31 私を■したあなたたちへ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
「それから、オムレツが食べたいな。 ね、ね、ケチャップで何か描いて! 憧れてたんだ!」
一旦調理スペースに引っ込んで行ったモナリザが、1分経たずに内側が湯気で曇った透明なクローシュ付きの皿を運んできた。ワクワクしながら蓋を開けると、閉じ込められていたバターの香の湯気が広がる。
「――――――――っ。」
ギャラクシーランドのフードメニューだから、無難に月星や惑星の記号が描いてあるだろうと思っていたのに。園内で多用されている角ばったフォントで、寸分違わず描かれた赤い『SUSUMU♡』の羅列。メール用のアカウントは変更できても、デバイスの持ち主の登録名はバレバレなのだ。 坂理の前では意地でも見せなかった涙が一滴、頬を伝ってスプーンに落ちた。
(265) 2023/11/20(Mon) 02時頃
|
|
「もうさぁ、 もうさぁぁ!!
ボクは別にここから出られなくても 全然、一向に、困らないワケ。 底辺配信者なんて、更新止まっても リアル多忙やメンタルやられて失踪した とか思われるだけだし、そんな事例ゴマンとあるし。
1人暮らしだし。父親も母親もボクが 生きてようが死んでようがどうでもいいだろうし。
でももし、ここから出ることになるならさぁ、 ボクはキミを連れて帰りたいよ。切実に。」
目印のリボンなんていつ外れてしまうか分からないから、ポーチから取り出したメタリックな深紅色のマニキュアで、モナリザの胸部ディスプレイの隣にハートマークを塗りつける。オムレツのケチャップのお返しだ。
「我ながら情緒不安定でおセンチな気分だな。 全部アイツのせいだっ」
スプーンで掬った優しい淡黄色を口に運ぶ。蕩ける食感は、僅かにしょっぱい。*
(266) 2023/11/20(Mon) 02時頃
|
|
[今日1日くらいは、綺羅之介が外泊して稽古をサボった、くらいで済むかもしれないが(とはいえそんな経験は一度も無いのだが)、2日稽古に来なかったとなれば大騒ぎになるだろう。そうなれば逆に救援ヘリが飛ぶかもしれないけど、この島は陸地からかなり離れていた。 考えてみれば、よくのこのこと一人でやって来たな、と思う。自分だけではなく此処に居る全員に言える事だけど。
だけどまさか”犯人殺すまで帰さない”なんて、デスゲームみたいな事態になるとは思ってもみなかったし。
──しかも犯人は自分。 これが舞台劇なら、悪役なのだろうか。]
(267) 2023/11/20(Mon) 02時頃
|
|
与えられたら何でもこなすけど、 悪役、一番難しいんだよね。
…やりきれるかな。
[ぽつり呟いて、湖面を見つめていたけど、やがて踵を返して、宛てもなく何処かへと歩いて行った。]**
(268) 2023/11/20(Mon) 02時頃
|
|
(坂理へ個人送信)
『誤解(何の?)なきよう言っておくけど、 僕は、黒須ワは、歴とした男だからな。 🍬の恰好は、女形のキラ様リスペクトなだけで、 いつの間にか後に退けず……。
まあそういうことだ。返信は要らない。じゃあね。』
女が好きな女でも、女装趣味の男でも、坂理の知ったことではないだろうが、妙に拗らせた対抗心と勢いで謎の釈明を送り付けた。
(*31) 2023/11/20(Mon) 02時頃
|
|
[校内と校外、教員と生徒の線引きが 正しく成されている認識を菊水さんと共有した。 しかし、私の問いの答えへの返答>>255と 彼女から呈される疑問>>256に、私は言葉を失う。]
身内は居ない…………? るくあさんに 『血縁関係』のある人が『いない』 と はっきり そう……言ったのですか…? それは、 ……でも
(269) 2023/11/20(Mon) 02時半頃
|
|
…… ごめんなさい。 私も、 混乱してしまって。
[今起きている出来事の解決に向けて 爪先ほどの糸口を見つけた気持ちでいたのに 船上で、するりと指先を抜けて行ってしまった。 これだけは、という確固とした輪郭すらも揺らいでしまう。
ただわからないことが増えてしまっただけ。 それも、いくつも。]
(270) 2023/11/20(Mon) 02時半頃
|
|
[菊水さんとの間に 重く長い沈黙が下りた。 楽し気に点滅するライト、色とりどりのネオン。
快適な運航をお約束する遊覧船。 互いの片側を流れて行く陸の景色は無音映像のようで 私たちの髪を遊ばせる風も今は凪いでいる。]
(271) 2023/11/20(Mon) 02時半頃
|
|
……菊水さん。 ……ありがとうございます。 まだ、どういうことなのか 分かりませんけれど。 心に留めて、私も考えてみます。
―――…
[今日、煙崎さんと会う機会があることは 迷った末に口にしなかった。 何か分かればご連絡します、として 情報を齎してくれた菊水さんに報いたいけれど 私の口から伝えられる内容になる保証もない。 自然、視線が陸を向いた。 鈍い警笛の音が響く。**]
(272) 2023/11/20(Mon) 02時半頃
|
|
(下書きフォルダの未送信メール)
『じゃあ間違って招待されてしまったのでしょうか。 だとしたら、ボクだけでも、 この島から出して貰えるかも?』
灰羅への返信が随分と遅れてしまった。当然なのに、るくあが自分のことを身内に語ることはなかったのだと、事実として知らされてしまったらもう立ち直れない。坂理と相対して、多少なりともその人柄に触れて、格の違いを見せつけられた後だから、余計にだ。
モナリザと坂理には素性がバレてしまった。遅かれ早かれ、招待者の耳に入る可能性がある。白々しいメールの文面にDEL連打して、打ち直した。
(灰羅へ個人送信)
『仲が良いどころか、どちらかと言うと、 嫌われたり迷惑がられたりしてそうです。
黒須ワ、なら……何か聞いていますか、お 兄さん。』
(*32) 2023/11/20(Mon) 03時頃
|
|
── 現在:ホテルラウンジ ──
[ 地下研究室で考えることが多すぎて、 疲労を癒すためにベッドで横になろうかと、 卯木はホテルに戻ってきた。
そういえば、全く反応していなかったが、 キャンディのミサンガ紛失事件は>>75 解決したのだろうかと、アポロを開くと、 無事に見つかったようで、 何にも貢献していないくせに 卯木は一安心した。
もちろん、その解決劇にひと悶着あったことは 卯木は知らない。 ]
(273) 2023/11/20(Mon) 03時半頃
|
|
[ そして、ラウンジで何やら騒がしいのは、 昨日アポロに添付された画像から推察すると そのキャンディと思われるが。>>266
会話の内容は聞こえないが、 何やらトラブルでもあったのだろうか、と 様子を見つつ、そっと近寄って、 ]
いかがされました?
[ 少しは落ち着いただろうか、というタイミングで 声をかけてみたつもりだが、 キャンディはどんな反応を見せただろう。 ]**
(274) 2023/11/20(Mon) 03時半頃
|
|
犯人でないと察していたのはその通り。>>236 自身の言葉で証明していたから。>>197 元来、素直な性質なのだろう。 それは、あれだけ言葉を投げ合った相手にすら、 律儀に添えるお辞儀も示している。
去って行くのなら。 留める言葉も、理由も、俺は持たない。 静寂を取り戻した廊下で立ち尽くす。
『それでも、るくあは ボクでなくキミを選んだ。』>>235
(275) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
|
|
「 …… やっぱり嘘をつくのが 一番上手いのは、煙崎さんだったな。 」
いつかの印象が蘇る。>>0:76
偽りの契約が満了した瞬間。 俺達はあっさり他人に戻っただろう。 そうなれば彼女はきっと、俺のことなど思い出さない。
選ばれた? とんでもない。 もういない、記憶の中の横顔が笑う。 離れてそれなりの歳月が経っているだろうに。
瞳を優しく細めて、 愛しい在りし日を振り返るような ──
(276) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
|
|
『 え。そうなんだ。 すごうね。全然わからなかった。 ワくん。メイク上手いね。
そういえば煙崎さんが言ってたよ。 ワくんのこと。 大切で、大好きだったって。 』
(*33) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
|
|
去ったはずの相手による、アポロによる追撃。
返信は要らないと言われたら、 返信するのは最早礼儀と言っていい。
言いそびれた一文、>>206 添えて送ってから。
(277) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
|
|
「 …… 男の子って。 そういうことは、ちゃんと 教えておいてくれないかな? 煙崎さん。 」
初めて女の子に大嫌いと言われたと。>>236 こう、密かなときめきすら感じていたのに ……。 恨みがましい独り言は、当然誰にも届かないが。
『 坂理くんが勝手に勘違いしただけでしょう? 』
そう、楽しそうにほころんで見せる。 他の誰かには、また別の一面を見せるのだろうが。 俺にとっての彼女は、そういう人だったな。*
(278) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
|
|
‐遊園地‐
モナリザってやつはさ、何でもできるんだ。>>1:194
給仕は勿論、ホットドックも焼ける。 時には孤独な夜の話し相手にも。
いずれ訪れるだろう、一家に一台モナリザ時代。 来るその日のためにも、その可能性を追及してみたい。
とりあえず、ワくんと別れた後。 遊園地に舞い戻ったはいいが。
特にやることもなかった俺は、 不意にそんなことを思った。
(279) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
|
|
「 君はこれ。君はこっち持って。 準備ができたら、ここの列に並んでね。
さん、はい! 」
どこかの広場の中央に。 園内のモナリザと、パレード用の楽器をかき集めて。 ロボット達による突発的な演奏会を開催する。
演奏の出来栄え?さあ …… 開発者のプログラム次第じゃないかなァ。**
(280) 2023/11/20(Mon) 08時半頃
|
|
――触れ合い公園
[開発者の腕が卓越していたためか、どこかから 秀逸な演奏が聞こえてくる。>>280
残念ながらというべきか、常からか、 音楽を楽しめる気分ではなかった。 芝生に地上絵のごとく刈り込みの入った緑地が 程なくして視界に入る。 「触れ合い公園」と書かれた石造りの看板が 通路との境に立てられていた。 倒れるように寝転ぶと、人口のものではない 芝生の匂いが鼻をついた。]
(281) 2023/11/20(Mon) 12時頃
|
|
[地下にいたのはそう長い時間ではない。 なのに、長い年月かけて蓄積したような疲労感が 身体の隅々にまで及んでいるようだった。
地下室で見た手記。 あれに書かれていたことが真実なら、 研究所の人間に、己に自由意志などなかった?]
……いや、そこまで明確なことは……、 しかし……。
[るくあが宇宙をテーマの遊園地を望んで、 彼女のために作りたいという願いすら、 操られて生み出された感情だというのだろうか。]
(282) 2023/11/20(Mon) 12時頃
|
|
[暫く身体を投げ出していたが、 やがてアポロに手を伸ばした。 通信を新しい順に遡って、己へのメッセージに 目を通す。
キャンディ――黒須からの送信があった。 彼と坂理柊の邂逅も、屈折した思いも知らないため、 返信の遅滞の理由に至らずに。 また、特に気にすることもいなかった。]
(283) 2023/11/20(Mon) 12時頃
|
|
(黒須へ個別送信)
『 黒須くん、な。 名前は聞いていたかもしれない。 中学時代だろう?
いや、るくあは誰のことも 悪く言ったことはなかったよ。 』
(*34) 2023/11/20(Mon) 12時頃
|
|
[黒須が中学時代の知り合いだということは、 調査して知ったことで、実のところ 記憶に残っていない。
ただ、この青年を嫌ってはいなかっただろう。 己の知るるくあを想起すると、 そうとしか思えないのだが。 今はその像が朧なものになりつつあった。]
(284) 2023/11/20(Mon) 12時頃
|
|
(密星へ個別送信)
『 身の安全ということなら問題なかった。 今は銀の館を出て、触れ合い公園で寝てる。
用向きが終わったら、起こしてくれないか。 』
(*35) 2023/11/20(Mon) 12時頃
|
|
[次いで、密星に返信を。 己と卯木の安全を気にかける一文に、 彼女の人となりが垣間見える気がした。
黒須の失せものへの遣り取りは、早々に 片が付いたらしい。 視界の端で流れを追って、芝生の上で目を瞑る。 ロボット達の演奏会を子守歌に、 間もなく意識を手放した。**]
(285) 2023/11/20(Mon) 12時頃
|
|
■回想
物心ついた時には施設にいたから、 両親の顔は覚えていない。
私の引き取り手になったのは研究所の関係者で。 あの人たちが現れたのもまだ幼い頃。 私は研究所で多くの時間を費やすようになった。
私以外の、私よりも小さな女の子ひなちゃん。 今日は痛くなかった? 検査も注射もお薬も何のためのものだったのか。 私にはよく判らないものばかり。
(286) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
|
|
『 うまくいけば、他者に影響を与える物質を 』 『 洗脳 』
他者への洗脳を目的とした人体実験なんだって。 それって、楽しいこと? 誰か幸せになれるのかな。
(287) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
|
|
ある時、気づいたことがあるの。
「 ……が欲しいの 」
微笑んで、望みを口にすれば 叶うようになってること。
『 期待以上だ 』
そう、じゃあもう終わりにしようか。 **
(288) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
|
灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/20(Mon) 12時半頃
|
――回想/僕とるくあと卯坂庵――
煙崎るくあが高校に進学すると、引っ越しによる物理的距離が開いたこともあって、"見守り"は困難になっていた。さすがに四六時中とはいかず、たまに午後の授業を抜け出して電車に乗り、るくあの下校を待ち伏せたり、休日にるくあの行動範囲のスポットを偵察したり。
卯坂庵はるくあの行きつけの喫茶店らしく、彼女が三度その扉の向こうに消えるのを見届けると、僕は次の来店時期を予測して店を訪れた。これがもっとシャレオツで女子高生が映えるスィーツを撮りに並ぶような店だったら、当時の僕は怖気づいて回れ右しただろう。モダンながらも落ち着いた和風の店構えが、マスターの人柄と相俟って居心地の良さを演出していた。歌舞伎趣味といい、るくあは和風テイストが好みだったのかな、と今になって思う。 近くの高校はまだ授業中であろう時刻にやって来る、帽子を目深に被った私服の若者。特に何を喋るでもなく、文庫本を開いたりスマホを弄ったりしながら、コーヒー一杯だけ飲んで去ってゆく。不審な存在だが、幸い通報されることも、素性を探られることもなかった。
(289) 2023/11/20(Mon) 12時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る