4 【突発R18】痴☆電車
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専門店で買うとやっぱり美味しいですよ。 その代わり高いですけどね。 苦手だなと思っていたものが実はとても美味しかった、なんてこともありますから。
でも、今日は紅茶じゃなくてルイボスティーが目当てです。
[手が離れると少しだけ寂しさを覚えた。 けれど、気にせずに並べられた茶葉の缶を開き、その香りを比べてみる。 時には館本にどれが良いか尋ねてみたりもしただろう。
近くのカップルが、はしゃいだ声で結婚式のプチギフトを選んでいる。 ペアのカップを選んでいたり、純粋に茶葉を選んでいたりする。 そんな中に女と男もきっと溶け込んでいた。]*
(38) 卵 2021/01/29(Fri) 21時半頃
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─ 回想の回想 ─
『こだわりの淹れ方でもあるんですか?』
[給湯室でコーヒーを淹れている時にそんな声をかけられた。コーヒー党ではあるが、実は大したこだわりはない。コーヒーそのものが好きかと言われればそうでもなかったりする。 ただ、なんとなく、苦味のあるもので少し頭をスッキリさせたい、それがいつのまにかルーティンになっていた。]
……ある。
[薄ら笑いを浮かべて妖狐を手招きする。]
蒸らしたあとに、指を突っ込んで掻き混ぜるんだ。
[中指を立てて掻き混ぜるゼスチャー]
(39) 飛行機雲 2021/01/29(Fri) 22時頃
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……嘘に決まってるだろ。 そんなことしたら火傷する。
[ふっと笑うと陽子の耳元に顔を寄せて囁いた。]
……陽子のあそこも火傷しそうだけどな。
[給湯室に二人でいればそうしない理由がない。 スカートの上から陽子秘部へと指先を触れさせると、ぐりぐりと弄るのではなく、その先を想像させるように軽く撫でるだけ。
そんな上司と部下の良好な関係があった。]
(40) 飛行機雲 2021/01/29(Fri) 22時頃
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─ 回想 ─
[ルイボスティーといえば茶葉ではなく別の植物で、それが何かは知らない(ルイボスという名であることぐらいは知っている)か、日本でいうところの麦茶のようなものと勝手に思っていた。]
たまにはこういうもの飲んでみるのもいい。
[コーヒーでなければいけない理由は大してない。ただそれが常だったというだけのこと。]
会社用に買っていくか。 どれがいい?
[陽子に尋ねる、そんなやりとりはきっと周りのカップルたちと同じように見えているだろう。 誰が二人を見て痴漢する側とされる側ということを想像できるというのだろうか。]*
(41) 飛行機雲 2021/01/29(Fri) 22時頃
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─ 回想 ─
[給湯室で乱れたこともあった。それも、一度ではなく何度も。 本当に誰も気づいていないのか。 気づいていて素知らぬふりをしているのか。 他の男性社員と二人きりになった時、触られたこととある。それはきっと、女が裏でされている事を察されたからだ。 けれど振り切って逃げ出したし、何とか大ごとにならないで済んできている。 ……思えば、どうして彼の指先だとあんなに感じてしまうのか。]
それなら、ルイボスはカフェインレスですから普通のも買っていきましょう。 ルイボスティーと、そうですね……ダージリンなら好みも分かれないかと。
[自分用と会社用を選び、購入する。 そんな風に茶葉を買った後もふらふら、時間を潰していただろうか。 何だかとても穏やかな時間だ。 それにしてもどうして今日は気が向いたのだろう。]
(42) 卵 2021/01/29(Fri) 23時頃
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……………今日は、どうしたんですか?
[だから問おう?女が正気でいる間に。 指先に寄ってしまう前に。
今度は、先程腰に手を添えられていただけだからか。 女の方から恐る恐る手を握っていた。]*
(43) 卵 2021/01/29(Fri) 23時頃
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[問われても、答えは気が向いただけと。 握られた手を振り解く。 そうして今度は指を絡めて握り直した。
恋人ごっこ。
言ってしまえばそういうこと。 休日のデートのような一日も、二人でする買い物も、予約したイタリアンも、こうして手を繋ぐ事も。
陽子がこういう普通のことも望んでいるは知っている。だからこうして叶えてやることで、きっと陽子の熱の昂りもまた激しくなる。
そう、頭で思っていた。]
(44) 飛行機雲 2021/01/29(Fri) 23時半頃
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[食事を終え、陽子を連れてきたのはレストランと同じホテルの一室。 スイートとはならないが、そこそこいい部屋で、窓からの景色もなかなかのもの。
部屋に入れば、陽子を抱き寄せて唇を重ねた。 甘い口付け、緩やかな触れ合い。 まるでる恋人のように。
だが、恋人ごっこもそこまで。 陽子に触れ始めればそれはいつもの指さき、いつもの手つき。恋人の交わりなど知る由もない。 だから、あとはいつものように陽子を昂らせていくだけ。]
(45) 飛行機雲 2021/01/29(Fri) 23時半頃
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[恋人ごっこ。その割には、大切にされていると錯覚してしまう。 こんなにお金と時間をかけてのごっこ遊びだなんてと女は思ってしまうのだ。 自惚れてはいけない。 いつだって手を振り払われる覚悟を。 突き放されても呼吸ができるように。 素敵なひとときに心を惑わされないように。
そんな風に覚悟を重ねていても、甘いキスひとつで心が震えてしまう。 首筋を撫でられ体を撫でられ、甘く体が疼いてしまう。
それでも、今理性を保ってしまうのは。]
(46) 卵 2021/01/30(Sat) 00時半頃
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[それは、きっと初めてのことだった。 こうして関係を持ってから陽子が館本を、快楽を拒んだのは。 陽子の中で何かが変わりつつある。 そんな気配を感じてはいたが。
見つめる目の奥に何かがある。 陽子にとって館本の与える快楽よりも大事な何かが。
衣服を脱がせようとしていた手が陽子から離れる。]
(47) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 08時頃
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わかった。 ……やめておこう。
[自分でも驚くぐらい冷えた声。 舞い上がっていたのは自分の方か。恋人の真似事なんて慣れないことをしたせいか、どうやららしくないことになっていた。
陽子から離れるとソファに座り、テーブルに置かれたシャンパンをグラスに注ぐ。]
今日は……楽しかったか?
[なぜそんなことを聞いたのか。 わからないまま、呷るようにして喉を潤した。]*
(48) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 08時頃
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…………ごめんなさい。
[あっさりと引いてくれた手に残念なような、安堵したような複雑な心持ちだった。
どうして、この事を彼にはっきり言わないのか。 恋人でもない女が孕んだとして、喜ぶ男がどれだけいるだろう。 孕んだら産んでも良いとあの時に言っていたが、だからと言って関係性が良くなるとは限らない。 だから、産みたいから産むと決めただけだ。 そもそもまだ妊娠初期。 せめて安定期までは、と口にしないと心に決めている。 それでも冷えた声に思わず口にしたのは謝罪だった。 身形を正し、彼と少し間を開けて隣に座る。 イタリアンでもアルコールは口にしなかった。]
(49) 卵 2021/01/30(Sat) 08時半頃
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ええ、とっても。 ………普通のデートって、したことが無かったからとても新鮮でした。 また今度があれば、是非。
[此方から誘って、応えてくれるのだろうか。 そんな事をぼんやりと考えながら、女は申し訳なさを抱えつつ彼を見つめる。
その瞳の奥の好意だけは、変わってはいない。 いや、強くなっていたかもしれないのに、拒絶した。]*
(50) 卵 2021/01/30(Sat) 08時半頃
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[普通のデート。 何を勘違いしていたのか。 男にできることは女に快感を与え、その身を堕とすことだけ。洋子と出会った日、あの夜の女の子を思い出す。誰かに壊され堕とされた女。 やってることは同じ。
陽子はいい意味で普通だった。 快楽に溺れても、堕ちてさえいても普通のまま。 求める先はやはりそちらなのだ。
傲慢さ。 男は自分の傲慢さに自省する。]
(51) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 09時頃
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今度……か。
[意図せず漏れた呟き。 歪んだ男が求めるものは普通ではない。今日のことも求めたのは普通のデートではなくらその先にあるもののはずだ。
陽子の内心を知らず、体の変化を知らず。 男はただ一人、己の歪みの中に沈んでいく。
思えばこの夜、すでに陽子は新たな命を宿していたのだ。 自分ではない、他の男の子を。]**
(52) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 09時頃
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[別に、快感に落とされなくても良いのだ。 快感に落とされてどうしようもなくそれを求めてしまってはいたけれども、女のそのスイッチを入れられなければそう女も変貌しはしなかった。 逆を言えば、そのスイッチを入れられてしまったならどうしようもなく済し崩しに堕ちてしまうのだが、それもこの目の前の彼以外では入ることのないそれだった。 けれど、女は知る。少なくとも察する。 その"今度"はきっと訪れない。>>52]
(53) 卵 2021/01/30(Sat) 09時半頃
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今度はわたしから映画にでもお誘いしますね。 好きなジャンルとか教えてください。
[けれど女はそう言葉にした。 平素であるように。まるで恋人ごっこの続きのように。 伸ばした手は添えることができただろうか。]
……………好きです、館本さん。
[そう言って、身を寄せることはできただろうか。]
(54) 卵 2021/01/30(Sat) 09時半頃
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[後日、女は言葉通り彼を映画に誘う。 その日だってもし来てくれたのだとしても行為はやんわりと拒絶し、来てくれなかったのなら一人で映画を見に行った。
加賀は、女の想い人に思い至っただろう。 他の女子社員はヒソヒソと噂話。
髪をほんの少しだけ切った。 アップの髪型をやめる気にはなれなかった。]*
(55) 卵 2021/01/30(Sat) 09時半頃
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[22w。 妊娠六ヶ月も半ばを迎え、堕胎のできない時期になった。 その頃には胎動を感じるようになり、体調も整って産休に向けて仕事を精力的に行うようになった。 腹も妊婦の身でなければ体型の割に膨れているが、まだそこまで目立つ頃では無かった。
七ヶ月を迎えるとだいぶ腹が丸くなる。 相手は誰なのかと女子社員に問われて濁した。 加賀に避けられるようになったが仕方がない。
八ヶ月。もう、妊婦である事は隠せない腹の丸さをしていた。 これ以上まだ育つのだから、臨月の頃にはパンパンに膨れてしまうんだろう。 九ヶ月の半ばから産休を取る手筈を整えている。部長は渋い顔をしていたが、どうにかもぎ取った。それは女には正当な権利と思えていた。 両親もなんとか説得した。好きな相手の子供だから、どうしても産みたいんだと。
今の会社に相手がいるのかと問われ、沈黙が答えとなってしまっていた。 それならば今の仕事を辞めるように言われたが、それについては保留した。 相手は既婚かとも問われたが、そちらの沈黙は間違った答えに行き着いたようだった。]
(56) 卵 2021/01/30(Sat) 10時頃
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[そんな頃。 女は館本とまた残業をしていた。 キーボードを叩く音が響く。 それが一通り終わり、仕事がひと段落した時だった。]
館本さん。
[そう女が呼びかけるのは、仕事ではない時の呼び方だ。 仕事の時はそれに役職をつける。]
………お時間いただきたいのですが、よろしいでしょうか。
[その声はほんの少し硬い。]**
(57) 卵 2021/01/30(Sat) 10時頃
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─ その日 ─
[土曜、男は混雑した電車に揺られていた。 気に入った女を見つけ、近づき行為に及んだ。 いつもの様に手技を披露し、何度も女をイカせ、締めに挿入というところで、男は躊躇した。 躊躇してしまった。
どうしたのかと問う女に、男は眉を顰めた。 気分が乗らない、そんなことは初めてだった。]
悪いがセックスは無しだ。
[散々痴漢し、散々イカせておいて、何を言うのかと自分でも馬鹿馬鹿しく思う。思うが。]
……好きな女がいるんだ。
(*15) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 11時頃
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[小さく呟いた言葉。 その言葉がストンと腑に落ちた。 そうして電車を降りて街に降り立つ。 雑踏、人の流れのその中で、館本はスマートフォンを取り出した。]
『陽子か、俺だ。』
(58) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 11時頃
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[所詮、恋人ごっこ。 寄せられた陽子の身体を抱き寄せて、ただそれだけで何もせず。
『好きです。』
その言葉が酷く虚しく思えた。 今更、普通など手に入るはずもない。 自分の歪みも欠陥も痛いほど理解している。
こうして恋人のような真似事をしていても、明日には他の女を痴漢しているのだ。 自身がそういう人間だということを男は理解している。]
(59) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 11時頃
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[誘われた映画は観に行った。 暗がりで隣に座る陽子の身体を弄る。 感度のいい陽子の身体、だけど前とは違う。快感に身を震わせても、どこかブレーキをかけている。陽子は快楽に身を任せようとはしない。
後に理解する。 陽子はすでに他の男のものなのだと。
徐々に大きくなる陽子のお腹。 産休の申請に渋る部長に『問題になりますよ』と苦言を呈したりもした。
それぐらいはしてもいいだろうと思ったから。]
(60) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 11時頃
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[そんなある日の夜。 妊婦とわかってからは出来るだけ残業する様なことにはならない様にしてきたが、どうしても陽子にお願いしなければならない仕事があった。
こうして二人で残業をするのも久しぶりのこと。
もちろん手を出すことはない。 二人の関係はすでに終わったもの。
だから、陽子が自分を呼ぶその呼び方が変わったことにすら気が付かなかった。
男はただ顔を上げ、笑わぬ係長の顔で陽子の方に視線を向けた。]*
(61) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 11時頃
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[相手の顔はあの日から、仕事の時のものばかり向けられていた。 それでも、不意に不安に駆られていた女は言葉を選ぶ。 そっと、丸い腹を撫でて手を当て、相手を見つめた。 本当は誰にも、黙っているつもりだった。 黙って一人で産んで育てるつもりだった。 そう言って家を出ようとする女を引き留めたのは両親だったが。 その時のやり取りは喧嘩に近く、しかしその時に言われた言葉の可能性を否定しきる事ができず、今の不安につながっている。 今伝えようとしていることの決意にも。]
(62) 卵 2021/01/30(Sat) 11時半頃
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……………その、本当は。 何を言うつもりも無かったんです。 産むのは私の勝手だから、………一人で産んで育てて行くつもりでした。
でも、出産で命を落とすことも少なくないって………。
[産科医の漫画を読ませてきたのは完全なる嫌がらせか、それともそれだけ心配してくれたのか。 恐らくは両親が、こんな状態の娘を手放す事が出来なかったからだろうけれども。 しかし、それで出産に対して不安を抱いた。 何人も産んでいる人もいるが、万に一つが自分に降りかからないわけではない事も女は嫌々ながら理解はしていた。
細く長く息を吸い、吐き出す。]
(63) 卵 2021/01/30(Sat) 11時半頃
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……………館本さんの子、なんです。
[少なくとも、女は彼としかシていない。 女の知る限り、他の誰かであろうはずが無かった。 産むのは勝手だ。孕んだら産んで良いと言われた。 だから勝手に産むつもりだった。けれど、万が一自分が命を落としたら、残されたこの子が只管哀れに思えた。 だから震える声で彼に伝える。]
(64) 卵 2021/01/30(Sat) 11時半頃
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だから、…………………もし万が一があったら。 この子の父親を、誰も知らなくなってしまうから。
認知しろ、なんて言いません。 ただ、……………知ってて欲しかった。
[本当は、子供のことを考えればそれこそ認知してほしいと願うべきかもしれない。 だがそれは、女の両親の怒りの矛先が彼に向かいかねない事実を伴う。 だから、ただ知って欲しかった。 誰もこの子の父親を知らなくなるなんて耐えられなかった。
戯言と切り捨てられたとしても、頭の片隅にそれを置いておいて欲しかった。]*
(65) 卵 2021/01/30(Sat) 11時半頃
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……ありえない。
[そう、そんなことはありえない。 普通の人の一万分の一、医者からは自然妊娠はできないと言われた。それでもいい、普通の家庭を築くなんて不可能だと思っていた。 だから、出来るはずがない。]
ありえないんだ。 俺には……精子かほとんど存在しない。
[無精子、正しくは乏精子症と言うらしいが。 確かに全くのゼロということではないが、その確率は奇跡と呼ぶしかない。]
(66) 飛行機雲 2021/01/30(Sat) 13時半頃
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