14 冷たい校舎村10
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
―― お見舞い・夏見七星の場合 ――
やあ夏見ちゃん。 私は元気だよ。
[夏見七星が来た時にも、 穏やかに笑って迎える私だった。>>98 やがてはお見舞いの品、といって置かれた箱をまじまじと眺めることになる。
贈り物の箱って、 開ける前に中身を確認したくならない? 送り主に「ねえこれ何が入ってるの?」って訊いて。 私はたまになる。 そうして時と場合によって我慢したりしなかったりする。 誕生日プレゼントの箱を前にした時が、 一番我慢しなきゃいけないパターンだ]
(173) Akatsuki-sm 2021/11/18(Thu) 22時半頃
|
|
[今は……まさにちょっと我慢したパターン]
わ、ありがとう。 ……開けていい?
[許可をもらえたなら、 包み紙をべりっとするために手を動かす。 彼女なら平気で中身をばらしてくれそう―― と思わなくもなかったけど、結局やめた。 箱も小さいし開けちゃった方が早いでしょ]
(174) Akatsuki-sm 2021/11/18(Thu) 22時半頃
|
|
……、 あっかわいい! ありがとう!
[こんなカタチをした代物には見覚えがある。>>99 修学旅行の二日目くらいの朝食の時に、 ゆで卵が置かれてたやつに似ている。 確かに卵をすんなり置けそうなサイズをしてるし、 そのまま置いといてもインテリアとして使えそうだ。
……置けるのは本物の卵だけ、だけど]
(175) Akatsuki-sm 2021/11/18(Thu) 22時半頃
|
|
[いつの間に夏見ちゃん、その辺にあった椅子に座ってたから、 気がつけば目線はとっても同じになっていた。 真っ直ぐと視線がかち合った状態で、言葉を交わす>>100]
そっか。割っちゃったんだ。 私も、……夏見ちゃんがかえった後に、 白い卵を踏んづけちゃって。 そうしたらさ、……わかっちゃったんだ。 あの校舎が、大事な思い出を卵の中に閉じ込めたかった私の世界だってこと。 ……まあ、みんな割合かえっていっちゃったんだけど。
[踏んづけた卵の中から、 妹が大事にしてたぬいぐるみの耳が出てきた。 というのが直接的なきっかけなんだけど、 話せば長いし。これで間違ってもいない]
(176) Akatsuki-sm 2021/11/18(Thu) 22時半頃
|
|
だから、………今なら言えるんだけど。 私の、世界の中に転がってた卵は、 私に関わった誰かのココロ、みたいなもので、 夏見ちゃんのココロから生まれたみたいなやつもあったかもね……。
[夏見ちゃんも何かの声を聞いたのかな。 夏見ちゃんのココロの中にずっと巣食ってた声を。
思い出させてしまったならそれはやっぱり私の咎だ。 あるいは、進路の話をした時には手をかけなかった君のココロを、 私は間接的に転がしてしまったのかも。 たとえ“うっかり転がした”で流せる範囲で済んだとしても]
(177) Akatsuki-sm 2021/11/18(Thu) 22時半頃
|
|
[だからこそ、君の言葉はあまりに優しい。 うん、優しすぎる。 さらにいうなら鎮静剤じみてもいる。
うまく言えないけど、って言葉を置いてたけど、 要するにさ、ひとりにする気なんかないんでしょ。 しっかりみんなも巻き込んでるし。
放っておいて、なんて言えるわけもなかった。 何せ、私は飛び降りる前とは違って、 私を友だちと呼んでくれるひとを、 ちゃんと名前で呼びたいと思った私だ]
(178) Akatsuki-sm 2021/11/18(Thu) 22時半頃
|
|
…………、 わかんない。いつかなるかもしれない。
[私は生きる限り、いろんな人と関わって、 その度に、誰かのココロを転がして割ってしまう方に舵を向けるかもしれない。 それをやっちゃって、またひとりになりたくなる前に、 ……つまりはあんまりにも死にたくなる前に、>>101 みんなの顔を思い浮かべて、思いとどまれればいいんだけど。 いや勿論なんとかなりたいけど。
結局、最悪に備える的な感じで考えを巡らせている]
でも、ひとりになろうって思う前に、 後ろを振り向くことはできる。 そんな私のこと、夏見ちゃんはさ、 追っかけてくれるかなあ……。
(179) Akatsuki-sm 2021/11/18(Thu) 22時半頃
|
|
[卵を割っちゃってから悔やんでも、もう遅い。 それは十分すぎるくらいわかってる。
君もエッグスタンドになってくれるのなら。 私はとっても嬉しい。 みんなを巻き込んでおいて君だけほっとく気にもなれないし。
なんて言わないけど、 感情の赴くままにへにゃっとした笑みを浮かべていた*]
(180) Akatsuki-sm 2021/11/18(Thu) 22時半頃
|
|
―― お見舞い・古香路子の場合/つづき ――
[傍から見れば薄情な話だろうけど、>>166 飯尾先生に白髪が増えようがお腹周りを気にしだそうが、 実はそんなに心配してないわけで。 加齢には勝てないしね。
お仕事ほんとにご苦労様です。 そう応えて紙袋を受け取った。 甘い香りが僅かに漂ってくる。 ちょっとだけ袋の口を開けて中身を見たら……いろいろあるね。 誘惑にはいい感じに耐えることができた]
(222) Akatsuki-sm 2021/11/19(Fri) 22時頃
|
|
[ぎゅうっとハグされる前でも最中でも後でもいい、 君がわんわん泣いちゃってたら、>>168 とってもあたふたしてただろう。 そんなことにはならなかったけど。
妬いちゃったのかもか、そっかあ。>>167 ……それは不知火ちゃんには内緒にするよ]
む……、 泣いても別に気にしないよ。
[みんなはどうだかわからないけど、私はそう。 とはいえこういうのは泣いちゃうかもしれない路子ちゃんのココロの問題かなあ。 私だって、泣いてるところ、 もう一回見られたくないなあ、って思うし……]
(223) Akatsuki-sm 2021/11/19(Fri) 22時頃
|
|
[ともあれ、満足げに笑ってた君と、 他愛もない話をした。 そういう話からでいいのかい路子ちゃん。>>170 病室でする話としてはあまりにもそぐう、と思うけれど。 もう一度甘い匂いの漂う紙袋を見た]
……うん。
[そうして、素直に頷いた]
あの子、フレンチクルーラー好きだから。 喜んでくれるよ。
…………この前、誕生日だったから。 メッセージカードも書いて、 お見舞いに来た時に渡せた。
(224) Akatsuki-sm 2021/11/19(Fri) 22時頃
|
|
[何気なく返事できてるように聞こえててほしいな、 って思いながら私は応える。 なんせ妹の誕生日が来る前に死んじゃおうって思ってたから。 まさか普通にお祝いできる、なんてさ……]
そうしたら、笑ってくれたから。
君の言ってた通りに。 ……なんとかなりそうな気がする。 来年も、この先も。
[そうして時を重ねれば、 私がしてしまった酷いことも、過去のものになるのかもしれない。 妹との間にあったことだけじゃなくて。全部まとめて]
(225) Akatsuki-sm 2021/11/19(Fri) 22時頃
|
|
[過去は消えないって? それはそう。 過去に絶えたはずの光も今を照らすけれど……]
……かえってこれてよかったなあ。
[とにかくしみじみと呟くのだった*]
(226) Akatsuki-sm 2021/11/19(Fri) 22時頃
|
|
―― お見舞い・平塚莉希の場合 ――
[長いこと病室にとどまっていると、 ちょっとばかり普段の感覚が曖昧になるらしいと知った。 たとえば曜日の感覚とか。
とはいえ昼下がりの今、>>162 クラスメイトがお見舞いに来ていることを変だとは思わなかった。 妹も午前中から、レイナさんに連れられてお見舞いに来てたし。
お見舞いの品は、ドーナツと違って日持ちのしそうな代物であった]
わっ、可愛いじゃん。
[すでにベッドの横には、 可愛い猫型のエッグスタンドがちんまりと置いてある。 けっこうあれと合うんじゃないかな。 和洋折衷という便利な言葉を感じさせた]
(282) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 20時頃
|
|
[二人っきりになれたきっかけは実にシンプルで、 家族が席を外してくれたからだった。 そんなわけで静かな病室で、ふたりっきりで向かい合う。 思い出すのは、君がジャンルについて探ろうとしていたこと]
まあ、状況からしてホラーだったもんね。 むしろすこしふしぎ…… 略してSF、みたいなやつだと今は思うけど。
[トリックも何もない。 深層心理が悪戯したようなもの。 それでも答え合わせ、したいですか。なるほど>>163]
(283) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 20時頃
|
|
えっ? ……ああ、うん。 どうしたしまして。
[「帰ってきてくれてありがとう」>>165 ――その言葉で、後のことを考えて引き締まってた表情は一気に緩んだ。 色んな意味で。 石頭くん主催のパーティーのことといい、 なんだろう、急に普通の会話に引き戻されたって気がした。 とにかくついつい頬が緩んでしまう。 パーティーで食べたいものについては考えておくね、と答えて]
恐れ多くも帰ってまいりました、なんてね。 こっちこそ、ありがとう。 飛び降りた夜に病院に来てくれたんだよね。
(284) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 20時頃
|
|
[すでに一線を踏み越えた身だから、 飛び降りた夜の話をすると表情もシリアスになりがちだ。 ああ平塚ちゃんの笑顔がまぶしい……]
……それで。 何から答えればばいい?
[彼女の訊きたいことは私には問題なく答えられる。>>164 最初はぜんっぜん自覚がなかったこと。 文化祭の日そっくりの世界ができたのは、 その思い出が私の中に焼き付いていたから。 未だ自覚なかった時に、自分で墨鳥くんに言ってた「あの素晴らしい時をもう一度」>>2:381 というのが、図らずもしっくりときた]
(285) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 20時頃
|
|
[それから卵から聞こえた声のこと。 私のココロから生まれたもので、私が聞いてきた―― 思いを割らないようにしてきた人たちにちなんだ声なんだって。
それから呼んじゃったみんなのココロから生まれたものも、 そこには落ちていたかもしれない。 そう話すときは苦々しい表情になった。 断定できなかったのは、自分の卵しか拾えてなかったから]
私はひどいやつなんだ。 “卵”を踏んじゃっても悲しいとも思わない。 それを知られたくなかったからいっしょうけんめい優しくしてきた。
もしあの世界に長くとどまって、卵の正体に気付いてたら、 わざと踏みたくてしかたがなくなってたかも。 誰の世界であろうと。
[たとえ話はうまく伝わるかな。 ベッドの上で膝を抱えたい気分になったけれど、 足はまだギプスで固定されているからできない]
(286) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 20時頃
|
|
ちゃんとやれてると思ったけど、 文化祭の後、妹のこと泣かせちゃって……、 それで、あ、もう駄目だなって思った。 だから、死にたかった。 誰にも私の後ろ暗いところを知らせずに。
そのつもりだったんだけどなあ……。
[遠い目になって窓の外を見た。 空がきれいだ。 ……あ、でもお先真っ暗って気分じゃない。 むしろしみじみしてるんだ]
(287) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 20時頃
|
|
……死んじゃうとさ、好きってことも伝えられないんだ。 それがココロの奥ではわかってたから、 みんなも呼んじゃったのかなあって。
……私の世界の文化祭、 楽しんでくれてありがとう。
[彼女を心配させないように、今度はちゃんと、朗らかに笑えたはず*]
(288) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 20時頃
|
|
―― そしてこれは余談 ――
[退院してからの楽しげな予定―― お祝いと打ち上げパーティーの話を聞いた日の夜に、 食べたいものについては思いついた。
『不知火ちゃんのつくった目玉焼きが食べたい』
石頭くんのおうちのキッチンを使えるかどうか、 そのあたりはなるようになればいい、と思いつつ。 この意向はちゃんと伝えることはできたはず。 彼女がお見舞いに来たならその時に。 病院で会えなくともグループチャットを通じて*]
(289) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 20時頃
|
|
―― 退院して、それから ――
[退院してからしばらくは、 松葉杖をついて校舎の中を歩き回った。 通学路は歩き回れなかった。 完治するまでは車で送り迎えをすると、父が頑として聞かなかったのだ。 過保護か。いや、しかたがないか。
かくしていつかの不知火真梛のように反抗したりせず、 昇降口のそばで迎えを待つ。 和歌奈はスマホを普通に取り扱えるので、 家族用のチャットに「学校終わった」というメッセージと、 宇宙人が手を振ってるスタンプを送信する]
(310) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 22時半頃
|
|
[あとは待つだけだ。 これが案外長い。 猫のたまり場でも見に行こうかな、と思ったが、 ちょうど近くをでかい人影が通りかかったのでやめた。
おーい、と言ってその人影こと、 荒木春満を呼び止められただろうか。 なんとなく知りたいことがあったのが半分、 もう半分は、]
お父さんくるまで暇なんでねえ、 それまで暇つぶしの相手になっちゃくれないかな。
[腰を低くしてぺこ、と頭を下げる。 あるいはまた人選ミスと思われてもしかたがない……かもしれないが、 いたって本気であった]
(312) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 22時半頃
|
|
そういえばさ、 荒木くんって誕生日いつだったっけ?
[なんとなく知りたいことに触れるきっかけとして、 ともかく話を振った]
名前的には春っぽいけど。 春満くん、って。
[私の知らない君のきょうだいのことを知りたかった。 どさくさにまぎれたみたいに名前を呼んでもいた。一度。 君の兄、それが君のなろうとしてなれなかったものってことも、 あるいはいつか知ることができるのかな。
未来にはなんにもないってことはないし、 他の誰の真似でもない君もやっぱり、 私の世界を構築したひとりなのだ*]
(315) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 22時半頃
|
|
[私の女友だちは軒並み強いなあ、 って、病院に閉じこもってた時のことを回想すると、 しみじみ思ってしまう。 おこがましくも私が勝手に友だちって呼んでる向きが多いんだけど。
私が呼んだんじゃなくて、 追っかけたってとらえてくれた夏見ちゃんも、>>194 たとえ冗談めかしてたって、 私が言うから間違いないって言える路子ちゃんも、>>245 「卵を踏みたい?」って訊く平塚ちゃんもさ。>>314
ほんとにさ、 頑張って生きて見たけどもう駄目でした、なんて言えない気がしている。 ココロそのものや縁、そういうものが壊れた悲しさをわかれなくても、 分け与えてくれるあたたかさだけで、 冬を越せそうな気がするくらいだ]
(329) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 23時半頃
|
|
[それでまあ、退院してからというもの、 ちょっとずつだけど、路子ちゃんだけじゃなくて、 女の子みんな名前で呼ぼう、っていうのを実行している。 男の子たちはちょっとハードルの高さを感じつつ、それなりに頑張った。
時は少しずつ進んでいって、 私は自分の足で、石頭くんのおうちの床を踏んでいる。 松葉杖もギプスもない。 久しぶりの自由、というものを感じていた。
あとは、うん、経済差というものも]
私の家のキッチンと違う……。
[なんて言いながら見ていたのは、 フライパンに、綺麗に割れた卵が到達する場面。>>299 豪勢さに反して実に庶民的だけど、 私が望んだ光景だ]
(330) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 23時半頃
|
|
[そういえばこの日を迎える前にこんな光景もあった]
…………???
[私は妹がいる。君は末っ子で妹。>>298 だから君を姉と呼んでもいい……?
どういうことなの、とツッコまなかったし、 実際、わざとらしく咳払いしてから]
えーと、……ま、真梛おねえちゃん。 頼りにしてますよー。
[呼んでみた。 もっと恥ずかしいものかと思ってたけど、 ふふっと笑っちゃうだけですんで、それで最初のハードルを越えることができた。 下の名前で呼ぶための]
(331) Akatsuki-sm 2021/11/20(Sat) 23時半頃
|
|
[ともあれ話を打ち上げの日に戻そう。>>300]
………。 わ、私も!?
[差し出されたまっしろな卵と、彼女の顔を交互に見た。 ぶっちゃけ予想外だ。 当然ながら練習はしてない。
そこはかとなく高級な感じがする卵を手に取った。 黄身が潰れても無駄にはならない、とはいえ、 変に手に力が入ってるなあこれ]
(333) Akatsuki-sm 2021/11/21(Sun) 00時頃
|
|
[……あ、そうだ。 変に力んで「綺麗に割る」ってことにこだわらなくってもいいんじゃないなあ。 私という人間はどこか壊れてて、 それでも自分を綺麗に見せるって目標は潰えたけど、 そんな私のことも友だちと呼んでくれる人がいる。 追いかけてくれる友だちもいる。
妹とも、肩肘張らないでいっしょに遊べてるし……]
(336) Akatsuki-sm 2021/11/21(Sun) 00時頃
|
|
[とにかく行動あるのみだ、って、 私はフライパンの縁にコン、と卵を当てた。 フライパンの上に卵を移動させて、ひびを押し開けばぱかっと割れて]
あっ……、 見た? 今の見たよね? いい感じに割れたの!
[先に割られた卵も巻き込んでスクランブルエッグにしないですんだ。 ついついはしゃいじゃったよねえ。
おかげで乾杯の時もちょっとテンションが高かった、 というのは余談である*]
(338) Akatsuki-sm 2021/11/21(Sun) 00時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る