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[ どちらにせよ、ここは少し居づらい。
慎一は黒沢の親の顔をさっきから見れない。
どんなに辛かろう、悲しかろうと思うから。
だから、あまり長居はしないつもりで。*]
メモを貼った。
— 病院・集中治療室前 —
[
コーラありがとーって顔をしてそちらに歩いて、
放られた缶をキャッチする。]
ちょっとー。
[炭酸が宙でシェイクされたことへの抗議の声を上げつつ、
買ってから時間が経った缶の温度を確かめる。
……こんな寒い季節に「つめた〜い」のスイッチを押させて、
ずっと持っていてもらった苦労を思えば、まあ、
文句を言うより重ね重ねお礼を言うべきなのかもしれないけど。]
そっか、わかった。
[
帰ってきた人たちを出迎えていたかららしい。
乃絵ちゃん以外の帰還をもはや疑っていなかったから、
驚くこともなく、会ったら挨拶をしようか。
そうすると、まだ残っているのは誰なのか。
落第生でもわかる簡単な計算問題。]
……頑張ってるんだ、今も。
[あの校舎に残って答えと対峙している炭蔵くんと芽衣ちゃん、
そして、乃絵ちゃんも。私には想像もできないくらい、
今、頑張っている最中なんだろうなあって。]
[買ってきてくれたコーラをすぐに飲むべきか、悩んで。
シェイクされた缶をここで開けたら、どうなるかは容易に想像できるし、
自分の家や学校ならともかく、病院だしなーという遠慮は流石にある。
結局、ここで缶を開けることなくコートのポケットの中にすとんと落とした。
コーラ代と言いつつお金を取り出そうとするけど、
受け取らないという素振りをするようなら、
何度も問答はしないので、奢られておきましょうか。]
[
それでもここに戻ってきたのは、やっぱり気になるから。
乃絵ちゃんが帰って来れるか、というのはもちろん、
乃絵ちゃんのお母さんのいるほうを一瞬だけ見て、
思ったことをどうにも誰かに言っておきたい衝動に駆られる。
あの世界の主に辿り着けなかった落第生の一人なりに、
気付けるとしたら、今が最後のチャンスなのかも、って。
向井くんの近くに寄って、
他の誰にも聞こえないくらいの小さな呟きを吐き出す。]
……乃絵ちゃんのお父さん、来てないみたい。
[だからどうなんだ、という問答をしたいわけではなく、
乃絵ちゃんの家庭事情を今ここで詮索したいわけでもない。
ただ、私が感じてしまった可能性って間違ってないよね?と、
それを確認したいという気持ちを言葉に込めて。
それだけ伝わったなら、いや、伝わらなくても。
ここから去るであろう向井くんを見送るだろう。*]
── 現在・集中治療室前 ──
[ 番代がこちらに歩いてきたので、
治療室前が気まずい慎一は少し助かる。
だから、抗議の声にも少しだけ笑って、
「ごめん」って素直に謝っておこう。
コントロールは悪くなかったろ。
……そういう問題じゃない? 知ってる。
さっき会った面々について告げれば、
落第生による引き算の時間だ。
[ 「頑張ってるんだ」って言葉に、
慎一は「うん」ってうなずいた。
何も知らない人からすれば不審な会話でも、
この距離なら黒沢の母親には届かないだろう。]
……がんばってるよ。
黒沢もだし、ユーガも、暮石も。
[ あんな世界を作り上げたのだ。
まだがんばってるって、慎一は信じる。]
[ 確かに。飲むのはせめて待合室だった。
ポケットにしまわれたコーラに、
慎一は内心でほっと安堵の息を漏らす。
あまり状態のよくないコーラのお代は、
もちろん、丁重に受け取りを断って、
ふいに揺れた番代の視線を追っていた。
[ ……そこには女がひとりいる。
黒沢の母親だって慎一は疑わなかった。
娘の帰りを今か今かと待ってるんだろうと。
かわいそう。と慎一は思って、
だから番代のささやきは不意打ちだった。
びくりと一歩あとずさりしそうになって、
それでも、流し込まれた言葉の意味を咀嚼する。]
……あ、
[ ひとり≠ナ待っているんだなって。
今の今まで慎一が気がつかなかった事実。]
……忙しい、のかな。
[ その人のほうへ張り付きそうだった視線を、
無理やり引っぺがして、かろうじて慎一は言う。
忙しいのかもしれない。家をあけていたのかも。
黒沢の家族について、聞いたことはあったっけ。
いくらか頭の中で理由を並べ立てたけど、
たぶん、自分でも不思議なほど声は強張っていた。]
[ ……もし、これが慎一だったら。
きっとこの場所はもっと騒がしい。
どんなに大事な仕事が入ってたって、
父も母も全部放り出してここに駆け付ける。
どこか別の場所にいたんだとしても──、
なあ、黒沢が搬送されてどのくらい経つっけ。
そんなこと聞けやせずに、
慎一はじっと番代のことを見下ろしていた。
人の家族について憶測で何か言いはしないけどさ、
たぶん、慎一の目はひどく動揺に泳いで、
似たものを感じ取ったことを番代に知らせるだろう。]
……俺、やっぱり向こう行ってる。
[ 他人がいても気まずいだろうとか、
そんな殊勝で冷静な心掛けじゃあなく、
たぶんその瞬間、そこにいたくなかっただけ。
鏡もないんじゃ見えやしないが、
きっと、慎一は顔をひどくゆがめてそこを立ち去る。*]
おう、ただいま。
えっと…… いや、なんでもない。
[そこに居たのは
物言わぬ人形なんかじゃあなくて
ちゃんと生きているマナだったから、さ。
無事帰ってこれてた喜びだとか、
そりゃあ…
言いたいことは山程あったんだけど。
ま、それはあとでいっかな、って。
お嬢様、カフェオレ温めておきました。
お陰様で俺のポケットもほかほかしていて、
俺は、じゃ、またあとで、って売店に向かうんだ]
[そしてこちらもまあ
無事、売店は開いていたわけで。
(どうしても開いてるわけがねえって?
じゃあ絆創膏の自販機があったことにするからな!)
調達するのは絆創膏だけ。
んで暫く廊下にあった大きな鏡に向かって
俺は格闘することにする。
眦の傷、そんなに大きくなくてよかったな、って。
あっちの世界はさ、
日常なんかとは随分かけ離れていたけれど
確かに、夢なんかじゃないって思い知らされる。]*
メモを貼った。
― 綿見と ―
そっか。だろーなとは思ってたけど、
やっぱ姿見るとほっとする。
え、あ、そう!?ごめん。
ついつい気になっちゃって……
でも恥ずかしがってる綿見ちゃんなんて
レアだからちょっと役得。なーんて。
[勿論なんか変な気持ちで見てたわけじゃない、が、
確かにちょっと不躾だったかも。
謝罪を交えつつ、軽口を叩く綿見に笑いかける。
元気そうで何よりだ。]
[続いて、黒沢の容体に水を向ければ
ちらりと綿見の視線が集中治療室に向く。
まだ状況は何も変わっていないようで、
笑っていた顔を物憂げに曇らせた。]
………そっか……
九重ちゃんが来てるのは聞いたけど、
番代ちゃんも来てるんだ。
[番代家の厳しい門限を知っている身としては
よく親が許可してくれたなって思ったけど、
それだけ必死に頼みこんだのかもしれない。
やっぱり皆、じっとしていられないのだ。]
メモを貼った。
[他の奴も来ているんだろうか、
なんて思考の端に過った所で
ちょうど鳩羽が戻って来たか
おっすおっす、って軽く手を上げて挨拶し
飲み物俺の分はねーの?とか、てかその傷どしたん、とか
ちょっとした戯れ(ウザ絡みとも言う)をしたのち
売店に去っていく友人を見送る。]
……忙しいだけ、なら、いいんだけど。
[
元々父親はいなかった、とか、いろんな事情もあるだろう。
私は乃絵ちゃんの家庭については知らないんだから、
どう足掻いても余計な推測になってしまう。
私の両親だって、私が自殺未遂を起こしたなんてことがあれば、
絶対に、全速力で、何があっても駆け付けてくれるという確信がある。
だから、そうじゃない家庭について想像を巡らせる能力が足りていない。]
[だけど、だけどね。
もし父親が来ない理由が、
乃絵ちゃんが自ら命を絶とうとした理由と何か関係があるなら、って。
少しでも思ってしまったせいで、歯止めが効かない。
同じ発想に至ったかどうか、目に走った動揺を感じ取った。
そのまま向井くんを見送って、
心の中に引っ掛かったその違和感と向き合いながら、
過ぎていく時間を待ち続けるだろう。
ポケットの中に重みを与えているコーラ缶の、
プルタブ部分を指でなぞる動きを繰り返す。
……うん、少し落ち着く。*]
[んで、聞かれた話の続き。
校舎内で綿見とあんまりじっくり話す機会は無かったけど、
そう言う風に思うってことは、
やっぱり彼女の中でも何か変化があったのかな。
そこまでは分からないにせよ。
何せ、成り行き上とは言え、
唯一俺の中学時代のごたごたを零した相手ではある。
ちょっとだけ気恥ずかしいような気持ちで
眉を下げて苦笑を浮かべた。]
………うん、
なんてゆーかさ、あっちでいろいろ話して、
人の話も聞いてみてさ、
俺視野狭かったんかなーって。思って。
過去言われたことは変わんないし、
俺がやらかしたことも変わんないし、
新しい彼女が出来たわけでもないけどさ。
[現実が何か大きく変わったわけでも、
根本的に解決したわけでもない。
…俺が実の親に棄てられた事実が
変わるわけじゃない。けれど。]
いつも笑ってなきゃ駄目だって思い込んでたんだ。
でも、なんかさ、皆優しいんだよ。
優しくしてくれたんだと思う、ずっと。
だからもっかい信じてみたいなって。
今度はちゃんと向き合いたいなって。思った。
[求めた愛を得られたわけではないけれど。
俺の周りにはたくさんの人がいて、
少しずつやさしさや愛をくれていた。
闇雲に欲しがるばかりで、
ずっとまともに見ていなかったんだって。
ようやく気付いたから俺は、
やり直したくて帰って来たんだ。
いつか俺も俺をちゃんと好きになれるように。]
……俺の方はそんな感じ。
[なんか語っちゃったな。
素に戻るとちょっと照れ臭くて、
あははと笑って軽く頭をかく。]
綿見ちゃんは?
ちょっとは気持ち、楽になった?
[いつかのやり取りを思い出して。
お返しに聞いてみるんだ。**]
── 現在・病院外 ──
[ 「忙しいだけなら」って、
番代の言葉がやけに頭に残った。
そうやって少ない言葉を交わして、
その場を離れた慎一は、
待合室にいる人と混ざる気分でもなくて、
結局、またなんとなく外にいる。
たぶん、寒いくらいのほうが、
頭の中がぐちゃぐちゃになったり、
あるいは手に汗を握りそうなとき、
少し落ち着ける気がしてよかった。]
[ そう。可能性はいくらでもある。
いろんな家族の形があることも、
慎一は知らないわけじゃない。
そう頭では理解しているはずなのに、
今は、無性に落ち着かないから。
病院の外、入り口から少し離れて、
邪魔にならないようなところに立ち、
時折冷めたミルクティーを口にしながら、
ペットボトルの蓋のぎざぎざを、
短い爪でじっじっとこすってた。
誰かが似たことしてるとも知らず、
ただ、自分を落ち着けるために。]
[ 慎一がここでそうしている間にも、
病院の中がわあっと明るくなりますように。
どうか、また会えますようにと祈りながら。*]
メモを貼った。
メモを貼った。
[ 少し前。
ひとみからの反応を見て
生きづらかったよね、なんて言われて。
思わずこくんと頷いて、ちょっとだけ
目が潤みそうになっていたのは秘密の話。
こんな簡単なことだったし、わかってくれた。
…… 言っても大丈夫だということに気がつくのに、
やたらと時間は掛かってしまったけれど。
ひとみも私も、同じようなものに囚われていた。
これからはそんな話をするような事も
段々と無くなっていくのやもとは思う。]
[ 誰にも言えない秘密の共有があった事は、
何処かにあの子たちと一緒に残るだろうけど。
それこそ、あの冷たい校舎の中とかに。]
[ さいごにはなにが残されるのだろう。
ここにいる私たちには、想像しかできない。]*
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