人狼議事


31 私を■したあなたたちへ

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【人】 灰占道士 煙



  毒を持っていなかったら、るくあは死ななかった。
  ……しかし、解放されることもなかった……。


[中村とるくあの想い出を、記憶を聞いて、
 そのやり取りを、るくあの存在を、口ぶりから思い描く。]


  ……笑顔。
  ああ……、るくあも、アンタの話をする時は、
  いつも笑っていたよ。楽しそうに。


[死を幸せだと称した彼女が、
 生の只中にも、幸せを感じる瞬間があったのだと
 信じてもいいだろうか。
 あの笑顔は嘘ではなかったと信じても。]
 

(110) yunamagi 2023/11/25(Sat) 00時頃

【人】 灰占道士 煙


[話し終えると中村は、
 己と向き合い、真っすぐに目を向ける。

 人殺しと詰って、
 責め立てるような熱は、疾うにない。
 あるいはその方が楽だったかもしれないが。]


  ……そうか。
  ひとつ聞かせてくれ。

  アイツの望みを叶えて、アンタは――――。


[幸せだったか? 満足だったか?]
 

(111) yunamagi 2023/11/25(Sat) 00時頃

【人】 灰占道士 煙



  …………いや、

  話を聞けてよかったよ……。


[無慈悲な問いは、すんでの所で押し留める。
 サングラスの奥の目を瞑り、

 暫く、男の言葉を心中に沁み込ませる時間を
 幾らか要した。]
 

(112) yunamagi 2023/11/25(Sat) 00時頃

【人】 灰占道士 煙



  そうだな、アイツの死因は公的には心臓マヒだ。
  アンタが法的に罰せられるとしたら、
  毒物の所持だろうな。
 
  俺はそれには関与しない。


[中村にこれ以上、話すことも問うこともないのなら、
 話を切り上げるように立ち上がる。]


  アイツが、るくあが死を欲して、
  与えたアンタが人殺しなら、
  俺だって大差ない。無知ってのは毒なんだよ。


[呟いて、部屋を出ていこうとしただろう。**]
 

(113) yunamagi 2023/11/25(Sat) 00時頃

【人】 灰占道士 煙

――503号室

[生前のるくあを追想しているらしき中村の、
 整ったおもてに一筋の涙が零れ落ちる。
 静かな、温かいものが。]


  ……アイツの死を、
  悼んでくれて、ありがとうよ。


[会話の最中、ずっと適切な表情を見失っていた。
 やっと今、微かな笑みが浮かんだ。]
 

(154) yunamagi 2023/11/25(Sat) 11時半頃

【人】 灰占道士 煙


[去ろうとする背に投げられた、小さな声は>>117
 海流に呑まれることなく、己の元へと届く。]


  ……――――っ

  
  莫迦やろう。俺まで泣かせる気か。


[小さく毒づいた呟きは、笑み混じる
 柔らかな響きを帯びていた。*]
 

(155) yunamagi 2023/11/25(Sat) 11時半頃

【人】 灰占道士 煙


[ホテルの部屋を出てロビーに向かう。
 熱いコーヒーが飲みたかった。

 ソファに腰かけ、
 アポロでコーヒを頼もうとして、
 気づく雛子からのメッセージ。
 
 彼女から”にーちゃん”その変わらない呼びかけに。
 目頭が熱くなったのは、
 今しがたの中村との会話で生じた情感が、
 彼女の言葉を引き金に、溢れそうになったためだろう。]
 

(156) yunamagi 2023/11/25(Sat) 12時頃

【人】 灰占道士 煙


[研究所にいた小さな子供。るくあの”友達”
 彼女を死なせてしまわなくてよかったと心底思う。

 るくあが人体実験にあっていたように、
 彼女にも何らかの実験が施されていたのだろうか。
 夜の時間に相応しい、落ち着いた調光した
 ロビーの天井を見上げて、考えるように息を吐いた。
 それを考えるには、感情が定まらずに。

 今はただ、彼らが平穏に帰還できることを
 祈るのみだ。*]
 

(157) yunamagi 2023/11/25(Sat) 12時頃

【赤】 灰占道士 煙

(卯木に個別送信)


『 待たせたな。
  今、ホテルのロビーに……、と 』

 

(*11) yunamagi 2023/11/25(Sat) 12時頃

【人】 灰占道士 煙



  あれか?


[中途半端な所でメッセージを送り付けてから、
 ロビー内にいる影に目を細める。

 中村との話の余韻で、
 周囲に気を配る余裕を失っていたらしい。
 向こうは気付いていただろか。]


  待たせたなマスター。
  まだ、起きてられるかい?


[片手を挙げて呼びかけた。**]
 

(158) yunamagi 2023/11/25(Sat) 12時頃

【人】 灰占道士 煙

――ホテルロビー

[己の目に卯木はこれまで、
 柔和ながらも整然とした様相を崩さずにいたから、
 眠たげな顔は少々新鮮に映る。>>159

 卯木が勧めたのとどちらが先か、
 そこにあった大福に手を伸ばし、口許に運んでいた。
 先ほどのカレーは遅めの昼食といった認識で、
 それから食事を摂っていなかった。
 甘いものは不得手だったが、
 腹が減っていたのと、仄かな酸味の
 控え目な甘さのせいだろう、
 その甘味を好ましく感じる。 ]
 

(161) yunamagi 2023/11/25(Sat) 16時半頃

【人】 灰占道士 煙



  うん、美味い。
  和菓子もメニューにあるのか。


[よもや男の手作りと思わず、咀嚼すると、
 向かいの席に腰を下ろす。
 先ほど注文したコーヒーを
 モナリザが運んできて、目の前のテーブルに置いた。]


  ああ、
  ヤツと話して……そうだな、


[卯木の問いに口を開いたものの、一度言葉を切った。
 カップに手をかけて、一口黒い液体を啜って。]
 

(162) yunamagi 2023/11/25(Sat) 16時半頃

【人】 灰占道士 煙



  アンタ、マスター何を知ってるんだっけな、
  るくあが、どうやら人を操ることができて、
  俺とは血の繋がりがなくて、

  ……まあ、こんなことは
  アンタには関係ない話か。


[薄く笑う。
 彼は、己を断罪するつもりなのだろうか。
 卯木が受け入れるにせよ、撥ねのけるにせよ、
 この男に、己の身の上話を経緯を聞かせる――
 「聞いてもらう」のは、
 己にとっていかにも都合の良いことのように
 思えたのだ。*]
 

(163) yunamagi 2023/11/25(Sat) 16時半頃

【人】 灰占道士 煙


[卯木の言葉で、これが彼の手作りであることを知る。
 喫茶店を営んでいるとはいえ、
 こんな場所でまでわざわざなァと、
 
 それが手向け故とは至らない身には、
 半ば呆れ混じりの感想を抱く。]


  ……どうしたいか。


[卯木の言葉を反芻する。
 彼の心中を理解しない己には、
 それこそ関わりのないことでは? 
 と、過りもしたわけだが。]
 

(178) yunamagi 2023/11/25(Sat) 18時頃

【人】 灰占道士 煙



  別段、話したくないことなどは、ない。
  
  俺のいた研究所が具体的に何をやっていたか
  知る必要がある。
  まだ何処かで、得体の知れない実験なんぞを
  続けているのなら、それは潰しておきたい。
  ……まあ、るくあが「止めさせた」可能性のほうが
  高いとは思っちゃいるが。

  それでも、知っておく必要があるだろう。
  

[研究所のデータの粗方は処分されているだろうから、
 関係者を探して。
 彼らの記憶に残っている真実を
 拾い集めねばならない。]
 

(179) yunamagi 2023/11/25(Sat) 18時頃

【人】 灰占道士 煙



  身の振り方って話なら、
  俺はこれでも優秀な研究者なんだ。何とでもなるさ。


[肩を竦めて言うと、ガラス外に広がる
 夜の暗闇に目を向けた。**]
 

(180) yunamagi 2023/11/25(Sat) 18時頃

【人】 灰占道士 煙

――ホテルロビー

[お節介だな、前にも抱いた感想を苦笑混じりに。
 密星にも感じたが、少しでも関わった人間に
 心を砕ける性質なのだろうか。
 己には不足気味の細やかさに、
 若干面映ゆい心地になりながらも。]


  多少、危険なことはあるかもしれんが、
  死ぬつもりはない。今はもうな。

  そこを心配してくれてるんだったら、
  はっきり言っておくよ。


[明言して、
 視線を交えるように対面の男を見つめた。]
 

(191) yunamagi 2023/11/25(Sat) 22時半頃

【人】 灰占道士 煙


[今度は何の歌詞だ? >>186
 混ぜっ返すようなことを言いかけて、
 語り始めた卯木の過去に、口を噤む。]


  そりゃあ良かった。


[浮かぶ微笑みから、
 己を慮ってのものだと理解しつつ、それでも、
 後悔していたという卯木が、
 ここに来て、前向きな気持ちになったという
 そのことに対して、短く相槌を打つ。]
 

(192) yunamagi 2023/11/25(Sat) 22時半頃

【人】 灰占道士 煙


[紡がれた言葉からは、
 男と従弟との関係性まで覗けない。
 年の離れた従弟、この男のことだ、
 優しく見守って、彼の優れた洞察力で
 見えるもの教えられるものを与えたんだろう。]


  どうだろうな。
  アンタは出来のいい兄貴だったろうから。
  反発することはあったかもな。


[朧な推測の元、それでも彼の兄としての像は
 容易に想像できる気がした。]
 

(193) yunamagi 2023/11/25(Sat) 22時半頃

【人】 灰占道士 煙



  ……まあ、それだけじゃなかったと
  俺は思うがね。
  勿論、実際のところは判らんが、

  アンタは、そうだな、少なくとも俺の目には、
  ソイツにとってデカくて有意義な存在だった。
  そう思わせる人間だ。

  随分、余計なことを喋ったが、
  巻き込んじまったサービスだとでも思ってくれ。


[そこで言葉を結ぶと、ガラス越し、
 まだ夜明けには遠い景色を一瞥する。
 それから席を立っただろう。*]
 

(194) yunamagi 2023/11/25(Sat) 22時半頃

【人】 灰占道士 煙


[それ以上、問いを重ねることもなく、
 卯木は曇りない微笑みを浮かべる。>>205

 年の離れた従弟と、目の前の武侠めいた男が
 重なることはさすがにないだろうが。
 彼が己の先行きを、心底案じたゆえのものだと
 すんなり得心がいったから。

 こちらも、親し気な笑みで返す。]


  じゃあな。
  今度、店に飯でも食いに行くよ。


[感謝の言葉は、やはり己には過分と思えたが、
 素直に受け取って。
 手を振る姿に別れを告げた。*]
 

(219) yunamagi 2023/11/26(Sun) 10時半頃

【赤】 灰占道士 煙

(密星に個別送信)


『 おはよう 』

 

(*12) yunamagi 2023/11/26(Sun) 11時頃

【人】 灰占道士 煙

――311号室

[ホテルの部屋に戻ったものの、
 昼間睡眠を取ったたためか、目も思考も冴えていた。

 シャワーを浴びて一度寝支度をするも、
 横になる気にはなれず。

 指先は密星にメッセージを投げていた。
 今頃彼女は深い眠りに就いているだろうか。
 (それは己が望んだことでもなるのだが)
 彼女のとってのおはようがどのタイミングになったか。

 ホテルの窓から星の瞬く夜空を、
 眠気が訪れるまでは眺めているだろう。**]
 

(220) yunamagi 2023/11/26(Sun) 11時頃

【人】 灰占道士 煙



  んぅ……、


[取り留めのない思考や感情を眠気が遮りはじめたのは、
 もう明け方も近い時分。
 時間は短かったが、深い睡眠を取れたようで、
 目覚めはすっきりとしていた。

 島にやってくる「救援」の上層に、
 先んじて連絡をつけておく。
 戻れば、己は事情(幾らか虚偽を交えたものであれ)を
 説明・報告する必要があるが
 彼らが事細かに追及されることはなく、
 望むならあっさり身柄を解放されるだろう。]
 

(247) yunamagi 2023/11/26(Sun) 14時頃

【人】 灰占道士 煙



  ――――さて。


[アポロからの通信に目を通して、
 転換の詞を、ぽつり。]
 

(248) yunamagi 2023/11/26(Sun) 14時頃

【人】 灰占道士 煙

――ホテル・ロビー

[生きた人間よりロボットの数が上回るロビーで。
 いや、恐らくそれ以外の場所でも。
 その姿はすぐに見つけられただろう。>>232

 そんな甘味の効いた考えを過らせたことが
 可笑しくて苦笑しつつ、近づいていく。]


  おはよう。ご相伴にあずかっても?


[軽く首を傾げで、向かいの席に腰かけた。*]
 

(249) yunamagi 2023/11/26(Sun) 14時頃

【人】 灰占道士 煙


 
  俺は夕べ食いそびれてな、
  腹は減っている。

  ……黒烏龍茶と、ピザにするか。


[メニューリストからペパロニとドリンクを選んで、
 彼女のものと一緒に注文するつもりで。
 質すような視線の意味は、
 彼女の差し出すメニューとともに
 落とされた言葉に解がある。]
 

(256) yunamagi 2023/11/26(Sun) 15時頃

【人】 灰占道士 煙



  ……ああ、遅くに送ってしまってすまなかった。
  あれから……中村と話して、
  卯木とも会ってたんだ。


[就寝の遅くなった理由を、昨夜の遣り取りを
 思い起こしながら。]


  なかなか寝付けなくてね、
  ……アンタの顔が浮かんだ。

  そっちは、ぐっすり寝れたかい?


[密星を見つめ返して、尋ねる。
 その面に疲労の後がないか見定めるように。*]
 

(257) yunamagi 2023/11/26(Sun) 15時頃

【人】 灰占道士 煙


[卯木と中村から受け取った、
 己の在り様を肯定する数々を、
 殊更口にする必要はないだろう。
 お疲れ様の言葉には、緩く頷くに留めて。]


  休めたのなら何よりだ。
  それなら、あちこち廻れそうだな。


[思いの外、感情豊かに瞬く瞳。
 彼女の蘇芳を確と映したくて、
 サングラスをテーブルの上に置く。]
 

(266) yunamagi 2023/11/26(Sun) 16時頃

【人】 灰占道士 煙


[間もなく、モナリザが二人分の料理を運んでくる。
 ロボットに手を振る密星、パレードの際には
 お辞儀もしていたことを思い出して、
 笑みを浮かべつつ、ピザに手を伸ばした。]


  あァ、料理は外れがない。


[一片を摘まみ上げ、口に入れると同意を示す。
 それから、微笑む顔に目を向けて。]
 

(267) yunamagi 2023/11/26(Sun) 16時頃

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