31 私を■したあなたたちへ
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なんだか、色々うまく行きそうな気がして来た。 単純かもしれないけど。
[昨日、人生を終える覚悟をしていた事なんて嘘のようだ。 帰宅してからどうなるかはまだ分からないけど。 今こんな風に笑っていられるのは。]
……色々ありがとう。
灰羅は君を妹みたいに思ってるんだって。 『泣かせるようなことはするな』って言われちゃった。
泣かせる事なんて勿論しない……というか、 君の笑顔が見ていたいから。 僕も頑張るね。
[そうして、二人で揃いの星マスコットを付け、 休憩所を後にした。]*
(408) steel 2023/11/28(Tue) 01時頃
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――9月XX日/カモメ荘108号室――
ピピピッ、――ピピピッ、 耳慣れたアラーム音。
頭が割れるように痛くて、ガンガンコンクリ壁にぶつけられてるよう。歪む視界は完全に宿酔のそれで、天井と自分の間に割り込む音の発信源の白いロボットを胡乱げに見上げた。
「…………っつつ、……またイけなかった?
やっぱり市販薬程度じゃ、どれだけ混ぜてもダメかぁ。 ―――― っう゛ぅぅ、ぇえ゛、」
敷きっぱなしの薄汚れた布団から、苦労して身を起こす。途端に頭痛が酷くなって、ユニットバスまで這って行った。 ギリギリ間に合って、迫り上がってくる胃液や何やを、床にぶちまけずに済んだ。洗面台に凭れながら嘔吐する。 曇った鏡には、幽鬼のように痩せこけて尚薄い顔立ちの青年が、窪んだ眼窩に虚ろなまなこを置いて、佇んでいた。傍らに、タオルを差し出す白い機体を*伴って。*
(409) りしあ 2023/11/28(Tue) 01時頃
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― 帰還後のはなし ―
[帰宅した日。義父との話が終わってから、雛子と麗のいるマンションに帰ったのは少し遅めの時間だった。 とても心配されていたけど、大丈夫だよ、とだけその日は告げて。
最初に考えていた通り、雛子には付き人が使っているマンションで暮らしてもらう事になった。 キラも自宅からそれなりの頻度で顔を出していたが、雛子が来て以降は以前にも増して頻繁に現れるようになり。
役者の化粧道具と演技用の小物は、基本的にお弟子が担当する。 付き人の仕事はほぼ雑用だけど、しばらくは麗に教えて貰いつつこなしているだろうか。
───女形の姿を雛子に見られるのは、何故か少し気恥ずかしいな、という気持ちになったけれど。それも一度舞台に立てば、別人になる。
舞台を降りて、出待ちの女の子たちに迎えられる時、 つい、煙崎るくあの姿を目で探すこともあった。
もう、彼女はどこにもいない。]
(410) steel 2023/11/28(Tue) 01時半頃
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……以前はよく見かけていたから、 今でもつい、るくあちゃんの姿を探すんだよね。
[ふ、と楽屋で雛子に漏らした事もあるかもしれない。
自首しなかった事で、心の中で晴れないモヤがいつまでもあった。 消化するのがとても難しくて。 舞台に打ちこんでいる間はよいけれど、時折、深い霧の中にいるように不安定な精神状態になる。 そんな時、いつも雛子の元に訪れた。
手を握って話を聞いてもらうと落ち着くことが出来た。
それは、彼女が数少ない”事件の真相をすべて知る人”だからに他ならない、と思っていたのだが───。]*
(411) steel 2023/11/28(Tue) 01時半頃
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[私が出した星を、嬉しそうに受け取ってくれたので>>407、嬉しそうに笑んで。]
……じ、実は。 私、まだ水星と木星が出てないんです。
[全部お揃い、には、そう言ったら、水星と木星をくれたので、それで全部お揃いになった。 色々うまく行きそう>>408というのには、頷いて。]
……はいっ。うまく行きます。きっと。 [そう言って、笑んだけれど。 ありがとう、と言うのには、むしろこちらの方がありがとうなので、小さく首を傾げて。 灰羅さんが言っていたという言葉には、胸がとても暖かくなって、嬉しくて。 続く言葉には。]
(412) doubt 2023/11/28(Tue) 01時半頃
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――…………。
[すぐに言葉が出てこなくて、頬が赤くなって、ぱちりと瞬いたけれど。]
……私も。 だから私も、頑張りますね。
[少し赤い頬のまま、笑んで。 そうして二人、お揃いの星を付けて、休憩所を後にした。*]
(413) doubt 2023/11/28(Tue) 01時半頃
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── ある日の楽屋 ──
[いつものように、楽屋で一息ついている時間。 今日は珍しくお弟子の麗が発熱していて自宅で休んでいるので、雛子に化粧道具の手入れを頼んでいた。 鬘を脱いで頭に羽二重を巻いただけの状態で、化粧台の椅子に腰掛け一息をつく。]
ごめんね、全部やってもらっちゃうと忙しいでしょ。 少し座って休まない?
[そう雛子に声をかけると、隣の空いている化粧椅子に来るよう彼女を促した。 隣に彼女が来たなら、じぃ、と見つめて、口を開く。]
……雛子ちゃん、お化粧してみない?
(414) steel 2023/11/28(Tue) 01時半頃
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[雛子は驚いたか、遠慮するだろうか。 ずいっと前に出て、彼女の柔らかい頬に触れる。]
若いから肌も綺麗だし、薄化粧でも変わりそうだな。 あ、僕、お化粧のプロだから。 じっとしてて?
[そう言ってウインクをすると、自分用の化粧箱を傍に置いて、雛子の顔に手を掛けた。 歌舞伎役者は基本的に、自分で化粧をする。キラがプロであると言うのは嘘ではなかった。化粧水をつけて、下地を塗り、牡丹刷毛で薄く白粉をはたく。 舞台用の化粧はわざと大雑把に塗るものだが、これは普通の化粧なので出来るだけきめ細やかに丁寧に。]
綺麗な二重だからこれは手をかけなくていいね。 少し目を瞑って……。
(415) steel 2023/11/28(Tue) 02時頃
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[眉を整えて薄くシャドウを乗せ、目元を作り上げると、 最後に唇に紅を差した。 唇に触れる時、あまりの柔らかさに少しドキドキしてしまう。]
……はい、出来た。
[そう言って、自身の手鏡を雛子に手渡す。]
思った通りだ。……綺麗だな。
(416) steel 2023/11/28(Tue) 02時頃
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[ずっと雛子にお化粧してみたいな、と考えてはいたのだが。 ”思った通り”というのは実は嘘で。 思った以上に綺麗な彼女が目の前に現れたので、瞬間少し動揺してしまった。]
雛子ちゃんは、人の見た目に興味ないって言ってたけど。 僕は美しいものが好きなんだよね。
[目の前の彼女の美しさに素直に降参して、そんなことを言ってしまってから、慌てて付け加える。]
……あっ、でも。 雛子ちゃんは素顔でいいよ。お化粧した顔、とてもきれいだけど……
(417) steel 2023/11/28(Tue) 02時頃
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……なんだろ。 あんまり他の人に見せたくなくなっちゃった……
………、 ……なんてね、あはは。何言ってるんだろ僕。
[何も考えずに思い付いた順に喋っているから、声になって外に漏れた自分の考えに、己で驚いた。 自身も化粧した姿だったから、頬に紅が差してもきっと彼女には気付かれないだろう。]
(418) steel 2023/11/28(Tue) 02時頃
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[別に今初めてすべてを自覚したわけではなかった。
ただ、そんな独占欲が自分にあった事に驚いたのだ。
彼女に持ち続けている感情を、 もはやどう表現したらいいのだろう───。]*
(419) steel 2023/11/28(Tue) 02時頃
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── とある春の日・兎坂庵にて ──
[ 夏が終われば秋が来て、秋が終われば冬が来る。 当たり前のように月日は流れ、 煙崎るくあの命日も通り過ぎて。
季節は暖かい春になり、 お昼寝するのに心地よい時期になった頃、 店休日の兎坂庵にて、 卯木は煙崎るくあの特等席だった>>0:14 中庭がよく見える席に座りながら、 窓の外で咲き誇る満開のツツジを眺めている。 ]
(420) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃
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それにしても、君の好みを聞いていてよかった。>>1:*11 じゃないと、お供えに困るという 従弟のときの二の舞になるところだったから。
[ いつも通りに淹れたほうじ茶と、>>216 こし餡を求肥で包んで兎型にし、 小豆の甘納豆で兎の目を 大福豆の甘納豆で兎の耳を表した大福を>>56 向かいの席に用意した。
当然、向かいの席に座る者など誰もいないけれど、 卯木は煙崎るくあに語りかけるように言葉を紡ぐ。 ]
(421) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃
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人として生きる意志が無いなら、 それは死人と同じ。 その考え自体は僕の中では変わっていないけれど。
[ どんなに月日が流れようとも、 彼女の生前に話したことを>>0:216>>0:217 撤回するつもりはないけれど、 ]
君は亡くなるその瞬間まで、 一生懸命頑張って『生きていた』と僕は思うよ。
(422) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃
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誰かは自殺なんて罪だと糾弾するかもしれないし、 誰かは逃げたと嘲るかもしれない。
でも、自分ではどうしようもない状況の中で、 君は必死に藻掻いて頑張っていた。 少なくとも僕はそう思うから。
[ あの島にいた中でも ある程度でも真実を知った人なら、 きっと同意してくれんじゃないかなって、 卯木は少しばかり期待しながら、 ]
(423) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃
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……こんな話を、君が亡くなる前に しておきたかったな。
[ 一瞬、後悔の感情が心に滲んで、 卯木は目を伏せてしまったけれど、
窓の外できらめく陽光が顔に射し込んで、 卯木の顔は小さく綻ぶ。 ]
(424) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃
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もうこんな後味の悪い思いをしたくないからさ、 似たような失敗を繰り返さないように たまには僕のことも見守ってくれると嬉しいな。
[ いつかこの春の心地よい温もりが 過ぎ去ることがあろうとも。
身を焦がして心が焼け果てるような夏も、 凍てつく寒さに心が塞ぎ込みそうな冬も、 いつまでも続くわけじゃないから。 ]
(425) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃
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[ 苦い思い出も後悔も抱えながらも、 卯木はまた前を向いて歩き出す。 ]**
(426) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃
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― 帰還後 ―
[島を出た翌日から、私は、付き人さん用のマンションに住まわせてもらうようになった。 亜綺羅さんは、自宅が別にあるみたいだから、こちらにはあまり来ないのだろうと思っていたけれど。 頻繁に顔を見せてくれた>>410ので、嬉しかった。]
[お仕事は、麗さんに教えてもらって。 楽屋のお掃除、洗濯、アイロン掛け、お食事の用意……その他色々。 初めての事ばかりで、体力もあまり無かったけれど、何かを一生懸命頑張る事は新鮮で、楽しくて。]
[舞台の眩い照明の下、役を演じる亜綺羅さんは、とても綺麗だなと思った。]
――……そうなんですね。
[今でもつい、るくあちゃんの姿を探す>>411というのには、眉を下げて。 気持ちが不安定な時は、いつも、ぎゅって手を握って話を聞いていた。*]
(427) doubt 2023/11/28(Tue) 02時半頃
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― ある日の楽屋 ―
[その日は麗さんが熱を出してお休みされたので、私が化粧道具の手入れをさせてもらっていた。>>414 ごめんね、と言ってもらうと、ふるふる首を振って。]
……いいえ。全然。嬉しいですよ!
[一生懸命頑張る事も、亜綺羅さんをお手伝いできる事も、嬉しくて楽しいのだと、笑むけれど。 休まない?と、亜綺羅さんの隣の化粧椅子に促されると、そこに座って。 見つめられると、ぱちり、瞬いて。]
……え?
[近付く距離。頬に触れられて、ぱちぱち瞬く>>415。]
……それは、知ってますけど。 ……はい。
[お化粧のプロなのは知っているけれど、プロの方にしてもらうなんて、恐れ多いのでは?と内心で思ってしまったりはしたけれど。 されるままに、任せて。言われた通り、目を瞑った。]
(428) doubt 2023/11/28(Tue) 03時頃
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[出来たという声と共に、鏡を差し出してくれたので、受け取って、鏡に映った自分を見ると。]
……何だか、私じゃないみたいです。 すごい。ありがとうございます。
[そう言って、笑んで。 けれども、お化粧をしてくれて、美しいものが好きと言いながらも、素顔でいいと言われると。 何でだろう、好きじゃない方がいいのかな?なんて思って、小さく首を傾げたけれど。 他の人に見せたくない、という言うので>>418。]
…………。
[ぱちぱち、っと瞬いて、小さく首を傾げた。]
何ででしょう……。 でも、それなら、誰にも見せません。
[見せたくない、の理由は分からないけれど、亜綺羅さんがそう思うなら、そうするだけなので。 笑んで、そう、宣言しておいた。*]
(429) doubt 2023/11/28(Tue) 03時頃
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─ その後・とあるカフェ ─
[あの遊園地から、どれほど経っただろうか。 雛子と外のカフェでランチを食べている時に聞いてみた。]
ねぇ、そういえば。 雛子ちゃんは兎坂庵、行きたいよね。
僕はあの場に居た人には、まだ顔を合わせづらいから… 一人で行って来る? お休み取っていいよ。
[自分なりの償いを、とずっと考えてはいるが。 まだ答えは見つかっていなかった。
雛子は1人だと遠慮するかもしれないな、と思いつつ。 星座のクリームソーダのストローをぐるぐる掻き回す。 ミルキーウェイという有名な星座モチーフのカフェは、どことなくギャラクシーランドを思い出させる。]
(430) steel 2023/11/28(Tue) 04時頃
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[自分なりの償い。 それはまだ深い霧の中にあるけれど。
そういえば、雛子を幸せにすることが煙崎るくあに対する償いではないかと考えた日も、確かにあった。]
──……
……雛子ちゃん。
[ストローで遊ぶ手をふと止めて。 星座モチーフの何かを口に運ぶ彼女をじっと見つめ呟いた。]
(431) steel 2023/11/28(Tue) 04時頃
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今、雛子ちゃんは幸せ……?
(432) steel 2023/11/28(Tue) 04時頃
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僕は……、 雛子ちゃんを幸せにしようと思って うちに連れてきたんだけど……、
[また、考えながら話している。 生まれて初めて、自分が現在進行形で話している内容を恐ろしく感じていた。似た経験をしたことがないからだ。]
……そうじゃないな、って思って。 いや。幸せにしたいのは本当なんだけど。
(433) steel 2023/11/28(Tue) 04時頃
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僕は、自分が幸せになりたくて君を連れてきたんだと思う。 最初から。
……出会った時、君がまだ高校生だったから、 考えないように自覚しないようにしてたけど。 君といると楽しくて… 何をしてても可愛く見えて…
……って、カフェでしていい話じゃないな……。
(434) steel 2023/11/28(Tue) 04時頃
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……か、帰ろうか。
[そう言うと、慌てて残りのソーダを飲み干して、傍らに置いたサングラスを掛けた。 雛子が食べ終わるか飲み終わるのを待ってから、手を繋いでカフェを出る。 もしかしたら、こんな風に手を繋ぐのもあの遊園地以来だったかもしれない。]
(435) steel 2023/11/28(Tue) 04時頃
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[繋いだ手から伝わるほど心臓が早鐘を打っていることに、彼女は気付くだろうか。サングラスの下で仄かに頬を染め、無口で手を引いて歩く。おそらくそんな亜綺羅を見るのは初めてだっただろう。
この出来事、というよりは、雛子との出会いで、綺羅之介の舞台での演技が大きく変化することになる。
つまり恋を知ったのだ。]*
(436) steel 2023/11/28(Tue) 04時頃
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― その後・とあるカフェ ―
[亜綺羅さんとカフェでランチを食べていると、ふいに、兎坂庵の事を問われて。>>430 ふるふる、と首を振った。]
……行きたくないです。 亜綺羅さんと一緒じゃないなら。
[行きたいとは思っているけど、一緒にじゃないなら、行きたくない。 遠慮する様子は見せず、はっきりそう答えると、カラフルな星型のお砂糖が添えてある、紅茶を飲んで。]
[名を呼ばれる>>431と、紅茶の水面に落としていた視線を持ち上げて、見つめ返し。]
(437) doubt 2023/11/28(Tue) 05時頃
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