33 桜森高校同窓会
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[鈴木一郎は、実は、温泉旅行一番乗りだった──。]
クルーエル社からの招待…… これは間違いなく、4年前のVRゲーム挑戦者に送られてい るもの───、即ち、同年代の女子が何人か……来る……!!
僕と……温泉旅行するために……!!
[盛大な勘違いを孕みながら初日チェックイン時間よりも少し前に到着した。]
(@0) yuzuru 2024/02/26(Mon) 13時頃
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で、女子は5人でしたっけ?男は僕だけかな?
[フロントで告げると、女性3人男性3人の予約が入っている事を伝えられてワナワナと震え始める。]
………………男3女3? カップル、ってコト???
(@1) yuzuru 2024/02/26(Mon) 13時頃
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絶対許さない───────!!!!
[憎しみで人が殺せたら……!! そんな事を喚き散らしながら、用意された103号室のキーを握りしめると、各階へと勝手に旅立った。]
(@2) yuzuru 2024/02/26(Mon) 13時頃
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ん?何だこりゃ。盗聴器?盗撮カメラ?破壊しとくか。
[ありとあらゆる隙間をチェックして、謎の小型機器を発見するたびに自ら用意した超小型カメラを設置し直して行く。]
これは盗撮ではない。 女性たちを守るために─────仕方なくやっているんだッ……!
(@3) yuzuru 2024/02/26(Mon) 13時頃
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[そうして何日間、息を潜めて籠っただろうか……。 各階に忍ばせた隠しカメラの様子を調べる時が来た……]
今日がチェックアウト日か…… 温泉は入ってないけど、同年代の女子たちと同じ屋根の下で暮らした(?)思い出だけでしばらく生きていけそうだ……。
さて、帰宅準備をしてからカメラ回収を……………… ん?
[サブバッグの中に、大量のボタン電池がある事に気付いて。]
(@4) yuzuru 2024/02/26(Mon) 13時頃
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アーーーーーッ!!!!!カメラに電池入れ忘れてる!!!
[桜森高校旅館に空しく響き渡る男の声。
フロントから、チェックアウト時間を知らせるコールが鳴り響く────。]**
(@5) yuzuru 2024/02/26(Mon) 13時頃
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――チェックアウトまで――
[>>@4>>@5 知らぬ間に未然に防がれていた 犯罪行為の裏側で。 泣いた人物には今回も関わりのないままだ。 もし会遇することでもあれば、 彼の四年間がどんなものだったか 少しは興味を持てたかもしれないのだが。]
野々花はタイムカプセル何埋めるんだっけ? あ、内緒なら聞かないよ。
[白い世界で行われたタイムカプセル作業中。 野々花に準備する時間があったかどうか気になって尋ねた。]
(260) yunamagi 2024/02/26(Mon) 14時頃
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[柊も案を聞いて考えてはみたものの、 結局、埋めたいものは考えつかなかった。 柊の隣には野々花がいる。 >>252 短くも確かな言葉と想いを貰った直後 ということもあったのかもしれない。 十年後、あるいは数十年後、新たに 照らし合わせたい未来というものも思い浮かばずに。
地を掘る作業で野々花の手を痛めてしまわないように、 力仕事だけはするつもりでここにいる。]
(261) yunamagi 2024/02/26(Mon) 14時頃
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[それから。 他に寄りたい場所はなかったか、 最後に野々花に確認してからチェックアウト。]
まあ、また来ればいいしね。 次は桜が見える頃かな。
[恐らく他の誰かとも同じであろう気持ちを口にした。 クルーエル社の企てを知らぬ身としては、 呑気な口ぶりで空を見上げるのみだ。]
(262) yunamagi 2024/02/26(Mon) 14時半頃
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戻ったら、ご挨拶に伺わないとね。
[既に彼女とは生活をともにして、 互いの家族にも何度か顔を合わせてもいるが、 改めて訪問させてもらおうと、ぐ、と 似合わぬ握りこぶしを作った。
そうして旅館を後にする。 痛みを伴わない思い出のひとつの場所として。**]
(263) yunamagi 2024/02/26(Mon) 14時半頃
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💬 『ちょっと伯父さん〜〜〜!?! 平太郎さんに聞いちゃったんだけど、盗聴器とかカメラとか置いてたんですって????え????何てことしてくれるの??? わたし、ニジノちゃんに大丈夫〜〜!って太鼓判押しちゃったんですけど?信頼にヒビが入ったらどーーーーしてくれるの???』
[すごい剣幕で伯父にLINEを送る。 😡😡😡の絵文字を掲示板荒らしのように並べ立てた。]
💬 『誰かが壊しちゃって未遂になったって?そういう問題じゃないのよ………。結果オーライということでもないの……ハァ………。
平太郎さんと正式に結婚したらもっと細かく聞き出しますからね〜〜ッ 次 は な い と 思 え 』
(@6) yuzu 2024/02/26(Mon) 15時頃
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[平太郎と言うのは、伯父の息子でつまりワカナの従兄。先日、正式に婚約したばかりだった。]
第一回〜第三回のVRゲームの参加者を調査するために 各回に分けて慰安旅行?を企画したらしいけど。 せっかく技術があるのだから、 ホワイトでクリーンな企業を目指して欲しいわね。
[ほどなくして、LINEの通知が来る。 伯父ではなくニジノからの連絡だ。
将来の身内がクルーエル社勤務であることを、まだニジノには話していない。どうやって切り出そうかしら……と考えながらスマホを開いた。]**
(@7) yuzu 2024/02/26(Mon) 15時頃
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>>246 [性格の差がこんなところに顕著に出るとは。
うまか棒を配り終えた少年の荷物はお土産を加えても来た時より少ない。しかし彼女のキャリーケースときたら、発酵したパンみたいにパンパン(ギャグではない)ではないか。
鍵が締まらないんじゃ?道の途中ではち切れて中身をぶちまけるんじゃ?
ハラハラするも、土産を渡す相手が少年よりだんちに多いから仕方ないのか? 犬のぬいぐるみが圧死しそうになってるけどーー。
少年は知らないが、これでも破棄されたフラワーちゃんエプロンは減っているのである。 どうしてこうなった。
サッと帰り支度を終えた少年とは対称的すぎて、思わずーー。]
(264) CClemon 2024/02/26(Mon) 16時頃
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……ぷ。なんでそんなとこまで可愛いんだ……お前。
あーもう貸せッほら。
[すっかり身支度を終え正座したまま静観していた少年だが、その肩の力がふ、と抜けた。
小さく笑いを溢すも馬鹿にしたわけではなく、しょうがないなあって気持ちで手を差し出した。
大きな方のキャリーケースを持ってあげるつもりにて。]
重いだろ?こっちは俺が持つよ。 ほら、忘れもんないな?
チェックアウトまでもう時間ねえ。行くぞ!
(265) CClemon 2024/02/26(Mon) 16時頃
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[少年は彼女に完璧など求めてはいない。
留年しようが、酔っぱらい意識を失おうが、荷物整理が苦手だろうがーー共に歩んでいこうと決めた唯一無二の相手だから。
バタバタと部屋を後にする。
時間ギリギリ、フロントまで全力疾走しなくちゃならない事態を、 アヒル校長が見ていたらこう言っただろう。
『廊下を走ってはいけません!』と。]
(266) CClemon 2024/02/26(Mon) 16時頃
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>>246 [最近カスタマーハラスメントなるものが話題になっているが、少年は決してクレーマーではない。
実際、確率的に鷹のぬいぐるみは取れな過ぎたのだ。 もはや中で固定されているのではと疑うほど。
だからアンケート2枚に渡りお気持ちを綴ったわけだが、これは正当な抗議であった。
何故ならアームが壊れていたのだから……。
少年は知らぬが、サラも抗議アンケートを書いてくれたので宿の人が調べてくれたのだろう。 9200円の散財をした人も、お金をつぎ込む前に声をあげると良かったかもしれない。
かくして、鷹のぬいぐるみは少年の元にやってきた。 キッとつり上がった目が凛々しいのだが、睫毛がぱっちりしている。これは雌なのか……。]
(267) CClemon 2024/02/26(Mon) 16時頃
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[誰かに似てるような。
ぬいぐるみと彼女の間を視線が往復する。そして、少年は破顔した。]
手間がかかんのは誰かと変わらないな?お前。 ……わかったよ、うちの子になれ。
[妹の詩織が沢山ぬいぐるみを集めているから、すぐに仲間になれるだろう。
火浦家の一員が増えた。]
(268) CClemon 2024/02/26(Mon) 16時頃
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>>254 [積雪量に少年は”昨日の夜の間に無理してもタイムカプセルを埋めておくんだった!”と後悔を深める。]
お前はやんなくていーよ。 俺が掘るから……て、ニジノ!
[そんな重労働は男の仕事だろう。手が足りないならキリノや柊を呼べばいい。
しかし少年が掛けた言葉こそ雪に吸い込まれた。
走り出した彼女が真白に身を投げる。くるりと反転した時、少年と目があったのに置いてきぼり。
重力に従い倒れた身体は柔らかな雪に受け止められた。]
(269) CClemon 2024/02/26(Mon) 16時頃
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[一瞬の出来事。止める暇などありはしない。 しかも倒れた雪の上でジタバタし、彼女は何やら絵のようなものを完成させた。
ヒトガタ?いや、まるで羽を広げた鳥のよう。]
風邪ひくぞ?!あ〜〜も〜〜!!
[心配したところで彼女は既に雪まみれである。そういや温泉プールでも彼女が先に走り出してなかったか?好奇心の塊みたいな眩しさを放つ。
こうなったらもう、少年も雪と戯れよう。 スコップを放り出すと走る。 一面広がる白に目掛けて……ダイヴ!]
ぶは!
[馬鹿な少年は顔から突っ込んだからデスマスクが出来上がった。顔中雪だらけになりながら、曇天に笑いを響かせる。
彼女が満足するまで、一緒に転がって、雪をぶつけあって。
ーー時を忘れた。]
(270) CClemon 2024/02/26(Mon) 16時半頃
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[何を埋めるのかと尋ねられて>>260 心なし、どきりとした顔で彼を見詰めた。 悪戯を考えているわけではないけれど それに似た何かを、ひょっとしたら彼には 察されてしまったかもしれない。]
タイムカプセルね…… 何を入れようか考えてはみたの。 わたしが奏人くんやみんなと此処で出会って 変わることが出来た場所だから、 思い出に残るものが何かあれば良かったのだけど。
持ち物の中には、入れられそうなものが なにもなかったのよね……
[せめて事前に聞けていれば 何か用意が出来たのにね、と暫し宙を仰ぐ。]
(271) azure_blue 2024/02/26(Mon) 16時半頃
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だから、ええとね。 写真を一枚、入れることにしたの。
[桐野先輩も写真を埋めることを もしどこかで聞いたなら、かぶっちゃって ごめんなさいという顔をしただろう。 尤も、わたしの写真は 開封時に現在と未来を比較するような 嬉しい仕掛けや意図を込めたものではなくて ただただ今の幸せを映したものでしかないのだけれど。]
(272) azure_blue 2024/02/26(Mon) 16時半頃
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[ カーテンの隙間から差し込む朝日によって 寝台の上に引かれた一筋の光条と。 夜明けの白を映しひときわ美しく輝く 左薬指のダイヤモンドのリング。>>204
指輪が未来への道筋を指し示すかのような その偶然の光景がとても心に残ったから、 一枚だけそっとシャッターを押したのだった。 彼の手とわたしの左手をそっと重ねて。
…… 今朝、彼がまだ眠っている間のこと。 ]
(273) azure_blue 2024/02/26(Mon) 16時半頃
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[ 数年前、VRからリアルに戻る朝は 彼とふたり、2ー1の教室で寄り添って 長く続いた夜が青空に塗り替わるのを眺めていた。
今日、201で彼と迎えた朝は 青空の先、光輝く未来への道筋を見た。 それは未来のわたしたちがこの場所を訪れる時も 何十年後も、その先も、彼と共に居る限り 変わらず在り続けると信じている。
今も未来もおなじ気持ちで開封できるよう 願いを込めて封をした。 ]
(274) azure_blue 2024/02/26(Mon) 16時半頃
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[勝手に被写体にしてしまったのだから 奏人くんには写真を見せておくべきか。 少し考えるような素振りになるけれど ……結局、]
写真はね――… 開封する時までひみつ。
[ナイショ、と唇の前に人差し指を立てる。 いま見せないのは、単純に恥ずかしいからだ。 開封する時には、もしかしたら今よりもずっと 恥ずかしいことになる可能性もあるのだけど そこまでは考え及んでいない。
大和くんの号令がかかれば、はーいと声を上げ しっかりと防水ビニールに包んだ封筒を 格納しに向かったはず。]
(275) azure_blue 2024/02/26(Mon) 16時半頃
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[荷物をまとめて、チェックアウトのために 見慣れた階段を降りてロビーへと。>>262]
帰ると思うと名残惜しいわね。 うん。楽しかったから、また来ましょう。 桜森高校の、本物の桜を観に。
今度来る時には、 またいろいろ改修されているといいわね。 お風呂が増えたり、シャワーが部屋に付いたり……
ゲームコーナーのワニさんも、 それまで無事で居てくれるといいのだけど。
[解散の段になれば、また来ようという声が 誰かしらから上がっていただろうか。 短い別れになる皆にも、 一緒に宿泊が叶って嬉しかった、と手を振った。]
(276) azure_blue 2024/02/26(Mon) 16時半頃
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ふふっ。 母さんは、手放しに大喜びしてくれそうだけど。 父さんは何て言うかしら…… 泣くかも?
[何だかんだと言って、交際が四年にも及べば 父だって奏人くんのことは認めてくれている。 そんな共通認識の元で、両親の反応を 想像してはくすくすと笑って]
…… わたしも、ちゃんとして 奏人くんのお母さまにお会いしないとね。
[滅多に見られない握りこぶし。>>263 彼の決意表明に嬉しそうに表情を綻ばせると 反対の手をそっと繋いで、旅館を後にした。 ふたり門をくぐる足取りに迷いはない。**]
(277) azure_blue 2024/02/26(Mon) 16時半頃
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>>257 [雪の天使を仲良く並べたなら、その2つは踏み荒らさぬようにして別の場所にタイムカプセル用の穴を掘った。 男衆が手伝ってくれるならスコップを渡しただろう。女子にはやらせません。
虹乃が手紙だけではなくお土産の品を入れるのには驚いたけど、数年後に渡すのもいいからもしれないと頷く。
封じ込めた物は無くなるわけじゃない。 再びみんなが逢える日まで眠らせるだけなのだから。
キリノと野々花は写真を、サラは髪飾りを、柊はきっと形ではない想いを。
こうして、それぞれの想い出は封印されただろう。]
(278) CClemon 2024/02/26(Mon) 17時頃
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場所……そうだな。 宝の地図、作るか?
[子供の頃はバッテンマークがついた地図にロマンを感じたものだ。 少年は彼女の難しい注文に頷くと、まず穴の位置を計測した。具体的には元校庭の四つの端、つまり東西南北からの歩数を数える。
下調べが済んだら紙に建物と元校庭を描いて、宝の場所に印をつける。
さて、その在処を示す問題の文言は?]
太陽と共に91(0..100)x1歩、月と共に1(0..100)x1歩、狼と共に44(0..100)x1歩、虎と共に69(0..100)x1歩あるけ。さすれば宝にたどり着くであろう。
どうだ!
(279) CClemon 2024/02/26(Mon) 17時頃
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[太陽が昇る方角は東だ。その反対は西で、月に喩えた。 では狼と虎は……?]
野球狂の詩だよ。北の狼南の虎。
[ケロリとした顔で解説するが、そんな古い漫画を誰が知ってるんだろう?
水島新司ファン以外解けない謎が完成した……。]
(280) CClemon 2024/02/26(Mon) 17時頃
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>>259
[宝石だけ渡して指輪を作る、なんて洒落たプロポーズをした癖に、少年ときたら指輪がどれぐらいで完成するかなんて全く把握していない。]
お店?注文?うん、わかった。
[急いで帰る必要もないし、何より少しだって彼女と長く居たいのだから。 何処へ行くかもわからずに二つ返事に頷いた。
繋いだ手をしっかり離さず歩む。
もう一度この地を踏む時もまたーー彼女とこうして並んでいる。
きっと。]**
(281) CClemon 2024/02/26(Mon) 17時頃
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