31 私を■したあなたたちへ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
アポロで撮影した写真を、 個別ではなく全体メッセージで送信する。 発見情報なら全員に伝わった方が良いだろう。
ふぁあと欠伸を殺し、スムージーを飲み干すと。 そのまま緩慢な動作で席を立った。*
(86) 2023/11/19(Sun) 14時頃
|
|
── 現在:銀の館 ──
では、灰羅さんとお呼びしましょう。 よろしくお願いいたします。
あと、今更となって恐縮ですが、 妹さん……ええっと、るくあさんのこと お悔やみ申し上げます。
[ 煙崎るくあのことは、ずっと名字で呼んでいたから、 卯木は一瞬、彼女の下の名前をど忘れしつつ、 煙崎灰羅に向かって小さく頭を下げた後、 ]
(87) 2023/11/19(Sun) 14時頃
|
|
これは、あなたが犯人でないこと前提なのですが、 るくあさんの死因が心臓マヒのはずが いきなり殺されたと知って、 しかも犯人かもしれないと疑われるなど さぞ、心中穏やかでないことと思われます。
[ などと、眉根を寄せて 心から同情している表情を見せた裏で、
卯木は昨日抱いた疑問から>>1:158>>1:159 探りを入れるように言葉を紡いだけれど、 突然のハプニングに>>68>>69 会話は中断したかもしれない。 ]
(88) 2023/11/19(Sun) 14時頃
|
|
[ 行ってみよう、という返事に>>80 卯木は首肯して、 二人揃って音が出た先へと足を進める。 ]
地下迷宮、ということは アトラクションの一環なのでしょうか。 それにしては、あの早見盤は 分かりづらい位置にありましたが……。
[ 煙崎灰羅の幾らかの緊張を孕んだ声音は、 こういうハプニングに対する反応としてはあり得るか と卯木は特に疑問には思わず、 ]
(89) 2023/11/19(Sun) 14時頃
|
|
降りてみます?
[ 煙崎灰羅に尋ねながら、 卯木は階段へと足を進める。 制止されれば、一旦降りるのを止めただろうが、 特にそういったことがなければ、 そのまま階段を降りきるだろう。 ]*
(90) 2023/11/19(Sun) 14時頃
|
|
―― むかしむかし ――
密星偲風が、祖母という人の元に 引き取られたのは生まれて間もなくのこと。 両親だった男と女の事故死によって。
元々養子として他家へ引き取られていた父だ。 その家の長男には既に後継もいて 血の繋がらない女児を家に置いたところで 利も少ないと見做されたのだろう。 息子だった男の死を知った祖母が引受を申し出るや 赤子の私は渋られることもなく返されたらしい。
誇り高く厳しい祖母だった。 礼儀作法に指先の所作ひとつを教え込まれ、 椅子から立ち上がる時の両足の立ち位置は 数センチの誤差を正されることもある。 お説教の決まり文句は『密星の娘であれば』……、 口を開けば 『家名を汚してはなりません』と続く。
(91) 2023/11/19(Sun) 14時頃
|
|
家名、とは大げさなものだ。 密星という家は、昔に遡れば確かに、 旧家と呼ばれた家ではあるのだけれども 実はとうの昔に無くなっている。
団栗の背比べよりも ほんの少しだけ頭抜けていたために 当主が欲を出して潰れた家、その典型だった。 齢二十だった、当時まだ年若い祖母が 立ち行かなくなった家を継ぎ 手を尽くし細々と家を守りその地に在り続けたために 苗字だけ今に残っているというだけの。
損失の抵当として縁ある品々が持ち去られても。 たった二歳の一人息子を他家の養子に手放しても。 ひとり、またひとりと住み込みの手伝人が家を去り 広いばかりの家にひとりきりになっても。 なけなしの遺産によって衣食住だけは何とか 体裁を保っているようなうらぶれた有様でも、 土地と旧宅を売り払うことはなく。
(92) 2023/11/19(Sun) 14時頃
|
|
そんな彼女が晩年に心血注いだのが孫の教育だった。 学校こそ通えたけれど、お友達はごく狭い範囲だけ 授業が終われば即帰宅、家庭教師が付ききりの生活。
外遊びなど以ての外、家にお招きしなさいと言われても 陰気な屋敷に誰を呼べるというのだろう。 薄暗い部屋を心許ない灯りが照らす がらんどうの空間に? 自然、おともだちとも距離を置いた。
家では常に、仕立ては良いがひどく型の古い 祖母の若い頃のワンピースを纏い 腰まで伸ばした絹髪には寝癖一つ許されない。
習い事といえば音楽、生け花、茶の湯、舞踊―― 彼女の言うところの『必要な教養』として 挙げられていたこれらは当然、 金銭事情で一つも叶うことはなくて 密かに安堵したことを、時折思い出す。
(93) 2023/11/19(Sun) 14時頃
|
|
最低限の生活を送るための寝台と机。 身形を整える鏡台だけの部屋。 叩き割れない天窓の硝子。 幼いこどもがベッドに置くようなぬいぐるみも 飴玉や宝石のようにきらめくヘアゴムやピン止めも。 流行の雑誌も、娯楽漫画でさえも 私には無縁の、遠い世界のもの。
――― 真綿で首を絞めるような ゆるやかな軟禁の日々。
時代錯誤甚だしい、歪んだ教育は幾度となく 口さがない近隣の話題に上ったらしいが なにかがおかしいと気付くことは出来ても 説得する、逃げ出すことの出来るだけの土壌が 私には長らく与えられなかった。 無力な子供だったのだ。
(94) 2023/11/19(Sun) 14時頃
|
|
いまや平均的な家庭にも満たない生活なのに 令嬢然として振舞うことを強いられる滑稽さ。 彼女の抱くものはもはや誇りではなく 手放せない過去への執着だ。
外側ばかりを取り繕いながら あなたのためにと繰り返しながら 本質は自分のために “お人形遊び” に興じる祖母の元で、
四角く切り取られた空をただひとり見上げ よく、命の意味を考えた。
――― 祖母の死によって、 操り人形の糸が離される 十八の秋まで、それは続いた。
(95) 2023/11/19(Sun) 14時頃
|
|
[好きに生きていい などと、今際の言で言われても。 ただひとり放り出されたようなもので。
逃げ出して、それでも何とか世界にしがみついて そして幾年も時は巡り。 私は縁あって高校の保健室を仕事場にしている。 あの頃に比べたら、よほど心穏やかな日々。
走っても、笑い声を出しても、いいのだ。 髪に鋏を入れても、好きな服を着ても。 今しかない時間を楽しく生きてと、
春を謳歌する少年少女たちの輝きに微笑みながら、 時折、あの季節に置いて来てしまった十八歳の私を想う。**]
(96) 2023/11/19(Sun) 14時頃
|
|
― 前日/観覧車 ―
[受付ロボットにアポロで手続きをして、観覧車に乗り込む。 綺羅さんが選んだのは、紫色の空に黄色い星が散りばめられているゴンドラで。
ゴンドラの動きは、ゆっくりではあるのだけれど、動いているものに乗り込むのは初めてだったから、 タイミングを測る間に行ってしまうのではと、少し焦りながらも勢いをつけて、なんとか乗り込んだ。]
[ゴンドラの外の景色、今まで見上げていた建物を、見下ろす形になって。 でも、まだ登り始めたところだったから、一番高い所>>15を想像して、そうですねって小さく頷いた。]
わわっ。
[ゴンドラが傾くと、目を丸くしたけれど。 綺羅さんが座り直すと、また、外の景色を眺めていて。 ふいに、問われた言葉>>16に。]
(97) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
|
|
……犯人の事を怖いと思うのは、 傷つけられたり、 殺されたりするかもしれないから、ですよね? あとは、犯人に仕立て上げられたり、騙されたり?
でも、私はどうなっても構わないから、 誰も怖くない、かな。
[そんな風に、答えた。**]
(98) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
|
|
――銀の館→地下
そりゃ降りるだろうよ。
[>>90 卯木の問いには一も二もなく頷いて。 空気の匂いだったり物音だったり、 一応は気にする素振りを見せはしたが、 目に見えた危険はないだろうと踏んでいた。 階段を降りきれば、人感センサーでライトが灯る。 そこには、馴染みのある造りの研究所施設が 残っていたことだろう。]
(99) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
|
|
それで、話の途中だったな、 ……俺が犯人ではないとすると、
そうだな、大切な妹が急死して、 妹の名を騙った手紙とともに、 突然、実は殺されたのだと告げられて、 容疑者のひとりに上がっている……と。
勿論、驚いちゃいるし、判らんことだらけさ。 しかし今は何といっても、真相を、 犯人を見つけ出さんことにはな。
アンタ、マスター、心当たりはあるか?
(100) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
|
|
[地上階のプラネタリウムよりも明るい室内では 表情も視認できる。 己の声には今も困惑や怒りといった感情は 乗っていないだろう。 軽忽な口ぶりは、卯木の疑念を晴らすものでは ないように思われたが。
それでも、昨日と然程変わらぬ様子で。*]
(101) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
|
|
― 2日目/朝 ―
[観覧車を降りた後は、綺羅さんとホテルまで一緒に歩いて、ロビーで分かれた。>>63]
[割り当てられた部屋で睡眠を取って。 朝、目を覚まして身支度をすると、食事は摂らずに遊園地の園内へ足を運んだ。**]
(102) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
|
|
──前日・観覧車──
[>>98自分はどうなっても構わないから、誰も怖くない。という答えは、これまでの彼女を見ていたら、半ば予想は出来ていたものだったけど。 ”そっかー。”とだけ呟いた後、しばし黙って、ゴンドラの外を見た。
園内を見下ろせば、宇宙を模した夜景はとても綺麗で、夜空にも満点の星。 観覧車とプラネタリウムを兼ねたような、贅沢な空間が出来上がっていた。
天辺まで上り切った時だろうか。 不意に、花火が上がる。 否、花火の動きをプログラミングされた、ドローンだった。]
わー、見て。きれい……
[花火の音がけたたましく鳴り響いた時に、 音に紛れて、小さな声で、ぽつり、と。]
(103) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
|
|
―― 2日目:ホテル605号室 ―
… 朝………
[アラームをかけるのも忘れて寝入ってしまったために 目覚めは何時もの時間よりも1時間遅かった。 自宅の小ぢんまりとしたマンションとは勝手が違ううえに ベッドがふかふかすぎて、知らない間に また寝直してしまったのかも知れない。
いくらふかふかでも、もう起きなければいけない。 仕事のない休日祝日に、観光ではなくただ寝るため 身体を癒すためだけに他所に泊るというのが ピンと来なくて長年不思議に思っていたのだけれど 今、やっと、その必要性を理解した気分。]
(104) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
|
|
────ごめん、犯人は、僕。
[呟いたけど、おそらく、雛子には聞こえなかっただろう。]
(105) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
|
|
[やがてゆっくりと降下する観覧車の中、会話は途切れて、黙って景色を見ていたけど、居心地の悪さは無かっただろう。 一番下に辿り着いて、雛子に手を貸しながらゴンドラを降りる。]
お腹もすいたし、ホテルに行って、ご飯食べよっか。 今日は出られそうもないし……。
[そうして、マップを見ながらホテルに辿り着いて。晩ご飯を食べた後は、部屋を別々に取って、そこで解散するだろう。]
観覧車付き合ってくれてありがと。楽しかった。 おやすみ。
[笑顔で手を振った。]**
(106) 2023/11/19(Sun) 14時半頃
|
|
[寝台を降りて、身支度を整える。 アポロが淡く光り着信を示していたから、 まだ眠い目をしぱしぱしながら起動する。 返信にはすこし、考えつつ]
(107) 2023/11/19(Sun) 15時頃
|
|
[その次の文章は、数文字入力して消した。 文字ではどうしても淡々とした印象になり 表現するのは難しいと感じて。
指をアポロ上で彷徨わせたものの、 ひとまず、そのまま送信を行う。]
(108) 2023/11/19(Sun) 15時頃
|
|
[もう一つ届いていた全体メッセージは、 私はまだ出会っていない、しかし自己紹介での 印象強い人物からのものだった。 時間帯は夜だから、個人あてのメッセージよりも 先に届いていたのだろう。
大切なものを紛失してしまったらしい。 メッセージの主の動揺が伝わるような文面に 心配になって僅かに眉が下がった。]
(109) 2023/11/19(Sun) 15時頃
|
|
[それも、少し後になって、 坂理くんからキャンディさんへ送られた 全体メッセージを見て、もしかして解決したかしら?と ほっと胸を撫で下ろすことができたのだけど。 *]
(110) 2023/11/19(Sun) 15時頃
|
|
――翌朝/ホテル405号室――
アラームもセットせず、倒れるようにして掛布団の上で眠りこけていたら、随分朝寝坊してしまったようだ。 るくあが死んだとされてから、数ヵ月。日課だった登校の"見守り"は必要なくなったから、ゆっくりとキャンディの顔を作るため鏡と対面する。緑と紫のカラーコンタクト。地毛を隠すウィッグの、昨日給仕ロボにあげたリボンのスペースには、ガチャでゲットしたゆるい顔つきの地球クリップを留めて。
その時、『アポロ』に着信が。 眠気まなこを見開いて、マスカラを乾かしている最中だった。 まるで誰かの遺髪めいた見慣れたミサンガが、千切れることなく写った添附ファイル。
(111) 2023/11/19(Sun) 15時頃
|
|
──回想──
[大昔の女形役者は、日常生活でも女のように過ごしていたと言うが、現代では勿論そんな事もなく。綺羅之介も普通に暮らしていた。 とは言え端々の所作や口調に、研究を重ねた女性っぽさは滲む。学生時代ならもう少し気を付けていたかもしれないが、完全に役者としての生活を始めてからは、特に何かをセーブすることもなくなった。 ただ、女っぽいのはあくまで仕草や話し方だけ。肉体は鍛え抜かれて、一肌脱げば並みの男よりは余程筋肉質で逞しい。 リアルの己はとてもアンバランスで。舞台上で完全な女として生きている瞬間のほうが、人間として地に足が付いているようにすら思えた。 容姿に恵まれた役者だ。そういったことに誘われた経験が無いわけはなかったが、近付いてくる女性は当然、”中村綺羅之介”しか見ていない。そうして空っぽの内面のまま求めに応じて、何も得ずに終わる。『恋愛感情』を特定の誰かと交わしたことは一度も無い。
綺羅之介は、リアルの自分なんて別に居なくてもいいな、と常々感じていた。]
(112) 2023/11/19(Sun) 15時頃
|
|
[LINEに登録されているファンの女の子たちからのメッセージ。人数はそう多くは無いが、インスタやXを眺める感覚で、皆の日常、綺羅への想いの籠った呟きをただ見ていた。彼女たちの熱量は、眩しい。それらが自分に向けられていることも意識出来ず、ただ、道端の綺麗な花を眺めるような眼差しで、淡々と視界に入れていた。
煙崎るくあは、長文こそ送ってこないが。 時折、気にかかる呟きを、ぽつり、と送って来る───。
----------キラ様 ----------私、…………し にたい
……何度目のメッセージで目にした一文だっただろうか? 自宅のベッドで横になっている時に、それを見て。
初めて。 返事をした。]
(113) 2023/11/19(Sun) 15時頃
|
|
『しんじゃだめだよ? めっ。』
----------!! ---------お返事……!!
---------- ……ど うして?
[まさか、どうして?と聞き返されるとは思わなかった。いや、どんな返事を期待したのかと言われると、分からないのだが。ともかく、煙崎るくあのこの返しにより、メッセージを続けざるを得ない展開になってしまった。]
『うーん。死ぬの痛そうじゃない? それに、周りの人が悲しむよ? だからだめ。』
(114) 2023/11/19(Sun) 15時頃
|
|
---------- ………
----------そうですね。
----------それでも……私。
[どうしてこんなこと、僕に向かって呟いたのだろう。 綺羅之介はたまたま……いや、自覚的に、致死量の毒物を所持している。具体的に使う予定を立てていたわけではなく、お守り替わりに。]
(115) 2023/11/19(Sun) 15時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る