35 忙しい人のための手紙村(宇宙編)
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『お隣のお兄ちゃん、高校は寮に入るんですって。』
[ そう母から聞くや否や、突撃した隣人の自室。 おばさん達にお邪魔しますのあいさつはしたし、 ノックもしたんだから充分な配慮はしてあるだろう。]
な゛ん゛っ゛、で、 お゛し゛え゛でぐれ゛な゛がっ゛だの゛よ゛。
[ 学校から帰ったら分からない所を教えてもらったり、 窓を開ければ窓から声をかけてもらったり、 そんな日常が急に壊れるなんて聞いていない。
泣くのを堪えるあまり聞き苦しくなった声のまま、 キッ!と見上げて睨みつけているつもりだが。 エフからすれば、隣の家のちょっと小さな女の子。
そう認識してるのが分かる手つきで撫でられて、 結局ボロボロと涙を零してしまうのだった。]
(2) 鯖 2024/04/11(Thu) 20時半頃
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そう言っで、 夏休みとか帰っでごないづもりなんでしょ……。
[ 物思いに耽るとどれだけ大きな声をかけようと、 自分の世界に入り込んでしまうタイプだ。 勉強や趣味に没頭して夏休みが終わる未来は 考えなくたって容易に想像が付く。
不貞腐れているとクマのぬいぐるみを差し出され、 こんな子供騙しで許してあげないんだから。って 思う心に反して突然のプレゼントに緩む頬。
自分の身長よりも背の高いぬいぐるみは、 ちょうどエフの身長くらいだったから。]
(3) 鯖 2024/04/11(Thu) 20時半頃
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[ ベッドに寝かせている年季の入ったぬいぐるみを ぽすぽす、お腹の部分を叩きながら。]
ねー、ウル。 あんたのご主人、うっかりホリデーシーズン前に 帰って来るかどうか賭けない?
[ 出来ない約束はしないし、 約束したら嘘を吐かないタイプだけど。 天才過ぎるからか、うっかり前倒しするのよね。]
……あんたの時みたいに泣いてやったら、 何で機嫌取るつもりだったのかしら。
[ そう簡単には会いに行けない宇宙へ行くと言われ、 そう。なんて、素っ気ない返事をしてしまった。 だってとてもじゃないけれど、年齢も技術も知識も、 追いつけないくらいの差があったんだもの。]
(4) 鯖 2024/04/11(Thu) 20時半頃
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[ だから、八つ当たりというか。 黒猫が丸まって寝ているぬいぐるみを、 こっそりとエフの荷物に紛れ込ませてやった。
掌に収まるくらいのサイズにストラップもついてて 荷物に括り付けでもしていたら、 見るたびに私のこと思い出すんじゃないかしらって。]
案外、気付いてすらないかもね。
[ だって、言及してこないのよ、あいつ。**]
(5) 鯖 2024/04/11(Thu) 20時半頃
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─ エフの家 ─
あ、おばさんお久しぶりです。 なんかもうすぐ帰ってくるらしいので、 エフの部屋掃除しておこうかなって。
[ 近所付き合いが長いからおばさんと買い物したり 家事を手伝ったりするのは当たり前で。
ミートパイの作り方を教えてくれたのもおばさんだ。 うちの隠し味はこれでね、なんて。 秘伝の作り方まで教えてもらう程の仲良しだ。
エフの部屋に入り、埃を払って掃除機で吸って マットレスを干して……と黙々と作業。
干し終えたマットレスにシーツを被せれば、 ふかふかほかほかでつい魔が差した。]
(8) 鯖 2024/04/12(Fri) 14時半頃
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[ ちょっとだけ、と転がった布団の気持ちよさは 昔、日向ぼっこしたあの時そっくりで。
そのまま瞼がゆっっっくり落ちていく。 電子端末が何かの着信音を発した気もするけれど、 確認するのは起きてからで、いい、よ……ね……。]
(9) 鯖 2024/04/12(Fri) 14時半頃
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[ ぱちぱち、と目を開いて。 自分の部屋ではないベッドに転がっていると気付き、 けれどそれがエフの部屋ならいいか、と思考放棄。 ちょっとくらい寝転がってても良いでしょ、なんて。 本人には言えないけれど安心出来る場所だから。
鳴っていた端末を取り出し、寝ぼけ眼で返信。]
(16) 鯖 2024/04/13(Sat) 13時頃
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[ 寝ぼけついでについ言わないでいたことを話し、 更には返信相手を間違える大ポカ付き。
ちょっと身長がエフと似てるからか、 他の人を見る時より私の眼差しが違うらしい。 それが誤解させたのかもねぇとは友人の心の声。]
わるいひとじゃないんだけどね……。
[ あの人が頭の上に手を伸ばしても、 きっとドキドキしたり嬉しくなったりしなさそう。 なんだかそんな予感だけがするん、だ。]
(17) 鯖 2024/04/13(Sat) 13時頃
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[ エフがこの部屋から居なくなってもう何年目だろう。 自分の家とはまた違う匂いのする部屋も、 部屋の主がいないと随分と薄くなったように感じる。
だから他人のベッドなのにウトウトしてしまうし 部屋の外にある気配にだって気付かない。>>22
久しぶり、なんて掛けられた声は、>>24 ああ夢だなぁ。と思ったって仕方がなかった。 普通、前日には連絡するものじゃない? 直前に言われたって、見てなきゃないと同じ。>>-84
2、3週間は、と言って、また短縮してない?>>-41]
(26) 鯖 2024/04/14(Sun) 00時半頃
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ふぇ?
[ そうして、揺れるベッド。 誰だ? と問う声は、記憶よりも少し低い。>>25
ぱちぱちと重い目を開いて見上げれば、 ややくたびれて老けたエフの姿がそこにあった。
うーん。私ったら寂しいからって 夢でエフに会おうなんて子供みたいじゃない。]
(27) 鯖 2024/04/14(Sun) 00時半頃
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マックスはぁ……ハイスクールの同級生で… 久々に会ったら、好きですーって。
やさしいし、話してて面白くはあるんだけどぉ……
[ むにゃむにゃ。と夢の中なのに瞼が重い。 夢って思い通りにいかないものだから仕方ないか。
ずりずりとベッドの縁に座るエフの膝に頭を乗っけて (途中で眼鏡がずれてどっか行った気がする。) まぁいいか、完全に寝ぼけ顔でへらりと笑った。]
(28) 鯖 2024/04/14(Sun) 00時半頃
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でもぉ、おーきくなったら、 エフにぃとけっこんするーって、いったもんねぇ。
[ ぬいぐるみを貰うよりずっとずっと前の話。 あの頃より随分と大きくなってしまったけれど あの時みたいな悩みなんてない笑顔だった。*]
(29) 鯖 2024/04/14(Sun) 00時半頃
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[ 夢にしては膝に乗せた頭の位置が高くて、 ちょっと居心地悪いの、おかしいなぁって思いながら 優しく撫でてくる手に頭を擦り付けて、>>32 甘えるように細めた目が重そうに瞬きを繰り返す。
ぼやけた視界を不思議がって眉を寄せたり、 引き寄せようとして手招いてみたり。]
ずーーーーっとねぇ、 いいこで待ってたんだもん。
[ いい子で待ってろ。なんて。 悪い子になったらすぐ帰ってきてくれるの? と、 反抗したくなった時が何度あっただろう。
いつかは帰って来てくれる。 でも、いつかっていつよ。数十年後? 顔を見合わせるたびに頭に手をポンと置かれた感触も とっくの昔に忘れるくらい、時間が経っていて。]
(33) 鯖 2024/04/14(Sun) 01時半頃
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[ もう帰って来てくれないのかもしれないと 眠れぬ夜に不安が膨らみ押し潰されそうになった。] ずっと、まってるのに、 エフにぃかえってこないんだもん……。
よーこよりだいじなもの、うちゅうにあるんでしょ。
[ うる、と眠気で細められた両目が水分量を増し、 膝に顔を隠すように頭の角度を変える。]
でもエフにぃすごくあたまいいから、 エフにぃにしかできないこといっぱいあって、 だからかえってこないのさびしーって いったらだめで
[ 追いかけるには学力も、才能も、機会も、 みんなみんな足りなかった。
空に輝く星にどれだけ手を伸ばしても届かないように すぐ遠くに行ってしまうなんて、ひどい。]
(34) 鯖 2024/04/14(Sun) 01時半頃
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よーこはエフにぃのことだいすきなのに、 エフにぃはそうじゃないのか、なぁ。
[ あぁ、嫌だなぁ。 これは夢の中だから「そんなことないよ」なんて 言われるのを待っているだなんて。
こんな自分本位の夢、早く覚めなきゃって。 唸るみたいに膝に頭を押し付けていた。*]
(35) 鯖 2024/04/14(Sun) 01時半頃
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[ 寝ぼけてるか、だって。>>36 ちょっと呆れた感じの声がなつかしい。 なんだかんだ言って、エフは面倒見の良い男なのだ。 手招きしたら何も聞かずに顔を近付けてくれるし>>37 こっちの言葉をバカにしたりしてこない。
でも、大きな溜息には肩がびくっと震えた。>>37 とうとう呆れられた? と焦る気持ちを、 優しく撫で回す他がゆっくり溶かしてくれる。>>38]
ほんとぉ?
[ 聞こえた声に、顔をゆっくりそちらに向けた。 きらきらと喜びで輝く目に、ゆるゆるの口許。
あぁ、これ、やっぱり夢だ。
大好きだよ。と囁く声がやさしくて、あまくて。 こんな都合の良い夢なら、 もう少しわがまま言ってもいい、のかな。]
(41) 鯖 2024/04/14(Sun) 11時半頃
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[ 膝上から腕を伸ばして、だぁめ? と首を傾げた。 だって、眼鏡がないから顔がよく見えないし>>33 夢の中なら強がったりする理由もない。
ぐずぐずするなら、はーやーく! と怒ってみせ、 さっきまで泣きそうな気配はどこへやら、である。
近付いた頰や顎に不慣れなキスを送り、 昔のまま、いや昔以上に甘えていた。*]
(42) 鯖 2024/04/14(Sun) 11時半頃
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[ だいすきなエフにぃに挨拶のキスの雨を降らして 満足気にふふんと鼻を鳴らしていたら、>>43 伸びてきた腕に起こされて膝を跨ぐような体勢に。
膝に乗ってる分、こちらが高くなるはずなのに 体格差のせいでやや向こうの顔の位置が高い。>>44
……あれぇ? と、ふらつく頭。 ぺたぺたとエフの顔を触りながら、 夢にしちゃ、なんかおかしいかもと思い始めて。]
(46) 鯖 2024/04/14(Sun) 19時半頃
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[ けれど、軽口が止まらなかった。 家族みたいにずっと一緒だったのに、 どうして遠慮なんて要るのよ、くらいの気持ちだった。
もう少し言葉の裏を読み取っていたら、なんて後悔は 三度目に重なった唇の感触で吹っ飛んでいる。>>45
少しだけカサついた唇が次第に湿り気を帯びて、 離れるのを惜しむように腕を掴む手に力が籠った。
流石にこれは夢じゃないでしょと気付き、 いやでもこれ夢みたいなもんでしょと内心ぼやき。
挨拶とは違うキスに心臓が早鐘のようで、 息継ぎのタイミングを計りかねて息が上がっている。
ようやく一呼吸置ける状況になっても混乱は続き、 唇が離れたのにまだ感触が残った口を うにうにと左右に動かしながらちらりと見上げて。]
(47) 鯖 2024/04/14(Sun) 19時半頃
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お、 …………おかえり、なさい。
[ なんでこうなってるかを聞いても理解できないなら 言わず仕舞いだったこの言葉を言えばいいや、と。
本物よね、と余計な一言を付け足さずには いられなかったのだけは、仕方のないことだろう。*]
(48) 鯖 2024/04/14(Sun) 20時頃
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[ こういうことって好きな人とする行為で、 いや私は良いんだけどエフもそう思ってるってこと? 具体的にいつから? 好きなのにずーーーっと帰ってこなかったわけ?
確認したくても聞ける空気じゃない、というか、 下手なことを言い過ぎると虎の尾を踏みそうというか。
からかうような声音には、>>49 一拍遅れて真っ赤になった頬を膨らませて。 でもただいま、の声に寂しさが溶けていくのを感じる。]
(56) 鯖 2024/04/14(Sun) 22時半頃
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[ エフの部屋にある写真立てで確認できるって? でもこれ、私を見てないエフなんだもの。 それに若すぎるし、隣の私が恥ずかしすぎるし。
うじうじしようとするのを防ぐかのように 長い間待たせた時間を取り戻すみたいに 話してるのもお構いなしに降ってくる唇。>>50
そこから拗ねた声が出てくるものだから おかしくてつい笑ってしまったけど。
……なんで、それ、知られてるの、かなぁ?]
(57) 鯖 2024/04/14(Sun) 22時半頃
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あ、あんなって何よ、あんなって。 別に甘えた声とか出したことないもん……。
[ さっきまでの寝ぼけてた記憶は霞がかっているし 覚えていても「そんなに酷いの?」程度。 少し怒っている、いや焦っている態度に、>>51 なんで???と意味がわからずぽかんとしている。]
新作パフェはケイトと行く予定だったし、 マックスはただの男友達だから、 ……なんでそんなに心配しているの?
[ 大事なものが取られそうな顔というか。 ちょっと情けないエフの背中をぽんぽんと叩いた。]
(58) 鯖 2024/04/14(Sun) 22時半頃
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それよりも、さぁ。 エフ。いや、エルドウルフ。
もっと、私に言うべきことがあるんじゃない?
[ その、……すき、とか。 いやでも言わなくても別にいいというか 要求したみたいになってるからどうのこうの。
など、肩口に顔を埋めて高速小声で。*]
(59) 鯖 2024/04/14(Sun) 22時半頃
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[ ついぽろっとこぼしてしまったけれど、 これじゃ王子様みたいに思っていたという告白だ。 白馬に乗ってそうとかそういう意味じゃなくて、 辛い時に助けに来てくれるヒーロー系の。
エフにぃが居てくれるから頑張るもん。 と、勝手に心の支えにしていたなんて言えやしない。
ついさっきの話を振られれば、>>61 笑ってた余韻がエフの顔に残っていて お、面白がられてる……っ! と口をはくはくさせ ]
(67) 鯖 2024/04/15(Mon) 01時半頃
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う、うそでしょそれ! ぜーーーーったい、嘘!!!!
……え、エフにぃだいすきは言った記憶あるけど、 およめさんになる、は、子供のころの話で…… さ、さっきは言ってないもん。
[ 下に響かない程度の声量で否定する。 ついでに、およめさんになりたいという希望は 昔言った事実だけを認めておく。
今はどう思っているかなんて。さ。 いい子で待ってろよって、>>0:-13 他に目移りするな、みたいな意味もあったでしょ?]
(68) 鯖 2024/04/15(Mon) 01時半頃
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[ 大体、ちゃんと起こしてくれないのが悪い。 私が寝坊助なのも忘れたの、と 睨みつけて恥ずかしさごと責任転嫁を試みる。]
マックスもそこまで本気じゃないわよ、きっと。
なんか知らないんだけどねー、 1年に1回くらい、好きですって言われるのよ。 私が特定の男子と仲良くしてないからかなぁ、
それか、告白すればワンチャンって思われてる?
[ 和ませるように背中を撫でながら首を捻る。>>62 告白してきた人も直近のマックス以外、 名前も顔も覚えていないくらい印象が薄い。]
(69) 鯖 2024/04/15(Mon) 01時半頃
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[ ……つまり、嫉妬? 嫉妬しちゃった?
ずーーーっと待たせてた私の周りに、 変な虫が付いてるの、すっごい嫌な気分?
冷静な声に反し、やや子供じみた要求。>>63 によ。と愛らしさの欠片もない笑みが零れ、 両眼にも嬉々とした色が乗っている。
ふーーん? エフがねー? いい大人がねー? そっかー、うんうん。
噛み締めるように頷く表情も心情も、 数ヶ月前の、弱音を吐いた時とは大違いだ。]
(70) 鯖 2024/04/15(Mon) 01時半頃
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[ だから、ちょっと魔が差したというか。 調子に乗ったというか。 自分の勘違いじゃないと信じたかったというか。
望んだ以上の言葉を貰ったせいで、 咀嚼するのも受け止めるにも余計に時間が掛かり。]
それって、
[ 家族とかの好きとか愛してるじゃないわよね? なんて、聞く前に行動で示されてしまった。>>64
さっきまでの触れるだけのくすぐったいキスと違い、 なんか、こう、すっごい。 大人扱いされてるなぁ、と思うと胸がきゅんとして こうかな?と自分からも舌を絡めてみたり。
蕩けてるせいで余計ぼんやりした視界の中で、 レンズ越しのエフの目をじぃ、と見つめて 口が塞がってる分、私もすき、と目で訴えようか。]
(71) 鯖 2024/04/15(Mon) 01時半頃
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[ ぎゅう、と抱き着けばドキドキするのに落ち着いて、 もっともっとくっついていたいな、と 甘えたい気持ちが加速する矢先だった。
コンコン、とドアをノックする音。 びっくりしてエフの体に思わず爪を立ててしまう。
少し息が弾んでるせいでうまく反応できなかったが おばさんが急用で明日まで出掛けるらしい。
ヨーコちゃんと晩御飯食べてて、と 6年ぶりに帰ってきた息子を置き去りにするなんて 薄情というか、子離れ出来てるというか。
ドア越しの会話で終わったけれど、 入られた時に備えて寝てるふりをしていたのは エフからすれば滑稽だったかもしれない。 慌てて離れて余計な物音を立てないため以上に、 膝の上から降りるの、嫌だったんだもん。*]
(72) 鯖 2024/04/15(Mon) 01時半頃
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[ 笑う>>75んだか怒る>>76んだか、 久々に会ったエフはなんだか感情が忙しい。]
男じゃなくてエフのベッドだからだもん……。
[ ベッドなんて基本、他人のスペースだから 女友達の家に泊まりに行った時以外、 使わないからこれが例外なんだと訴えて。]
マックスの事はお友達だと思ってるから、 それじゃいけないの? って感じで断ってるつもりなんだけど……。
[ めげずに友達関係を続けているから、 今年こそは、みたいになっているんだろうか。 どうしてもエフ恋しさが募っていた時、 ちょっとぐらついたのは黙っておくとしよう。
多分、怒るか呆れるかしそうなんだもん。>>77 嫉妬されてるのは気分良いんだけど、ね。>>78]
(87) 鯖 2024/04/15(Mon) 12時頃
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[ 思い返せば私の言動のせいで、 エフのキスが激しくなった原因なのかも。
息をしようとする度に舌の感触で阻まれ、 ひぅ、とか んぅ、とか呼吸に合わせて 変な声が勝手に喉の奥から飛び出てしまう。
ドラマとかでしか見たことないキスを、 実際にされたらただ焦るのも当然というか。 口が離れたのをいいことに、>>79 ぜいぜいと肩を上下して息を整えようと。]
(88) 鯖 2024/04/15(Mon) 12時頃
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[ 寂しんぼの私が見ていた夢でした、とか。 夢にしちゃ衝撃的なことは続いているし 現実なら現実で見ていたい気持ちもある。
少しは大人のキスにも慣れて、>>80 合間に呼吸出来るようにはなってきた。 聞こえてくる音のえっちさには、 当分慣れなさそうだな、とか思いつつ。
手当たり次第に腕を掴んでた手を 首の後ろに回して抱き着こうとした矢先、 腕をだらんとして寝てますアピールを決めて。]
(89) 鯖 2024/04/15(Mon) 12時頃
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いや、だって。……ねぇ?
[ ドアを開けられてもこれなら誤魔化せるじゃない? あらあら、なんて言われそうではあるけど。
必死になってるのを笑われて、>>81 抗議の背中ぺしぺしを上回る力で抱き締められた。
ちょっと苦しいくらいがちょうどいいというか、 男の人なんだなーって思うというか。 しみじみしていると脳を揺さぶる一言に、 追撃に、どう応えるのが正解何だろう。>>82]
んっ……あ、 エフ。 ちょっと……さ、
[ 首筋を舐められ、ひゃあ、と変な声が出た。 気分はもう、食べられそうなウサギ状態で、 問題はそれが嫌じゃないし、その先を期待してる所。]
(90) 鯖 2024/04/15(Mon) 12時頃
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[ 直接背中をなぞりあげられて、 まず出る言葉がそれでいいんだろうか。多分違う。
楽だからって理由でノンワイヤーにしてるとか 子供っぽいというか色気がないというか。 大人なエフに釣り合ってないよぅと泣き言を零し 呆れないで欲しいと懇願する。
まぁ。着けてたら着けてたで、 これから誰に会いに行くつもりなんだと 怒られないで済んでいいのかもしれない……?
落ち着かなくて膝上でもぞもぞと太腿を動かし 少しずつスカートの裾が捲れそうになった。*]
(91) 鯖 2024/04/15(Mon) 12時頃
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─── とある日のデート ───
はぁい。ケイト、マックス。 ごめんね? どうしてもエフ……その、ステディがね、 パフェを食べに行くならついてく、ってさ。
[ 家が隣なんだから一緒に行けばいい。 確かに、わざわざ外で待ち合わせる必要もないけど おめかししたエフの隣を歩かされるのは>>83 有名人と並んでるみたいなちょっとした羞恥がある。
お気に入りの桜色ワンピースで武装して なんとか萎縮せずにいられてはいるけれど。 初対面の二人はちょっと驚いているみたい。 ……マックス、顔色悪いな。なんでだろ。
緊張してるのかなぁ、と、 エフと握手して痛そうな顔を見て首を傾げていた。]
(92) 鯖 2024/04/15(Mon) 13時頃
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[ 突然腰を抱かれて、頰に触れる唇。>>84]
えっ、ちょっと、もう。 外で何するのよ。
[ ぺし、と指先だけで嗜めながらも 満更でもない顔になってしまうのは仕方ない。
両手で頰を押さえても隠しきれないにやけを見て ケイトは「後で惚気聞かせなよ」とアイコンタクト。
だって、エフがすき。ってさ。 宇宙にいる間、誰かに伝えたり口にしたりしたら、 なんだか帰って来ない気がしたんだもん。 そのせいで自覚が遅れたのは、しょうがないし。]
(93) 鯖 2024/04/15(Mon) 13時頃
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[ 気を遣ってか、突然の乱入者を嫌がってか、>>85 ごめんねと言い残していなくなってしまった二人。 残るのは、どこか満足そうなエフで、>>86 もう、と肘で脇腹をかるーーくつついてやった。]
じゃあ、パフェでも食べましょ。 その後はどこか買い物して…… 私はその、見るだけでも良いんだけどね。
エフの隣でも恥ずかしくないような服とか、 揃えないとなー、って思うわけで。
[ 今後、公の場に私も出る理由が出来るかもだし。 服のついでにエフの好きな下着でも買おうか? なんて、背伸びして昼に似つかわしくない台詞を。*]
(94) 鯖 2024/04/15(Mon) 13時頃
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[ 確かに、泡になるような儚い印象はないし、>>100 くっついているだけでしっかりと感じる筋力で 周りを消し飛ばしてくれるパワー感はある。 むしろ、社会に出て片手くらいにもなるのに 甘えたな性格が治らなかったのを いっそ責めてくれた方が良かったかもしれない。
ま、エフが私を甘やかしたいなら仕方ないか。>>101 と撫でる手に小さく息を吐いた。 成長したはずなのに、それでも大きい掌。
なんでも掴めるはずのその手が 今は私だけが独占出来ると思うと気分がいい。 私だけのエフ。 そう言い切れるまで、あとどれくらい掛かるかな。]
(113) 鯖 2024/04/15(Mon) 20時半頃
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い、いちおうちょっとはさぁ…… ちゃんと大人になったとこ見せたかったんだけど、 詰めが甘いとこばっか見せてるなーって。
[ シャツを脱がせただけで息を飲ませるとか、 まだ微妙に残ってる理性を吹っ飛ばしてしまうとか そんな下着が大人っぽいかなと思っている。 少なくとも、今の下着じゃ力不足なのは確実だなと。
ちなみに勝負下着は誰かに見せる用というより バッチリつよつよ着てる私すごい!という自信用で。 エフの想像する悩殺用とはまた違うことは>>102 いずれ話す日が来るだろうか。さて。]
(114) 鯖 2024/04/15(Mon) 20時半頃
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[ ふにんふにんと柔らかさを堪能され、>>103 くすぐったさと恥ずかしさと 素肌に触れられているのに何故か安心感があって。 これからもっと大きくなるかもね、と言う代わりに]
なんかエフ、その言い方おっさん臭い……。
[ ちょっと引くかも、と軽蔑したフリ。]
ひゃうっ!! だ、だって……じっとしてられないと言う、か
……エフのも随分おっきくなってる、ね?
[ わぁお揃い、なんて冗談にしてもちょっと無理か。 太腿に当たる感触はあれかなと察してはいたけど、 こういうのは初めてだから勘違いかも、と 確かめるみたいに余計動いていたのは内緒だ。]
(115) 鯖 2024/04/15(Mon) 20時半頃
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[ さっきとは違い、見上げる姿勢になって 覆い被さっているエフの顔だとか、>>104 何とも言えない雰囲気に落ち着かず視線が迷う。
ただ触るだけじゃないことをするんだ、って 未知の体験に怖い、というより出来るかなの不安が ふんわりと浮かんだら消えていくようで。
私からも何かした方が良いんだよね。と、 思い切ってスカートの裾をゆっくりと お腹の上までたくしあげてみてから。]
(116) 鯖 2024/04/15(Mon) 20時半頃
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[ いやだから私はさぁ!!
自分で言って後悔の叫びが心の中で響く。 ちょっと濃いめの赤の下着を隠そうと手を伸ばし でもこんなんで恥ずかしがってたら もっと恥ずかしいことをこれからするんだしで あわあわと引っ込めては伸ばしていた指先が さっきまで太腿に感じてた熱源を掠めてしまう。]
ご、ごめん! 痛かったりした?!
[ そんな強く触ってはないはずだけど敏感な器官だ。 いたいのいたいのとんでけーの要領で 優しくすりすりと撫でながら大丈夫? と見上げた*]
(117) 鯖 2024/04/15(Mon) 20時半頃
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[ 結構酷いことを言われたような顔だけど、 ガラスの心に何かが刺さったとしても 割れてないんならいいんじゃないかしら。>>122
お互い様お互い様。 どちらかの負担が大きいのも無視して、>>121 内心ぺろっと舌を出して見ないフリ。
というか、その。 初めてだからよく分からないんだけど、 体格差的に大丈夫なのかな。なぁんて過るのよね。
まだ直接お目見えしてないそれをチラ、と盗み見。]
(132) 鯖 2024/04/15(Mon) 22時半頃
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[ セクシーな大人の女までとはいかずとも、 小さいと思ってた幼馴染の大人の顔、 くらいは成長した姿を演出出来たと思ったのに。
爆笑って、ひどくない????>>123]
なによそれぇ!!! ひ、人がせっかく頑張ってるのにっ、 笑うこと、ないじゃない!
[ 小刻みに揺れるエフを蹴らなかっただけ偉い。 うぅ。あとで覚えておきなさいよ! ネットで覚えた悩殺で降参させてやるんだから!
私が料理を始めたばかりの頃、 分量を間違えて何倍にも膨れたパイを見た時より 盛大に笑っているんじゃないかな。
あれくらい私の胸も大きくなって、って それを考えたらエフと同レベルだ。やめよう。]
(133) 鯖 2024/04/15(Mon) 22時半頃
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[ 羞恥の意味が性的なから単純なものに変わり、 焦った頭はどうにも失態を生みやすい。]
わわっ、やだ、すごいビクビクしてる…… ホントごめんね。痛かったよね。
あ、触らない方がいい? 触ると余計痛む?
[ 布越しでも伝わる脈動に驚きながらも、>>124 実況しながらもあわあわと撫でる手は止まらない。 辛そうな顔と呼吸に更に焦って撫で上げ、 いやでも逆効果かなと先端の寸前で手を止める。
ストップ、の声が掛かったのはちょうどその時で。 触りたいって? なにを? と、一瞬言われた意味が分からずぽかんとした。 掌に感じる熱さに誘われるよう、すり、と撫で。]
(134) 鯖 2024/04/15(Mon) 22時半頃
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[ わぁ!!!! と叫ばなかったのを褒めて欲しい。 最後にそれを見た記憶は父とお風呂に入った 片手くらいの年頃のものだし、 そもそも記憶が残っていても完全に別物で。]
……わ、私のせいなら、 私が頑張らなきゃ、よね?
[ 別にここで怖いからと手を引いたって、 きっと怒りもしないし気にしないだろうけど。>>127 ちょっとした建前を利用しながら 隠しきれない興味を持った手がそれに近付く。
いつもどこにどう隠しているんだろうってくらい 完全に形を変えてしまった輪郭をなぞって、 握って上下に擦るんだっけ? という微かな知識から ゆっっっっくりと擦り上げては撫でおろしてみる。
チラチラと表情を何度も確認しながらの触れ方は さぞかし拷問だったろうと気付くのは半年後くらい。]
(135) 鯖 2024/04/15(Mon) 22時半頃
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[ 吸い付かれた部分が紅く痕が残ることを知らぬまま くすぐったい、と笑うけどそれを特に咎めず。>>128 既に脱がせる気満々じゃない?とは目で訴えとこう。]
……汚れても、エフの服借りていけば いいんじゃないかなー、って、 思うけど。
脱いだ方がいいん、だったら、 エフが脱がしたいんだったら、 恥ずかしいけど……いーよ。
[ だってもう、ブラ取られてるし。 スカートも多分変な皺が付きそうだし。 取り繕う言葉をちょこちょこと小出しにして、 私も脱がせる。とシャツのボタンを外しにかかる。
半分くらい外したところで 覗く胸板に思わず、ぺた。と触れ、その厚さに、 筋肉フェチとかなかったはずなのに 思わず無言で結構真剣に揉んでしまっていた。*]
(136) 鯖 2024/04/15(Mon) 22時半頃
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[ だって! 自分じゃ絶対に到達できない肉体美に 見惚れるのは当然だし触りたくもなるし、 エフだって私の胸を触ったからお相子でしょ!?
そんなつもりはないのだけれど、 素直にこれも口にしたらムードぶち壊しに>>139 計上されそうなのでぐっと我慢する。
なんだか脱がせられるの昔を思い出すなとか、 眼鏡のないエフの顔久々に見たけど、>>138 贔屓目でなくても格好いいよねとか。
やっぱり思ったままを言うのって、 子供っぽいのかなぁ、と内心しゅんとして。
でも、エフ相手だから変なことも言うし、 変に隠したり我慢したり出来ないし、 こうやって触ったり触られたりしたいってこと どうすればちゃんと伝わるんだろうか。]
(148) 鯖 2024/04/16(Tue) 00時頃
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[ 全部分かってるよ、と言わんばかりの囁きに あちこちを触れる優しい手つきに、>>140 次第に何も言えなくなってしまっていた。
もっと強く触って欲しい、と見上げれば、 声に出さずともその通りにしてくれて。 変な声が時々漏れても、笑わずにいてくれた。
首を舐めるのと同時に胸を触るのが弱いとか 耳元で囁かれると声が出やすくなるだとか 膝を擦り付けられると腰が揺れてしまうとか 名前を呼ばれるだけで内腿が締まるとか
私ですら知らなかった私の体の秘密を エフの手が、舌が、ゆっくりと暴いていく。]
(149) 鯖 2024/04/16(Tue) 00時頃
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[ 体に入っていた余計な力が抜けて、 恥ずかしいからやだ、と拒むのもほぼなくなり。
大人になって初めて触れさせる部位に、 エフの指が慎重に入り込んでくる。>>141 ずっと苦しそうに張り詰めさせてるのに、 ここまで来ても一番に私の体を心配してくれて。
愛されてるなぁ、って実感が お腹の底からじんわりと広がるようだった。]
痛くはないから、へーき。 ちょっと不思議な感じはするけど。
[ 中で動く指を反射的に締めたり、緩めたり。 きついとは言うけれど、圧迫感はそうでもない。
むしろちょっと物足りないような気すらして 自分から手を伸ばしてエフの手に指を添えれば つるりと滑るみたいに入って行ってしまう。]
(150) 鯖 2024/04/16(Tue) 00時頃
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[ お風呂で体を洗うことはあっても、 こんな中まで触ること自体が初めてで。 エフと私の二本分の指が入った肉壁は 呼吸するよりもゆっくり広がって、うねる。
気持ちいいかどうかはまだ分からないというか、 あちこち触られていた方が安心するし、 ふにゃふにゃになるくらい気持ちいいけれど。
ここまで来たら最後までしたいとは思うし、 なんて薄く目を閉じた瞬間だった。]
んっっ! そこ、 だめぇ……っ!
[ 私よりも長いエフの指がお腹の奥を撫でて 飛び出た制止の声はここ一番に色の乗った声。 ずっとそこを触られたらおかしくなりそう、と 自分の体の反応に息を荒げて膝が閉じていく。]
(151) 鯖 2024/04/16(Tue) 00時頃
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[ なにこれ、どうしよ。
向けた両目の表面に浮かぶのは困惑で、 その奥に隠しきれない快楽の色が滲み出た。
自分一人だけ高まるのを嫌がるように、 エフ、と上擦った声で名前を呼ぶ。
声音から見目姿から何からまで、 舌足らずに名前を呼ぶ可愛い隣人だった頃とは どれだけ掛け離れているだろうか。*]
(152) 鯖 2024/04/16(Tue) 00時頃
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[ ヨーコ、と名を呼ばれると同時に、 すきだ。とか言われている気がして。>>157 見上げる目に同じくらいの熱量を込めてみる。
内臓だなぁ。なんてくらいの感想も飛び、 自分の指が抜けた後をエフの指が入るせいで 押し上げられたり、柔く弾かれたり、 一本の時よりも多彩に刺激され、>>158 聞こえてくる音と言い、自分の体が エフの手によって作り替えられていくようだ。]
だって、こえ、とまんな……っ、いっ
[ 優しく撫で回された気持ちよさとも違う、 強烈な快楽を受け止めるのに必死で、 けれど止めて欲しくないと言わんばかりに エフの腕に手が伸び、縋りつく。]
(167) 鯖 2024/04/16(Tue) 02時頃
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[ 途切れながらもなんとか呼んだ名に これまで以上の熱が籠った。
もっと別に何か言うべきことがあったろうに、 すきもあいしてるも、 爆発しそうな感情の前じゃ軽すぎる。
私だけに許された愛称から、>>0:-14 彼自身を示す名前をもう一度、口にしようにも 刺激される中の方に意識が行ってしまい 寸止めされた体は断続的に数度、跳ねた。>>159]
いじわる、しないでよ。
エルドウルフを、私にちょうだい?
[ ここでやだ、って言って困らせてもいいけど 私だって火照った体を持て余したくはない。 まだ退いていない指をきゅう、と締め上げて エルドウルフじゃなきゃやだとすら口にする。]
(168) 鯖 2024/04/16(Tue) 02時頃
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[ エルドウルフ自身は指よりも大きくて、 でも、私の体は受け入れようと躍起になる。
痛くない。苦しくない。と言ったら嘘になるが それ以上に繋がれる喜びの方が強くて。 抜こうとすれば、エルドウルフに目を合わせ、 へいき、と首を振って続きを強請った。
擦れた箇所が熱くて、甘く痺れてくる。>>160 お腹の中から伝わる振動と脈動に、 繋がってる実感と嬉しさに顔が綻んだ。]
なんか、すごく……ヘンな感じ。 さびしかったのとか、全部溶けてくみたい。
[ 本当にここに、全部入ってるの? と 自分のお腹を摩りながら、問いかける。 こんなに嬉しいことが現実かを確かめるみたいに。]
(169) 鯖 2024/04/16(Tue) 02時頃
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[ 奥を捏ねるように先端を押し付けられると うねる肉壁がもっとと唆すように裏筋をなぞり、 根元から扱きあげるように吸い付いていく。
甘い声はひっきりなしに零れ続け、 もっと、と足を絡めて自ら腰を押し付ける。 えろいのはそっちでしょ。と、 雄臭い呟きに視線だけで反論して。>>161]
んもぅ……バカ、 そんなに言われたら、ぁっ、 溺れちゃう、でしょ
[ 腕を伸ばして囁きすぎる口を塞ぎにかかり、 あまり力が入らないせいで さっきから唇の表面を吸うのが精一杯。]
(170) 鯖 2024/04/16(Tue) 02時頃
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[ お嫁さんになりたい、だって良かったけれど それはもう幼い私が予約しているから。 大きくなった私は、そっちも予約しようかなって。
ぐずぐずに溶けそうな幸せを感じながら、 絶頂の寸前まで追い上げられて、 腕と足と中の全部でぎゅう と抱き着いた。*]
(171) 鯖 2024/04/16(Tue) 02時頃
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── と或る日のデート ──
[ 堂々とした宣言には、>>105 今までの出来事を反芻しながら。]
……確かに?
[ と思わず納得してしまった。
いや、外ではやってなくない? やってたか。こっそり。 でも人前ではこれが初めてだもん。
うんうんと考えている姿が マックスにとってトドメになったとも知らず。 満足気な態度も、そんなにパフェ食べたかったのか という斜め上方向に誤解していた。]
(173) 鯖 2024/04/16(Tue) 02時半頃
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[ 欲しい物が何かを見る前に、 全部を買うと約束する経済力を見せつけられ>>106]
きゃーーー! エフったら太っ腹ー! 好き!!
[ なんて大袈裟にはしゃいでみせる。 自分だって働いているし、 不相応な高い買い物はしないつもりだ。
二人の生活のための物、とかなら ちょっと高い物でもいいかもとは思うけれど。 その……指輪、とか。ね。 まだ早いからサイト見るだけにしてるし、 私だってちょっとはお金も出す。
全部が全部おんぶにだっこじゃ、 素敵なお嫁さんにはなれなさそうだもん。]
(174) 鯖 2024/04/16(Tue) 02時半頃
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オーケー、黒ね。
[ ピンクとかじゃないんだ。 とまで口に出してしまったら、 おっさん趣味だと言外に含んでしまいそうで 何食わぬ顔で了承する。
こういうのはどう? とサイトを見せて、 選んでもらうのも楽しそうだ。]
えーっと、フライドチキンとか フライドポテトとかが刺さってるやつ!
[ エスコートされながら、聞かれた味を>>107 さぞ楽しみといった様子で答えた。 アイスと揚げ物のハーモニーは インパクトもあるし、美味しいと評判らしい。]
(175) 鯖 2024/04/16(Tue) 02時半頃
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[ 興が削がれるならパフェは中断しても良いし 怖いもの見たさが勝つなら向かってもいい。
突然の褒め言葉に応じるみたいに、>>108 風でふんわり丸く膨らんだスカートを ツンっと指先で摘まんで恭しくお辞儀した。]
ありがと。
[ んふふ。と素直に笑顔が弾け、 カツ、とヒールの音が小気味良く響く。
こんなの拷問用の靴よ! と最初は泣いた時もあったけれど、 こうしていつもより近い顔の位置になれるなら 背筋も伸びるし、慣れた甲斐があった。]
(176) 鯖 2024/04/16(Tue) 02時半頃
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アイ、コピー。
[ まだまだきっと、呆れさせたり、 困らせたり、驚かせることも多いだろう。
でもそれ以上に笑わせたり、楽しませたり、 幸せにしてみせるって心に決めたから。
残りの人生全部、楽しみにしてなさいよ。*]
(177) 鯖 2024/04/16(Tue) 02時半頃
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[ それは、そう遠くない未来の話。>>186]
いーい天気だねー。 ちょっと日焼けが心配になるけど、 なんかもうバッチリって感じ。
[ 眩しい太陽を見上げ、漣に紛れて海鳥の声が響く。 後で砂浜で遊ばない? と 真っ白なウェディングドレス姿で聞いたら あなたは同意してくれるかな。それとも嗜める?
首元までしっかり隠してあるドレスは、 独占欲の強い誰かさんが前夜も励んだ時の対策用。 これまでの寂しさを埋めるように、溶かすように、 熱心に愛された証を見せびらかさないためだ。]
(192) 鯖 2024/04/16(Tue) 04時半頃
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[ 私も私で、結婚してレンフォール姓になる前に いっぱい抱いて欲しいと唆した罪もあるけれど。 危うく喉を嗄らす寸前まで、なんてさ。 どちらが悪かったかなんて私にはもうわからない。]
さて、旦那様。 式場までエスコートしてくださる?
[ 肘より先までの長い手袋を嵌めた手を差し出し、 細やかな要求を口にして。
華やかな未来に向けて、 * 一歩を踏み出した。*]
(193) 鯖 2024/04/16(Tue) 04時半頃
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