27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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――回想/祖父と夢>>0:368>>0:369――
[その日のことは、今でもよく覚えている。 相変わらず頬には数日前に撲たれた痕が 薄ら青黄色く残っていて。 そのテの話題の時は遠巻きにしているタカナル先輩が、 急に食いついてきたからだ。
「頬でも顔でも、いくら叩かれても構わない。 職人の命の両の手さえ無事なら。 ――元カノに掌を傷つけられた時は、 一か月轆轤に向かえなかったから。」
そんな風に西門教授にぼやいていた。]
あー、オレの祖父は『骨谷 雷門』、です。 陶芸家で、結構長いこと入院してて、 三年前に鬼籍に入りました。
(10) 2023/07/27(Thu) 00時半頃
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そういえば、タカ……キ先輩のご実家、 すごい大金持ちだって聞いて、
――もしかして。
[そう、そのもしかして。 祖父の手掛ける花器や食器は、 誰かが使用するものでなく、 専ら飾られ鑑賞されるもの。 その名が刻印されれば、値段は材料費から 桁が2つ3つ繰り上がって傑作と称される。
だから、彼の実家の所蔵品目録に載っていても 何ら不思議ではないのだった。]
(11) 2023/07/27(Thu) 00時半頃
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ジイさんの作品、もう手元には殆どなくて。 もし良ければ、今度見せて貰えませんか。
あんまり立派なお宅だと、まず お伺いする服から買い揃えなきゃですけど。
[タカナル先輩が興味を抱いたのは、 祖父だったのかオレだったのか、両方か。 オレの拙い作品が見たいと言われたなら、 二つ返事で頷くだろう。**]
(12) 2023/07/27(Thu) 00時半頃
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――回想/天使か死神か―― >>0:385>>0:386>>0:389
天使が叶えてくれそうなのはやっぱり、 運命の恋人が欲しいとか、そんなのかな。
[何故オレの方がロマンチストみたいなことを 口走っているのだろう。 即物的なお願いも、憚らず声に出す ノリのよすぎるメグココちゃん。]
……別にメグココちゃん、そのまんまで 充分可愛いと思うけど。 ナイスバディって、例えばタバたん先輩みたいな スタイルに憧れたりするもん?
[思わず右手が、何か丸みを帯びたモノを掬うカタチに。 透明な肉マンとか。おっと、これ以上は警察沙汰だ。]
(34) 2023/07/27(Thu) 02時半頃
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[オレが頬を腫らせてフられたと報告すると、 みんな口を揃えて慰めてくれる。 何故フられるのか>>0:219長続きしないのか>>0:386 それだけ周囲には、オレに重大な瑕疵が あるようには見えないってことだろう。
――けれど、歴代彼女たちの態度や言動を 繋ぎ合わせてみれば、確かにオレ側にも問題はあるのだ。 それを有耶無耶にしたまま、済し崩しで付き合うから、 根本的に解決しない限り何度やっても終わりを迎える。]
いつも元カノには「イイ人なんだけど」って 言われるな、うん。 これだけ何度もフられてたら、もう次の ミューズは見つからないかも知れない。
[情けなさそうに眉が垂れる。 ここが美術館の前でなければ、 慰めてーって泣きつくところ。]
(35) 2023/07/27(Thu) 02時半頃
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へえ、アジアンも面白そう。 オレも後で見に行こっと。
[結局、一番時間を割くのは、 ガラスをふんだんに偶った 建築に対してになるだろうけれど。 メグココちゃんのオススメに感謝を述べて、 心にメモっておいた。
話題に上った黒スーツの男が、 (堕)天使のような漆黒の翼を翻し 死神のような宣告>>2を残していくのは、 もう少し先の話。**]
(36) 2023/07/27(Thu) 02時半頃
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――回想/シロマちゃんの意見―― >>0:395>>0:396>>0:397 え、三度目!?
まあ確かに近場ではあるし、 昔から芸術に興味があったら おかしくはないか。
[それにしては、毎回トンネルで寝ているなんて そういう習性なのだろうか。 悪い病気ではないと良いけれど。
アイディアの連なった紙面に落ちる真剣な眼差し。 手で頤を支えるシロマちゃんのポーズが、 彫刻のように綺麗で、一瞬横顔に見惚れてしまった。]
(37) 2023/07/27(Thu) 03時半頃
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ああ、いいね。 オレがつくるの、ボーンチャイナって 牛の骨灰使うやつメインなんだ。
人工だけど、自然界みたいに 全部曲線でカップをつくれたらなあって。
シャープだと、ちょっと冷たくなりそうだな。 優しいイメージだから、うん。 ビュート・シェイプのカーブを強調して……、
[さらさらと曲線の輪郭を加筆して、 オレは満足して頷いた。 審美眼の確かな同級生に助言を貰えるのは 初めての経験で少し照れ臭い。]
(38) 2023/07/27(Thu) 03時半頃
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ありがとう。結構刺激になるし また今度意見聞くかも。
[物々交換を終えてひらひら手を振り別れる。
三度も足を運ぶなら、シロマちゃんには お目当てがあるのかな、とか。 聞きそびれてしまったけれど、後の祭りだ。]
(39) 2023/07/27(Thu) 03時半頃
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オレ的には、毎回運命の女神様だと 思ってるんだけどな。 ファム・ファタルはちょっと困る……。
[今回のアカリんで九人目。 オレは恋人を想うと、創作意欲が湧いてくる タイプだから、途切れさせるのは死活問題なのだ。 ミューズ、或いはムーサと呼ばれる 芸術の女神は九人姉妹。
――果たしてオレの前に 十人目は現れるのだろうか?
神のみぞ知る、否、死神は答えてくれない。**]
(40) 2023/07/27(Thu) 03時半頃
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[その前後の記憶は曖昧だった。
例えるなら、急に頭上から鉄骨が降ってきたり。 暴走トラックに突っ込まれたり。 予兆も何もナシのくも膜下出血ってこんな感じ?
よく分からないけど、確かな衝撃。
メグココちゃんにエア撫でられて破顔したとか。 ちょっとニトちゃんの手を、髪の感触を思い出したとか。 シロマちゃんの頬のラインを見ながら、 こんなカップが焼いてみたいなとか。
――覚えているのはそれくらい。
妙に重たい瞼を屡叩くこと数回。 握って開いて、手も足も自由に動くから、 眠っていて夢から醒めた、くらいの心地だった。
目の前の、スーツ姿の黒い死神を除いては。]
(118) 2023/07/27(Thu) 15時半頃
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あ、さっきはどうも。 ここのオーナーさんとかですか?
[美術館内は空調万全のはずなのに、 気付けは冷や汗が額を濡らしていた。 見間違いではなかったらしいと、話かけるも様子がおかしい。 会話にならない上、黒い人が一方的に宣うには、
死んだかも 災害 慈悲 倒壊 お亡くなり
夢をみる
たった一人
たった一人
オレは理解を拒絶する。]
(120) 2023/07/27(Thu) 15時半頃
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……冗談キッツ。 脱出ゲームとか、そういう催しあったっけ? それとも、西門先生が仕組んだドッキリとか?
[四人目の彼女の趣味だったから、 なんちゃら劇団主催の脱出ゲーム的なやつに 何度か参加したことはある。
ルールが説明されて……、 でもこの場合の脱出成功って?
振り返れば、美術館の入口であり出口である正面扉が見える。 試しに足を向ければ、自動扉は入った時と同じように開いた。 ただ、チケットの窓口に「CLOSED」は 表示されていないのに、無人だった。]
そういえば、みんなって何だ?
[丁度その時、ポケットのスマホが震えて LINEの着信を報せていた。]
(124) 2023/07/27(Thu) 16時頃
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[スマホを取り出す際、 一緒にポケットから落ちた 保冷剤を慌てて拾う。
もう生温い冷却液の、ぶにぶにした感触。 ノっ君に返さなくちゃ、と思い至り。 ついでに頬の痛みもズクズク蘇った。]
夢なわけない、 夢ならアカリんにフられてないって!
[救いを求めるようにLINE画面を開く。 西門研究室のグループLINEに目を走らせて。]
外部連絡できない……?
(134) 2023/07/27(Thu) 16時半頃
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[昨日も確認のために開いていた、この 美術館のホームページすら繋がらない。 お気に入りの動画サイトも然り。
LINE画面には点呼のように、研究室のメンバーが、 バスに乗っていた名前が列挙されている。]
『骨谷ヘータ、意識あります。 ちょっと回り見てきて、 カフェには後ほど顔出します。 P.S. ノッ君後で保冷剤返す。』
[オレ足早に館内を闊歩しながら、 辛うじてそれだけ打込んだ。]
(135) 2023/07/27(Thu) 16時半頃
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――美術館1F/ミュージアムショップ――
[オレはとりあえず、人が居そうなところを考え 販売コーナーに向かって長い廊下を進む。 展示室にも、あれだけ魅了された 天井や照明のデザインにも目もくれず。
積まれたパンフレット。 作品モチーフのキーホルダーとポストカード。 ペットボトルの冷蔵庫はちゃんと冷えている。 レジも置いてあるのに、居るべき場所に 店員の姿はない。]
(136) 2023/07/27(Thu) 16時半頃
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[いや、ここに来るまで誰一人としてすれ違わなかった。 いくらなんでも、これはおかしいよなあ!?]
……どういうことだ。
[のろのろと、もう一度LINE画面を見る。 そして、黒い翼の男の言葉を反芻して。
ラグでもあったのかな。 タバたん先輩とトサカ先輩の入口での一幕は、 オレが売り場へと向かった後なのだろう、 すれ違うことはなかった。**]
(137) 2023/07/27(Thu) 16時半頃
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――美術館1F/ミュージアムショップ――
[タバたん先輩の『夢の中に居ます』 ニトちゃんの『起きました』
――自分が、起きているのか、夢みているのか、 分からなくなっていたから、『意識はある』なんて 変な言い回しになってしまったのだ。
案の定、タバたん先輩がツッコミ>>147を入れていたので オレは心中で失笑するに留める。 つまり、みんな混乱しているのだ。 黒スーツの翼男はメグココちゃんにも見えていた。 あのワケワカラン説明を聞かされたのも、 オレだけではないってことで。]
(156) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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さすがに夢の中だとしても、 万引きは心苦しいな。
[オレは冷蔵庫の中で冷え切ったコーラを取り出す。 蓋を回した時のプシッと軽快な音も、 喉を擽る炭酸も、夢というにはリアル過ぎる。]
『1階奥のミュージアムショップに、 ペットボトル飲料幾つかあります。
全部は無理だけど カフェに持って行きますね。 もっと必要であれば随時。』
[黒のザックに紅茶やらオレンジジュースやら 5本くらい詰め込んで。 レジ前のカルトン(※お釣用トレイ)に 千円札を二枚置いておいた。]
(157) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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[ついでに思いついて、 店のカウンター裏にお約束の 警報装置のボタンを押してみたけど、 ウンともスンとも、そっちは無反応だった。
残念。**]
――→B1/カフェへ向かう――
(158) 2023/07/27(Thu) 18時頃
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ノっくんの味噌汁が飲みたい!!
……飲みたい(エコー)
あ、プロポーズじゃないぞ、念の為。
[バァンとカフェ扉を開け放って突入。]
なんだあのLINEは、実にけしからん。 ノっくんはお母さんか。 嫁にしたいオトコNo.1か。
[なんだってシャレオツなカフェに 米の炊ける匂いが充満しているんだ。 一気に食堂化しているのでは。]
(179) 2023/07/27(Thu) 21時頃
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――B1/カフェ――
LINEにも書いたけど ペットボトル、冷蔵庫に入れておくな。
それと借りてた保冷剤も、 溶けたから冷凍庫放り込んでおく。 返却するモンでもないかもだが、 これから誰か怪我するかも知れんし。
[シロマちゃんの鼻血報告も気になってた。 冷やした方がいいかも知れない。 げーじつ的な絵を見て、えろい妄想でも しちゃったんかね?
ノっくんは調理台に突っ伏して お疲れの様子だったから、 そそくさと横をすり抜けて冷蔵庫前をキープ。]
(180) 2023/07/27(Thu) 21時頃
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うわーたまごサンドまである。 タバたん先輩のリクエストだっけ。 マジでノっくん嫁に欲しい。
[二種のたまごサンドが視界に入って、 思わず生唾を飲む。 つまみ食いしたいけど、最初の一口は タバさん先輩であるべきだよな。 変に恨まれてもヤだし。]
(181) 2023/07/27(Thu) 21時半頃
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なんでノっくん女の子じゃないの。
[オレは割と真顔で言い放った。]
オレの10人目のミューズ候補 間違いないのに、残念が過ぎる。
[残念なのはオレの頭か。]
そうだな、腹拵えして みんなの無事な顔見たら 救護室みたいの、探しに行くか。
(190) 2023/07/27(Thu) 22時頃
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おにぎりの具? ノっくんが握ったやつなら何でも食べるし、 冷蔵庫にある食材でいいよ。 何なら塩だけでもイケる。
[まさか、念じれば出てくる魔法の冷蔵庫とは露知らず。 好みはツナマヨ、高菜、明太子あたり、ぶつぶつ呟く。]
足りなかったら、シロマちゃんの 酢昆布入れてみたら?
(191) 2023/07/27(Thu) 22時頃
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――B1/カフェ――
[そしてオレは、部屋の隅の席で項垂れている 西門教授>>#4の背中に向かって言った。]
えーっと、課外授業がこんなことになって ご愁傷様です……? なんか違うな。
一応聞きますけど、こういうドッキリ企画 だったりしませんよね? 黒いスーツの人と知合いだったり……、 ――死んだ、人とやらに心当たりがあったり。
[結局、新しい情報は何も得られなかった。 ここに居る以上、西門教授も、 『死んだかも知れない人』の1人なんだろうか。]
(200) 2023/07/27(Thu) 22時頃
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――B1/カフェ――
とりあえず、味噌汁ちょーだい。
[ノっ君は米を握るのに忙しそうだから、 オレは勝手にカフェのスープボゥルを手に取って、 味噌汁の鍋の蓋を開ける。 ほゎんと香る鰹出汁。 ここが非現実感満載の美術館で、 夢の中かも知れないなんて――やっぱり信じられない。]
こっちの鍋はなんだ? スープも作ってある?
[ノっ君の背中のチャックを開けたら きっと割烹着姿のお母さんが出てくるのでは……?
白磁の器の、手にフィットする感にも 陶芸家の端くれとして興味はあったけど、 まずはお腹にチャージするのが先決だ。]
(223) 2023/07/27(Thu) 23時頃
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[味噌汁を一口啜る。 なんだかんだ、平静でマイペースを 貫こうとしてたオレだけど。 どっか緊張して不安だったんだな。 お袋の味とは違うんだけど、 どこか懐かしいノっ君の味噌汁の味に、 はぁーっと一気に肩の力が抜けた。 なんだろ、癒しの味って感じ?
困ったことに、歴代ミューズたちの手料理の中で 一番好みの味だった。けしからん。]
味噌汁が美味すぎるんだが、ノっ君。 そうだな、次のミューズにノっ君が手料理教えてよ。 もしくはオレが教わって、 この味噌汁振るまって胃袋掴めば、 次のミューズと別れないで済むんじゃ……?
[だんだん思考がアヤシイ方向へ走り出した。 それくらい、色々ネジが緩むお味だったってことで。]
(225) 2023/07/27(Thu) 23時頃
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――って、そういえば、
どっちかが死んでる可能性も、あるのか。
[オレはまだまだ半信半疑だが。 黒スーツの死神の説明を鵜呑みにするなら、 そういう展開を否定はできない。
ここで、研究室のメンツだけで、 交す未来の約束に、どれだけの意味があるのか。]
段々と現実に戻っていく、もイミフメイだし。 一応全員分LINE連絡はあったよな?
[既にマイクロバスに乗っていた中で、 欠けた名前はないか、再度LINE画面を注視する。 ついでに握りたてのツナマヨおにぎりも一つ齧った。 塩加減が絶妙で、やっぱりとてもとても美味だった。*]
(230) 2023/07/27(Thu) 23時半頃
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――B1/カフェ――
[それにしても、オレが適当にリクエストした 具材が全部冷蔵庫に備わっているなんて、 そんな偶然あるのだろうか?
――むしろその都合よさこそ 夢っぽいんじゃないか。
サインペンで書かれた、ツナマヨの字を 眺めるとはなしに眺めながら、オレは思案する。]
(252) 2023/07/28(Fri) 00時頃
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そういえば、夢と言えばさ。 さっき1階から階段下りてここまで 来たんだけど、その階段が、
……妙に、長かったような?
[普通なら、1階分下るのに、踊り場で折れ曲がって 2〜3塊も階段を下りれば着くだろう。 けれど漫然と足を動かしていたら、下りても下りても、 ビルの4階分くらいは階段が続いていた気がする。
まるで、エッシャーの有名な騙し絵みたいに。
まだ着かないのかな、と思った瞬間に、 B1フロアが開けていたのだった。*]
(253) 2023/07/28(Fri) 00時頃
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――B1/カフェ――
世界の耐久性、かあ。 ノっ君、面白いこと考えるな。
[そも、黒翼の天使(?)の設定なら、 現在の状態は、10人で同じ夢を共有している、 ということだろうか。
神の慈悲、と言う以上あいつを遣わした 神様が居て、死んだ誰かのために この世界を作った? けれど、本来の生者を複数名 長くは夢の世界に留めておけない――。
オレは腕組みをして首を捻る。]
(260) 2023/07/28(Fri) 00時半頃
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そうだな、死んだのが自分でも 他の誰かでも、正直イイ気分はしない。 何のために――って思うけど。
猶予期間ってことなら、 もし自分が死んでた時のために 遺言でも託しておくべきかな?
誰かに、或いはグループLINEに。
(261) 2023/07/28(Fri) 00時半頃
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[人の死、から最初にオレの脳裏に過るのは、 タカナル先輩にも語ったことのある、 オレのジイさん、骨谷 雷門の死だ。 そして、残された奇妙な遺言。
『死後、自分の遺骨から磁器をつくって欲しい』]
(262) 2023/07/28(Fri) 00時半頃
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オレも正直、全部信じたわけじゃないけど。
……こういう質問、昔やらなかった?
明日世界が終わるなら、何をしたいか、とか。 自分が明日死ぬなら、やり残したことは何か、とか。
[オレは眉間に寄せた皺を揉みながら唸る。]
美術館に閉じ込められてるなら、 できることは限られてるけど。
……もしや、ノっ君のおにぎりと味噌汁が、 最後の晩餐になる可能性が……!?
[にぎり飯を咀嚼する度に痛む頬が、 生きていても死んでいても、 アカリんとデートはもうできない事実が、 じくじくとオレを嘖み憂鬱な気分にさせた。*]
(264) 2023/07/28(Fri) 01時頃
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――B1/カフェ――
タバたん先輩の報告を鑑みると、 吊り橋より先の世界は 作るの面倒だったか、リソース不足だかで 存在しなさそうってことだな。
生きてたとして、ここから本当に戻れるのか? 夢だったら、起きて覚えてるとも限らないし。
ここで傑作の絵が描けたって、 何にも残らないかも――いや、
[オレはザックからスケッチブックを取り出した。 シロマちゃんの目の前で足した線を指でなぞる。]
(304) 2023/07/28(Fri) 12時半頃
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[柔らかくて自然で素朴な、カップのイメェジ。 そういえば、シロマちゃんって肌の色も 上等の陶磁器みたいに白いよな。 次の休暇で帰省したら、ジイさんの窯で このカップを焼いてみたいのに。
――忘れてしまうかも? オレが死んでるかも?
ぞわっと全身の毛が逆立つようだった。 イヤだ、と。やっぱり全身全霊で拒絶したい。]
……満足、なんて。言うなよノっ君。 そうだよ、死にたくない人が、死んでたなら、
こんな夢見せられたって、 「自分の代わりにオマエが死ねば良かったのに」って
恨まないとも限らない。
(306) 2023/07/28(Fri) 12時半頃
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1mmもそんな気持ちがないなんて、 聖人君子みたいな人間、いるのか。 オレが生汚いだけなのか……?
本当は死んでたら、この世界を"慈悲"と 思えるか……うーん。少しなら。
[頭を抱えた。黒スーツの翼男の言葉は 直後より今じわじわと、オレの精神を蝕んでいる。 酷く混乱していた。他の人からは、オレの背中に マンガみたいなず〜んと暗い靄がかかっているのが 見えたかもしれない。」
(308) 2023/07/28(Fri) 12時半頃
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ああ、うん。 フられたらさ、穴掘って埋まりたくなるだろ。 深く深く、底へ底へ、ドン底まで。 下りて、潜りたかったのかな、オレ。
[ノっ君に力なく笑いかける。 本当なら、美味しい飯を振る舞ってくれた人には、 ごちそうさまの意も込めて、 とびきりの笑顔で報いたいのに。]
『この美術館、 何も考えずに歩いてると、迷うかも。 特に階段とか気を付けて(※経験者談)
ノっ君の飯美味いから、 落ち込むことがあったら食べるといい。 ちょっとは紛れる(※経験者談)』
[幾つかのLINEに目を通しながら、オレも打つ。]
(309) 2023/07/28(Fri) 12時半頃
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――B1/カフェ――
[そうこうしてたら、大きな黒い影、 トサカ先輩の方が、カフェに入ってきた。 正直、こんな大きな声が出せるんだ、と 聞いたことのない声量で告げられたこと>>280 今までのノっ君との会話も反芻しながら 自分の中で擦り合わせていく。
夢の世界では、意志の力が実現する。
……みんなの夢なら、矛盾する意志が ぶつかった場合、強い方が叶うのかな?
オレは一応軽く、無事を労う言葉をかける。 そして黙々とおにぎりを口にするトサカ先輩の 広い背中を、よく食べるなあ、 なんて感心して見ていた。
肩に背負った暗雲は払えぬまま。*]
(311) 2023/07/28(Fri) 12時半頃
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――B1/カフェ――
[ニトちゃんのLINEを見て、 ノっ君がカフェを出て行く>>300
冷蔵庫の話が本当なら、今すぐ欲しいって思ったら 急に手元に包帯が出てきたりはしないのかな。 救急箱とか、具体的なモノがあった方が イメージはし易いのかも知れない。 夢の中だって、脈絡がないようでいて、見てる当人は 何故か納得するだけの整合性がとれてたりする。 救急箱さえあれば、どんな薬でも出てくる ――都合の良い、夢。]
(314) 2023/07/28(Fri) 13時頃
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…………。 オレのやり残したこと、 やりたいことって何だろうな。
[10人目のミューズを見つけること? そりゃあ、可愛い女の子と遊ぶのは楽しいけれど、 彼女たちを"ミューズ"と称してる時点で、 目的のために利用している節があるのは明白だ。
彼女たちはオレが秘めたソレに鋭く気付き、 呆れ、或いは憤り、或いは哀しんで憐れんで、離れていった。]
――オレは、
(315) 2023/07/28(Fri) 13時頃
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みんなをイメージした、カップがつくりたいな。
[それは、オレが死んでいたとしたら、意味のない行動だけど。 或いは、死んだ誰かは、全く望んでないことであっても。
それが誰かは分からないから、可能なら全員分。 骨を使うかはさておき。
奇しくも、ジイさんが遺言で願ったこと。 そして、オレが将来就こうと希求していた 生業であり使命と、見事に一致したのだった。*]
(316) 2023/07/28(Fri) 13時頃
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お、メグココちゃん、さっきぶり。 ……あの人、オーナーじゃなくて、 やっぱ死神だったな。 翼生えてたけど。神がどうこう言ってたけど。
[軽く手を振ってから、食事を始める彼女>>313を見届け スケッチブックに視線を落とす。 メグココちゃんならワンポイントで絵付けするなら やっぱりお花かな。アジアン系が好みって 言ってたから、唐草も交えたデザインで。]
ノっ君の味噌汁が最高なのも、 オレが美味しいに違いないって思って 口にするからなのかな……。
[作り方を教わろうと思ったけれど、 果たして現実で同じ味に感じるだろうか。 もしや、全員同じものを食べて、違う味に感じていたり?
カフェに来る人には挨拶しつつ、オレは鉛筆を走らせる。**]
(319) 2023/07/28(Fri) 13時頃
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――カフェ/>>368〜―― 死ぬ実感なんて、オレもないよ。 LINEで冷静に報告してる人だって、 内心は分からない。
そもそも信じきれてないし、 ……ただ、本当なら
[カフェに人影が増えてきたから、 オレは続く言葉を飲み込む。 味噌汁を飲んだ喉に、渇きを覚えて。
「オレじゃなきゃいいな」
ってのは、間接的に誰かに死を押し付けたい、 オレ以外の死を願う、醜い本音だから。
みんなが惜しんでくれれば満足? 上辺だけの綺麗事にしろ本音にしろ、 後輩のくせに九十過ぎたジイさんみたいなことを言う。]
(406) 2023/07/28(Fri) 23時半頃
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相性かー……。 このまま相性いい相手と巡り合うまで、 付き合ってフりフられを繰り返すのか。 キッツぃな。
[5年やそこらで9人は多い、とみんなは言う。 勿論、付き合うまでに至らなかった子だっている。 最初の段階でもっと吟味すればいいのか?]
35億回は試したくないなあ。 その前にさすがに死ぬだろ。
まあちょっと元気出たわ。 晩餐リクエスト思いついたらLINEするから とびきりの作ってくれ。
[果たしてオレは、ノっ君に励まされ、 少し前向きに図案に向かうことになる。*]
(407) 2023/07/28(Fri) 23時半頃
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