れ星のように、小さな煌めきとなって 私がいま来た道を、照らしていく。 ]
(169) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 19時頃
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[ それでも私は振り返らない。 手紙の温かさも、カルピスの冷たさも、 宙があんなにも暗かったことも 作られた、真っ白な世界にも
もう、戻らない。 ]
(170) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 19時頃
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[ それでも、私は胸に抱く
誰かとの温かな感情を 誰かとの優しい約束を 誰かとの確かな記憶を 誰かとの小さな希望を
私がまた、忘れてしまうまで。 私がまた、忘れてしまって迷ったときには
さあ。手土産は、何にしようか。 ]**
(171) ししゃもん 2022/03/14(Mon) 19時頃
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─ ゆめのおわり ─
[ 星空の下に風がそよぐ。 月明かりに照らされた草花たちは、風に唆されて ひそやかにさんざめきながらも瑞々しい香りを 地平線の彼方へと飛ばしていった。
一匹の狼が、そんな柔らかな草原に寝そべりながら 星空を眺めていた。
近くで揺れる小さく白い花が時折頬を叩く。 けれど狼はくすぐったそうに目を細めながらも、 払うこともせずにただ空を見上げ続けていた。 ]
(172) polpo 2022/03/14(Mon) 21時頃
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