23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。
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いっ・・・
[痛がりたくはないから、 口を自分で塞ぐ。 音が、でも、少し、遠い]**
(*94) nostal-GB 2023/05/04(Thu) 11時頃
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[奥に届かせるまでは夢中だった。 どっかのタイミングで、漸く世界が戻ってくる。
桐堂は目も口も覆って何かに堪えている。 何かじゃねえか。俺か。
反省、まではしている余裕はなかったが、腹と腹の間に挟まれて萎れ掛けてるものに手を伸ばす。軽く握り込んで、ゆるゆると擦り立てる。そのリズムに合わせるように、腰を揺すった。]
…………悪ィ、トンでたわ。
[顎先にキスを落とす。]
苦しくねえの、 そんな塞いじゃって。
声、出してもいいよ。
[つか、聴きたいだけだけど。]*
(*95) jps 2023/05/04(Thu) 11時頃
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─ 後日・廃校舎 ─
[濃縮された3時間を体験した日から、それなりの経過を数えた。季節が移ろう気配くらいは漂っていただろうか。
早朝のランニングを再開してから、徐々に距離を伸ばしながら、あちこちの景色を見て回るのが最近の趣味と言えば趣味だ。地図アプリでコースを組み立てていた時、その表記を発見した。
────旧桜森高校。
なるほど、と思って、今日の目的地はそこに決めた。]
…………へえ……。
[その執拗までの再現度には、やはり何らかの思い入れがあるのだろう。それくらいに、廃校舎は"廃校舎"だった。
立入禁止を控え目に主張するコーンは気にもしなかったが、校舎内にまで入るのは億劫で、脚が向くのは自然、体育館だった。バーチャルと同じように、無事なバックボードが残されているのに目を細める。]*
(274) jps 2023/05/04(Thu) 11時半頃
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好きにしやがって。
[頭飛んでいたとか、 正気に戻れよ!
と、手を退けると、 顔を睨んでやりたかったけど、 そんな余裕なくて、 涙目で見つめるだけになった]
出さ・・・ねえよ。 キモいわ・・。
[と、声出すのを拒否るけど、 漏れ出るものは、仕方ない。 それは、悔しくて]
(*96) nostal-GB 2023/05/04(Thu) 14時頃
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[声は拒否したけれど、 そんなに聞きたいなら、 と、手を広げて、頭を掻き出いてやった。
一番近くで、感じればいい。 それでいいだろ?]**
(*97) nostal-GB 2023/05/04(Thu) 14時頃
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[可愛いっつってんのにな。 滲んだものを吸い取ってやりたくて、目尻に口づける。
と、意外なくらい力強く抱き込まれる。]
…………うん。
[なんでか、言いたいことがわかった気がして、頷いた。 全部が心臓になったみたいな音を聴く。 なるべく、優しく、なんて無理で、だけど精一杯気持ち良くはしてやりたかった。熱を交換する、感覚で。圧して、引いて、段々と混ざっていく。]
ん、────っぁ、
[やがて短く吠えて、吐き出した。]*
(*98) jps 2023/05/04(Thu) 14時頃
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―― 6月XX日/桜森高校 ――
[ゴールデンウィークの女子会で、旧桜森高校を訪れて以来、虹乃は単身何度も足を運んでいた。 まだ、リンクの手前で足が動かず、練習を再開することもできない。パニック障害も酷くて、スケート場まで辿り着けない日も少なくない。 それでも、折角あれだけの経験をして治った左脚だ。再び滑らない選択肢はなかった。見たいと言ってくれる人がいる内は、諦めるわけにはいかない。
だから何度でも繰り返す。あの日、保健室から出て、東階段の踊り場で、――]
――っ、ぅ、 はぁ、はぁ…… 、 や、やだ、
[真っ青な顔で、廊下の途中に踞る。喉から酸素でなく血が噴き出す錯覚。全身冷や汗が引かず、震えも止まらない。]
――――だ、 大丈夫、 もう 痛くない、痛くない。
[自分に言い聞かせるように唱えて、今日もまた駄目だったと帰ろうとして。曇天の体育館の方から、物音が聞こえた気がした。>>247]
(275) りしあ 2023/05/04(Thu) 15時頃
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―― 桜森高校/体育館 ――
[ふらふらと憑かれたように体育館へ足を向ける。廃校とはいえ不法侵入だから、足音はなるべく消して。いつかは参加者の誰かと鉢合わせることもあるだろうと覚悟はしていたから、退路を確認しつつそうっと覗いてみた。]
――――っ! ぁ、
[ひくっと喉が鳴った。リンクの前と同じ、足先から冷たくなっていって、最早逃げる去ることもできず、その場で硬直する。 癒えない心の傷を刻みつけた張本人の姿に瞠目して、唇だけが鮫島、と動いた。]
(276) りしあ 2023/05/04(Thu) 15時頃
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・・・・・・ッ。
[キツく抱き込んだら、鮫島なら動きはなお、早くなって、 圧迫と圧迫と、痛みと刺激されてる快楽とで、 頭がもう、ぐちゃぐちゃだ。
ともすると、自覚しないうちに、 あられも無い声を出していたかも、しれないが、 もう、それすら、どうでもああ、熱量の中に、
遠くに鮫島の声を聞く。
そして、過ぎ去ってあと、 かくり、首が折れて、 ただ、その部屋にだらしなく転がった。
荒い息は、自分だけか、それとも? いずれにしろ、終わってみれば、
それは、必要なことだったかも、なんて、考えたけれど]
(*99) nostal-GB 2023/05/04(Thu) 15時頃
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蜜柑
水欲しい。
[どれくらいか時間が経ってから、そう、つぶやいた]**
(*100) nostal-GB 2023/05/04(Thu) 15時頃
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[多分暫く覆い被さっていた。 ハ、と漏れる息のひとつで整えられるまで待って、ずるり引き抜く。おざなりな後始末をして、桐堂のそこだけは丁寧に拭いてやってから、並んで転がる。]
………………ん?
ああ、 …………
[のろのろと起き上がって目と鼻の先のキッチンへ向かう。買い置きの水は冷えてんのとぬるいのとあったけど、後者でいいか。シンクの下から引っ張り出して、取って戻る。
2リットルボトルから、そのまま口をつけて含む。 薄っすら開いた唇に合わせて、流し込んだ。]
もっと要る?*
(*101) jps 2023/05/04(Thu) 15時半頃
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―― GW/桜森高校への道 ――
[焦がしカラメルとオレンジの香が絶妙にマッチしたクレープ・シュゼットも、「今日がお前の命日だ!」とばかりに綺麗に平らげて。
葉桜を通り抜ける風に吹かれながら。休日に、三人バラバラの制服で、通学路を談笑しながら歩くという不思議な光景。 目敏く見つけた野々花の猫のストラップの話とか。 二人とも通学を再開すると言う、学校の話とか。 もしかすればコイバナも、根掘り葉掘り。 沙羅の体調を窺いながらそぞろ歩いて、やがてその南京錠で閉ざされた正門が見えてくる。]
……不思議。本当にあるんだ。
[また、この瞬間もマシンの中で、VRの世界を見ているのではないかと――乖離感に襲われる。 向かう足が重くなって、それも隣の二人に気取られぬよう必死で前へ動かしながら。 参加者が誰でも抱くであろう、奇妙な既視感を共有していた。]
私は飛び越えられるけど、 二人は無理だよね?
[ぐるりと校庭を囲む柵に沿って歩いて、やがて裏門まで。**]
(277) りしあ 2023/05/04(Thu) 15時半頃
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[水が欲しいっていったら、 口移しされて、 欲しかったから飲むけど]
お前、本当に手慣れてるな。 でも、そういうこと、やめとけ。
あの時も言ったけど、
勘違いするからな。
[そして、のそ、となんとか起き上がると、 デカいペットボトルに手をかける]
ヤマトにも散々恋人みたいなこと、してたろ。 あれじゃ、勘違い、するわな。
[自分で飲もうと]**
(*102) nostal-GB 2023/05/04(Thu) 16時頃
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んー……。
[勘違い、か。どうなんだろうな。 大和とのことは、今思えば反省すべき点も多々浮かぶとはいえ、あの時には必要だと感じたことだ。 その是非は別として、
じゃあ、今は?
ペットボトルを持ち上げる手を何となく見つめる。]
………………。 ……でも、したかったから。
[なんかガキみたいな言い分になった。]*
(*103) jps 2023/05/04(Thu) 16時頃
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―― 桜森高校への道 ――
[店員さんの「ありがとうございました」の声に、 ご馳走様でした、と返して店を出る。]
はぁ……美味しかったね。ニジノが言っていた通り、 スイーツの種類が沢山あって迷っちゃった。
タピオカって、結構お腹いっぱいになるのね… [バッグの内側に付けて連れて出た猫は ニジノに目敏く見つけられてしまったので、 実は……と、奏人くんとのことを白状したり。 お土産のパウンドケーキと、ケーク・サレを手に、 沙羅は実際のところどうなの?なんて話を振ったり。 ニジノの動画を観た話、海外拠点に移る話。 復学の不安なども、少し吐露してしまったかも。
瑞々しい緑葉のもと、 趣の違う3つの制服が風にひらめく。]
(278) azure_blue 2023/05/04(Thu) 16時頃
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……本当に、あの学校なんだ… こう… 入口のこの辺りから見えない線が引かれていて、 ここから先はVRの異世界だったりとか…。 変な想像、してしまいそう。
[不思議、というニジノの声に頷く。 眼前にある校舎が、現実なのか非現実なのか。 暫し、不思議な感覚に襲われる。 ニジノの気遣いもあり、柵を飛び越えずに裏に周った。 学校の敷地に足を踏み入れる前に、 恐る恐る爪先でちょん、と地面を確かめたりもしてしまったが]
……とりあえず、大丈夫そう。 写真、どこで撮る……? やっぱりあの時と同じ場所かな? *
(279) azure_blue 2023/05/04(Thu) 16時頃
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―― GW/桜森高校 ――
え、何その顔面偏差値限界突破カップル。
[野々花のコイバナには獲物を狙う鷹の如く眼を光らせる。 「どこまで進んでるの?」なんて、デリカシーのないフリをして問い詰めるのは、照れる様子が可愛くて見たいから。同じ大学を目指すと聞けば、青春してるなぁ、と我が事のように甘酸っぱい気持ちが広がった。今も後遺症の残る自身と比べて、柊の様子も気になったが、野々花が傍にいれば大丈夫だろうとも。 沙羅の報告も、興味津々聞くだろう。いつか桐野の演奏に立ち会う機会のため、と本人了承の元LINEも交換できれば。]
立ち入り禁止だから、ってだけじゃなく ちょっと躊躇うよね、入るの……。
シツレーしまっす。
[人の気配のない廃校が不気味だから、という理由だけではない。試すような野々花を横目にクスリと笑うも、自分だって背中の産毛が総毛立つような感覚がしていた。]
(280) りしあ 2023/05/04(Thu) 17時半頃
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そうだね、玄関まで行こうか。 その後は、各々見たいところ回っても、
…………、――っ、
[やろうとしていることは、いくつかある。最初にネットで桜森高校の文字と、更新の止まったホームページの写真を見た時から、ずっと来たかった場所だ。けれど、一人で此処へ踏み込む勇気がなかった。女子会に託つけて、思い出を懐かしむフリをして、誰かについてきて欲しかっただけだ。襲撃現場でまた倒れでもしたら、最悪の事態になる。]
うぅん、なんでもない。
[気の晴れないまま、自らを鼓舞するように拳を固める。未だVRの残滓に囚われ苦悶していることを、彼女たちに知られたくはなかったから。一緒に来てとは口に出さぬまま。**]
―― →玄関へ ――
(281) りしあ 2023/05/04(Thu) 17時半頃
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―― GW/桜森高校グラウンド ――
[あの日と同じ場所、同じ構図で撮ったのに、写真は随分と違う出来栄えになっていただろう。
二人と別れると、いつかの足跡をなぞるようにしてグラウンドを横切り、椿の低木の前まで来た。五月に入れば花は見当たらず、つるりと滑らかな濃緑が繁るだけ。そっと葉を撫ぜながら瞑目し、溜息をつく。 仄かに芽生えた恋心も、椿の花の盛りも、終わってしまった。もしも、二人の関係が続く未来があれば、タトゥーのモチーフは桜でなく椿だったかも知れない。永遠に枯れず、咲かせ続けるために。]
あ、そうだ。
[思い出したように宙返りしてみる。制服のスカートが翻り大変なことになったが、誰も見ていないのできっとセーフ。カメラがないことの方に違和感を感じてしまう。着地の際に空気を孕んで膨れたスカートの裾を、手早く整えた。]
(282) りしあ 2023/05/04(Thu) 18時半頃
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[VRより幾分か明るいものの、靴音が痛いほど響く校舎内。 保健室を素通りして、階段へ向かう。足が縺れる。壁に手をつき、窓の桟を握りしめ、じりじりと其方へ、――恐怖の源泉へ遡っていく。]
――――い、いや……ああぁ、
[追詰められる獲物の心地。逃げ惑い、死に直面して、柔肌に食い込む牙は死神の鎌のよう。 血溜まりなんてないはずのそこに、無残に切り刻まれた自身の抜け殻が、今も横たわっている気がして。腰を抜かしてへたり込んだ後、這うようにして玄関へと戻る。その前後の記憶は酷く曖昧だ。**]
(283) りしあ 2023/05/04(Thu) 18時半頃
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―― 玄関口 ――
……少し入って、撮影するだけなので…
[と、許可を取るべき相手もいないのに、 言い訳のような言葉を置いて、校舎の方へ向かう]
……? ニジノ、どうしたの? 具合悪い……?
[>>281不思議なところで途切れた言葉に、 ニジノの様子を窺い見る。 VR世界での思い出は良いことばかりではなく、 特に彼女は、恐怖の中リアルに戻ったのだから、 この廃校に思うところもあるのかもしれない。]
(284) azure_blue 2023/05/04(Thu) 18時半頃
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……それなら良いんだけど… 無理はしないでね。 写真撮影したら、早めに戻ろう?
[沙羅とニジノとともに、玄関へ。 現実とバーチャルの境目を越えて、 三人で同じ場所に立つというのも不思議だ。 準備ができたら、わたしもスマホのカメラを起動する。
あの日あの時と同じ場所、同じ構図。 同じメンバー……ではないけれど、 ともかく三人で撮影を繰り返して。 納得行く出来栄えの写真が撮れたなら、微笑んだ。]
うん、いい写真。 あ、加工は……現実の写真だから、 このままがいいかな……? VR世界の写真と一緒に、左右並べて飾ろうっと。
(285) azure_blue 2023/05/04(Thu) 18時半頃
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ヤマトは、サメジマキルロイたんに温めて貰うんやせつこ
CClemon 2023/05/04(Thu) 18時半頃
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>>275>>276 [足音には気付かなかった。 短い声が上がって、振り返るとすらりと淡いシルエット。薄曇りの空から注がれる光量は充分ではない。眇めた目でその輪郭を確かめる。この場所に来るような人間はそう多くはないだろう、という予想はあった。]
……ああ。 ニジノちゃん?
[若干一部のボリュームが違うように思えるが、見覚えのある人物だ。──仮想空間でのそれを見覚えと言って良いのかはわからないにしても。
彼女と直接言葉を交わしたのは都合二回。残りのもう一回は、一瞬の悲鳴を聴いただけだった。それでも充分に印象に残っているのは、その佇まいが凛としていたからだろう。
だが今は──少し、様子がおかしいか?]
えっと、久し振り。でいいのかな。
…………どうした?*
(286) jps 2023/05/04(Thu) 18時半頃
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[二人とはどこで別れただろう。 ニジノが廃校に残る>>282ことを聞けば、 案じるような視線を向けたと思う。 廃校は廃校に変わりはなく、 むしろ現実だからこそ心配なこともある。 それでも、何かしたいことがある様子なら、 気を付けてね、って、重ねて伝えた。]
――ふたりとも、今日はありがとう。 話せて嬉しかった。
ニジノ、出立が決まったらまた教えてね。 お見送りに行きたいから。 沙羅も、また連絡するわ。 ……桐野先輩と仲良くね。ふふ。
(287) azure_blue 2023/05/04(Thu) 18時半頃
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ヤマトは、キリノああ喰っとくわ(本当にネタです)
CClemon 2023/05/04(Thu) 19時頃
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[別れ際。 玄関口から桜森高校を仰ぎ見る。 玄関口。下駄箱。階段を上がった先に 恐らく今も佇んでいる大きな鏡。 2年の教室、図書館――― 中に入って見回る勇気は持てなかったが、 あのVR空間で過ごした時間は、確かに在って。 わたしを変えてくれた存在に変わりはない。]
( ……ありがとう )
[クルーエル社のことは何一つ分からず、 ゲームに対しては、複雑な思いもある。 けれど、今まず胸に湧き上がるのは感謝であったので。 言葉にしない言葉を胸に、立ち去った。
桜の幻影は、もう見えない **]
(288) azure_blue 2023/05/04(Thu) 19時頃
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― GW・桜森高校への道 ―
[苺の添えられた、とろとろのチョコが溢れるフォンダンショコラも食べ終えて。
5月の、少し強くなってきた日差しの中。 バラバラの制服を着た女子3人の、同窓会は続いていく。]
柊さん? いつから? あ、そういえば、キャンプファイヤー、 二人とも居なかったわね……。
[野々花>>278の告白には驚いて。 ニジノ>>280の、顔面偏差値限界突破カップルにも頷く。 私の話を聞かれたら、玲とは現実でも関係が続いている事を 話して。 ニジノに玲のLINEを知りたいと言われたら、玲にニジノのIDを教えていい?と聞いて。 3人3様の今後の話、不安の吐露なども聞きながら、歩を進めていく。]
(289) doubt 2023/05/04(Thu) 20時頃
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[やがて着いたのは、桜森高校前。 野々花の感想>>279に。]
その境界を踏み越えて入ったら、 出られなくなるホラーを想像してしまうわね……。
[などと。 その後、ニジノの気遣い>>277で、裏門へ回って。 そして校内へ入る時。つま先で、地面をちょん、ってする野々花が可愛くて、くすりと笑った。]
(290) doubt 2023/05/04(Thu) 20時頃
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[就寝前に野々花にLINEを送信。 学校に行くようになれば、会えるのは土日だけ。 当たり前の事実。
現実に戻れば二人の生活は別々で、 それを物足りないと思うのは きっと贅沢なことなんだろう。]
(291) yunamagi 2023/05/04(Thu) 20時頃
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[やはり就寝前に届いた通知に、 読んだという確認だけ伝えて。]
(292) yunamagi 2023/05/04(Thu) 20時頃
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[返信は翌日の昼頃になった。
キルロイの行方も訪ねたかったが、 蜜柑のいう"こっち"には彼も含まれているはずだと 言及することはない。]
……ミカン?
[彼のIDに首を傾げた。*]
(293) yunamagi 2023/05/04(Thu) 20時頃
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