15 青き星のスペランツァ
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[安置室にナユタとライジの遺体が運び込まれる事は無い。 あれば遺品か。ナユタの場合、真っ先に船内服が拾われるのだろうか。 ライジは、分からない。部屋から何か持ち出されるかもしれないし、持ち出されないかも知れない。 誰も居ない台座に、此処にはこの者が眠って居ると、ささやかなネームプレートが置かれるのかもしれない。
『マーレ10』探索中、もしくは活動中に欠けた名前は、記録上ではたったの5人。 たった5人だが、5人で良かったのか、悪かったのか。 分からない。
いつものように機械に埋もれながら、暗い画面の前で暫し黙り込んでいただろう。*]
(82) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時頃
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― 探索終了日:いつもの場所 ―
[帰還準備に伴い、各地に設置した機材の回収を行う。 漏れは無いか落し物は無いか、把握できている分は全て拾い、個人的な落し物は各自厳重に注意するよう通達する。
忘れ物しても、気軽に戻れないのでね。
帰還撤退作業には慣れている。スペランツァ以外の探査船に乗って居た事もある為、何処もそう大してやる事に変わりは無いと、機材のリストを埋めていた。
そうして不意に聞こえた足音、自身の名を呼ぶ聞き慣れた声。>>56]
ん? いや?休もうと思えば切り上げられるが、 どうかしたかな
[やる事はあるが、緊急性は無い。 伺い尋ねる声にそう返しながら、一旦画面をスリープモードにした。
通信では無くこちらに態々顔を出す個人的な用事なんてあったっけ。 特に思いつかなかった為、表情の見えぬ頭部が、小さく首をかしげていただろう。*]
(83) mzsn 2021/11/17(Wed) 23時半頃
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― 安置室 ―
[細かいニュアンスまで伝わったかどうかはわからない>>72、だが言いたいことは伝わったようだと安心した]
しぬ ちがう いない なる ひと おなじ。
[一瞬口が滑ったと思った。だがここで話を変えると逆におかしいと思い、一般的な話として続けることにした。 そう、これは一般的な話なのだ]
いない なる ひと、 おぼえる する。 たのしい こと おぼえる ずっと、 さいしょ かなしい する しかし あと たのしい こと のこる。
[あなたが船に乗り続けるならば降りるクルーも出るだろう、別れるときは悲しくても、いつかは楽しい思い出の方が残る。 そういう、一般的な話だ]
(84) tanuki 2021/11/17(Wed) 23時半頃
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ヨーランダは、イースターに念が伝わった。やったー
tanuki 2021/11/17(Wed) 23時半頃
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― 探索終了日 アリババのいつもの場所 ―
[見る限りではいつも通りの様子で、どうかしたかな>>83、と聞かれてしまうと、いやそれは至極当然の質問なのだが、やはりどう答えるか難しかった。 訊ねてくる理由に思い当たる節が無いと言いたげに、いかにも不思議そうにされてしまうと、取り越し苦労をしたようで、急に気恥ずかしくなってくる。 なってくる、けれど。]
……アリババ、どうしてるかなって、思っテ。 つらくなってるんじゃないかなって、心配になったら、アリババの音が、聞きたくなったノ。
[少しだけ言い淀んでから、そのままを伝える。そうする以外のいい伝え方を、あまり知っている訳でもないから。 夜中に眠れなくなった子どもみたいなことをしているな、と、頭の片隅で考えながら、座っていてもなお自分より高い位置にあるアリババの、存在しない目の辺りを見上げる。*]
(85) sleepingxalice 2021/11/17(Wed) 23時半頃
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― 帰還準備期間中/船内通路 ―
[どこか行っちゃったり、しないよネ? その問いかけ>>78にどう返せばいいのかヨーランダはわからなかった。ただ、悲しそうな顔をさせてしまったと思った。 はい とは言えなかった。 かと言って いいえ とも言えない]
[ヨーランダは船に、いや皆に迷惑をかけたくない一心で船を降りようと決めた。 悲しいことにヨーランダに「それは間違った決断だ」と言える人はどこにもいない、ずっと独りで生きてきたヨーランダには、誰にも何も言わずに決めることが間違いだということがわからない]
みんな まつ させる してる。 もどる はやく する。
[泣かぬようにぐっと奥歯をかみしめて、ヨーランダは走り去った。 もう誤魔化せたとも、誤魔化せきれなかったとも、そこまで考える余裕はなかった。ケトゥートゥを悲しませてしまったことだけを後悔して、ヨーランダは安置室に逃げ込んだ]
(86) tanuki 2021/11/17(Wed) 23時半頃
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― 帰還準備期間中 船内通路 ―
……! 待ってヨ、ヨーランダ!!
[走り去ったヨーランダ>>86を追いかける。正直ケトゥートゥより速いが(皆足が速くてズルいヨ!とケトゥートゥはちょっと思った)、向かっている先はわかる。これは安置室の方向だ。 そもそも、例え途中で撒かれたとしても、安置室で待ち伏せすれば会えるだろうとも思う。ヨーランダは絶対に安置室へ戻ってくるから。
暫く入るつもりの無かった安置室だけれど、別に入れない訳ではない。 ヨーランダを追いかけて、安置室の前までやってきて。そのまま飛び込もうと――したところで、ぴたりと一度、動きを止める。
……ここは、安置室だ。静かに死者の眠る場所だ。 少しうるさくしても、非常事態と言えるだろうし、皆許してくれるような気もするけれど、それはそれ、これはこれ。守れる礼儀なら守るべきだ。話したいと思っている相手が大事にする場所でなら、尚更だ。
すー、はー、と、深呼吸してから。改めてそっと、扉を開ける。*]
(87) sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 00時頃
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― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―
[何でもないようにして居たが、 全て誤魔化すことは出来ない。]
…あー、それは、その
[小さな背を帽子越しに見下ろしながら、言葉を濁す。>>85 何につらくなっているか。そう言われれば様々な事が一気に頭をめぐる。
色々あったし、色々、した。 自分の弔いは遺体に向き合わない代わり、その他生々しい物を見たり分析する事が多い。
自分でも擦り減る物はある。 顔が無いのを逆手に表向きだけ誤魔化しておけば普段通り、 平気に見えるようにして来た。
だから今回も、]
(88) mzsn 2021/11/18(Thu) 00時半頃
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つらくは――…、
[些細な嘘をつこうとして、]
いや、つらい 少し疲れた気が、する
[嘘をやめた。今は正直に答える。
クルーの死はよくある事だ。 けれども悲しいものは悲しい、皆きちんと無事に帰ってきて欲しかった。>>0:65
クルーの死はよくある。けれど自分から死に飛び込んで行く者は、少ない。 それが親しい間柄であれば猶更。]
(89) mzsn 2021/11/18(Thu) 00時半頃
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疲れたな、 うん、疲れたよ、沢山
[不安に思わせてしまった事を申し訳なく思った。 泣かない分自分の感情は分かりにくいから、誤魔化しておけば皆何も触れないだろうと思って居た。 自分の感情の揺れを、自分にも誤魔化せるし。
音が聞きたくなったと言う言葉に、椅子に掛けたまま小さく手を伸ばす。 疲れたから、いつかのように温かさに触れたかった。みっともないとか、恥ずかしいとか、そう言う事はどうでも良かった。]
心配させてすまない
心配なら、私の音を聞いて行くと良い 私も少し休むから
[作業に逃げるのは今はやめる。 大丈夫じゃないから大丈夫だった事にしてきた。 『マーレ10』での出来事全てがそうだが、ライジのあれは特に、全部のツケのような物だと思う。 普段より大きな気泡が幾つか生まれ、ひとつふたつと弾けて消えて行く。*]
(90) mzsn 2021/11/18(Thu) 00時半頃
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― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―
[つらい、疲れた>>89、と。そう口にしてもらえたことに、自分で思っていた以上にほっとした。 もちろん、そうでないなら、何らかの形でもう昇華されていたなら、その方が良かったのだろうけれど。]
……ウン。……アリババ、ずっと、頑張ってたもんネ。
[ケトゥートゥが自分のことで手いっぱいになっている間も、アリババがたくさん働いていたことをケトゥートゥは知っている。 死を無駄にしない為に。誰かへ伝える為に。先へ繋げるために。
その熱心な働きぶりが彼自身を誤魔化す為だとまでは気付けなくても、悲しくなかった筈はないと、その点には確信があった。 普段は少々(時々やりすぎなくらい)愉快な言動をする彼が、ちゃんと優しくて仲間想いだと、とっくに知っているから。
手が伸ばされる>>90のを見て、小走りにそちらへ近づく。 腕の中へ収まって、アリババだけが持つ身体の感触>>3:89に自分の身体を寄せる。]
(91) sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 02時頃
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[やがて耳へ届き始める、コポンコポンと気泡の生まれる音>>3:98。 つい数日前、自分を落ち着けてくれた音。絶えないでほしいと願った音>>3:118。
それが今も、確かにそこにある。それだけのことが、急に途方もない奇跡のように思えて、少し泣きそうになった。 今日は海でもう、たくさん泣いてきたのに。]
……ライジも、くるしいな、って、言ってくれたのにナ。 ちょっとだけ近くに、行った気がしたのニ。
ズルいし、ヒドいよネ。ずーっと一緒に探索してきたのに、何にも言わずに行っちゃったヨ。 怒られるの、そんなに嫌だったのかナ?
[最後は冗談のつもりで言ったけれど、最後の夜に見せた、しょぼくれた大型犬のような顔>>4:45が思い浮かんで。無いとも言いきれないかもしれない、と思い直した。 怒られるとわかっているならしなければいいのに、とケトゥートゥは思うけれど。怒られても変えられないから、嫌だと思うこともあるかもしれない。
だとしても、直接怒らせてもくれないのは、やっぱりズルくてヒドいとは思うのだが。**]
(92) sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 02時頃
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― 安置室 ―
居なくなる人と、同じ?
[ヨーランダの言葉>>84に再び首を傾げ、聞き返す様に呟く。]
……はい。今はやはり、悲しいと思います。 けれど何時かは、楽しかったと思える様に。
[そして続けられる話を静かに聞いて、その意味を汲み取る。 死は離別とも称し、永遠の別れという言い方もする。事実、仲間の死の経験を通して自分の中でもその様にイースターは解釈したのだ。 けれど、何処かその言葉に僅かな違和感、或いは不安を感じるのは何故なのだろうか?]
……。 ヨーランダ様は、調査が終わった後。どうなさるのでしょうか?
[その不安を紛らわせるように、あなたの方を見て尋ねる。不安の答えがそれであるとは――今は、気付いていない。*]
(93) smmmt 2021/11/18(Thu) 02時半頃
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― 探索終了日 ―
[今日もまた、仕事が終わる。 キランディの経過は良好、調査の解析も順調。 喪ったものを抱えながらも皆次に進もうとしている。]
私の仕事は終わった、負傷者もこれ以上はでる事もないだろう。私はまた研究所に戻り、皆の成果を糧にしなくてはいけない。 ……なぁ、そうだろう?
[それに、答える者はいない。 タプルもまた、それに答えることはない。]
けれど、もう少しだけキミには働いてもらわなくてはね。
[格納庫には、調査を終えた探査機達が並んでいる。 タプルはその内のひとつに乗り込むと、その場所を目指す。]
(94) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
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― 探索終了日:海 ―
[行先は決まっていた。 山を越え、荒れ地を越え…画面ごしにみたあの青い地平。]
……海だ。
[肌に沁みるような潮の香り、大きな大気の流れ。 船内で感じるよりも圧倒的に高く広い空。 波音はより鮮明に間近に聞こえる。 こんなにも美しい星は数々の命を奪い、巡ってゆく。 マーレの毒は悲しみと共に身体を蝕んだ。]
[座標は"WARNING"ここから先は危険区域になるのだろう。]
……なぁ、きみ。 どうしてキミはそんなことをしたんだい。 後ろめたさ故か、それとも弔いのつもりかい。 私たちは同じ船に乗るクルーだったはずだろう。
(95) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
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[ライジもまた答えない。 ここには、統合された意志など何処にもない。 ただ漠然とした個と、分断と別れがあるだけだ。]
……そう簡単には教えてくれないか。 そうだよな、世界とは実に意地悪に出来ている。 ここ何十年かで身に沁みたよ。
私という生命がいくら呼応したとて、もはや誰とも繋がる事はない。私が知り得るのはたったここにあるだけの肉くれのみだ。
[肉の芽が伸びてゆく。それは肉を分かつように。 その半身を蝕むように、ゆるりとほどけてゆく。]
生命というのは、実に虚しい生き物だ。 誰もがいつかくる滅びに向かって歩んでいく。 だけどね。失いながらも、足掻くように生きるんだ。
(96) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
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[タプルの半身がゆっくりと海へ沈んでゆく。 その場所は冷たくけれど命を奪うにはあまりにも優しい。 視界が青く染まってゆく。水面がきらきらと輝く。 彼はこの景色を見て一体何を思っただろうか。 その視界はただ、深い空を見つめている。]
きみはどう生きた? 後悔はなかったかい。 やり残したことはなかったかい。 喪われたきみの未来は何処へ続くんだろうね。
[半身が大きく波間に揺られて、 ぷつんと。……意識が途絶える。もう何も感じない。 それは深い深い水底へと落ちて、見えなくなった。]
(97) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
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[海の音がごうごうと鳴っている。 タプルにわかるのはもうそれだけだ。]
さらば、かつての友よ。 きみの未来が恵まれたものでありますように。
[青い地平に背を向ける。 探索機はもうひとつのタプルを乗せて、走りだす。 もうひとつの我が愛しき星、"スペランツァ"に向かって。**]
(98) nkmn 2021/11/18(Thu) 03時頃
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ハロは、タプルを見つけたのでまわりを飛び跳ねている。
mmsk 2021/11/18(Thu) 04時頃
タプルは、ハロの身体がまたバラバラになってしまわないか心配している
nkmn 2021/11/18(Thu) 04時頃
キランディは、ハロが飛び跳ねるのを不安そうに見ている。
RIN 2021/11/18(Thu) 04時半頃
ヨーランダは、タプルをいっぱいぎゅっぎゅした。もちもちもした。もちもち
tanuki 2021/11/18(Thu) 07時半頃
ヨーランダは、延長うれしいなのでライジをもちもちした。
tanuki 2021/11/18(Thu) 08時頃
ライジは、ヨーランダにもちもちされたので小汚いグローブでもちもち仕返した。
jinro_coqua 2021/11/18(Thu) 08時半頃
ヨーランダは、ライジにもちもちされてうれしい。汚れたけど(゚ε゚)キニシナイ!!
tanuki 2021/11/18(Thu) 09時半頃
ヨーランダは、キランディのママになる!むんっ
tanuki 2021/11/18(Thu) 09時半頃
キランディは、ヨーランダをハグした。
RIN 2021/11/18(Thu) 09時半頃
ケトゥートゥは、二人を微笑ましく見守った。
sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 10時頃
ヨーランダは、キランディにハグされてうれしいになった。
tanuki 2021/11/18(Thu) 10時頃
ヨーランダは、実はママがどういうものかわからないので雰囲気で言っている。
tanuki 2021/11/18(Thu) 10時頃
ヨーランダは、ハロも地獄撒いてたよなと思いながらこねこねした。こねこね
tanuki 2021/11/18(Thu) 13時半頃
ケトゥートゥは、ハロをもちもちした。意外としっとり。
sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 13時半頃
アリババは、こねこねされたハロを蒸し器に入れた。
mzsn 2021/11/18(Thu) 14時頃
ヨーランダは、ハロがほかほかになったのでやったー!した。
tanuki 2021/11/18(Thu) 14時頃
ケトゥートゥは、ヨーランダといっしょにやったー!した。
sleepingxalice 2021/11/18(Thu) 14時半頃
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― 探索終了日:アリババのいつもの場所 ―
[>>91>>92長く溜め込んで居た言葉がようやく吐き出される。生きて居る物はいつか死ぬし、生きる限り人生の何処かで死を見送る事はあるだろう。 探査船に乗っていると、その回数が他の人より少し増えるだけ 長く生きて居ると、その回数が他の人より少し増えるだけ。]
そうかな、 私は、頑張れていたかな
[子を褒める様な言葉に今は甘えようか。
これでも一応長く生きて居る。 年長者の枠に入るだろうし、選んだ外見年齢も大人だろうから、しっかりしなければいけないとずっと思って居た。 他者より沢山の知識があるなら、それで他者を救える筈。 自分は弱いが、それで皆が助かるなら。そうして役に立てるなら。
なら、取り乱してはいけない。頼られたり、訪ねられたりしたら、真っ先に動かなくては。悲しい結末になってしまったとしても、そこで得た何かで別の者が救えるなら、立ち止まっている暇は無い。
自分のちしきは全部、他のみんなをまもるため。 なぜなら、みんなのことが、たいせつだから。]
(99) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃
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[小走りで収まった小さな体を抱きしめ、酷く安堵する。 まだここに居てくれてよかった。 相手と同じ事を考えて居るなんて知ることは出来ないのだけれど、いつかのぬくもりがそこにあって本当に良かった。]
彼も苦しかったのか
[彼は何を苦しんでいたのだろう。 泣かないライジの、本当の気持ち。]
そうだな、彼、 何も言わず、行って――…
[いや、自分には言ったか。 >>4:179>>4:195>>4:196>>4:197 苦しさの理由までは知らなかったが、なにも無かった等と言う事は無い。 自分の死に場所を探し見つけ、そうして沈んで消えてしまった。 彼が何を抱えて居たのか終ぞ自分は知ることは無かったが、それが行ってしまった理由なんだと思って居る。 探してはいけない場所だと思ったし、誰にも踏み込んで欲しくなかったから"彼の本当"を隠した。>>-273]
(100) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃
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…ライジは、 ライジは、怒られるのが嫌だったんじゃないよ
[冗談みたいなケトゥートゥの言葉が、酷く心に刺さった。 彼が自分の計画を周囲にばら撒いて、怒って止めて悲しむ皆を振り切って、結局最後に絶対消えてしまう。無論自彼も別れを更に苦しむ事になる。 それなら最初から何も言わない方が良い。]
怒られるのが最初から分かってたんだ もっと悲しませる事になるから
[自分は偶然知ったイレギュラー枠だったが、知って居れば朝早く出て行かせる事は無かったと思うし、なんなら帰還が終わるまで部屋に閉じ込めていたかもしれない。 けれどいくら止めても怒っても、彼の中で恐れが募ったとしても、それでも全部振り切って彼は行ったと思う。]
私、私は、彼が沈む間際に彼と話したんだ いつものように、おはようと、
(101) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃
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お互いそう言って、 その後ライジが勝手に通信を切って、 居なくなってしまった
[言葉が報告と食い違う。>>39>>40 『双方の合意の元通信を切った』他のクルーにはそう伝えたし、船内での処理はそれで纏まっている。]
私達と親しいからこそ、 絶対怒られて叱られて悲しませると思って
[彼が望んで水底に行った事を、自分は知って居る。]
だから、黙って行ったんだよ
…本当に彼、酷い奴だな
[みんな怒るよ。けれども彼が態々選んだ道が片道切符の旅ならば、自分は邪魔もしないし怒る事も無かっただろう。それでもどうしようもない程に悲しい。
私は止めなかったよ、ライジ。だからもっと話してほしかった。 ライジのデータを壊した時、本当に殺めたのは自分の心。>>55]
(102) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃
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彼が意図していたかどうかは知らないけれど、
黙って行ってしまった事は、 彼が私達に残した、 最後のどうしようもなくズルい優しさな気がする
[抱えてこんで居た物がドッと溢れて零れてしまう。 抱く腕に力がこもり、ケトゥートゥの背後に、ポタンポタンと何かの小さな雫が落ちて、ジウと蒸発して消えて行く。 命の音はそのままに、帽子の隙間から黒い何かが何度も零れて、消えて、後には何も残らない。]
ケトゥートゥ、 何度も見送るのは悲しいよ、ずっと
[意識して居ないと、自分はヒトガタを保って居られない。 保つ余裕がない程に、自分は疲れて悲しかったのか。そんな事に今初めて気が付いた。 滅多に崩れない身体の形が静かに零れて、黒いみなもがザアザア揺れる。*]
(103) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃
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[種族が違えば寿命も違う。 早く大人になったりならなかったり、幼く若いままで一生を終えたり様々だが、皆自分の命と皆よく付き合っていると思う。
長命者であればもうすこし他者の死に対して鈍感であった方が良かっただろうが、これはアリババと言う個人が獲得した個性であり、選んだ道だ。
皆と接して、皆と共に生きてみたいと思ったから、皆と同じになった。 苦しみが降り積もっても、他者の死をきちんと悲しめる自分で良かった。
それが表に出なくても、悲しみを覚える自分で本当に良かった。]
[でも、苦しいな。]
[生きると言うのは、そう言う事だ。 苦しみも悲しみも無い人生なんて、きっと楽しい事も無いだろう。
見送った人へ対する悲しみが大きければ大きい程、 その人の事が好きだった証なのかもしれない。 少なくともスペランツァと言う船においては、種族は違えど皆そうだと思って居る**]
(104) mzsn 2021/11/18(Thu) 14時半頃
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イースターは、ライジ様もハロ様もこねこねします。どちらも地獄かつ有罪の為、もちこねの刑です。
smmmt 2021/11/18(Thu) 15時頃
ヨーランダは、アリババをたぷたぷした。たぷたぷ
tanuki 2021/11/18(Thu) 16時半頃
ライジは、こねられてあ〜〜〜〜〜(マッサージか?
jinro_coqua 2021/11/18(Thu) 19時半頃
ハロは、もちこねされている。
mmsk 2021/11/18(Thu) 19時半頃
アリババは、たぷたぷ溶けている
mzsn 2021/11/18(Thu) 20時半頃
アリババは、チキュウをコロコロした。コロコロ〜
mzsn 2021/11/18(Thu) 20時半頃
ヨーランダは、転がってるチキュウで遊んでいる。
tanuki 2021/11/18(Thu) 20時半頃
墓守 ヨーランダは、メモを貼った。
tanuki 2021/11/18(Thu) 21時半頃
イースターは、たぷたぷ溶けているアリババ様を覗き込んでいます。たぷ……
smmmt 2021/11/18(Thu) 22時頃
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― 安置室 ―
[頭の中がごちゃごちゃしている。
ここにいてはいけないと思う、徹底的に管理された社会のあの星は例外を許そうとしない。だから帰還したらきっとこの船に『ヨーランダ』を捕まえに来るだろう。みんなに迷惑をかけてしまう。……捕まった後はどうなるかわからない、縛り首だろうか?きっと死んでしまう。……死ぬのだろうか?わからない。死んだらみんなは悲しんでくれるのだろうか?
ここにいたいと思う。ここにいる限りはチャーチグリムの本質が満たされる。みんなは僕を一人の人間として見てくれる。ここにいる限り墓場の風景の一部ではない。話しかけてくれる、触ってくれる。なにより、みんなと離れたら寂しい。人といることが当たり前になって、独りでいるのが寂しく感じる。寂しいのは嫌だと思った]
[ヨーランダは毛布をかぶって みんなにばれませんように と祈っていた。誰に対しての祈りか、隠そうとしていることは何かなのか、ヨーランダにもわからなくなっていた]
[扉が開いた>>87ことに気づかないほどに]
(105) tanuki 2021/11/18(Thu) 23時頃
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― 安置室/イースター ―
いっぱんろん。
[覚えたての言葉を使いたかったのか、特に意味もなく一般論と言った]
ぼく みる した、 ふね いない なる ひと。 しぬ ちがう、 しかし いない なる。 いない おなじ。 ぼく わすれる しない。
[ヨーランダは船から降りる多くの人を見送った。 死んだわけではないからいつかまた会えるかもしれない、だが、この船にいないという意味では同じだ。きっともう会うこともないだろう。 だから、永遠の眠りについた仲間たちと同じように、ずっと覚え続けている。覚えている限り仲間であり続けるから。 ……イースターの中でそうなれたらと思いながら、一般論を言った]
(106) tanuki 2021/11/18(Thu) 23時半頃
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ぼく
[この調査が終わったら。 嘘は言いたくなかった、かと言って思っていることを言いたくもなかった。だから]
ぎろちん かんばん つかう。 ぎろちんしゅっちょうおてつだいさーびす する。 ぎろちん なまえ しる もらう する。
[どうとでも取れる返答をした**]
(107) tanuki 2021/11/18(Thu) 23時半頃
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ヨーランダは、毛布にくるまってぬくぬくしてる(全く関係ない時間軸で)
tanuki 2021/11/18(Thu) 23時半頃
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― 安置室 ―
[扉を開け、ぐるりと中を見回す。置かれたカプセルが、5つ。目を逸らすように部屋の隅へ目をやれば、盛り上がった毛布がひとつ。>>105 ……隠れている、つもりなのだろうか。ケトゥートゥは目をぱちぱちしたが、そのすぐ後には、何かに怯えているようにも見えるその姿に、胸がぎゅっと掴まれるような気持ちになった。 とことこと傍まで歩み寄って、しゃがみ込み、話し掛ける。毛布の向こうの表情は見えないけれど、聞いてくれていると信じて。] ]
……ねえ、ヨーランダ。 何も言わずに行かれちゃったら、ケトゥートゥ、すごくさびしいヨ。
困ってるなら教えてほしいし、聞いてみて、本当にどうしようもないなら、……せめて、いってらっしゃいって言いたいヨ。 我儘かナ? そうしたいって、そうしてほしいって、思っちゃうの、自分が、ずっと寂しいのが、イヤなだけかナ……?
[だんだん、声が震え始める。違う後悔が一緒くたに混ざって、胸の中でぐるぐるする。 聞きたかった。どうしようもなくても、教えてほしかった。
――教えてほしかったヨ、ライジ。
せめて、同じことは繰り返したくないと、心の奥が叫んでいる。*]
(108) sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 00時頃
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― 安置室 ―
[ヨーランダは答えない。ただぐすぐすと鼻をすする音が聞こえるだけだ]
[話を聞いてはいるのだろう、ケトゥートゥの声が震え出すのを聞くと、毛布の中からぼんやりと光が透けて見えるようになった。おそらく通信機器の光だろう]
『ごめんね、ケトゥートゥ』 『僕がここにいると迷惑をかけるから、僕は船を降りる』 『泣いてる?』 『泣かせちゃったのだったらごめんね』
[毛布の中からは聞こえる嗚咽はまだ止まない。 公用語をうまく話せない、胸が詰まって話せない、ケトゥートゥの通信機器に送られた、翻訳AIを介したメッセージがヨーランダなりの精一杯の回答だった]
(109) tanuki 2021/11/19(Fri) 00時頃
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― 安置室 ―
[鼻をすする音>>109が聞こえてきて。自分がこうしているから彼を哀しませてしまっているのだろうかと、不安に駆られる。 追いかけたり、しないほうが良かったのだろうか? でも、もしも、もしも違うのなら……。
やがて通信機がメッセージの到着を報せて、かろうじてまだ滲んでいない視界で、それを読む。]
大丈夫、……まだ、泣いてない、ヨ。 ……それにネ、迷惑なんて、誰が言うノ? 言わないヨ。ケトゥートゥは絶対、ぜったい言わないし、ミンナだって、きっと、言わないヨ。 だから、それだけが理由なラ。ヨーランダが、本当は、いたいなラ。……このまま、居てほしい、ヨ。
[もしも、ヨーランダの涙の理由が、ケトゥートゥのせいばかりじゃないなら。何かの葛藤がそこにあるなら。 離れたくない。離したくない。出来ること全部をやるまで、傍にいるのをやめたくない。]
教えテ。……本当に、本当に、船を降りたいノ?
[もしも、肯定が帰ってきたら。その時は、ちゃんと「いってらっしゃい」を言うから。 どうか、教えてほしいと。その場でまた、じっと待つ。*]
(110) sleepingxalice 2021/11/19(Fri) 00時半頃
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