14 冷たい校舎村10
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でも、筋違いかなあ? はじめ、勝手に決められたんでも、 その子を好きになったんじゃない?
そりゃ、やるせないよ。うん。
[ 慰めのような言葉を掛け合いながら、 わたし、それがさして響かないのも知ってる。
慰めてほしいわけじゃなかったのだ。ずっと。 相手への思いを認めてほしいんでもない。>>135 過去に戻ってやり直したいわけでもなかった。
だから、お互いいびつな笑みを向けるとしようか。]
(147) nabe 2021/11/18(Thu) 21時半頃
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閣下も時には教えを請いたいのー
それにね、なにかができるってのは、 きっとなにかができないことの裏返しだよ。
でも、うん……そうだなあ。 和歌奈ちゃんを連れ戻さなきゃって、 あのときは、忘れてた気がする。
バカ騒ぎ、とは違うけどさー
[ あの校舎での長いようで短い時間。 それを瞼の裏に浮かべながら。 わたしは少し納得したような思いで言う。]
(148) nabe 2021/11/18(Thu) 21時半頃
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忘れたかっただけなんだなー きっと。死んじゃいたいというより。 この、どうしようもなくこころが痛いのを。
[ 言語化できたって、 対処法がわからないのだから困るんだけど。
けれどまあ、わからないままよりは良い。 そんな思いからか、とある冗談に対してか、>>136 わたしはふふふーと目を細めて君を見た。]
(150) nabe 2021/11/18(Thu) 21時半頃
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……怒らないよ。 でも、そうだなあ……、 わたし、恋がしたいわけじゃないし。
……ヘータローはしたいの? あの子以外の子と手を繋いで、 キスして──その先のことも?
それなら、しちゃえばいいじゃん。 案外さ、先に相手を見つけちゃったり、 啖呵切っちゃえば許されたりするかもよ。
だって、跡取り息子の結ばれるお相手が、 君のおうちの運命のすべてを決めるの?
(152) nabe 2021/11/18(Thu) 21時半頃
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……怒った?
[ 畳みかけるように言った末に、 わたしは笑みを浮かべたまま首をかしげる。
その世界を知らないからこそ言える、 能天気な戯言でしかないかもしれない言葉。 別に意地悪な気持ちで言ったわけじゃないの。 わたしのふつうの感覚には不思議だっただけ。
……少し言い返したかった。 そういう気持ちは否定しないでおこう。]
(154) nabe 2021/11/18(Thu) 21時半頃
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[ 道の凹凸を避けるように、 えいっと踏み出したローファーの先で、 小石のひとつを遠く蹴飛ばしながら。*]
(155) nabe 2021/11/18(Thu) 21時半頃
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── 後日・床に伏す君と ──
[ 自由のきく足で軽やかに病室にたどり着き、 わたしは君のもとに顔を見せた。 飯尾先生の近況。そう面白いものでもないと思う。]
白髪が増えたのは単純に年だねー じきにお腹まわりも気にしだすよ。
……つまりー、心配ご無用。 ナオシゲくんはあれでー、 生徒のフォローがオシゴトですから。
[ モーマンタイ。差し入れを受け取っとくれ。 塾の資料は今度持ってくるねって笑って、 わたしは和歌奈ちゃんのそばに腰かける。]
(166) nabe 2021/11/18(Thu) 22時頃
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[ 君の内心の葛藤など知らず、 熱烈にハグを求めたわたし。
君の復唱はなんだかぎこちなくて、>>142 わたしは思わずくすくすと笑ってしまう。]
うん。はぐ。 ……そう、妬いちゃったのかもー でもー、ちょっとだけ機嫌なおったや。
ふふ、もちろんだよー 路子ちゃん。いい響き。
[ ゆるりと広げた手を君に回す。 すんと鼻をすすってわたしは呟く。]
(167) nabe 2021/11/18(Thu) 22時頃
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あのねえ、 顔を見たら泣いちゃうかも。 ……って思って、ひとりで来たの。 和歌奈ちゃん、生きててくれてありがとう。
[ ぎゅうっと力を込めて数秒。 少ししてからその背中を解放し、 わたしは満足げに笑って、何気なく、 ……何気なく聞こえるよう、尋ねる。]
(168) nabe 2021/11/18(Thu) 22時頃
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……妹ちゃんとは、 ドーナツ分けっこできそう?
[ まずはそんな話から少しずつどうだろう。 今すぐ全部話してなんて言わないからさ。>>141 準備ができたことから教えてほしい。
だから、のんびりとした調子で、 少しくらい近況を聞いて帰れたら。*]
(169) nabe 2021/11/18(Thu) 22時頃
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── 後日・主ではなかった君と ──
……へへ、 好き≠チてなんだろうねー 次があればもう少し見えてくるのかしらー
[ ふんわりとした肯定?>>181 もごもごと口を動かす君を、 追求するでもなくわたしは口ずさむ。 何かの曲の断片みたいに。
今はまだあるとも思えない次≠フ話。 時間が癒すだとか、新たな恋を探せだとか、 先人たちの助言がこころを埋めてくれない理由。 それを君の言葉に見出してもいいかな。>>182]
(195) nabe 2021/11/19(Fri) 00時頃
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[ ぱちぱちとわたしは数度瞬きを繰り返す。
ふつうの、大勢の人に乗り越えられるものが、 わたしに乗り越えられないはずがないと思っていた。 こんなに痛みを伴うものかと驚きながら、 なぜ人々が耐えられるのかが不思議だったのだ。 ……それを、わたしが痛がりなのだとすれば?]
それは──ずいぶん難儀なふつう≠ナ、 ちょっと衝撃的で、笑えちゃうなあ。
[ どうにも力が抜けてしまって、 わたしは言葉の通り、思わず笑っていた。]
(196) nabe 2021/11/19(Fri) 00時頃
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[ なんてふざけたオチだろう。 ケラケラと笑っていたわたしは、 唸る君のことを目元を拭いながら見ていた。>>184
濁された言葉。オブラートに包まれた答え。>>184 そこを掘り下げるなんて野暮なことはよそう。 分別のあるふつうの男の子としての回答に、 わたしはうんと目を細めて言う。]
(197) nabe 2021/11/19(Fri) 00時頃
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……恋はするものじゃなく、 抗いようもなく落ちるもの。
──なーんて聞くし、 幣太郎がそう望むなら、 見つかるといいねえ、次の好き≠ェ。
[ 軽い口調でそう言ったけれど、 繰り返す。わたしは君のノロケ、好きだったよ。
君自身も次の機会を望むのであれば、 またああいう顔をするようになってほしいと思う。]
(198) nabe 2021/11/19(Fri) 00時半頃
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あはー、へータローの心が広くてよかったー
……でー? それ、ほめてるつもりー? 仕方ない──って吹っ切れてないんだから、 未練をかきたてるようなこと言わないでくださーい。
[ きれいな弧を描いた小石が、 数歩先の地面に落ちて一度跳ねた。
君の紡ぐ言葉は答えづらい類のそれで、>>186 わたしは冗談めかして笑っては、 ふらふらとふざけた足取りで地面を蹴った。
君の歩幅も歩くスピードも、 意識することのない自由な振る舞いで。**]
(199) nabe 2021/11/19(Fri) 00時半頃
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── 後日・主ではなかった君と ──
次が見つかれば──ふふ、 プレゼントに悩んだときは、 いつだって招集してくれていいのよー 臨時委員会で思いがけない意見が出るかも。
プレゼントに悩んだときだけじゃなく、 うまくいかなくなりそうかも? って、 いやーな予感がしはじめたときにも。
[ うまくやるなんて気負いが、>>213 君の口から発されたものだから、 わたしはいつかのプレゼント談義を思い出した。]
(215) nabe 2021/11/19(Fri) 20時半頃
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[ うまくやる、というのは難しい。 なんせわたしたちには、 人のこころというものが見えない。>>214]
へータローの鈍感めー とっととどこかの女の子にメロメロになって、 夢中になってのぼせて振り回されちゃえ
[ 次があっても、なくっても、 わたしたちの前に続く道に、 優しい追い風が吹いていますように。
そんな祈りを胸に、 春の気配もまだ遠い寒い日の放課後、 友だちたる君の隣で、なにかの縁を噛み締めている。*]
(216) nabe 2021/11/19(Fri) 20時半頃
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── 後日・床に伏す君と ──
[ いろいろな甘さがごちゃ混ぜになった、 幸せの詰め合わせみたいな紙袋。>>222
わあわあと会話をしながら、 それぞれが好きなのを選んで食べること。 君がそれを家族とすることを想像すると、 わたしはうれしいなって気持ちになれる。
わたしが泣いても気にしない君。>>223 耳のうんと近くでわたしはくすくす笑う。]
(241) nabe 2021/11/20(Sat) 00時頃
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……わたしもー、 和歌奈ちゃんには見られてもいいよ。 ほかの人にはちょっと嫌かなー?
[ この件については、まあそんなところ。
話は移ろい、君とその家族の話。 わたしは頷く君を目を細めて見つめ、>>224 よかった、の思いを懸命に視線に込めている。]
……うれしかったんだねえ、妹ちゃん。 お姉ちゃんにお祝いをしてもらったのが。
(242) nabe 2021/11/20(Sat) 00時頃
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和歌奈ちゃんがかえってこなきゃ、 その笑顔は存在しなかったわけだ。
……かえってきてよかった! ねー
[ しみじみとしたふうに君が言うから、>>226 わたしは被せるように強く断定する。
過去は消えない。けれど、 生きている限りそのうえには、 様々なものが積み重なっていくから。
君が振り返って笑えるようになるまで、 どこまでも新たな今日を重ねていこう。]
(244) nabe 2021/11/20(Sat) 00時頃
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なんとかできるよ。 和歌奈ちゃんなら。 わたしが言うんだもん。 間違いない……でしょ?
[ 冗談めかした言葉に希望を込めて、 君の未来への祈りとしてこれを贈ろう。**]
(245) nabe 2021/11/20(Sat) 00時頃
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── その後・打ち上げ ──
おかえり、和歌奈ちゃん。 それからー……、これからもよろしくね。 えー、わたしたちみんなの輝かしい未来にー?
[ 乾杯のご発声を──というフリそのものが、 高校生の打ち上げらしいのかどうか。
おいしそうなお菓子。 紙コップではなくグラスに注がれたジュース。
そういう場の空気にあてられながらも、 しまらない乾杯の合図とさせていただこうか。]
(262) nabe 2021/11/20(Sat) 11時頃
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[ グラス片手にあちらこちらと歩き回り、 わたしは楽し気な話ばかりをした。
まだ春からの行き先が不透明な人にも、 わたしたちの抱えるすべての問題が、 春の気配とともに溶けて消えるんじゃなくても。 わたしは笑ってグラスを打ち鳴らす。
否が応でも季節は移ろい、 長かった冬が終わろうとしていた。*]
(263) nabe 2021/11/20(Sat) 11時頃
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── 春 ──
手はかからないし、 合格実績には貢献するし、 いやあ、良い生徒だよねー
もっと褒めてくれてもいいよー
[ ──春立ちぬ。 良い知らせを携えて、 世話になった塾を訪れていた。
緊張で実力を発揮できないということも、 その日に限って凡ミスを連発することもなく、 いたって順調に進学先を決めたわたしだった。]
(264) nabe 2021/11/20(Sat) 11時頃
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[ 尊大な物言いに塾の先生は苦笑いをして、 面談ブースでいくつかの書類を眺めている。 わたしはその指先をなんとはなしに見ている。
そのとき、人影が二つ背後を横切った。 きみが別のスタッフとともに、 別のブースへと入っていくところだった。
表情までは見えなかった。 顔を上げてそちらを見ていたわたしに、 どうかしたのかと尋ねる声がある。]
(265) nabe 2021/11/20(Sat) 11時頃
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……ううん、なんでもー
[ さらりとわたしは答えて、 再び視線を机上の書類へと落とした。
季節は巡る。 もうじき春がやってきて、 桜の花が散る頃、わたしは大学生になる。
きみがどこで春を迎えるかは知らないし、 暦の上ではもうとっくに春だった。]
(266) nabe 2021/11/20(Sat) 11時頃
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[ サクラサクって。 言いたかったなあ、きみに。]
(267) nabe 2021/11/20(Sat) 11時頃
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[ 思ったよりも、あの頃のわたしは幸せで、 それを失ったことがショックだったんだろう。
書き出してしまえば、これ以上なく単純なのに、 いったいわたしは何を読み落としていたんだろう。 気づくのにずいぶんかかってしまった。
恋をしたかったわけではなくて、 ただきみに恋をしていたの。
この痛みを忘れてしまいたいと願っても、 きみのことまで忘れたいわけじゃなかった。
次≠探す理由も今はなく、 こころに埋められない穴がある代わり、 君たちとの思い出を積み重ねて今日を生きている。]
(268) nabe 2021/11/20(Sat) 11時頃
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[ もう、きみの姿は見えなかった。
ただブースの入口に引っ掛けられた、 使用中≠フ赤い札がゆらゆら揺れていた。
おめでとう きみに言いたくて言われたかった言葉を、 きみではない誰かから手向けられながら、
そこに確かに優しさとあたたかさを感じて、 わたしはきみではない人に、 ありがとう≠ニ目を細め、やわらかく微笑む。]
(269) nabe 2021/11/20(Sat) 11時頃
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[ 吹く風の優しさが春だった。 きみの不在にも季節は巡る。**]
(270) nabe 2021/11/20(Sat) 11時頃
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