14 冷たい校舎村10
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[階段を降りれば、薄暗く静まり返ったリビング。 テーブルの上に置かれた封筒とメモを一瞥して 玄関に向かおうとした、その時。
ふと真っ黒なままのテレビ画面の脇、 少し埃をかぶったフォトフレームが目に入って 足を止めた。]
(319) SUZU 2021/11/20(Sat) 23時頃
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[仲良さそうに並んだ兄弟の姿。 こんな場所に置かれてたなんて、気づかなかった。
久しぶりにしっかりと見た兄ちゃん姿は、 思っていた以上に小さくて幼い顔で笑っていて。 記憶とのずれに、戸惑いを覚えながら。 当然だって、どこか納得してる俺もいる。
兄にはなかった、先の未来。 その世界で3年過ごして、やっと。]
いってくるよ、兄ちゃん。
[久しぶりに口にしたその言葉は薄ら白くけぶり、 シン、と冷たい室内に響いて消えた。**]
(320) SUZU 2021/11/20(Sat) 23時頃
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── それから ──
[病院で、手術が無事終わったことを聞き。 あの世界から無事戻ったクラスメイトらの顔を確認して ホッとした後。
喉が渇いて売店に向かう途中。 見覚えのある小学生らしきチビがいた。]
(321) SUZU 2021/11/20(Sat) 23時頃
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……河合妹?
[名前は思い出せなかったが、苗字を呼ばれたチビが 振り返って見上げてきたので、目が合い。]
…………。
[数秒の沈黙のあと このままじゃ、ただの不審者だと気づく。]
(322) SUZU 2021/11/20(Sat) 23時頃
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えーと 姉ちゃんと同じクラスの……つっても怪しいよな。 ちょっと待て、今証拠出すから。
[誰かが撮ってくれた文化祭の写真データ、 スマホに送られてきたそれを 消すのが面倒でとっておいてよかった。 準備や当日の風景の写った何枚かを探し出し。]
ほら、一緒に写ってるだろ。
[さすがに着ぐるみの中身だとは名乗らなかった。 わざわざ子どもの夢をこわす必要はないだろう。]
(323) SUZU 2021/11/20(Sat) 23時頃
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[とりあえず不審者じゃないと理解した様子を待って。 親と一緒じゃない事情を聞けば、 トイレに行って帰り道がわからなくなったらしい。
しょうがない、と一息つき。 売店に寄ってペットボトルを買う間だけ待たせて、 病室の辺りまで連れて行くことにする。 おまけでついてた猫のキーホルダーに視線を感じて 欲しいならやるよ、とチビに渡したなら。
なんでか立ち止まったので、俺も足を止め。 邪魔にならないよう廊下の端に寄りながら どうしたのかと身を屈めた。]
(324) SUZU 2021/11/20(Sat) 23時頃
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……姉ちゃん、よかったな。戻ってきて。
[その言葉に、チビはどんな反応をしたただろう。 それが病室に戻るのを躊躇ってるように見えたのは 俺の勘違いかもしれない。]
(325) SUZU 2021/11/20(Sat) 23時頃
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お前らから見たら、高校生とかすげー大人で なんでもできるように見えるかもしれないけどな。 ……なってみると、そうでもないもんだよ。
喧嘩したのかなんなのか知らないけど、 やったことに姉ちゃん自身が傷ついてるし また傷つけないかこわがってる。 だから戻ってくるのも、すげー頑張ったと思う。
[小学生には、難しいかもしれないし。 そもそも、半分くらいわからない内容だろう。]
(326) SUZU 2021/11/20(Sat) 23時頃
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[──半分はたぶん、9年前の俺に向けたもの。]
(327) SUZU 2021/11/20(Sat) 23時頃
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だから姉ちゃん、大事にしてやれよ。
[じゃあ戻るか、と立ち上がり。 チビに合わせてゆっくりと、 病院の廊下を再び歩きだした。**]
(328) SUZU 2021/11/20(Sat) 23時頃
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[私の女友だちは軒並み強いなあ、 って、病院に閉じこもってた時のことを回想すると、 しみじみ思ってしまう。 おこがましくも私が勝手に友だちって呼んでる向きが多いんだけど。
私が呼んだんじゃなくて、 追っかけたってとらえてくれた夏見ちゃんも、>>194 たとえ冗談めかしてたって、 私が言うから間違いないって言える路子ちゃんも、>>245 「卵を踏みたい?」って訊く平塚ちゃんもさ。>>314
ほんとにさ、 頑張って生きて見たけどもう駄目でした、なんて言えない気がしている。 ココロそのものや縁、そういうものが壊れた悲しさをわかれなくても、 分け与えてくれるあたたかさだけで、 冬を越せそうな気がするくらいだ]
(329) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 23時半頃
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[それでまあ、退院してからというもの、 ちょっとずつだけど、路子ちゃんだけじゃなくて、 女の子みんな名前で呼ぼう、っていうのを実行している。 男の子たちはちょっとハードルの高さを感じつつ、それなりに頑張った。
時は少しずつ進んでいって、 私は自分の足で、石頭くんのおうちの床を踏んでいる。 松葉杖もギプスもない。 久しぶりの自由、というものを感じていた。
あとは、うん、経済差というものも]
私の家のキッチンと違う……。
[なんて言いながら見ていたのは、 フライパンに、綺麗に割れた卵が到達する場面。>>299 豪勢さに反して実に庶民的だけど、 私が望んだ光景だ]
(330) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 23時半頃
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[そういえばこの日を迎える前にこんな光景もあった]
…………???
[私は妹がいる。君は末っ子で妹。>>298 だから君を姉と呼んでもいい……?
どういうことなの、とツッコまなかったし、 実際、わざとらしく咳払いしてから]
えーと、……ま、真梛おねえちゃん。 頼りにしてますよー。
[呼んでみた。 もっと恥ずかしいものかと思ってたけど、 ふふっと笑っちゃうだけですんで、それで最初のハードルを越えることができた。 下の名前で呼ぶための]
(331) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 23時半頃
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[ぱらりぱらりと 糸は緩んで落ちていく。
けれどママと向き合う覚悟はまだ出来ない。 首を絞めつける糸はまだ、反論する声を奪う。 長年苦しめた糸は、そんな簡単に緩んではくれない。
――それでもいつかって思う。 やっぱり血の繋がった親子だから。 あの人にも私しかいなかったのだから。 見捨てるなんてことは出来ないんだ。
そんな考えは、甘いかな?]
(332) じゃわ 2021/11/20(Sat) 23時半頃
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[ともあれ話を打ち上げの日に戻そう。>>300]
………。 わ、私も!?
[差し出されたまっしろな卵と、彼女の顔を交互に見た。 ぶっちゃけ予想外だ。 当然ながら練習はしてない。
そこはかとなく高級な感じがする卵を手に取った。 黄身が潰れても無駄にはならない、とはいえ、 変に手に力が入ってるなあこれ]
(333) Akatsuki-sm 2021/11/21(Sun) 00時頃
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わたし [ 平塚莉希は 貴女の どこにいますか? ]
(334) じゃわ 2021/11/21(Sun) 00時頃
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[ そんな質問が出来た時、
貴女はなんと答えるのだろう ]
(335) じゃわ 2021/11/21(Sun) 00時頃
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[……あ、そうだ。 変に力んで「綺麗に割る」ってことにこだわらなくってもいいんじゃないなあ。 私という人間はどこか壊れてて、 それでも自分を綺麗に見せるって目標は潰えたけど、 そんな私のことも友だちと呼んでくれる人がいる。 追いかけてくれる友だちもいる。
妹とも、肩肘張らないでいっしょに遊べてるし……]
(336) Akatsuki-sm 2021/11/21(Sun) 00時頃
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[その答えを考えるだけで今は怖い。
そんな状態なものだから、このまま祖父母の 世話になる方向で話は進んでいる。 もうしばらく距離を置いた方がいいだろうって。 ママには二人が話をつけてくれた。
3年間ママの言いつけを律義に守って、 子供らしい一面を見せなかった私のことを 二人は随分と心配していたらしい。 だからあの日を境に少しずつ、自分の我を出して いる私にそんな話をぽろりとしてくれた。
ちゃんと見ていてくれる人がいることって やっぱり嬉しいなって思うんだ。]
(337) じゃわ 2021/11/21(Sun) 00時頃
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[とにかく行動あるのみだ、って、 私はフライパンの縁にコン、と卵を当てた。 フライパンの上に卵を移動させて、ひびを押し開けばぱかっと割れて]
あっ……、 見た? 今の見たよね? いい感じに割れたの!
[先に割られた卵も巻き込んでスクランブルエッグにしないですんだ。 ついついはしゃいじゃったよねえ。
おかげで乾杯の時もちょっとテンションが高かった、 というのは余談である*]
(338) Akatsuki-sm 2021/11/21(Sun) 00時頃
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── ある日の放課後 ──
……はあ? まあいいけど、暇だしな。
[昇降口で呼びとめてきた、副委員長。>>312 そういえば、あの世界から帰ってきてから こんな風に二人で話すことはなかった気がする。 通学も、松葉杖の間は送り迎えらしいし。>>310
俺で暇が潰せるのかは、まあ人選ミスを疑うが。 話を聞く相手くらいになれるかと、横に立てば。]
(339) SUZU 2021/11/21(Sun) 00時頃
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[何故か、誕生日を聞かれた。>>315]
あってる、春生まれ。 結構安直だろ、うちの親。
[なんでまた、と怪訝な顔で見下ろして。 何か聞きたそうな様子に気づけば、 面倒くさそうなのを隠さず、顔を顰めながら。]
……何が聞きたいんだ?
[促した先で、聞かれたなら。 今はいない兄の話を、訥々と話すのだろう。 兄の名前も安直で、秋生まれだったこと。 先週、墓参りに行ってきたこと。 河合が知りたいことは、話した中にあっただろうか。]
(340) SUZU 2021/11/21(Sun) 00時頃
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[俺が壊してしまったものは、やり直せるかわからない。 ひとの価値観なんてそう変わるもんじゃないし 今でも時折、兄と比べてしまうのが嫌になる。
けれど もうここは、兄の辿ったはずの未来じゃなくて。 俺がいいと、受け入れてくれるやつもいる。>>228 こうして話を聞こうとする、お節介もいる。]
……で、 そっちはその後、妹とどうなんだよ。
[なろうとしたものにはなれなかったけれど。 とりあえず生きてみようかくらいには、 今の俺は前向きだ。**]
(341) SUZU 2021/11/21(Sun) 00時頃
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[私これでもママには感謝しているんだよ。 姿勢やマナーはどこでだって活用出来るし、 食事法だって間違ってはいないと思ってる。 他にも沢山。 教育の賜物ってやつ? やりすぎな部分は多々あるけどさ。 あとそう、演劇部に入ったのもね。]
服飾系、行ってみたいなって。
[部員やクラスメイトや和歌奈さんの妹さんが 喜んでくれたの嬉しかったなって。 そう思えたから。]
(342) じゃわ 2021/11/21(Sun) 00時頃
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[ 冬から春へ、季節は移ろう。 誰かに零した言葉も、桜咲く。 ]
(343) じゃわ 2021/11/21(Sun) 00時頃
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[ 平塚莉希 はどこにでもいる平凡な 女子高校生 ]
(344) じゃわ 2021/11/21(Sun) 00時頃
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[ に、なれたよね? えぇ、なれましたとも。 ]**
(345) じゃわ 2021/11/21(Sun) 00時頃
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うん。見事だ、和歌奈。
[ 卵の殻からこぼれ落ちたのは、綺麗な満月。 着地した先を見守ると、満足そうに頷いた。 ]
(346) 希 2021/11/21(Sun) 00時頃
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[ 誰のことも名前で呼ぶ私と。 誰のことも苗字で呼んでいた君。
屋上から飛び降りた君と。 屋上から飛び降りたい私。
似ているようで決して同じでない私達。 重なることはなかったとしても。 ]
(347) 希 2021/11/21(Sun) 00時頃
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よし和歌奈。 完成したら真梛お姉ちゃんと一緒に食べようか。
[ いつになくはしゃぐ君の姿。 その隣に並び立ち、 少しだけ大人ぶった笑顔で微笑めば。
同じく並んだふたつの目玉が、 不思議そうにこちらを見ていた。 ]**
(348) 希 2021/11/21(Sun) 00時頃
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