10 冷たい校舎村9
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[ 芽衣と過ごす時間は居心地が良かった。 だから私は気が緩んで……緩みすぎちゃったんだ。 脈絡のない弱音を吐いちゃうくらいに。 ああほら、クリームパンを食べてた芽衣が固まった。 ごめんね、なんでもないって話を戻そうとして、 でも、その前に芽衣が口を開いた ]
私にとっては失望のかたまり……かな。
[ ため息には感情がいっぱい溶けている。 芽衣はそう言った。 私にとって、ため息は失望でできたものだった。 期待に応えられなかった時、 どうしてこれくらいできないんだって吐かれるため息。 自分が無価値なんだと突きつけられる。 今度こそ見限られるかと足が竦んでしまう ]
(851) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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[ 芽衣は、わざわざパンを袋に戻して、私に向き合った。 芽衣は、そういう誠実な人だった。 パンくずを払った手は、私の方に伸ばされる。>>773 意図が分からなくて、私はちょっときょとんとした。 だって、今まで私の頭を撫でようなんて人 いたことなかったんだもの。 両親に撫でられた記憶なんて私にはない。 芽衣が、自分の手を大切にしていることは知ってた。 言われなくたって仕草の一つ一つに表れてた。 その大事な手で、芽衣は私の頭を撫でる ]
……ありがと。
[ 私らしくもない舌足らずな声で、お礼を言った。 声が震えないようにするだけで、精一杯だった* ]
(852) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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── 現在:職員室 ──
[ うちのクラスのメンバーの名前ばかりが、 鳩羽の口から連ねられてゆく。>>841
後日、ヨーコ先生に教育的な指導が必要そうだ。 なあ、これ立場が逆じゃないか? 社会勉強にもほどがあるぞ、先生。
珍しく浮かべた笑顔ではあったが、 今後のことを考えるとこめかみが痛む。 今は一緒に笑ってくれる鳩羽に免じて、 ヨーコ先生のことは忘れよう。 ]
(853) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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ヨーコ先生にはかけない。 学年主任のトヨタ先生に。
[ ヨーコ先生からの連絡網が来るのもあり、 彼女の連絡先も知ってはいるが、 もう期待はしていない。
トヨタ先生なら頼りになるし、 進路相談で話を聞いてもらっていたので、 連絡先は覚えている。
しかし結局繋がらないんだから意味がない。 ]
(854) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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[ その後は部活の顧問にもかけたし、 なんなら教頭先生にもかけてみた。 でもどのボタンを押してみても、 ……一緒だったのだ。 ]
はあ…外部との連絡は途絶えた訳だ。
[ 固定電話なら、電話線で繋がっていた筈だが。 雪で電柱が倒れでもしたのだろうか?
衛星電話なんかが置いてあれば、 外との連絡は取れるだろうが、 そこまでの緊急事態ではない。 ]
(855) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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ん?ああ、うちは迎えには来ないよ
[ 小学校の避難訓練で、 親が迎えに来る段階で一番最後まで 選ばれずに残っているような家庭だ。 ]
むしろ、鳩羽の家の両親は 迎えに来そうなものだと思っていたが 両親とも働きに出ているのか?
[ 親のことを互いに話すことなどなかった。 だから、鳩羽家がどうなっているかなんて 炭蔵には想定していないことで、 彼の性格を見れば、両親に愛されて育ってきた。 そんなふうにしか思っていなかった。 ]
(856) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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まあ、迎えが来なくとも いつかは雪も落ち着くだろう お互い最後まで残されていたら 一緒に帰ろうな
[ 親が迎えに来てくれない者同士。 仲良くおてて繋いで、は、無理だがな。 *]
(857) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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― 現在・向井と ―
[大きく頷く向井に、うえーって顔でため息をつく。>>829]
でしょ。いーね、美味い肉食いて―。 ガチで休校だったら署名集めて先生とこ抗議しにいこ。
[だって反省文書かれた所で 俺は特に興味ないけど、焼肉は美味しい。 我ながらナイスアイデアだと思う。 それだったらこの寒い中登校させられたのも許せそう。
他にいるらしい(不憫な)面子の名前を聞きながら そういえば、と向井の言葉にふと違和感。]
(858) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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……そーいや、電気とか暖房はついてるんだよねえ。 フツー休校の時でもついてるもんなん?
[いや今までこんなことなかったから知らないけどさ。
暖房切れてたら洒落にならなかったので 有り難いと言えば有り難いのだが 無人のクラスの灯りまで着いてるのは 向井じゃなくても無駄だと思わざるを得ない。
っていうか、いっそ不気味。]
(859) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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おっけー。暴動隊は任せろ。 向井は引き続き捜索頼むよ。
[ていうか今何時だったっけ。 ちらりと時計を見れば始業時間の少し前。 やっぱり普通に授業があるのなら、 こんなに誰もいないってのはおかしい。
焼肉の刑が濃厚になるのを感じながら手を振って別れようとし、その前に気になっていたことを向井に尋ねる。]
え。眼鏡無し副会長?俺それ見てなーい、 ……じゃなくてマジでマジで。
登校中は普通だったのに、 なんか今見たら繋がんないの。
[ということは、向井のスマホは普通に繋がるのだろうか。 なんて一縷の望みはあっさりと砕かれた。>>833 唸る向井を眺め、だめかーって溜息。]
(860) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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向井の方も死んでるかー。 校舎入った途端繋がんなくなるとか、マジ困るし。
[屋上かー。寒いとこあんま出たくないな。 そもそもこの雪だし封鎖されてそうな気もする。
連絡ツールの死滅は 高校生にとって切実な問題ではあるが、 取りあえずは人を探すことにしよう。
んじゃまたー、と手を振って向井と別れ。 そのまま9組の教室へと向かう。 さて、その場には誰か居ただろうか**]
(861) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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── 現在:ユーガ ──
[トヨタ先生も、教頭先生も。駄目だったらしい。>>855 電話口の向こうからはきっと何も聞こえてこない。 雪で電話線が切れる?とかまじかよー なんかそーゆー漫画とかありそーって 俺はユーガの近くで騒ぐだけ騒ぐ。
お手上げ、かあ。 職員室、いくら待とうと人が来る気配はない。 そもそも誰かが出勤している雰囲気もないな。 鞄とかコートとか。そういうのが見当たらないだろ。]
(862) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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………俺んち? あー……両親、っていうか。 俺、母親いねーから。 父親も今日は仕事出てるはずだし、 ねーちゃんは免許ねーし ま、無理だろうな。
[さらりと迎えの話を流したユーガに対して 俺もさらりと親の話を流そうとするけど 両親、って言われたら、そこは訂正したかった
俺には、母親なんて、いない。]
(863) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ユーガの見立ては間違っちゃいなくて 俺は確かに親父に愛されて育ってきたんだろうし 母親代わりのアイちゃんにも叱られて生きてきた
そう、それでバランスが取れてたはずなんだ。 間違いなく、それでバランスを取っていた俺らは、 幸せな3人家族、のはずだった。
余計なモンなんて、必要なかったんだ。
戸籍上は四人家族だって? そんなの知らねーし。 俺は物心ついたときからずっと三人家族だ。]
(864) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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だなー。 まじ、雪やんでくれるといいんだけどな つーかこんな降るとか聞いてねーし ちょっと外出たら電波繋がんねーかな [スマホを見ながら首を傾げて 俺、もいっかい昇降口のほう行ってみるけど お前、どうする?って尋ねようかな。]*
(865) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 13時半頃
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── 現在・購買へ ──
[ 柊と別れた慎一は、 予定通りに購買に向かうことにする。
昼休みの購買は混む>>771から、 人ごみをかき分けるのは疲れるし、 売り切れる商品は出てきてしまうし、 それがヤで、慎一はいつも朝のうちに行く。
些細で誰にも迷惑をかけないはずの、 慎一の毎日のルーティンのひとつ。]
(866) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ 慎一の家では高校に上がったタイミングで、 母の弁当か1日500円の現金支給かを選択できて、 慎一に続いて双子の弟が現金支給を選んだとき、 母はわかりやすくガッツポーズをした。
向井家はそういう、アットホームな家庭です。 ……アットホームな家庭ってなんだ。
弟たちは現金支給なのをいいことに、 昼食費を切り詰めて小遣いを水増ししてるけど、
慎一が500円制度を選んだのは理由が違くて、 弁当だとおかずの種類にまで口出しできないから。
付き合いきれないって言いながらも、 慎一に歩み寄ってくれる母でもさすがに、ね。]
(867) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ 慎一は運が良くて、慎一の家族は優しい。
付き合いきれないって言いながらも、 朝と夜に見るニュース番組は、 毎日同じ局の同じ番組に固定してくれるし、 決まった食材を買い置いてくれて、 調味料は決まった銘柄のを使ってくれる。 外出の予定は前日までに教えてくれるし、 ぐずぐずしててもそっとしておいてくれる。 必要以上に干渉せず、慎一の好きにさせてくれる。
慎一の家族はとっても優しい。 可能な範囲で、慎一に優しくしようとしてくれる。]
(868) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ それでも、悪気のない彼らのうっかりで、 慎一はもうすっかり気が滅入ってしまう。
妹に前日のうちに予定を確認するよう注意しても、 上の弟に俺は自分のことしかしないと宣言しても、 下の弟にヨーグルトを勝手に食べるなと言っても、 母に朝食に必要な材料を切らさないよう頼んでも、
そりゃ、みんな人間だから、 今日みたいな日もときどきある。仕方ないよね。
家族だから甘えちゃうといって、 仕方ないって思えない慎一が悪い。わかってる。]
(869) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ ……話が逸れちゃった。 とにかく、慎一の昼食の手順の話。
始業前に購買に行く。 毎日同じパンとパック入りのミルクティー、 それから、ごまかすように日替わりで、 3種類くらいのおにぎりかパンからもうひとつ。
それをレジに持ってってお金を払う。 合計金額も3パターンしかないから、 慎一はそれをすっかり暗記してしまっていて、 3分もあれば充分に用事は済ませられる。
最初は毎日かんぺき同じメニューにしてたけど、 一度誰かに指摘されたのがヤだったから、 それからは小さな変化をつけてた。些細な抵抗。]
(870) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ ──あ、でも。少し前に事件があって。]
(871) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ ……事件というほどのことかについては、 話を聞いたうえでの各々の判断に任せるけど、 少なくとも慎一にとっては深刻な事態だった。
1年のときから毎日食べてたチーズ蒸しパンが、 ある日、購買の陳列棚に並ばなくなったのだ。
笑わないでほしいんだけど、 ……いや、それも個人の自由なんだけど、
慎一は陳列棚の周りをしっかり5周して、 どこにもそれがないことを理解して立ち尽くす。
この世の終わりみたいな気分だったけど、 慎一はもう18歳なので一旦レジに向かって、 購買のおばさんに「ないんですか」って聞いた。]
(872) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ オロオロしてるのかヘラヘラしてるのか、 よくわかんないような慎一をちらりと見て、 おばさんは「入ってきてないねえ」って言う。
慎一は悲しい。 スマホを取り出して調べたら、 生産が終わってしまったらしい。悲しい。
悲しいけど仕方がないから、 慎一はその日から蒸しパンの代わりに、 あんドーナツを固定メンバーにしている。
だから今日も、慎一はあんドーナツと、 ミルクティーと、今日はおかかおにぎりを買いに、 裸足に上履きをひっかけてペタペタ廊下を歩いてく。*]
(873) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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── 回想:3年初冬、家出 ──
[夏休みの文化祭準備がそうであったように 俺は基本的に無欠席を貫いてきたし、 (無遅刻はちょっと無理だった先生すまない) なんとかは風邪ひかないっていうくらい 体調管理だけはバッチリだっただろう
賑やかし担当の俺だけど 別に不真面目なわけじゃあねえんだ (成績は中の中だからなんとも言えねえすまない)
それなりに上手くやってきたし 毎日楽しくセイシュンを謳歌してきたつもりだ 幸いイジめる側でもイジメられる側でもないし まっとうな高校生活を送っているつもり。]
(874) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[だけどそれは初冬のこと。 文化祭は終わってたけど、 まだ雪が降るよりもだいぶ早い11月のことだ。
俺は、──── 突然学校を休んだ。]
(875) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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『 トモコが戻ってくる 』
聞き馴染みのないトモコという単語が 自分の母親の名前であることに気づくのは 多分数十秒掛かってしまっただろう。 先に、アイちゃんががたんと席を立つまで 俺は、気づくこともできなかった。
朝の食卓が、一気に険悪なものとなった日。 双子座の運勢は最下位ですって テレビが明るい声で流しやがる。
そんなの。知ってる。
(876) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[制服姿で家を出た俺は、豊高に向かうことはなかった。 そのままファーストフード店で時間を潰し、 ゲーセンに行き。不良生活を謳歌した。
明るい髪色の俺がその日補導されなかったのは きっと奇跡だと言ってもいいかもしれないし 警察官が見回りに来ないほどには、 この街は平和だった、ってことじゃあないかな
ヨーコちゃんには連絡をしなかったから 多分親父には連絡が行ったんだけど アイちゃんには「今日帰んねえ」って連絡したから 失踪騒ぎになることはなかった。
学校のない一日は、時間がすごくゆっくりと過ぎる。 朝も、昼も、夜も。 ひとりで過ごす街は、とんでもなく煩くて、静かだ。]
(877) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[なんだかんだで豊高の周りが落ち着くらしい俺は、 地元駅を離れて豊高の最寄り駅の近くで時間を過ごした。
だから、もし、 帰宅途中の豊高生とかに見られてたとて、 なんらおかしくはない、……とは、思うけれど。
鳩羽憐、最初で最後の無断欠席。 さぁて、目撃者にはどうやって言い訳しようか。]*
(878) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 13時半頃
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―― 回想/買い出し中 ――
[ 人によって世の中の見え方だとか、 世界の感じ方というものが違うのだろう。 同じものを見て、色を感じたり温度を感じたり、
……彼女がよく、リズムとかテンポとか。 音楽的な要素で世の中を見ていることは>>593 私が与り知ることは無いのだけれど。
そう世界が見えていたなら、 彼女が私だったらどう聞こえているんだろう。 雑音だらけで息が詰まっていたのかもしれない。]
(879) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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仲のいい子とかじゃないと なかなか学校外で会ったりしないしね。 メイちゃんが真っ直ぐ家に帰るなら なおさらそうなるかな。
[ そう言いつつ、私の質問に悩む様子に そんなに真剣に考える程のものだったかな、って 無言で隣を歩いていく。
彼女と私のテンポが違うとか、 そういう感じなのだろうけれど。 これは私が早いのか、彼女が遅いのか。
不思議とそのズレに苛立ったりはしなかった。]
(880) 2021/06/05(Sat) 14時頃
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