23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。
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─ 後日・廃校舎 ─
[濃縮された3時間を体験した日から、それなりの経過を数えた。季節が移ろう気配くらいは漂っていただろうか。
早朝のランニングを再開してから、徐々に距離を伸ばしながら、あちこちの景色を見て回るのが最近の趣味と言えば趣味だ。地図アプリでコースを組み立てていた時、その表記を発見した。
────旧桜森高校。
なるほど、と思って、今日の目的地はそこに決めた。]
…………へえ……。
[その執拗までの再現度には、やはり何らかの思い入れがあるのだろう。それくらいに、廃校舎は"廃校舎"だった。
立入禁止を控え目に主張するコーンは気にもしなかったが、校舎内にまで入るのは億劫で、脚が向くのは自然、体育館だった。バーチャルと同じように、無事なバックボードが残されているのに目を細める。]*
(274) jps 2023/05/04(Thu) 11時半頃
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[可愛いっつってんのにな。 滲んだものを吸い取ってやりたくて、目尻に口づける。
と、意外なくらい力強く抱き込まれる。]
…………うん。
[なんでか、言いたいことがわかった気がして、頷いた。 全部が心臓になったみたいな音を聴く。 なるべく、優しく、なんて無理で、だけど精一杯気持ち良くはしてやりたかった。熱を交換する、感覚で。圧して、引いて、段々と混ざっていく。]
ん、────っぁ、
[やがて短く吠えて、吐き出した。]*
(*98) jps 2023/05/04(Thu) 14時頃
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[多分暫く覆い被さっていた。 ハ、と漏れる息のひとつで整えられるまで待って、ずるり引き抜く。おざなりな後始末をして、桐堂のそこだけは丁寧に拭いてやってから、並んで転がる。]
………………ん?
ああ、 …………
[のろのろと起き上がって目と鼻の先のキッチンへ向かう。買い置きの水は冷えてんのとぬるいのとあったけど、後者でいいか。シンクの下から引っ張り出して、取って戻る。
2リットルボトルから、そのまま口をつけて含む。 薄っすら開いた唇に合わせて、流し込んだ。]
もっと要る?*
(*101) jps 2023/05/04(Thu) 15時半頃
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んー……。
[勘違い、か。どうなんだろうな。 大和とのことは、今思えば反省すべき点も多々浮かぶとはいえ、あの時には必要だと感じたことだ。 その是非は別として、
じゃあ、今は?
ペットボトルを持ち上げる手を何となく見つめる。]
………………。 ……でも、したかったから。
[なんかガキみたいな言い分になった。]*
(*103) jps 2023/05/04(Thu) 16時頃
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>>275>>276 [足音には気付かなかった。 短い声が上がって、振り返るとすらりと淡いシルエット。薄曇りの空から注がれる光量は充分ではない。眇めた目でその輪郭を確かめる。この場所に来るような人間はそう多くはないだろう、という予想はあった。]
……ああ。 ニジノちゃん?
[若干一部のボリュームが違うように思えるが、見覚えのある人物だ。──仮想空間でのそれを見覚えと言って良いのかはわからないにしても。
彼女と直接言葉を交わしたのは都合二回。残りのもう一回は、一瞬の悲鳴を聴いただけだった。それでも充分に印象に残っているのは、その佇まいが凛としていたからだろう。
だが今は──少し、様子がおかしいか?]
えっと、久し振り。でいいのかな。
…………どうした?*
(286) jps 2023/05/04(Thu) 18時半頃
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─ 翌々日・都内某所 ─
[高校に通い直すよりは高認の方が遥かに手っ取り早い。 そう結論した俺は、問題集を探しに街に出ていた。
バイトも続けたいしな。そういえば保留にしていたシフトを提出しておかないといけない。]
えーと、8月試験だと、 出願締切結構すぐだな。
[手続きの段取りを頭の中で捏ねていると、LINEの通知>>-1430が届く。確認して口角が上がった。]
(296) jps 2023/05/04(Thu) 21時頃
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[上書きされた瞼の赤を思う。
桐堂の説得にすんなりと頷けたのは、幾つかの要因が噛み合ったからであるにせよ、少なからず、あの廃校のプールでの出来事が俺の中のやわらかな場所を占めていることは間違いなかった。]
…………仲間、か。
[呟いて、スマホをポケットに突っ込んだ。]**
(298) jps 2023/05/04(Thu) 21時頃
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ああ、昨日たまたま地図アプリでここ見付けてさ。 本当にあったんだなあって……
[呟きのような問い>>304に答えながらも首を傾げる。どうやら俺が怯えられている気がするのだが。 心当たりは──うーん、幾つかあるな。
どうしたものかと思案する間もなく、鋭い視線がこちらを射抜く。ついでに何か揺れる。]
え、あ、 ………………うん?
[えーと。]
いいけど、対決方法は?*
(307) jps 2023/05/04(Thu) 22時頃
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>>309 [ああ。そうじゃないかと思ってはいたけれど、脚の怪我は治っていたのか。良かった、と内心で頷く。]
あ、そういうこと? そうだね、あっちじゃあまり暇なかったもんね。
おっけおっけ。
[最後に小さく付け足されたような呟きは聴こえなかったけれど、とりあえず丁度良く転がっていたボールを拾う。空気はかなり抜けていたけれど、フリースローならばなんとかなりそうな感じだった。もしかしたら元々の桜森高校の備品ではなく、誰かがここで遊ぶ為に持ち込んだものなのかもしれない。]
じゃあ、そうだな……。 サラちゃんと遊んだ時と同じでいいかな。
5本ずつ投げて、多く入れられた方の勝ち。
何か、賭ける?*
(312) jps 2023/05/04(Thu) 22時半頃
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サメジマは、おっけー◎ 行っくよー! [fortune50以上で成功だ!]
jps 2023/05/04(Thu) 22時半頃
サメジマは、20(0..100)x1
jps 2023/05/04(Thu) 22時半頃
サメジマは、7(0..100)x1
jps 2023/05/04(Thu) 22時半頃
サメジマは、12(0..100)x1
jps 2023/05/04(Thu) 22時半頃
サメジマは、81(0..100)x1
jps 2023/05/04(Thu) 22時半頃
サメジマは、61(0..100)x1
jps 2023/05/04(Thu) 22時半頃
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[うーん、やっぱり慣れないボールは最初の調整が難しいな。若干不甲斐ない結果に頭を掻く。]
じゃあ、そっちの番。
(314) jps 2023/05/04(Thu) 22時半頃
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>>317 [最後の叫びに僅かにだけ痛みが走るのを遣り過ごした。 転がったボールを視線でだけ追う。]
おー。やるねえ、ニジノちゃん! やっぱりバランス感覚が違うのかな。
[飛び跳ねる様子はとても自然で、その回復が確かなものであることを物語っていた。改めて、安堵する。]
さあて。 何でもひとつお願いを聞かせる権。
どう使う?
[ぱん、と手を打って、広げて見せた。]*
(318) jps 2023/05/04(Thu) 23時頃
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>>321
──靴でいいんだ?
[にこ、と笑んで、距離を詰める。 先程までの運動で火照った身体の、熱が伝わるくらいまで進んで、跪いた。]
……………………。
ごめんね。 ……赦さなくて、いいよ。
[そのまま屈んで、唇を寄せた。]*
(322) jps 2023/05/04(Thu) 23時頃
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>>325 [後ずさる様子に、肩を竦めて立ち上がる。 冗談では、勿論なかったけれど。]
そう? じゃあまあ、貸しにしておいてね。
んじゃ、俺、ランニングに戻るけど。 門まで送ろうか?*
(328) jps 2023/05/04(Thu) 23時半頃
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>>329>>330 [いい子なんだな、と思った。 いや、強い人、かな。
未来をきちんと見て行ける強さ。 思えば最初からそうだった。]
ん。バスケは……こうして遊ぶくらいならするけど。 競技としては、一生やらない。
[だから俺も、生きる為の決意のひとつを口にする。]
…………うん。 良かった。本当に。
(331) jps 2023/05/04(Thu) 23時半頃
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>>335 [向いているもの、か。
うん。と頷いて、一礼に見惚れた。 二歩、三歩と足を運んでから、振り返る。
軽やかに空を駆ける鳥の軌道を、長いこと見送った。]**
(339) jps 2023/05/05(Fri) 00時頃
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……刺されてもいいから 欲しいって思うこともあるよ。
[呆れたような顔も、何かを一瞬だけ思案したような小さな視線の動きも、しんどそうに、貸してやった俺の服を搔き集める仕草も、それを、身に纏うところも、余った丈がやっぱりどうにも可愛く思えるところも、全部、
目が離せないのがなんでなのか、俺にはわからないけど。]
けどま、気を付けるわ。
つか、そか。 ゲームの初日ってあれ今日なんだもんな……。 なんかやっぱ、変な感じだわ。
[悪くない日だった。或いは日々だった。そうかもしれない。大事な、幾つかのことがあった。 桐堂もそう思ってくれんなら、いいな、と思った。]
(*110) jps 2023/05/05(Fri) 09時頃
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あ!! 忘れるとこだったわ。
あのさ、サラちゃんとキリノが 二人分の賞金を狼陣営に譲りたいって。
一応保留ってことにして預かってだけ来たんだけど キル、受け取るつもりある?
[そこそこの重要案件を漸くで確認しつつ、ぐちゃぐちゃになってたシーツを伸ばして寝心地を確保した。]*
(*111) jps 2023/05/05(Fri) 09時頃
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サラちゃんの病気、ちゃんと治ったぽいんだよね。 まだ検査とかはあるんだろうけど。 その上お金まではって話だった。
ま、お前は断るよね。伝えとく。
[賞金を譲る行為自体は訝る癖に、自分は「胡散臭い」で断るんだからちょっと面白い。そうやって自分を遠くに置きたがるのに、俺なんかの心配をしてくれてさ。]
…………うん。 けどさ、飯ン時に言った通り、 俺はお前にまた会いたいから。
明日スマホ買ったら一度電話する。夜かな。 出ても出なくてもいいけど、番号だけ覚えといて。
[何とか整った寝床に桐堂を誘導して、電気を消してきてからその隣に転がった。抱き締めたくて仕方なかったけど、止めておいた方がいいのかな。背を向ければ安心する? でも嫌だし。とか考えてたらなんかよくわからない直立不動になっていたかもしれない。]
…………。 じゃ、おやすみ。*
(*114) jps 2023/05/05(Fri) 10時半頃
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電話掛けるのに無理とかある?
[少し笑って、うん。それでいいから、と呟いた。 「こういうこと」なんつう言い回しが控えめでいじらしくて、堪らなくなるけど。我慢する。
約束はもう、しなくて良くて。 いつかの未来に交わる縁を、心から希うだけだった。]
…………ん。
[疲れたろ、とか。 さっきの今でも言ってくれるその声が、孤独なつもりの狼を救ってくれたあの響きとまるで変わらないから、俺はどうしようもなく涙を溢す。向けられた背中から、それでも伝わってくる体温を、ずっと感じていたかった。]
(*117) jps 2023/05/05(Fri) 12時半頃
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翌朝、多分ちょっぴり寝過ごした後、桐堂が出て行くならば土産を持たせて送り出す。こっそりポケットに忍ばせた、サンストーン。]**
(*118) jps 2023/05/05(Fri) 12時半頃
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[学校は去年のうちに休学届を出していること、学年の扱いが実際どうなっているのかは実は不明なこと、このまま退学をしようと思っていることなどを他の他愛ない情報と共に告げて、それで名残惜しい時間は過ぎていってしまった。
差し出された黄緑の石に、小さく息を呑む。]
うん。頂戴。
[握り込んで、押された念には苦笑で頷く。 軋んで閉じた部屋の扉の、錆のかたちをすっかり覚えてしまうくらいの間、そのままの姿勢でいた。
翌日、夜を待って、一本の電話を掛ける。 規則的に鳴り続ける呼び出し音は、少しだけ心臓の音に似ていた。]**
(*123) jps 2023/05/05(Fri) 13時半頃
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─ 翌々日・自室 ─
[帰り道で入手した高認の出願書類は全て埋めた。シフトの連絡のついでに新しいスマホの電話番号を派遣会社に報告して、出しっ放しだったペットボトルの水を一口含む。ぬるいな、と思った。明日は高校に顔を出して退学の手続きをして来なければならない。
ああそうだ、と思い出してLINEの画面を開く。ひとつはパパッと送信してから、もう一通は少しだけ考え込む。知ってる奴の彼女に送るのってなんかちょっと気を遣うよね。寧ろ婚約者の勢いだし。]
(358) jps 2023/05/05(Fri) 14時頃
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─ 翌土曜・xx駅周辺 ─
[残高を予め確認してから、窓口で200万を引き出す。「仕事先の都合で口座を移すことになって」適当な理由をでっち上げればそれで問題は無かった。見た目が年齢相応ではないのにも便利なことはある。
あの夜に桐堂に貸したパーカーを羽織ってきたのはただそこにあったからだが、日中は暑いくらいかもしれない。袖だけ捲っておく。
時間潰しに寄った書店で大学案内を買った。待ち合わせ場所の柱に凭れ掛かって目当ての学部を比較検討していると、そのうち改札上の時計が13時に差し掛かる。荷物を抱え直し、桐野の到着を待った。]
よう。 相変わらずキリノだな。*
(369) jps 2023/05/05(Fri) 16時頃
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>>370 微妙なトコだな。 あの後色々あったといえばあったし……。
まあいいや。カラオケでいい?
[現金を確認してもらわなくてはならないので、個室の方が都合が良かった。どうせ頷くだろうと、すぐそこの雑居ビルに入った。適当に時間を決めて、ビジター価格で受付を済ませる。ドリンクバーはついてくるらしい。 適当にアイス珈琲を汲んでから部屋に向かう。]
で、どうよ? サラちゃんとは。
[荷物を適当に放って、挨拶代わりに切り出す。 バーチャルの職員室で"内通"を持ち掛けた時みたいに。]*
(372) jps 2023/05/05(Fri) 16時半頃
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>>373 [順調そうで何より。沙羅ちゃんも心配は要らなさそうかな、と本人からのLINEと合わせてほっとする。
随所にナチュラルな惚気の混ざる雑談を適当に弾ませてから、大して嵩張りはしない包みをサイドバッグから取り出した。つい、と差し向ける。]
ん。
ホーリー……ああ、ヒイラギな。 あいつは一言「要らない」ってだけ。 キルは「胡散臭いからやだ」ってさ。
俺だけ貰うのもアレなんで返すわ。
[うまい棒パーティの話が出るなら、不参加を告げておく。]*
(376) jps 2023/05/05(Fri) 17時頃
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>>379 [確認くらいしろよ、とは思ったが、無防備な信用を向けられた気分は、まあ悪くはなかった。思えばゲームでも「人として」なんて言ってくれてたんだったか。片眉を上げて、ただその動作を視界に収めた。]
そういや、そうか。 キリノは人狼の先輩だったんだよな。
お前と赤囲んでたとしたら、 どんなだったろうな。
[今となってみれば、あの二人以外との窓は考えられなかったにせよ、その想像自体は愉快ではあった。]
あ、そうだ。
俺の連絡先知ってること、 サラちゃん以外には秘密にしといて。*
(380) jps 2023/05/05(Fri) 17時半頃
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>>381 [その後も時間いっぱい、他愛無い言葉を交わした。
大学の情報交換なんかは有意義だったかもしれない。医学を志すと聞かされたならば、こちらは法学だと答えて笑う。お互い楽ではない道だった。]
…………んじゃ。またな。
サラちゃんにバスケ楽しみって伝えといて。 その時はお前も来るだろ?
[球技は苦手だと言っていたような気もするが、見ている分には構わないだろうし。まさか運悪く飛んでいったボールに顔面を打たれるなんてこともあろう筈もなかった。
駅まで連れ立って、手を振った。]*
(382) jps 2023/05/05(Fri) 18時頃
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─ 数年後 ─
[今思い返しても勉強漬けの日々だった。 本来ならば高校の最終学年度を収めていた筈の年は特に狂気の沙汰だったろう。ほぼ丸一年を使ったとはいえ、高校の就業課程全てを浚いながら高等学校卒業程度認定試験、平行して大学受験までをこなしたのは我ながらやり過ぎだった。
合格後は休む暇もなく司法試験対策(規定は緩くなっていたとはいえ)、資格を取得してからも修習、インターン、ローからの同期との情報交換という名の飲み会の頻度も酷かった。お陰で筋肉が若干落ちてしまった。学閥絡みの検察への引き込みから逃げ切れたのは奇跡のようなものだった。
何はともあれ。 今日、こうして無事に弁護士として正式に雇用されることが出来た感慨は十二分に深いものだった。
希望通りの、アンダーグラウンドに強みを持つ事務所だ。]
(*126) jps 2023/05/05(Fri) 20時半頃
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[誰かの荷を背負いがちだと指摘されたのはいつのことだったろうか。その特性を歪みなく発揮出来る分野でもあり、また一般的な倫理観から離れたところに在る自分には向いていると自然に思えたのがこの仕事である。
或いは、再びあいつに出会えたとして、あいつがどんな環境に身を置いていたとしても助けてやれる、そんな思考がなかったとは言わないのだが。]
まずは陳述書の清書ね。 はいはい、どんな下働きもしますよーっと。
[あれから数年、不定期に掛け続けた電話は、未だにコール音を響かせてくれている。その声が聴けることはなかったが、途切れずにいてくれることが嬉しかった。
いつか>>2:-103投げられた問い掛けを思い出す。今ならば真っ直ぐに答えられる気がしているのだ。一度限りの夜について、俺の、感じたことの全てを。
背広の胸ポケットには、唯ひとつの石が収まっている。]**
(*127) jps 2023/05/05(Fri) 20時半頃
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お前がそうするなら、 そうしてもいいけど?
(*130) jps 2023/05/05(Fri) 23時頃
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