23 あの春の廃校だけが僕らの学校だった。
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ニジノは、トイレの方をそわそわ窺っている。やっぱり入口に見えないバリアがある。
2023/04/22(Sat) 00時半頃
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―― 2階/トイレ前廊下 ――
[男子トイレから何か勢いよく飛び出してきたので、サッと身構えた。]
ど、どうもこうも。 入ってみたいとか、思ってないしぃ?
[視線を逸らそうとしたが、首輪に引きつけられ、そのまま上へずらしていく。]
あれ、知らない顔……。知らない色……。
(9) 2023/04/22(Sat) 01時頃
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―― 2階/トイレ前廊下 ――
入らない入らない! 見てたけど!!
[ぶんぶん、ぶんぶん。痴女の汚名を着せられてはならじと、勢いよく両手を左右に振る。盗撮だけで大分罪深い。]
……ペリドット君は見かけてないな。 私より後に来たっぽい?
ラプター、って誰も呼んでくれないから ニジノでもいいよ。よろしく。
[握手の手を出しかけて、「手は洗おうぜ!」で引っ込めて、まあVRだしいいか、と結局差し出した。]
(23) 2023/04/22(Sat) 01時半頃
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ニジノは、キルロイに、LINE交換しとく?
2023/04/22(Sat) 01時半頃
ニジノは、ドサクサに紛れてキルロイの手をぎゅっぎゅし返した。恒例の筋肉チェック。
2023/04/22(Sat) 01時半頃
ニジノは、キリノの目線に、キリノも握手したかった?
2023/04/22(Sat) 01時半頃
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>>26 ラプターは猛禽類のこと。鷹とか鷲とか。 幼馴染が私の演技を見て、そう呼び始めたから。
[初めてちゃんと呼んでくれた。イイ人だ。 少しだけ目つきを和らげ、あ、と手を叩く。]
私も自分の首輪の石の色、見てないや。 指定できるんだっけ? 忘れちゃった。 これ、何色?
[聞いてから、結局自分で確認するため、隣の女子トイレの鏡前へ。**]
先に行ってて。 後で気が向いたら合流するし、迷子になってても気にしないで。
(31) 2023/04/22(Sat) 01時半頃
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―― 回想 ―― >>38 縁起? ああ、一富士二鷹〜的な?
[苗字にかすったが、どうやら「演技」と「縁起」の聞き間違いだったようだ。]
一般に使われる肉食女子的な嗜好じゃないけど、 まぁ、そう。
[好物は(筋)肉。曖昧に頷いておく。直近LINEで筋肉食いがどうこう書いた記憶もあるし。]
[トイレから出てきても律儀に待っていたキルロイに、来いと言われば素直について行くことにした。 委員長気質なのかお節介なのか、桐野に全員と会うよう助言(説教?)>>30されたが、キルロイ以外の参加者はカメラで一方的に知った気になっているので、焦燥感に欠けている。]
(91) 2023/04/22(Sat) 12時半頃
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ニジノは、LINEを眺めながら、諸々の「予約」にくふりと北叟笑んだ。
2023/04/22(Sat) 12時半頃
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―― 3階 ――
[一方的にブロックという失礼千万働いた相手と鉢合わせて、思わず回れ右したら、突如殴り合いが発生した。 暴力とか、見てるだけで怖いし痛い。男子ってこういうのもコミュニケーションの内なの? 立ち竦みつつも、桜森高校二大筋肉の競演に、目が輝いていたり。**]
(92) 2023/04/22(Sat) 12時半頃
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>>102 [170cmの体躯では、小動物のように怯えるのも似合わない。拳を強く握って震えを誤魔化す。]
こんなゲーム中でも、 痛いのはなるべく避けたいものじゃない? 人狼の襲撃みたいでビックリした。
手当しないで大丈夫? 湿布とか包帯とか、 VRでどこまで効果があるか分からないけど。
[青ざめた顔色で、キルロイと鮫島を交互に見た。特に鮫島からはじりりと距離を取って、手を振り返す余裕もない。]
桐野と、このキルロイに会っただけ。 まだまだ……後四人?
(111) 2023/04/22(Sat) 15時頃
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手当するなら、保健室まで付き添うよ。 職業柄、テーピングとかマッサージも得意だし。
[合法的に筋肉に触れるし。]
それで、二人はこれで何か分かりあえたの?
[これが挨拶とか、男子の生態って不思議だ。握手じゃダメなのか。 細めた目で外傷の具合を確かめる。]
(115) 2023/04/22(Sat) 15時頃
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>>113 怪我したままだと人狼の襲撃から 逃げきれないかも知れないのに?
[それとも逃げなくてもいい陣営の人なんだろうか。 疑心暗鬼に陥り、ますます鋭く睨んでしまう。しかし改めて見てもイイ筋肉だ。]
私に「可愛い」と言わないのであれば、 今でも後でも、話せるよ。 ブロックも解除する。
[鮫島のついでにキルロイにも言い含めておいた。]
(120) 2023/04/22(Sat) 15時半頃
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>>122
―――― 一生スケートが、
[なんでも話せると思ったのに、一瞬で空気が凍った気がした。 目の前で振るわれる暴力よりも、的確に心臓が締め上げられる。
フライングバタフライ。斜め上に振り上げた足、その先についた銀刃が、肉を抉る生々しい感触。真っ白な氷面に散った赤は、まるで薔薇の花びらのようだった。
どうしようもなくガタガタ震える肩を抱いて、吐き気を堪える。]
できなくなった、から。 私はこのゲームに参加してる。
(125) 2023/04/22(Sat) 16時頃
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>>127 そんなの私が知りたい。 どうすれば、何を願えば、 元通りに戻るのか分かんないの!
[この男の気軽な言葉は、拳よりもよっぽど鋭く心に刺さる。 無視してさっさと立ち去ればいいのに、何故かそれができなかった。]
最初は、脚さえ治ればいいと思ってた。 試合に復帰するのは無理だけど、 趣味でスケートを滑るだけなら、 リハビリを重ねれば、いずれ――、
[ギプスが取れてすぐ、痛み止め打ってもらい、地元のスケート場に飛び込んだ。 縺れる指で靴紐を締め、氷を削る音に誘われるように、気分を高揚させて。 いざ、リンクに再び舞い戻ろうと。]
(130) 2023/04/22(Sat) 16時頃
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[その一歩が、どうしても踏み出せなかった。]
(131) 2023/04/22(Sat) 16時頃
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なんでも叶う、って言われたけど。 時間を巻き戻す、なんて無理だろうし。
なら、私がスケートを続けるために必要なのは、
[その先は、"願い"の一端は酷く歪で、言葉にしてしまうのが怖かった。 腕を摩って、拒否するように視線を落とす。]
鮫島は、なんでこんなこと、聞くの。
(132) 2023/04/22(Sat) 16時半頃
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難しくない話どころか、 耳を塞ぎたくなる話だった。
[取り乱す様を見られて、今更頬に熱が上ってくる。 浅ましい願いだと咎められるかと思えば、同じ軽さのまま放られた言葉>>133に、ぽかんと口が開いた。]
鮫島も、その知合いも、何かスポーツやってたの?
[そのガタイだもんね、と独りごち、]
(137) 2023/04/22(Sat) 16時半頃
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死なないよ。 死んだらスケートできなくなるじゃない。
こんな私でも、応援してくれるファンがいるし。 先の見えない暗闇の中で、藻掻き続けるのは、苦しいけど。
[そこだけは、胸を張って言えた。 自分は飛ぶ側ではない。飛び込まれた側だった。]
鮫島の願いは、その人を生き返らせること?
[自分と同じでそんなに単純ではないのだろうと分かりつつ、わざと口にして確かめる風に。]
(143) 2023/04/22(Sat) 16時半頃
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ああ、カメラで見てた、バスケ。 白ちゃんに負けてるところも。
時間あったら、私とも勝負してよ。 この空間で、できるだけ体動かしときたいし。
[先程の拳の挨拶も、そういう意味もあったのだろうか。少しだけ理解した。] >>146 んんん? もし私が願いを叶えられなくても、 現実世界で自殺しないんだったら、 こっちで遠慮なく殺れるーってこと?
[どうしても疑心暗鬼が晴れず、邪推してしまう。むむむ、と眉間に皺寄せ、]
わ、私も秘密だし!
[半分以上白状しているのに、何に対抗しているのか。]
(149) 2023/04/22(Sat) 17時頃
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>>150 お互い次に会えたら、でいいよ。 会えなくても気にしない。
現実世界の方では、まだ私の足動かないし。
[強張っていた身体を解すように、ぐぐーっと伸びをした。 エアシュートの姿勢で、小さくジャンプしてみせる。]
面白いネタ……? まあ大和は人気だったね……?
鮫島は気付いてちょくちょくこっち見てたでしょ。
[そういえば、妄想が実現しましたよワカナさん! 帰ったら報告せねば。 ついでに、思い出したようにスマホ画面を操作した。]
ブロック解除しといたから、 何かあればそっちでも。
(153) 2023/04/22(Sat) 17時半頃
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「可愛い」は禁句ね。
[二度目の厳命。]
(154) 2023/04/22(Sat) 17時半頃
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>>157 主にワカナさんが喜ぶので、いいぞもっとやれ。
[鮫島と一緒になって、カメラを探す。右足首をぐぐーっと引き上げ、Y字バランスのポーズでドヤ顔アピールしてみた。拝啓ワカナ様、ニジノは今日も筋肉に囲まれ元気です。]
嫌った覚えは全然ないし、 その件はもう解決してると思う。
……けど、伝わってないのかな。
会うのを避けてるのは、事実だけど。
[もう一度、LINEに目を通して、やれやれと肩を竦める。]
(158) 2023/04/22(Sat) 17時半頃
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その大和からのLINE、 鮫島の名前で埋め尽くされてんだけど。
[あ、バラしてしまった。 今までで一番の笑みを浮かべる。ニコーっと。]
とても仲が良いみたいで、羨ましい。
[一度目のそれより、たっっっっぷり含みを持たせておいた。]
私にまでやたら、鮫島を頼れって言ってくる。 私はまだちょっと、鮫島が怖い。 ……身体が大きいからかな? うーん。 死ななそうでよかった、って言ってくれるのは 優しいんだと思う、けど、
[信頼する人をつくれ、と桐野に忠告された。まだ会えてない人も多いし、難航しそうだ。]
(161) 2023/04/22(Sat) 18時頃
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二言目には「鮫島」だよ。 何なら第一声もだよ。 ……可愛いよね?
[自分から誰かに言うのはいいらしい。 多少の誇張はしたが、十分冷やかせたので満足した。]
いっぱい話してくれてありがと! さすがにそろそろ、他の人探さないと。 ああもう、またカメラ見れたらいいのになー。
ワカナさーん。 アンバー君とナイトちゃんと白ちゃんとブラウンちゃん 今どこにいますかー!?
[カメラに呼び掛けても、勿論返答はないのだった。**]
(164) 2023/04/22(Sat) 18時半頃
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ニジノは、サメジマナイスアイディア! と思ったが桐野にLINEするのはもう少し後にすることにした。**
2023/04/22(Sat) 18時半頃
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―― 3階/廊下 →――
[保健室の件などすっかり忘れて闇雲に歩き出していた。薄情である。]
そういえば、カメラで見てはいたけど、 どこがどう繋がってるのかは、 実際歩いてみないとね。
[LINEをぽちぽちしながら、どうせならと探索することにした。 単身歩く廃校は、外から見るより9倍怖い。 だから、逐一カメラを見つけては、ワカナの顔を思い浮かべて手を振るのだ。モニタの向こうの応援の声が、心細さも掻き消してくれる気がした。]
(226) 2023/04/23(Sun) 00時半頃
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[チャイムの音。前にも聞いた合成音。>>#8]
これって、運営が流してるのかな。 それとも誰かが――放送室とか、あったっけ?
[マップを開くのに一苦労。視聴覚室はあるけれど、アナウンスとは無関係そうだ。 少し首を捻ってから、アプリに当初の願いを入力した。
『左脚の怪我を完治させること』
それだけでは不十分だけど、醜い澱はまだ心の底に沈めておく。]
(230) 2023/04/23(Sun) 01時頃
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―― 3階/音楽室 ――
桐野委員長様々! 後は連絡待ちか〜。
[手近な扉を開けたら、鎮座するピアノが目に入った。 リズム感はある方だが、演奏の心得はない。そもそも音楽室に入った経験がほとんどなかった。]
…………んふふ。
[気を紛らわすなら、音がいい。悪戯好きの5歳児のように目を輝かせ、いそいそと準備室の方に向かう。 蜘蛛の巣と埃まみれの室内に咳込みながら、居並ぶ楽器たちを片っ端から鳴らしていく。手始めに、取手の取れかけたシンバルから。**]
(237) 2023/04/23(Sun) 01時半頃
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>>235 あ、きた!
[木琴のバチを放り投げて、今度こそウィルスと間違わずに承認完了。]
(239) 2023/04/23(Sun) 01時半頃
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[最後に渾身の力でティンパニをぶっ叩いたら、脆くなっていた膜面が破れてしまった。]
あわわ、ごめんなさい!
[宙に向かって謝って、サラのLINEを確認すると、ダッシュで玄関に向かう――途中の階段で、人影が。>>242]
あ、ラッキー。誰かな。
(245) 2023/04/23(Sun) 02時頃
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ニジノは、ノッカに手を振った。
2023/04/23(Sun) 02時頃
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―― 階段 ――
ごめん、驚かせて。 確かにここ、ナンか出そうだ。 幸い、まだ幽霊には遭遇してないけど。
[踊り場で足を止めて、まず相手の首元を見る。]
私はラプターの方。 少女Aは、そういえば桐野が探してたな。
(249) 2023/04/23(Sun) 02時半頃
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よろしく、と歓談したいところなんだけど。
今から玄関で人と会う予定があって。 一緒に行く? それとも、LINE交換だけでもしとく?
[どちらにせよ、足はまた階段を下へ下へ。]
(250) 2023/04/23(Sun) 02時半頃
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>>251 謝らないで。 私、さっき誰か見つけてくれないかなーと思って 音楽室で騒いでたんだ。 化物襲来とかじゃないから、安心していい。
[聞こえたよね? と首を傾げた。]
ナイトちゃんは野々花、と。 ……実物は可愛さ10割増しだ。
[一段飛ばしはやめて、野々花と階下へと。]
(256) 2023/04/23(Sun) 03時頃
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うん。目の前に楽器があったら、 とりあえず鳴らすでしょ。楽しかった。
[真顔で肯定して、玄関口で人の気配を探す。しゃがみ込む華奢な背中はすぐ見つかった。今まで男子とばかり遭遇していたから、余計に肩が頼りなく見える。]
ごめーん、お待たせ!
やっと会えた、私がラプター。 ……と、途中で会った野々花。
[奇しくも女子の集い。]
(259) 2023/04/23(Sun) 03時頃
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[花の綻ぶように笑む沙羅が、可愛くて、可愛い。そう、「可愛い」は彼女たちのような子に向ける言葉だ。頬が緩むのを感じる。]
ホンモノの沙羅の笑顔、癒されるー。
なんだか今だけ、女子校みたい?
[さっきぶり、と交わし合う二人を見比べて、相手を伝え忘れたことを、今更思い出した。]
ごめん、誰に会うか言わずに、引き返させちゃって。 それと、さっき首の石を見たのもね。
私、参加する前はモニタ室に居て、 野々花のことはミッドナイトブルーの ナイトちゃん、って呼んでた。
(263) 2023/04/23(Sun) 03時半頃
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……青春?
[は気になったが、学校でこうして女子同士で他愛ない話に花を咲かせるのも、未経験でこそばゆい。話題はいずれ、殺伐とした人狼ゲームに及ぶだろうが。]
後、HNに「ちゃん」とか「さん」とか つけなくていいから。呼び捨てにして。
っていうか私、勝手に二人のこと 呼び捨てにしててごめん?
[それから、「よろしく」の手を差し出す。VRでも手の感触で少しでも相手を知ろうと。 見たところ筋肉とは縁遠そうだけど、そこも可愛い。**]
(264) 2023/04/23(Sun) 04時頃
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―― 玄関 ――
あ、ちょっと失礼ー。 桐野に無事会えたよーって 連絡しとくね。
……ふふふ女子会羨ましがるといい。
[LINEを開いて、今更目の前の沙羅からのメッセージに気付いた。愛くるしいスタンプと同じポーズを沙羅がしているところを想像してにんまり。 ついでにいくつか返信を。**]
(287) 2023/04/23(Sun) 11時頃
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[カメラを探す素振りの野々花>>293に、玄関口の角にある点かない照明を示す。色はカモフラージュされて判別し難いし、そうと知らなければ暗がりの天井なんて誰も見ようとしないだろう。配置は大体頭に入っていた。現実のセキュリティカメラと似た条件で設置されている。]
あの向こうで、ワカナさんと古永せんせーが 見てるはず。 勿論運営の人も、チェックしてるだろうし。
オフにもできるみたい。 私はやり方知らないけど。
[呼び捨てで名を呼ぶのに躇う様は、なんともいじらしい。>>294合格、とサムズアップ。]
リストには本名大公開されちゃってるけどね。 ……結局直せてないや。 幼馴染がつけてくれたあだ名なの。
(304) 2023/04/23(Sun) 13時頃
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>>300 アバターだから、多少盛ってるのかなーと思うけど。 ゲームの参加者が美男美女揃いだって、 ワカナさんと騒いでたんだ。
だから、こうして実際に会えて TVの中の芸能人みたいに、 わーってはしゃいじゃってる。 一緒に写真とか撮りたい!
[そういえば、このバーチャルスマホにカメラ機能はついているのだろうか。みんなで撮ってアプリで盛って待ち受けにするのとか、フツーのJKっぽくてワクワクする。 背景がこれでは、心霊写真一歩手前だろうが、そこはキラキラしく加工するとして。]
うちは共学のスポーツ名門校。 ……だけど、例によってほとんど顔出せてない。
だから、こーゆーの新鮮なんだ。
(309) 2023/04/23(Sun) 13時頃
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ほとんどの人はニジノって呼ぶから、 そっちでもいーよ。
[結局、ラプター呼びしてくれるのはキルロイだけになった。リンクの上を雄々しく舞うかつての自分の象徴。翼を失った今の自分はただのニジノでしかないのに、未練がましいものだ。小さく首を振る。]
改めてよろしくー。
[VR初の女の子の手は、やっぱり男子のそれと全然違う。滑らかで柔らかで、折れそうだけどしっかり暖かい。確かめるように一度ぎゅっとして、手汗とかついたらごめんね!]
……筋肉が足りない。
[野々花のLINE申請は勿論承認。**]
(315) 2023/04/23(Sun) 13時半頃
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>>317 そうそう、スキャンした後に、なんかゴリゴリと。 私も理想のボディを手に入れた!
[二次性徴を迎えて女性らしい体形になると、バランスを欠いてジャンプの成功率は著しく落ちる。技術だけなら、スレンダーな少女体形がスケート選手には適しているのだ。――普通の人は、あまり削りはしないだろう。]
なんか明らかに浮いてるアバターの、ブラック先生とかも居たし。 実際会ってみたら、全然違うかもねーふっふっふ。
沙羅はまんまなんだ。え、本当に?
[天使すぎね? と目を瞬いたら、自分とは逆の願望が聞こえて小さく噴き出した。やっぱりコンプレックスはあるのだ、女の子には。]
(329) 2023/04/23(Sun) 14時頃
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―― 玄関 ――
…………お呼びでない。
[花の女子会に不審な乱入者。>>320>>322いや、LINEで来るのは知ってた。非情なドレスコードを指定したのも自分だ。まさか本気にするとは思ってなかったけど。]
絶対私よりは可愛くなると思ったのに どうしてこうなった。
とりあえず、そこで止まれ。 写真には入って来ないでよ。
[しっし、と手で軽く追い払う仕種をしてから、沙羅と野々花と三人でポーズ。>>325>>326]
(337) 2023/04/23(Sun) 14時頃
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[>>326美少女は笑顔で画面を見せてくる沙羅の方だと思うJK。]
なんで私だけ。 こーゆーのは三人で撮らないと意味ないの!
[大和子を待たせたまま、沙羅と野々花の肩を勢いで抱き寄せて、数枚自撮りにチャレンジ。 試合の度に撮り撮られ慣れていたから、カメラ向けの微笑は完璧だ。 その瞬間だけは、デスゲームのことなんて頭から消えていた。]
……まあその根性に免じて、 最後一枚くらいは混ざってもいーよ大和子ちゃん。 ハーレム写真だねー?
(350) 2023/04/23(Sun) 14時半頃
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ニジノは、大和子も混ぜてパシャー。
2023/04/23(Sun) 15時頃
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[鼻歌を歌いながら加工して待ち受けにするのは、勿論三人だけで撮った方だ。 おどろおどろしい廃校の壁ができるだけ映らないようにトリミング&フレーム加工して、二人にも送っておく。]
野々花ちょっと笑顔がカターい。 猫の刑に処す。
[顔面無加工の待ち受け画面とは別に、鼻とヒゲと耳を書き加えていく。送られたスタンプから、沙羅はうさぎに、野々花は猫に。自分は――鷹ってどうしようね、クチバシ?]
(360) 2023/04/23(Sun) 15時頃
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[満足いくまで写真を弄り倒して、それからLINE通知に少し眉を顰めて。]
>>339 勿論、触っていいよー。 折角日頃から鍛えてるんだから、 確かめてみてみて。
あー、胸は、ジャンプに邪魔だから削った。
[沙羅の申し出には、喜んで頷いた。鍛えてる人は、やたら触らせたがるのだ。練習の終わりには必ずマッサージし合うから、接触に抵抗なんてない。バストを触らせるのは初めてな気もするが、VRだし減るわけでなし。]
[一頻り戯れた後、残念なお報せ、と前置いて注意喚起を。]
ちょっと前だけど、 二階の美術室で桐野と少女Aが対面してて、 結構危なそうだから近寄らない方がいい、って。 キルロイからLINEきてた。
(373) 2023/04/23(Sun) 15時半頃
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ニジノは、もう一度LINE画面を見て、真剣な面持ちに。**
2023/04/23(Sun) 15時半頃
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―― 回想/玄関 ――
>>398 あげられるんなら、あげたいよ 熨斗つけてー。
[握った沙羅の手の細さは、ちょっと病的なほどだった。この小柄な身体にEカップが備わってしまったら、どうなってしまうのだろう。――すごく倒錯的です。]
いや、リアルはもっとあるから、 むしろこれぞバーチャル?
それよりさー、こっちの方が自慢なの。 腹筋も割っちゃったし、一番は太腿かな。
[小さい胸なんて触って楽しいのだろうか。遠慮がちに膨らみを抄う手つきは擽ったいのに、優しい気持ちが溢れてくる。 拒まれなければその下も、彼女たちより固くみっちりとした肉質を「すごいでしょ」なんて誇るのだ。]
……みんなに、見て貰いたいな。
[知らず零れた言葉を、慌てて飲み込んだ。日々鍛えた技と努力の結晶、失われた夢。それが叶うということは、ここにいる他者の願いを踏み躙った結果なのだから、決して望んではいけない。きっと笑いあえるこの時間も、関係も、変わっていってしまう。]
(446) 2023/04/23(Sun) 21時頃
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>>404 そんな覚悟もなしに、女子会に突撃してきたの? 大和子だって、盛りたいとこの 一つや二つあるよねー?
[本当は、そんな理由じゃないと知ってる。自分が逃げ続けるからだ。 気使える野々花>>417の優しさを見習いたい。 誰かに呼ばれたのだろう沙羅>>406にも、慮って離れていく野々花>>420にも、当たり前のように、少し祈るような心地で「またね」を返して。]
は〜〜〜〜〜〜。 OK、場所かえよう。
[なんだか実際よりずっと長い時間ぶりな気がする大和の顔を見て、腹を括った。]
―― →図書館へ ――
(447) 2023/04/23(Sun) 21時頃
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ニジノは、図書館に向かう途中で、カメラに向かって待ち受け画面を見せびらかした。
2023/04/23(Sun) 21時頃
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―― 図書室 ――
本当はゲームの終わりまで 逃げ続けても良かったんだけど。
[LINE画面に噴き出したり表情の忙しい大和を横目に、黴臭い本棚を興味津々眺めている。]
ごゆっくりー?
[飛び出していっても、気に留めない。彼を走らせるのが誰かくらい、よーく知っている。 小さな字を追う気分にはなれなかったから、綺麗な花の写真集をめくりながら、気ままにLINEの返事をすることにした。]
あ? あー……もしかしたら、うん。 次善の策は、あるのかな。
[待ち受け画面を見るたび胸は暖まるのに、口角は上げられず唇を噛み締めた。]
(457) 2023/04/23(Sun) 21時半頃
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―― 図書室 ――
La Dame aux camélias――
う〜ん、さすがにイタリア語は読めない。 日本語訳はどこだ。
[背丈の揃った文庫がずらりと並ぶ書架を彷徨っていたら、扉の開く音が聞こえた。]
……えっ 早くない?
[もっと待たされると思っていた。いや、よく知らないけど。]
そーゆーもの? いややっぱ、早いって。
(474) 2023/04/23(Sun) 22時頃
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女の勘ってやつ? それと腐女子の邪推。
[正確には、幼馴染とかワカナてんてーの薫陶を受けただけ。]
隠さなくていいよ。 むしろバレバレだし。
VRでナニがドコまでできるのか ひっじょーーーーーーーーに興味は尽きないけど 今は問い詰めないであげる。
思ったより早かったね。
[色々わざとです。]
(479) 2023/04/23(Sun) 22時頃
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同性愛だろうが異性愛だろうが、 まあ普通の高校生の健全な範囲で 知的好奇心はあるよ?
――美しい筋肉だと尚滾る。
VRで初体験した場合、現実で脱したことになるのか モニタ室で悶々と悩んだりしたものよ。
[話したいなら聞くのは嗇かでない。一から十まで。]
おっと、言い忘れてた。 おめでただね、大和。
[おめでとうのつもりが意図的に噛みました。]
(483) 2023/04/23(Sun) 22時頃
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>>485 照れると逃げるけど、また追い駆けっこしたいの?
[違うよね、と首を傾げて。]
あー、むしろVRなら男でも孕めるかもよ?
……まぁ、いぢめるのはこれくらいに しておいてあげる。
[心なしか顔がツヤツヤしている。 背表紙の中から目的のタイトルを見つけて手に取ると、ちゃんと真面目な表情を作って大和に向き直った。]
(486) 2023/04/23(Sun) 22時半頃
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OK、ちょっとそこに横になろうか。
[読書スペースの長机を、くいと顎で示す。カメラ下のベストポジションをキープしました誰かのために。]
――って、アンタ何言ってんの? 詫び筋肉とかマジで?
っははは、はは、 あーおっかしい。 っふ、ふぐぅ、
[なんか堪えきれずに変な音出た。お腹を抱えて、苦しくなるまで笑い転げる。]
もっと、人狼ゲームの、真面目な話で 呼び出されたと思ったのに!!
(489) 2023/04/23(Sun) 23時頃
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いや、どー考えてもおかしいだろ。
[真顔でつっこまざるを得ない。 冗談のつもりだったのに身を投げ出されて、切れ長の目が円くなった。
よいしょ、と横たわる大和の足の余白に腰掛けて、しげしげと見下ろす。]
…………なんだこの据え膳。 鮫島に怒らんない程度に いただいていーの?
[つい、と胸板に手をのばし、触れる2cm前で止めた。]
身体で繋ぎ留めることに慣れてんの、 思ってたよりヤバいよ大和。
――『穢れてる』って何?
(495) 2023/04/23(Sun) 23時半頃
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>>499 自分も努力してるから痛感するけどさ。 身体ってのは本っ当ーに正直なもんだよ。
[顔を隠す仕種が、妙に嗜虐心を煽る。 普段触り合うのは、自慢気に胸筋ピクピクさせるような同好の士ばかりだから、ここまで照れられると勝手が違いすぎだ。]
大和はどうやって鍛えてる? 大和はなんのために鍛えてる? どこか自慢できる部位ある?
[まだ触れぬまま、2cmの距離を保って指先は空を滑る。鎖骨から頸、肩、上腕の輪郭だけ。]
大和の頑張りが分かる筋肉してるよ。 ちゃんと綺麗。穢れてなんかない。
[勿論、そっちの意味で言っている。]
穢れてるのはむしろ大和の――、
(505) 2023/04/24(Mon) 00時頃
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[出かかった言葉を既の所で堪えて、唇を尖らせる。]
捨て鉢で言われても、 自分で誇れない筋肉なんて、
触ってもつまんないー。
[額にデコピンして、ピョンと机から飛び退いた。]
いやさ、色々身体が辛いだろーから、 指圧マッサージとか、激痛足ツボ押しとか、 してやろーと思ってただけなんだ。
(506) 2023/04/24(Mon) 00時頃
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「よしよし」は鮫島にして貰いな? 迂闊なこといっぱい口走ってたのは、 聞かなかったフリしてあげる。
[年上の男子の涙が、何とも面映い。試合結果に一喜一憂するのとは違う、絞り出されすようなそれ。 ハンカチなんて気の利いたものは女子力低すぎて持ち合わせてないし、拭ってやるのも嫌がられるかなと、ただ言葉だけを続けた。]
穢れてるって思い込んでるのは、 大和の心だよ。
鮫島がダメって言わなきゃ、 いいんじゃない? 鮫島がダメって言っても、 勝手に好きでいたらいーじゃん。
[恋する乙女だねぇ、とじょじょに笑みに揶揄いをのせていく。]
(512) 2023/04/24(Mon) 00時半頃
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