15 青き星のスペランツァ
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― 探索終了日 ―
[今日もまた、仕事が終わる。 キランディの経過は良好、調査の解析も順調。 喪ったものを抱えながらも皆次に進もうとしている。]
私の仕事は終わった、負傷者もこれ以上はでる事もないだろう。私はまた研究所に戻り、皆の成果を糧にしなくてはいけない。 ……なぁ、そうだろう?
[それに、答える者はいない。 タプルもまた、それに答えることはない。]
けれど、もう少しだけキミには働いてもらわなくてはね。
[格納庫には、調査を終えた探査機達が並んでいる。 タプルはその内のひとつに乗り込むと、その場所を目指す。]
(94) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
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― 探索終了日:海 ―
[行先は決まっていた。 山を越え、荒れ地を越え…画面ごしにみたあの青い地平。]
……海だ。
[肌に沁みるような潮の香り、大きな大気の流れ。 船内で感じるよりも圧倒的に高く広い空。 波音はより鮮明に間近に聞こえる。 こんなにも美しい星は数々の命を奪い、巡ってゆく。 マーレの毒は悲しみと共に身体を蝕んだ。]
[座標は"WARNING"ここから先は危険区域になるのだろう。]
……なぁ、きみ。 どうしてキミはそんなことをしたんだい。 後ろめたさ故か、それとも弔いのつもりかい。 私たちは同じ船に乗るクルーだったはずだろう。
(95) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
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[ライジもまた答えない。 ここには、統合された意志など何処にもない。 ただ漠然とした個と、分断と別れがあるだけだ。]
……そう簡単には教えてくれないか。 そうだよな、世界とは実に意地悪に出来ている。 ここ何十年かで身に沁みたよ。
私という生命がいくら呼応したとて、もはや誰とも繋がる事はない。私が知り得るのはたったここにあるだけの肉くれのみだ。
[肉の芽が伸びてゆく。それは肉を分かつように。 その半身を蝕むように、ゆるりとほどけてゆく。]
生命というのは、実に虚しい生き物だ。 誰もがいつかくる滅びに向かって歩んでいく。 だけどね。失いながらも、足掻くように生きるんだ。
(96) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
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[タプルの半身がゆっくりと海へ沈んでゆく。 その場所は冷たくけれど命を奪うにはあまりにも優しい。 視界が青く染まってゆく。水面がきらきらと輝く。 彼はこの景色を見て一体何を思っただろうか。 その視界はただ、深い空を見つめている。]
きみはどう生きた? 後悔はなかったかい。 やり残したことはなかったかい。 喪われたきみの未来は何処へ続くんだろうね。
[半身が大きく波間に揺られて、 ぷつんと。……意識が途絶える。もう何も感じない。 それは深い深い水底へと落ちて、見えなくなった。]
(97) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
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[海の音がごうごうと鳴っている。 タプルにわかるのはもうそれだけだ。]
さらば、かつての友よ。 きみの未来が恵まれたものでありますように。
[青い地平に背を向ける。 探索機はもうひとつのタプルを乗せて、走りだす。 もうひとつの我が愛しき星、"スペランツァ"に向かって。**]
(98) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
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タプルは、ハロの身体がまたバラバラになってしまわないか心配している
nkmn 2021/11/18(Thu) 04時頃
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