18 星間回遊オテル・デカダン
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イザカヤの、子は……
[ハンカチで鼻や口をおさえる。>>158 それから、デリクソンを指さした。]
何を飲んでるの……?
[ゲホ、とせき込む。 泣きすぎの咳払い。]
同じでいい。 とりあえず、あたたかければ、いい。
一杯いただける………?
(160) 2022/05/10(Tue) 01時頃
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アルクビエレは、料理には手をつけず、少し水を飲んだ。
2022/05/10(Tue) 01時頃
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……よく言われます。ええ、本当によく。こういう時に、損をするのですよねぇ。やはり検査していただいておいてよかった。
[胡散臭い>>149との言には少しだけ、眉を下げて。調子の良い声でなく、ぼそりと。 やがて、やってきた姿を視界に入れると帽子を取って胸に置き、礼を。]
これは、PJさん。貴方の話をしていたところです。 僕はエフさんの検査をお願いしたいと思っていますよ。
(161) 2022/05/10(Tue) 01時頃
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[PJが来たのを確認し。]
動いた……
[動けるようになったのか。 多くは語らず、それだけ呟いて。
半分まどろみながら、それぞれの意見に耳を傾けている。**]
(162) 2022/05/10(Tue) 01時頃
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雲水 ハロは、メモを貼った。
2022/05/10(Tue) 01時頃
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だれに、すれば……?
[検査について、まずはそう質問する。 追放のことについてはまだ時間がおおいにある。
ジェルマンがエフをあげる。 他の人にも視線を配る。]
(163) 2022/05/10(Tue) 01時頃
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あぁ、これ? ……だいじょぶかい……
[>>160咳き込むような音に、眉が下がるが。 求められたものを、軽く掲げてみせて]
番茶っていう、わしらのとこでよく飲んでる庶民の茶なんだけどさ。 こういう時には、偉そうなもん飲むよりむしろ落ち着くかもよ。
[保温ポットからコポコポと茶を注ぎ、PJの前に置く。]
んでさ。 まぁそこらはピジェさんが決めていいトコロだと思うんだけど。 わし的には、エフさんを診てやってほしいなって思ってんよ。
(164) 2022/05/10(Tue) 01時頃
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[PJがやって来る>>154と、その様子を気遣わしげに眺めて、]
おつらいところ、来てくださってありがとうございます、PJ。
検査はエフでもわたくしでも構いませんが。 冷凍処置について、PJは自分自身か、わたくしを挙げたとお聞きしました。 今もあなたが冷凍処理を望んでいるなら、反対はしませんが……わたくしを挙げた理由を、伺っても?
[あまり話させない方がよいかもしれない、と、咳き込む様子>>160を見て思ったが。これは聞いておきたいことだった。]
(165) 2022/05/10(Tue) 01時頃
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─ ロビー ─
……其れが、全てでは、無いのよ。 本当に、貴方に、助かって欲しいし。 貴方が作りたい世界の事、心から、素敵だと、思うわ。
[離れて行く姿>>157へ、俯きがちに然う言い乍ら。言い訳染みている、と思った。 助ける為、だとしても。彼自身が、積極的には為れないと言って居る事を、身勝手に押し付けたがって居るだけだ。
正しさが無いことは、判って居る。 違う。本当は、何も。解らない。
一つだけ。 只一人、誰よりも、生きて欲しいと。願う気持ち、以外は。
少女は、老女が、普段とは違う様子乍らも、ロビーへやって来た>>154事に、何処か安堵した様な表情を為て。 自分からも、教祖から離れる様に。友人の隣へ、場所を移した。]
(166) 2022/05/10(Tue) 01時頃
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[他はどうか。視線を配ろうとおもったが、デリクソンの意見としては『PJが決めていい』なんて事をて言われた後、エフがあがった。
現状9人ほどいたはずだ。あとの意見を聞こう。
デリクソンから、番茶を受け取る。 少し飲んでみるに、喉にあたたかく、あまり刺激のない味わいが優しい。]
……ふ…… ふう゛……っ!
[ロバートに飲ませたすぎる。 PJは一回、皆の意見を聞きながらダメになった。 ハンカチはもうビチョビチョだ。]
(167) 2022/05/10(Tue) 01時頃
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おつらくしないで、 ほしかったわ。
“救い”という、語を普段から 使うなら。
[その“救い”という語が、アルクビエレにとっての“救い”という語であるかぎり、もうPJには届かないのだ。PJ自身の救いはロバートにあり、ロバートは戻らず、PJは命を賭けることも、惰性で生きることも救いと思わず、金銭的に困っておらず、たくさんの寿命が約束されていて、人の優しさに飢えてもいない。アルクビエレが、救う余地なんて、ない人だった。
だから、あくまで対等な立場で。>>165 『つらい事があった』と話した。教祖に。]
(168) 2022/05/10(Tue) 01時頃
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あーあー…… ハンカチえらいことなってんじゃんよもー。
[>>167見てられん、とばかりに、腰にぶら下げていた手拭いを引き抜き、差し出す。]
それ、ぐしょぐしょなったら、捨てちゃってもいいから。
……やっぱどんだけ生きてても、哀しいもんは哀しいんだな…… うん……
[ぽつりと。 この長寿の民に、今更死者を悼む心とかあるのかなぁと、少しばかり思っていたことを、心の中で懺悔した。]
(169) 2022/05/10(Tue) 01時半頃
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失礼な黄色い塊じゃないの。 おそろいだったらなんなわけ? ……あんまり調子に乗ってると、 蒸してマッシュにしちゃうわよ。
[こちらは勝手にフラれたことも、勝手にフッておいてサラに腹を撫でさせていたこともぜんぜん忘れていなかった。>>145 あなたのことをじゃがいもか何かだと思っているような罵倒が飛ぶ。]
(170) 2022/05/10(Tue) 01時半頃
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[ビッチャビチャになったハンカチを、捨てる事にした。 かわりにデリクソンの手ぬぐいを受け取る。>>169
彼関わるイザカヤ企画、そしてそれがあった時代にも、あの何度となくリメイクされた映画の知恵に似たものは生きているのだろう。誰かのために使うべく、持つらしい。 ハンカチも、手ぬぐいも。
PJは手ぬぐいをかりた。 なりふり構ってなど、られないくらい。 犬の死が、悲しいのだ。]
うっ……ふう゛……っ グスッ! ふ〜…… グスッ!
[デリクソン、ジェルマン、アレクビエレ。 これらの人は、検査をエフでよいとする。あとはどうだろうか、ハロやミームや沙羅の様子を見遣って、意見が割れないようなら、エフの検体を貰いにいく形となろう。]
(171) 2022/05/10(Tue) 01時半頃
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あら、昨日の。 思ったより気が利くのね。 いただくわ。
[>>148 紅茶を受け取る。妙に明るく受け答えて、ず、と小さく鼻を啜ったのが聞こえたかもしれない。ひとくち、飲んで。]
私も、検査をしてもらうならエフを。 冷凍追放には、アルクビエレを推すわ。
[誰とも視線を合わせず、端的に、口にした。]
(172) 2022/05/10(Tue) 01時半頃
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[隣に来た沙羅を>>166、 今日は大げさに抱きしめたりはしなかった。 けれど、静かに手を伸ばしてあなたの袖を探り、 拒まれなければぎゅっと手を握るだろう。
その手は血の気がなく、ひどく冷たくて、震えている。]
(173) 2022/05/10(Tue) 01時半頃
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サラちゃん唐揚げ気に入ってくれた? よかった。 レモンかけるとまた風味変わるんだけど、これわしらの界隈では、迂闊にかけると戦争起きちゃうからね。
[戦争は勿論冗談として、しかし酒の席で唐揚げとレモンを発端として揉め事が起こるのは、どうやら大昔からの伝統らしい。]
嬢ちゃんはミームちゃんだっけね。 ほら、よかったらサンドイッチ。オシャレにフルーツはさんだやつもあるよ。
空腹は心を荒ませて、思考力を低下させるからね。 よくないよ。
(174) 2022/05/10(Tue) 01時半頃
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[>>172これで、デリクソン、ジェルマン、アレクビエレ、ミームの4名。ここにPJが『多いから』という理由で名を加えれば過半数という事になる。>>165
はあはあと涙をおさえ、悲しい記憶をおさえ、素晴らしかった記憶をいちど追いやるという……至高の記憶を『一旦横に置く』という特別待遇をとった。 ……PJにとってもその人は友人だからだ。そうして、アルクビエレの質問にこたえることにした。何度かせき込む。]
理由は、げほっ。あるわ。
今日、エフを検査したら あなたの検査が、できないわ。
あたしは、げほっ、げほっ。 危険生物がなにか、わからない、ときから…… ずっと、検査を、呼びかけているけど……
(175) 2022/05/10(Tue) 01時半頃
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それでも゛……全員あたしを 『もしもアメーバだったら』とは、言う。 究極的、には、信じられない、と。 あなたも、あたし達と、おんなじよ。
[そう、せき込みながら言った。 喉を整えるため、番茶を飲む。]
最初の日に『あたしの検査を断った』から 別の方法で、確かめる。 あたしにとっては、確かな人の見方で。
[つまるところ、サラの目を借りる形で。]
あんたの信頼は…… あんたが、真実人を救えるなら、 これからも、大丈夫よ。
[“愛犬”を、救って貰えなかった女は、古い時代の安い飲み屋の店主が貸してくれたてぬぐいを、鼻の傍にやった。]
(176) 2022/05/10(Tue) 01時半頃
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んでさ……。
[自身も、思考をまとめるように、コンビーフサンドをひと齧り。]
冷凍処置……どうしても決めないとなんないのは分かってんだけどさ。 なんか……いや……
[つい、いっそ自分が……と口走りそうになり。 慌てて思考遮るように、またサンドイッチを齧った。]
(177) 2022/05/10(Tue) 01時半頃
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[頼もしく思って来た老女が、形振り構わず涙する様>>171に、少女は面食らって、且つ、気圧されていた。 人が悲しさの為に激しく嗚咽するのを、自分の其れ以外では、碌に聞いたことが無かった。 だから、心配の気持ち以上に。其れだけの感情を引き起こす、"大切な者の死"が。益々、得体が知れず、恐ろしい物に思えて来て。
如何して、此んな恐ろしい想いを、為て居るのだったか。 豪華絢爛な船を、悪趣味と。嗤っていた数日前が、酷く遠い。]
私、は。 私が、言い出した様な、物だから。 エフさんの、潔白が、知りたいわ。 ……謝りたい、もの。
[沈んだ声で、伝える。 握られた手>>173を、握り返す手も、震えて居る。]
(178) 2022/05/10(Tue) 02時頃
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教祖様、かぁ…………
[頷くことはできなかった。 が、反論する要素も、見つけられず。]
そうだよなぁ……多分ほかの誰より、必死で探してもらえる可能性、高いだろうし……うん。 いやそんな理由でってのは、どうかなって、思うよ実際。 けど……うーん……なぁ。
[うんうん唸りながら、サンドイッチを齧り。 また唸っては、ポテトをつまみ。 他者に流され気味な自信の選択を、どうにか正当化しようと、無い知恵を絞っている。**]
(179) 2022/05/10(Tue) 02時頃
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沙羅は、レモンを掛けた唐揚げ>>174は、さっぱりして食べやすそう、と思った。
2022/05/10(Tue) 02時頃
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[>>174 いらない、と断りながらもそこに気遣いへの感謝はあった。 誰もが疑い、思い悩み、苦しみながらも何かを選ばなければならないこの状況で、そうやってどうにか穏やかないつもの空気を保とうとしてくれる者のあることは、腹を立てることではないと思えるようになっていた。]
(180) 2022/05/10(Tue) 02時頃
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わたくし、そんなにはっきり断りましたっけ。
[PJからの返答>>176に首を傾げたが。 納得はしたようだった。]
確かめるため、ということなら。 ええ、そうしてください。
[実のところ、アルクビエレには、冷凍処置というものが助ける手段だとはまったく思えなかった。"確かめるため"、或いは、"殺すため"という理由を突きつけられた方が、すんなりと受け入れられた。 受け入れられるかどうかに関わらずそうなるだろうということは、自分の名を挙げる声の多さでわかってはいたが。]
(181) 2022/05/10(Tue) 02時頃
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話はぁ……おおよそまとまりましたでしょうか。
[残るもの、話すもの。戻るもの。それぞれにあるだろう。しかしながら、己の役目は終わったとばかり周囲を見渡して。 検査先は決まった。追放者を決めるのは、個人ではなく、投票。]
申し訳ありません、が……生きているうちにしておきたいこと、伝えておきたいこともありますし、僕はこのへんで部屋に戻らせていただこうかと。
[傍らの少女にも許可を取るように『よろしいですか?』付け加えて]
(182) 2022/05/10(Tue) 02時半頃
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ミームは、反対しなかった。
2022/05/10(Tue) 02時半頃
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[然うして下さい、と、彼が言ったことで。>>181 少女は、少し、安心して。酷く、罪悪感を抱いて。 助けて、と。今すぐ言える物なら、言いたかった。 其の手を取ることを選ばなかったのは、自分なのに。
御免なさい。 私が検査を譲って貰わなければ。
御免なさい。 昨日こそ、もっと強く、推していれば。
御免なさい。 恐れたく無いのに、捨て切れもしなくて。
其れでも。 貴方の無事は、祈りたい。
何れ一つも、口には出来ず。今更の自己嫌悪に沈み乍ら。 少女は、黙って、俯いて居た。**]
(183) 2022/05/10(Tue) 02時半頃
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断ったかどうかが……確かめたい事? そう。失礼したわ。
[鼻かみファイバーをロビーで探している。 他人のてぬぐいを使う度胸がないのだ。]
では、あなたは断っていないのかもね? あたしの目線で あなたの行動全体でみて 人に機会を“なする”結果になったかどうかが 具体的には、大事だから。
断ったかどうかではないわ。
[アルクビエレ自身が確かめたいなら、自分はどんな言い方をしたかを己の力で明瞭にするだろう。そこの差異は、確かめたい相手にこそ任せる分野だ。]
そして、確かめるため。 その容認には、くしゅっ……相違ないわね。
[鼻かみファイバーをロボットに貰えた。>>181]
(184) 2022/05/10(Tue) 02時半頃
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服飾商 PJは、メモを貼った。
2022/05/10(Tue) 02時半頃
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では、皆様御機嫌よう。 明日の朝食を楽しみにしております。
[結局、アンドロイドに言いつけた軽食を受け取ることもなく。乾いた喉と、ひくりと引きつりそうになる頬を抑えて背を向けた。
すれ違いざま、サラに『ふたり仲良くね』と言い残し。ロビーを後にした。]
(185) 2022/05/10(Tue) 02時半頃
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儺遣 沙羅は、メモを貼った。
2022/05/10(Tue) 03時頃
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感性は、人同士、違うらしいの。 ロバートとも、そうだった……。 アルクビエレとも、そうだったのね。
[真っ先にでるのがロバートを救えたかどうかの話ではない。ロバートの思い出話でない。ロバートを救う方法があったかどうかでない。それは、PJにとってだけは、重要なことだった。
だからデリクソンのお茶を飲みほして、エフに会いに行く事にする。エフの検査は人数比の関係上、決まった、という事でいこう。多数決の形だ。**]
(186) 2022/05/10(Tue) 03時頃
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[別に確かめたいというつもりでもなかったが、そういうことなら、最初から間違ったのだな。と思った。思うだけだ。>>184]
ええ、何をどう感じるかは人によって違う。 あなたにもう少し近い感性を持っていれば、よかったのかもしれません。
[大切なものを亡くす痛みを想像してみても、同じ痛みを感じることはできない。 アルクビエレは誰にでも優しい。 誰にでも優しくて、特別に大切なものがない。 泣いたこともないし、思い出に縋ったこともない。 重要だと思うことも違えば、許容できることも違う。 なにもかもが、違う生き物だ。]
さようなら、PJ。
[エフの検査へ向かうPJの背中>>185にそう声をかけて、アルクビエレもするすると自室に戻っていった。]
(187) 2022/05/10(Tue) 03時半頃
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― 自室 ―
[誰も見ている者がいなくても、アルクビエレは教祖であり続ける。指を組み、夜のお祈りをする。 常と違うのは、眠りにつかないことだ。 冷凍される、というのはどんなものだろう。 この体は、低温に耐えられるだろうか。
――否、耐えられはしないことを、これは知っている。]
(188) 2022/05/10(Tue) 04時頃
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――ああ、
[肩が微かに震える。]
わたくしの、こどもたち。
[いとおしげに呟く。 その口元に、作り物のような微笑みを浮かべて。**]
(189) 2022/05/10(Tue) 04時頃
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エフは、自室で仕事をしている。
2022/05/10(Tue) 07時頃
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