26 卒業試験の共存試験【R18ペア】
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[ いきなり、慣れていると見抜かれた。 何故だ。
彼は背後に位置しているから、表情をつぶさに窺うことはできないけれど、こんな時、肉体で繋がっているのはやっかいだ。 わずかな反応も伝わってしまう。]
…だったら止めると ?
[ 挑発しながら逆を望むように言ってみれば、声に甘さが足りないと、わざわざ失点を教えられた。情けない。]
(0) enju2 2023/07/27(Thu) 00時頃
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[彼の声に滲むものが胸に刺さる。 むしろ怒ってもいいはずなのに。
自分は目的を達成するのに必要なものは充分に与えられてきたはずだ。 可哀想なことなどあるものか。 憐れむならば、おとなしく狩られてくれと嘯きたくなる。
どうしてでも、あなたが欲しくてきたものを。]
(1) enju2 2023/07/27(Thu) 00時頃
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[ 喘いでみせたのは偽装だとわかってもなお、煙は興醒めしなかったらしい。 趣向を変えて続きをすると言い出す。]
無駄だ !
[ 追い詰められつつあるのを感じて、いくらか焦りはあった。 ベッドに横たえられ、抱きしめられる間も、膝蹴りを繰り出す。]
…んっ
[ 唇を奪われ、歯列を抜けられ、息を溶かされて、力が抜けかけた。 せめて彼の舌を牙に押し当てて裂こうと、彼の先ほどしたことを真似る。*]
(2) enju2 2023/07/27(Thu) 00時頃
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[ 煙の舌を裂けば、当然の帰結として彼の血をまた享けることになる。 気に入ったのかと煙は揶揄するけれど、今回は太古の血の持つ強さだけでなく、天鵞絨のような質感まで感じ取れた。]
…よせ
[ 余計なことを訊くな、するなと主張するけれど、煙は舌と指を操り続ける。 這い回っているのは蛇やナメクジだと思念して、快感など得ないように努めるのも大変だった。]
(6) enju2 2023/07/27(Thu) 09時頃
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[ 踊るような、血の疼き──
これが彼の言う「愛」という行為なら、確かに《サンシール》にはなかったと認めよう。]
…煙、 早く
[ 彼を没頭させて油断を誘う── その目的は忘れていないけれども、こんな愛撫を続けられては体力も精神力も消耗してしまいそうだ。 時間をかけさせるのはマズいと判断して、強請る言葉を口にする。*]
(7) enju2 2023/07/27(Thu) 09時頃
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シて、 イカセて、 どっちも…っ、
[ 煙の言葉をなぞって急かすけれど、吸血鬼にとって、夜が長いと言うのは永遠にも等しい宣告だ。]
う、 …ぅあ
[ 決して乱暴に扱われているわけではないのに、耐え難く体が跳ねる。]
(10) enju2 2023/07/27(Thu) 10時頃
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[ どういうつもりか、煙は自分を殺しに来たナルミに、対処方法を指導してくれる。 ありがたいことなのだろうが、必要はない。 暗殺が成れば、彼にとってもナルミにとっても、これが最後の交わりになるのだから── ]
…く、
[ それでも、実直に体を動かして物理的に彼の愛撫を受け流そうとするけれど、外れた指や舌はまた別の場所を思いがけず刺激して、不意に声が出てしまう。*]
(11) enju2 2023/07/27(Thu) 10時頃
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[ 足首に闇が絡みついてくる。 一瞬、ハッとしたが、それも煙の技のひとつだと知れた。
もがくうちに、股を大きく割り広げられ、宙吊りにされる。 ベッドはもはや、ナルミを拘束する柱としてしか役に立っていない。]
── く、 こんな…
[ 縛っていれば暗殺されないと思って好き放題をと憤慨するけれど、ナルミが今の自分の姿を俯瞰して見られないのは、かえって幸運かもしれなかった。 逞しい全裸の肉体は性感帯を中心に紅の模様で彩られ、胸の蕾は膨らんで期待に色づいている。 誰もが触れてみたくなるくらい淫らに熟れた肢体だ。]
(14) enju2 2023/07/27(Thu) 22時半頃
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[ 煙が悠然と襲いかかった場所もまた、瞬く間に目覚めて育つ。]
や…、 あ
[ 立場が逆なら、間違いなく彼の男根を食いちぎってやるのに。 どんな抱かれ方をしても冷静にやり過ごせるはずが、どんどん体が熱くなる。 彼の血のせいに違いなかった。]
(15) enju2 2023/07/27(Thu) 22時半頃
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[ 受け流す努力はしているのだけれど、それ以上に注がれる方が多いのだ。 唇を噛み締めても、彼の血の味がして、余計に煽られる始末。]
── も、う…
[ “欲しくてたまらない” “気持ちよくして”── と彼が口に乗せたままに唄う以外に何ができよう。 *]
(16) enju2 2023/07/27(Thu) 22時半頃
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[ 煙が股間に顔を差し入れながら、あらゆる方法で口を使ってナルミを追い込んでゆく。 名うての吸血鬼である煙に、こんなサービスをさせているとは驚くべきことなのだろうが、どうしても襲われている感覚になってしまうのは、煙の態度によるところが大きい。
淫らな行為をいとも愉しげにしてのけるものだ。]
(19) enju2 2023/07/28(Fri) 00時半頃
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[ イきたい。でも、こんな風にされていいと思っているわけでは── 誰にともなく弁明をたてるけれど、体が跳ねれば、思考もまた弾けてまとまらない。]
い…ッ
[ 抑圧から生じたあえかな震えは、摩擦による刺激を求める波となって腰に届き、煙の指の包囲の中で、そそり立たせた塔を突き上げる動きに変わる。]
(20) enju2 2023/07/28(Fri) 00時半頃
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[ 自分でないものが腰を揺らしているようだと思ったが、体がそうしたがっているのは認めざるを得ない。 重なり合い、触れ合う快楽を── ]
ん、 は…っ ── あ !
[ 掴みかけたと思った瞬間、後ろに潜りこんだ指の動きに惑乱されて、またのけぞらされる。 わざと邪魔をして焦らしているのかと思いきや、逆に一気に波が訪れた。]
(21) enju2 2023/07/28(Fri) 00時半頃
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[ 来てる、と彼が見えているかのように言う。 そうだと体が応える。]
うあぁッ
[ 先端を吸われ、ドミノ倒しのように雪崩を打って射精に至っていた。*]
(22) enju2 2023/07/28(Fri) 00時半頃
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[ 放埒の後の気だるさに包まれる。 どうにもならないほど気持ちよくて翻弄されてしまった。 煙が恥ずかしいことを囁いてくるが、反発している余裕もないほどだ。 煙をこそ、この状態にしてやって暗殺しなければならないというのに。
こんな屈辱的なことをされてなお、彼を嫌悪し、すぐさま離れたいという気持ちはなかった。 いまだに運命を感じる。 彼を殺して、それを絶対的なものにしたい。
ナルミは他に彼を手にいれる方法を知らない。]
(25) enju2 2023/07/28(Fri) 07時半頃
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これより、 よく… ?
[ 幸いと言うべきか、彼はまだ続けるつもりのようだった。 彼自身は達していないのだから、当然だろう。
訓練の記憶を呼び覚まし、呼吸を深くして、備える。*]
(26) enju2 2023/07/28(Fri) 07時半頃
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[ 続きがあると示唆しながら、煙は事を急かなかった。 ゆるゆると愛撫し、抱擁して口説する。
酔狂なのは彼の本質らしい。]
俺も…、 あなたが欲しくて、ここにいる。
[ 目指す形は違うけれど、その言葉に偽りはない。 こうして彼に思慕を告げることができて、どこか嬉しかった。 無意識に彼の指を締め付けて、小さく呻く。]
(29) enju2 2023/07/28(Fri) 19時半頃
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放置するとか、追い出すつもりがないのなら、 存分にするといい。
[ 逃すつもりがないのはこちらも同じことと、執着を見せる。]
何ができるか… 全部してもいいから
[ 声を上擦らせ、自由にされた足を彼の上に跨らせる。*]
(30) enju2 2023/07/28(Fri) 19時半頃
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[ 煙が提示した条件に、ナルミは瞬きの分だけ関心を示す。
任務が後押しするものはナルミの望みと合致していた。 故に、暗殺を止める理由は何ひとつなかったけれど── 彼はそれを覆そうというのか。
なんと尊大で、老獪で、蠱惑的な。
こんな気持ちの動きを知られたら即、不合格の判定を受けそうだ。 だから、曲げた膝を彼の太腿に押し付けることで、密やかな賛意を表す。
これまで学んできたことのすべてで彼のもたらす快楽から身を守り、彼を屈服させてみせよう。
抱き寄せられ、瞑目して唇を重ねた。*]
(33) enju2 2023/07/28(Fri) 22時半頃
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[ 接吻けはすぐに濃密な侵略に変貌した。 似ているようで、毎回異なるキスに慣れないでいる。
とはいえもう、彼の舌を噛んで出血させるような攻撃はしない。 彼の血は活精剤に他ならないと知っているから。]
…っく
[ ようやく解放されて息ができるようになる。 煙は息を乱した様子もなく、ナルミの反応を流れるような言葉にして、意識に刷り込んでくるのだった。]
(37) enju2 2023/07/29(Sat) 00時頃
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そこ、 は…
[ 乳首を転がされ、下肢が跳ねる。 痛くはないのに疼きが点って、膨れ上がるの感じた。 “ここ”で達ったら何が出るのだろう。
考察するけど、なおも触れてくる手は叩いてやる。 ピシリと小気味良い音がした。 彼に何でもしていいと言ったが、無抵抗でいる必要はないはずだ。*]
(38) enju2 2023/07/29(Sat) 00時頃
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[ 煙を叩くと驚いたような声を返された。 弄る手を不意に止められて、もどかしさを覚える。 後ろを掻き回す指はそのままだから、わざとに違いなかった。]
ん…
[ 打たれると感じやすくなるというなら、戦闘訓練の度に大変なことになってしまうはずだ。 煙の言い方が、実体験に基づいていそうなのも気になる──
薄目を開けて見やった時、打擲の音が響く。]
(41) enju2 2023/07/29(Sat) 04時頃
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[ ナルミがしたのよりもっと鋭い音で、弾けるような刺激があった。 けれど、痛みと感じなかったのは、同時に中を突き上げられたからだ。]
── つ
[ 腰が跳ねて反射的に締め付けただけでなく、隘路が弛緩と緊縮を繰り返し、指から快楽を搾り取ろうとするかのよう。]
もっと…
[ きっと体がそう言っているのだろうと、煙に腕を投げかけながら、潤んだ目で見上げた。*]
(42) enju2 2023/07/29(Sat) 04時頃
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…っあ、 う、 いい
[ 煙を誘う必要はもうないとわかっているけれど、声が出てしまう。
性交中にどんな言葉を言えば相手が興奮するかは教え込まれているから、淫らなことを口走ってしまうのはその成果であって本心は別だと言いたいけれど、実際はどうなのだろう。
彼の背に爪を立て、そのまま突き破りたいとあがきつつ、 その度に息を乱され、次を待つことの積み重ねだ。]
(45) enju2 2023/07/29(Sat) 11時半頃
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あつ…い 中… とけそう
[ 二本の指を包み込む粘膜がうねっているのがわかる。 きっと、体内の異物を排除しようとする防御反応なのだろう。 とはいえ、教官たちから”指導”を受けていた時には、こんなことは起きなかったのだが。
味見したいと言われ、制止する間もなく首筋を吸われた。 ナルミをおかしくしている元凶は彼の血なのだろうから、減らしてくれるのは良いと思う。 ]
…ふっああ…ッ !
[ 吸血行為そのものが、こんなに官能的でなければ── * ]
(46) enju2 2023/07/29(Sat) 11時半頃
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[ 煙が服を脱ぐために指を外す。 抜かれる瞬間のえも言われぬ快感は、同時にそこを埋める質量をなくした喪失感でナルミを脱力させた。
わずかでも休息しなければと思うけれど、素裸になった煙の肌は冷たく滑らかで心地よく、こちらから身を擦り寄せてしまう。]
── ぅあ… は
[ 再び中に入ってきた指は三本に増えていて、格段に刺激的だ。 奥から震えがくる。]
(49) enju2 2023/07/29(Sat) 13時頃
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[ そんな状態のナルミの血は、味が変化したと煙は告げる。 甘くなったと── ならば、声はどうだろう。 彼に信用されるくらい甘くなっているか。]
ゃ嬉しい… 欲しい…
[ 血の交歓をしようと首筋を示され、牙を剥く。 今ならば、彼は防御をしないはずだ。 両腕で抱え込んで耳の下の急所に食らいつこう。
殺すにしろ抱き合うにしろ、彼を求める気持ちはほとんど本能のようになっていた。*]
(50) enju2 2023/07/29(Sat) 13時頃
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[ 煙はナルミが噛みやすいようにと示してくれる。 そこに噛みつき、引き裂くように押し込んだ。 伝統的な吸血鬼のやり方とは異なるのかもしれないけれど、初めてなのだから仕方ない。
耳元に彼の鼻にかかった呻き声が届く。 こんなやり方でも、嬉しいらしい。
飲むのは危険だとわかっていても、彼の血の味は口腔に溢れて、いっそ過激なほどの活力をもたらす。 目眩く惑乱の中、ナルミは両手で彼の頚骨を折りにかかった。
気持ちいいまま逝けるなら、彼にとっても幸いだろう。*]
(53) enju2 2023/07/29(Sat) 14時半頃
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[ 不意に腕の中の煙が消えた。 まるでその名のとおり。 遺憾ながら、死んで灰になったのではなく、瞬間移動して難を逃れたのだと知れる。]
はぅっ
[ 罰ではないだろうが、後孔を拡張するものが高速振動して、ナルミを擬似的な串刺し状態にする。]
(56) enju2 2023/07/29(Sat) 16時半頃
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[ そして背後に再出現した煙は、何事もなかったようにご機嫌で彼自身の企てを継続するのだった。
無防備な背中側に回られるのは落ち着かない。 枕で叩いたり、蹴ってみたりするけれど、巧みに押さえ込まれ、胸の膨らみを弄られた。]
く、 ンっ !
[ 摘み上げられれば腰の下の振動が乳首から絞り出されるような錯覚を覚える。 左右で微妙に触れ方が異なるのが乱調めいて、やるせない気持ちよさに喘がされた。*]
(57) enju2 2023/07/29(Sat) 16時半頃
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[ 飛び散った羽毛を吸って咳き込んだ。 煙が後先考えずに枕を引き裂いたりするからだ。
その間にも、背中、うなじ、睾丸と弄られる場所が増えてゆく。 何人もの煙に同時に襲われているにも等しい。 まさしく人外の交わりだ。]
う、あ… 見る な
[ 言葉とは裏腹に胸を、腰を、突き上げて快楽に弾ける様を晒す。]
(60) enju2 2023/07/29(Sat) 18時頃
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── 達か セて、 っああ
[ もう達しているのかもしれないけれど、何度も何度も快感が押し寄せてくるから、とめどなく流される。
こんな風にした張本人にしか鎮められはしないと、煙を請い求めた。*]
(61) enju2 2023/07/29(Sat) 18時頃
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[ 煙が触れ、口にする場所のすべてが熱を孕んで快楽に染まる。 狂おしいほど焦れて、堰上げられて、このままでは壊れてしまいそうなのに、煙は玩弄を続けると優しげに告げるのだ。]
や、 イヤだ、 して
[ 矛盾しているような懇願も、煙はきっと理解している。]
(65) enju2 2023/07/29(Sat) 21時頃
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奥まで、 挿入って── 埋め尽くして [ 煙の手を取って、接吻け、足の間に導く。 ]
ひとつになりたい
[ 彼だけのために熱くなっている身体の隅々まで捧げよう。*]
(66) enju2 2023/07/29(Sat) 21時頃
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[ 闇から生じた触手に引き起こされ、煙の目の前で膝を開かされた。 そんな過程も、今は情欲の炎に注がれる油でしかない。 期待に濡れた目で煙を見つめる。 ]
嬉しい…、 ああ…く
[ 熱く熟れた場所に煙の屹立があてがわれ、ゆっくりと沈められてゆけば、口を漏れる声は一層の艶かしさを帯びた。]
…あァ、 はぁ、 挿入って、…くるぅ
(69) enju2 2023/07/29(Sat) 22時半頃
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[ 指よりずっと逞しく、長く、反り返った刀のような男根だ。 さっきまでは、何も感じまいとしていたはずなのに、今は貪るように受け入れている。]
いい… っいい、 ああっ
[ 貫かれるだけで、痙攣が起きる。 先に射精していなかったら、もう保たなかったろう。
こうまで情欲に溺れてしまっては、煙を襲うどころか、彼より先に失神してしまいそうだ。
一線を越えてしまった自覚はあるけれど、後悔は覚えなかった。*]
(70) enju2 2023/07/29(Sat) 22時半頃
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[ 貫かれている場所だけでなく、血の巡るあらゆる場所に響くものがあった。 煙に与えられた血は、そんな力もあったことを思い出す。 肉の快楽とはまた異なる心地よさだ。
全部、受け止めると言った彼の言葉を思い出して、深い安堵を覚えた。
どれだけ善がり狂っても、彼が見捨てることはない。 これは血で繋がれた共同作業だ。]
(74) enju2 2023/07/29(Sat) 23時半頃
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[ 奥まで挿入った彼の怒張がギリギリまで引き抜かれ、また戻される。 途中、抉られて声がでてしまう箇所がある。 彼はそれを熟知しているようだった。]
あ、 ぃ… そこ…ぉ
[ 打擲されれば反応よく締め付け、爪先を窄め、嬌声が途切れるのは舌を絡ませている間だけ。 仕込まれたことをそのままに、甘やかに咲き乱れる。*]
(75) enju2 2023/07/29(Sat) 23時半頃
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[ 自由に動けないまま煙に煽られ、体は燃え上がるようだった。 彼が欲しい── それしか望まない。
この手の交渉に長けた煙は、鍛えられた肉体と精神を蹂躙する悦びを堪能しているようだったけれど、そんな彼ももはや後戻りできない滾りに身を投じてゆく。
二人の息が早く浅く溶け合って、肉体のぶつかる音が激しくなった。 合図の声とともに、煙はナルミの奥へと精を放つ。]
煙、 煙── う、 ああ… !
[ 仕上げの一押しで、中に出されたばかりのものが擦りつけられる。 ナルミは、突き抜けるような絶頂にわななき、留め置かれた。]
(77) enju2 2023/07/30(Sun) 07時頃
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[ これが中で達くということなのだ。 もうひとつの心臓ができたかのように、そこが脈打っている。
欲望が吐き出されるだけの場所ではなく、深い官能を生み出すことができるよう、煙の手で作り替えられてしまった。
この結びつきを知る前の自分には戻れない。]
…あ、 あ 止まら ない
[ 全身に刻まれた唇紋が紅潮して、彼の征服を主張するかのように肉体を覆っていた。*]
(78) enju2 2023/07/30(Sun) 07時半頃
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[ 煙はしばらく静かにしていたけれど、その間もじっと見られているのがわかった。 愛しげなその眼差しは、まだまだ溌剌としている。
彼が達した後の油断を狙おうという計画自体、見込みが甘かったらしい。
接吻けと共に問いかけられ、小さく頷く。]
俺が…達ったの、 わかった ?
[ 答えはわかっていたけれど、ありがとう、とても良かったと告げるのも何か違う。 恥ずかしくて視線を伏せた。]
(82) enju2 2023/07/30(Sun) 12時頃
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[ これからどうすれば、という悩みに陥る余裕は与えられなかった。 ナルミの呼吸が落ち着いたところで、煙は、これで終わりではないとナルミを組み伏せる。]
── な?! あ、 あ…
[ 数度の往還だけで、ナルミの中はビクビクと動き出す。 彼の放ったものが感度をよくし、四つん這いの後ろから抉られる角度に、瞬く間に熱があがった。]
(83) enju2 2023/07/30(Sun) 12時頃
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んあっ そこ…
[ 乳首を弄られ、声が上ずる。 中で達くという体験をした今なら、胸で絶頂するという感覚が理解できた。 ]
や、 ダ…──
[ 躊躇の顔とは裏裏に、彼の手に胸をすり寄せてしまう。 すぐに、胸だけで堕ちることを知る羽目になりそうだ。*]
(84) enju2 2023/07/30(Sun) 12時頃
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[ ナルミの身体が特別なもののように煙は言うけれど、彼の方がきっと稀有なのだ。 こんなに優しく的確に責めるなんて、いっそ罪深い。]
っあ、 んは…っ うう
[ 胸を執拗に弄られて堪らなくなる。 でも、後ろを止められるのももどかしい。
煙が欲しい。彼のものになりたい。 ── できるものなら。]
(87) enju2 2023/07/30(Sun) 13時半頃
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煙、 い、イい…、 達く──
[ 煙の指を起爆剤に、小さな絶頂が弾け、ナルミは甘く歔いた。
獣の姿勢だろうが、縛られて抱かれようが、愛されている喜びに変わりはなかった。*]
(88) enju2 2023/07/30(Sun) 13時半頃
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あ、 っぁあ?!
[ 摘まれ捏ねられて、ビクビクと感じていたところへ、後ろから更に突き入れられる。 驚き、戸惑う声は、すぐに熱に蕩けた。 ]
い、 い、 あ゛うっ んああ…
[ 奥まで満たされ、犯されるのがこんなに好きになってしまうなんて。いまだに信じられないけれど、煙の言う通り、資質があったのだろう。 愛欲の鎖につながれた獣となって腰を揺らし、与えられるままに貪っていた。]
(91) enju2 2023/07/30(Sun) 21時半頃
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[ 煙がまた中に出してくれたことが嬉しい。 太腿を伝う濡れた音を聞きながら、弱々しく笑う。 ]
…好きだ
[ もらっただけ、彼にも何がしか残せればいいのだけれど。*]
(92) enju2 2023/07/30(Sun) 21時半頃
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[ 彼の悦びに共鳴してまた昇り詰めた。 彼の吐精の名残を啜り上げようとするごとく、媚肉が幾度も締め付けるのを、肩を落とし腰を高く上げたあられもない格好で感じている。
やがて抱き起こされて、煙の足の間に収められると、しどけなく頭をもたれ掛けさせた。
そこへ寄せられた煙の囁きに、指先を握り込む。]
…もう、 好き放題、モノにしたはず
[ 彼が、そのことを言っているのではないことはわかっているけれど。]
(94) enju2 2023/07/30(Sun) 23時半頃
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俺は、あなたの首を獲りに来たんですよ。
[ 彼は配下に暗殺を命じる際、裏切られる可能性を考慮して保険をかけたりはしないのだろうか。
するはず── ないな、と自分で答えを出す。
少なくとも、《サンシール》がするような形では。]
この部屋から出られるのは、どちらか一人です。
[ 溜め息をつきながら、静かに宣告する。*]
(95) enju2 2023/07/30(Sun) 23時半頃
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[ 彼の言葉を聞き、彼の息が吐き出す紫煙のたなびきを追う。 儚く消える以外の定めがあるとは、予想したこともなかった。]
あの日から、あなただけを追い求めてきた。 それは、この先もずっと変わりません。
[ 彼と会って変わったのは、より惹きつけられたという点だけだ。]
(99) enju2 2023/07/31(Mon) 09時頃
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[ 視線を戻して、覗き込む彼の眼に焦点をあわせる。 どこまで見透かしてもらっても構わない。]
あなたと共にありたい。 お側に置いてください。
[ 彼の自信同様、揺らがない決意を示す。*]
(100) enju2 2023/07/31(Mon) 09時頃
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[ いまだ繋がったままだというのに、彼は采配者の顔になっている。 こんな修羅場も何度も体験しているのだろう。
情報を問う彼に、しばし沈黙を挟む。 そんなに簡単に誰かを売る者を彼は是とするだろうかと。]
俺はひとりで来ている。
[ 言葉は選んだが、告げる内容に嘘はない。 他の者が配備されているかどうか聞かされてはいない。 バックアップがあるから安心しろなどと言ってくれる組織ではなかった。]
(104) enju2 2023/07/31(Mon) 12時頃
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[ ナルミ自身に何か仕込まれていることまで彼が言い当ててきたのには驚くが、常套手段であるのだろうか。 そのあたりの深淵はナルミにはわからないが、彼の手を胸の上に導く。]
オークションが終わるまでにあなたが死んでいなければ、俺の心臓は破裂するだろう。
[ そこに宿るのはナルミの力であり、怨嗟の呪詛でもある。 煙を倒すための訓練で落伍し、再生能力も追いつかないまま影だけになってしまった異形の同胞たちの押し込められた場所。 彼らは解き放たれ煙を喰らい尽くすのを待ち構えている。 煙に油断ができれば、使うつもりでいた最後の手段だった。]
(105) enju2 2023/07/31(Mon) 12時頃
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|
[ どうにかできるかとは尋ねない。 煙は任せるよう言った。 それを信じる。
ただ、この手で決着をつけるべきことはする、その覚悟があるだけだ。
彼を暗殺した者として名を残すのではなく、彼と共にこの先を歩むために。*]
(106) enju2 2023/07/31(Mon) 12時頃
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[ 少ない言葉と触診から、煙は状況を把握したようだった。 これも体を繋げた効果だろうかと妄想してしまう。]
…── !
[ 作戦立案の中で、正式に彼の血統に迎え入れたいと申し出られ、胸を突かれた。 そのために経なければならない過程を説かれたが、躊躇う要素は何ひとつとしてない。]
(109) enju2 2023/07/31(Mon) 18時頃
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…喜んでお受けします。
[ 自分の首筋に指を伸ばし、彼がそこに残した牙の跡に触れる。]
これが俺の唯一の洗礼の証。
[ すべて任せると告げて、彼の唇の端に接吻けた。*]
(110) enju2 2023/07/31(Mon) 18時頃
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[ 作戦開始の気負いも見せず、煙が愛技を仕掛けてきたりするから、声は殺さず呻いておいた。 ここにいては、また誘惑に駆られかねないと、早々にバスルームへ移動する。
ちらと覗いたところでは、彼はホテルの備品で人型を作っているようだった。 頭を撃ち抜かれたら、羽毛が散るのかもしれない。]
(114) enju2 2023/07/31(Mon) 19時半頃
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[ 手早くシャワーを浴びて身綺麗にする。 彼の名残が漏れるのが気になって遅れを取ったりしたら元も子もない。
服は彼に破られたままだったから、ひとまず、紐なしになったバスローブを羽織っておく。
服に仕込んでいた暗器はできるだけ回収しておいた。 手に馴染んだ武器に触れていると、条件反射のように、彼を殺す動きを頭の中でシミュレーションしてしまうのだけれど、実害はないから黙っておこう。*]
(115) enju2 2023/07/31(Mon) 19時半頃
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[ 煙が肌に書き記している不思議な紋様を見る。 伸びやかに、あるいは跳ね、滴り、捻れて、跳ぶ、強弱のある線。 彼自身の才を具象化したような自由な図柄だと思った。 おそらく文字列であろうと検討はつくけれど、これもナルミが知らない吸血鬼の歴史につながるものなのかも知れない。
寝台に導かれ── 仰臥すべきか伏せて、腰を上げるべきかは少しだけ考えた── 横になって、煙を見上げる。
名を贈ると言われ、息を詰めた。 もう番号で管理されるのは卒業なのだ。]
(119) enju2 2023/07/31(Mon) 23時半頃
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祗蘭。
[ 彼が口にした響きを繰り返し、静かに笑みを刻む。]
目覚めた時、そう呼ばれるのを楽しみにしています。
[ 彼の血でできたナイフに手を添え、彼を見つめたまま、己が心臓へと押し下げた。*]
(120) enju2 2023/07/31(Mon) 23時半頃
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[ 血の刃が心臓に至る。 苦痛というほどの痛みはなかった。 ただ昏迷に落ちてくだけ。
その中で、彼の紅の双眸が輝いている。 導きの星のように、それを最後まで見ていた。]
(125) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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[ さらば同級生たち。
おそらくは血の兄弟姉妹であり、柵でもあった者たちに別れを告げる。
彼がどんな方法で呪詛を解くのかわからないけれど、あれらもまた彼を目指した一種の恋敵だった。]
(126) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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── …
(127) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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── ……
(128) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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── ………
(129) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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[ 目覚めよと呼ぶ声がする。]
(130) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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[ 温かい流れに浮かび上がるように、祗蘭は死の中から戻った。
初めに彼を見、その声を聞き、その唇に触れる。*]
(131) enju2 2023/08/01(Tue) 07時半頃
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[ 死に返りの中で今日までの記憶を失うことになるかも知れないと思ったけれど、どうやら杞憂だったようだ。
接吻けの合間に畳み掛けるように質問を投げてくれる彼が、文字通り己の血肉となった親だとわかる。 彼の手で何度も快楽に喘いだことを体も覚えていて、待ちきれないような擽り行為に身悶え、彼の腕に身を投げかけるのだった。]
ええ、俺はあなたの祗蘭です。
[ 晴れてそう名乗れる喜びに破顔する。*]
(134) enju2 2023/08/01(Tue) 19時頃
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[ もう帰るという彼に同意する。 そんな風に見つめられ、触れられては、一刻の猶予もなく抱き合いたいくらいだ。]
ふふ、ありがとうございます。
[ エキゾチックな服を贈られ、謝意を告げた。 彼が約束を忘れずに果たしてくれたことが、とても嬉しい。
とても滑らかで上質な布地でできた、動きを妨げることのない服だった。 着たままでも、彼の指をつぶさに感じられる。]
(138) enju2 2023/08/01(Tue) 22時頃
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[ 一方で彼が女性の服を纏う姿に感嘆する。]
変装にしても麗しすぎて、皆、目が離せなくなりますよ。
[ 自分がその一号だと自負する。]
では、僭越ながら。
[ 暗殺者から一時的に鞍替えして、麗人の手をとった。*]
(139) enju2 2023/08/01(Tue) 22時頃
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[ 彼が差し出した琥珀を見て目を細める。 影たちは彼の幻影を喰らって満足して消えたかと思ったが、甘い見込みだったらしい。]
あなたを襲う以外の役に立つとは思えないけれど、 手懐けられるというならどうぞ。
俺に返すつもりなら、眠らせてやってくれ。
[ 祗蘭となった自分にとっては過去にしたいものだと告げる。*]
(141) enju2 2023/08/01(Tue) 23時半頃
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[ このタイミングでのチェックアウトは普通ではないだろうが、よくできたホテルマンは何もいわずに対応した。
島を出る船に乗り、夜風の涼しいデッキに女装の彼を導く。 耳元に囁かれる委任とその後の期待に頷いた。]
あなたはここで皆を魅了していてください。
[ そうして暗殺者らしく密やかに仕事をこなした。]
(146) enju2 2023/08/02(Wed) 07時頃
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[ 操縦士までいなくなって、航行に問題ないとは思えなかったが、まだ夜は長い。 どうにかできるだろう。
シャンパングラスを手に、彼の元へ戻る。]
どうぞ、ミストレス
[ 海を背景にした彼も綺麗だと見惚れた。*]
(147) enju2 2023/08/02(Wed) 07時頃
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[ おかえりと言われるのが新鮮で、とても嬉しい。 続く彼の囁きにも、眦を軽く染める。]
承知いたしました。
[ 湯の中であんなことをしたら大変なことになりそうだ。 祗蘭の知らないことはまだまだ多い。 目の前に広がる海より広い世界を、彼が教えてくれるだろう。]
(150) enju2 2023/08/02(Wed) 19時頃
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[ 軽く口をつけたシャンパングラスを彼に差し出す。 同じグラスから飲むというのをやってみたかったのだ。
甘えすぎだろうか。 でも、今はハネムーンのようなもの。 ロマンチックな行為も許されてほしい。*]
(151) enju2 2023/08/02(Wed) 19時頃
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[ 人のふりをするのを止めて、遠慮なく魔の力を行使する彼は、歴然とした闇の君だ。 感嘆して見守る。
自分が受けてきた教育には、そういった格式からくる優雅さが欠けていた。 ただ一方的な思慕だけで彼に追い縋ったようなものだが、よく受け入れてくれたものだと思う。 自分は強運だ。]
(155) enju2 2023/08/02(Wed) 22時半頃
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[ 行きたいところ、と問われるが、彼を案内したいような場所は考えつかない。]
安全で、人目を気にする必要がなく、あなたと二人でいられる所というのは贅沢ですか ?
[ 微笑めば、彼の顔が近づいてきた。 幸いなるかな── 手を伸ばせば、そこにすべてがあった。*]
(156) enju2 2023/08/02(Wed) 22時半頃
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我が君、 命令によってでなく、自分の意思であなたを愛せることを誇りに思います。
[ ひたと見つめて告げる。 あとは、蕩けるばかりだろう。
魔物の夜は長い。**]
(160) enju2 2023/08/02(Wed) 23時頃
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