人狼議事


1 冷たい校舎村(別)

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視点:


受付 アイリスは、メモを貼った。

2020/11/18(Wed) 00時頃


メモを貼った。


【人】 受付 アイリス


[ チャイムが鳴ってる。]
 

(4) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ わたしは目を覚ます。
 
 ソファの上でむくりと体を起こす。
 毛布や何やらで散らかった校長室。
 ありえない光景、見慣れちゃった。

 寝起きって頭がはたらかないよね。
 薄暗い部屋の中を見回しながらさ、
 わたし、なんかね、思い出したの。

 さっき。寝る前か、夢の中か何か。
 何か気づいたことがあったんだよ。
 睡魔で重たい頭で、ひらめいたの。]
 

(5) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ……あ。そうそう、遺書のはなしだ。]
 

(6) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ やっほー、朝だよ。みんな生きてる?
 莉子は起きた。今日も元気。生きてる。]
 

(7) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ それでね、気づいたんだけど。

 あのさ、わたし。
 “代わりに明日も生きてね”
 ──なんて、ぜったいに書かないわ。]
 

(8) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ わたしの代わりになんて、
 ぜーーーったい、誰にもならせない。]
 

(9) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ わたしが書くんならこうだよ。]
 

(10) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


  『 みんな勝手に、好きなように生きやがれ! 』
 

(11) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ……確信、降ってきました。
 あれ? じゃあさ、この世界って、
 いったい誰のものだったんだろうね。]
 

(12) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ま、誰の世界だろうが関係ないけど。]
 

(13) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ねえねえ、そろそろ起きた?
 そこのチョーゼツしぶといお二人さん!]
 

(14) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス

──午前8時50分──

[ 数秒、ソファの上で静止して、
 それから部屋の中ぐるりと見回したの。

 ……うーん、減ってる。
 繋いでいたはずの手はほどかれてて、
 言い出しっぺがさー、何してんのよ(笑)

 ……って言いたいとこだけど、
 わたし、怒ってないからね。よかったね。
 たぶん、そういうことなんだよね? 愛崎。

 花蓮もいないなあ。どこいっちゃったんだろ。
 結構マイペースなとこあるから、
 どっかふらふらしてたり──なんて、
 今さらそんなことあるワケないかあ。]
 

(15) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ それでね、確かに減ってるの。
 だけど、まだ終わってないみたい。]
 

(16) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ だからさ、わたし思ったの。
 そうだよね。待ってちゃダメだよね。
 指くわえていい子に待ってたら、
 ほしいもの全部は手に入らないんだよ。]
 

(17) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


  ……ハヨー。

[ わたし、寝起きのかさついた声で言った。
 そこにいる? ねえ、琴子。九条。朝だよ。

 人形をね、探しに行ったほうがいいのかしらん。
 そう考えながら、長い髪をかき上げてた。

 さてと。また今日をはじめますかぁ。
 そんな具合にね、動き出そうとしたんだけど。]
 

(18) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ──ひらり。
 視界に、鮮やかな青いちょうちょが>>0。]
 

(19) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

【人】 受付 アイリス


[ 導かれるように、わたし思わず立ち上がった。**]
 

(20) 2020/11/18(Wed) 00時半頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2020/11/18(Wed) 00時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


 

   〜〜♪ 〜〜♪


[ スマホが、鳴っている 

  無機質なピピピ…なんて音じゃなくって、
  ああ、この歌は、メールの着信音だ。 ]
 


  ガタン


           ……… 痛ッ
 


 
[ なにか強い衝撃をうけた気がして目を開ける
  あたりは暗闇で、一瞬何が起きたか判らなくて
  ぼんやりとした頭で腰をさすりながら見渡した

         ──────────あたし、 ]
 


 

  ……!!

[ 記憶は続いているはずなのに。
  ここは校長室じゃなくって、あたしの家だ。
  じゃあ、みんなは、世界は、

  あたしはスマホを手に取る。
  幾つものメールが未開封のままで、
  ただひとつ、開封済みだったのは ──── ]
 


 
[ ヒナコが ]
 


 
── 病院 ──

  おわ、わわわ、

[ 待ち受けていたのはめありの洗礼。
  ちなみに例に違わずタクシーで行ったけど、
  きっちり釣りは貰ったかんね
  セレブではないのだ、セレブでは。 ]

  痛い、痛っ
  あ〜〜〜でも、

[ めありと、メアリ越しのみんなの顔を見て ]

  ただいま

[ 泣きそうになったのは、堪えたからね ]
 


 
[ それからヒナコの様子は聞けたかな
  まだ戻ってきてないコたちのことも

  そっかあ、ヒナコが、って
  口にするあたしの頭の中には、
  廊下に咲いてたお花のこととか、
  文化祭を楽しんでた様子だとかが思い浮かんだ

  だけど世界のルール、肝心なことを追加で聞けば
  さすがに「はああ!?」って言ったかな

  だから、中に居るみんなの気持ちも知らないで
  あたしは、世界の内側に向けて願うんだ 


        どうかみんなが
        元気で帰ってきますように。 ]**
 


メモを貼った。


受付 アイリスは、メモを貼った。

2020/11/18(Wed) 18時半頃


受付 アイリスは、メモを貼った。

2020/11/18(Wed) 19時半頃


【人】 受付 アイリス

──現在/校長室──

  行こうってさあ……、
  ちょっと琴子、どこによ。

[ 立ち上がってたわたしより先に、
 一緒にいこって琴子は動き出したの。
 なんだかとっても自然な感じで>>61

 青いちょうちょの飛び行く先へ。
 追いかけるのが当然みたいな顔するから、
 わたし、不満げにこぼしながらも後を追う。

 後ろから九条の声がした。>>69
 帰りたくない? だなんて、
 まどろっこしいじゃない。だからわたしも。]
 

(70) 2020/11/18(Wed) 20時頃

【人】 受付 アイリス


  つーか、ココ、
  琴子の世界だったワケぇ?!

[ ぱたぱたと3人で廊下を進みながら、
 わたし、ちょうちょと琴子を視界に見てた。

 その道しるべが息絶えるまで>>0
 わたしたちきっと足を進めていくのね。

 どこへ?
 ……なんて思ったのははじめのうちだけで、
 気づいたら、わかってるの。どこに行くのか。]
 

(71) 2020/11/18(Wed) 20時頃

【人】 受付 アイリス


[ “月のうさぎ亭”

 昨日は足を踏み入れなかった、
 わたしたちのかわいい思い出。

 きっとそこを前にしてわたし、
 一瞬の躊躇だってなく、
 ちょうちょの後を追って飛び込むんだ。*]
 

(72) 2020/11/18(Wed) 20時頃

【人】 受付 アイリス


[ 青い翅が床に落ちてのたうち回っている。]
 

(80) 2020/11/18(Wed) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


[ そして死んだ。>>0]
 

(81) 2020/11/18(Wed) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


[ わたし、それをじいっと見てたの。
 もうぴくりとも動かなくなるまで。

 それからようやく顔を上げて、
 懐かしい場所をぐるりと一周見たわ。

 そこに置かれたマネキン>>1
 月のうさぎ亭。その内装。
 あの日何往復もした机の並び。
 あちらこちらに磔にされた、
 もうここにはいないおんなのこの衣装。
 あーあ。せっかくの衣装に穴開いちゃうよ。]
 

(82) 2020/11/18(Wed) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


  ……帰る場所、ねー。
  つい今、死にかけて、
  即興でつくりあげたくせに。

[ ふんってわたし、
 鼻を鳴らして笑ったの。

 琴子はなんだか上機嫌だった。
 せっかくきれいだったちょうちょ。
 死んじゃってもなんにも言わないのね。

 衣装を手に取って、
 ひらひらと琴子は踊っていた>>78

 誕生日。唐突にも聞こえる響きに、
 わたし、また怪訝そうな顔をしちゃう。]
 

(83) 2020/11/18(Wed) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


[ わたし、とっくに18歳。
 18という数字を、17の1段上としか捉えられずに。]
 

(84) 2020/11/18(Wed) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


[ だからね、素っ頓狂な声を上げちゃった。]

  ……誕生日ぃ?

  ええ、何言ってんのさ。
  つーか琴子、いつだっけ? 12月の……、

[ わたし、スマホを見ればわかると思った。

 ほら、あるでしょ。メッセージアプリに。
 “もうすぐお誕生日のおともだち”って。

 よく考えてみたらここは圏外なんだけど、
 そんなことも忘れてスマホを取り出して、
 日付を見て、それで────、なーんだ。]
 

(85) 2020/11/18(Wed) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


  もーすぐっつって明日じゃん。
  フライングだっつーの。

  残念でしたー、ここにいる限り、
  一生歌ってあげらんないね。

  てゆーか。
  そんなこと言うなら、
  こんな日に死のうとしてんなよ。
 

(86) 2020/11/18(Wed) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ひらひらと手を振って、
 わたし、マネキンに数歩歩み寄った。

 気になっちゃって。あの日の衣装。
 しげしげと眺めて、手に取って、

 うわぁそっくり。つーか本物?
 そんなこと呟きながら、
 マネキンの服を剥ぎ取っていく。
 わたしたち、追い剥ぎみたいね。]
 

(87) 2020/11/18(Wed) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


  つーかさ、これ何?
  着ればいいわけ? 3人で?

[ わたしも自分の衣装を手に取って、
 制服の上から体の前にあててみたり。
 ……似合うでしょ? 知ってたー。

 とかね。ふふ、そんな場合じゃないか。

 わたしね、まだ不思議な気分。
 誰かが死にかけてるのはわかってて、
 それはわたしじゃなくって琴子だった。

 どうしてだろうなー。
 わたし、泣き縋るとか怒鳴りつけるとか、
 そういうの、なんか出てこなくって。]
 

(88) 2020/11/18(Wed) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ミニスカートの衣装を片手に、
 踊るみたいに小さく体を揺らしながら。

 わたしね、低い位置にある頭を見下ろして、
 「それで?」って言った。
 衣装を着ます? って聞くのの延長みたいに。]

  それで?
  なんで死のうとしたワケ?

[ 送りつけてきたアレ、遺書でしょって。
 思ったよりも動揺のない声で聞くんだ。*]
 

(89) 2020/11/18(Wed) 21時半頃

メモを貼った。


[ ひとり、またひとりって、
 あの校舎から帰還したみんなが病院へとやって来る ]

 ノッカ、おかえり。

[ メアの体当たりはもはやお約束の通過儀礼。
 痛がりながら、こっちに目を向けたノッカに、
 私は出迎えの挨拶をした。

 あの校舎から、既に半分以上帰ってきたことになる。
 もう、あの校舎に残ってる人数はたかが知れていて、
 校長室のソファだって悠々なんでしょうね。

 ヒナは自分があの世界の主だって
 自覚してなかったみたいだけど、
 これだけ人数が絞られれば、
 そろそろ自覚したんじゃない? ]


[ ノッカとももちろん情報交換した。
 こちらの状況の説明をして、
 ノッカからはサラが帰ってから後のことが
 聞けたんじゃないかな ]
 
 ……ヒナ、自分があの世界の主って自覚して、
 どうするのかな?
 帰りたくなったり、してないかな。

[ まだ私はヒナの心配ばかりしてた。
 ヒナ以外の誰かが、あの世界に残りたがる可能性なんて、
 まるで頭になかったの* ]


 
[ メアの体当たりのあとで
  最初に迎えてくれたのはユリだった ]

  ただいま、
  …… ユリ、生きて、るよね?
  さわ、触って、だいじょうぶ、だよね?

[ って、ほっぺたに手を伸ばそうとしたから
  怪訝がられてしまったかも知れないけれど。
  でもほら、触ったら崩れちゃうんじゃないかとか
  そういうこと、ちょっと考えちゃったよね。 ]
 


 
[ あたしの目の前にみんなの「死体」が現れて
  こう見えて、あたしそんなタフじゃないの。
  しかも昨日の今日のこと。
  あんな大量の血、生理の日だって見ないよ。

  だからそれなりにショックは引きずってるし、
  思い出そうとすればすぐにも思い出せるわけ。

  動かせなくてずっと目の前にあったユリと、
  保健室まで運んだシホのことは、特に。 ]
 


 
[ サラが帰ったあとのことも、話したよ
  そっか、そこまでは知ってるんだ、って
  サラがいたらそっちを見たりして、さ
  だからきっとユリは自分がどうなったのかも
  きっとよーく知ってるんだ、って。

  とはいえサラが帰ったあとはさ、
  あたし、ふたりのこと、見てないんだよね。
  サラも、ライカも、
  リコたちが全部、運んじゃったから。

  あたしはずっと、食堂で項垂れてたし
  その後は、すぐに、寝てしまったから、さぁ。
  だから詳しい状況までは、言えなかったはず。 ]
 


 

  …… ヒナコ、かぁ

[ 思い出すのは、やっぱり昨日のことばかり。 ]

  …… ヒナコね、楽しそうだったよ。
  ううん、楽しもうとしてたみたい。
  あの世界で。

  今となったら、わかるな。
  
[ それって、まるでこの世界に、
  そう言いかけた、言葉の続き。 ]
 


 

  あの世界に、
  ずっといるつもりだったんじゃないかなって

[ 自覚、してなかったのかな。
  あの世界に慣れ親しもうとしてたタイミングが
  結構早い段階からだったように思えるから。 ]

  …… どこかで知ってたのかもね
  それか、どこかで気づいてたのかな

  ここが、自分にとって居心地の良い場所だ、って

[ なんて、言ってみるけどさ、
  それって、帰ってこない、っていうことは
  つまり、「そういうこと」だから、 ]
 


 

  ……帰ってきて欲しいよ。
  ヒナコにも、もちろん、ふたりにも。

[ ユリはヒナコの心配ばかりだったけど、
  あたしは、二人の心配もしてた。

  ……… 特に、リコのこと。
  幾度か、帰ってほしい、ってお願いしたけど、
  一度も、首を縦には振ってくれなかったんだ。 ]*
 


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 受付 アイリス


[ “ここ”って、琴子は看板を指さす>>90の。
 月のうさぎ亭。整った文字と、うさぎたち。

 そこにはやっぱりぶすが2匹紛れてて、
 わたし、懐かしいなって気持ちになる。

 ……そう、懐かしいんだよ。
 あの日は本当に楽しかったんだ。

 ほかのどのクラスよりうちが一番だって、
 疑うこともなくわたし、笑ってたっけ。

 見た目はキメにキメたわたしたち。
 結局、接客代表の3人揃って絵はへたくそで、
 わたし、それがたまらなくおかしかった。]
 

(95) 2020/11/18(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ だからね、琴子が帰りたいって言うの、
 いっこもわかんないワケではないんだ。]
 

(96) 2020/11/18(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ 認めてあげないけど。]
 

(97) 2020/11/18(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  こんな状況で誕生日祝いとか、
  思いつくワケないでしょーが!
  そもそもまだ17歳じゃんか。

  祝われたいんだったら、
  18歳になってから、
  もっと平和に知らせてくれるぅ?

[ とにかく、まだ迎えてない誕生日、
 祝ってやるようなわたしじゃないから!

 頼むんなら九条か、
 もうここにいないみんなに頼みなって、
 わたし、首を横に振るばっかり。]
 

(98) 2020/11/18(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ほんとはね。もっとふつうにね。
 当日に学校で会えたなら、
 きっと小さな包みをはいって、
 お祝いとして渡したに違いなかった。

 こう見えてわたし、
 友達の誕生日にはばかみたいに、
 風船膨らませたり、アルバム作ったり、

 そういうマメなおんなのこだったのに、
 こんなとこ連れ込んだばかりに、残念だったね。]
 

(99) 2020/11/18(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ 追い剥ぎの被害にあったマネキンは、
 寒々しく白い肌をさらしていて、

 わたし、手に取ったその衣装の、
 あまりにリアルな質感を味わっていた。

 かわいいわたし。
 わたしのためのかわいい衣装。

 あのときの琴子はほんとに、
 かわいいの天才だったよって言ったげてもいい。]
 

(100) 2020/11/18(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  ……いいけどさぁ。
  だってさ、九条。
  お着換えタイムだよ。

[ 琴子にアンタも着替えなって、
 促しながら、カーデをがばっと脱ぐ。
 シャツのボタンを一つずつ外しながら、
 わたし、このときばかりは従順だった。

 体育の着替えのときに雑談するみたい。
 琴子もふつうに質問に答えるから>>94

 ほんとの月うさ亭には、
 ちょうちょの死骸も磔の衣装もないし、
 こんな大胆なお着換えタイムもなかった。

 少しだけ新たな思い出を上書き?
 そんな感じで、わたしまた返事をするんだ。]
 

(101) 2020/11/18(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  ……なにそれ。
  死にたいんでもないのに、
  死のうとしてんじゃねーよ。

  言っとくけどわたし、
  帰る気、1ミリもないからね。
 

(102) 2020/11/18(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ぷち、ぷちとボタンをとめていく。

 どうよ? 似合うでしょ?
 かわいいなんて言われなくても知ってるよ。
 ほんとはね、髪もメイクも整えたいけど、
 わたし、この衣装が本当に似合うの。
 わたしが一番よく知ってるの。

 それでさ、わたし、死にたかったの。
 死ぬしかなかったなんて>>94
 未練があるみたいな言い方をするなよ。

 言い方ひとつが気になっちゃってさ、
 わたし、泣き縋れもせずにまた聞いていた。*]
 

(103) 2020/11/18(Wed) 23時半頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2020/11/18(Wed) 23時半頃


 
[ 今まであれほど躊躇していた名前呼びは、
  ひとり、ふたりとクリアーしていけば
  さほど抵抗なく呼べるようになった。
 
  最初に呼んだゆりちゃんとか、
  莉子ちゃんあたりは
  内心ガチガチに緊張してたけどね。
 
  めありちゃんからの二度目の熱い抱擁で
  こけた僕は、差し出された手
  少し照れながら手を伸ばす。 ]
 


 
[ あれほど精神世界に残る事を願ったのに
  現実世界にいる今は、少し安堵してるの。

  もちろん心配は尽きないし
  また精神世界に戻れるのなら、きっと戻る。
  答えは出なくても。
 
  それでも この世界で安堵してしまうのは
  " 死の恐怖 "を知ってしまったから。
 
  この死の向こうに現実世界がある ───
  そうは思っていても 確定じゃない。
  来世を信じている人が
  " もし、来世なんてなかったら? "って
  一抹の不安を感じてしまうようなものかな。
  そしてそれは一抹に留まらず
  感情の殆どを埋め尽くしていく。 ]
 


 
[ けれど ───
  そんな不安すらも凍りつかせてしまう程
 
     頬で感じる校舎は ただ、冷たかった ]
 


 
[ だから思い知ったよ
  どんな死にたくなるような事があっても

        死を恐怖と感じた僕の本質は
         " 生きたい "なんだ、って ]
 


 
[ 世界を閉じるのは
  琴子ちゃんと関わりの深い故人でもいい ?
 
  全員帰ってくる可能性がゼロでは無い事で
  僕の顔に生気が戻る。
  こんな重要な情報が今更になってしまったのは
  仕方ないと思うから、
  僕はめありちゃんに突っかからない。
  精神世界の構造について聞かされた時は
  半信半疑だったし ───
  彼女にはあまりにも時間が無さ過ぎたから。 ]
 


 
[ 莉子ちゃんもワザとじゃないから、
  肩を揉ませるにしても
  お手柔らかにしてあげてね。1時間とか。

  病院の中で そんな話をしてたら、
  ずっと窓を覗いていためありちゃんが
  好夏ちゃんが来たって騒ぎだして
  それから僕らは出迎えに行ったんだ。 ]
 


 
 
   おかえり、好夏ちゃん
 
 
[ 僕にとっては、つい先程まで
  一緒にパンケーキを食べていた感覚。
  僕が帰った事を知っている彼女は
  次の8:50 ─── 朝に精神世界を出た
  うん、ここら辺は聞けたと思う。
 
  僕が知ってる範囲は話したよ、って
  こっちに視線が向けば 頷いて。  ]
 


 
 
   琴子ちゃん、うん ……
 
 
[ 2人の会話に挟むまいと、僕は相槌だけ。
  あの世界にずっと残る理由 ──
  そんなものがあるのだろうか
 
  あの世界にいたいから自殺を図った?
  いえ、それでは後付けになってしまうから
  自殺を図った結果、
  理想の世界が生まれたって事になるのだろうか
 
  いったい、あの世界の何が居心地よいのだろう
  ずっと文化祭、友人は人形に変わる
  学校から出られない、日付が過ぎない ───

                  日付 ? ]
 


 
[ 僕は慣れない手つきで
  スマホのスケジュール帳を開いて、ぽつり ]
  

   琴子ちゃん …… 今日、誕生日 ?**
 
 


メモを貼った。


[ 私はきっと既にサラから、私のマネキンがどんなだったか
 教えてもらっていたと思う。
 教室の私の席に座ってたって。
 触ると崩れるくらい脆くなってたから、
 保健室に運べなかったって。

 だから、ノッカが恐る恐るって感じで、
 私の頬に手を伸ばした時、
 ああ、ってすぐに合点がいった ]

 生きてるし、崩れないってば。

[ 生きて帰ってきたけど、
 崩れる後遺症が残ってました、とかすごく困る。
 私は笑って、無事をアピールして、
 頬を触ろうとする手も止めなかった ]


[ きっと私のマネキンが崩れるほど脆くなっていたのは、
 あの時、私のプライドが粉々にされたからだと思う。
 プライドとか、
 私が私たりえたものとか、
 そういうものがあの時、全部否定されて、
 めちゃくちゃに粉砕されたのを覚えてる。
 あの感覚は忘れられないけど、正直思い出したくもない。
 二度とごめんだわ ]


[ 私は、メアのマネキンしか見てない。
 そのことを、あまり深く考えたことはなかったけど、
 恵まれていたのかもしれない、とふと思った。
 あの校舎に長くとどまるということは、
 先に帰った面々のマネキンを見るということだから。
 クラスメイト達が次々に無残なマネキンになっていくのを
 なすすべもなく見ていることしかできないというのは、
 気持ちのいいものじゃない。
 しかも、実際に帰ってくるまで、
 無事を確かめることもできない。
 きっと帰ったんだと思ってたけど、
 あくまでもそれは、推測でしかなかった。
 私だって、黒板にも書けなかった。
 だって確かめようがないもの ]


[ あの世界の主は、ヒナ。
 ノッカはそのヒナが、楽しそうだったと言った。
 帰りたくなったりは、してないみたい ]

 そっか。

[ あの世界を、楽しもうとしてた。
 あの世界に、ずっといるつもりだった。
 ヒナのその気持ちは、私にはわからない。
 どうしてそんな気持ちになったのか、
 私にはわからない。
 聞きたいけど、理解したくない。
 やっぱりそんな矛盾したことを思う ]



 ヒナには、あの世界が、居心地のいい場所だったの?

[ それも、やっぱり私にはわからない。
 だって私、早く帰ってきた自分のこと、
 恵まれてると思った。
 マネキンになるみんなのこと、
 あまり見なくて済んだから。
 でもヒナにとっては、みんなが無残なマネキンになって、
 少しずつ人数を減らしていくあの世界が、
 居心地のいい場所だったの?

 私が首を傾げていると、サラがスマホを見ながら、
 今日がヒナの誕生日だって言った。
 私はそれにも首を傾げる ]



 ヒナ、18歳になりたくなかったの?

[ もうなっちゃってるけど。
 わからないことばっかり。
 私、かしこのはずなんだけどな* ]


[ もしもの話。
 もしも私が、
 一番可愛いままのヒナをみんなの中に残すために、
 ヒナが自殺を図ったと知ったとしたら?

 私、心底落胆する ]


[ 私、ヒナが可愛いランキング1位だと思ってる。
 私がそう思っているのは、
 ヒナが可愛いの追求者だから。
 
 そのヒナが、時を止めようとしたということは、
 もうこれ以上可愛くはなれないって
 諦めたってことでしょう?
 これが自分の最高値って、
 限界を認めたってことでしょう?
 ……がっかり ]


[ 自分の限界を自分で決めて、
 それ以上追いかけるのをやめてしまったら、
 それはもう追求者とは言えないもの。

 そんなヒナはもう、
 可愛いランキング1位じゃないわ。
 私は断じて認めない* ]


 

  ただいま、サラ。

[ おかえり、と言われたら、
  ただいま、って返す

  これが、こんなにも嬉しいことだなんて
  あたし、知らなかったな。 ]
 


 
[ かしこなサラは、
  やっぱりなんだかいろいろ考えてるようで
  その心の中は読めなくとも、
  どこかの探偵みたいな真剣な表情したサラが
  なにか考えてるんだな、ってときはよくわかる。

  ……ううん、判るようになってきた、かな。
  文化祭を通して3年1組のあたしたち、
  知らなかったことを、知れたじゃない?
  そんなこともちょっとだけ思い出した。 ]
 


 
[ ユリが、あたしの言葉を復唱しても
  あたしはヒナコじゃないから、
  ほんとにそう思っていたのかは、判らない。 ]

  居心地が良い、というより、
  多分ひとりぼっちになっちゃっても、
  居心地が良いような場所に
  心のどこかで、したかったんじゃないかなあ
  ……… なんてね、勝手な想像。

[ ヒナコもヒナコなりに悲しんでいたし、
  楽しんでたじゃーん、なんて茶化したら、
  きっと怒られてしまうのかもしれないけどね。 ]
 


 
[ もう二度と逢えないくらいなら
  怒られる方がよっぽどいいよ。 ]
 


 
[ そうしてサラから飛び出した、
  ヒナコの誕生日の話。

  それからかしこなユリから飛び出した、
  今日、自殺を試みてしまった理由。

  18歳になりたくない??なんで??って
  あたしの脳は理解がやっぱりできそうにないな ]
 


 

  なんでだろーね
  女子高生は楽しいけどさ、
  未成年なんて不自由なことばっかじゃん
  堂々とお酒飲めないし、

[ って言ってから、かしこなユリとサラを見て
  あたし「あっ」って顔して口を噤むんだ。
  たつみん、まだこの場にいないよね??? ]*
 


 
[ 女子高生のまま居たい、みたいな気持ちだったらさ
  前までのあたしなら、多分理解できてたと思う
  だって片月JK最強だもんね。制服かわいいし。
  女子高生っていうだけで、強くなれる気がしてた。
 
  だけどさ、それが違うって思い知らされたのは
  ほかでもない、ついさっきのことだったし、
  そもそもそんな理由で死のうとは思わない。

  ぶっちゃけずっと女子高生のままで
  お金もあって自由ならめちゃんこ嬉しいけどさ ]
 


 
[ でもヒナコが「可愛いままで死にたい」なんて
  そんなふうに思ってるなら
  あたしは心底理解できなかったと思うな。

  だって、あたし、自由になったら
  最強に可愛くて、無敵で超絶はっぴーな
  そんな大人になるつもりだもん

  知ってる?死化粧って、かわいくないんだって
  一酸化中毒で亡くなったコの顔なんて、尚更。

  最後に見られる顔は死化粧なの。
  可愛いランキング、落ちちゃうよ。きっと。 

  ………なんて。
  心の中の声が届くことはきっとないし、
  そもそも死にたい理由も知らなかったから、
  ヒナコにそれが伝わることも、ないんだろう ]
 


 
[ でもね、知ってたら、こう言うよ。
  でもね、伝わるなら、こう言うよ。

       『 だから、戻っておいでよ。 』 ]**
 


メモを貼った。


受付 アイリスは、メモを貼った。

2020/11/19(Thu) 00時半頃


[ 居心地がいいような場所にしたかった。
 ノッカの言うヒナの気持ちは、
 やっぱり私にはわからない ]

 そんなことしなくても、帰ってくればいいじゃない。
 どうして帰れないのかな……。

[ 想像ってノッカは言う。
 ノッカにもヒナの気持ちはわからない?
 だけど、想像はできる?
 私は、想像すらできない。
 人の気持ちを想像するって、どんな感じ? ]


[ そんなことを考えていたら、
 今日はヒナの誕生日だって判明したから、
 私は安直に、帰れない理由と誕生日を結び付けてしまう。
 だって、どうして誕生日?
 たまたまっていうのもできすぎてる気がするし。
 
 もしも誕生日が昨日なら、
 誕生日に嫌なことがあったのかなとか、
 別の可能性も浮かぶけど、
 今日、日付が変わるタイミングだったって聞いた。
 嫌なことが起こる時間なんかなかったと思う。

 でも、18歳になって、それで何が変わるのかな。
 選挙権くらいしか思いつかないんだけど ]



 わからない。
 そもそも、ヒナが18歳になりたくなかったのかも
 わからないし。
 なりたくなかったとして、その理由もわからない。
 ……けど。

[ ふと、思い浮かんだことがあった。
 ヒナと将来の話をした時のこと。
 私はなりたい職業の話をして、
 ヒナは、あしたの話をした。

 それから、あの校舎で、
 もしも、とヒナが言ったこと。
 “なりたい自分になれなかったら、
  死にたいって思うのかな?” ]

 ……ヒナ、18歳の自分は、
 可愛くないって思ったのかな……。
 


[ 私に人の気持ちはわからない。
 私にヒナの気持ちはわからない。
 だけど、私は自分のプライドが大事で、
 プライドでご飯が食べられないなら餓死を選ぶ。
 プライドが傷つけられた時、
 私を私たらしめるものが覆された時、
 生きてる意味を見失いそうになった。

 私は、知ってる。
 ヒナにとってのそれは“可愛い”だって。
 だからヒナは“可愛い”のために、
 命を懸けられる人間だ ]



 ……それはそれとして、
 堂々とじゃなくてもお酒は飲んじゃ駄目だと思う。

[ たつみ先生はいなかった。よかったね。
 きっとヒナのお母さんに付き添ってるんだと思う。
 こんなタイミングで飲酒が発覚して反省文とか笑えない。
 私は成績優秀なだけで優等生ではないから、
 これ以上は言わないけれどね** ]


メモを貼った。


メモを貼った。


 
[ どうして帰れないのか、といったら
  こっちの世界が嫌になっちゃう理由とか、
  そういうのがあるんだろうなって
  あたしなら、そう思った。

  言わないけどさ。言わないから、きっと
  ユリには伝わらないけど、さ。

  ……だから逆にね。
  あたしは思いもよらなかったんだ

  ヒナコが、この世界になにも嫌なことがなくて
  それでも生命を断とうとしてるってこと
  喩え聞いたとしても、理解も及ばなかった。 ]
 


 

  どーだろね
  シワ増えるから?
  子宮衰えるから?

[ 知らんけど。
  17歳から18歳になって、
  うちらが大きく変わることなんて。

  ぶっちゃけあたしが想像し得る、
  女子高生のまんまで居たいーとかだったら
  今日じゃなくったっていいもんねぇ?
  だからあたしの感覚とはやっぱり違うんだろう ]
 


 

  ……う、飲んでないって、
  飲んでないよお、やだなあ

[ あはははは。
  ……ちょっとだけだよ。

  ほんと、こんなとこで反省文とか笑えない。]*
 


 
[ 死ぬ間際にあたしが見た空は、
  きっとあたしが在りたかった姿。

  誰かに憧れて 誰かを模倣して
  そうして漸く手に入れた姿

  あたしはまだ多くを知らなくて、
  あたしはまだ世界を知らなくて、
 
  ─── あんなにも無力だとは思わなかった。 ]
 


 
[ ヒナコ。
  女子高生、全然最強じゃなかったよ

  レイ。
  まだあたしには空を跳ぶのは早すぎたよ。

  リコ。
  隣には、もうひとり愛が必要だよ。 ]
 


 
[ またみんなに、会いたいよ。 ]**
 


【人】 受付 アイリス


[ 九条があきれたような顔するのが、
 なんか、ちょっと笑えちゃうんだ。]
 
  全員で変える方法なんかない。
  ひとりがここに残んなきゃ──って、
  さんざんはなししたじゃん。

  ばかはどっちよ。

[ わたし、リボンを整えながら、
 さも知った口ぶりで言う。悠々と。
 ねっ。ってふうに琴子を見ながら。

 実際のとこどうかなんて、
 わたし、ちっとも知らないんだけどね。]
 

(111) 2020/11/19(Thu) 15時半頃

【人】 受付 アイリス


  駄々こねてないでさ、
  九条もちゃんと考えなよ。

  誰かが残んなきゃいけないなら、
  自分は結局どうしたいのか。

[ こんな問題、正しいも間違いもないでしょ?
 自分の意見を書くだけの設問だったら、
 わたし、もとからずっと得意だ。

 わたしの答えはとっくに決まってた。
 それこそ仕組みのわかったときから。
 だから、揺らぐことなんてないの。]
 

(112) 2020/11/19(Thu) 15時半頃

【人】 受付 アイリス


[ さあ、どうすんの。ってふうに、
 琴子と九条を交互に見据えて。**]
 

(113) 2020/11/19(Thu) 15時半頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2020/11/19(Thu) 19時半頃


【人】 受付 アイリス


[ 必要なのは鍵をかける人>>120。]
 

(122) 2020/11/19(Thu) 20時頃

【人】 受付 アイリス


[ それはよくよくわかるのに、
 わたし、琴子の言ってることがわかんない。]
 

(123) 2020/11/19(Thu) 20時頃

【人】 受付 アイリス


[ いつものことなのにね。]
 

(124) 2020/11/19(Thu) 20時頃

【人】 受付 アイリス


  ──っだからあ!
  生きるのに死ぬのが必要とか、
  意味わかんないんだけど!

  わたしたちが帰ったら、
  アンタは生きられないでしょーが!

  ココに残ったら、死ぬんだよ?
  ナニ寝ぼけたこと言ってんの?

[ のらりくらりじゃないけれど、
 ゆるりふわりと琴子が放つ言葉は、
 例によってわたしにはわかんないよ。

 わたし、ヤな顔してケチばっかつけてる。
 死にたいなら死にたいと言ってくれたら、
 わたし、そーなのねって言ったはずなのに。]
 

(125) 2020/11/19(Thu) 20時頃

【人】 受付 アイリス


[ 愛崎が生きたいって言ったときみたいに。
 それがアンタの選ぶ道なのねって。

 とはいえば、わたしだって死にたいから、
 ここはひとつ正々堂々、
 キャットファイトといきませんか。とか。]
 

(126) 2020/11/19(Thu) 20時頃

【人】 受付 アイリス


[ 目の前でつくられたばってん>>121に、
 わたし、無性にむしゃくしゃしてる。

 その腕を下ろさせようと手を伸ばし、
 琴子のぽけっとした顔見下ろした。]

  死なせる気ないなら、
  巻き込まなきゃよかったじゃん。

  ここに連れてきちゃった時点で、
  わたしたち、同じ場所にいるんだから。
  わたしにだって、権利があるでしょ。
  アンタの作った世界に残る、権利が。

[ ダメっ! じゃねーよ。って思って、
 わたし、至近距離から矢継ぎ早に言う。
 だって、意味わかんなくて、
 あっそー、では気持ちが収まんないんだもん。]
 

(127) 2020/11/19(Thu) 20時頃

【人】 受付 アイリス


  そもそも、わたしたち、
  アンタがなんで死のうとしたのか。

  そのくせ、なんでこんな世界作って、
  わたしたちのこと呼んで、
  しまいには帰らせようとしてんのか、
  ちゃんと教えてもらってない。

  琴子が、巻き込んだんでしょ。
  わたしがそんな都合よく、
  アンタの都合で帰ると思うなよ。
 

(128) 2020/11/19(Thu) 20時頃

【人】 受付 アイリス


  わたしだって、
  琴子の作った世界、
  ほしくなっちゃったんだもん。

[ 九条もなんか言ってやりなよ。
 こいつめちゃくちゃ自分勝手だよ。

 そうせっついてやりたいとこだったけど、
 わたし、そこそこ必死だったもんだから、
 ぐいぐいと迫っていってばかり。

 少なくともわたし、その意味わかんない、
 生きるために死ぬとかいう理屈聞くまでは、
 つーか、たぶん聞いても、絶対、
 引き下がる気はないもんだから、しつこく。]
 

(129) 2020/11/19(Thu) 20時頃

【人】 受付 アイリス


[ だってわたし、ほしいものは全部ほしいの。*]
 

(130) 2020/11/19(Thu) 20時頃

【人】 受付 アイリス


[ わたしに勝ち目しかないから言ってるんだよ。]
 

(151) 2020/11/19(Thu) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


  ……いでっ、
  なにすんのよー!

[ 指先で弾かれた鼻を抑えて。>>143

 じゃんけんやあっちむいてほいじゃ、
 運だよりになっちゃうから、
 わたし、そんなのヤだった。

 わたし、ほしいものがあるなら、
 勝ち取らなきゃいけないって思って。

 そう、わたし死にたいんだよ。
 九条の縋るような声>>133を聞いていた。]
 

(152) 2020/11/19(Thu) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


  わかってるよ。
  この中の誰が死んだって、
  きっとみんなは悲しむって。

  先に帰ったみんなも、
  家族だってきっと泣く。

  ……琴子だってそうでしょ?
  それ、わかってて言ってんでしょ?

[ 少なくともわたしはそうだった。
 ひどいって非難したいならすればいい。

 わたし、九条の声がか細くなるのを、
 琴子がそれに声をかけるのを、じっと見てる。]
 

(153) 2020/11/19(Thu) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


  わたしが怒ったって、背中押したって、
  最後に進むって決めたのは九条でしょ。

  ……だから、ンなこと言わないでよ。

[ わたしね、わかってるよ。
 帰ってきてって思ってくれてる人がいるのも。

 でもさ、わたしの人生だもん。
 わたしが辛かったら何の意味もない。
 だから死にたいって言ってるのに。

 それに、いいなって思ったんだ。
 この世界を閉じるのが、わたしの終わりになるなら。]
 

(154) 2020/11/19(Thu) 21時半頃

【人】 受付 アイリス


[ わたし、頑固者だから。

 そんなふうに自分の考えを信じて、
 意見を曲げようともしないくせに、

 琴子の口からこぼれだす言葉には、
 ついつい反論したくなっちゃう。
 なんでかな? 仕方ないはずなのに。

 完成しない雛川琴子ちゃん。
 そこからようやく片鱗が見えた琴子の視界。
 それが琴子の世界なら、仕方ないはずなのに。]
 

(155) 2020/11/19(Thu) 22時頃

【人】 受付 アイリス


  ……はあ?
  完成しない? アンタが?

  途中で終わらせようとしてんの、
  他の誰でもない琴子じゃん。

[ ごめんね、わたし、
 ちょうちょに興味とかなくって。
 だって虫だもん。ましてや死骸なんて。

 ちらりと床を見やった。
 もう二度と動かない青いちょうちょ。
 わたし、もうなんの興味も惹かれない。]
 

(156) 2020/11/19(Thu) 22時頃

【人】 受付 アイリス


[ あれはさ、飛んでるからきれいなんだよ。]
 

(157) 2020/11/19(Thu) 22時頃

【人】 受付 アイリス


  っつーか、
  “いちばんかわいいあたし”って何よ。
  アンタ、今が一番かわいいつもりでいたワケ?

  やっぱりばかじゃん!
  若いことしか取り柄がない、
  しょーもないブスみたいなこと言うなよ!
 

(158) 2020/11/19(Thu) 22時頃

【人】 受付 アイリス


  あと10年生きてみな。
  もっとたくさんのものを手に入れて、
  もっとメイクだってうまくなって、
  もっといろんなヘアアレンジを覚えて、
  もっと自由に、なんだって好きにできる。

  わたし、琴子のことは、
  そういう、そういうことがわかる、
  ほんとにかわいいおんなのこだって思ってた!
 

(159) 2020/11/19(Thu) 22時頃

【人】 受付 アイリス


[ いちばんかわいくて、
 きらきらかがやいていたかなんて、
 そんなの今が最新だからでしかないよ。

 若さしか持ってないそこらへんのブスみたいに、
 レベルの低い話を当たり前みたいにしないでよ。

 カチカンのソーイならば仕方ないね。
 わたし、そういうスタンスのはずなのに、
 なんだか自分の信じてたものを、
 信じてたかわいいおんなのこを、
 ばかにされたみたいで気に入らない。]
 

(160) 2020/11/19(Thu) 22時頃

【人】 受付 アイリス


  ……結局衣装も着せられてないくせに。
  そんなこと言うなら、ちゃんと、
  もっかいみんな集めて、
  アンタが現実世界で集めて、
  そんで、ちゃんとやりきってから死ねよ。 

[ 鼻の頭が赤いのは、
 さっきでこぴんされたせいだよ>>143
 それでも下がりはせずに、睨むように見下ろして、
 わたし、そんな苛立ちばっかり吐き出しちゃう。]
 

(161) 2020/11/19(Thu) 22時頃

【人】 受付 アイリス


  やりたいことも残してるうちから、
  死ぬなんてぜっっったい認めない。

  わたしはわかってる。
  この世界を手に入れたら死ぬことも、
  それで、悲しむ人がいることも。
  取り返しがつかないことも。

  そのうえで、わたし、
  ここに残るって言ってるの。
  未練はないって言ってるの。
 

(162) 2020/11/19(Thu) 22時頃

【人】 受付 アイリス


  “誰か”がここを閉じる。

  ここにはこの3人しかいないじゃん。
  だから誰か死ぬ。納得したんでしょ?

  それなら、死にたいって、
  どうせ死ぬ気でいたわたしに頂戴よ。

  わたしのこと、巻き込んだんだもん。
  そのくらいしてくれたっていいじゃない。

  嫌なら、何もひっくり返すような、
  わたしが感心しちゃうようなこと言ってみてよ。
 

(163) 2020/11/19(Thu) 22時頃

【人】 受付 アイリス


[ 最後に決めるのはホストだって?
 それ本当かな? わたし、信じないから。

 わたしは意地っ張りで欲深いの。
 だから、駄々だってこねるし、
 冷静さなんてくそくらえだよ。

 とにかく、納得がいきません!
 わたし、思い通りじゃなきゃヤなの! って、
 この世界に許される限り喚き散らすんだ。*]
 

(164) 2020/11/19(Thu) 22時頃

 
[ 18歳になりたくない? だから自殺を?
  女子高生は楽しい そうかもしれない
 
  じゃあ、ずっと女子高生でいたいから ?
  それなら、誕生日ではなく
  卒業式とかに行動を起こしそう。
 
  単純に、" 老い "が嫌だった ?
  誕生日を嫌がる理由と言えば
  それぐらいしか思い浮かばないけど。

  ゆりちゃんの言葉に
  最盛期に引退するスポーツ選手のようだなって
  思ったけど口にはしない。
  死んで人生ごと引退とか、馬鹿馬鹿しいから ]
  
   


 
 
   …… そうね、それはそれとして
 
   お酒はカクテルとかが好きなの ?
 
 
[ 聞き逃そうかと思ったけど
  ゆりちゃんが窘めるなら
  僕は好みのお酒なんて聞いてみようかな。
  好夏ちゃんの答え次第では、お説教タイム。 ]*
 


メモを貼った。


[ シワが増えるとか子宮が衰えるとか、
 十代が言ってたら、二十代以降の先輩方に
 顰蹙を買うしかないと思う。

 結局、ヒナ本人に聞かないとわからないってことよね。
 こんな時だけど、私はそのことに少し安心する。
 だってみんな、ヒナがどうして死にたかったのか
 わかってない。
 みんな、ヒナがどんな気持ちだったのか知らない。

 普通は、人の気持ちがわかる。
 わからない私は欠陥品。
 投げつけられた言葉は、
 ずっと私の心に棘のように刺さっていて、
 ちくちくと痛い。

 だけど、必ずしもわかるわけじゃないってこと、よね?
 みんな、ヒナの気持ちはわからないんだものね? ]



[ 友達が生死の境をさまよっているのに、
 そんなことを気にして、安心してるの ]
 


[ そんなことを気にしている私をよそに、
 サラはノッカのお酒の好みを気にしてる ]

 二十歳まであとたったの2年よ。
 2年くらい我慢しなさいよ。
 その頃にはこのことも、お酒の肴みたいに話せるように
 なってるはずだから。

[ ただしそれは、あくまでも全員が生きて帰ってきたら、
 って条件付き。
 私たちが2年後に美味しいお酒を飲むためにも、
 みんな帰ってきてもらわないと困るんだからね* ]


【人】 受付 アイリス


  ──死がきれいなワケないじゃん!

  一回その眠そうな目ぇ開いて、
  よーーーーく見てみたら?!

[ 割り込むみたいに>>167
 わたし、大きい声出しちゃった。

 だぁれにも見向きもされないで、
 床でちっぽけに死んでる青いちょうちょ。
 それを指さして、怒り心頭ってカンジ。

 どうしてかわかんないけど、
 さっきからちょっとだけ目頭が熱いの。]
 

(183) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


[ 死んでたみたいな人形たち。
 ベッドに寝かされたっきり、
 バリケードに囲まれてひとりきり、
 あるいは見つけられてもいない人形たち。]
 

(184) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


  ……悲しい思い出なんて、
  すぐに捨てちゃうんだから。

  見なかったフリして、
  もっと楽しい明日に集中すんの。

  少なくとも、わたしを追い出したら、
  わたしの中にアンタの居場所なんてない。

  古くなっていくだけ。
  一応撮っといた写真みたいに、
  どんどん色あせていくだけなんだから。
 

(185) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


[ わたし、死に損なったとしたって、
 どんどんかわいくなるわたしの前じゃ、
 永遠の18歳だなんて霞んじゃって見えない!]
 

(186) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


[ あのね、わかんなくもないんだよ。
 わからなくはないはずなの。

 なのにわたし、ムキになってるのかな。
 さっきから琴子をにらみつけるみたいに、
 言葉だって非難するようなものばっかり。

 18歳がなんだっていうんだろう。
 老いがなんだっていうんだろう。

 わたしには価値を見出せないものばかり、
 琴子が目の前に並べたてるのが悔しかった。]
 

(187) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


  ……そんなの、
  そんなのに価値なんてない。

  ねえ、きっとまた、
  文化祭みたいな日が来るんだよ。
  アンタが作った衣装を着て、
  きっとみんな笑ってくれる。
  琴子が生きて帰るだけで。

  そんな簡単に叶う望みがあるのに。
  そんな明日のほうがよっぽど価値ある!
 

(188) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


  つーか、18歳、楽しいっつーの!
  こちとらもう半年やってんのよ!

  琴子からしたら、
  価値が消えてくだけだったとしても、
  この半年がわたし、一番幸せだったわ!

  試してもみる前から、
  後悔とかなんなの、ふざけんな!
 

(189) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


[ 生きるのに地図が必要だなんて、
 わたし、18年生きて聞いたことないよ。

 後悔とか航海とかさっきからうるさいよ。
 流れ着いた先で火を焚いて、
 みんなでぎゃあぎゃあ騒げばいいじゃん。]
 

(190) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


  わたし、わたし──、
  “そんな生き方”しかしたくないもん。
  でも、それもヤんなっちゃったから、
  仕方ないじゃん、死にたいんだってば!

[ そんで、急にわたしの話なんかしないでよ!
 ぐしゃぐしゃと髪をかき上げながら、
 わたし、ヒステリックに叫んでいた。

 九条の声が聞こえるんだけど>>177
 なんかもう、全部ぐちゃぐちゃだよ。

 こんなはずじゃなかったのに。
 わたし、びーびー泣く子って嫌いなの。
 うっとうしくってめんどくさいんだもん。

 だから、たぶん心底悔しそうに、
 諦め悪く歯を食いしばったみたいな顔してる。]
 

(191) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


  ……結局、
  わかんないんだよ、お互い。

  わたしは死にたいし、
  琴子に生きててほしいって言われても、
  わたしは死にたいんだから関係ないじゃん。

  ここを明け渡してくれなくてもね、
  琴子、わたし、きっとすぐに死ぬよ。

  琴子が死んだのに上書きするみたいに。
  わたしの死で、みんなの思い出塗り替えてやる。
 

(192) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


  だから、琴子は生きてよ。

  また別のチャンスを探しなよ。
  じゃなきゃ、わたしが、
  アンタの人生計画、
  全部ぜーーんぶ台無しにしてやる。
 

(193) 2020/11/19(Thu) 23時頃

【人】 受付 アイリス


[ どこまでも自分本位なわたしの出した答え。
 それはたぶん、九条とは少し違う形>>182で、
 やっぱりわたしたち、どこまでも別の人間なのだ。

 乱れた髪の隙間から充血した目を覗かせて、
 わたし、ちっとも優しくない視線を向けていた。*]
 

(194) 2020/11/19(Thu) 23時頃

 
─ いってきます、 ─

[ タオルケット一枚でうたた寝ができるほど
 あたしの家は暖かかった。

 あたしの家は、あたたかい。
 きっと、それなりに、裕福だ。
 好きなスポーツに打ち込めて、
 希望があれば私立の女子校に入れてくれて、
 大学にも通わせてくれる。

 母はすこしぶっきらぼうだし、
 父は中々の仕事人間で、
 弟は生意気なやつだったけど、
 きっと羨ましいほどに問題のない家族だった。 ]
 


 
[ あたしが壊したんだ。 ]
 


 
[ 母はもう眠っているのだろう。
 一階の電気は消えていて、
 あたしは夢と同じコートを羽織った。

 父は出張に出ているし、
 ……弟は、友達の家にでも行ったかな。

 よく言い争いの喧嘩をしていた3つ違いの弟とは
 中学のことがあってから
 だんだんと疎遠になってしまった。
 訳も分からなかっただろう頃は
 ただ泣くあたしを慰めてくれたけど、
 年を取るにつれて、理解していったのだろう。 ]
 


 
[ 彼に思春期が来て、姉の過去の行いを
 恥じ、あるいは憤ってでもいるのだ。
 友達を遊ぶ、を口実に家を空けるようになり
 あたしとの話し方も忘れたのかもしれない。

 あたしも、どんな顔をすればいいのか
 ずっと、ずっと、分からなくなっていた。

 夢のことを、メールのことを思い出して、
 あたしはぼんやりと、弟の鞄を見つめる。

 ……あーあ。
 あいつが嫌ならって、しなかったけど、
 今度、話しかけてみちゃおうかな。 ]
 


 
[ あたしは愚かだった。間違っていた。
 べつに、14歳で子供を授かったことが
 必ずしも愚かで間違っているとは思わない。

 でもあたしは、あたしは、そうじゃなかった。

 ひとりになったあの日、あたしは愛せると思って、
 本当は育てたかもしれない子どもなんだって、
 涙ぐんで、悲劇のヒロイン気取りで、
 取り出したその子を見せてもらった。

 かわいくて、やわらかくて、いとしいもの、
 が、必ずあたしから産み出されると思ってた。 ]
 


 
[ でもさ。
 あたしは、それを見たとき、思えなかった。
 思えなかったんだよ……。 ]
 


 
[ あたし、自分が子どもだったとは言わない。
 ただ、幼かったんだと、思う。
 何もかもが不相応で、バカだったんだ。

 自分で正しいと思っていた感覚が打ち砕かれて
 あたし、人のことばに頷くようになった。
 だから年月が経てば傷も癒えるよって
 そんな甘い言葉を信じたふりしてた。

 恋は冷めた。あたしはひとりの体になった。
 でも、ずっとつらい。
 なんも良くなんない。
 どうすればいいか分からなくなっちゃった。 ]
 


 
[ でも今は、一つだけ、
 はっきりどうすればいいか、
 分かってることがある。

 琴子のいる病院に向かうってこと。
 あと、琴子に「ばか」って言いたいってこと。

 ……これじゃ二つじゃんか。
 ばかはあたしだ。 ]
 


 
[ スニーカーを履いて、玄関を振り返る。
 夢の中の様に、見送ってくれる人は居ない。

 声を掛けようと息を吸って、
 なにも言葉を震わせずに冷たい空気に霧散する。
 結局重い玄関扉を、ただ静かに閉めるだけ。

 外に出れば冬のにおいのする風が吹く。
 深呼吸をひとつして、
 やがてあたしは駆け出した。* ]
 


【人】 受付 アイリス


[ 琴子の声がなんだか悲鳴みたい>>195。]
 

(201) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ はじめて聞いたなあって。
 思ったときに、ほんの少しだけ、
 わたしの頭はすうっと冷えてく。

 はじめて聞いたし、
 はじめて見たなあ、そんな顔。

 わたし、なんにも知らないの。
 琴子のこと、よくわかんないまま、
 それでも言葉を紡ぐのをやめない。]
 

(202) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  失敗するの。
  わたしを追い出したら、
  アンタの計画は、ぜーんぶ。
  台無しのぐっちゃぐちゃになる。
 

(203) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ふふ、わたし魔女みたい?
 魔法の呪文も呪いもおまじないも、
 何一つだって信じてないはずなのにね!

 わたし、目力が自慢なの。
 鋭い眼光で邪魔なもの全部射抜いて、
 わたしの進みたいほうへと進むの。

 だから、今だってそのつもりで、
 じいっと琴子のこと見てたの。ほんとよ。]
 

(204) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  かわいそうな琴子。
  “かわいい”だけって何よ。
  “かわいい”が一番強いんだから。

  かわいいくせして、
  そんなことも知らなかったの?
 

(205) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ ねえ、その暴れ方>>197
 赤ちゃんが駄々こねてるみたいだよ。

 ぶんぶんと振られる腕、
 抑え込むみたいにわたし、握り締めて、
 両手のひらでしっかりとつかんで、
 わたし、最後まで意地悪言っちゃった!]
 

(206) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  ……仕方ないなあ、
  琴子のかわいさに免じて、いーよ。
  わたし、琴子がかわいそうなの、ヤだし。
 

(207) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  少しくらいなら付き合ってあげる。
 

(208) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  だから、願ってみなよ。
  “3人で帰りたい”って。
 

(209) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ あーあ。こんなはずじゃなかったのに!]
 

(210) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ でもさ、試してみる価値はあるかもよ。
 出来損ないの見習い魔法少女ちゃん。

 ……ううん、
 琴子。わたしのかわいいおともだち。]
 

(211) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


  もしも琴子に、
  もう一度魔法が使えたら、見せてあげる。
  かわいく強かに生きてく方法。
 

(212) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ その代わり、失敗したら恨みっこなし。
 ……なーんて、わたしはきっと恨むけど。

 それにね、わたしに見せてあげられるのは、
 わたしの生き方ぽっちなんだから。
 でも、いいでしょ。それがわたしの最高の道なの。

 それ以外の道は、
 真面目だったり、友達思いだったり、
 上手に力を抜く方法ならきっと、
 ちゃんと教えてくれる先生がほかにいるから。]
 

(213) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

【人】 受付 アイリス


[ だからやってごらんなよって、
 わたし、唇をにいっとゆがめて、笑った。*]
 

(214) 2020/11/19(Thu) 23時半頃

 
─ おはよう、みんな ─

[ 『はしってる!』
 って、揺れる画面でメールを打った。
 何処に、は書かなくても伝わると思った。

 走って、息が切れて、重い足を引き摺って歩いて、
 そしてまた走って、走った。

 ほんと、きっつい!
 あたし、もうちょっと走れると思ってたのにさ。
 バスケも、また、やってみようかな。
 嫌な顔されても、怒られても。

 そうやって、野を超え山を越えー…ってね。
 ……ごめん。うそ。
 流石に疲れて途中でタクシー拾っちゃった。 ]
 


 
[ だからからか、病院につくのは、遅かったかな。
 夜間の病院の雰囲気に圧倒されながら
 見知った顔を見つけて、そっと息を吐く。 ]


  みんな…
  ……なんか面白そうな話してんね?


[ だって、飲酒とかカクテルとか、
 そういう単語が聞こえたんですもん。
 突っ込まないわけにはいかないじゃんか。

 なんて、いつもの調子にも見える皆に
 あたしは震えていた手をそっと解いた。* ]
 


メモを貼った。


受付 アイリスは、メモを貼った。

2020/11/20(Fri) 00時頃


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