人狼議事


1 冷たい校舎村(別)

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【人】 受付 アイリス


  わたし、わたし──、
  “そんな生き方”しかしたくないもん。
  でも、それもヤんなっちゃったから、
  仕方ないじゃん、死にたいんだってば!

[ そんで、急にわたしの話なんかしないでよ!
 ぐしゃぐしゃと髪をかき上げながら、
 わたし、ヒステリックに叫んでいた。

 九条の声が聞こえるんだけど>>177
 なんかもう、全部ぐちゃぐちゃだよ。

 こんなはずじゃなかったのに。
 わたし、びーびー泣く子って嫌いなの。
 うっとうしくってめんどくさいんだもん。

 だから、たぶん心底悔しそうに、
 諦め悪く歯を食いしばったみたいな顔してる。]
 

(191) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


  ……結局、
  わかんないんだよ、お互い。

  わたしは死にたいし、
  琴子に生きててほしいって言われても、
  わたしは死にたいんだから関係ないじゃん。

  ここを明け渡してくれなくてもね、
  琴子、わたし、きっとすぐに死ぬよ。

  琴子が死んだのに上書きするみたいに。
  わたしの死で、みんなの思い出塗り替えてやる。
 

(192) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


  だから、琴子は生きてよ。

  また別のチャンスを探しなよ。
  じゃなきゃ、わたしが、
  アンタの人生計画、
  全部ぜーーんぶ台無しにしてやる。
 

(193) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


[ どこまでも自分本位なわたしの出した答え。
 それはたぶん、九条とは少し違う形>>182で、
 やっぱりわたしたち、どこまでも別の人間なのだ。

 乱れた髪の隙間から充血した目を覗かせて、
 わたし、ちっとも優しくない視線を向けていた。*]
 

(194) 2020/11/19(Thu) 23時頃

 
─ いってきます、 ─

[ タオルケット一枚でうたた寝ができるほど
 あたしの家は暖かかった。

 あたしの家は、あたたかい。
 きっと、それなりに、裕福だ。
 好きなスポーツに打ち込めて、
 希望があれば私立の女子校に入れてくれて、
 大学にも通わせてくれる。

 母はすこしぶっきらぼうだし、
 父は中々の仕事人間で、
 弟は生意気なやつだったけど、
 きっと羨ましいほどに問題のない家族だった。 ]
 


 
[ あたしが壊したんだ。 ]
 


 
[ 母はもう眠っているのだろう。
 一階の電気は消えていて、
 あたしは夢と同じコートを羽織った。

 父は出張に出ているし、
 ……弟は、友達の家にでも行ったかな。

 よく言い争いの喧嘩をしていた3つ違いの弟とは
 中学のことがあってから
 だんだんと疎遠になってしまった。
 訳も分からなかっただろう頃は
 ただ泣くあたしを慰めてくれたけど、
 年を取るにつれて、理解していったのだろう。 ]
 


 
[ 彼に思春期が来て、姉の過去の行いを
 恥じ、あるいは憤ってでもいるのだ。
 友達を遊ぶ、を口実に家を空けるようになり
 あたしとの話し方も忘れたのかもしれない。

 あたしも、どんな顔をすればいいのか
 ずっと、ずっと、分からなくなっていた。

 夢のことを、メールのことを思い出して、
 あたしはぼんやりと、弟の鞄を見つめる。

 ……あーあ。
 あいつが嫌ならって、しなかったけど、
 今度、話しかけてみちゃおうかな。 ]
 


 
[ あたしは愚かだった。間違っていた。
 べつに、14歳で子供を授かったことが
 必ずしも愚かで間違っているとは思わない。

 でもあたしは、あたしは、そうじゃなかった。

 ひとりになったあの日、あたしは愛せると思って、
 本当は育てたかもしれない子どもなんだって、
 涙ぐんで、悲劇のヒロイン気取りで、
 取り出したその子を見せてもらった。

 かわいくて、やわらかくて、いとしいもの、
 が、必ずあたしから産み出されると思ってた。 ]
 


 
[ でもさ。
 あたしは、それを見たとき、思えなかった。
 思えなかったんだよ……。 ]
 


 
[ あたし、自分が子どもだったとは言わない。
 ただ、幼かったんだと、思う。
 何もかもが不相応で、バカだったんだ。

 自分で正しいと思っていた感覚が打ち砕かれて
 あたし、人のことばに頷くようになった。
 だから年月が経てば傷も癒えるよって
 そんな甘い言葉を信じたふりしてた。

 恋は冷めた。あたしはひとりの体になった。
 でも、ずっとつらい。
 なんも良くなんない。
 どうすればいいか分からなくなっちゃった。 ]
 


 
[ でも今は、一つだけ、
 はっきりどうすればいいか、
 分かってることがある。

 琴子のいる病院に向かうってこと。
 あと、琴子に「ばか」って言いたいってこと。

 ……これじゃ二つじゃんか。
 ばかはあたしだ。 ]
 


 
[ スニーカーを履いて、玄関を振り返る。
 夢の中の様に、見送ってくれる人は居ない。

 声を掛けようと息を吸って、
 なにも言葉を震わせずに冷たい空気に霧散する。
 結局重い玄関扉を、ただ静かに閉めるだけ。

 外に出れば冬のにおいのする風が吹く。
 深呼吸をひとつして、
 やがてあたしは駆け出した。* ]
 


【人】 受付 アイリス


[ 琴子の声がなんだか悲鳴みたい>>195。]
 

(201) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ はじめて聞いたなあって。
 思ったときに、ほんの少しだけ、
 わたしの頭はすうっと冷えてく。

 はじめて聞いたし、
 はじめて見たなあ、そんな顔。

 わたし、なんにも知らないの。
 琴子のこと、よくわかんないまま、
 それでも言葉を紡ぐのをやめない。]
 

(202) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  失敗するの。
  わたしを追い出したら、
  アンタの計画は、ぜーんぶ。
  台無しのぐっちゃぐちゃになる。
 

(203) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ふふ、わたし魔女みたい?
 魔法の呪文も呪いもおまじないも、
 何一つだって信じてないはずなのにね!

 わたし、目力が自慢なの。
 鋭い眼光で邪魔なもの全部射抜いて、
 わたしの進みたいほうへと進むの。

 だから、今だってそのつもりで、
 じいっと琴子のこと見てたの。ほんとよ。]
 

(204) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  かわいそうな琴子。
  “かわいい”だけって何よ。
  “かわいい”が一番強いんだから。

  かわいいくせして、
  そんなことも知らなかったの?
 

(205) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ねえ、その暴れ方>>197
 赤ちゃんが駄々こねてるみたいだよ。

 ぶんぶんと振られる腕、
 抑え込むみたいにわたし、握り締めて、
 両手のひらでしっかりとつかんで、
 わたし、最後まで意地悪言っちゃった!]
 

(206) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  ……仕方ないなあ、
  琴子のかわいさに免じて、いーよ。
  わたし、琴子がかわいそうなの、ヤだし。
 

(207) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  少しくらいなら付き合ってあげる。
 

(208) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  だから、願ってみなよ。
  “3人で帰りたい”って。
 

(209) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ あーあ。こんなはずじゃなかったのに!]
 

(210) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ でもさ、試してみる価値はあるかもよ。
 出来損ないの見習い魔法少女ちゃん。

 ……ううん、
 琴子。わたしのかわいいおともだち。]
 

(211) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  もしも琴子に、
  もう一度魔法が使えたら、見せてあげる。
  かわいく強かに生きてく方法。
 

(212) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ その代わり、失敗したら恨みっこなし。
 ……なーんて、わたしはきっと恨むけど。

 それにね、わたしに見せてあげられるのは、
 わたしの生き方ぽっちなんだから。
 でも、いいでしょ。それがわたしの最高の道なの。

 それ以外の道は、
 真面目だったり、友達思いだったり、
 上手に力を抜く方法ならきっと、
 ちゃんと教えてくれる先生がほかにいるから。]
 

(213) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ だからやってごらんなよって、
 わたし、唇をにいっとゆがめて、笑った。*]
 

(214) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

 
─ おはよう、みんな ─

[ 『はしってる!』
 って、揺れる画面でメールを打った。
 何処に、は書かなくても伝わると思った。

 走って、息が切れて、重い足を引き摺って歩いて、
 そしてまた走って、走った。

 ほんと、きっつい!
 あたし、もうちょっと走れると思ってたのにさ。
 バスケも、また、やってみようかな。
 嫌な顔されても、怒られても。

 そうやって、野を超え山を越えー…ってね。
 ……ごめん。うそ。
 流石に疲れて途中でタクシー拾っちゃった。 ]
 


 
[ だからからか、病院につくのは、遅かったかな。
 夜間の病院の雰囲気に圧倒されながら
 見知った顔を見つけて、そっと息を吐く。 ]


  みんな…
  ……なんか面白そうな話してんね?


[ だって、飲酒とかカクテルとか、
 そういう単語が聞こえたんですもん。
 突っ込まないわけにはいかないじゃんか。

 なんて、いつもの調子にも見える皆に
 あたしは震えていた手をそっと解いた。* ]
 


メモを貼った。


受付 アイリスは、メモを貼った。

2020/11/20(Fri) 00時頃


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