27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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――夢の席で
[>>5:195>>5:197 覚めかけた夢の中で、 指輪の交換と誓いの口づけが行われる。
>>5:196>>5:206 列席している銀の手元に届けられる白い封筒。 中にはメッセージカードと絵葉書が納まっていた。 自身の運命が定まったあとだ、どんな思いで これを準備したのか。じっと、カードに記された 回谷の心を読むようにメッセージを見つめた。]
…………こんな時まで、ごめんね、 なんて
[ランチの約束を守れなかったことを謝って、 ありがとうと感謝の気持ちを伝える回谷は、 銀のなかで最後まで明るくて優しくて素敵な友人のまま。]
(26) yunamagi 2023/08/06(Sun) 10時半頃
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ありがとう。
[気づけることも汲み取れることも少なかっただろう 銀を最後まで気遣ってくれて。 "前向きに生きて"そのメッセージは 今の銀の心に堪えるものだった。
美術館の描かれた絵葉書を見つめる。 この時のままだったらどんなに良かっただろう。 せめて彼女に与えられた死が 少しでも苦しくなく安らかなものであるように、 祈る。**]
(27) yunamagi 2023/08/06(Sun) 10時半頃
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マユミは、会員no.3はガチ勢把握
yunamagi 2023/08/06(Sun) 11時頃
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『見てました 田端先輩が回谷さんの髪を結って飾るのを 少しでも役立てたならよかった』
[>>29 回谷以外のひとまずの生還が叶って、 確認した田端からのメッセージに返信を返す。]
(38) yunamagi 2023/08/06(Sun) 14時頃
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『小さい頃の田端さんもかわいかったです もう悪夢に苦しめられることがありませんように』
……あ、
[追伸のメッセージを送信した後で。 余計なことだったかと削除を試みる。 うまくいけば既読前に削除できただろう。
銀が覚醒したあとに覗いた夢は断片的で、 >>3:55>>3:56 何かに襲われるシーンを見たのはほんの一瞬だ。幼子の姿についてもそう。 傍にいることはできなかった。 見られているということを彼女が知らなければ 驚かせてしまうだろうから。**]
(39) yunamagi 2023/08/06(Sun) 14時頃
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[>>41 大丈夫かと問われると、正直頷き難いものはある。 とはいえ、頭を打って 集中治療室で目を覚ましたばかりの相手だ。 あえて心配させるようなことをいうつもりはなく。]
『前を向けるようつとめます また田端先輩に似合うものが見つかれば 贈りたいです まだ完調ではないでしょうし ゆっくり休んでくださいね』
[彼女から貰ったシュシュは 美術館に持ち込んでいなかった。 銀の身に着けていたものも、バッグの中身も 無事だったから紛失することはなかっただろうけど、 災害のあった場所に持ってこなかったことは 正解だと思っている。*]
(43) yunamagi 2023/08/06(Sun) 14時半頃
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――帰還後
[感情を殺して削いだ言葉から、 読み取れるものはきっとない。 >>5:-110 有難いことに、自身にも不明だと言い訳も立つ。 >>43 "見つかれば"は仮定のかたちを取った。 いつかという日が訪れるかどうかは――――。]
田端先輩。 今、よろしいでしょうか。
[そんな思考の流れなど関係ないとでもいうように、 どのタイミングであったか、その姿を認めた途端、 声をかけていた。]
(81) yunamagi 2023/08/06(Sun) 21時半頃
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[反射での声かけのつもりではなかったが、 すぐに次の言葉は出てこない。 表情はさほど変わりはなくとも、瞬きの数は少し増えて。]
田端先輩が生きていて、 また会えてうれしいです。
[>>2:80 あの時から変わらない銀の本心だ。 しかし、ちょっと重い出だしだったかもしれないと、 僅かに首を傾げると、 片側にくくりつけた青いシュシュが揺れた。]
……今は、もう怖くはありませんか? [夢の中の彼女の様子を思い出しながら問う。 "私の悪夢"。そんな言葉を用いていた。 泣きそうな気配をしていた彼女に。]
(82) yunamagi 2023/08/06(Sun) 21時半頃
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ずっと気になっていて……。 最後に夢で見た先輩は、 ……実はあまり見れてないんですが、
元気に笑って、怒っていたので 大丈夫だと判断したのですが。
[回谷と大藤の結婚式をする流れで。 どちらかというと大藤に対して怒ってる顔のほうが 記憶に残る。しかし、明るく見えた。 銀の記憶にある、以前よりも。**]
(83) yunamagi 2023/08/06(Sun) 21時半頃
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[平気だと田端は言う。 恐らくそうなのだろう。 悪夢がやってきたとして、祓うのは自身でしかない。 落ちる沈黙にも、綴られる言葉にも耳を澄まして。]
……そうですね。 まだ、あまり実感が持てなかったり、 大丈夫でいたくないと思ってる部分はあります。
[大丈夫の問いを、夢の中の体験と同期の喪失の 意味と捉えて、言葉を紡ぐ。]
心配はしちゃいますね。 困っていれば助けたいし、 苦しければ慰めたいです。
[いつも微笑っているような顔が、 少しばかり緊張を孕む。 軽くぺちりと自身の頬を叩いた。]
(112) yunamagi 2023/08/06(Sun) 23時頃
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…………そうでない時も傍にいたいです。 あなたが好きだから。
[卒業までの数か月、適切な距離を保った 後輩でいることはそう難くなかったはずだ。
>>2:250 永遠を識って、そして失ったはずだ。 胸の痛みと絶望と。 確かな高鳴りを感じていたから、 彼女に触れた時 抱いた感情に蓋をした。]
(113) yunamagi 2023/08/06(Sun) 23時頃
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[銀は裏読みが不得手で 他者の自身の感情にも疎い。
しかし自覚してしまった自身の気持ちを欺くことは 出来なかった。 そうするには、この心臓はあまりにも煩い。*]
(114) yunamagi 2023/08/06(Sun) 23時頃
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[銀の告白に田端の眸が僅かに見開かれる。 真っ直ぐに見つめられれば、頬が上気していくのが分かった。 続く感謝の言葉。 少なくとも嫌がられることはなかったことに安堵して、 短く息を吐く。]
考え過ぎではないです。 ……回谷さんや他の知り合いへの好意とは 違う、ので。
[髪を絡める指先を、目の端で捉えた。 似合うものが見つかればと伝えたまま、 探すことをしないでいた髪飾りのことが少し過る。]
(129) yunamagi 2023/08/07(Mon) 00時頃
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[田端の声音は穏やかではあるものの、 どうやら少し困惑しているようだ。 成程、世の中には性別というものが存在するのだ、 そのことに銀は思い至る。]
どうして……? 夢の中で怖かったというあなたを 抱き締めたくなったからです。 小さな田端先輩を見て、 どうして傍にいるのが自分ではないんだろうって。
あの、これすごく恥ずかしいんですが……!
[どこを好きになったかを聞かれている気もしたが、 具体的などれかを示すのは難しい。 触れた瞬間にこみ上げた想いについて説明することも。]
(130) yunamagi 2023/08/07(Mon) 00時頃
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でも、私のことで先輩が困っているのは……、 申し訳ないと思いつつ、嬉しいです。**
(131) yunamagi 2023/08/07(Mon) 00時頃
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――帰還後:大学構内
私も自覚したのは最近で、
それに田端先輩が私を 一後輩として見ているのは分かっていたので 伝えるつもりはなかった、です。 [彼女が意外に思うことは何ら不思議ではない。 これまで色気のある話も空気も接触もなかった。 田端が色事の煩わしさを厭っていたことを 銀は本能的に悟っていたし、 銀は現実世界におけるその手の事案とは縁がない人間だ。]
…………お兄さん。
[田端の話に耳を傾ける。 端的に伝えられる乱暴の意味は察せても、 ちょっとした口喧嘩程度しかない平和な家庭で 育った銀に推し量ることしかできない。]
(167) yunamagi 2023/08/07(Mon) 11時半頃
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[夢の中、悪夢のかたちで田端を襲うことになった因は。 それでも、彼女を決定的に壊すことは 出来なかったのだと思う。 助けを求めることができなくて、苦しんで、時に諦念してそれでも。 銀の知る彼女は、決して大切な部分を譲り渡すことなく 田端自身でその場に立っていたから。]
えっ ……あっ、はい。 い、一生……?
["信頼できる相手"その言葉に弾かれたよう肩が跳ねる。 咄嗟に浮かんだのは恋人? という単語だ。 式の際、出来る限り新郎新婦に注視するよう 心掛けていたものの視界に入る光景はあった。]
(168) yunamagi 2023/08/07(Mon) 11時半頃
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[元より絵画に恋する人間だ。 年齢・性別・美醜はもちろん、人外の存在だとしても 障害になるという考えは銀にはない。 では大丈夫、という問いはどういう意味だろう。]
先輩に信頼できる相手がいらっしゃるのは 良いことかと。 離れない……、田端先輩はその状況を 受け入れているんですよね?
それなら……。
[思案する。 悪しきものではなくて、彼女を守護する存在なら。 そして彼女がそれを望むなら、 銀に否ということはできないのだが。]
(169) yunamagi 2023/08/07(Mon) 11時半頃
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私の心配より、田端先輩の気持ちでいいんですよ。
[少し表情を和らげる。]
……でも、大丈夫ではないと言ったら、 私の手を取ってくれますか?
[気のせいだろうか、僅かに照れているような反応は。 手を差し出して、彼女のおもてを見上げた。*]
(170) yunamagi 2023/08/07(Mon) 11時半頃
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――参列
[回谷の結婚式に参列したのはつい数日前の出来事だ。 彼女は笑っていた。 なのに、今、彼女は棺の中にいる。紫の蝶とともに。 整えられて、だが、もう笑ってはいない。
>>187>>88>>189 妹とはあまり似ていない気がした。 家族仲が良好ではなさそうなことは伝わってきて、 それも銀の知らない側面だ。 きっと他にも色々あるのだろう。
彼女のメッセージカードは消えてしまった。 手紙のやり取りなんてものはしたことがなくて、 ランチもおやつも胃の中でなくなった。 知らないことも多くて、形に残るものもない。]
(195) yunamagi 2023/08/07(Mon) 15時頃
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皆に、思われて逝きました。
[知らないことが数多くあるように、 最後の瞬間の彼女の気持ちは銀に語れるものではない。 おかげで、回谷の妹への返答は若干ずれたものとなる。]
回谷さん。 あなたのメッセージ嬉しかった。
……ええ。ずっと覚えているわ。
[形に残るものがなくても。 >>5:196 前向きに生きて。 あの時、銀はそれなりに落ち込んでいたのだ。 彼女のメッセージがなければ、田端への告白という行動を 為すことはなかっただろうというくらいには。]
(196) yunamagi 2023/08/07(Mon) 15時頃
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あちらでも元気でね。
[死後の世界は分からないが、天使がいるのなら きっとこの言葉も不適切ではないだろうと。 空を見上げた。*]
(197) yunamagi 2023/08/07(Mon) 15時頃
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――49日目以降
そうですか、寂しくなります。 良い景色が見られるといいですね。
[>>138>>139 大学を辞めたとの報告に、 ただしく一後輩としての挨拶をした。 トレードマークだったカメラは首にない。 良い景色が撮れるといいですね、ではない理由だ。
回谷と大藤の挙式を見届ける前も、それ以降も、 銀の目に大藤に変化があったかは分からない。
彼らがいつ、そのような間柄になったか それさえも知らない銀に 手持ちの言葉―ぶき―は至極少ない。]
(198) yunamagi 2023/08/07(Mon) 15時頃
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青も似合ってましたよ。
[ぺこりと頭を下げて見送った。 ――――大藤の行方が判らなくなった。 その報が、銀の耳に入るのはどれ程経ってか。
この世界には幾つもの手違いと不条理と運命が 転がっている。 夢の続きを辿っているのだ――――、 寂寥の代わりに甘い願いを抱いたとて 構わないだろう。**]
(199) yunamagi 2023/08/07(Mon) 15時頃
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――帰還後:大学構内
なかなか歪な関係ですね。 [>>191>>192>>193 絶対的な味方との生涯の契約。 庇護が欲しかったと田端は言う。 もう幼子でも少女でもない、彼女の微笑みが映る。]
分かりました。
私はどんなに仲が良くても 家族は別物ですが、それは別にいいです。
[田端の視線が虚空に向く。 其処にいるのだろうか、銀には奥にある校舎の壁や 足元の花壇しか見えない。]
(200) yunamagi 2023/08/07(Mon) 16時頃
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――――うん。 田端先輩は家族が欲しいんですね。 私はいいですよ。
[家族ごっこ。 好意を持たれてることは分かったし、 想いは嬉しいと言われた。 今は芽吹いていない恋心の種子。 まだ彼女が識らないのなら、育つ胤があるのなら 見守っていきたいと思ってしまったのだ。]
あの、ひとつだけいいですか。 私は取り立てて守護や加護は必要ないのですが、
[見つめ返す銀の顔も真剣みを帯びる。]
(201) yunamagi 2023/08/07(Mon) 16時頃
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私は、婿がいいです。**
(202) yunamagi 2023/08/07(Mon) 16時頃
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[>>204>>205 ――――あ、可愛い。]
(208) yunamagi 2023/08/07(Mon) 18時半頃
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[それが思春期の少女のような反応であると、 瞬時に及ぶ経験則は備えていなかったが。
>>203 つい今しがた見せた余裕のある微笑みは 跡形もない。 銀の前で、こんなに焦る様子の、 赤い顔の、震える声の彼女は見たことがなかった。]
ダメです、先輩――……。
[手を伸ばす。先ほど受け取られることのなかった手。 もう一度、今度は自身へと突き出された腕へ。]
(209) yunamagi 2023/08/07(Mon) 18時半頃
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[>>210 視えない姿と話している間はおとなしくstay。 田端の身体が震えるのが分かると、 怖がらせていまいか心配になる。 二度と恐ろしい思いはさせたくはないから。
伏し目になった目許の下 熟れた果実のよう真っ赤な頬は、 怯えゆえでないと 自惚れて構わないのだろうか。]
あ、私もさっき恥ずかしかったです。 おあいこですね。
はい、私とのやり取りで 赤くなったり、狼狽えたりする先輩を見るの ……正直言って、楽しいです。
[それに、何だか擽ったくもあった。 今までにはない感覚に、銀の頬も微かに染まる。]
(230) yunamagi 2023/08/07(Mon) 21時半頃
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[今度は事故ではない口づけが得られただろうか。 どちらにせよ、そっと身を離して。]
エス、のつもりはないのですが……。 私の性癖はおいおい、解明していくと思います。
[微笑むと。 何も飾っていない髪に目をやった。 病院では求められることも、要らないともいわれなかった 彼女に似合う髪飾りをもう一度贈ろうと心に決める。*]
(233) yunamagi 2023/08/07(Mon) 22時半頃
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はい。楽しみです。 ……今日これだけで、こんなに田端先輩の かわいらしいところ見れて、
どきどきしますね。
[>>234 キスひとつで、いつもと調子の違う田端に 銀もそわそわしてしまった。 恋人の名を冠せるならば、銀は勿論喜んだし、 そうでなくても、彼女に受け容れられた事実だけで 今は満足だった。]
(242) yunamagi 2023/08/07(Mon) 23時半頃
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[間もなく、白い林檎の花とワインレッドの紫陽花の コサージュが田端に贈られることになるが、
お揃いのふたつが髪を揺らすことがあれば、 恋人の名がなくても、周囲も何かを察することになったと思う。**]
(243) yunamagi 2023/08/07(Mon) 23時半頃
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――ある日
[>>280>>281 卒業式が間近に迫っていた。 ひとり欠けてしまった研究室の四年生に キャンパスで会えるのもあと僅か。]
田端先輩ももうすぐ卒業なのね……。
[この頃には、彼女の家族についても もう少し詳しく聞いていたかもしれない。 卒業後の予定についてはどうだったか。 ともかく、今日は彼女とのデートだ。 『話したいことがある』 何だろう、気にかかる言い回しに。 極力、悪い想像をしないように努めても どうしても騒めく胸を抑えきれない。 それでも顔を会わせるのは当然嬉しいのだ、 複雑な心地で待ち合わせ場所に向かう。]
(282) yunamagi 2023/08/08(Tue) 12時頃
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はい。
[緊張を孕む田端の対面で背筋を伸ばした。 テーブルにはニルギリのブラックティ。 彼女の髪を飾るのは銀が贈った髪飾りだ。 贈ったものを見に付けてくれるのなら、 銀に対してネガティブな気持ちになったわけではない そう判断してよいのだろうか。
「もう会わない」「嫌になった」「別の人が」 脳内をぐるぐるしていた不吉な単語を追い払う。**]
(283) yunamagi 2023/08/08(Tue) 12時頃
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――ある日:カフェ
[今日は少し遅めの昼食を採っていた。 ブラックティーなのもそれが理由で、 だからケーキの類は「大丈夫です」と断りを入れる。
カップに両手を添えてぽつり話を切り出した 田端の様子を見守る。 卒業後の話。 この時期だ、予想していた話題のひとつ。]
はい。 里実さんと大学で会えなくなると思うと、 やっぱり寂しいですね。
[季節が冬に移った頃、銀の呼び方も変わっていった。 彼女がブライダル関連の仕事に就くことは聞いている。 マイペースな性格は接客部分でどう対応するのか 想像がつきにくい部分もあるが、 彼女には適した分野にも思えた。]
(293) yunamagi 2023/08/08(Tue) 17時半頃
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[田端の家族についても、 この頃には色々聞き及んでいて、 既に憎悪の対象ですらない切り捨てるべき存在と 彼女が見做していることも知っていた。 近くにいても、彼らは彼女の心が其処にないことに 気付かないのだろうか。 何故、気づこうとしなかったのか。 銀には不思議でならない。
そんな話を聞いた折には必ず、 髪を撫でて、優しく額や頬にキスを落とした。 貰えるはずだった愛情のひとつひとつを取り戻すように、 それ以上を与えることができるように。
弱いところを見せたくないという彼女に 「かわいいところは見せてくださいね」と 微笑みながら。]
(294) yunamagi 2023/08/08(Tue) 17時半頃
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指輪……?!
[置かれた小さな二つの箱と鍵がひとつ。 開けるよりも先に、フライングで声を上げる。 違っていたら恥ずかしいな、と田端を見ると、 どこか素っ気ない口調で呟いたあと、銀を直視しようとしない。 予防線というよりも照れているように映って、 銀は破顔した。]
いいんですか? ……開けますよ。 え、と、こっちの鍵は? 箱の鍵ですか? ……それとも一緒に暮らすためのもの?
[鍵を手に取って、首を傾げると ちらとカップの水面に揺れる朧な像を覗くように 視界に入れて、それから像の主を見上げる。**]
(295) yunamagi 2023/08/08(Tue) 17時半頃
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――ある日:カフェ
[彼女の職種と思うと、指輪を着けていた方が よいのは分かる。それでも彼女が 自分の気の進まないことをすると銀は思わない。 だから二つ並んだ指輪には、 彼女の気持ちが籠められている。そんな解釈を。]
わ…ぁ、可愛い……。これ、本物の石ですよね。 貰ってしまっていいんでしょうか。
[苦学生ではないが、装飾品に金をかける性分ではない。 どちらかといえば経済観念はシビアなほうでもある。 就職が決まったとはいえ、同じ学生の身。 やはり気にはしながらも。]
でも、とても嬉しいです。 ……素敵なデザイン……嵌めてもいいですか?
[そっと手に取ったのは、濃いブルーの指輪。]
(326) yunamagi 2023/08/08(Tue) 22時頃
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[彼女は気づいてないのだろうか。 弱みを見せたくないという言葉が、 銀の愛撫に滲む眸が、 可愛いところがわからないと拗ねる様が。 どんなにかわいくらしく銀の目に映ることを。]
(327) yunamagi 2023/08/08(Tue) 22時頃
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[今もそう。 銀の言葉に想像するものがあったのだろう、 言葉を詰まらせて、取り繕うように繋ぐ様が。 美術館を訪れる前に見せることのなかった反応と表情で。]
あっ、里実さんの部屋の……合鍵、ですね。 うわぁぁ。
行きます! お仕事忙しいと思うので、 邪魔にならないようにしますね。
[一緒に暮らす、は銀の早とちりだ。 少し気恥ずかし気な様子を見せながらも、 力強く頷いて鍵を受け取った。*]
(328) yunamagi 2023/08/08(Tue) 22時頃
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――ある日:カフェ
[田端が驚きの声をあげる。 当然のように彼女の方の指輪を手に取ってしまったが、 思いの外大きな反応に、性急だっただろうか と、一瞬心配になる。
目を泳がせたあと左手を差し出す様子に、 ほっと胸を撫でおろした。 浮かぶ表情も嬉しそうで、銀の心も浮き立つ。]
勿論です。
[彼女に求められたら、自身の左手も差し出して。 互いの指に指輪を嵌めた。]
(332) yunamagi 2023/08/08(Tue) 23時頃
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ほんとに素敵。 会えない日も、指輪を見て 里実さんを思い浮かべますね。 [就職して生活時間が変われば、今までのように 会うのは難しくなる。 忙しい時間は気が紛れるだろうけど、 ふとした瞬間、ひとりを感じたら指輪を見て、触れて、 銀を感じて欲しいと思う。
気付けば真っ直ぐな目が銀を見つめていた。 伸ばされる手に、両手を包み込まれる。]
(333) yunamagi 2023/08/08(Tue) 23時頃
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――カフェ:ある日
[そう、はっきりと言葉にすることも大事なのだ。 田端のほっとした様子に、彼女とは別の方向で まともな恋愛と縁のない銀は自身の不明を反省する。
指先からの震えで彼女の緊張するのが伝わると、 銀も引き締まった気持ちになって、静かに顔を上げた。 急ぐ必要はない。 ゆっくりと彼女のペースで、幾重にも覆った鎧を 外してもらえばいい。
そう思っていたのに、]
(369) yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時頃
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今から?
[部屋への誘いに、少し目を見開く。 銀は一人暮らしだが、田端は今まで泊まるのはおろか ほんの少しの時間立ち寄る程度の訪れしかなかったし、 銀も彼女の元を訪れたのは米を貰いにいくような 明確な用件がある時のみだった。 口調は先ほどより改まったものではなかったから、 一瞬驚いたものの、おかしなことではないと思い直す。]
じゃあお邪魔してよろしいですか。 手土産も用意していませんが……里実さんの部屋、 行きたいです。
[目に入る部屋の鍵。 会おうと思えばいつでも訪れることのできる 合鍵の存在をやけに意識してしまう。 今の彼女はきっと、ただ部屋に呼んだだけだろうに。 気を落ちつけようと、カップに残った最後の紅茶を飲み干した。*]
(370) yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時頃
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――西門教授HG慰労会
[久しぶりに皆が集い、元気な声が聴けた気がする。 いつもよりテンションの高い様子の骨谷に手形の跡はなく、 ゆえに、慰める理由もないだろうと判断した。>>358>>361 結局、9人目の彼女とは破局したらしいが、>>362 笑ったり泣いたり定まらない様子だったので、 気のすむまで放置することにした。 時には思い切りぶちまけることも必要だものね、 と銀なりの優しさだ(微笑み)。
>>349 ところで柊くんってこんなキャラだったかしら? 美術館内であまり話すことのなかった銀にとって 彼の印象は課外授業前のもののようが強かったのだ。]
(373) yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時半頃
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へえ、そんなお酒が……え、た、高祈先輩ぃ? わかめとシュリンプ美味しそうですね。
[>>352 今まで聞いた高祈の声で一番声量があった気がする。 夢の中でも冷静な彼が、そんなに好物だったのだろうか。 口を覆われた柊は具合でも悪かったのかもしれない。
そんな銀はレモンサワーを飲んでいる。 酒は弱くもないが強くもない。 そも、酔うほど飲んだ記憶がないので 自身がどうなるのかも理解していない。 ――この時はまだ(*何も考えていません)。]
(375) yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時半頃
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[>>363>>364 田端の様子がおかしい。 >>360 田端の隣に陣取る骨谷を対面から睨んでいたのだが、 彼は気付いてるのかそうでないのかどこうとしない。 田端は席を立つことが多かったので、特に暴力行為に 手を染めることもなく、ちびちびと西門教授の 寂しげな顔と頭部を見守りながら杯を重ねた。]
……先輩、大丈夫ですか、お加減が……。
[田端が手に取ったグラスは確か日本酒だった筈だ。 彼女は酒を飲まないと聞いていたが、今日は確実に飲んでいる。 そして酔っている。 少し崩れた姿勢と、蕩けた眸が色っぽい。 は? ちゅー??]
(376) yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時半頃
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[田端が手に取ったグラスは確か日本酒だった筈だ。 彼女は酒を飲まないと聞いていたが、 今日は確実に飲んでいる。そして酔っている。 蕩けた眸が色っぽい。]
骨谷くん! どいて……!!
[行儀悪くも卓をまたいで、隣で泣き笑う骨谷を 突き飛ばす。大丈夫、命までは取らない。]
わ、私がその役目を……!
[ずざっと隣に滑り込んだが、 受け止めることは出来ただろうか。
急に激しく動いたせいで、少し頭がくらりとした。**]
(378) yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時半頃
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白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。
yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時半頃
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――S教授HG会
[>>396>>397>>398 慌てて飛び込んだ銀がした行為は 田端の"ちゅーしたい"にストップをかけることでなく、 自身で受け止めるのみならず、助長させるものだったようで。]
田端先輩……どれだけ飲んだんですか、 こ、こんな……な、なまめかしい……!
[慌てる銀を意に介さず、抱きしめられ、撫でられる。 仄かに、香水と酒気が混じった匂いがした。]
え、え、ちゅーって……そ、そんな? そ…………んぅ……っ
[これを他の誰かが受ける可能性もあったのかと思うと、 顔が赤らみながらも青くなる。 合わせるだけでなく、食まれ、啄まれ、舌を取られる。]
(401) yunamagi 2023/08/09(Wed) 17時半頃
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[酔っぱらってなければ、最高なのに。 若干涙目になりながらも、濃厚なキスを浴び続けた。 まあ楽しそうだからいいかな。
笑う田端が可愛らしいことには違いない。 一応銀のことは認識しているのか、 他の誰かに応じない様子にほっとして。 しかしこの状況、周りはどんな様子で見ているのか。 >>378 急な動きと脳まで溶けるキスと酒とで 徐々に銀の頭もぼんやりしてくる。]
たばらせんふぁい……、わたしも……っ
[どこかの時点でリミットを越えた酒精に、 今まで知らなかった酒癖がむくり顔を出て、強く抱き着いた。*]
(402) yunamagi 2023/08/09(Wed) 17時半頃
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――ある日とその後
[>>399>>400 忌憚なく思ったことを口にして、 自身のペースを重んじる人なのに、 銀に対しては思春期の乙女のよう 遠慮がちに伸ばされる手がとてもいじらしい。 手を取って、彼女の家まで並んで歩く。 傍目にはどのように映るか知らないが 恋人ですよ? 堂々とそんな顔をして。
その日、或いはその後のお泊りがどうなったか。]
今日はお酒はダメです。 素のあなたが見たいので。
[いつかの励まし会みたいな大胆な奔放さは拝めずとも 愛らしい一面が見る時があったはずだ。*]
(473) yunamagi 2023/08/10(Thu) 11時半頃
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[>>#2 あの絵との運命が断絶しても、 修復されるというのなら、助力は惜しまないつもりでいた。 美術館に貯蔵された絵画が買い取れるかは疑問だが、 いつか買い求められる日がくればと、 困窮しているでもないのにバイトしていた理由はそれだ。 学生の稼ぎで到底どうにかなる額ではないが それなりに貯金はあったため、寄付した金額は 学生一人のものにしてはそこそこの額。
災害の後、銀は貯金を寄付に注ぎ込んで、 ボランティアにも参加していた。 自分に出来ることはそれぐらいしかなかったから。]
(474) yunamagi 2023/08/10(Thu) 11時半頃
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もう少し、時間かかりそうね。
[時間というのは絵の修復が成される日のことではない。 貯蓄が目標額に達成するまでの話だ。 元々、学芸員になってあの美術館で働くか、 絵を購入するため金融関係に勤め稼ぐ方法を見に付けるか、 卒業後の進路は二択に定めていたのだが、 前者が潰えた今、後者を選択する。
ところで目標額というのは、 いわゆるブライダル資金というもので。 やはり自分から贈りたいのだ。 石の多寡や大小に彼女が拘らなくとも、 "あ、これ似合う"と思えたのがそれなりの品だったため せっせと準備を整える日々だ。]
(475) yunamagi 2023/08/10(Thu) 11時半頃
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[いつか そう遠くない日に、 どこで覚えたのか片膝ついて 『私のお嫁さんになってください』 プロポーズの言葉を告げる日を思い描いて。*]
(476) yunamagi 2023/08/10(Thu) 11時半頃
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――10月のごちそうさま
『 どれもおいしそう とりわけ銀は 人参と蓮根のきんぴらとチーズの ホットサンドがとても気になります 』
[>>434>>435 福原からのグループLINEに返す 銀の指の動きは高速だ。
一人暮らしの残り物にしては多すぎまいか? との疑問もあったが、暴食の秋ともいうし。]
(477) yunamagi 2023/08/10(Thu) 15時頃
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[翌日はうっきうきで研究室に向かって、 ちゃんとラップで個包装されているそれらに 感動しながら食しただろう。
>>450 それが個別LINEでないのなら、 なんとなく"らしくなさ"を感知したかもしれない。 作り手に向けられる柔らかな視線だとか、 温度を感じさせる文章だとかまでは 銀には察せるはずもなく、きっと好物が 含まれているのだろう程度に受け取って。 いつぞやの宴席でのわかめとシュリンプを 思い出して、食べ物なんて然程興味なさそうなのに 意外な面があるのだな、という感想に留まった。]
(478) yunamagi 2023/08/10(Thu) 15時頃
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[玉子サンドを選ばなかったのは、 美術館で田端がたまごサンドを所望していたのを 覚えていたからだ。 いくつあったか分からないが、彼女の分が 残るようにと考えて。
勿論あまりそうなら、 銀も遠慮なく摘まんだことだろう。]
食べ物の恩は忘れないわ。 この細腕にできることなら遠慮なくいってね。
[ハムスターのように頬を膨らませてから 伝えただろう。 ありがとう、ごちそうさま。*]
(479) yunamagi 2023/08/10(Thu) 15時頃
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――結婚式のスケッチブック
ふたりとも幸せそうですね。
[>>491 仁科の描いたスケッチブックを覗き込んだ。 利き腕ではないものの、腕をケガしたという彼女だが きっと記憶が鮮明なうちに残したかったのだろう。 勢いのある筆致で切り取られた多くのシーンを 見つめながら。
まだひと月も経っていない、 夢の中で挙げられた式は幸福な別れの儀式でもあった。 これから幸せになるためのものではなく 幸せな想い出を作るための。]
(519) yunamagi 2023/08/10(Thu) 23時半頃
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[仁科の記憶を通して描かれたスケッチは優しく、 温かいものに銀には映る。 きっと、式を見守る彼女の目が優しく温かいものだった からだろうと思う。 >>508>>510 スケッチブックを眺めるのは福原と田端、 銀の他にもいただろうか。
だとしたら、あの時の参列のようだと思えた。*]
(520) yunamagi 2023/08/10(Thu) 23時半頃
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