人狼議事


1 冷たい校舎村(別)

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視点:


 ―― げんじつせかい ――

[ 目を開けたら、私の部屋だった。
 机の上に広げられた塾の宿題を枕にして、
 私は眠ってたみたい。

 なあんだ。やっぱり夢だったんだ。
 あまりにも生々しかったから、
 夢じゃないって信じちゃってた。
 でも、目が覚めてみれば、
 夢以外の何物でもない ]


[ こんな格好で寝たら肩が凝っちゃう。
 私は思いっきり伸びをして、
 あ、今何時かなってスマホに手を伸ばした。
 スマホに表示されるのは、
 現在時刻とメールのお知らせがいくつも。

 メール来てたんだ。気づかないくらい寝ちゃってたのね。
 なにかなって、私はタップして―――― ] 




[ そのまま、スマホを落とした ]
 
 


[ ごとんっていう音にはっとして、慌てて拾い上げる。
 信じられない気持ちで、もう一度見返した。
 何度読み返しても結果は変わらない。
 夢の中で届いたメールと同じ。 
 ただひとつ違うのは、送信者名がバグっていないこと。

 遺書にしか思えないメールの送信者は、、ヒナだった ]



 あれは、ただの夢でしょ?

[ そう思った。そのはずだった。
 でも、夢で見たのと一字一句同じメールが届くなんて、
 そんなことある?
 それとも今いるここも夢の続き?
 夢なら早く覚めてほしい ]


[ そういえば、届いてたメールは1通じゃなかった。
 他のメールも確認しないと。

 担任のたつみ先生から、メールが来てた。
 ヒナが病院に救急搬送されたって。
 病院の住所と名前が書いてある。
 最寄りの救急病院だった。

 残りのメールはメアから。
 「誰か帰ってきた?」
 「まだ?」
 「私、病院に行くね」
 「病院についたよ」
 そんな一言だけのメールがたくさん届いてた ]


[ ねえ、「帰ってきた?」って何。
 それって、まるで、まるで、
 あの夢が、夢じゃなかったみたい。

 私、帰ってきたの?
 私、精神世界にいた?
 ヒナの精神世界にいたの? ]



 とりあえず、病院に行かなくちゃ。

[ 行ってどうこうなるものじゃないけど、
 でも、家でじっとしてるなんて、
 そんなこととてもできなかった。

 私は、あの世界にいた9人と、
 たつみ先生にメールを送る ]

 『今から病院に向かいます』
 


[ 立ち上がって、部屋着なことに気づいた。
 クローゼットを開けて、少し考えて、
 私はミモレ丈のゆるふわスカートを取り出す。
 形に残る、文化祭の思い出の品。ヒナの作品。
 普段着にするには少し甘すぎるけど、
 冬に着るには少し薄すぎるけど、
 着れないこともない。
 地味目の上着を持ってきて、
 分厚いタイツを履けばきっと大丈夫。
 今日は大雪じゃないし ]


[ 部屋を出ると、廊下で妹にばったり会った。
 妹はあの日から、私と顔を合わせると、
 申し訳なさそうな顔をする。
 そのくせ、口元は笑ってるの。変な顔。
 この子が何を考えてるのか、
 やっぱり私にはさっぱりわからない。

 でも、もしも普通は相手の気持ちがわかるものなら、
 この子に私の気持ちがわかるとしたら、
 人間的に問題があるのは私よりもこの子が上だと思う。
 私のプライドが傷つくと承知の上で
 やったってことでしょ? 
 それって相当性格悪いわよね? ]


[ でも、本当にわからないの。
 理解できないし、変わってると思う ]

 桃香って変な子よね。
 
[ そう言ったら、妹の眉が奇妙に歪んだ ]

 昔から、私のお下がりは嫌だって、
 散々駄々をこねて
 新しいものを買ってもらってたじゃない。

 でも、彼氏は私のお古がいいのね。

[ 矛盾してると思う。理解できない。
 心底不思議でそう言ったら、
 何か喚きだしたけど興味がなかった。
 うっかり相手をしちゃったけど、
 私、今はそれどころじゃないの。
 喚いてる妹は放置して、私は両親の部屋に向かう ]


[ ノックをして顔を覗かせたら、
 母は寝てたけど父はまだ起きてた ]

 先生からメールが来て、
 友達が病院に救急搬送されたって。
 私、行ってくるね。

[ 私がそう言ったら、父は読んでいた本を閉じた。
 眼鏡を外してベッドから降りる ]

 お父さん?

[ 首を傾げたら、もう遅い時間で危ないから、
 車で送ってくれるって。
 玄関で待っていなさいって言われて、私は素直に頷いた ]

 ありがとう、お父さん。**
 


メモを貼った。


CC レイは、メモを貼った。

2020/11/13(Fri) 07時頃


【人】 CC レイ

──回想/教室──

[ 「精神世界」の話。
  好夏に聞いたばかりの話を琴子へと。>>225
  噂っていうか、都市伝説みたい。

  文化祭の日そのものが夢みたい、に頷いて

  「誰かの世界で死ぬのはイヤ」

  って言葉に黙った。 ]
  

(60) 2020/11/13(Fri) 08時頃

【人】 CC レイ

 

  「私は、誰かの世界で死ねるなら嬉しい」

  

(61) 2020/11/13(Fri) 08時頃

【人】 CC レイ

 


   [ 少しでもそんなこと思ったなんて、
     言えなかったから。 ]
 
  

(62) 2020/11/13(Fri) 08時頃

【人】 CC レイ

 
[ 好夏が、志保が、ゆりが、順番に戻ってきて
  知っていることを教えてくれた。

  その中に「めありを見つけた」っていう
  内容は全くなかった。それどころか、
  「めありはマネキンになった」って?>>271

  「はいそうですか」なんて言えなくて
  黙って話を聞いていた。

  マネキンを見に行く琴子たちにはついて行かず
  教室でぼーっとすごして黒板に、
  50(0..100)x1点のうさぎを描いたりしてみたけれど
  起きていても余計なことを考えるだけだから
  皆んなと同じように校長室へと向かった。* ]
  

(63) 2020/11/13(Fri) 08時頃

【人】 CC レイ

 
[ 背が高くて見た目が可愛くなくても
  私は私を、「女の子」だと思ってた。 ]
    

(73) 2020/11/13(Fri) 13時頃

【人】 CC レイ

  
[ 中2の冬、先輩に振られた時のショックは
  無敵だった私の心を簡単に壊した。
  
  隣に並びたくないなんてよっぽどだ。

  私のこと好きじゃなくなったとか、
  他の子と付き合うようになったとか、
  ・・・それも嫌だったけど、

  そんな理由の方がマシだったのにって
  今でも思う。

  それまでは気にならなかった男子の揶揄いも
  嘲笑う視線も可愛い女の子と比較される言動も
  突然嘘みたいに苦しくなって、
  高校は絶対に女子高に行こうって決めた。 ]
   

(74) 2020/11/13(Fri) 13時頃

【人】 CC レイ

 
[ 高2。
  バイト先のファストフード店の社員さんは
  私のことを女の子扱いしてくれる人だった。

  「今日も可愛いね」
  「女の子は重い物持たなくていいよ」

  明るくて屈託なくよく笑う笑顔が、
  素敵だなって思ってた。

  ある日、聞かれた。
  「麗ちゃんは彼氏とか好きな人いないの?」

  そういうのはもういいと思って遠ざけてた。
  だけどこの人はすごく大人だったし、
  何よりも私よりも10センチも背が高かった。]
 

(75) 2020/11/13(Fri) 13時頃

【人】 CC レイ

 
[ こんな人、もう2度と現れないかもしれない。

      W私を女の子扱いしてくれる人W

  そう思って、勢いで指を差し返した。 ]
  

(76) 2020/11/13(Fri) 13時頃

【人】 CC レイ

 
[ 付き合うことになってもデートは殆どできなくて
  会えたとしてもホテルだけだった。

  何ヶ月かしてバイトの子に相談したら忠告された。

  「あの人誰にでも手を出すんだよ。
   特に高校生好きのロリコンなの。
   前の店で噂になってて、気をつけよって
   みんなで言い合ってたの。
   まさか九条さんが引っ掛かるなんて・・」

  極め付けに、彼には奥さんがいて
  小柄でものすごく可愛いらしいって。 ]
  
  

(77) 2020/11/13(Fri) 13時頃

【人】 CC レイ

 
[ ショックだったこと2つ。

  彼に本気で好かれていなかったこと。

  気を付けよっていう女の子たちの輪に
  私は入っていなかったこと ]
   

(78) 2020/11/13(Fri) 13時頃

【人】 CC レイ

   
[ これが2人目の恋人の話。

  今更夢にも見たくなかった ──** ]

(79) 2020/11/13(Fri) 13時頃

【人】 CC レイ

──現在/8:50──

[ 夢を見てた。
  夢の中で夢を見るなんて矛盾してる。
  チャイムの音がぼんやり意識が戻す。

  ぼやけた視界は見慣れない場所で
  よく分からないけど高そうな置物が並んでて
  そっか校長室で寝たんだっけって。

  なんだ、夢か。
  って自分の部屋で目を覚ます予定だったのに。

  見回してもやっぱりめありはいないし、
  眠りに付いた時には隣にいた筈の志帆も>>342
  他にも何人かの姿がなくて。

  顔を洗ってくるって言う好夏>>66
  私もそうしようかなとゆっくり起き上がった。 ]
 

(80) 2020/11/13(Fri) 13時頃

【人】 CC レイ

 
[ 校長室から出た時にはもう好夏の姿は見えなくて
  相変わらず現実のようで現実離れした空間に
  徐々に慣れている自分に気付く。 ]

  ッ────!?

[ 昨日はこんなに落ちていたかな、釘。

  散らばったそれらを踏まないように歩いて、
  もし踏んでしまったら痛いのだろうか?

  夢の中でも精神世界でも、痛みはある? ]
 

(81) 2020/11/13(Fri) 13時頃

【人】 CC レイ

 

[ めありは、痛かったのかな── ]

  

(82) 2020/11/13(Fri) 13時頃

【人】 CC レイ

 
[ そんな思考を打ち消したのは
  またしても悲鳴だった>>71 ]

  好夏────!?

  どうした、の・・・ッ────

[ 声のした方へ急ぐ。
  嫌な予感がどうとか考える暇もないけれど、
  胸騒ぎだけが息を詰まらせる。 ]
 

(83) 2020/11/13(Fri) 13時頃

【人】 CC レイ

 

  志帆・・・?

[ 血の海の上、覚えのある姿に呼びかけても
  返事はなかった ** ]
  

(84) 2020/11/13(Fri) 13時頃

CC レイは、メモを貼った。

2020/11/13(Fri) 13時頃


【人】 CC レイ

──現在/踊り場──

[ 「めありもシホも、無事、なんだよね」


  ・・・無事?


  見たことのもない量の血溜まりに
  その原因としか思えないナイフ。

  こんな状況で無事だったなんて、
  漫画やドラマでも見たことないよ。

  「大丈夫だよ。」「きっと無事だよ。」
  って気休めにも言えなかった。 ]
 

(110) 2020/11/13(Fri) 20時頃

【人】 CC レイ

 
  ・・・・分からないよ・・

[ 現実なのか、夢なのか、精神世界なのか、
  それ以外なのか、それすら不確かで。
  クラスメイトが死んでしまったかもしれない
  そんなこと受け入れることもできなくて。 ]
  
  誰かが、望むのかな、こんなこと・・・

[ 私の知ってるの皆んなって、
  だいたい明るくて、可愛くて、
  女子高生を謳歌してて、毎日楽しそうで。

  悩みなんてないなんて思ってはないけど、
  こんな世界を望むほど何かを抱えてるとか、
  思ったこともなかったから。 ]
  

(111) 2020/11/13(Fri) 20時頃

【人】 CC レイ

 

  ・・・好夏もあるの?
 
  

(112) 2020/11/13(Fri) 20時頃

【人】 CC レイ

  

  死にたいって思うこと

  誰かに死んでほしいって思うこと

  

(113) 2020/11/13(Fri) 20時頃

【人】 CC レイ

  

[ 例えば屋上から空を求めて飛び込むように** ]
  

(114) 2020/11/13(Fri) 20時頃

[ 父の運転で、病院に向かう。
 助手席に座って、私はまっすぐ前を見てた。
 私、どうして病院に向かってるのかな。
 そんなことを考える。

 家でじっとしてなんていられなかった。
 行かなくちゃって理由もなく思った。

 でも、でも、ね、
 メアの話が正しければ、あの精神世界を閉じるために、
 誰か一人残らなくちゃいけない。
 だとしたら……ヒナは、助からない。

 きっと今頃、ヒナの治療にあたってるお医者さんたちは
 ヒナを助けるために力を尽くしているのに。
 ヒナは、多分、助からない。
 そのことを、私は知ってる ]


[ そして、もし、もしも、ヒナが助かったとしたら、
 その時は、別の誰かがあの世界に残ることになる。
 誰かが、ヒナの代わりに命を落とす。

 私、何を祈ったらいいんだろう。
 みんなで帰ってはこれないって知ってても、
 みんな帰ってきますようにって願うの?
 そんな、決して叶わないお願いごとに意味ある?

 でも私、
 私が残るから、みんなは帰っていいよとは言えなかった。
 一人残って、あの世界を閉じる役目を引き受けてもいい。
 そんな風には思えなかった。今も思えない。
 帰ってこられてよかったって思ってる ]



 ……お父さん。

[ 口数の少ない父は、黙って運転してくれてる。
 真っすぐ、暗い道の先を見つめたまま、
 私は父に話しかけた ]

 私、自分のこと、なんでも持ってるって思ってた。
 何も欠けたところがない勝ち組だって。
 でも、私、大事なところが欠けてる。
 そのことにやっと気づいた。

[ 多分、自分に欠けたところなんかなくて、
 自分のことを勝ち組だって思ってた。
 それこそが、私の欠陥だった ]


[ 出来のいい姉と出来の悪い妹。
 両親のいいところを全部もらった私と、残りかすの妹。
 そんな風に本気で思ってた。
 でも違った。
 私は、普通の人が当たり前にできることが、
 どうやらできないらしい。
 私は欠陥品で、
 プライドなんか粉々に砕けて、
 それでも、
 あの世界にたった一人で残ろうとは思えなかった。

 だからきっと、
 こんな感じでこれからも生きていくんだと思う。
 人の気持ちをわからないまま。
 空気を読めないまま。
 無神経って言われても ]



 ごめんね、こんな娘で。
 私、自分のこと、出来のいい人間だと思ってたのに。

[ 自嘲の笑みを浮かべた私に、
 思いがけない父の言葉が降ってきた ]

 「お父さんな、会社で、
  トンビが鷹を生んだなって言われてるんだぞ」

[ 思わず、え、と聞き返して、思い当たる。
 私の家庭教師の生徒は、父の同僚の娘さんだった。
 私が家庭教師になってから成績が上がったって、
 ご両親にも喜ばれてたんだった ]



 「でも、そんなことは関係なく、
  お前は、父さんと母さんの大事な子供だ」
 


[ 「そんなことは関係なく」
 その言葉に、思わず目を見開いてしまう。
 言葉を探すように、父は少したどたどしい口調で、
 「桃香は」と言う。

 なんでもよくできた私に比べて、
 出来がいいとは言えない妹。
 姉へのコンプレックスで潰れてしまわないように、
 両親は二人とも大事に思っていることが伝わるように、
 気を遣っていたつもりが、
 甘やかしすぎて増長させてしまった。
 父はそんなことを言った ]


[ 甘えて、甘やかされて、すべてを許されていた妹。
 私はあんな風にはなりたくなくて、
 ひたすら上を目指してた。

 私、もしかしたら、そうしたら愛されるって思ってた?
 甘えられない代わりに出来のいい娘でいることで、
 両親の自慢の娘でいようと思った?

 わからない。
 人の気持ちがわからない私は、
 自分の気持ちすらよくわかってなかったみたい ]



 ……お父さんとお母さんは、
 私の自慢の、大事なお父さんとお母さんよ。

[ 病院に到着した。
 父は夜間出入口の前に車を停めてくれる。
 迎えに来るから連絡しなさい、と言われて頷いた ]

 ありがとう。行ってきます。*
 



[ 目の前は真っ白。 ]
 


 
[ 操縦士の指示通りに動く、
 ただただ海を征く船でありたかった。 ]
 



[ 残念だね。
 志帆は人間だし、こころもあるし、
 時には指示に逆らいたくなることだってあるんだよね。

 澱のように、黒い気持ちが溜まった結果なのよね。 ]
 



  『理帆ちゃんはいいなぁ!』

[ 言いたくても言えなかったんだもん。
 だけど、言える立場じゃないのはわかってる。
 言えないよ、理帆ちゃんには。 ]
 


──現実世界──

[ ジェットコースターから飛び降りたみたい。
 心臓がばくばくしてる。 ]

  ぇ……、
  いま、の、なに?

[ ねえ、なんなの。
 暗闇の中、枕元を探して携帯を立ち上げる。
 光がとても眩しくて、目を細めた。

 日付と時間を確かめていたら、不意に目に入ったの。
 手首に不自然な線のようなもの。 ]
 



[ 携帯からの光じゃ全然足りないから
 リモコンを探り当てて照明のスイッチオン。

 ……蚯蚓脹れ。
 パジャマを捲ったり覗いたりしてみれば、
 至る所が赤く盛り上がっている。
 精神世界でナイフをあてたところと見事一致です。 ]

  帰ってきたの?

[ それとも追い出された? わからない。
 目を丸くして考えてみるけど、なんもわかんない。 ]
 



[ 呆然として、携帯に再び手を伸ばせば、
 メールの通知に気がついた。

 古い順から一通目。琴子。
 二通目、担任。三、四、五……通目、めあり。
 めありで通知がいっぱいになってたから、
 めありのから開こうね。 ]

  ……めありぃ。今帰ってきたっぽいよ。

[ めあり本人に届くはずのない答えを零して、
 メールをひとつひとつ検分していく。 ]
 



  ことめろ、どうして?

[ ねえ、どうしてよ。教えてよ。 ]
 



[ わかんない。わかんない。わかんない。
 携帯片手に固まってたら、もう一通メールが届く。 ]

  びょーいん、……いかなきゃ。

[ 救急搬送されたって。
 病院に行ったところで何かできるわけでもないけど。
 だって呼ばれたわけだから、いかなきゃね。
 人間って聴力が最後まで残るってきいたことあるし、
 案外呼びかけたら、なあに?って起き出すかもじゃん。

 変換する時間も惜しくて、『わたしもいく』と返信。
 ベッドから飛び降りた。** ]
 


メモを貼った。


 ―― 現在/病院 ――

[ 夜の病院はひとけがなくて、しんとしてる。
 なんだか、あの世界で登校した時のことを思い出した。
 静まり返った昇降口に戸惑ったっけ。

 名前を呼ばれた気がして顔を向けたら、
 体当たりするみたいにメアが抱き着いてきた。
 私のメールが届いた後、
 入口で待っててくれたみたい ]

 ただいま……でいいのかな。

[ 「帰ってきた?」ってメアのメールを思い出して、
 私はそう言ってみる。
 あの世界は、私が見た夢じゃないのよね?
 私は、単に夢から覚めたわけじゃなくて、
 あの世界から帰ってきたのよね? ]


[ シホも帰ってきたみたい。
 「わたしもいく」ってメールが届いてたから
 そろそろ来るんじゃないかって、
 そのまま入り口で待つことにした。

 メアが「みんな帰ってくるよね?」って言う。
 私はうんって……言えるわけないじゃない ]

 メアが言ったんじゃない。
 あの世界を閉じる人は、帰れないって。

[ こういう時、こんな返事をしてしまうから、
 私は無神経って言われるのかな。
 でも、他になんて答えればいいの? ]


[ 私がそう言ったら、メアは、
 あの世界を閉じる人は、
 みんなの中の誰かである必要はないって言いだした。
 なによその新情報。聞いてない!
 そんな大事なこと、どうして教えてくれなかったの! ]

 ヒナと関わりの深い、もう亡くなってる人……? 

[ 世界を閉じるのは、
 世界の主と関わりの深い故人でもいい。
 必ずしもあの校舎にいるうちの一人である必要は
 ないんだって。
 もう一度言う。
 そんな大事なこと、どうして今まで黙ってたの! ]



 それなら、それなら……、
 みんな無事に帰ってきてって、願ってもいいのかな。

[ ヒナも、みんなも、みんな揃って、
 あんな寂しい場所に誰も置き去りにならずに済むように。
 そうお願いしても、いいかな** ]


メモを貼った。


【人】 CC レイ

――現在/踊り場――

[ 期待してる答えを返せなくごめん。
  「無事だ」ってたった三文字が今は重たい。 ]

  誰かが、死のうとしてて・・・
  私たちが、閉じ込められてて・・・

[ 好夏の言葉を繰り返す。 ]

  どうして、どうして誰かは、
  閉じ込めたのかな。私たちのこと。
    
[ たちの悪いことに「誰か」は「私」かもしれない。
  その可能性も含めて思考を巡らせた。 ]
 
  

(174) 2020/11/14(Sat) 00時半頃

【人】 CC レイ


   
  ごめん。
  好夏がそうっていうつもりじゃない。

[ 直ぐに返ってきた返事に、
  言ってはならないようなことを言った気がした ]

  私も、みんなそうじゃないといいって、
  きっとそうじゃないって信じてるよ。

[ 友達に死んでほしいと思うような子って
  誰かのことを思うことも、ごめん。
  できないね。だから私はひとつの結論を。 ]
  

(175) 2020/11/14(Sat) 00時半頃

【人】 CC レイ

  

  ・・・

  1人じゃ寂しいから一緒に行きたいのかな。

  

(176) 2020/11/14(Sat) 00時半頃

【人】 CC レイ

 
[ 女子ってトイレだって連れ立って
  行ったりすることもしばしばだし。 ]
   

(177) 2020/11/14(Sat) 00時半頃

【人】 CC レイ


[ もうひとつの質問の答えは、いつもの調子で
  「そんなことある分けないじゃん」
  とは返ってきてくれなかった。
  
  死にたいって思ったこと、あるんだ。
  しかもきっと、本気でそう考えたんだ。 ]

  ・・・そっか。
  

(178) 2020/11/14(Sat) 00時半頃

【人】 CC レイ

  
  それなら好夏は・・
  

(179) 2020/11/14(Sat) 00時半頃

【人】 CC レイ

      
  生きなきゃね。
  

(184) 2020/11/14(Sat) 00時半頃

【人】 CC レイ


     [ 跳びたくて、跳べなくて、
       「生」の道を選んだなら ]
   

(186) 2020/11/14(Sat) 00時半頃

【人】 CC レイ

        
  羽根、生えないか。残念。

[ つまりは歩くか走るしかないってこと。 ]

  せめて夢の世界でくらい、
  生えてくれてもいいのにね。

[ 好夏の隣で屈んで、赤に染まった志帆を見つめる。
  
  お願い。無事でいて。

  大丈夫とは言えなかったけれどそう信じて、
  祈るように手を合わせた。 ]
    

(187) 2020/11/14(Sat) 00時半頃

【人】 CC レイ

    
  ここは痛そうだから、運ぼうか。

[ 好夏は同意してくれたかな。
  危ないから、と志帆の手から離そうとした
  ナイフは全然動いてくれなかった。

  こんなナイフ、文化祭も日も使ってたっけ?
  文化祭、パンケーキを作る志帆を思い出す。 ]
 

(188) 2020/11/14(Sat) 01時頃

【人】 CC レイ

 
[ 生地を混ぜる姿、温度に気を付けて焼く姿、
  飾りのフルーツを切る姿、可愛く盛り付ける姿。
  
  全部乗せは盛り付けのセンスが問われるけど、
  志帆の手にかかるとお店のパンケーキみたい。
  映えるって写真撮ってる子、いっぱいいたな。

  看板も、達筆なメッセージも好評で、
  アイドルみたいな衣装も、本当に似合ってた。
  お嫁さんにしたいナンバー1だよね。


  志帆・・・
  
  志帆の笑った顔が、見たいよ ・・・** ]
  

(189) 2020/11/14(Sat) 01時頃

【人】 CC レイ

──回想/花蓮──

  そうだったんだ。

[ 約束してたなら納得。>>314
  なんで焦ってるのかなとは思うけど。 ]

  花蓮は物理系かぁ。
  国際系による進むのかと思ってた。

[ そういえば吉野先生、ESCの顧問だったっけ。

  なんて進路の話をしてる場合なんかじゃない。 ]
  

(204) 2020/11/14(Sat) 02時頃

【人】 CC レイ

  
  ・・そうだよね。こんな状況、
  意味分からないよね・・不安だよね・・

[ 大雪の中、学校についたらクラスの10人だけ。
  他には先生も生徒も誰もいなくて。
  圏外だし、それなのに変なメールはくるし。

  極め付けはタイムスリップしたみたいな
  文化祭の飾り付けと音楽。
  見たことない綺麗な蝶。
  どう考えても普通じゃない。 ]

  私も、不安だよ。
  だけど、私が不安にしたらいけないから。

[ いつもと変わらなく見えると言われ、
  僅かに微笑んだ。 ]
 

(205) 2020/11/14(Sat) 02時頃

【人】 CC レイ

   
  大丈夫だよ。きっと大丈夫。

[ 今にも泣き出しそうな花蓮の頭を
  ぎゅっと抱き寄せて、トントンって2回。 ]

  吉野先生ほどは頼りにならないけど、
  私も、他の皆んなもいるから、大丈夫。
  花蓮もいるから、私も大丈夫。ね。

[ これはまだ
  「大丈夫」って言えていた頃のお話 ** ]
  

(206) 2020/11/14(Sat) 02時頃

CC レイは、メモを貼った。

2020/11/14(Sat) 02時頃


【人】 CC レイ

──少し前/踊り場──

[ 「かならず、生きてね。」

  それに答えることはなく、曖昧に微笑んだ。

  ごめんね、好夏。
  私は一瞬でもこの世界での死を
  望んでしまったから。>>61

  少なくとも「生きる理由」のある好夏が
  この世界の主人なら、私は迷わずに
  ここに残ることを選べるくらいには、
  生きる理由がないんだよ。 ]
  

(286) 2020/11/14(Sat) 17時頃

【人】 CC レイ

  
[ 好夏はそれを望まないとは思うけど、
  「生きて」って言ってくれたことが嬉しいから
  余計に私は好夏に生きてほしい。

  ・・・矛盾してるね。 ]
 

(287) 2020/11/14(Sat) 17時頃

【人】 CC レイ

  
[ それから2人で志帆のマネキンを運んだ。
  階段から転げ落ちないように気を付けよう
  って声を掛けながら。
  
  階段0.5階分落ちても死にはしないだろうけど、
  志帆の手にはナイフが握られたままだから、
  話は変わってくる。

  ナイフに目がいくたび、
  志帆、どうして・・・って気持ちと、
  痛かったかな・・・って思いが止まらない。

  無事に保健室に着くと、既に埋まったベッドに
  めありのマネキンが横たわっていた。

  まだ受け入れてはいないけど、
  昨日は一切向き合うこともできなかったから。
  めありの無事も祈りながら、手を合わせた。** ]
 

(288) 2020/11/14(Sat) 17時頃

【人】 CC レイ

──保健室──

  莉子、咲良・・・

[ 保健室に2人が来れば、すぐに昨日よりも
  埋まったべッドに気が付いたよね。

  「ゆりだけじゃなかったんだね。」>>281

  莉子の言葉に、ゆりにも何かあったって知る。]
  

(334) 2020/11/14(Sat) 18時頃

【人】 CC レイ

 

  なんで・・・・

[ 呟いても誰も答えなんて持ってない。
  
  10人が9人になって7人になった。
  繰り返している1日で、それだけが事実。

  ゆりには触ることもできないって聞いて、
  力なく問いかけた。 ]
 

(335) 2020/11/14(Sat) 18時頃

【人】 CC レイ

 
 
  2人は・・帰りたい?

[ それがこの世界での死だとしても** ]
 

(336) 2020/11/14(Sat) 18時頃

CC レイは、メモを貼った。

2020/11/14(Sat) 18時頃


[ 言いたくても言えない。って私にはわからない。
 言える立場とか、言えないとか、
 そういう感覚、私にはわからない。
 言っていいことと悪いことって
 どうやったらわかるんだろう。
 みんなはどうしてわかるのかな。

 たとえそれが裏とか表があるということだとしても、
 無神経ではないということで、
 気遣いができるということで、
 私にはないものを持ってるっていうことなんだろうな ]


 ―― 現在/病院・夜間入口 ――

[ 新情報が聞けたけど、正直今更感がすごいと思うの。
 みんな帰ってこれる可能性がある。
 みんな帰ってきてって願ってもいい。
 それは確かに嬉しいけど、
 でもその情報を一番必要としてるのは、
 帰ってきた私じゃない。
 まだあの校舎にいるみんなの方だ。

 テレパシーテレパシー。
 この情報、校舎のみんなに届きませんか。
 無理かー。

 ところで、変な姿勢で寝ちゃってたせいか、
 肩凝りが酷くて。右肩が痛い。
 リコが帰ってきたら、肩揉ませようと思う** ]


メモを貼った。


CC レイは、メモを貼った。

2020/11/14(Sat) 21時半頃


メモを貼った。


[ 静かで冷たい病院の廊下に、
 カツンカツンっていう足音が響いてきた。
 こっちに向かってくる足音だってわかったから、
 顔を向けたら、たつみ先生だった ]

 先生、こんばんは。
 ヒナは、

[ 頭を下げて、夜の挨拶をすると、
 先生は渋い顔をしてた。
 それでなくても愛想のない顔なのに ]


[ 高校生がこんな時間に出歩くのはとか、
 受験生なんだから帰って寝ろとか、
 渋い顔で始まったお説教を私は遮る ]

 父に車で送ってもらいました。
 帰りも迎えに来てくれます。
 夜更かしは慣れてます。受験生なので。
 大体、こんな状況で、
 家に帰っても寝れるわけがないです。
 それで、ヒナは、

[ 外部受験なので受験勉強頑張ってます。
 ゆーえーにー、夜更かしにも慣れっこです。
 おとなしくのこのこと家に帰るわけないです。
 畳みかけるように言うと、
 先生は諦めたようにため息をついた ]


[ ヒナは、一酸化炭素中毒で、
 予断を許さない状態、らしい。
 お母さんも病院に来てる、そうだ。

 一酸化炭素中毒。どうして、そんな。
 助かっても深刻な後遺症が残ることもあるって、
 聞いたことがある。
 どうして、どうして、
 ……って、ヒナは死ぬつもりだったんだものね。
 助かった時の後遺症のことなんか、
 考慮に入れる必要、ない。

 ああ、メアがまた泣いちゃう。
 鞄からハンカチを出してメアに渡しながら、
 私は唇をかみしめた* ]


──現実世界──

[ ばたばたと準備。
 着替えている最中に、首にも蚯蚓腫れを発見。
 こわー。こわいね。

 ハイネックに、ぐるぐる巻きのマフラーで隠す。
 これでかわいい志帆ちゃんの完成です。やったあ。
 顔は、しんでるけど。
 無理でしょ、この状況で。可愛くいられるわけない。 ]
 



[ 準備がうるさかったのかな。
 自室の扉が控えめのノックの後に開いて、
 パパがそろりと顔を出した。
 なにしてるんだって。なにしてんだろうね。
 これから病院にいくんだよ。 ]

  びょーいんに行ってくる。
  ……友達に呼ばれてるから。

[ 理帆ちゃんのこともあるし、
 あんまり詳しくはいいたくなかったよ。
 怪訝な顔をしたパパ。わかる。

 こんな遅くに呼ぶのは非常識だな、って。
 わかるよ。ほんと非常識だよね。
 なに勝手に死のうとしてるんだろうね。 ]
 



[ なんで勝手に死のうとして、
 勝手に人の事を精神世界に呼んでるんだろ。 ]
 



[ 後半はいいけど、前半は許しがたい。
 月に代わって、ご案内☆
 じゃなくてお仕置きしちゃうよ。 ]
 



[ どうしても行かなきゃいけない。
 パパを説得して、タクシーを呼んだ。
 明日も仕事あるだろし、
 出来の悪い次女の事なんか置いといてゆっくり寝てね。
 きっと起きているだろうママにもよろしく。 ]
 


──病院──

[ メーターが思ったよりも早く回るのを見ながら、
 無言ではやくはやくって、携帯を握りしめる。

 深夜の病院って思ったよりも、怖いね。
 辿り着いた先、釣銭はいりません。
 お札を何枚か取り出してタクシーの運転手に渡す。
 開いた扉を閉めずに、早足で目的地に向かう。
 どこかな、ここ? きょろきょろして。
 知ってる顔をみっつ見つけて、寄る。

 めあ、って声を掛けたら、素早く動くめあり。 ]
 



  ……めありぃ、生きてるね。

[ どん、って体当たり。めありの洗礼。
 抱き着かれながら、重力に抗えずに地面に尻もち。
 受け止めきれなかったね。ごめん。
 ゆりのハンカチも落ちたかも。

 立ち上がって、コートのすそを払った。 ]
 
  ゆりーのも、息してるね。
  ……うん、よかった。

[ なにがいいのか具体的にはすぐ言えないけど、
 でもさ、百合亜がここにいてうれしいよ。
 かしこがいると百人力じゃん!
 かしこの力で琴子をどうにかして。どうにか、* ]
 


メモを貼った。


【人】 CC レイ

──現在/保健室──

  ・・・そっか。

[ 返ってきた2つの返事はそれぞれだった。 ]

  莉子は意外と冷静だよね。
  もっと、帰りたいって騒ぐかと思った。

[ 帰りたいから帰れるとか、
  帰りたくいから帰れないとか、
  そんな簡単な話にも思えない。

  意外と冷静なのか、順応力が高いのか、
  分からないけど、こういう時に頼りになるのは
  莉子みたいな子なんだろうなと思う。 ]
   

(401) 2020/11/14(Sat) 22時半頃

【人】 CC レイ

 
   
  皆で?・・そうだよね。
  咲良らしいな。さすが委員長。

[ まるで模範回答。

  じゃあさ、「皆で」じゃなかったら?
  そう聞いたら咲良はなんて答えるの?

  だってさ、 ]

  精神世界が本当の話なら、
  誰かは帰れないんだよね。

[ だから咲良の希望は叶わない。
  ううん、きっと誰の希望も叶わない。 ]
  

(402) 2020/11/14(Sat) 22時半頃

【人】 CC レイ

 
  私は・・・

[ 質問に質問返し。
  質問に答えていればずるくないけど、
  莉子のは、グレイかな。 ]
  

(403) 2020/11/14(Sat) 22時半頃

【人】 CC レイ

  

  誰かが帰れないのは嫌だよ。

 

(404) 2020/11/14(Sat) 22時半頃

【人】 CC レイ



[ 帰りたいとか帰りたいではないから、
  私の答えも、ずるいよねきっと。** ]

 

(405) 2020/11/14(Sat) 22時半頃

メモを貼った。


[ シホからはメールが届いてた。
 届いてたから、シホが帰ってきてるのは知ってたのに、
 実際に顔を見たらほっとしたの。
 わかってたことを目視してから安心するなんて、
 全く非効率だと思う。
 非効率な、私の心 ]

 シホも無事だね。
 よかった。
 ……シホも、

[ メアのマネキンは見た。
 私も多分、あの後マネキンになったんだと思う、
 だったらやっぱり ]



 シホも、あの世界で死んで、マネキンになったの?

[ 言っていいことと悪いことがわからない私は、
 オブラートになんて包まないで直球で聞くよ。
 普通の人なら、ヒナが生死の境をさまよってる病院で、
 “死んだ”なんて口に出すのは
 憚られるのかもしれないけど。
 私にそんなデリカシーはやっぱりないの。

 たつみ先生にはきっと意味不明な会話だったと思うけど、
 そういう配慮もやっぱりない。
 説明するつもりもないので、
 こんな夜中にクラスメイトのために駆け付けた
 可愛い教え子たちのために、
 何か温かい飲み物でも奢ってくれないかな。
 というか奢ってください* ]


ハンカチは涙を拭くのに貸した時点で洗濯確定だから、いいよ。許す。



[ 現代っ子はデジタル依存!てよくいうけど、
 やっぱね。顔と顔を合わせるのは大事だよね。
 顔を見て、声をきいて、体温確かめてって。

 ま、手紙とメールなら、
 どっちもどっちじゃんね〜とおもうけど。へへ。 ]

  うん、元気。

[ なんなら、ここで月うさポーズをしてもいいくらい。
 かおはしんでるけど、
 きっと64(0..100)x1点くらいの出来になるよ。 ]
 



[ あ、だめ。−10点くらいの出来になるかも。
 かなり微妙な出来になっちゃう。
 中央くらい。志帆らしいね。
 オブラートなしの直球ストレート。
 一瞬だけどうしようかなと目を逸らした。 ]

  ……そぉだよ。
  みてみる? まだ腫れてるの。

[ コートの裾をまくりがてら、
 担任に視線が行って。
 じょしこーせーの瑞々しい身体を見たいなら、
 たつみんさあ、コーヒーかコンポタ奢ってよ。と言う。
 あほらしくて付き合ってらんねーとおもったのか、
 担任は病院内に消えていく。まったねー。 ]
 



[ 担任が視界から消えたのを確認してから、
 コートと、ニットを捲れば、蚯蚓腫れがみえた。
 傷にはなってないから、まだ見れるでしょ。 ]

  あの世界で、
  切ったところがこんなんになってんの!
  びっくりだよね。

  ……ゆりーんやめありぃは?
  誰かの声が聞こえた? 手首とか切った?

[ 二人はどうだったのかなあって、首を傾げる。
 いや、ほんとにね。
 どうして琴子の精神世界で、
 理帆の声が聞こえたのかなって、ふしぎだよ。* ]
 


メモを貼った。


[ 元気って、元気じゃない顔でシホは言う。
 ああ、同じだねって私は思う。
 私もね、体は元気なの。
 メンタルは、メアとシホを見てちょっと浮上したけど、
 まだわりとグロッキーかもね。

 オブラートに包まない私の質問に、
 シホは目をそらしたけど、
 返ってきたのは肯定だった。
 やっぱり帰ってくるためには、
 あの世界で死なないといけないみたい。

 あの世界に残ると現実では死んじゃうのに、
 現実に帰るためにはあっちで死ななきゃいけないなんて、
 変なの。
 まったく論理的じゃない仕組みだと思う。
 どちらかの世界でしか生きられないってこと?
 生きていく世界を選べってこと?
 その割に、私に選択肢なんてなかったけど。
 容赦なく殺されたよね ]


[ え、先生、シホの身体見たいの? むっつり?
 って視線を向けたら先生は背を向けた。
 私はブラックコーヒーがいいです。
 長い夜になりそうなのでそうリクエストしたけど、
 先生は買ってきてくれるのかな。
 ヒナのお母さんのところに戻っただけかも。
 買ってきてくれたら、
 それはシホの身体を見たいってことで、
 それはそれで問題よね ]

 わ、なんでそんなことに。

[ シホが服を捲ったら、そこには蚯蚓腫れ。
 雪は降ってないけど寒いんだから、もういいよ。
 風邪ひくよって、私はすぐに戻してもらおうとする。
 私? 私はね…… ]


[ 思い出して、私は渋面になったと思う。
 さっきのたつみ先生に負けないくらい ]

 私は何も聞いてない。どこも切ってないよ。

[ なんだかすごく平和に帰ってきたみたいじゃない。
 でも、そんなことなかった ]

 私は現代文のテストやらされて……、

[ 屈辱。言いたくない。言いたくない!
 でも「ゆりーのだから100点取れたんだよね」なんて
 シホに言われたらもっと惨めになる ]



 …………0点だったことしか覚えてない。

[ あーーーーーー!
 でも、まだシホでよかった。
 これがリコだったら指差して笑われそう。
 私、屈辱で憤死する。

 八つ当たり気味に私はメアからハンカチを取り返して、
 自分の鞄に突っ込んだ ]

 だから、痕とかそんなのは全然ない。
 肩は凝ってるけど。

[ それは、勉強机で寝てたせいで、
 私の死に方は関係ない……はず* ]



[ かしこの考察。合ってるね。
 精神世界にまだ居たら、
 かしこパワーで琴子のことも、みんなのことも、
 きっといい方向に導けたでしょうに。

 へんな仕組みも、絡まった糸をほぐすように、
 どうにかいい糸口がある、のかもしんない。
 しんないけど!わかんないけど! ]
 



[ めありぃはおしるこだかんね!
 買ってきてくれるかはわかんないけど、
 意味不明な会話をする生徒をそっとしておいてくれる、
 やさしさは受け取っておくね。たつみん。

 JKの身体が見たかったら、夏を待ってください。
 手首よりももっと先が夏服なら見れるよ。笑。 ]

  わかんない。けど。
  なんかリンクしてるのかもね。
  
[ 精神世界と現実世界。
 琴子の心と体がリンクするのは解るけど、
 志帆のもリンクすんだあとすこしおもしろい。 
 
 風邪は引きたくないから、
 ニットとコートとで再び手首を覆い隠そうね。 ]
 



[ 百合亜の顔、すっごい渋い。
 渋顔選手権あったら、1位とれるよ。
 メンタルが元気なら、一枚記念の写真撮ったのにな。 ]

  うん。
  ……うん。ん?

[ え?聞き間違い?
 0って、前に10ってつかないの?
 え?まじ?ってめありと固まってたとおもう。
 めありの手からハンカチが消えて、
 めありと志帆の固まった体が動き出す。
 え?ふつうにびっくりでしょ。 ]
 



  よっぽど難しいテストだった、の、かな?
  そもそも問題文が読めなかった?
  英語とか、あ、違うな。スイス語?とか?

[ ね。たぶんそうだよ。とめありと顔を見合わす。
 痕とかはのこってなくてよかったな。

 めありは詳しくはいいたくなさそうだったけど、
 百合亜とも志帆とも死に方が違うって。そっか。 ]
 



  ……次は誰が帰ってくるのかなあ。
 
[ どうなんだろうね、と深く吐いた息は、
 しろく、空に消えていく。** ]
 


メモを貼った。


[ かしこパワー?
 どうなのかな。どうなんだろうね。
 私、勉強はできるけど、
 それだけだって思い知っちゃった。
 学校でも塾でも習わない、
 教科書に載ってない問題は解けないみたい ]


[ たつみ先生は表情ないけどいい先生です。
 きっと今も時間外労働です。
 でも来年の夏は私も志保もJKじゃなくてJDなので、
 先生はJKの身体見られないと思います。
 あんまり言うとブラックコーヒー、
 冷たいの買ってこられても困るので
 このへんでお口にチャック ]

 シホ、切ったって言ったよね。
 それで、リンクしてるって。
 シホ……切ったんだ。

[ あの世界の主はヒナ。
 自殺を図ったのはヒナ。
 それなのに、あの世界で、シホは自分を切ったんだ。
 だって「切られた」じゃなくて
 「切った」って言うんだもの。
 それは、そういうことだ ]


[ 「なんで切ったの?」
 聞きたかったけど、聞かなかった。
 それは、気遣いとかそういうのじゃなくて、
 知りたいけど、知りたくないっていうか。
 そういう、私の気持ちの問題。

 ヒナが自殺を図ったって事実で
 今割と打ちのめされてるのに、
 シホがあの世界で自殺のようなことをした理由を聞くのは
 ちょっと今は、耐えられそうになかった。
 殺されたとかそういうのなら、聞けたと思うんだけど ]


[ でも、私の0点の件を話すのは、もっと耐えられない!
 そんな、フリーズしないでほしい ]

 私には難しいテストだったの。日本語だったけど。
 ……というか……うん、そうだねえ……、

[ 私、あの時、自分じゃなければ100点取れるのかなって
 思ったけど。
 無理じゃない?って今は思うの ]

 あのテストで100点取れるなら、
 あの世界の主が誰なのかもわかったし、
 そもそも、ヒナのこと、止められたかもしれない。

[ そうじゃない? 違うかな?
 私、この分野ではかしこじゃないって思い知ったから、
 間違ってるかもね ]


[ 次は、ってシホが白い息を吐きだす。
 みんな揃ってとっとと帰ってきなさいよって思うけど、
 そのためにはあの世界で死ななきゃいけないと思うと、
 複雑な気持ちにもなった ]

 そう、それよ。
 聞いてよシホ、
 メアってば、すごく大事な情報を言い忘れてたのよ。

[ ああそうだった、この情報も共有しとかなくちゃって、
 私は世界を閉じる人についての新情報
 シホに伝えることにする。
 本当はまだあの世界にいる人たちに届けたいんだけど、
 ままならないものよね。
 メアは「ごめんねごめんね」って言ってるけど、
 十分反省してほしい** ]


メモを貼った。


CC レイは、メモを貼った。

2020/11/15(Sun) 04時半頃


【人】 CC レイ

──現在/保健室──

  冷静じゃないんだ。

[ それなら良かった。
  ってちょっと笑いそうになる。>>416
  
  嘲笑う方の笑いじゃなくて、
  安心の方の笑いだよ。 ]

  ここが精神世界でもなんでも、莉子が
  「帰らせろー!!!」って
  騒いだら帰れそうな気がするんだけどな。

[ ちなみにどちらも褒め言葉だよ。
  私には真似できない莉子の良いところだから。 ]
  

(503) 2020/11/15(Sun) 12時半頃

【人】 CC レイ

  
  ・・・本当の話ならね。

[ 誰かが帰れない。>>420

  だから、受け入れててほしくなかった。
  帰りたいって思っていてほしかった。

  自分のことは棚に上げて人の事情も知りもせず。

  莉子の心が覗けたなら、
  こんなむじなはごめんだよ。って言うのに。

  ちなみに私もむじなは何か知らないけど。 ]
 

(504) 2020/11/15(Sun) 12時半頃

【人】 CC レイ

  
[ 咲良には馬鹿って言われた。>>446
  咲良は賢いから何か思ったのかな。 ]

  咲良、泣いてくれるの?
  ありがとう。

  じゃあその時は咲良はちゃんと帰って、

[ それは彼女の事情を知っていたのなら
  絶対に口にしていいようなことじゃなかった。
  だけど何も知らない私は、
  冗談混じりの口調で言葉にする。 ]
 

(505) 2020/11/15(Sun) 12時半頃

【人】 CC レイ

 
  私の分まで生きてね。
 

(506) 2020/11/15(Sun) 12時半頃

【人】 CC レイ

 
[ また馬鹿って怒られそうだから、
  「もしも」だよと補足する。

  精神世界の話も、
  全部が本当じゃないかもしれないし。

  「皆で帰れるのが一番だよね。」

  と付け足しておいた。** ]
 

(507) 2020/11/15(Sun) 13時頃

[ 自殺を図ったヒナは、
 スイセンの花を一輪抱いてたんだって。
 それを聞いた時、
 私は校舎に咲いてた花のことを思い出した。
 ああ、あの世界はヒナの世界だったんだって、
 思い知ったような気がした。

 スイセンの花言葉は「うぬぼれ」とか「自己愛」とか
 そういうのみたいよ。
 ヒナ、どういうつもりでスイセンを抱いてたのかな。
 それとも、深い意味なんかなかったのかな。

 私なら、ヒナに黄色のスイセンあげたいな。
 ううん、ヒナだけじゃない、みんなにあげたい。

 黄色のスイセンの花言葉は
 「私のもとへ帰って」らしいから。
 みんな一緒に帰って来いって、そんな気持ちを込めて。
 たとえそれが、死にたくなるような現実だとしても** ]


【人】 CC レイ

──保健室→──

[ 冗談っぽく言ったつもりだったから、
  冗談っぽく返ってくると思っていた。 ]
 
  さ・・ら・・・

[ 振りかぶった手に反射的に目を閉じたけど、
  痛みはやってこなかった。


         ( これ以上────? ) ]
   

(548) 2020/11/15(Sun) 19時頃

【人】 CC レイ

 
[ 震えた声、瞳に滲む雫の光。
  悔いても言葉は取り返せない。

  謝ることもできないまま、保健室を出て行く
  咲良の背を見ることしかできなかった。 ]
  

(549) 2020/11/15(Sun) 19時頃

【人】 CC レイ

 
[ 一部始終を見てた莉子に小突かれる。
  最低な私を見てたのに和ませようと
  してくれるとか、本当に敵わない。

  完全なる褒め言葉だよ。]

  ありがとう。
  咲良のとこ行ってくる。

[ 好夏と保健室を出て行く後ろから同じように
  廊下に出る。既に咲良の姿はない。

  2人と別れ、反対の方向へ探しに走った。** ]
  

(552) 2020/11/15(Sun) 19時頃

[ もし、まだ私があの校舎にいたら、
 きっと自分の分だけご飯を作って食べていたと思う。
 人の分も作るなんて、誰かに言われなければ
 思いつきもしなかったと思う。
 人の分も作る?
 どうして私がそんなことしてあげなくちゃいけないの?

 不利益を被ること、損をすることが私は好きじゃない。
 でも、私のその考え方こそが、
 私に不利益をもたらしていたとしたら? ]


[ もし、3-1の誰かが、どうにもならない理由で、
 私にノートを返すという約束を破ったとしたら、
 私はどうするのかな。
 中学の時みたいに、もう二度と貸さない?

 ……実際にそんな状況になってみてからでないと
 わからない、なあ。
 でも、少なくとも私は、
 二度と貸さないに決まってるじゃない、とは
 断言できないのよね ]


[ でも、私は今でもプライドはものすごく高いし、
 プライドで飯は食えないって言われても、
 プライド捨てるくらいなら餓死するって言い返すと思う。

 私はかしこで勝ち組だよ。
 欠陥品かもしれないけど、
 ものすごく高価な器にひびが入ったって、
 粉々にして捨ててしまえとはならないでしょ?
 金継ぎして大事にするでしょ?
 私の傷は、致命傷なんかじゃない。
 傷があるって事実が死ぬほど悔しいけど、
 それでも豪華に金継ぎして、
 私は私を生きてやるからね ]


[ 同じ穴の狢じゃないけど、
 でも、3-1のみんなは大事な友達よ。

 ちなみに狢はあまり可愛くないから、
 みんなとっとと穴から出てきた方が
 いいと思うな(笑)** ]


メモを貼った。


[ あの世界のみんなは、大雪に閉ざされた校舎の中、
 文化祭の光景に囲まれているのに、
 現実世界に帰ってきた私の方が、
 文化祭の衣装着てるの、おかしくない?
 そう考えるとちょっとだけ愉快な気持ちになれたかも ]


[ たつみ先生は戻ってこない。
 可愛い教え子たちに奢ってやろうって
 発想はなかったみたい。
 ひとけのない病院の入口に、空調の暖かさは届かない。
 節電かな。エコですね ]

 自販機コーナーで飲み物買わない?

[ 温かいものが飲みたくなって、
 私はシホにそう言った* ]


メモを貼った。


メモを貼った。



[ Q.友人の精神世界に閉じ込められたとき、
   どう行動するのが最適解だろうか。 ]
 



[ A.臨機応変に対応しましょう。 ]
 



[ もし学校や塾で習っても、
 こんなことしか教えてくれなさそうだよね。

 答えは自分で考えろ、って言われると困っちゃうな。
 教えてくれたら、できるかもしんないけど。
 パンケーキのレシピみたいにね。 ]
 



[ 切ったよ。
 自分で、自分の意志で、自分の事を切った。
 なんで切ったの?って言われてもさ、
 理帆ちゃんの声がまた聞きたくて。
 志帆はいいね、以外の言葉が聞きたくて。

 手首とか切ったところで、
 精神世界でも、現実世界でも、
 理帆ちゃんの声は聞こえてないんだけどね。笑。
 ま、きこえてきたら、幻聴だしね。笑。 ]
 



[ 百合亜は気遣いか、それ以上は聞いてこないから、
 ただただ、うんうんって頷いただけになった。

 ありがとうねえ。
 もし言いたくなったら言うから、
 そんときは回谷さん家の、
 お金をかけても出来の悪い次女の話を聞いてね。 ]
 



[ フリーズしちゃうよ。
 だって、志帆の中では、
 ゆりーんは問題をすいすい解いちゃう子だもん。
 できないことなんて、あんまりないでしょ。 ]

  ん〜、そっかあ。

  ……うん。うん。
  きっと誰も100点とれないよ。
  とれるなら、ことめろくらいじゃない?

[ 琴子がどうして死を選ぼうとしたのか、知らない。
 ほかの子も一緒でしょ?と思うけど、違うのかな。
 0点を取ったという問題の内容はわからないから、
 何とも言えないところがあるけども。 ]
 



[ わ。勢いがすごい。
 重要なこと、と教えてもらったこと。
 ぱちぱち瞬いて。 ]

  ……ことめろの近くで、
  だれか亡くなってたら、いいけど、……

[ 人の死を願うなんて不謹慎かも。
 でも知らない誰かより知ってる誰かのほうが大事なの。
 おじいちゃんとか、おばあちゃんとか、ほら、
 お年を召した方は天に昇る時期も、ちかいし、ほら。

 言い訳してるけど、不謹慎なのは変わりない。
 めありもちょっと微妙な表情。 ]
 



[ 誘われれば、小さく頷く。
 精神世界にいたときみたいには、
 靴はしんでないけど、ちょっとここ寒いね。 ]

  たつみん、買ってきてくんなかった!

[ 悲しい!って大げさに伝えて、
 なんてないことないように、
 軽やかに病院の中を三人でゆきましょうか。* ]
 


メモを貼った。


【人】 CC レイ

 
[ 1階。
  端から順に探しても、咲良の姿はない。
  校長室には誰かいたのかな。
  誰かに会ったら、咲良見なかった?
  って・・そう言うと心配させてしまうかな。

  2階。
  やっぱり咲良の姿はない。
  散らばった釘を踏まないように。
  綺麗な花も幾つかは踏まれて道になってる。

  3年1組の教室に立ち寄る。
  そこにあった影は・・マネキンになったゆり。
  机に向かって顔は見えなくても必死そうで ]
  

(583) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 CC レイ

 

  ゆり・・・

  いなくならないでよ。

[ 本当に無事に帰れているのなら、
  それに越したことはないけれど。

  いつも正直で頭のいいゆりだから、
  ゆりなら本当のことを教えてくれるんじゃって。

  縋りたくなるよ。ごめんね。 ]
  

(584) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 CC レイ

 
[ 無事を祈り、両手を合わせる ]
 

(586) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

【人】 CC レイ

 
[ それから、咲良を探して3階へ。
  3階も相も変わらずだったけど、
  一角から懐かしいいい匂いが漂う。

  匂いのもとは食堂だった。
  中から賑やかな声もする。

  咲良も、いる。

  だけど皆の前でなんて言おう。
  ここにきて初めてかもしれない
  楽しそうな空気を壊してしまいそう。

  どこまでも駄目な私は、
  足を踏み入れることもできず、
  その場で立ち尽くすだけ。 ** ]
  

(587) 2020/11/15(Sun) 21時半頃

[ きっと誰も100点取れないよ。
 どんな問題だったのか、私は言わなかったのに、
 シホはそう言った。
 ヒナなら100点取れた?
 ヒナに100点取れるなら、
 それでもヒナは自殺をしたかった?
 私、0点だったけど、もし問10があったなら、
 メールを読んだ時の巫百合亜の気持ちを問われたなら、
 意味が分からなかったし、思わず縦読みしちゃったけど、
 質の悪い夢だって思いこみたいくらい、悲しかったよ。
 私の悲しみ程度じゃ、ヒナを思いとどまらせられない?
 そっかー ]


[ 新情報に、シホは
 “ヒナの近くで誰か亡くなってたら”って言った。
 私はシホと同じようにぱちぱちと瞬いて、
 そういえば、って呟いた ]

 “関わりの深い”って、結構あいまいな表現よね。
 “関わりの深い”の定義ってなんだろう……。

[ もう亡くなってる人に遠慮なんかいらないって
 私は当たり前のように考えてた。
 でも、なんだかシホの声は言い訳じみてて、
 メアも微妙な表情をしてる?
 
 ご先祖様とかじゃ駄目?
 そんな都合よく出てきてくれたりしない?
 廊下に花が咲くような意味不明な世界なら、
 何でもありなんじゃないかと思ったんだけど ]


[ 大急ぎで病院まで来たくせに、
 ヒナが治療を受けてる部屋の前まで行くことも、
 ヒナのお母さんに挨拶をすることもできずにいる。
 入口で足踏みして、
 次は自販機コーナーに行こうとして。
 まるで時間稼ぎみたい。

 部屋の前まで行ってしまったら、
 ヒナが帰ってこれたのか、帰ってこれなかったのか、
 はっきりするまで、もう二度と動けない気がして ]



 先生はきっと給料日前なのよ。
 許してあげよ?

[ 3人分の飲み物も奢れないくらい困窮してるのね。
 そうでなければ可愛い教え子に
 飲み物をごちそうしてくれないわけがないよね。

 先生に不名誉なレッテルを貼りながら、
 自販機コーナーに足を向けた* ]


──回想、文化祭──

[ あの日はね、めちゃくちゃに働いたよ。
 きちんと数えてないけど、
 文化祭中に焼いたパンケーキは、
 もしかして572枚くらいにはなるんじゃない!?
 腕が筋肉痛になっちゃったかもな。
 でも楽しかったな。いい青春でした。
 きっと、高校3年生のあのときしか体験できないこと。]
 



[ そう思うと、
 やっぱり理帆ちゃんにはごめんね、て思うな。
 18歳の理帆ちゃんは、6歳の志帆がいるから、
 文化祭を楽しんでる余裕なんてなかった。
 帰ってくるの遅いって、泣くし。
 おなかすいたよって、泣くし。 ]
 



[ 花の女子高生。
 箸がころがっても笑い転げてしまうお年頃。

 琴子の失敗を聞いたら、
 息ができないくらいに笑ってしまうよ。
 お客さんも笑ってなかった?
 笑いすぎて呼吸困難になってなかったか心配です。
 それくらいに芸術点が高いとおもう。 ]
 



[ もしかすると、
 ううん、もしかしなくても、
 売り上げがすごかった理由のひとつは麗かも。
 教室の外まで列が伸びてたんもんね。 ]

  ねー。
  かっこよさの秘訣、教えてほしいくらい!

[ 話はふらふら。雑談だもん。
 ふりるを相変わらず触りつつ、笑った。 ]

  すきなこぉ?

[ 好きな子。いい子な回答してもいい?
 クラスメートのあなたたちが好きだよ。 ]
 



[ 恋愛的、な意味で言えば、
 好きな子は、好きな人は、初恋以来なかったかも。
 彼氏はいたことあったけど、
 押しに流されるまま頷いて、結局別れちゃった。

 いい子な回答と併せて、琴子に伝える。
 聞かれたら、聞いちゃうでしょ。
 だからね、 ]

  ことめろは、好きな人いるの?

[ 首を傾げながら、質問返し。 ]
 



[ 琴子の回答には思わずびっくり。
 ことめろらしいねぇって、
 感想をにこにこしながら伝えたの。

 自分で自分の事を好きだなんて、
 本気で、羨ましかったんだぁ!* ]
 


[ 「どうして死のうとしたの?」
 私、ヒナが帰ってきたら、そう聞くと思う。
 どうして?って、私は今まで何度もヒナに聞いて、
 そのたびにヒナは私の納得のいく答えをくれた。

 私とヒナは別の人間だから、
 大事にしてるものだって違うし、
 価値観だって違う。
 でも、ヒナの話を聞けば、
 私とは違うものを大事にしてるヒナのことが分かった。
 分かってた、と思う。
 ヒナは可愛いの追求者。
 だから私の中で、ヒナは可愛いランキング一位だった ]


[ でも、ヒナが死のうとした理由を聞いて、
 私、その答えに納得できるのかな。
 そうか、そうだったんだ、なるほどね。
 そう思えるのかな。

 好奇心を満たしたい。理解して、納得したい。
 その気持ちの一方で、納得したくないとも思う。
 そうだったんだ、なるほどね。
 そういうことなら仕方ないね。
 ヒナが死を選ぼうとしたことを、
 そんな風に理解したくない。

 理解したくない、なんて。
 そんな気持ちは、初めてだったかもしれない ]


[ もし、誰かがヒナの代わりに残ろうとするなら、
 私はその人にもどうして?って聞きたいよ。
 どうして?
 自分が死のうとしたわけでもないのに、
 肩代わりして死のうとするの?

 知りたい。
 でも、きっと理解できない。
 納得したくない。

 そもそも、肩代わりしたら帰ってこれないんだから、
 そんなこと聞くこともできないのよね。
 私に一生解けない問題を抱えて生きていけってつもり?
 そんなのは断固拒否だからね* ]



[ なぜ人は死のうとするのか。

 生きていくのは辛いから、なんじゃないかなあ。
 理帆ちゃんが死のうとして、考えたけど、
 それくらいしか答えは見つからなかった。 ]
 



[ 辛いことを取り除いてあげられるならいいけど、
 いちおー血は繋がってても、他人は他人だし。
 理帆ちゃんに志帆がしてあげられることはない。
 これからも“女”として生きていくなら、
 病気が身体を蝕むだけだ。

 代わりに産んであげるって言ったのは、
 こころがしゅんとしたあてつけだけど、
 5%くらいは本気だったの。言い訳がましいね。
 代替案も受け入れられないなら、
 なんもできないよ。できっこないよ。 ]
 



[ 琴子がどうして死のうとしたのか、わかんない。
 生きていくのがつらいからだとおもうけど、
 その辛さの理由を知らない。

 理由を打ち明けられるような仲、じゃなかった。
 結果を見て悲しいよ。教えてくれたらって思うけどね。
 思うけど。
 志帆には言えないこと、言わないことだったんだよね。
 昨日までの琴子にできたことは、なんもないよ。
 今思い返しても、特に変なこと、みつかんなかったもん。
 死のうとして準備万端だなんて、
 まさか夢にも思わなかったでしょ。 ]
 



[ さすがゆりーん!
 そっか、ご先祖様に頼ればいいんだ。
 だって絶対墓の下でしょ。ひいひいじいちゃんとか。 ]

  ……わかんない。
  ことめろが困ってたら、助けてくれるとか、?

[ わからないなりに回答を用意してみる。
 これならご先祖様4世代前に遡ったって、
 子孫の為ならえんやこらーってしてくれないかな。

 生きてるかもしんない琴子の祖父母に向かって、
 心の中ですみませんと謝っておこ。 ]
 



  夜ごはんもきっとこんにゃくなんだ……
  可哀そう……

[ 勝手に担任へ憐みを抱いておく。
 不名誉なレッテルを更に貼って、自販機へ。

 病院の中は暖房がきいてる。あったかいね。
 百合亜も上着をすこし緩めたかなあ。 ]
 



  あ!お衣装だあ。

[ かわいいかわいい私たちをより引き立てる服。
 着てきたんだねえと目を細める。 ]

  ……ことめろが、
  ゆりーののこと見たら、ぜったい喜ぶよぅ。
  
[ ことめろの前に、なんていおうか悩んだ。
 まだ会えないとか。
 そういうのちょっと考えたくないね。ほんとね。* ]
 


[ 生きていくのは辛いから、死ぬ?
 死ぬのも辛くない?
 痛いし苦しいし、中途半端に失敗したら、
 後遺症で生きるのがもっと大変になる。

 ……なんて、私今なら思うの。
 だけど、そうね。
 あの校舎で、メールを受け取った時、
 あの校舎がどういう世界なのか知った時、
 私、世界の主は私じゃないって断言できなかった ]


[ なにもできない相手に、
 どうして怒りをぶつけるんだろうね。
 何を期待してるんだろう。

 黙ってサンドバッグになってろ、とか?
 いや、無理でしょ(笑)
 って、思わずワラをつけちゃう私は、
 やっぱり無神経なのでしょうね ]


[ なにもできない私に、
 どうして教えてくれなかったのって思ってしまう私も、
 何様?ってやつなのかもしれない。

 黙って死を選ばれてしまうのと、
 相談されたのに力になれなくて、
 結局死を選ぶのを止められないの、
 どっちが辛いのかな? ]



 ……ヒナがご先祖様に愛されてたらいいってこと?

[ あいまいな“関わりの深い”の定義に、
 謎は深まる一方です。
 ヒナのご先祖様が情の深い人だったらいいのかな?
 子孫のピンチのために駆け付けてくれる?
 蝶々が舞い花が咲く文化祭の世界ですけど。
 ご先祖様世界観が謎すぎてパニックになりそう ]


メモを貼った。



 もやしも安くて美味しいからお勧めしてあげたいね。

[ こんにゃくだけじゃ0カロリーだものね。
 勝手なことを言いながら自販機へ。
 先生の買ってくれなかったブラックコーヒーが
 がこんと自販機から落ちてくる。
 
 そういえば、文化祭のパンケーキ、
 たつみ先生も試食したんだっけ。
 可愛いパンケーキが
 びっくりするほど似合ってなかったと思う ]


[ 自販機コーナー付近はちゃんと暖房が効いてるのね。
 缶コーヒーも温かい。
 自販機前のベンチに座って、私は上着のボタンを外した。
 目ざとくシホが反応する。
 うん、スカートだけじゃわかりにくいけど、
 上も見えるとばっちり衣装だってわかるよねえ ]

 私ね、ヒナの作る衣装好きなの。
 思わず服飾関係の進路勧めちゃったくらい。

[ 目を細めるシホに頷いて、私は自分の格好を見下ろした。
 ヒナ、喜ぶかな、そうなのかな。
 そういうの、私にはわからないんだけど ]



 だからね、これがヒナが私に作ってくれた最後の服、
 ……になるのは、嫌だなあって。

[ ヒナの進路の話は、
 結局あいまいなまま終わっちゃったけど。
 未来のヒナが、私のために服を作ってくれるの、
 私まだ諦めてないんだからね* ]


【人】 CC レイ

──現在/食堂──

[ 莉子に背中を叩かれる。>>614

  何回こうやって背中押されるんだろうね。

  ゆり、聞こえる?

  勉強教えた貸し以上に、
  私は莉子にいっぱい貰ってたよ。 ]
 

(643) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 CC レイ

 
[ それでもまだ躊躇っていたら、
  咲良に見つかって。>>620
  こっちに来るから、少し身構えた。 ]

  ・・どうして、咲良が謝るの。

[ ぺこりと頭を下げて手を引こうとする。
  どうして?咲良が謝ることはない。

  それとももう、諦めさせてしまった? ]
   

(644) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 CC レイ

  
  ・・・無神経なこと言った。
  咲良のこと、傷付けた。

  謝って許されることじゃないけど、
  ごめん。
  

(645) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 CC レイ

  
[ 一緒に行こうと引いてくれる手を
  引き留めるように引っ張り返す。 ]

  咲良が、何を・・誰を・・
  背負ってるのか私は知らない。
  それをどうこうできるなんて言えない。

  本当に、ごめんなさい。

  だけど・・

[ もっと背負わせようなんて、
  冗談でも言ってはいけなかった。 ]
  

(647) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 CC レイ

  
  もしも咲良が両手に荷物を持っている時は
  片方を私が持って、
  空いた手で咲良と手を繋ぎたいって、
  私はそう思うよ。

[ 軽々しく立ち入れないことはあるけど、
  私も手を引くことはできるから。
  今こうして、咲良が手を引いてくれたように。 ]
  

(649) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 CC レイ

 

  ・・・私の分も焼いてくれる?

[ お願いしなくてもパンケーキは山積みだったかな。
  私はその1枚に皆の真似をして、
  「3年1組」ってチョコペンで文字を。

  横には4(0..100)x1点のウサギのイラストを添えて。 ]
  

(650) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

【人】 CC レイ

 

[ 残念なイラストだったけど、味は同じ筈** ]
  

(651) 2020/11/15(Sun) 23時半頃

CC レイは、メモを貼った。

2020/11/15(Sun) 23時半頃


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