19 メタルボディの共存試験【R18ペア】
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2022/10/07(Fri) 22時半頃
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[ここはルウポリスの中心街。 立ち並ぶビルの間を、ホロモニターの音と映像が色とりどりに埋める。]
『この春新発売!家庭用ロボット『モナリザ』は、あらゆる家電を搭載した汎用家事ロボットです。 新生活に必要なのは『モナリザ』だけ! 温かみのある人肌マニピュレーター採用で、あなたの生活に潤いをプラスします。』
[発売されたばかりの家事ロボットも、立体広告の中で素敵な生活を演出していた。]
(1) 2022/10/07(Fri) 22時半頃
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[ ルウポリスの中心街にある超高層ホテルの正面玄関から、タキシード姿の男が、従業員らに恭しく見送られながら出てくる。 足元にはレッドカーペットのVIP待遇だ。 ]
「アルサラーン様。またのお越しをお待ちしております」
[ このルウポリスにあってもエキゾチックな印象を与える浅黒い精悍な肌に小粋な顎髭をたくわえた客人は、総支配人の挨拶に片手をあげて鷹揚に応えた。 その歩みに合わせて、車寄せに黒塗りの長躯の高級車が停まる。 車体には軍需産業の雄であるドゥライミ財閥の紋章がこれみよがしに彫られていた。]
(2) 2022/10/07(Fri) 23時半頃
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[ 車の後部ドアは、ボーイが手を出すまでもなく滑らかに開く。 サロンめいたソファがしつらえられた車内には先客が乗っているようだったが、ボーイに見えたのは靴の先だけだ。 乗せるべき相手を収容するとすぐに扉は閉ざされ、夜の街へと走っていく。
総支配人はそれを見送り、ほっと肩の力を抜いた。
ドゥライミ財閥は金払いはいいが、いささか剣呑な噂もある企業で、殊にあのアルサラーンという御曹司は裏家業に通じていると囁かれている。 命を狙われたことも一度ならずあるらしく、なるほど、先ほどの車も防弾装甲仕様とみえた。
ともあれ、今夜のパーティが何事もなく終わったことを言祝ごうと、従業員らは頷き合う。*]
(3) 2022/10/07(Fri) 23時半頃
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[尊敬する人が居た。 この方のようにありたいと思えるそんな人だった。 その人に憧れてその人が社長を務める会社に入社し、気づけばその人の子の秘書をやっている。自分にとって尊敬できる彼の人の子は特別な存在だった。
幼馴染という言葉で括るには年が離れていたけれど、彼が幼い頃から自分は彼を知っていて縁故採用、好みでの地位と言われても否定する言葉がない。それこそ黒子の位置まで知っていると言っても過言ではないだろう。 そう彼が知らない自身の秘密すら知っている。]
(4) 2022/10/08(Sat) 00時頃
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…社長代理、此方にハンコお願いしますね。
[ルウポリスの一角。 それなりの大きさを有するビルにある会社はとある種類の用品を販売していた。書類のハンコを求める左手は鋼鉄混じり。昔、事故で失くした片手は鉄で覆われ、機械化していた。高性能なのは折り紙付き。
秘書として、社長が不在の今、 社長代理を支えるのが私の勤めであり 余計なものを見せないのもまた勤めであった。**]
(5) 2022/10/08(Sat) 00時頃
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[世界に人と機械が溢れ、光と科学があらゆる場所を照らす時代となっても、なお魔物は世界の影にありつづけた。 新たな技術を身につけ、より巧妙に人の間に溶け込む者もあれば、古来より変わらぬ暮らしを営む者もいる。
この部屋はまさに、時代を四桁ほど遡ったかのような空間であった。 部屋の主もまた同じく。]
なるほど。 早急な対応が必要なようだね。
[螺鈿の机に優雅に肘をつき、指先を唇に当てながら報告を聞く男は、今では博物館でしか見ないような衣服を纏っている。 彼に報告を届けた老爺も同様に。]
(6) 2022/10/08(Sat) 01時頃
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ならば私が行こう。
[立ち上がった男に、老爺は顔をしかめて翻意を促した。 だか繰り言など意に介さず、軽やかに歩き出す。]
私が出たほうが早いだろう? それに――
[指先で宙に線を引く。 裂かれたように空中に筋が現れ、黒い空間が広がった。]
(7) 2022/10/08(Sat) 01時頃
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このところ、退屈だったからね。 ルウポリスといったか。 面白い街だと聞いているよ。
[微笑んで、裂けた空間に足を踏み入れる。 瞬きひとつの後には、裂け目ごと消え失せていた。*]
(8) 2022/10/08(Sat) 01時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2022/10/08(Sat) 01時頃
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[幼い頃からの記憶は、ルウポリス外に暮らす母の事を惚気ける父と歳の離れた兄のような幼馴染と過ごした日々で。
父を尊敬する幼馴染の気持ちはわからなくないが、何故今このような状況になっているのだろうかと頭を抱えたくなるのは何度目だろうか。
急に久しぶりに母に会いに行くからと、会社を俺に預けてにこやかに軽い足取りで、買い物感覚で旅に出た父。
普段家の中で出来る仕事しかほとんどしないぐらいで、外に出ることも少ない俺に、ちょっと社長代理してては、中々にハードルが高いものだと思う。]
(9) 2022/10/08(Sat) 07時頃
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はいはい、内容は読まずに押すだけでしょ?
[父みたいに威厳のいの字もないが、幼なじみから差し出された書類に判を押して。 今どき判子押すためだけ、サイン書くためだけと言えどこの慣れない椅子に座って仕事する。 人の手よりも高性能な手に>>5書類を返し、言われた通り中身は見てない。]
オレなんかが代理やる意味あるって相変わらず思っちゃうよ。
[父が信頼を寄せる幼馴染、働き出してからは少し距離ができたような気もしなくないが。 父と一緒で昔から何かと俺に見せたがらない仕事の内容、読もうとすれば取り上げられるやりとり数度、この会社が何を扱ってる会社かも知らないし、お飾り代理社長もいい所だなっと。
まぁ、普段の俺からしたらハードルが高いからと言って悲観もしてないし、外に出るいい機会だから、なるようになるでしょっと肩を竦め、秘書の幼馴染が持ってくる仕事を淡々とこなしていった**]
(10) 2022/10/08(Sat) 07時頃
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[ハードルが高いと思っているとは知らないものの。 出来る限りのサポートは自分がするつもりである。普段の生活から突然、放り出されたのだ。>>9同情はする。だが、仕事とそれは別だし、彼と仕事ができるというのも嬉しかった。言いつけ通り>>10中身を見ずに彼はハンコを押してくれる。今時と言われがちだが、信用にはこれが必要である、何せ商品が商品だ。 不良品を通してはいけないし、あってはいけない。 戻ってきた書類の中身を眼鏡の下の目で追いかけ]
……もちろん。 社長代理が居てくれることで 私が偽造せずにすみますから。
[手が疲れるんですよね。と 彼の父親が奔放というか愛に生きる人なのは尊敬するところだが、仕事という面では彼が不在というのは中々に手痛い。とはいえ、大型の企画は終わりが見えた。慣れない仕事をさせてしまった彼に少し休みを取らせるのもありか。と考えつつも腕時計を見れば]
(11) 2022/10/08(Sat) 08時頃
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ま、よく頑張ってるよ。
[書類を電子ポストへと流し。 彼の頭を右手で優しく撫でた。社長代理と秘書としての距離は保たないといけない。だが、それとは別に兄貴分としては褒めるのをやめる気はなかった。髪を乱さぬように優しく撫でてそして、前髪を分ければ、其処に軽い口づけを。 しれっと行った。
昔からの習慣、]
(12) 2022/10/08(Sat) 08時頃
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[口づけた額を隠すように髪を戻し。 指先で其処を撫でて]
帰ったらご褒美をやるからもうちょっとな。
[今度はこっちの資料。 そっちに名前書いてくれよ。と左手で取った資料を見せ、笑いかけた。これで今日はおしまい。と告げこの後の予定を聞くついで何か欲しいものはあるか。と尋ねただろう。そのときの顔は甘い年上の顔をしている。可愛い幼馴染を甘やかす方法を考える顏だ。
ただ、それも二人きりの社長室にノックの音が差し込むまで。何もしらないはずの社長にわが社の商品の感想を、明るく元気な社員が聞くまでのこと*]
(13) 2022/10/08(Sat) 08時頃
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[渡した書類に目を通され>>11ても、実質やってるのは判を押すだけなので特にやりがいや、大変さがある仕事とは言えないが。 環境が変わるって意味では確かに大変で、退屈だが大変と言うのが恐らくあってるだろう。
偽造とか言われるとヤバいものなのかとすら思うが。 前に聞いた所そういうものではないが信用が大事とは聞いた気がする。]
パパも急なんだよね、本当…。 もうオレも大人なんだし社会勉強ついでにやっておいでとかさ それで会社任せるとか、おかしいでしょ
[今の書類が大型企画のものだったのかどうかすら、自分には明かされていなくて、ひと段落できたのかどうかなんてよくわかってない。 それでも時計を見る姿を見ながら、もうこんな時間かとぼやき]
(14) 2022/10/08(Sat) 10時半頃
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本当にー? そう思ってるなら仕事ちょっとは教えてくれたっていいじゃん
[言った所で、教えてはもらえない事は知ってる。 小さい頃から変わらず撫でる手>>12が心地よくて安心すると少しだけ瞳を細くして。 褒める時の習慣は変わらず、少しだけ顔をあげれば前髪をかき分けられ、落とされる口づけに、片目を閉じて。
褒められる時とかはそれが当たり前だからこそ唇を尖らせて文句をたれる]
(15) 2022/10/08(Sat) 10時半頃
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ご褒美? んーじゃあ理一にぃの手料理食べたいー。 ごめん会社ではヤカモトさんってちゃんと言わないとだったね
[指先で電子ペンを回して言われた通り>>13にサインしては、笑いかけられながらご褒美と聞くと、顔を明るくさせてリクエストするさいに、ついつい昔からの呼び方で呼んでしまった事を謝っては、今後の予定と聞かれると。 考える素振りを見せて、あっと手をポンっと叩く。]
(16) 2022/10/08(Sat) 10時半頃
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そう、えーっとなんだったけ? どこの部署かわかんないんだけど なんか見て欲しもんがあるって人が居た気がする ちょうど、り…ヤカモトさんが離席してた時だったかな
[今朝の事だったか、幼馴染が別件で呼ばれてちょうど一人だった時に出くわした。 若い元気な社員に声をかえられて、仕事終わりでいいのでコレを見て欲しいと試作みたいなものを渡されたのを思い出した。 その試作は何も見ずに、鞄にしまい込んであるのだが。 なんでも父にも試作品のプロトタイプなど渡してあるとか言っていた気がする。]
(17) 2022/10/08(Sat) 10時半頃
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―――コンコン。
[二度のノックの後、90度のお辞儀をして入ってきた。 元気な明るい名前も自分は知らない社員。
『渡したものを見てもらいましたか?』など聞かれるも、見てないと答えるのも悪いなと思って。 愛想笑いをしながら、見たよ、いいんじゃないかなっと適当に答えておく
『これ、その商品の企画書なのでお願いします!!』
勢いよく突き出された書類受け取ろうと手を伸ばせば、まいつものように遮られて苦笑いするも。]
もう終業時間だから、残業せずに帰ってね。
[仕事を頑張る事はいい事なのだろうと、とりあえず労っては。 勢いよく嵐のように来た社員は帰って行き。 幼馴染の手には、自分がまだ見ぬ企画書なおVer4とか言う単語だけちらりと見えたが。 それを何を指してるのかも知らずに、ちらっと幼馴染の方へと視線を上げて]
(18) 2022/10/08(Sat) 10時半頃
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えーっとこれで今日は何もないよ?
[逆光で眼鏡が反射しているのと、先ほどの企画書の裏面に遮られて幼馴染の表情は読み取れないが、いつも通りなら一緒に帰るだろうと首を傾げて、どうかした?と不思議そうに見つめていたか*]
(19) 2022/10/08(Sat) 10時半頃
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待っていたよ。
[車が走り出すと同時に、乗ってきた男に声を掛ける。 主然としてゆったりと座っていたが、無論、車の持ち主でもなければ正当な手段で乗り込んだわけでもない。 護衛であろう元々の乗員は、微動だにせず座っている。 今のところ、生きてはいた。]
直接乗り込む前に、一度話してみたくなってね。 アルサラーン・イヴン・D、?
[確認する調子で、ターゲットの名を呼んだ。*]
(20) 2022/10/08(Sat) 15時頃
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まあ、そろそろと思ったのかもしれませんね。
[彼の母親を知る自分としては、 少しばかり頭を抱えたくなる話だが、会社を任せるのは父親心でもあるのだろう。その為に事情を知る自分を秘書にした。想像はできる。問題は、仕事を教えてという彼に対して…]
…お断りします。 世の中には知らなくていいこともあるんですよ? 社長代理さん。
[まだ早いとこちらが有耶無耶にしているところか。 もう良い大人なのだからとは思うが撫でる手に目を細める彼は自分からするとまだ若く。目を細める姿に健やかさを求めてしまう。そういう意味では過保護なのかもしれない。口付けに片目を細める姿に琴線が揺れるが、それもまた。浮かべる笑みに隠して。
尖る唇に眼鏡の奥、何かを光らせ。 手料理を望む純真には]
(21) 2022/10/08(Sat) 17時頃
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りょーかい。 …ん?そうだな、まあ もう終わりだし、俺しかいねーから あんまり気にしなくていいぞ。
[甘いのは自覚している。 料理が上手くなったのは父一人、子一人の家に関わり続けたのが大きい。彼の好みを考えては、周りを意識しているのは上出来だと褒める。距離は昔より離れたが、ついつい優しくしてしまうのは馴染み故か、それとも。…眼鏡の奥、思考を悟られぬようにしていれば、不穏の種が彼の口から溢れ落ちた。]
…へえ?
[見てほしい、という言葉的に古巣の企画部からだろうか。 自分が不在の時は社長代理に書類を持ち込まぬように社内へ通達していたはずだが。とんとんと無意識に眼鏡の縁を叩き。彼を覗き込むように見ようとしたが]
(22) 2022/10/08(Sat) 17時頃
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ちなみに、その見てほしいものはどこに… おっと
[元気のよいノック音に気づけば、彼から距離をとり。 秘書の位置にたつ。元気のよい社員はやる気に満ち溢れている。それは結構、だが、社員代理に直接書類を渡そうとするのはいただけない。書類を遮ることで、苦笑を見るものの。それはそれ。何かあってはいけないのだ。そう例えば先程の愛想笑い。]
『みたよ、いいんじゃないかな』
[その言葉に唇が歪む。 書類がその唇を上手く隠しているだろう。傍目からは書類を読んでいるようにしか見えないはず。二人の時間を終わらせただけでなく、不穏を撒いた社員はそのことに気づかず、去っていく。バージョン4か。つまり、バーチャルカード4まで知らぬ間に彼は試していたのか。
機械の手がくしゃと書類を歪ませる。]
(23) 2022/10/08(Sat) 17時頃
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そうですね、通常業務はおしまいですね。
[このあと、私の家で残業ですが。 という一言は飲み込んで首を傾げる彼の手を取れば少しばかり強引に退社の準備を始めただろう。書類はかばんのなかに。微笑みはいつものものに。首を傾げた彼を真似するようにこちらも首を傾げ 腰を左手で支え]
で、今日は何を食べたい?
[そう尋ねれば、 車に乗り込み二人帰路につくだろう*]
(24) 2022/10/08(Sat) 17時頃
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[帰るのなら彼の家でも良かったが それでは今日の残業が十分にできない可能性があった。こちらの両親は都心を離れ、第二の人生を悠々と送っている。家は静かに彼を迎え入れる。リビングには大きなソファやテレビがあり、室内はシックで統一されている。一人で暮らすにしては大きなそこは、彼には慣れた場所でもある。料理の準備をしようと食材を確認して振り返り]
さて、社長代理。 その鞄の中に、何か入ってますよね。
[分厚い眼鏡の奥、目は笑わず。 微笑みは、とても優しく彼を見ていただろう。*]
(25) 2022/10/08(Sat) 17時頃
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[ 外観を裏切らない高級仕上げの車内に、予定にない相手が乗っていた。 燃料切れのロボットめいて動かない護衛からは何の説明もない。
敬称もつけずに名を呼んだ相手を見つめてひとつ瞬きすると、元から座る予定だった場所に腰をおろす。]
何か飲むか ?
[ 備え付けのミニバーを示して問う。
今しがた後にしてきたのとはまた別種のパーティから抜け出してきたような出立をした招かれざる客人を前に、その声にも動作にも、緊張の色はなかった。*]
(26) 2022/10/08(Sat) 18時半頃
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驚かないのだね。 慣れっこかい?
[落ち着きはらった相手の所作を、笑みを含んで指摘する。 車はほとんど振動もなく走っていた。 本来の移動ルートからは外れていないはずだ。]
君と同じものを。
[饗応を断ることなく受けながら、隠すことのない観察の目を向ける。 浅黒い肌と、整えられた髭。精悍な顔立ちは人を魅了するに足る。 内心はともあれ、突発事に対して恐怖も狼狽も見せない。 たいした胆力だ。 なるほど、やり手だという評判は本当らしい。]
(27) 2022/10/08(Sat) 21時頃
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私がなにに属している者かは気付いているだろうけれども、用件も理解してもらえるかな?
[護衛を今の状態に留め置く技術は、人間にはない。 車のドアを開閉せずに、中に侵入する技もだ。 魔物であると明らかにしながら、軽く言葉を投げる。*]
(28) 2022/10/08(Sat) 21時頃
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驚いてないように見えたのなら、そういうことにしておこう。
[ 問いかけにも平然として返す。 下手に取り繕うようなことはしない。
招かれざる客もまた泰然と饗応を受けるつもりらしい。 同じものをと言われて、ショットグラスに琥珀色の火酒を注いだ。
特にアルサラーンが愛飲している酒というわけではない。 どれを選んだところで、客人の髪の色の深みにも、身につけた宝飾品の年代にも、到底及びはしないことは確かだろう。]
(29) 2022/10/08(Sat) 21時半頃
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[ 客人は、単刀直入に自分の正体をほのめかす。 その頃にはスキャンデータの解析も終わり、相手が人ならざるものであるとの結果をもらしていた。
とはいえ、神出鬼没の能力を持つ魔物など、都市伝説のレベルだ。 統計学的に極めて稀な出来事に遭遇しているらしい。]
用件な、 自分を売り込みにきたにしては名乗りもしないからな。
[ のらりくらりと話を続ける。 監視部の方で緊急事態と判断したら、応援を寄越すなりするだろう。 その間、与えられた役目を果たすまでだ。*]
(30) 2022/10/08(Sat) 22時頃
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[ぐしゃりとひしゃげた書類>>23を見るからに、内容があまりよろしいものでは無かったのかなとか推察はするも。 見せてもらえない以上推察の域は出ずに、それがとんでもない内容だなんて露知らず。
そのガードの徹底ぶりの本気度が回りに通達>>22が出ているものだなんて事も、無知な自分は知る由もなく。]
またサインとかしないといけないものなら言ってね? どうせ俺には知らなくていい事なんだろうけどさ
[過ぎ去ったドアを見つめながら、ふぅっと業務終わりを聞けば一息ついては、手を取られるまま。 さっさと退社の準備を済ませる、実際に貰った試作を見てないと言う事を伝える間も無かったのだが、帰ってからでもいいかと。
ソイツは鞄の奥に押し込んで。]
(31) 2022/10/08(Sat) 22時頃
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[何が食べたいかと聞かれたら。 幼い頃から慣れ親しんだ味は、何を作っても美味しいし。 栄養バランスとかも多分そこらの主婦とかと遜色無いほどにできているものだから。
正直迷う。
自分の人差し指を下唇に充てて、考える素振りを見せてから。 その手を離して指を二本立てる。]
えっとねー、ポテトサラダとグラタン! ちょっと手間かかるから駄目かな?
[そう答えたあといつも通りに助手席座っては帰路に就く*]
(32) 2022/10/08(Sat) 22時頃
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[いつもどちらかの家に帰る事が最近は多いが、今日は彼の家な事に何の疑問も持たない。 ご飯を作るなら慣れてる厨房の方がいいのだろうと、その程度の事しか頭にはなく。 彼の頭の中まで読めるほど、賢いわけでもない。 ネクタイを緩めて、鞄はテーブルの足下へ、そのまま第二の家とも呼べる彼の家のソファーの上にうつ伏せに勢いよくダイブし]
えー、もう仕事終わりって言ったじゃんー。 えっ、えーっと
[あの時咄嗟に彼の前で嘘をついたが、実は見てないと言えば。 社員の前で根拠もない事を言ったのかと、怒られそうだなと思い 視線を空へと逸らしてから、これは笑ってるが怒ってるかもしれない、マジで怒らせたらヤバいやつだと、言い訳を頭をフル回転させて考えながら。
これから彼との残業タイムが始まるのであった*]
(33) 2022/10/08(Sat) 22時頃
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良い酒だね。 香りがいい。
[注がれたグラスを手に取って、口元に近づける。 馥郁たる香りを楽しんだあと、ちろりと舌を出してグラスの縁を舐めた。 視線は、彼に注いだまま。]
私のことを知りたいなら、そう言ってくれても良いのだよ?
[誘う笑みを浮かべ、グラスを手の中に弄ぶ。 琥珀色が揺らめいた。]
(34) 2022/10/08(Sat) 22時半頃
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魔物に権利はない、と君たちは言うけれど、表の社会がそんなことを言い出すずっと前から、人と魔物は付き合いがあってね。
細かいことはさておくけれども、 君たちは魔物に手を出しすぎた、と言えば分かるだろう?
[落ち着いた優雅さのままに、端的に用件を告げる。]
魔物の売買から、手を引くつもりはないかい?
(35) 2022/10/08(Sat) 22時半頃
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[ 人ならざる者と判明した押しかけ客人は、火酒の香りを楽しんでいるようだ。 そういうこともできるらしいとデータを更新しておく。]
ああ、おまえに興味津々だとも。 もっと知り合おう。
[ 微笑んでみせる魔物に、精力的な笑みを返す。]
(36) 2022/10/08(Sat) 23時頃
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ふむ、
[ 持ち出された用件を吟味するように、顎に手をやり、髭を撫でた。]
ドゥライミ財閥の主幹産業たる軍用品が売れるのは、人間がいつまでたっても争いをやめることができないからだ。 同様に、その人間と長きにわたり関わり合ってきた魔物の世界も、一枚岩ではなかろう。
この先…おまえにとってやっかいな魔物だけがいなくなるとすれば、どうだ ?
[ 魔物の勢力図については予備知識もないが、部族なり人種なりで用語を置き換えれば、そう外れてはいないはずだ。 落とし所を探ってみる。*]
(37) 2022/10/08(Sat) 23時頃
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[無知なままで居て欲しい。>>31 それは自分の勝手な考えである。だが、彼も納得しているものだと思っていた。ポテトサラダとグラタンというリクエストには分かった。と返答し>>32、自動車を使い戻った自らの家。本来なら、ポテトサラダもグラタンも手間がかかるから直ぐに用意しなきゃいけないのだが、それよりもうつ伏せになった彼の傍に寄り。 残業の確認を行うことにした>>33
付き合いは長いし、彼も自分が笑っていても良い感情を抱いていないのを分かっているのだろう。視線を逸らして、回答を探していた。カバンの中身について、返答次第ではグラタンをいつ食べられるかは―――分からなくなりそうだが*]
(38) 2022/10/08(Sat) 23時頃
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[彼が見せた笑みは、実に魅力的なものだ。 新進気鋭の実業家といっても十分に通用する。 いや、事実、その通りか。
魔物の売買は別に違法行為ではない。 それを大々的に行っている企業がほぼ無いのは、つまり今日のような行為が折々に成されているからだ。]
いいとも。 私も、もっと深く、知り合いたいものだ。
[左手を上げ、中指をしゃくってみせる。 空間を越えて、彼の顎を撫で上げるかのように。]
(39) 2022/10/09(Sun) 00時頃
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[下ろした指でグラスの縁を撫で、澄んだ音を響かせる。 液面に触れた指を、舌の上に移して唇に含んだ。 その姿勢で、彼の返答を聞く。]
まったくもってその通りだね。 魔物の世界は複雑怪奇。 一個体一勢力ということも多々ある。 各々の利益もぶつかってばかり。
[差し出された案に、華やかな笑みを返した。 魔物の世界の内実は、隠すほどのものでもなく、 目の前の脅威さえも取り込もうとする貪欲さは、それを即座に提案という形にする知性は、心地良い。
なるほど、惜しいものだ。]
(40) 2022/10/09(Sun) 00時頃
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その複雑怪奇に人の古い組織も加われば、事態はより混迷を増すというもの。 けれども、稀には見解の一致をみることもあってね。
[人体が可能な速度と体勢を無視して、身体を乗り出す。 小さなテーブル越しの会話から、鼻先が触れあわんほどの距離まで、瞬きにも見たぬ時間で顔を寄せた。]
君たちは少しやりすぎた。 だから消えてもらおう、ということになったのだよ。
[笑みはそのままに、艶やかに宣告する。 その表情が、ほんの僅か、怪訝なものに変わった。*]
(41) 2022/10/09(Sun) 00時頃
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[ 魔物を注視しながら、その古めかしい語り口調を聞く。 いささか真摯すぎるくらいに。 仕事の話はパーティでも避けて通れない。 話をあわせることくらいできなくては困る。 が、話の行く先と、人ならざる挙動に、今度はちゃんと驚いてみせた。
眉をあげ、間近に迫った顔に焦点をあわせようと努める。]
剣呑だな。 けれど何故、わざわざ伝えてから消そうとするのか、教えてほしいものだ。
[ 他に意図があるのかと探りをいれておく。*]
(42) 2022/10/09(Sun) 08時頃
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[ゆったりと元の姿勢に戻り、指先でグラスを揺らす。 先ほどの無茶な動きにもかかわらず、中身は一滴も零れていない。]
興味が湧いたからだね。 君という人物に、大いにそそられた。
疲れ知らずで精力的、 恐れ知らずの大胆不敵、 常に冷静沈着で、動じることはない、 加えて会話も巧みで話題も豊富、 話していてこれほど魅力的な相手は他にいない、 …というのが、君を知る者の見解だよ。
是非、会ってみたくなるだろう?
[美徳を数え上げ、同意を求めるように語尾を上げる。]
(43) 2022/10/09(Sun) 09時半頃
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こうして直接言葉を交わして、その評価はさほど誇張ではないと感じているわけだけれども、
[自身の感覚も口にしたあと、軽く身を乗り出した。 今度は、常識的な動きの範囲内で。]
君は、本当に、アルサラーン・イヴン・Dかい?
[薄い笑みを浮かべて、改めて問う。*]
(44) 2022/10/09(Sun) 09時半頃
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[ 客人が並べ上げてゆく賛辞に機嫌良さげに破顔するが、目は笑っていない。 何しろ、目の前の相手は暗殺者だと主張しているのだから。 ]
ついでに、相当な資産家だという点も忘れてもらっては困る。
[ 金で片がつくなら交渉の余地はあると水を向けてみる。 これまでもアルサラーンに近づいてくる人間の多くは金目当てだった。]
(45) 2022/10/09(Sun) 19時頃
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[ 続く問いかけには条件反射で苦笑する。]
間違いない。
[ そう。ここにいるのは、アルサラーン・イヴン・D(ダブル)── アルサラーン・イヴン・ドゥライミの影武者(ダブル)だ。 ドゥライミが長年に渡り、莫大な資材を投じて培ってきた軍事研究の粋を集めたアンドロイド。
なんてことを、律儀に教えてやる必要はない。]
(46) 2022/10/09(Sun) 19時頃
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[ 疑われていることを軽くあしらう態で、首を傾ける。]
さて、そろそろ到着するようだ。 気が変わったのなら、屋敷に入れてやってもいいぞ。
[ 車から降りるべく、軽く腰を浮かす。
むろん、車が向かった先はアルサラーンの邸宅ではない。 警備隊の待ち構える地下施設であった。
そこならばどれだけ発砲しようが問題ない。 あわよくば、この魔物を捕らえて研究対象にするつもりだろう。*]
(47) 2022/10/09(Sun) 19時頃
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金で買える魅力など、たいした価値はない。 そうだろう?
[相手が指摘した点を、さらりと受け流す。 熱心に見つめる眼差しはそのままに。]
私は、それ以外の君に興味がある。 君が、何者であれ。
[間違いないという返答にすらも、今は意味を見いださない。 今は、彼がターゲットであるかということよりも、彼そのものに興味が移っていた。]
(48) 2022/10/09(Sun) 21時半頃
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[静かに移動していた車が速度を減じる。 腰を浮かせた彼に合わせて、グラスを置いた。]
ご招待は嬉しいけれども、誘われるよりも誘いたい方でね。
[エスコートのように片手を差し出す。 その指先に、闇そのもののような珠が現れた。]
君とは是非、もっと深く語り合いたい。 余人を交えぬ場所で。
[闇の珠が急速に膨張し、車内を呑み込む。 再び急激に収縮して消えた後にはふたりの姿は無く、金縛りの解けた護衛のみが残されていた。]
(49) 2022/10/09(Sun) 21時半頃
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[闇の珠がほどけ、周囲の光景に色がつく。 そこは一見、地下神殿のような場所だった。
石の柱が整然と並び、高い天井を支えている。 申し訳程度に灯っている明かりは、電灯ですらない蝋燭だった。
ここはどこでもない場所。 魔性が拓く領域の内側。]
ようこそ、私の城へ。 ここならば、誰の邪魔も入ることはない。
[曲がりなりにも装っていた人間の気配を脱ぎ捨て、 捕食者たる本性を華やかに纏って、攫ってきた獲物に微笑む。]
(50) 2022/10/09(Sun) 21時半頃
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おまえをもっと知りたい。 私のものにしたい。
さあ、存分に語り合おうか。
[嬉々として抜き放った剣は、奇妙な影を帯びていた。*]
(51) 2022/10/09(Sun) 21時半頃
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新製品 モナリザがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(新製品 モナリザは村を出ました)
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[購入者の声
・本当にこれ一台で何でもできるので、助かります。 ・どうして今までアイディアがなかったのか!もうモナリザなしではいられません! ・独り暮らしが不安だったけれど、モナリザが全てやってくれるので、いまでは何の心配もありません。 ・マニキュア可愛い ・添い寝の腕枕も最高です。]
(52) 2022/10/09(Sun) 22時半頃
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[ すげなく誘いを躱す言葉とは裏腹に、まっすぐに見つめてくる目に対峙するよう視線を結ぶ。 仮に魔物の視線に石化の呪力があったとして、果たしてそれは機械の体に及ぶものだろうか。 恐怖や忌避といった感情に影響されることがないのは確かだ。]
ふむ、 魔物の理屈はよくわからないが 刺客に土産も持たせずに帰すわけにもいかないだろう。
[ 伸ばされた手を攻撃行動と判じ、体が動く。]
(53) 2022/10/09(Sun) 22時半頃
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[ 車に仕込まれた射出機構が二人を席ごと車外へ放り出す── はずだったが、待ち構える警備隊が見たのは、座る者のない座席だけが飛び出す光景のみ。
そして、車内から無傷の護衛が発見されることとなる。]
(54) 2022/10/09(Sun) 22時半頃
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[ 一方、魔物が呼び出した闇に包まれた者にとっては、瞬間に、周囲がまったく別物に切り替わった。
機能停止した後に別の場所に移された可能性は、体内時計が否定している。
先ほどと同一の情報を示しているのは、押しかけ会見中の魔物ばかり。 自動的に周囲の状況を確認するためのルーティンが起動する。]
GPSが働かないんだが。
[ 私の城だと告げる魔物にクレームを言う。 あからさまな決闘の誘いを告げる剣が抜かれれば、もう一度、意外そうな顔をして見せた。*]
(55) 2022/10/09(Sun) 23時頃
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[残された人間たちのことなど興味は無い。 ドゥライミ財閥襲撃の難易度が上がっただろうことも、今は問題ではない。 攫ってきた相手は、やはり動揺を見せなかった。]
探知が届くところでは、すぐに迎えが来てしまうだろう? 安心しておくれ。 ここには誰も来ないよ。
[周囲の構造を探知することができるならば、ここは建造物の地下であると判別できるだろう。 ただし、電波の類は一切飛んでいない。 普通の聴覚でも、電子的にも、とても静かな場所だった。]
(56) 2022/10/09(Sun) 23時半頃
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さて。 おまえは争いごとには対応していないのかい? 人間ではない、だろう?
[抜き身の刃に意外そうな顔をしてみせた相手へ、こちらも意外なという声を出す。]
抵抗しないというなら構わないけれど、 私の思うままにさせてもらうよ。
[切っ先は下げたまま、気軽な足取りで近づいていく。*]
(57) 2022/10/09(Sun) 23時半頃
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[ 不安や安心を感じはしないが、資産たる身、財閥に損害を与えないよう帰還する必要はある。]
おまえを倒せば帰れるのか ?
[ 条件を確認しておく。]
(58) 2022/10/10(Mon) 00時頃
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[ 刺客たる魔物は、ここにいる”アルサラーン”が本物ではなさそうだと、次第に確信をもってきたようだが、答えを与える利点もない。]
古風な武器だなと感心していただけさ。
[ 美術品を鑑賞するように眺めるが、距離を詰められれば、ノールックで後腰のガンホルダーから拳銃を抜いてトリガーを引く。 銃口は躊躇なく魔物の頭を狙っていた。*]
(59) 2022/10/10(Mon) 00時頃
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[条件を聞くあたり、帰還するつもりでいるらしい。 しかも、倒すことが前提だ。 人間ならばもう少し狼狽えようもの。 豪胆とはまた違うその態度が、面白い。]
いいだろう。 私を倒せたなら、元の場所へ戻すと約束するよ。
[嬉しげな笑みで保証する。]
(60) 2022/10/10(Mon) 01時頃
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形式は大切にしたいのでね。
[古風と言われ、剣を軽く揺らして応える。 切っ先に暗い靄が漂って、刃を霞ませた。]
決闘と言えば、やはりこれだろ、う?
[語りかけながら近づいていく。 その途中で彼が手を後ろにやった。 その意味するところに気付くのが遅れ、反応が遅れる。 微かな疑念の間隙を、銃声が撃ち抜いた。]
(61) 2022/10/10(Mon) 01時頃
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あはははは。 これはいい。
[人間であれば、即死だっただろう。 眉間に銃弾を受けた瞬間、魔物は加速して距離を取り去り、相手へと手を伸ばしていた。 胸元へ軽く押し当てた掌から、直接衝撃波を浴びせる。 そうして、笑って立っていた。]
まったく殺気も無いのに、そこまで容赦なく撃てるとは。 やはり面白いな。
生憎と、その弾で私は傷つかないのだけれどもね、 さすがに多少、目眩がするようだよ。
[指先が撫でた眉間には、既に傷もない。 ぺろりと出した舌の上から、銃弾をつまみ上げた。*]
(62) 2022/10/10(Mon) 01時頃
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[ 銃声が天井や石柱に反響する。 そこから建物の構造を読み解くことはできた。
もっとも、拳銃を撃ったのはそれが目的ではない。 銃弾は魔物の頭部に命中したものの標的を破壊するには至っていなかった。]
── 、
[ 暗い空間に哄笑が響き渡るや、音速を超えて魔物が目の前に近接する。 同時に、別種の波が胸郭を襲った。]
(63) 2022/10/10(Mon) 06時半頃
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[魔物の掌底が触れた箇所から、衝撃波が全身を駆け抜ける。 できるかぎり地面へ流して減殺せんと試みた。
詳細は解析できていないが、今のところ、それで超合金のボディが破裂したりすることはなかった。まだ動ける。
ただ、先ほどグラスの縁を撫でて不思議な音響を奏でていた、荒事とは縁遠そうなたおやかな指の視覚記録が一瞬、アクティブになる。 微細なエラー ? ]
(64) 2022/10/10(Mon) 06時半頃
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殺気、か。
[ 魔物が投げかけた言葉を拾って検索する。 落とし込むのが難しい概念だ。
ともあれ、もはや人間のふりをして被ダメージを演出するのは非効率的だと判断した。 魔物が口から弾丸を取り出すマナー違反を確認したが、悲鳴をあげたり表情を変化させるためにリソースを割くこともしない。
通常弾では傷つかないと、標的自身が情報提供してくれたので、今度は握ったままの拳銃の銃床で魔物の頭蓋を叩き割ろうと振り下ろす。*]
(65) 2022/10/10(Mon) 07時頃
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[衝撃波を受けた相手は、倒れも吹き飛びもしなかった。 見た目よりは重量がありそうだ。 早く服を剥いでみたくなる。 この場合は、さらにその下か。]
返すよ。
[摘まんだ銃弾を指で弾く。 狙いは当然、彼の眉間だ。 とはいえ、習熟した技ではないので、さほど威力は無いだろう。]
(66) 2022/10/10(Mon) 11時頃
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[相手も人間を装うことを辞めたらしい。 無表情に殴りかかってくる動きは力強く俊敏だ。 だが人間の形をしている以上、関節の動きは同じだろうと踏んで、懐に潜り込む。]
やはり、美しいね。
[相手の前腕を突き上げるように、腕を翳して殴打を防ぐ。 同時に、最小の動きで剣の先を彼の腹に向けて突いた。 持ち主と同じ闇を帯びた刃は、並の金属ならば容易に裂く。]
君の瞳は、まさに芸術的だ。
[格闘のさなかでさえ、彼の目から視線を逸らさず、笑みを絶やさない。 口から出る言葉は、情感を含んでいた。*]
(67) 2022/10/10(Mon) 11時頃
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[ 指先で弾き返された銃弾が向かってくる。 左手をかざして受け止めた。
人の皮膚を模したポリマーが破けるが、貫通はしない。 だが、その動きで胴がガラ空きになっていた。
魔物が形式的なものだと言っていた剣がカマーバンドに突き立てられる。 重い抵抗はあったが、揺らめくような暗い切先は腹部を貫いて背中側へと抜けていた。
アラートに次ぐアラート。]
(68) 2022/10/10(Mon) 12時頃
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[ 破損箇所の奥から金属の軋みが苦鳴じみて漏れる。 むろん痛覚は備わっていないし、怯む回路もありはしなかった。
魔物の唇は笑みをたたえ、戦闘行為に関係のなさげな言葉を紡いでいる。 AIを混乱させる手口としては効果の見込める方法だ。
瞬かない双眸で見つめたまま、弾丸ののめり込んだ左手を刺客の肩へと伸ばした。 後ろへと倒れ込みながら上体を捻って巻き込む動きで、相手を床に押し伏せる算段だ。*]
(69) 2022/10/10(Mon) 12時頃
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[剣は彼の体を貫き通す。 血が流れない様が、人との違いを際立たせる。 貫いたとはいえ、彼の体は想像以上に硬かった。 深く刺さった刃は容易には抜けないと判断して、柄から手を離す。 そのまま彼の背に腕を回す動きが、彼の動作と呼応した。]
ん……良い…――
[官能すら帯びた声で密着を歓迎し、なすがままに倒される。]
(70) 2022/10/10(Mon) 13時頃
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温かいのだね。
[押し伏せられて、彼を見上げた。 のしかかられる重さに、骨が軋む。 それもまた心地良いとばかりに笑う。]
情熱的で悪くない。 けれども、まだお預けだ。
[囁きを残して、身体が希薄化する。 追撃を避けて霧化し、彼の背後で距離を開けて再実体化した。]
(71) 2022/10/10(Mon) 13時頃
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その剣ならば、私を傷つけられるよ、 試してみるといい。
[唆しながら、右手の爪で左手首を裂く。 左手を振るえば、溢れた血は無数の弾丸と化して飛んだ。 まずは彼の足を撃ち抜いて、動きを封じようと試みる。*]
(72) 2022/10/10(Mon) 13時頃
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[ 場違いなダンスのようにもつれ込んで床に倒れる。 剣はさらに深く刺さって、もはや背中側に抜けた部分の方が長い。 重心がずれて、体幹バランスをとるのが難しくなっていた。 機能不全。
一方、魔物は倒されても暴れることなく、密接したボディが温かいなどと言う。 確かに、このまま動き続ければオーバーヒートする可能性は否めない。 かつ、現時点においても相対的な事実として、魔物の体表温は周囲の器物と差がなかった。 初見の時点で、人間ではないと判断した理由はそこにある。]
── 、
[ 掃討の意図を曲げることなく、左手を魔物の肩から喉輪へと移した。]
(73) 2022/10/10(Mon) 18時頃
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[不意に、押さえ込んでいたはずの質量が消える。 原因不明。
だが、背後で声がして、魔物が瞬時に移動したことは把握できた。 車の中で経験した事象とほぼ同じとみていい。 今回は、巻き込まれなかっただけのことだ。
直後、扇型に展開する緋の血弾がタキシードを破り、体をのけぞらせた。 服も肌も、負傷した人間のように赤く染まってゆく。 もっとも、普通の人間であれば蜂の巣にされて、とうに生きてはいまい。 金属の軋みがより激しくなった。]
(74) 2022/10/10(Mon) 18時頃
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[ 立ち上がってもバランスを維持できなそうだとわかり、腰を落として膝を開く。 右膝のスラックスの裾が膝まで裂け、向こう脛が斜めに迫り出した。
風を切る音をたてて、小型のロケットが打ち出される。 よほどの緊急事態でなければ使用しない内蔵武器だ。
ロケットは中空で多弾頭に分裂し、電極針を放つ。 バチバチと空中に放電の煌めきが舞う。 ]
(75) 2022/10/10(Mon) 18時頃
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[ それを煙幕代わりにし、攻撃準備にかかった。 床で押し出すようにして、腹に刺さった剣を抜き、左手で握る。
そのまま腕を振るえば、手首から先がワイヤーランチャーと化して伸びながら魔物へと飛ぶ。
所有者以外の指示に従ういわれはないが、魔物の言葉を素直に試す行為だった。*]
(76) 2022/10/10(Mon) 18時頃
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[血に穿たれた彼の体が、鮮やかに染まっていく。 もっと染めてみたい、とは心の内で呟いたこと。
どのくらい損傷させれば停止させられるは分からないが、少なくとも移動力は削いだらしい。 立とうとせずに腰を落とした彼を見ながら、左手首の傷を撫でる。 塞がりつつある傷口から赤い流れを引き出し、そこへさらに闇を纏わせた。 赤と黒のしなやかな鞭が右手に生まれる。
彼の体を切り裂くのに闇だけでは足りないと判断して、自らの血を触媒に使用したのだ。]
(77) 2022/10/10(Mon) 19時頃
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|
[一方で、相手の方もただ座り込んだわけではなかった。 右膝が開くさまに目を瞠る。]
ああ、まさかそんな。
[撃ち出されたロケットへ、嬉しげな声を零して鞭を振るった。 途中、分裂して降り注ぐ無数の針を、まとめてたたき落としていく。 転移すれば容易に避けられただろうが、それは選ばなかった。 鞭を伝わる電撃に、目を細める。]
多彩な手を見せてくれる、ね、!
[青白い放電を打ち払い、少し痺れた腕を振る。 その隙へと飛び来たった己が剣と、彼の手を、左手で受けた。]
(78) 2022/10/10(Mon) 19時頃
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[掌を貫いて、柄まで刃が押し込まれる。 その衝撃と痛みに構わず、鍔越しに彼の手を握った。 溢れる血の糸を引きながら腕を振るい、手首から伸びたワイヤーを絡ませる。]
これで私と結ばれたね。 今度は、ひとつになってみるかい?
[楽しくてたまらないという声を投げかけ、絡まったワイヤーを強く引く。*]
(79) 2022/10/10(Mon) 19時頃
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[ 毒蛇めいた色彩の鞭が雷撃の針を叩き落とす。 見る者によっては気も狂いそうなほどの詩想を掻き立てられるかもしれなかったが、戦闘体勢のアンドロイドには損耗率としてしか計上されない。
飛ばした剣は言葉に違わず魔物の手を貫くも、返ってきた声はさして痛手を受けたようではなかった。 むしろ傷を与えたことで、戦意(?)高揚の役を果たしたのではないか。 そんな分析すら出てくる。]
(80) 2022/10/10(Mon) 19時半頃
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[ ワイヤーを引かれ、上体が浮き上がるが、集中的な血弾の驟雨をくらった下肢では踏みとどまることも歩くことも不可能で、横様に倒れて手繰り寄せられるしかない。 収納されないままの向こう脛のパーツは鈍い音をたてて歪み、自重でめくれた表皮組織は床との摩擦で溶けて、薄い煙を立ち上らせた。
満身創痍だが、怯むことのない目はいまだ標的を捉えつづている。
そして、魔物との距離が充分に近くなったところで、自分の方からもワイヤーのウィンチを巻き上げて加速させ、ぶつかりに行く。 右手は、魔物相手に有効な武器と証明された剣へと伸び、その刃を折って、魔物の首を狩りにいく策だった。*]
(81) 2022/10/10(Mon) 19時半頃
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[彼の重みがワイヤーに掛かって、腕に食い込む。 損傷にはならないとはいえ、継続する圧力は腕を軋ませた。 それがまた、彼を手繰り寄せている実感を増す。]
早く私のものにしてしまいたい。
[晴れやかに欲望を口にして、鞭を鳴らす。 もう少し、と思ったところで、重さが不意に増した。]
(82) 2022/10/10(Mon) 21時半頃
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[ともすればこちらが引き寄せられそうな勢いで、ワイヤーが巻き取られていく。 真っ直ぐに近づいてくる彼の瞳へ、笑みを送った。]
待ちきれないかい?
[伸ばされた彼の右手の先は、こちらの首でも頭でもない。 彼の狙いを読み取って、口角が上がる。]
悪くない。 でも、まだだよ。
[鞭を振るうには近すぎる。 素早く束ねた手の中で、血鞭は短剣へと姿を変えた。 その刃で、彼の右腕を下から跳ね上げるように切りつける。 直後に、突進してきた彼の体を受け止めて、後ろへ倒れ込んだ。*]
(83) 2022/10/10(Mon) 21時半頃
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[ 伸ばした手は刃に届くことはなかった。 魔物の血から生じた斬撃が右腕を斬り飛ばす。
──破損率75%を超過
勢いのままに、ふたたび刺客の上へとのしかかる形になる。
── バーサークモードに移行
双眸に黄色い光が灯った。 ]
(84) 2022/10/10(Mon) 22時頃
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[ テスト以外で、このモードを発動するのは初めてだ。
もはや、効率や敵味方の柵は取り除かれる。 自身の防御すらも考慮することはなかった。 ただひたすらに、認識したものを破壊しにかかるのみ。
咆哮するごとく大きく口を開く。 覗き込めば、その奥にレンズめいたものがあるのがわかるはずだ。 レーザー照射機構であった。*]
(85) 2022/10/10(Mon) 22時頃
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[ひたむきにこちらを向いていた彼の目が、不穏な光を放つ。 内部メッセージなど認識できるはずもなかったが、なにがしかの危険な兆候である事は、感覚的に察知した。
さて。どうすれば彼を止められるだろう。 人間なら、とうに命はない。 魔物なら……攻撃し続けていれば、いずれ動かなくなる。 機械も同じかと思うけれども、完全に壊さずに動きだけ止めるには、どうすればいいのだろうか。
悩む間に、彼が口を大きく開く。 噛みつきを警戒したが、喉の奥になにか滑らかなものが見えて、認識を改めた。 正体は分からないが、あれは危険なものだ。 直感が鳴らす警鐘に従って、身体が動く。]
(86) 2022/10/10(Mon) 22時半頃
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必ず呼び戻すよ。
[左腕を回して彼を抱き寄せ、唇が触れるほどの距離で囁く。 この近さなら、彼の内側で響く不穏な音を感じる。]
だから今は、お眠り。
[言葉を彼の口腔へ吹き込むと同時に、右手の刃を彼の首に振り下ろした。 首の後ろの窪みから開いた口の奥へと、切っ先が真っ直ぐな軌跡を描く。 自分の舌先で、刃がちょうど止まるだろう角度だった。*]
(87) 2022/10/10(Mon) 22時半頃
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[ 切断された頭部が魔物の手の中に転げ落ちる。*]
(88) 2022/10/10(Mon) 23時頃
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