10 冷たい校舎村9
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もっとああしておけばみたいな、 後悔って、尽きないと思う。
(18) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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―― 前日 ――
[ 何か聞こえているならば、 吐き出してもいいよ、って言われて。>>2:620 一瞬、息を呑んだ。
聞こえているなら、って。 言ったことあったっけ。いや。無い筈。 誰にもこんな事言えないから。言わないから。
カマを掛けられたまで、思考が至らないあたり 大分動揺していたのだと思う。]
―――― あ、 うん。
[ ぱたっと垂れた冷や汗は、気づかれなくていい。]
(19) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ でも、同時に少し思ったんだ。 そこまで知られてしまっているなら、 ひとみにはこっそりと、言ってしまっても 良いのかもしれない、って。 ]
[ そこからはクレープの話に流れて、 内心で安堵している私は居た。>>2:622 気まずい空気が流れていたかは、さて。 感じる間もなく彼女は食堂の方に行ったから。]
(20) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 独りになって、息を吐く。 頭の中に響く声がうるさくなってきていた。 誰かに話されることを危惧しているのか、 それでも誰かに自分を知ってもらえることが 嬉しくてたまらないのか。
何を言っているかの理解はしない、できない。 どうせ私への罵詈雑言なのだから。]
―― っとに、 うる、さい……。
[ そのままずるずると、 暫く廊下にもたれかかっていた。]
(21) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ ―― いつの間にかここに寝泊まりをする 段取りはそれなりに整っていたらしい。 比較的早めに、保健室のベッドを借りて 横になっている私が居た筈だ。
布団の中にもぐりつつ、 それでもなかなか寝付くことは出来なくて。
……言ったほうが、いいのかな、と。 そんな事をぐるぐる、ぐるぐる考えて。
明日になったら。 明日になったら、言ってみよう。 もうそこまで知られているのならば、 きっと笑われず聞いてくれると思うから。]
(22) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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―― 朝、 ――
[ あまり眠れた気はしなかった。 頭痛で目が覚めたようなものだから。
起きぬけに周囲を見渡す。、 ひとみは保健室に居なかった。 寝る前に何か呟いていた気はするから>>2:625 ……保健室で一緒に寝ていた、筈だ。]
(23) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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ひとみ、……どこ、行ったの? ――ッ、痛、
[ 寝たら幾らか治まるかと思ったけれど、 むしろ頭の中の声は棘の様に余計に響いて。 がんがんと、前より強くなってる気がした。
頭を抑えつつ、ふらりと保健室を後にする。 食堂の方に行く気は起きなかった。 そんな食欲、なかったし。]
(24) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 無意識にカッターナイフのない道を 歩いていたらしい。>>2:645 誰かが掃除していたとも思えていなかった。
辿り着いてしまった教材倉庫に、 はてな、と我ながら不思議に思いつつ。 扉を開けて、電気を点けた。
―――― 見て、しまった。 ]
(25) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 蜘蛛の糸は握れるうちに握っておかなくては。 そんな思考が頭を擡げ、 またうるさいうるさい声に搔き消されていった。]
(26) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 倉庫の入り口で、暫く呆然と立ち尽くしている。
酷い頭痛を堪えながら、 眼前の状況を飲み込もうとしながら、 それでも受け入れたくないような思いを抱いて。]**
(27) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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── 回想/文化祭当日 ──
[ そう見えるかな、なんて言って>>2:471 誤魔化そうとするあたり、 これはもう中々重症なのでは、なんて思う。
しゃかしゃかとリズミカルに 生クリームを泡立てる音が調理室に響く。 文化祭の賑わいは今だけは少し遠くて。
大したことじゃない、と前置きされた内容は 予想以上に簡素に説明されてしまった。>>2:473]
(116) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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……本当に大したことじゃないなら、 あそこまで柊くんが顔色悪くすること、 別に無いでしょ。
その子と柊くんの間に何があったとか、 私は何も知らないし理解出来ないけど。 少なくとも、柊くんにとってはそうなるくらい 大きな出来事だって事くらいはわかるから。
[ 続きを聞きつつ>>2:483、 静かに生クリームは泡立っていく。]
(117) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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その人の事、好きだったんだ。 そういう人に嫌われちゃう、って、 避けなきゃいけないって、……辛いね。
[ 元々嫌われていた人に嫌われるより、ずっと。 その感覚はなんとなく、わかるから]*
(118) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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── 現在 ──
どうして、って思った。 自分の事ならまだ諦められる、 しょうがないよ、悪い子なんだから。 今世の綿見茉奈はどうしようもないから。
でも、それでも、まだ。 どこかで諦めることを嫌だって、…… 少しだけ向き合わないとなのかなって、 そう思った、矢先。
利美も、ひとみも。何をしたって言うの。
(119) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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[ 呆然と。倉庫の中に釘付けになっていた。 ひしゃげた血塗れのマネキンとハンカチ。 どこかで 誰かが持っているのを見たような。
何で。そう言っても誰も答えはしない。]
…………、
[ うるさくて煩わしくて仕方がない。 心臓の音も頭の中に響く声も気分の悪さも。]
(120) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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声だけのはずのあの子が隣にやって来て、 にこぉって私の青い顔を見て嗤っていた。 ねえ悪い子。いけない子。 あなたがそうだからこうなるんだよって。
(121) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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[ いつの間にかやって来た黒沢さんの>>38 おはようの声も耳に入らなかった。
こんな状況に場違いな明るい声に、 視界の隅に入ったそのすがたに、 ……ずっとおかしく響くあの子の声に。 ああ、そう。きっと私は冷静じゃなかったんだ。
あの子本人が身体を得て私を嘲笑いに来た、って。 てんでおかしな勘違いをした。]
(122) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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…… なに、しに来たの、 昨日からやたらうるさいと思ってたら そこまでして私を貶しに来たの、? 嫌がらせ?本当に上手だよねすごいよね。 そういう才能まで持ってるんだね。
そうだよね。あなたはいい子だもの 私よりずっとずっと。そうでしょう、 あなたが生まれていればよかったんだから、 最初からそう、ずっと、
[ 私の目は黒沢さんを見つつ、 その癖きっと別のものを見ている。 青い顔をしたまま、いつになく感情的に。]
(123) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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…… 文句、あるんでしょ、私に、 いつもみたいに言えば良いじゃん。
[ 頭が痛くて仕方がない。]**
(124) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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── 現在 ──
[ うろたえている様子にまた苛立ちが募った。 しらばっくれているのかな。>>136 それでも良い子ぶっているのかな。]
ふざけないでよ。 なに被害者ぶってるの。やめてよ。 私が悪いのなんてとっくにわかってるから。
あんたがいい子だから私は惨めになるの。 わかんないよね。わかる訳ないよね。 だってあんたは正しい良い子なんだもの。
[ 震えていようがお構いなしに、 光の点らない昏い瞳でじいっと見つめて。]
(193) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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[ 言いなよ、って言った。 思う存分私を罵る言葉が来ると思った。 自分がもう訳がわからなくなっていて、 責め立てられればイーブンになると思ったのか。
だって私ばっかりこんなにみっともなく 八つ当たりめいた吐露をしているんだもの。 あんたも加害者にならないとおかしいよ。]
何。 これだけ私を虚仮にしておいて そーやってまたいい子ぶるの。
[ けれども返された言葉は、>>140 私の意図していた方向とは違った。]
(194) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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そう、嫌わないで って、……
……………………ふぇ?
[ 辿々しくも告げられた言葉に 意味を理解する前に反射的に返答をして、 めちゃくちゃ間抜けな声が漏れた。
やっとここで自分が相対している人間が 誰であるかの認識が出来た。]
(195) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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[ 目の前に居るの、あの子じゃないじゃん。 黒沢さんじゃん。]
(196) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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あ、えっ、あの、ちょっと、ちょっと待って、 ごめん、えっと、…………。 ……黒沢さん、だ……?
[ さっきまでの剣呑な様子は何処へやら。 現在の状況を正しく理解したならば、 へなへなとその場に座り込むだろう。]*
(197) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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── 前日/鳩羽くんと ──
[ げんこつ一発で済んだだけ良いと思って欲しい。
それはともかく、やっぱりそうだよね、と 彼の言葉に首肯いて。>>2:613 概ね感じていることは同じの様だ。 お札は私も見られていない。]
……寂しいだけで閉じ込めた訳じゃ 無かったみたいって事かな。
[ 何のために、どうして。 何を言っても考えてもそれは仮説にしかならない。]
(215) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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[ メールの送り主がこれをやったとは まだ断言できないし、>>2:615 近くにそんな人が居るとも考えたくないけど。
この世界はマネキンを受け入れているし、 カッターナイフは大量に散らばっている。 追い詰められてでもいたんだろう、 それは文面からもわかるものだけれど。
生きづらさ、遣る瀬無さに。 つらいな、という感想が聞こえて。]
(216) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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…… 辛いだろうことは想像できるけど。
鳩羽くんや。 私達はその哀れな辛がってる奴に 悪意を向けられてるのを忘れないよーに。
[ 考えるなとまでは言わないけれど、 それでも共感し過ぎるのもどうかと思う。 彼がもし無自覚にこの場所を作り出していたなら ある程度まで理解出来てしまうだろうが]
(217) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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あんまやり過ぎると、 この世界と同化して帰れなくなるかもよ。
[ 冗談半分、脅し半分。 怪談においてそういうことはままあるから。 君みたいな考えすぎてしまう子は そのカモになりやすい。気がする。
そのあたり、だろうか。 誰かが教室に近づく足音がして来たのは。]
(218) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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[ 人と人は分かり合えないもの。 人を理解することは難しいし、 何なら不可能にも近いもの。
考えているだけ優しい、と思う。 私はどうしようもないと思ってしまうから。]*
(219) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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[夜のお菓子パーティー。
ああ、楽しかったな。
鞄にポッキーを忍ばせていたので、それを取りに行って加わった。
眠くなるのはすぐだったけど、それまでお菓子を摘みながらのトークに参加したっけ。
お泊まり会とか、憧れるじゃん。
閉じ込められてなんかそれどころじゃなかったけど、
あの時間はそれに近かったんだなって、思えばそうだね。]
[もう一度やろうよ。ね。
両親は外でお泊まりとか許可してくれないだろうから、
じゃあ、うちを使わせてもらえるように説得するから……。]
— 自室 —
[目覚めて体を起こす。
お腹のあたりを撫でるけど、特に何の怪我も無い。
やけに生々しい夢だった。
部屋の明かりが眩しい。
眠る時はいつも常夜灯の薄明かりを点けるので、
今は、そう、勉強の途中で一休憩してたんだっけ。
寝落ちってやつだ。]
……ふう……。
[夢の中でいろんな話をしたし、
思い出してしまったこともある。
なんだろう、あれはやっぱり現実だったのか。]
[こんな時、いつも現れるはずのぼたんの姿が、
なんだかやけに遅い気がする。]
[……スマホを開くと通知が届いていた。
クラスのグループチャットではなく、
個別送信という形で、利美ちゃんからメッセージが届いている。
『精神世界から帰れた皆へ』
……そして、続けて書かれたのは。]
乃絵ちゃんが病院に?
[精神世界というワードと、あの閉ざされた校舎のことが書かれており、
乃絵ちゃんがカッターナイフで自殺を試みて病院に運ばれたこと。
それが記されていた。
さっきまでのことは全部、夢なんかじゃない。]
[乃絵ちゃんの容態は良くはなく、助かるかどうかは半々とのこと。
利美ちゃんは一足先に病院に向かい、
離れゆく魂を掬い上げるための祈りの儀式を行うんだとか。
……それは何のことかよくわからなかったけど。
それなら私も勉強してる場合じゃない。
夜も更けた時間、外は当然真っ暗だ。
両親はまだ起きてるかな。
リビングを覗くと明かりが付いている。
良かった。そこにいる父親に、懇願するように声をかける。]
友達が危篤だから、病院に行かなきゃ。
お願い。
お願い、今日だけは……。
[驚いた様子の父親は、少し考えて、
わかった、と言い、奥にいた母親を呼ぶ。
夜に一人で外出するのは認めない。
だから母親が車で送って行くし、終わるまで車の中で待機してる。
それを条件に許してくれると言う。]
うん……わかった。ありがとう!
明日も早いのにごめんね。
[仕方ないわ、と母親が笑う。
父親は明日も仕事だから、車を出せるのは母親しかいない。
両親の取り決めた門限は絶対だけど、
でもやっぱり、この人たちは私を愛してくれている。
どんなに恵まれていることだろう。
母親が車のキーを取りに行く。
今日はその速度を追い越したりはしない。
部屋着から外出用の服に着替え、急ぎ身支度をする。**]
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── 現在 ──
[ 黒沢だけど、って。 そりゃそうだよ。ここが不思議空間だからって あの子が本当にここに現れる訳が無いじゃん。
頭の中にけらけら愉快な笑い声がする。 今はうるさいって言い返す気力も無かった。
黒沢さんもまた羞恥に襲われているとは>>244 そこまで気が回っていないのだけれど。 だって多分、私の顔も真っ赤だから。]
(269) 2021/06/10(Thu) 22時頃
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[ というか、えっと? 嫌われているのが辛い、って。 ああ、そう思われていたんだ……?
嫌っているつもりは無いけれど、うん、 無意識のうちに避けてたりとか、そっけない様な そんな態度は取っていた気がする。 あの子が居たらこんな感じなんだろうなって、 それだけの理由で。
………… 我ながら酷い八つ当たりだと思う。]
(270) 2021/06/10(Thu) 22時頃
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[ 彼女も人違いだって気付いたらしい。>>245 その通りです。 慰めの言葉がありがたいやら情けないやら。]
…… あの。 いきなり訳わからないこと言って、ごめんなさい。 黒沢さんに言いたかったことじゃ無いし、 本当に、ただの八つ当たりです……。
[ 項垂れたまま、深々とお辞儀して 先ずは謝罪をすべきだろうと]
(271) 2021/06/10(Thu) 22時半頃
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[ 虚仮にされていた、もなんでも。 私がそう思い込んでいたようなものだし。 被害妄想全開の言葉を投げつけてしまった訳で。
……あとは、何を言うべきかと、 話題に暫し迷って]
…… あの。 私に嫌われてて辛いって、思ってたの?
[ おずおずと、そう尋ねてみて]*
(275) 2021/06/10(Thu) 22時半頃
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[ ……多分、私はアドバイスを求められるタイプの 相談はきっと役に立てない類だ。 二言目には「(どうでも)いいんじゃない?」とか 「諦めた方が楽だよ」とかが飛び出してくる。
けれども、ただ話を聞いてほしいだけならば それなりに機能はするようだった。 少なくとも、彼にとっては。]
(311) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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── 文化祭/柊くんと ──
[ 思った以上に素直に返された相槌に>>170 内心で若干拍子抜けつつ。 そのまま語られる彼自身の話に耳を傾ける。 手を動かすのは勿論忘れずに。
シャカシャカという軽い音は、 段々と泡立ち重くなってゆく。]
(312) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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[ 以前した家族の話。自分の居場所がない。 だから、家の外に居場所を求める。 それはきっと普通のこと。自然の摂理。 人は誰だって安心して居られる居場所を探すから。
彼がモテるという事は、小耳に結構挟んでいた。 いろんな女の子を取っ替え引っ替えだとか、 そんな根も葉もない噂を聞いたくらい。
だから少し遠いところにいる気がして居たし、 こうやって静かな調理室で二人、 生クリームをかき混ぜているシチュエーションは 全く予想だにできないものだった。]
(313) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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[ うまく人付き合いができて、 ほどほどの力でそれなりに楽しく暮らせそうな。 軽薄というといい印象はないけれど、 良くも悪くも軽さのある人。
そう、見ていたけれど。 中々に一途な恋をしていた様だ。>>172]
(314) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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へえ。 こう言っちゃ何だけど、意外。
柊くんが嫌われるって、そんな感じしないし。 結構上手くやってる印象あったから。 それから、それを引き摺っている事も……。
[ 彼がその子に何をして、 相手の子がどういう思いでそれを言ったかは 私が推し量ることは出来ない。 ただ。]
(315) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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それだけ好かれたいって、思ってたんだね。 …… 好かれたい相手には嫌われて、 認められたい相手には認められなくて。 そういうことばっかだ。
なかなかどうして、うまくいかないよね。
[ 私の方に話題が振られれば、>>174 少しの間無言になって、 ツンと立った生クリームの角を確かめて。]
(316) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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…… そうだね。 一連托生だって思って、その子の分まで 私が一生懸命頑張ろうとして。
途中で全部ダメになって、諦めて。 そこからずっと恨まれ続けてる、とか。
[ 今もまだ、声は響く。嫌気が差す。 きっとこれは可笑しい事だから、 輪郭だけをなぞって。]
(317) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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──── なんて ね。
生クリーム、これで充分かな。 手伝ってくれてありがとう。
[ 彼にボウルを渡す様促して、 さて、再び忙しい屋台に戻らなくては。
少しは気が晴れた?なんて 彼の様子を窺いつつ]*
(318) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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── 現在 ──
[ 誤解をしていた訳ではない。>>299 彼女は何も悪くないと分かっているし、 その上で彼女をあの子だと思い込んで、言った。 浅慮。そう言う他無かった。
私が混乱していたのだと、そう前向きな理解を されているのを知ったなら余計に申し訳なくなる。
だって私がああ考えていたのは 紛れもなく本心だったのだもの。
ああ、でも。 こんなことを思われていたなんて事も、 少しも思ってなかった。]
(319) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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[ 私は好かれるタイプの人間ではない、というか。 居ても居なくても大して変わらないみたいな、 空気のような、数合わせのような。
別段大きな印象もない、そういえばそんな奴 居たような気がするで終わるような。 私ってそういう奴だから。 そういう奴だと思っていたから。]
(320) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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……そ、なんだ。 仲良くなりたかった、って……
……あんだけ酷いこと言われてたのに。 それ、今このタイミングで言う事……? 黒沢さん結構、天然なの?
[ ズレているのか鈍感なのか。 おろおろしている姿をぽかんと見つめつつ、 なんだか可笑しくて、少し頬が緩んでしまった。]
(321) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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[ と。そうじゃない。]
[ 倉庫の奥の方のこと。 倒れているマネキンの事>>303。]
ああ、……酷い有り様だよ。 見ない方がいいと思う。
…… 私、ひとみを探してたんだけどさ。 朝起きたら居なかったし。ね。
………… マネキン、 そうなんじゃないかなって 思う。
[ 言いたいことがあったのに。と。 表情を翳らせつつ、倉庫の電気を消して。]
(322) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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ひとみが、利美と同じとこに行って 元気にしてくれれば良いけどさ。
…… ねえ。 このマネキンって、何だろうね。 私達の成れの果て、だったりするのかな。*
(323) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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── 現在 ──
[ 人違い。それはそうではあるのだけれど。>>333 彼女の姿を見てあの子を思い出していたのも また事実であって。
誰かに言いたいこと、……うん。 それが一体誰なのか、何で訊かないのか、と。 それも少しあるけれど。]
誰かに対してああいうことを 私は考えるような奴だよ。 ……嫌じゃ、ない?
[ あんな様子見といて仲良くなりたいって。 きっとすごく怖がらせた、だろうし。]
(486) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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[ だいぶ苛立っていた筈だけれど、 今はおかげさまで結構、脱力していた。>>334 ずっと言いたかったこと。そういうのって 普通はもっとどす黒い様なものじゃないの。
……それでもさ。 彼女にとってはずっと言いたかったって、 そう思うほどきっと、大きいものだったんだろうか]
(487) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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……うん。 天然で結構不器用らしいってことは よくわかったよ、黒沢ちゃん。
[ 申し訳ないことを言うならば、 綿見茉奈がずっと見ていたのは彼女の外見で 彼女がこんな性格である、なんて事は やっと今知ることが出来たもの。]
(488) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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[ ひとみに布団をかけたいと言うならば 私が止めることはない。一応静止はしたぞ、と そういう心づもりはあるけれど、それだけ。
仮説を聞きつつ>>336 少し考え込む。]
……やっぱり、死んだからマネキンに? 現実に帰れてたら、良いんだけども、……。
じゃあさ。自分で死んだの? それとも、殺されたの?
[ 死んでいる、ならば。自殺か他殺か。]
(489) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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あのメールの送り主にとっても この文化祭が大事な思い出だって、 それならめちゃくちゃにはしないだろうって、
そう言われてもね、……
[ 床にカッターナイフが散らばっている、 その時点で何というか、 暗にただの楽しい文化祭ではないと 思われているような。
……常にそう感じていたのならば、わからないが]
(490) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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…… ともかく、情報の共有とか。 これでひょっこりひとみが出てきたら また考え直しになるしさ。
教室の黒板、書きに行く?
[ そこで。 樫樹くんも居ないことに気がつくのは ほんの少し後の話]*
(491) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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── 教室 ──
[ 黒沢さんが書いている>>418横で、 一足先に新しい注意事項を確認したならば それじゃあ、と 私は彼女より先に 3-9の教室を出た。
と言っても、何か何処かに当てがあるわけでは無い。 何をしたいという訳も、特に無いし。
思考を巡らせつつ、廊下を歩いていく]*
(492) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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[ あの子が居るような気がして苛まれてきたけど、 多分もう、黒沢さんがあの子に見えることは 無いだろうなって思った。
独りになって。呟く。]
(517) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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…… 相変わらずうるさいね。
そんなに喋ることって尽きないかな。 どれだけ罵倒すれば飽きるのかな。
[ さまざまなクオリア。 私の視界を他人は見ることは無いし、 目に映るもの聴こえるもの全て、 他人に知られることは無い。]
(518) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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…………。
でも、そうだね。 私も聞き流すだけだった。 たいして受け止めもしなかったね。
[ 悩みもそのようなもの。 死にたいほどの悩みを抱えている誰かが居ても、 それが本当に死に値するほどなのかは 他者は理解することができない。]
(519) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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[ 私が聞いているのは、本当に存在した 誰かの声であるのか、 それとも幽霊の声とやらなのか、 脳が作り出したただの幻聴であるのか。
誰がそれを判断することが出来るのだろう。]
(520) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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── 現在/食堂 ──
[ 気づけば食堂の台所に辿り着いていた。 最早これは性分なのだろうというのか、 それとも単に空腹だったのか。
文化祭の時も台所を根城にしていたし、 勝手に私物化を始めている部分はある。
冷蔵庫に入れておいたクレープは いつのまにか無くなっていて、食べてくれたのかと 少しそれを嬉しく思った。]
(521) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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…… さて、何作ろ。
[ 昨晩のちょっとした秘密のお茶会は>>306 楽しかったなあ、なんてことを考えて、 そんなお茶請けにもなりそうな ミニサイズのパンケーキを作ろうか。
材料をボウルに入れて、混ぜて、混ぜて、── ]
(522) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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[ 料理が好きになったのは何故だっけ。
それはあの子がどう頑張っても出来ない、 感じることのないおいしいものを 作り出すことが出来るって、そんな理由。
そんな邪な理由で好きになって、 それから今日に至っている。
こんなところでマウント取らないと 自分を保てないとか、どうかと思うけども …… それでも拠り所にはなってくれた。]
(523) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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…………。
[ どうあがいても私とあの子は切り離せないし あの子の所為で歪んでいった。
それでもひとりでいた時はずっと、 何か欠けたような気がしていたから あの子がいないとだめなんだろうな、も どこか遠くに感じていた。
だから悟って諦めた。 現状維持。来世の綿見茉奈にご期待ください。 今世はもうこんな感じで過ごすので。]
(524) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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[ そう思ってたのだけど、 自分が思うより自分の諦めは 悪かったみたいだと漸く気づいた。]
[ 小さくかわいく焼けていくパンケーキを 手際よく軽く、ぽんぽん皿に移していく。 屋台は全部クレープ屋さんになってたけど、 ここだけ少しだけ、パンケーキ屋さん]*
(525) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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―― 文化祭の一幕 ――
別に謝らなくても。 レアなとこ見れたな、とは思うけどさ
[ 愛嬌だけが取り柄だって言っても、>>438 それをうまく扱えるかはまた別の話。 彼は今までそれをうまく使って、 じめじめとした部分を隠していた。
それだけの話。 好かれたかったの欲も、 自分に自信が無いのも、 認めてもらいたかったのも、そういう事。]
(562) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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[ 嫌われないと好かれるはきっと違う。 嫌われないに慣れすぎてしまっては、 上手に好かれる方法がわからなくなる。]
それでも頑張ったんだろうなあ、って。 そこまでは想像はつくからさ。
自分を好きになれない人が、 他人に好かれる自分になるって、 大変だよ、きっと。
[ そんなのどこかに違和が出るに決まってるから。]
(563) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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[ 人の悩み事は大概、人間関係だって、 何かの本で聞いたことがある。 だから、それに悩まなかったとしても 別の何かに悩む羽目になったりはするだろう。
身も蓋もないけどね。だけれど。]
(564) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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[ 私のざっくり話は、無茶なことだったって。 すこし、その言葉に驚いた。>>442 雁字搦めのさ、責のように思っていたから。 生まれてきた責任。]
……無茶、かぁ。
初めから無茶だったのかな。 まあ途中で投げ出してるから、 私自身にも無理だって思ったんだろうけど。
………… まあ、何。 ありがとう。 あんまり深く考えなくて良いからさ、これは。
[ ちょっとだけ。何かが軽くなった気はしつつ。]
(565) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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[ そうして悩み事を聞いた生クリームは これから美味しいクレープになりに行く。 すっとしたのは、その白いふわふわに もやもやが吸い取られたのかもしれないね、なんて。]
少しは顔色良くなったじゃん。良かった。 ほどほどに休むのも大事だよ。
…… そんなに気にしなくていいし。 私も助かったからさ。生クリーム。 でもお礼したいって言うなら、貰うのも吝かじゃないよ。
[ よく見た柊君の笑顔を見つつ、よくやるよね、と思う。 それでもその表情は引きつったりはしていなくて。 内心でどこか安堵しながら、その背を見送った]*
(566) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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―― 現在/食堂 ――
お二人は居ないよ。 ここで呑気にパンケーキ食べてたら 幾らかよかったんだけれどもね。
[ お客さん、否、炭蔵くんが姿を見せれば>>556 ゆるく手を振って迎えようか。 焼きたてほかほかを食べたいならば はいどうぞって大皿を差し出そう。]
(567) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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…… というか、まだ探してたんだ?
少し、びっくりしたっていうか。 賢い炭蔵くんなら勘づいてるって、 なんとなく思ってたけど。
多分どこにも居ないんじゃないかなって。
[ 探しても無駄だってこと。 多分、あのマネキンが居なくなった彼らで、 きっと殺されてしまったのであろう事。
どうしてそう無駄なことをやるのかなあ、と。 こんな事を考えるから薄情なんだろうね、私は。]*
(568) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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―― 少し前/教材倉庫 ――
[ 身を守ろうとした。と。>>504 過剰防衛と取られかねない気もするけれど。
ともかく、納得してくれるならよかった。 変なことも口走ってしまった気はするし、 出来るなら思い返さなくていいよって思う。 頼むから忘れて欲しい。
天然。>>505間違ってないと思う。 人間関係が苦手そうなのもよくわかるし、 しっかりしている様で結構怯えたり、 不安定げな部分は垣間見えるから。]
(592) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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[ だってそうじゃなければ、あんな一言を ずっと言えないなんてことに陥って無いでしょ。
なんてね。ちょっと面白かった。]
(593) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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[ 殺された、って思ってた。ならば。>>507 追加でもう一つ質問をしよう。]
そうだね、自殺の線は薄いと思うよ。 ひとみがああなるなんて、 私は思わなかったしその兆候も無かった。
じゃあ、誰が殺したんだろうね。 殺人鬼でもこの校舎内を闊歩してるのかな。 その割には、何も見ないよね、そういう影。
何に殺されたんだと思う?
[ 消えたかれらの共通点は、見えない。 校舎の主が気まぐれに殺している、が 正解でも間違いないと思える程には。]
(594) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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………… 無自覚でここまで。 それは、……どれだけ、溜め込んだんだろうね。 まあそれでも、思ってるより図太いとは思うよ。 自殺って、それなりに勇気が無いと出来ないし。 うっかり死にぞこなうと悲惨だからね。
[ 彼女の言葉のチョイスにはくすくす笑いつつ。
去り際。布団も張り紙もいいよって手伝って、 それから二人して倉庫前を去った。]
(595) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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………… ごめんね。
[ 小さく、つい零れた。
今までこういう事、そういうの無かったなって。 どんだけ避けてたんだろうね、私は。 ああこれも無意識だったなって。]*
(596) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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―― 食堂 ――
[ お礼を言われれば、どういたしましてと なんて事のないように手を振って、>>597 続きのパンケーキを焼く。
それから、彼の返答に。>>598 少しばかりつまらなさそうに 黒い双眸を彼に向けて。]
……炭蔵くんってさあ。 やっぱり強いよね。 つよくて、つまんない。
[ 自らの陥っている状態に冷静に向き合って、 その上で事実を認めたくないって、 そのことをちゃんと自分で認めている。]
(600) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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[ 自分の弱さを知っていて、 それを開示しても問題はないだと、 失望されることはきっと無いという自負がある。
こういう人ってぐちゃぐちゃにするのは難しい。 自己肯定感がそれなり高いってことだから。
……というのが私の所感だけれど、 本当のところはどうなのやら。 少なくとも私には出来ない振る舞い。
まあ、それは良いとして。]
(601) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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みんなが無事か? ……そうだね、 ひとみの姿は、朝から見ていないかな。 教材倉庫に行ってみるとよくわかると思うよ。
次は誰が消えるんだろうね。 規則性も何もわかんないけれど。
[ そんなことを言いながら、 ボウルの中の生地は全部流し込んだ。
悲しんだって終わったことは戻らない。 じゃあそんな心は蓋したほうが良いでしょ。]*
(602) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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── 現在/食堂 ──
……何でもないよ、 ただ冗談とか皮肉とか、 やっぱ通じ難いんだろうなって思っただけ。
[ だからつまんない。と。>>603 失礼を働いているのは百も承知だ。 けれどもただでパンケーキを食べられるとは 思わないで欲しい。なんてね。
お見通しのような目をしていても、>>604 何もかも理解出来ているわけではないから。]
(624) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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[ ただ自分には自分の視界が見えるだけ。 ぐちゃぐちゃにしたいのは、……まあ、いいじゃん]
知らなかったんだ。 ……うん、そう。 帰れたのか校舎と同化したのかは 全くわかんないけどね。
[ 大袈裟に惨憺たる有り様を語っても良かったけど、 流石にそれが出来るほど自分の心は タフじゃ無かったようだ。
あと、炭蔵くんにいきなり泣き出されたら困る。 本当に困る。どうすればいいんだろう]
(625) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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[ 冗談はさておき。 向けられた提案には]
チャイムが。なるほどね? それで集まって、…… どうしたいの?
集まったからって何が出来るのかな。 むしろ一瞬、皆が目を閉じて開けたら そこには血の海が広がってたりとか、 そういうことも起こり得ない?
絶対そんなのトラウマになるじゃん。 マネキン見てないわけじゃないでしょ?
(626) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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目の前にさっきまで生きてた人が マネキンになって死んでたらさ。
それこそ、その人がマネキンになって 死んだっていう、炭蔵くんが見たくない事実を 確定させちゃうことになるけど。
いいの?
[ 私は嫌だよそんなの、と 言外に言いつつ。]*
(627) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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— 病院 —
[車のエンジンが止まる。
運転席の母親が、背中を伸ばしながら欠伸をした。
いつもはそろそろ寝る時間だもの。ごめんね。]
じゃあ、行ってきます。
[気持ちが逸る。車のドアを開け、走り出そうとして、
そんな私を母親が呼び止めた。]
「あのね。……ひとみに何かあったら、って。
私もお父さんもずっと心配なのよ。
あの時ね、目を離した隙に、あんな怖い思いをさせてしまったから。
お父さんと2人で、絶対にひとみを守るって誓ったの。」
[なんだか申し訳なさそうに、
静かに心の内を語ってくれた母親の顔。
私はそれに向き合わなければならないと思っている。]
「でも、もうひとみは大人になるのにね。
いつか慣れなきゃいけないとは思ってるのよ。
……ごめんなさいね。」
[ううん、違うよお母さん。
私、もっと自由になりたいと思ってたけど、
誰かに守られてるんだってことを忘れて生きてた。
自分の心の傷を忘れて生きてた。
自覚しているより自分は弱かった。
それを思い出して、ようやく向き合おうと思えたから。]
いいよ。
ね、お母さん。お父さんにも。
私を子供でいさせてくれてありがとう。
[慣れなければいけないのはこちらもだ。
心配されない大人にならなきゃ。
見えない友達がいなくても強かに生きてけるように。
にこやかに笑って、暗い空気の中を病院へ駆けていく。]
[あの校舎から帰ってきてから、ぼたんの声はまだ聞こえてこない。
病院の夜間受付に辿り着いて、
集中治療室に運ばれたらしい乃絵ちゃんの場所を訪ねる。
夜の病院は静かで、通路は狭く感じる。
恐怖が少しフラッシュバックする。
基本的に健康児だったから滅多に病院のお世話にはならなかったけど、
そういえばあの誘拐事件の後、殴られた頭の傷の治療のために来たことがあるなあって、
今になってそんなことも思い出す。]
[そして集中治療室の前のベンチで、
両手を合わせながら何かの呪文のような言葉を繰り返す利美ちゃんを発見した。
近付いて彼女の名前を呼ぼうとしたら、
来るのは分かっていたわ、と言いたげな目線を返され、微笑んでくれた。
集中治療室のランプは赤く光る。
乃絵ちゃんは、まだあの校舎の中に自分を閉じ込めている。
どうしてだろう。私に知る機会はやって来ないまま。*]
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[ 横目でパンケーキをつまんでいく、 柊君の姿もちらっと見ていた。>>628 ……黒沢ちゃんにもさっき言われたけれど>>612、 やっぱおいしいって言われるのは嬉しい。
生地が終わったなら洗い物をしつつ 私は炭蔵くんとお話をしているけれども、
…………別に仲が悪いつもりはないよー? つまんないとは思ったけれど。]*
(648) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 端的に言うなら、 炭蔵くんの提案には乗らなかった。
冷蔵庫にパンケーキを変わらず入れて、 食べてね、ってメモを残して、 それからゆっくりと食堂を出る。]
(674) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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―― 調理室 ――
[ 恐らく一番根城にしていた教室。 勝手知ったる様子で、戸棚をまさぐり その中から包丁を一本手に取る。
なんてことはない。 ただ、自殺、やったことなかったなって。 そんな事を思っただけ。
そりゃそうだよね。 生きているのは面倒だし諦めてるけど、 生きてればマウント取れるって思ってたから。 そこしか上のところが無いって思ってたから。]
(676) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ 独り佇んでいれば、 誰かが近づく気配がする。 振り向かなくてもわかる、あの子だ。 姿かたちを見たことは無くても、 あの子だって、私には理解できた。]
やっぱ黒沢ちゃんとは 似ても似つかないよ。 ほんとに、悪い事したなあ……。
[ そうでしょう、私の一部。 私の一部になってしまったあなた。
私の才能も特技も何もかも持って、 それでも罵声を振りまくあなた。 ]
(677) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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あなたは、知ってるよね。 うん、何もかも見てるし、知ってる。 私は本当に悪い子でさ。
それでいて一人だけだと、…… あなたが居ないと、 ずっと何かが欠けてる気分になる。
[ ちゃんと、ひとつにならなかったのは。 共働きの両親が居ない事を寂しがった所為か、 それとも自分の無力さを、出来なさを 何かに押し付けたかったのか。 ]
(678) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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だからさ。 この際ちゃんとひとつになろう。
包丁を使うのもアレだけどさ、 あなたが食べる最初の料理が 私だってことでひとつ、納得してね。
[ 包丁を一本、手渡して相対する。 私によく似たあなた。あなたによく似た私。 こうやってちゃんと向き合うのは、初めてだった。]
(679) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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「 …………。 」
(680) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ 吸い込まれそうに黒い眼は、 じっと私を見つめていて。 鏡写しのように、佇んでいた。]
諦めてごめん。 逃げてごめん。 ……耳を傾けなくて、ごめん。
[ ……解っていた。 掛けられていた声が罵声ばかりじゃないって事。
だっていい子のあなただから、 そんなにつらつらと罵詈雑言ばかりを 垂れ流せるわけがないって思ってた。]
(681) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ 何もかも諦めた時に、 あなたを無視することで終わらせようとして。 それでも私の悔いは消えなかったから。 ここでちゃんと、終わらせないと。]
それから。 多分、私はあなたの分まで出来ない。 きっと、ずっと。これからも。
無理だったの。ごめんね。駄目だよ。 駄目なんだ、だから、…………
[ 自分では自分を許せないんだ、だから]
(682) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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ゆるして。
(683) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ さくりとあの子の身体に包丁が沈む。 同じように、私の身体にも ぐちゃりと鈍い痛みを感じる。
あの子はわたし。なら、これは道理。 そのままぐい、と押し込んで、 こみあげてくる血が耐えきれなくて、 ごぽ、と小さく咳きこんだ。]
ごめん、痛いね、痛いよね、…… でもやっと一緒なんだよ、 一緒になれるんだ、同じことを感じてさ、
(684) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ ぱたぱたと脂汗が垂れるけど、 それどころではなくて。]
…………。
[ ここまで来るとちゃんと死ななきゃ、って そういう思考が勝ってくる。 上手く力の入らない手を、 無理やりどうにか動かしてねじ込んで。
死に損なうのは悲惨だから。 痛くて、苦しい、けれど、これで。 これで何もかも終わるから。]
(685) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ ―――― カラン、と 包丁が落ちた。]
(686) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ 調理室の、隅。 血塗れの包丁と、腹部が真っ赤に染まった マネキンがひとり倒れている。 包丁を持っていたのはマネキンのようだ、 はてさて、どうしてこうなったのやら。
それともうひとつ。 刃先は血に濡れていないけれども、 持ち手だけが誰かが持っていたように べっとりと赤が付いている、 そんな包丁も一本、すぐそばに落ちている。]*
(687) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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