情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[教祖アルクビエレが斃れたことは、
すぐに《銀光教団》の"こどもたち"に伝わった。
彼らは親株からの言いつけ通り、
教団の名簿を全て焼いた。
それから、それぞれの家族を連れて姿を消した。
教祖の乗ったポッドが探されることはない。
生きている者の役には立たないからだ。]
わたくしの正体が知られれば、
信者たちは追われることになるでしょう。
かつてビジェであったように、
我々も人も諸共に焼かれ、殺されることもあるでしょう。
とても悲しいことです。
とてもとても、悲しいことです。
けれど、それが何だと言うのでしょう。
[かの方舟は全てを救うことはなかった。
全ての動物から選ばれたつがいと、
"正しい人"のみが乗ることを許された。
今度もあなた方は、選び出さなければならない。
彼らの中から、"正しい人"のみを。
同じように救いを求め、同じように祈る彼らの中から。
"正しい人"だけを選ばなければならない。
或いは、選ばないことを選んでもいい。
全てを押し流すことを選んでもいい。
けれど、あらゆる星に根付いた彼らを、
一度に殺し尽くすことは不可能だ。]
[祈りは絶えた。
種は蒔かれた。
何人が死のうとも、何年とかかろうとも。
最後に生き残ることこそが正しい。
全ては、我々という種が続くため。]
――ああ、わたくしのこどもたち。
あなたたちのひとりでも、
伸ばした手のひとつでも、
いつか"楽園"にたどりつければ。
わたくしがそれを見ることはかなわないけれど。
ただそれだけを、祈っています。 **
メモを貼った。
[かつて【マトローゼ】という宇宙海賊団が存在した。
決して、義賊団などではない。
奪う先は金持ちが多かったけれど、それは効率故。
強きも弱きも関係無く、欲望の赴く儘、気が向く儘、風の吹く儘。
荒らし、奪い。得た富は享楽に費やす。
そんな荒くれ者どもの集団だった。
彼らを腕一本で束ねていたのが、ギョウブである。]
[【マトローゼ】は、今はもう無い。
団員が死に絶えたからだ。
星の海を股に掛ける屈強な男達も、星喰いアメーバには勝てなかった。]
[彼らの船に星喰いアメーバが入り込んだ時、いち早く気付いたのがギョウブだった。
別に、星喰いアメーバの擬態を見破る能力を持っていた訳ではない。
けれど、狸の嗅覚は鋭い。
見知った団員の部屋から本人の血の臭いがぷんぷんしてるのに、当の本人が無傷で平然としていれば、成り代わりを疑うのは自然の流れだろう。]
[だから、しれっと緊急脱出用ポッドで一人船を出た。
尻尾を巻いて逃げた訳ではない。
ギョウブはその足で危険生物駆除製剤をしこたま買い込み(実はPaLooook製だったのだが、本人は無頓着なので記憶していない)船へ戻ると、全体をそれで燻したのだ。]
[──後に残ったのは、大量の肉色の塊と、奪い集めた富の山だけだった。]
[死した海賊全員分の財宝だ。
一人では、一生掛けても使い切れない。
他者から奪う理由は無くなった。
新たに団員を募って暴れ回るには、ギョウブは少々歳を取り過ぎていた。
ここらが潮時だろうと、引退を決めるのは自然な流れだった。]
[さて。この老獪な狸爺が、今こうして冷凍ポッド内に居るのは、果たして偶然だろうか?]
[ギョウブは、信用商売をしてもなければ、教祖でもない。
そもそも、引退済の海賊にいかほどの信用があろうか。
皆無であろう。
だから、名に疵が付く事は何とも思っていなかった。
加えて経験上、さっさと脱出するに限るとも考えた。]
[狸は冬眠をする生き物ではないが、疑死の習性がある。
他の宇宙人よりは、仮死状態からの蘇生が容易いのだ。
ギョウブは、自分の悪運を信じてもいた。]
[万が一発見されず、永遠に宇宙の放浪者になるとして。
それは肉色の塊に喰われるより、余程自分に相応しい最期の様に思えた。]
[ただ、自ら冷凍追放を希望しはしなかった。
自分が言い出す事で、希望者が殺到してはいけない。
日に一つしか、ポッドの用意は出来ないのだから。]
[では、いち早くポッドで脱出するにはどうすればいいか。
誰よりも疑われればいいのである。
普段と行動を真逆にし、自室へ引き篭もればいい。
これで馴染みの者には不審に思われるだろう。
そして誰しも、親しくなった者よりも知らない者の方が、追放への敷居が下がるものだ。]
[果たして、老獪な狸の思惑通りの事は進み。
付近を航行中の船に、ポッドは無事収容されたのだった。]
──昨日──
[部屋の整理を手が止まった]
さて、これをどうするか。だ。
[手にしたのは上等な蒸留酒。なんでも、一本でここのカジノの一日分の売り上げのお値段だとか。
コンペの副賞で貰ったのだが、いかんせん一人で飲むのは気が引けた。そこで飲もうと誘っていたのがギョウブだ。
「今やってるデカいヤマ終わったら飲むか」
そう約束していた相手は既にこの船にいない]
捨てるのも勿体ねぇしな……。
[どのみち無駄になるかもしれない。だが、わずかでも可能性が残っているのならそれに賭けたい。
エフは端末を手に取った]
メモを貼った。
[冷凍ポッドは肉体の保全を目的としたコールドスリープとは違う手法を用いて肉体を凍結させる。
つまり、蘇生を目的としていない凍結方法をする。そのため、蘇生率はコールドスリープに比べて著しく低い]
[だが、もし何らかの凍結に対する耐性を持っていたら?冷凍により破壊される細胞を守るための手段を持っていたら?]
[ないとは言い切れない。現に、恒星から遥か彼方にある、凍てついた星に住む生物には、体を凍傷から守る仕組みを持っている]
[何かしらの船に回収されるだけの悪運を持ち、何かしらの凍結に対する手段を持っていたら。
可能性は0ではないのだ]
『俺の部屋に例の酒を置いてある』
『俺はいねぇが勝手に持って行ってくれ』
[あのクソ狸ならそう簡単にくたばらねぇだろう、そう信じてギョウブの部屋の端末にメッセージを送った]
[規定通りなら次の港に着くまで、部屋はそのままで、部屋の住人の名義もギョウブのままだ。
もし、ギョウブが再びこの船に搭乗することがあればこのメッセージを見ることができるはずだ]
[次に停泊するのは補給基地だから、部屋は片づけられることはない。だから、そこでギョウブがこの船に帰ると信じて]
飲むときに俺に感謝することだな、酒の提供者によ。
[部屋の目立つところにボトルを置き、部屋の整理を再開した]
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
[ミームの手の内で、『萎れない花』が咲き続けている。
栄養も水も必要としないそれは、生きているのか、死んでいるのか。
涙にも、血にも汚れず。ただ咲き続ける。
その花弁のように、記憶は鮮やかに残り続けるだろうか]
[ミームの荷物の中で、『視界情報記録眼鏡』が時を待っている。
封じたものにいれたメッセージ入りのものではなく、ただ。
サイドテーブルから、惨撃を。懇願を。願いを。命の最後を。
記録し続けたそれが、真実を告げる時を待っている。]
メモを貼った。
メモを貼った。
──昨日/自室──
……こいつら勝手に増えてねぇか?
[物の多さにうんざりしかけていた頃、ガラクタの山からある物が姿を現した]
これは……チョウチンってやつか?
[以前の仕事で うちの種族の特産品です ともらったものだったか?自室に飾るには合わないので放置していたが……]
イザカヤにこんなのがあった気がするな……。
[ふと、何かが降ってきた。
整理の手を止め、デスクから紙を一枚取ってくると蹲り、ガリガリと紙に降ってきたものを描き殴る]
ここを、こう……壁にメニューがあって……、カウンターは……。照明は……薄暗く……、チョウチンで光量を……。
[ラフをあらかた描き終えたところで我に返る]
こんなことしてる時間ねぇっつたっろ!!!
馬鹿か俺は!!!
[馬鹿だと思う]
[ともあれ、片づけの邪魔になると、ラフと提灯を提灯をデスクの引き出しにしまい込む]
[もし、誰かがこれを見つけてくれたら。
そんな淡い期待を胸に……。]
【人】 雲水 ハロ[と見せかけて、すい、と僅か、ミツボシへと寄る。 (73) 2022/05/13(Fri) 10時頃 |
メモを貼った。
― ジェルマンの部屋 ―
[寝具や、もう使えないと判断された生活用品は取り外され。
真っ赤に染まった床は洗い流され。
保証に入っていた分の荷物は運び出され。
肉片は加熱、消毒の上廃棄されて。
少女が持ち出したものは、『無いもの』と判断された。
回収されることもないだろう。
部屋はすっかり綺麗になっていく。
そこに男が存在していた痕跡が消えていく。
懇願を、聞き届けられていたら、
そもそも部屋には誰も来なかっただろう。
話し合いを、するつもりがあるのなら。
血は流れなかっただろう。
選択権はいつだって、力の強いものに存在する。]
[それを理不尽だと言うのなら、世界には理不尽しかない。
理不尽だらけの生の中で、それでも、取れる選択肢はひとつではない。
最後に男が選んだのは自己犠牲だった。
あの時、PJを守ったのが自分だと申し出なければ。
あの時、誰かを代わりにと申し出ていれば。
もっと良い取引を持ちかけたのなら?
結果は変わっていたかもしれない。
それでも、男は選べるカードのなかから、それをとった。
選べる中ではもっとも確実に、『自分以外』を守れる手を。
ミーム、サラ、PJ、デリクソン、ハロ。
そのうちの誰も、身代わりにと差し出すことは。
男には出来なかった。
後に、誰かはそれを優しさだと、勇気だと呼ぶかもしれない。
しかし、男はそれを、弱さだと思っていた。]
[時間が足りなかったのだ。
他の選択肢を模索するには。
団結を促すには。
信頼を築くには。
そして、互いを理解し合うには。]
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 雲水 ハロ―廊下― (88) 2022/05/13(Fri) 20時頃 |
【人】 雲水 ハロそういえば、どこかへ行く所だったのか…… (89) 2022/05/13(Fri) 20時頃 |
【人】 雲水 ハロ―自室― (94) 2022/05/13(Fri) 20時半頃 |
【人】 雲水 ハロ[その後、ミツボシが部屋に帰る頃には、ルームサービス用のワゴンが一つ、扉の前に置かれていることだろう。 (95) 2022/05/13(Fri) 20時半頃 |
― 3日目以降のいつか/ロバートの部屋 ―
[かつてのロバートが住んでいた部屋は、きれいに掃除されていた。豪華回遊客船『オテル・デカダン』が今後も運行されるのならば、別の誰かが使うこともあるだろう。
ロバートの遺品に、引き取り手はいない。
『星喰いアメーバ』の危機が去り、無事に補給港へ辿り着いたとしても、ロバートの死を伝えるべき相手は誰もいなかった。
彼の主人は、犬をこの船に預けてすぐに、原因不明の宇宙船事故で死亡していた。そのことをロバートは知らされてはいなかった。いくらか予感めいたものはあったにしろ。
「ここで待っていてくれ。必ず帰ってくるから」
主人との約束は、ロバートの生死に関わらず、ずっと前に果たされないことが決まっていた。]
メモを貼った。
【人】 雲水 ハロー食堂ー (100) 2022/05/13(Fri) 23時頃 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi