10 冷たい校舎村9
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[ もう1人。
ひとみの姿を見つけたならば、
ただいま、とゆるく手を振って微笑んで。
ひとみに言いたいこと、相談したかったこと、
あったんだけどさ、無くなっちゃった なんて。
だから結局私の悩みの本当の形は
きっと誰も知らない。]*
── 現在・病院 ──
んー……、
あの場所。ヒントだったのかな。
だとして、なにも気づかなかったね。
──って話。
気づかなかったのか、
気づかないフリをしたのか、
……そのへんの差はあるかもだけど。
[ だから、落第生の反省部屋。
小さく立てられた笑い声に、
慎一も少し笑ってそう答えよう。]
[ いつの間に。という問いには、
そういえば。と思い出すことがある。]
……いわれてみれば。
俺、綿見の人形は見てない。
9時前に集合しようって言われて、
その直前まではいたんだけどなあ。
……少し前≠ニかいい加減な決め方するから。
[ まるで自分が今ここにいるのは、
あの大雑把な集合時刻のせいみたいに言う。
そんなことないのもわかってるんだけどね。]
……だから、
チャイムが鳴るとだれかが帰る、なら。
2日目の夜かな。午後8時50分。
[ 同時だったのか。という問いに対して、
正確な時刻を告げる必要があるかはさておき、
それが慎一の性分なので勘弁してほしい。
それから、慎一は少し考えて、
少し慎重な声色で綿見に尋ねてみよう。]
最後さ……その、
綿見もやっぱり、死んだの?
[ 番代はあまりその話、したくなさそうだしね。
綿見もそうだというなら無理強いはしない。
ただ、ほら。あれって結局何だったのかな。
いなくなった人、それぞれの形をしたマネキン。
喉元のかきむしったような痕。
襟首の詰まったセーターに少し隠されたそれを、
肌に残ったざらざらとした質感を、
手持無沙汰に撫でながら、綿見を見下ろして。*]
[私が校舎からいなくなってから後のことは知らないけど、
向井くんと茉奈ちゃんが続いたのかな、ということは察せられた。
自分のマネキンについては考えても、
皆にお見苦しいものを見せたんだろうなという気持ちだけがあって、
その謎が気になるというわけでもない。
私が見たマネキンは利美ちゃんのアレだけだったしね。]
[茉奈ちゃんにあの校舎の中でカマをかけたっきり、
彼女には何が聞こえていたかも知りようがなく、
何も無ければ、それでいいなとも思う。
しばらく、待合室の椅子に座って2人の話を聞いていただろう。
高校に入ってから繰り返してきた癖で、
1人きりになるとぼたんが話しかけてきそうだったから、
あまり離れた場所に孤立しないよう、意識しつつ。*]
[ ヒントだったのかな、と。
誰があのメールを送ったのかということ。
それが誰か、私は全く考えなかったわけでは
無かったのだけれども、]
図太いひとなんじゃないかな、とは、
ちょっと思っていたけどね。
なるほど、それが誰なのか
当てられずにこっち戻って来ちゃったから。
[ まあでもあと5人居るし。
あれだけ減ったならば誰かがきっと
颯爽と当ててくれるよ、なんて無責任に思う。]
[ 私の人形を彼が見てないように、
彼の人形も私は見ていないから、
彼が一体どんな顛末を迎えたかは分からないが。]
時間がその辺なら、私もその時間かな。
集まろうって言ってた炭蔵くん無視して
出ていっちゃったし。
[ ちょうどそのくらいの時間だったかも。
だとしたら何かに誘われて
私はあんな行いに及んじゃったかな、──なんて。
死んだの、と。
おずおずと聞かれたならば
何でもないようににっこりと笑って。]
そうだね。死んだよ。
死ぬってあんな感じなんだねえ。初めて知った。
いや、あそこは現実じゃないし、
本当に痛みを伴っていたかもあやふやだけど。
それでも、死んだし、殺した。
痛かったし、苦しかったかな。
[ お腹のあたりをなんとなく、そっと撫でつつ
どこか晴れ晴れとすらする様子で。]
[ でも、詳細を語ろうとはせず。]
…… 向井くんは、どうだった、かな。
やっぱり苦しかったと思うけど。
[ クレープの味はどうだった?って
そう言うように、訊いてみて。
まあ、答えなくても良いけどね。とも言いつつ。
きっとぐちゃぐちゃになったのかな]*
── 現在・病院 ──
図太い人ぉ?
なんつーか、そっか。
見え方ってちげーもんだね。
[ 少なくとも番代と話していて、
そんな話にはならなかった……と思う。
椅子に腰かけた番代をちらりと見て、
なんていうか、同じ落第生でも、
出した回答は三者三様……なのかもしれない。]
それも勝手な憶測だけどさ。
少なくとも、呼んでくれたんだし。
そういう話をしてたとこ。
[ 今度は誰が当てるかの予想大会は始まらず。
慎一は相変わらずなんとなく立ったまま、
座っている女子たちを見下ろしている。]
……無視したかあ。
ユーガ今ごろ泣いてるかもよ。
……つってもさ、
集まったって無意味だったのかもね。
どうしたって帰らされてた気もする、し。
[ 炭蔵が泣いているとは1ミリも思わないが、
彼を不憫に思ったのははじめてかもしれない。
無視した結果の今ではないかもしれないが、
できれば次からは謹んで辞退とかにしようよ。]
[ 「死んだの?」慎一の問いも直球だけど、
綿見の返答も大概ストレートな豪速球だ。
「死んだ」「殺した」物騒な単語の羅列に、
つい疑問を挟んでしまったりもするんだけど。]
殺した……? なにを?
[ だってさ、帰ってきたのは綿見ひとりでしょう。
あの時間に帰ってきたのは、慎一を入れてふたり。
何に会うこともなく、ひとりで沈んだ慎一には、
もうひとり帰ってないと計算がズレない? って、
純粋に疑問に思えて仕方ないだけだから、
語りたくないならコレも無視を決め込んでくれていい。]
[ とにかく、会話にはままあることだろうが、
同じ問いが慎一にも跳ね返ってくる。]
……苦しかったなあ。
やっぱり夢じゃないなって、
あんとき改めて思ったかもしんない。
苦しかったし…………、
[ クレープの味ほど軽やかに語れないかな。
指先で傷跡をたどりながら、
慎一はあの瞬間のことを思い返している。]
むなしいね。って、
だいぶ前、俺に言ったでしょ。
むなしかったよ。
あの場所で死んでいくのも。
今も少し、むなしい。自分がね。
[ 確かにぐちゃぐちゃにもなったけどね。
今の慎一は割と淡々とそう言って、
泣き出したりはしないので安心してほしい。
別にこれは今となっては、
何がなんでも隠したいモノでもなくて、
番代がいるのもわかって、そのうえで、
慎一はそんな漠然とした答えを返してる。]
綿見は──、あ、いや。
無理に聞こうってわけじゃなくて。
[ 根に持つタイプでごめんね。
慎一はあの日のこと、忘れちゃいない。
結局あの言葉の真意やなにやら、
わかんないまま豹変されるのを警戒して、
気づけば普通の級友の距離で会話してる。
そんな数か月だったなあって思っただけ。
それと、なんだろう。
もうごまかす理由もない気がした。
声に出してしまえばそれが本当になるようで、
あのときは頑なに認めることもできなかったけど。]
[ つい聞き返してしまったけれど、
これも、お得意の無視としてくれてもいいよ。
……や、これは別に嫌味とかじゃあなくって。
ゆるりと会話の向く先を変えようと、
慎一はそのとき思い出したように言う。
……実際、そのとき思い出したんだけどね。]
……そういえば、
クレープもパンケーキもうまかった。
夕飯に困んなくて助かってたんだよね。
あれ、綿見でしょ。ありがと。
[ 番代はパンケーキのこと知らないだろう?
羨ましがってくれてもいい。あれはうまかった。]
俺、飲み物買いに行くけど──、
ほら、外出たとこの自販機。
なんか買ってこようか。
お礼。番代もついでに。
[ あくまで綿見にはお礼として、
番代はついでだよって言っちゃうから、
慎一には浮いた話がないんだろうな。
……それ以外の原因からは目を逸らしつつ。
でもまあ、対価を払う気はあるよってこと。
どこまでいっても無償のナントカには縁遠く。
ラインナップまでは覚えてない慎一は、
ほらあっち、って入口のほうを指さした。*]
[ そう。図太いひと。
これだけ大掛かりに死ぬよーって宣言して、
あんなメールまで残しておくような。
ともかく、そんな話をしていたらしい。
もうあそこから醒めてしまったから
そんな話は出来ないかとも思ってたけど、
ばっちり全部覚えているものだから。
よかった、とも、どうとも取れる。]
炭蔵くんの泣き顔?
それはレアだね、是非写真に残さないと。
……まだあそこに居るんだろうけどさ。
まあ、それはそうだと思う。
ゆっくりゆっくり、形を変えていたし。
世界にも受け入れられる上限があったりする、
そういうことなのかもね。
[ さて。死んだけれど、殺した、とも言った。
驚かれるのも無理は無いだろう
けれどたしかに私は殺したのだから、
くすくす笑って、お茶を濁しておくだけ。]
ただの夢では無いだろうし。
やっぱ、苦しい目にあってこっちにきたんだ。
それでも死んだけど死んで無いって、
変な感じするよね、……。
[ ちゃんと答えてくれてよくできました。
なんて、じっと向井くんの指の先を
なんとなく見ながら、
いつか話した言葉について言われれば、顔を上げ]
ああ、そんなことも言ったね。
なんだかもうそれすら懐かしいけど。
そっか。やっぱり虚しかったよね。
[ 淡々と。泣きそうにもなくそう言う姿に
吹っ切れちゃってまぁ、なんて思いつつ。
泣いてくれてもよかったんだけどなあ。
彼もまた、死ぬことで何か変わったのだろうか。]
…… 私?
私はずっと諦めて虚しくてだったからね。
似たようなものだよ。
頑張りたかった。でも無理だった。諦めた。
向井くん、認めないで堪えて頑張ってたから。
まあ、……ちょっと意地悪したくて?
頑張るのやめちゃいなよー……ってさ。
頑張り続けるの辛いじゃん。 それだけ。
[ 我慢の皮が剥がれてぐちゃぐちゃになった
素直なその下を見て見たかったから、なんて。
そう、言うなれば引きずり下ろしたかっただけ。
ただの意地悪だよ。ごめーんね、と。
そこまで反省してない様子で言って。]
[ いきなり話題が変わっても、
まあこれ以上は泥沼かもしれないからね。
深入りしすぎない方がいいこともある。]
ああ、食べてくれたんだ。
それは良かった。……ありがとう。
[ この礼だけは、少しだけ黒い視線は
和らいだものになって。
やっぱり、ね。自分の作ったものだ。嬉しいから。
飲み物を買ってくれると言うならば
それに甘えさせてもらおう。]
じゃ、カフェオレお願いしまーす。
[ 多分あった気がするから、と。
雑な注文をひとつ投げかけて]*
[向井くんと茉奈ちゃんの会話を聞いている。
盗み聞きするような意図は無いから、耳を澄ましているわけじゃない。
聞こえた内容をただただ、聞き流している。
楽しいことだけを享受しようと振る舞ってきた私。
クラスの誰と誰がどんな秘密を共有しようと、介入できないものもある。
……女子グループって噂が早いし、聞き流し慣れてるってのもあるけどね。
だけど、あの世界で食べたもののことを聞けば、
釣られてしまう魚のようにそちらを向いてしまう。]
パン……ケーキ……?
[何それ。食べてない。
いいなーと羨みの視線を隠さずに2人に向ける。]
あ、クレープ美味しかったよ茉奈ちゃん。
ありがと!
[こちらに帰る前日の夜にいただいたクレープのお礼を、
ちゃんとしていたか、し忘れていたか、
覚えていなかったので、改めて伝えよっか。]
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