10 冷たい校舎村9
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そっか。
[わたしは柊くんが来た理由に一言だけ返した。 いつもと変わらない理由に、 本当にここだけ日常に戻ったんじゃないかって錯覚する。
でもわたしたちがいるのは文化祭で止まった校舎で、 扉を一歩でも出れば、壁一面の写真や 床に散らばるカッターが待っている。
わたしは身体を戻し、鍵盤に指を乗せた。 それならせめていつものような曲を弾こうとして、]
——。
[はじめて聞いた言葉>>350にわたしの指が鍵盤に沈む。 沈んだまま戻らないから、沈黙を不揃いな和音が繋いだ。 わたしは柊くんを見て、見つめて、]
(378) 2021/06/13(Sun) 15時半頃
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[——泣きそうな顔で、笑った。]
(379) 2021/06/13(Sun) 15時半頃
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[専門的な知識なんていらない。感想だってなくてもいい。 ただ、聞いてくれるだけでいい。
わたしは柊くんに、 人に聞いてもらう喜びを教えてもらったんだ。
そう、気づけたから。]
(380) 2021/06/13(Sun) 15時半頃
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一緒だね。
[わたしの声は震えていて、柊くんの場所まで届いたかな。 心臓がバクバクしてる。 ワルモノになったって思った時とちょっと似ていて、 少し違う音。息を吸うだけで喉が震えた。 肺の底に溜まった息を吐き出すみたいに口を開く。]
(381) 2021/06/13(Sun) 15時半頃
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[ここにはわたしたち以外誰もいないんだよね。
わたしに夢中になれるものを教えてくれたお母さんも、 自分よりわたしたちを優先してくれてたお父さんも、 わたしのことをただ助けようとしてくれた親戚も、 お母さんを庇いながら心配してくれた教え子さんたちも、 放課後遊べないわたしを不満に思う人も、諦める人も、 解放されて良かったねって言う人も、 新しいこと探そうって勧めてくれる人も、誰も彼も、
ここには、わたしと柊くんしか、いない。 それなら、今だけいいよね。言っても、いいよね。]
(382) 2021/06/13(Sun) 15時半頃
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わたしも…………すき、だよ。 わたしは、わたしの音楽が、 すき。
(383) 2021/06/13(Sun) 15時半頃
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[わたしは慌てて柊くんから目を逸らし、 改めてピアノに向き合った。
さっきまでの昔を懐かしむ音楽じゃなくて、 あの日>>90、いつもと同じように演奏した曲を、 今度は柊くんのために弾く。
穏やかな曲だった。 寄り添うのが苦手なわたしの分も 寄り添ってくれる>>2:178ような、 膝を抱えていた誰か>>2:90の隣に座ってくれるような、 そんな、曲だった。
やっぱりわたしの指はもう器用には動かなくて、 ところどころ引っかかっちゃう。 でもこれまでみたいに死んでいるとは思わなかった。
一曲終えて、わたしは柊くんの方を向く。]
(384) 2021/06/13(Sun) 15時半頃
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わたし。 柊くんが来てくれると、嬉しかったよ。 強いる訳じゃなく、て。 この時間が、すき。 だったんだと、思う。
[今の柊くんは膝を抱えてなんかいないんだけど、 わたしは柊くんが好きなものなんて知らないから。
わたしは少しでも柊くんに何かを返せていたかな。 言葉に迷いながら、わたしは少しずつ思いを零す。]
(385) 2021/06/13(Sun) 15時半頃
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ここに来てくれるの、柊くんでよかった。 柊くんが、よかった。
……また、聞きに来てくれる?
[最初は聞きたくなくなったら来ないでってお願いをした。 柊くんは受け入れてくれて、委ねたままで。 だからはじめて、わたしから求める。
クラスメイト? 友達? そういうのは分からないけど。 誰かじゃなくて、観客でもなくて、
わたしは柊くんを、求めた。]*
(386) 2021/06/13(Sun) 15時半頃
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── 調理室・マナ ──
[俺が結局調理室にたどり着いたのは ユーガと話したよりは後で、 ユキと話すよりはずっと前。
まだきっと、女子たちが ワルダクミをする前だった筈>>293
「それがある」場所はさ、すぐに分かってさ。 だってカーテンが、掛かっていたからさ。
もう何度目かわかんねーけど もう一度、言うけど。 俺、ホラーだけはだめだから。
頭の位置を確認したらさ、 ほんの少し、カーテンを捲る。 ……うん。それがマナだっていうのは分かった。]
(387) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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[しばらくさ。マナのとなりに座ってたと思う 調理室には誰も居なかったからさあ、 だから俺の声は、マナにしか、届かないよ。 ]
マナさあ。 お前さあ。なんでお前が先なわけ?
[マナは俺に唯一忠告してくれたひと。>>3:218 あんまり共感しすぎるとさ、 この世界と同化して、帰れなくなるんだって。 それをお前さ、良くないよ、ってさ 俺に言ってくれたんじゃなかったっけか。]
(388) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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— 夜:たったふたりの保健室 —
[昨日は4人いた保健室。今日は2人しかいない保健室。 数は半分なのに、賑やかさは半分以下。
綿見さんだって賑やかな方じゃないし、 ひとみちゃんも元気いっぱいではなかったろうけど、 それでも、わたしと乃絵ちゃんだけじゃ足りなかった。
いつもは気にならないお互い喋らない時間も、 今日は何だか落ち着かなくて。 時計の針の音がよく聞こえる。
わたしが乃絵ちゃんに声をかけたのは、 そんな沈黙が続いてベッドに入ろうかという時だった。]
(389) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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クレープ焼いてくれんじゃなかったの? 俺、冷蔵庫見た時にはもう無かったんだけど
[それは、マナは悪くないんだけど まあそんなこと、俺は知らないわけだしさ。]
パンケーキも焼いてたって聞いた まじずるい。 俺、味見係にしてくれてよかったじゃん。
[文化祭のときは、味見させてくれたじゃん もりもりのチョコバナナ。目玉のほうじゃなくて!]
(390) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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ユーガのクレープじゃだめなんだよな ユーガ、多分分量きっちり計るから。 マナみたいにてきとーにさ やたらホイップ盛ってくれるやつがさ 俺は、食べたいわけ
[私だって計る!って怒られるかな。 勝手に決めつけんなって怒られるかな。 でもそれでもいいや。そういう日常が楽しかった。]
(391) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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[わたしは乃絵ちゃんの疑問>>308に黙って頷いた。
向井くんと話して、ひとみちゃんの隣で眠って、 血を洗い流して、鳩羽くんと一緒に向井くんを温めて、 樫樹くんのことを知って、炭蔵くんの眸を探して、 音楽室で柊くんと出会って、話して、 保健室で、乃絵ちゃん>>307に綿見さんのことを聞いた。
お腹が空いたと思う瞬間は何度かあったんだけど、 食べようとは考えても、食べる気にならなかった。 わたしの小さな心がぎゅうぎゅうで、いっぱいで、 たぶん、余裕がなかったんだと思う。
でもわたし、乃絵ちゃんにそういうこと言えなかった。 わたしは乃絵ちゃんの雨を受け止める側で、 昨晩、鳩羽くんと話してから>>3:11は特に、 何をしている時でもずっと、片隅に乃絵ちゃんがいる。]
(392) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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っていうかマナ、無防備じゃん。 今だったら見れちゃうけど、 ……もしかして、見ていいですか?
[げんこつは飛んでこない。 カーテンの反対側捲れば、 簡単にさ、見ることが出来たと思うけど。 俺は、別に人形のスカート捲る趣味はない。]
(393) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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[こんなに長く、誰か1人のことを考えた日があったかな。 こんなに長く、乃絵ちゃんのこと思う日があったかな。]
(394) 2021/06/13(Sun) 16時頃
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………マナは、 嫌なことと向き合えたのかな。 [人形の頭を指先でつつく。 ねえねえ、どうなんですか、マナさん。 返事はやっぱり返ってこなくて 静かな部屋に響くのは、俺の独り言だけ。
あの日、 嫌なことだらけだって言ったきみからは>>1:417 いまは答えが聞けそうにないけれど
そんな顔すんなってさ、 やっぱりマナには、笑われるのかな。 ]**
(395) 2021/06/13(Sun) 16時半頃
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[余裕がなかったことを言えないわたしは 乃絵ちゃんへひとつ相談を持ちかける。 ワルイコトって言ったら、乃絵ちゃんは違うって。]
そうなの? 夜に学校の中出歩くの、ワルイコトじゃない?
[わたしはいつも早く寝て、朝早く起きて練習してた。 だからわたしは夜を知らない。 乃絵ちゃんとお母さんの思い出>>309も知らない。]
……うん。じゃあ、一緒に行こう。
[わたしとならいいって乃絵ちゃん>>310は言う。 いつも真面目で頑張っているいい子な乃絵ちゃんが そう言ってくれることに、わたしの心は弾んじゃう。]
(396) 2021/06/13(Sun) 16時半頃
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[友だちとそうじゃない境界線ってどこだろう。 わたしたちは名前で呼び合うからともだち。 そう言い聞かせないと、 わたしは大切な人ですら友達って呼べないから。
だってわたし、何よりも優先するものがあったの。 他のどんなことを置いてきぼりにしても、 譲れない夢があったの。
そんなわたしが誰かと仲良くなりたいって思う権利なんて ないと思わない?
どっちかしかなかった。どっちでもいいことも多かった。 どっちもって考えがなかった。
乃絵ちゃんは、 そんなわたしでも友達って思ってくれるのかな。]
(397) 2021/06/13(Sun) 16時半頃
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[食堂に行くことに賛成して、 わたしは乃絵ちゃんの後を追う。
乃絵ちゃんの背中へかける問いには音がない。]*
(398) 2021/06/13(Sun) 16時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 16時半頃
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— 食堂 —
[探索の時にちらっと見はしたと思うけど、 この2日、食事を取ることなかったな。 食堂の内側に入るのも初めてで、わたしは恐る恐る。]
あ、綿見さんのクレープ、売り切れだったんだ。
[冷蔵庫を覗いてわたしは言う。パンケーキはどうだろう。 黒板の文字を見た後、結局食べられないままだった。 もし綿見さんがここにいたら、また作ってくれたかな。 それは叶わない夢だけど。
わたしは調理台の片隅に持ってきたスマホを置く。 ひとみちゃんがいない夜、充電は十分残っていた。]
(399) 2021/06/13(Sun) 16時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 16時半頃
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えっとね……これ。
[綿見さんのレシピはメールかな。手書きかな。 前者ならそのまま、後者なら数少ない写真から開いて 乃絵ちゃんにも見えるようにする。]
……乃絵ちゃんさ、今更なんだけど。 料理の経験、ある?
[今更の質問。 ちなみにわたしは調理班のお手伝いだけです。
そんなことを聞きながら、わたしは制服の袖を捲って (だからダッフルコートはお留守番)、 手首の上までじゃぶじゃぶと石鹸で手を洗う。
わたしは乃絵ちゃんへ水道を譲りながら尋ねた。]*
(400) 2021/06/13(Sun) 16時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/13(Sun) 16時半頃
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― 深夜・鳩羽と ―
って、今更かよ!
[かなり前から遺書じゃね?って前提で話してたよ!>>258 ってツッコミはさておき。
鳩羽はさあ、 何だかんだ言っても面倒見良くてさ、 まあ茶化したりはするかもしれないけど、 人のマジな悩みを笑ったり嫌ったり するような奴じゃないってこと 俺、たぶんどっかで薄々分かってたよ。
分かってたけど、壁を作って線を引いた。 見て見ない振りをしてたんだ。全然強くなんかないよ。 だから今こいつが言うこと、すげーわかる。>>360]
(401) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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[だから、]
それな。
[って短く相槌を打った。>>360 ああ、これもいつかの時みたいだな。]
(402) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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………… うん。
[にっと笑う鳩羽に、ありがとうの代わりに 静かに微笑んで、缶を掲げた。>>361
甘いココアとミルクティーは まだまだ子どもの味かもしれないけど 訣別の夜にはちょうどいい。]
レンっぽくないレンの話も聞かせてよ。 泣いたり怒ったりしながら、まじめな話をさ。
[俺はまたひとつ、未来の話をする。 痛くて苦しい泣きたいだけのことからも ビビって逃げ出さずに向き合えるように。
缶を傾ければ熱い液体が喉を通って 腹の奥に溜まっていく]
(403) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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[そうしてもう少し幾つか、どうでもいいような話をして。 鳩羽が卒業後のことについて話す。 進路については既に聞いていたけれど、
家を出るつもり。>>364
それに少しだけ目を丸くした。 鳩羽家の親子喧嘩がどう帰着したのか、 俺は結局聞いていないんだけど、 鳩羽なりの決意なんだろうなって感じた。
良いと思うよ、距離を置いてみるのも。 実の家族だからこそ受け入れられないこととか、 離れてみてはじめて見えることだって、 きっと色々あるんだろうなって思うから。]
(404) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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[ちなみに俺は親が県内の大学であれば 学費を出してくれるらしいから、 卒業後はそこに通う予定。 別にそんなんいーよ働くよって言ったんだけど 学校はちゃんと出ておけって…………
…――――親か。
反抗期で家出した鳩羽には もう少し粘ってみれば、なんて言ったけども。
自分のことについては考えたことなかったな。 もうとっくの昔に壊れてて 取り返しがつかないものだと思ってた。
でも、違ったんだろうか。分かんないや。]
(405) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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[そんなことが頭に過ったのを 見透かしたように鳩羽が言うものだから。 温かく感じるのは多分ミルクティーのせいだけじゃなくて。]
あはは。頼もしいな。 その時はよろしく世話になるよ。 賑やかしは任せて。
俺、そういやちゃんとした反抗期って 迎えてない気するし。 ここらでやっとくのもありかもな。
[なんて、やっぱり調子を合わせた。 もし家出するようなことになったらさ、 今度は逆に鳩羽のことを拝む羽目になるのかね? レン大菩薩とか呼ばねば。なーんてね。*]
(406) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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―― 夜の保健室 ――
[ 静かな保健室に、 芽衣が落ち着かないものを感じていたこと、>>389 私は気づいてなかった。 静かになっちゃったなって、 少し寂しいなって、考えただけだった。 だって私、芽衣のことも自分のことも、 この校舎の主だとも、明日の朝この校舎から いなくなるかもしれないとも、全然思ってなかったから。 ずっとこんな状態が続くなんて、 そんなことはあり得ないのに。 芽衣が話しかけてきたのは、 そろそろ寝よっか?っていうそんな時 ]
(407) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
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