10 冷たい校舎村9
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── 現在・教室 ── [ 相槌みたいな「そうかな」に、>>474 慎一はへらっと笑ってみせた。 どんな顔すればいいかわかんないときは、 まず笑っておけばいい……笑えるうちは。 どっかで聞いたことあるようなモットーで、 どうやらその場はごまかせたらしい。 ……そっとしといてくれたのかもしれない。 でもほら、今は慎一のことより、 このメールの送り主の話をしよう。]
(507) 2021/06/07(Mon) 16時半頃
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[ 冗談が冗談として通じてたらいい。>>476 黒沢の否定に慎一はへらっとして、 それ以上からかいを投げるわけでもない。 その裏にあった言葉を慎一は知らない。>>477 だけど聞こえてたらきっとまた、 「なんで?」って問答がはじまったろうし、 秘密にしておいてくれてよかったかもね。 慎一に言わせれば「生きる」とは、 だだしいというよりたのしいものであるはずだ。
ましてやあのメールを見て「いいなあ」だなんて、 へらへら笑いも剥がれ落ちたかもしれなかった。]
(508) 2021/06/07(Mon) 16時半頃
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[ だけどね、そのあとの言葉には同意する。]
あー……、確かに。 気づきもしなかったし、 今、誰なんだろって考えても、 ……わかんねえや、全然。
……探す、かあ。
[ 歯切れ悪くなっちゃった。 だって慎一は想像がつかない。 ここにいる誰かが死んじゃうなんて。 あるいはもう死んじゃってるなら? ……悲しい。の一言からははみ出すくらい、 最悪な話だって慎一は思う。ヤだなあとも。]
(509) 2021/06/07(Mon) 16時半頃
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[ 黒沢をつねる案は辞退され、>>479 みんなつねってく案への反応も微妙。>>480] 幽霊だったら触れないかもしんない。 [ そこまで冗談でもなく慎一は言った。 すごく簡単な証明方法じゃない? いや別に慎一はオカルト好きではないし、 幽霊の類を信じているわけでもないけど、 一般的な幽霊観ってそうじゃないかな。 ただ、それってつまり──送り主は死んじゃってる。 非現実的を現実に受け入れるにしたって、 心情的にやっぱヤだとしか言いようがないな。]
(510) 2021/06/07(Mon) 16時半頃
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[ だから慎一はため息をついた。 そしたら急に背を向けられて、>>483 慎一は黒板の前に立ったまま動揺する。]
(511) 2021/06/07(Mon) 16時半頃
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え、ええ、何? ちょっと、黒沢……? [ 慎一の前で黒沢は何かに謝ってる。>>483 その言葉を向けられてるのが自分とは思わず、 慎一は躊躇いがちに黒沢の方に歩み寄る。 なんだかすごく変な感じ。 大体先に慎一の頭が真っ白になってるから、 慎一は取り乱す人ってあんまり見た記憶がない。
わかんないのは慎一も一緒だ。何もわかんない。 メールの送り主も、この世界の仕組みも、 今目の前で何が起きているのかも。]
(512) 2021/06/07(Mon) 16時半頃
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……だ、大丈夫?
[ なんで? って聞かれても困るの、慎一は知ってる。 から、口にしたのはそんな言葉だったけど、 大丈夫? って聞かれても困るよね。慎一は困る。
様子を伺うように体の正面の方に回り込みながら、 恐る恐るといった調子で声をかける。 ぎゅうと強く握り締められた手首。 「癖みたいなもの」って言葉をふいに思い出す。]
(513) 2021/06/07(Mon) 16時半頃
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いや、え、 ……俺、ここにいないほうがいい?
[ 自分がいくら取り乱し慣れていても、 慎一はちっとも冷静な反応はできない。
でも、これでもさ、 慎一なりに考えた結果だった。
気が滅入るとき、悲しいとき、 慎一はいつも逃げ出したくなる。 誰もいないとこに行きたくなる。
……だから、一般的な対処としてはさておき、 あくまで気遣いとしてそう尋ねてる。**]
(514) 2021/06/07(Mon) 16時半頃
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── 現在・教室 ──
……それ、 もれなく俺も巻き込まれんだけど。 なんもわかんねえし……やくたたず仲間?
[ へらへら冗談っぽく言ってみたけど、 あら。こんな話を朝もした気がする。
送り主に心当たりのない慎一は、 犯人捜しにおいてやくたたずの類だろうけど、 ついでに、慰めや励ましについても、 経験則で補えるほどの経験がないやくたたずだ。]
(561) 2021/06/07(Mon) 21時頃
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マジメで自己チューでやくたたず。 は、ちょっと盛りすぎじゃない?
こんな意味わかんねえ状況で、 正気保ってるだけ、えらいでしょ。
[ 慎一はさっき保ててなかったかもだけど、 手近な棚にいったんあげておくね。
うまい言葉とかなんにも出てこなくて、 困った慎一はやっぱりへらへらしちゃう。
なんか、うん。どうしたらいいのかなあ。 青ざめた顔とか、握りしめられた手首とか、 そういうの見てちょっと困ってるうちに、 黒沢がぱっと顔を上げる。元気に。>>558]
(562) 2021/06/07(Mon) 21時頃
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[ さすがに、相手が慎一でも、 それは空元気にしか見えないなあ……。]
(563) 2021/06/07(Mon) 21時半頃
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[ かえってどうしたらいいかわかんなくて、 バカみたいに納得したふりすればいいかな。 でも、慎一は別に演技派じゃないんだよなあ。
繰り返された「大丈夫!」に、 慎一はちょっと困って「うーん」と言う。]
じゃあ、ここにいたほうがいい? ……黒沢は、どっちのほうがラク?
[ 送り主を探すという目的があるんだから、 ここでじっとしてても仕方ないんだけどね。 一旦、正直に答えてくれることに賭けて聞く。*]
(564) 2021/06/07(Mon) 21時半頃
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── 現在・教室 ──
[ 黒沢がちょっとだけ笑った。>>575 笑ってくれて、慎一はうれしい。
ちょっとほっとするから、 へらへらで表現したくない感じに笑う。 ……しかしニコニコってのも柄じゃないな。]
別に、正しい答えをくれるから、 えらいって言ってるんじゃないしね。
[ ほとんど地面に引っ付いてるようなハードルでも、 跨げてえらいなあくらいの気持ちで生きてたいよ。 というか、そうじゃないとしんどくない? ただでさえ変な状況なんだから、 慎一を見習ってハードルを下げればいいと思う。]
(603) 2021/06/07(Mon) 22時半頃
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[ ……見習われていたのは鳩羽でした。>>576
黒沢がちょっと落ち着いた様子なので、 わたわたしていた慎一もちょっと落ち着く。
出てくるという黒沢に、慎一は「そっか」と言う。 さっきほど空元気ってふうでもないから、 慎一は引き止めたりはしない。 黒沢が黒板に文字を書くのを見守ってる。>>577
それで、黒沢が出ていく間際。 慎一は少しだけ迷って、その背中に声をかける。]
(604) 2021/06/07(Mon) 22時半頃
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……あのさあ、 別に答えなくてもいいし、 そっか、としか言う気ないんだけど、 ……それ、手、痛くない?
[ ぎゅうって手首を握る癖のことだよ。
結局メールの送り主の件、 「ご自身にお心当たりは?」って聞けないまま、 慎一が最後に投げかけた問いはそれだった。*]
(605) 2021/06/07(Mon) 22時半頃
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── 現在・教室 ──
[ 黒沢の返事があっても、なくても。
慎一はそれから教室に残って、 さっき買ってきた食べ物を食べる。
どこかでクレープの会をやってるなんて、 慎一の耳には入ってこなかったし、 知っていたとしても、ここに残った。
気が付いたらもういい時間で、 昼食をとるべきだったので、慎一はそうする。]
(607) 2021/06/07(Mon) 22時半頃
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[ 誰かが帰ってくるまでは、 慎一は教室にひとりぼっちだ。
もそもそと自分の席でパンを食べて、 おにぎりを食べて、ミルクティーを飲んで、
ラピュタが怖くて窓は開けられないけど、 自席から外をぼんやり見ているだけなら、
静かな教室も、くるくる舞う白色も、 慎一には結構落ち着くなあって思う。]
(608) 2021/06/07(Mon) 22時半頃
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[ 朝からいろんなことがうまくいかなくて、 帰りたいと思ったのに帰れなくて、 ちょっと泣いたけど、ちゃんと持ち直して、 他人と会話もできたから、慎一はえらい。
昇降口が開かなくて落ち込んで、 メールの送り主はわからないままだし、 この世界についても仮説のまんまだ。
あんまり何の役にも立ってないし、 頼りにならなかったのは明白だけど、 慎一は慎一なりにがんばってて、えらい。]
(609) 2021/06/07(Mon) 22時半頃
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[ そうやって生きてきたはずなんだけどなあ。
「全然頼りにならないな」って、>>575 黒沢のやたらと高いハードルが、 頭の中にちらついて離れないのはなぜだろう。]
(610) 2021/06/07(Mon) 22時半頃
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[ 実は慎一にも立派な腕が2本生えてるんだけど、 どうにもそれらは自分を抱きしめるのに忙しい。]
(611) 2021/06/07(Mon) 22時半頃
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── 回想・文化祭当日 ──
[ 慎一は屋台のレジにいた。 一番お客さんに近い場所。
だから、屋台の目の前の出来事なら、 そりゃあ慎一だって気づくよ。>>304
お釣りの計算をしてるとこだった。
がやがやとした空気の中で、 慎一はお客さんが言う商品名とか、 クレープを包む紙のカサカサって音、 体育館でやってるらしいバンドの演奏。
そういういろんな音と一緒くたに、 柊がすぐそこで呼び込みしてるなって、 うっすらと声は認識していた。]
(612) 2021/06/07(Mon) 22時半頃
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[ それが、声のトーンが変わって、 なんだか空気がざわっとする。
「崩してもいいですかー」って、 差し出されたお札を受け取って、 代わりに小銭を拾ってた指を止める。
なんだろうって慎一も思って、 隣にいるはずの暮石を見た。目が合う。>>543]
(613) 2021/06/07(Mon) 22時半頃
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……トイレとか?
[ 奇しくも誰かと同じことを言ったらしい。 慎一のは柊を庇うんでもなんでもなく、 とりあえず適当言っただけだったけど。>>464
ひとりになりたいんじゃない? とか、 そういう思考さえなく、当てずっぽうに。
数度瞬きをして──、そうだ。お釣り。 えっと、いくら渡すんだっけ。 きちっと種類をそろえて小銭を重ねて。
…………お、お。あ、そうだった。]
(614) 2021/06/07(Mon) 22時半頃
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お待たせしてすみませーん!
[ 少し怪訝そうなお客さんに笑いかけるころには、 慎一は頭の中の片隅に柊の件を追いやって、 たぶん、思い出さない。明日には忘れる。 後日「大丈夫だった?」って聞くこともない。
だって接客が忙しかった。 直接自分と何かあったわけでもない。 この後には10円の謎だって出てきちゃう。
人のことを気にするには余裕がいるんだよ。 慎一にはいつもそれがない。ずっとない。 そろそろできてもいい頃だと思ってたんだけど。*]
(615) 2021/06/07(Mon) 22時半頃
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── 少し前・教室 ──
そうだよ。
[ それ以上何とも言わず慎一は笑った。
ごめんね! 君の想像の範疇をこえて。 遥か下のほうからお話ししています。 ギリギリ声が届いてよかったよ。>>616
まあ別に慎一だって、 手抜きしてるわけじゃないんだけど。]
(650) 2021/06/07(Mon) 23時半頃
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[ 出ていく間際、黒沢が振り返る。>>618 慎一は宣言通り、「そっか」って言った。
だから、そこに「行ってきます」はなくて、 当然「いってらっしゃい」も存在しない。
……慣れちゃったかあ。 もごもご、まだ空っぽの口を動かす。 歯形が跡みたいに残ってぼこぼこの頬は、 奥歯で挟んでみても痛みがぼやけてわからない。
慎一の頭には文化祭の様相をした廊下と、 点々と落ちてるカッターナイフばかりがよぎる。*]
(652) 2021/06/07(Mon) 23時半頃
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── それから ──
[ 気が付いたら日が暮れ始めている。
その間、教室に来た人はいたかいないか、 慎一もずっと留守番してるわけではなく、 少し気持ちが落ち着いたころには、 校舎の探索に出かけてみたりもする。
黒沢のように書き置きは残さなかった。 たとえば屋上が開かないか見に行ったり、 非常階段の様子を見に行ったり、
慎一の行動はやっぱりどこか、 外に出る方法を探すことが起点だった。]
(665) 2021/06/08(Tue) 00時頃
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[ 外に出ることができるのか。 ……希望は薄らいでいくばかりだ。
仮に出口を見つけたとして、 慎一は今もまだ家に帰りたい?
……だんだんわからなくなってくる。 あのメールのこと、黒沢と立てた仮説。 そんなものがぐるぐると渦巻いていて。]
(666) 2021/06/08(Tue) 00時頃
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[ 一度だけ九重と遭遇した。
……遭遇した、というより、 慎一が非常階段を揺らしてるのを、 気がついたら背後から見つめていた。
どうにも彼女の様子がおかしい。>>584 手を差し伸べるような慎一ではなく、
ただ振り返って、少しビビッて、 彼女をまじまじと見つめただけだったけど、
九重は慎一にも「精神世界」という、 仮説の最後の1ピースみたいなものをくれた。]
(667) 2021/06/08(Tue) 00時頃
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[ それが──、いつのことだっけ。
突然のことに驚いてしまって、 ロクに話もできなかった慎一を置いて、 九重利美はまた校舎のどこかへ消えていく。*]
(668) 2021/06/08(Tue) 00時頃
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