人狼議事


1 冷たい校舎村(別)

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


 
[ 母はもう眠っているのだろう。
 一階の電気は消えていて、
 あたしは夢と同じコートを羽織った。

 父は出張に出ているし、
 ……弟は、友達の家にでも行ったかな。

 よく言い争いの喧嘩をしていた3つ違いの弟とは
 中学のことがあってから
 だんだんと疎遠になってしまった。
 訳も分からなかっただろう頃は
 ただ泣くあたしを慰めてくれたけど、
 年を取るにつれて、理解していったのだろう。 ]
 


 
[ 彼に思春期が来て、姉の過去の行いを
 恥じ、あるいは憤ってでもいるのだ。
 友達を遊ぶ、を口実に家を空けるようになり
 あたしとの話し方も忘れたのかもしれない。

 あたしも、どんな顔をすればいいのか
 ずっと、ずっと、分からなくなっていた。

 夢のことを、メールのことを思い出して、
 あたしはぼんやりと、弟の鞄を見つめる。

 ……あーあ。
 あいつが嫌ならって、しなかったけど、
 今度、話しかけてみちゃおうかな。 ]
 


 
[ あたしは愚かだった。間違っていた。
 べつに、14歳で子供を授かったことが
 必ずしも愚かで間違っているとは思わない。

 でもあたしは、あたしは、そうじゃなかった。

 ひとりになったあの日、あたしは愛せると思って、
 本当は育てたかもしれない子どもなんだって、
 涙ぐんで、悲劇のヒロイン気取りで、
 取り出したその子を見せてもらった。

 かわいくて、やわらかくて、いとしいもの、
 が、必ずあたしから産み出されると思ってた。 ]
 


 
[ でもさ。
 あたしは、それを見たとき、思えなかった。
 思えなかったんだよ……。 ]
 


 
[ あたし、自分が子どもだったとは言わない。
 ただ、幼かったんだと、思う。
 何もかもが不相応で、バカだったんだ。

 自分で正しいと思っていた感覚が打ち砕かれて
 あたし、人のことばに頷くようになった。
 だから年月が経てば傷も癒えるよって
 そんな甘い言葉を信じたふりしてた。

 恋は冷めた。あたしはひとりの体になった。
 でも、ずっとつらい。
 なんも良くなんない。
 どうすればいいか分からなくなっちゃった。 ]
 


 
[ でも今は、一つだけ、
 はっきりどうすればいいか、
 分かってることがある。

 琴子のいる病院に向かうってこと。
 あと、琴子に「ばか」って言いたいってこと。

 ……これじゃ二つじゃんか。
 ばかはあたしだ。 ]
 


 
[ スニーカーを履いて、玄関を振り返る。
 夢の中の様に、見送ってくれる人は居ない。

 声を掛けようと息を吸って、
 なにも言葉を震わせずに冷たい空気に霧散する。
 結局重い玄関扉を、ただ静かに閉めるだけ。

 外に出れば冬のにおいのする風が吹く。
 深呼吸をひとつして、
 やがてあたしは駆け出した。* ]
 


 
─ おはよう、みんな ─

[ 『はしってる!』
 って、揺れる画面でメールを打った。
 何処に、は書かなくても伝わると思った。

 走って、息が切れて、重い足を引き摺って歩いて、
 そしてまた走って、走った。

 ほんと、きっつい!
 あたし、もうちょっと走れると思ってたのにさ。
 バスケも、また、やってみようかな。
 嫌な顔されても、怒られても。

 そうやって、野を超え山を越えー…ってね。
 ……ごめん。うそ。
 流石に疲れて途中でタクシー拾っちゃった。 ]
 


 
[ だからからか、病院につくのは、遅かったかな。
 夜間の病院の雰囲気に圧倒されながら
 見知った顔を見つけて、そっと息を吐く。 ]


  みんな…
  ……なんか面白そうな話してんね?


[ だって、飲酒とかカクテルとか、
 そういう単語が聞こえたんですもん。
 突っ込まないわけにはいかないじゃんか。

 なんて、いつもの調子にも見える皆に
 あたしは震えていた手をそっと解いた。* ]
 


メモを貼った。


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:ミルフィ 解除する

突然死 (1人)

ミルフィ
0回 (5d) 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.078 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび