3 ディアス家の人々
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[ アリステアが朝食のワゴンを携えて戻ってくるまでの間、彼がセレクトした今日の服について思い巡らせる。
随分と詩的な色の描写をしたものだ。 実務的でありながら、どこか耽美な趣味人の風情を感じさせる彼らしくもある。
さて、この服装にしっくりくる壁紙はどの部屋だったか。 そんな想像も、色彩感覚を忘れてしまわないための訓練だ。]
(6) 2021/01/09(Sat) 08時頃
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── はじめよう。
[ 食事の内容について注文をつけるのは食事の後にすることにして、ナプキンを用意する従者に許可を与える。 今のところは給仕に専念してもらおう。
使用人を指導するにも、時宜というものがある。 そういう教育を受けてきた。*]
(7) 2021/01/09(Sat) 08時頃
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[ どうぞと示す声と共に美味しそうな匂いが近く。 首を伸ばすことはせず、口を軽く開けて朝食の1ピースが置かれるのを待った。
こうして甲斐甲斐しく世話をされることにも慣れなくてはならないのだろう。 アリステアはあらゆることを卒なくこなす──はずだ。
そう認めようとすると、どこか軋むような気持ちになるのだけれど。*]
(11) 2021/01/09(Sat) 13時頃
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[ 昨日と同じ食事の光景。 従者は食事の最中に会話をする相手ではないから、メニューの説明には小さく頷くのみで、ウィリアムは黙って口元に運ばれたものを食べる。
ストップの合図を出さないのが、味に不満のない証明だ。
ヨーグルトのスプーンもそのようにして受け取る。 アリステアが無理に食べさせようとしたり、喉の奥にスプーンを突っ込んだりするはずはないという、信頼のうちに成り立つ食事風景であった。*]
(14) 2021/01/09(Sat) 18時半頃
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[ 従者が新しく淹れ直した食後のティーを飲み、清涼感を得る。
昼食の要望を確認され、窓の外の気配を伺った。 陽光のぬくもり、鳥のさえずり。 好天は続いているようだ。ガーデンパーティも予定通り開催されるだろう。]
皆が来客と立食なら、同じものを取り置いてもらってくれ。 簡単に摘めればいい。 あとはフレッシュジュースを。 ブルーベリーがあるかな。 "夜更け前の空色"に近いところで。
[ アリステアが見立てた服の色を想像しながら、そんな注文を付け加えておく。*]
(17) 2021/01/09(Sat) 21時半頃
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[ 食事の後で、アリステアに新聞を読み上げさせる。
見出しのみ読み上げ、気になった記事についてだけ全文を読むというのは、頭のいいやり方だと思う。 彼の発音には、どこか異国情緒があるが、決して耳障りではない。]
求人広告に、目が見えなくてもできそうな仕事はあるか。
[ ついでに、という調子で訊ねる。
次男坊として、いずれはこの家を出なければならないと思う。 けれど、軍人という道が断たれ、視力回復の目処も立たない今、自活の術が思い描けなかった。*]
(23) 2021/01/10(Sun) 01時頃
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[ 新聞にも、めぼしい求人情報はないらしい。 まあ、当然だろう。]
…質問にだけ、答えればいい。 おまえの意見は求めなかったよ、スペンサー。
[ 音楽や学術に天賦の才があれば、とうに名を知られていたろう。 自分は、凡才だ。 そんなこと本人が一番よくわかっている。
苛立ちを従者にぶつけるのは大人気ないと思いながらも、八つ当たりしてしまった。]
(27) 2021/01/10(Sun) 18時頃
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御馳走様。片付けていい。 おまえが戻ってくるまでに、後の予定は考えておく。
[ 少し、頭を冷やす時間が必要だ。 手首を返すように振って、退室を命じる。*]
(28) 2021/01/10(Sun) 18時頃
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[ やつあたりは察していたろうに、不満を表すこともなくアリステアが出ていってから、深いため息をついた。
目の不自由な主人のために、彼はよく勤めてくれている。 あれほどの能力を持った者は、なかなかいないだろう。
ウィリアムがこの屋敷を出て独り立ちする時、おそらく、自分の稼ぎで彼を雇い続けるほどの余裕はあるまい。]
…不甲斐ないな、俺は。
(31) 2021/01/11(Mon) 00時頃
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[ 気分を変えようと立ち上がり、外の気配に背を向けて歩き出す。 前方に伸ばした手が、やがて壁に触れ、それを伝ってドアノブを見つけた。
アリステアの戻りを待たず、廊下に出る。
生まれた時から学生寮に入るまで、育ってきた屋敷だ。 何がどこにあるかは把握している。 目が見えずとも、大丈夫だ。]
(32) 2021/01/11(Mon) 00時頃
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[ ランタンを提げる態で軽く伸ばしていた左手が冷たい金属に触れる。]
これは御先祖様の甲冑──
[ そっと回り込む。 同様にしてグラスランプのコレクションを避け、階段へ辿り着いた。
手すりがあるから簡単と気を抜いたせいか、誰かが置き忘れた床ブラシに躓き、踏み外す。*]
(33) 2021/01/11(Mon) 00時頃
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[ 階段で躓き、宙に投げ出されたところを受け止められる。
もっとひどい叩きつけられ方をすると覚悟して反射的に竦んでいた身体が、ふっと緊張を解いた。
──が、もろともに倒れ込み、階段下まで滑り落ちる仕儀となった。]
大丈夫かっ
[ 受け止められる寸前、耳が聞いた声はアリステアのものだ。 自分は彼の体を緩衝材にしてしまったようだと慌てる。
伸ばした両手の指が、安否を確かめるように従者の顔に触れた。*]
(37) 2021/01/11(Mon) 02時頃
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[ 起き上がるアリステアの所作は、ゆっくりではあったが、概ねいつもどおりに感じられた。 心配いらないと告げる声に頷く。 それから彼は、ウィリアムの手を取り、捧げ持って──多分、唇で触れた。
騎士が忠誠を誓うときのようだ。 だが、従者がとる行動だろうか?
逡巡のうちに、質問する時機を逸してしまった。]
あ…ああ、 ありがとう。 怪我はない。
ただ、靴が片方、脱げてしまった。 近くを探してみてくれないか。
[ 壁から離れていると、とたんに自分が何処にいるのかわからなくなる。 たいしたことではないと自分に言い聞かせても、心細い。*]
(39) 2021/01/11(Mon) 16時頃
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[ よく気のつく従者は、ウィリアムを立ったまま待たせることなく、階段の踊り場に座る場所を用意する。 椅子ではないが、頑丈な台ではあった。
座面が温まるまで時間をかけることもなく、アリステアは靴を見つけて運んでくると、恭しさの伝わる所作で、持ち主の足に靴を戻した。
そこに紛れ込まされた唇の動きはごくさりげないもので、見ていた者がいたとしても、靴の汚れを確認していたと誤認するくらいだったろう。]
(42) 2021/01/11(Mon) 19時頃
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…おまえの献身に感謝する、スペンサー。
[ そう言いながら、やや顔を伏せた。]
予定変更だ。 俺は、このままガーデンパーティに参加する。
おまえは下がっていていい。
(43) 2021/01/11(Mon) 19時頃
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先ほど、おまえの呼吸が、一度、乱れた。 ぶつけたところが痛むのだろう?
使用人部屋に戻っていろ、
主人に嘘をついたお仕置きだ。
[ 言い渡して、立ち上がる。*]
(44) 2021/01/11(Mon) 19時頃
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[ 躊躇う様子はありつつも、アリステアは部屋で休養することを受け入れた。 代わりに出された条件については、特に問題もない。]
仕事に責任感があるのはいいことだ。 まだ新顔の従者が、どれだけ人を動かせるか試す機会でもあるな。ガンバレ。
[ 軽く挑発してみる。]
(47) 2021/01/11(Mon) 23時頃
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ともかく、ちゃんと治療しなければ、明日の仮面舞踏会でダンスに誘ってやらないぞ。
[ それがご褒美になるかは、ちょっとわからないけれど、回りくどく伝えておいた。*]
(48) 2021/01/11(Mon) 23時頃
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