28 僕等(ぼくら)の
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[>>205 借金だけ残して居なくなった大和の両親。 人殺しの僕の両親。 ───やっぱ親なんてものはろくでもないな……… と反射的に思ってしまうが。]
>>206 そうだな。 自分の親は最低だけど、血縁関係なく。……温かさをくれる人は、いるよね。
それなら、その人という存在を作り上げたこの世界を守りたいと、僕は思うかな……。
[それはだから、大事な人が死んでしまっても揺るがない。
珊瑚さんの話は、一言もしなかったし、本当のところ大和がこの戦闘に対してどう考えていたのかは分からない、けど。 大和は今でも、珊瑚さんと一緒にいるのだろう。彼女とともに戦うのだろう、と思った。]**
(228) 2023/08/18(Fri) 02時半頃
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[僕は彼に声を掛けずにyogiboに座った。
さて、僕はここからこっそりと行動する。 まずポケット内の小型録音機のスイッチを入れた。 次に、手の中に小型化カメラをにぎる。
ゆっくりと空間内を映す。スクリーン、椅子たち、ハロ、大和。康生と真弓、縁士、加賀先生など、大和以外は映さない。
後でモザイク処理は可能だが、モザイクは取り払う機械もあるからね。ほらAV用の…()。
みんなにも大和にも内緒だが、僕はこの撮影素材を切り札にするつもりだから。
戦闘シーンも、…その後の大和の死まで、撮影するつもりでいた。心を鬼にして。
これ以外、信じさせる方法はない。しかしーー。]
(229) 2023/08/18(Fri) 02時半頃
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[異変が起きた。大和が動けと言っても、アストロが動かないのだ。
一体何故。何が起こっている?!
僕は撮影しながら、ただ見守るしかない。
康生のように次のパイロットまで頭は回らない。 ましてや、操縦席から大和をおろすために彼の死が必要、なんて。]
なんで?故障…?
[そうしているうちに敵が動く。どうなるのか…]*
(230) 2023/08/18(Fri) 02時半頃
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―― 天文部部室 ――
[本郷のことで、知っていることは多くない。 しっかりとした家庭の品行方正な優等生という 教師らの共通認識通りに接して来た。 成績にも問題がなかったから、追試を言い渡すことも 赤点ギリの小言を言った記憶も一切ない。]
[凛と涼やかな表情が崩れるのも、 感情の暴発を見たことなどもあるはずはなく]
(@41) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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[だから、目の前で泣きじゃくる少女を 初めて見る相手のような顔で見詰める。 存外に素直に椅子に戻ってくれたものだから 引いた腕はそのまま、離すのを忘れていた。]
……うん。 ……そうだな。 ……そうか。 ひとりで抗おうとしていたんだな。
[涙ながらに連ねられる切実な吐露に 耳を傾けて、ひとつひとつに頷き返す。 漸く年相応の顔をしてくれた少女へと。]
(@42) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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謝ることじゃない…… 謝らなくていい。
……… 本当に、助けてやれれば。
[か細く頼りなく、繰り返し助けを求める声を間近に聞く。 宥めるように、努めて落ち着いた声色を保ちながら 半分は、音にならぬ口中での呟きになってしまった。]
(@43) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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[パイロットの都合や意志などお構いなしに 『それ』は搭乗者を選出し、名を呼ぶらしい。
生徒らが組み入れられたのは人智を越える力だ。 いわば神の力のようなもの。 宇宙的存在に対し、人間など 塵芥よりもちっぽけで、余りにも無力。
だから、 いくら無常かつ強制的だと反発しようと 操縦席に座らされるところまでは 止めることは絶対に出来ないのだろう。]
(@44) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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[音にしない、長い長い嘆息。]
………………………… ……
制服のリボンと、校章。
[唐突に口を開く。 首元と胸横を指差しながら。 すぐには、何を言っているか伝わらないかもしれない。]
(@45) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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今だけ外せるか。 そうしたら、抱き締めるくらいはしてやれる。
[見える範囲での『制服』要素を取り掃おうとしたのは 個と個で向き合うため、それ以上の他意はない。 ここは学校だ。己は教師であるし、相手は生徒。 シャツとスカートだけなら私服と変わるまい。 己の立場へのせめてもの目くらまし。 泣き続ける娘をこれ以上放ってはおけない。
或いは、同じ思いを返してやれないことへの 罪滅ぼしの意味もあるのかもしれなかった*]
(@46) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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――コックピット――
[僕は大和に話した通り、彼が見えていなさそうな死角や後方をくまなく確認した。 敵機は間違いなく1体。 ───棘を持っているが、その姿は、まるで獅子のような……]
……獅子座ってか……
[誰かに言うわけでもなく思わず呟いて、不釣り合いな書斎椅子に沈み込んだ。 獅子は、待ってくれない。棘の射出が始まったが、アストロは動かなくて。思わず身を前に前に乗り出すが、操縦している筈の大和本人も焦っているのが分かる。]
大和、落ち着いて。動くようにイメージして……瞑想する感じで……!
[僕は操縦した事が無いけれど、おそらくこんな感じだろうと。 大声で急かさぬよう大和に声をかけた。]*
(231) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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―― コックピット ――
動かない………? そんなことがあるのか? 念じるだけで動くはずじゃなかったのか。
[戦闘が開始されるや否や、 アストロは大和の念に呼応して動き出す筈だった。 しかし、ロボットはピクリとも動く気配なく、 代わりに焦ったような大和の声が聞こえる。 彼を囲むように椅子に座る生徒らにも 徐々に動揺が伝播しているようだ。
特に、柊木の動揺が激しい。]
(@47) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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[操縦経験も、操縦権もない己では 念でロボットを動かす感覚がまるで分からない。 大和へアドバイスを送る鋭い声が飛び交うのを ただ聞いていることしか出来ない]
……っ!
[気味の悪い音と共に画面が激しく揺れる。 敵性体ロボットの先制を受けたらしい>>210 立ったままだから、振動ごとに身体が傾いでしまう。]
この振動気持ち悪いな。船酔いみたいだ。 ―― 大和、また来るぞ!
[大和の様子を不安げに見守りながら モニターの先の敵の動きに注視していた。**]
(@48) 2023/08/18(Fri) 03時半頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/18(Fri) 03時半頃
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[>>223どうしてか知らないが柊木が具合を悪そうにしている。 確かに動かないことは動かないのだが動きそうで動かないというか動かしていない感じがあって何か一つ足りない感じがしているのだが、動かないと一体大和に何があるのか本気で分からないと柊木からのアドバイスは諦めた。
>>230乾もよくわかっていないようだが七尾の時より動きが少ない気がする。 最近会ってなかったし柊木にリークしたことがバレたのだろうか。 何か手をごそごそしているがこちらも期待はできなさそうだった。
>>231天道は予想に反してアドバイスをくれた。 落ち着いて動くようにイメージして、瞑想するようにって――瞑想したことがないからやり方がわからないが落ち着かせようとしてくれているのはわかる]
(232) 2023/08/18(Fri) 03時半頃
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天道が前言撤回してサポートしてくれてるのに!
[山なりに射出された棘が頂点に達し今度はゆっくりとこの辺り目掛けて落ちて来る。 ゆっくりに見えるのは最初だけだ。 落下し始めれば重力に引かれて速度は段々速くなる]
うごけえっ! 僕は、僕はっ!
[星座を作ると決めていたのに、棘が眼前まで迫ってきて――]
(233) 2023/08/18(Fri) 03時半頃
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[大和は思わず避けようとして身体を傾け、それに合わせてペダルを踏んだ。 自転車のフレーム状の椅子のペダルが踏まれた瞬間、これまで動かなかった『アストロ』が動き棘を最小限の動きで回避した。 周囲には質量のある棘が刺さったことで起こる地響きが発生して>>@48かなり揺れてしまっていた]
は? え? は?
[ペダルを漕がないまま動けと念じると動かず、ペダルを僅かでも漕ぎながら念じると動き出す『アストロ』。
広範囲の棘による攻撃は周囲に突き刺さっており学校の校舎も例外ではなく幾多の棘に貫かれて破壊されていたが大和はそちらを見てはいなかった]
(234) 2023/08/18(Fri) 03時半頃
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なんで僕ばっかりこんななんだよ! ばっかじゃないの!
[念じる+ペダルを漕ぐことで起動する『アストロ』に悪態を吐くが、大和はすぐさまにペダルを回し始めた。 どうせ自転車なら『アストロ』も乗れと念じると下肢が変形していき自転車の形状になった。 上半身は人型、下半身は自転車という――これは何と言えばいいのだろうか]
ああ、もう! 加賀先生はしっかり捕まっててください! 動きます!
[『また来るぞ』という言葉の通り獅子アラシは二度目の棘を射出してきた。
大和は校庭に『アストロ』を降ろすと棘が落下してくるタイミングを見計らってウィリー走行のように前輪を持ち上げると後輪だけで器用に立たせながらその場で竜巻でも起こすかのように回転する。 回転により校庭は抉れていきドリルで掘られたように円錐状の穴が空いていくが飛来した棘はあらゆる方向に弾き飛ばされて被害を拡大していった**]
(235) 2023/08/18(Fri) 03時半頃
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─コックピットにて 希望─
[康生は、突っ伏して泣いていた。恐らく、その間ずっと考えていた。パイロットの交代>>2:328について、皆に伝えなければいけないと。事前に共有していないのだから、その事を知っているのは、恐らく康生だけだ。「頭で考えたら動くと言われているロボットを動かせないかも知れない可能性」なんて、普通は考えない。同じ質問を事前にしている生徒が居るとは、考えられなかった。だから、その残酷な事実を伝えなければと口を開き掛けて……]
────え、?
[攻撃を受けたのとは異なる振動、「ばっかじゃないの!」と言う罵声。そして何より、「動きます!」という力強い宣言>>235を聞き、康生は跳ね起きた。]
う、動くのかッ!? 動かせるんだな? 命!
[返事があるか、無くともアストロが動き始めれば、康生は何とも言えない安堵の声を上げた。]
はああぁぁ〜〜〜〜、よかったぁ〜〜〜……。 やば、もー……すげぇ気ぃ抜けたぁー……。
[胸元の手を下ろし、溜息を吐く。戦闘はこれからだというのに、安堵しきっていた。気を引き締め直す様に、息を一つ吸う。]
(236) 2023/08/18(Fri) 04時頃
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……よし! 動くなら大丈夫。 ……大丈夫だ。
[校舎は破壊され、校庭は抉られている状況が映し出されており、実際は何も大丈夫ではないのだが。それでも康生は、そう言った。学校が物理的に破壊されるより、このコックピット内で命のやり取りが行われる方が、余程見たくも考えたくもない光景だったからだろう。]
[そうして、ふと立ったまま揺れに耐える>>@48加賀先生の方へと視線を向けた。]
……あの、カガセン。よかったら座る?
[現状、ベッド以外は一人掛け…という表現が適切かは判らないが、二人以上が座るのに向いているとは言い難い。七尾千映の席に座るのは流石に気が引けるだろうと、自分の隣を指し示した。安定感ならピカ一だ。*]
(237) 2023/08/18(Fri) 04時頃
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ーーコックピット/嫉妬ーー
[アストロが動かない異常事態。しかしそれより僕が動揺したのはーー]
コウ…?!コウッどうしたッ
[理由は全くわからないが、僕の大切な彼が泣いている。それ以上の重大要素などあるか?!戦闘?知らん!
僕は急いでカメラオフ、録音も切り駆けつけようとーー]
うわッ!
[揺れに襲われた。体勢を崩す。yogiboは人を駄目にする心地好い座り心地しか提供しないから全く掴まるところはない!
が、暫くすると大和はコツを掴んだようだ。スクリーンのアストロが変形。僕は再び撮影を開始する。
だが、またしてもとんでもない事態がッ なんと康生が加賀先生を"ベッドに誘った"]
(238) 2023/08/18(Fri) 04時半頃
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[はああ?!浮気、ダメ絶対!
焦る僕は全く大和の役に立たたない。安定のクズだ!]*
(239) 2023/08/18(Fri) 04時半頃
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ーー海辺のデート/康生ーー
[彼がこんなにも天真爛漫な理由は、両親の仲が良いのも理由だろう。
身体の弱い一人息子を、彼らはきっと強い愛情で育んできたに過ぎない。
僕の両親も勿論僕をとても愛してくれているのだが、兄が余りに優秀過ぎてそれに卑屈になった故、僕は少しひねくれているのだが。
寂しいか。本当は寂しい。
広い家にポツンといて。 温かい食事を作ってくれたり、テレビを見て笑い声をあげる両親がいないのだから。]
(240) 2023/08/18(Fri) 06時頃
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[もし康生が健康体なら、うちに来ない?と誘ったかもしれない。その場合毎日彼は僕の性欲の犠牲に以下略、ともかく僕は、独り暮らしを頑張っている。
彼が母親似であるなら、きっとお母さんは綺麗な女性なんだろう。しかし性格はキツい…
僕の両親は二人とも穏やかタイプだから(怒られた事がない)、なるほどなあと聞いた。
彼を知りたかった。 ほんの些細な事でも。 それを1つ1つ、大切な宝物として心に刻んだ。]
(241) 2023/08/18(Fri) 06時頃
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[彼に『独りの身体じゃない』と言った時は、大事な友達という意味だった。
今はーー。
鈍い彼も動揺していたから、少し僕の言う意味を理解したのかな、と僕は勘違いした。
普通に考えて、打ち明けられない限りは彼の肉体的事情など想像範疇外だから。]
ね、熱なんかないよッ もうーー僕は、照れてるの!
[唇を尖らせる。彼の恋人が次々離れた理由を僕は察した。
こんな恥ずかしい事をいちいち説明してたらはずか死ぬ。]
(242) 2023/08/18(Fri) 06時頃
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[ビーチバレー後はドリンクタイム。
彼はスポーツドリンクをごくごくと飲み干す。 喉仏が美しく動く様に見惚れていた僕に変態の自覚はある。
美しいものが嫌いな人がいて? 木馬アニメの台詞が過る。
前髪の指摘は彼としてはただの思いつきだったんだろう。 しかし僕は激しく動揺し。]
好きとか嫌いとか意識した事なーー
コウがッコウが短いのが好きならーー切る、けど。
[真っ赤になり前髪を指で引っ張りそんな風に言いましたとさ。]
(243) 2023/08/18(Fri) 06時頃
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[確かに僕の言葉は一足早いプロポーズだった。
余りになんの情報もなく、彼を僕の行きたい場所に連れて行くのは憚られたから。
しかもそこでは、彼が考えているよりはずっと規模の大きい計画と準備が用意されている。
ーーとにもかくにも。その後僕は砂浜を無理なく走ったり、疲れたら棒倒し(砂を触れないで遊べるよう二人ともビニール手袋装着)をしたりして、お昼タイムになった。
僕は公言通りトウモロコシを買ってきた。彼は持参のものか、コンビニ利用か。 飲み物は買い直したはずだ。]
(244) 2023/08/18(Fri) 06時頃
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[トウモロコシのお供すらコーラだ。
コーラ。実はこのなんの変哲もない飲み物には意味がある。 僕は無意識なんだけど、
よいこのみんな!『コウ大好きラブラブ号』を縮めてみよう!
……コーラだよ?]
やっぱり海辺と夏祭りで食べる焼きトウモロコシは最高!
[僕は満足した。彼もきっとそうだろう。
そこで僕はスマホを取り出して、誰かに短いLINEを打った。大体の時間は指定してあるのだが。
『今から向かいます』 『乾様、準備できております。お待ちしております』
僕は、対面では恵一くんと呼ばれたが文面は敬称なんだなと思う。彼からは、誰かとLINEしてんなーぐらいだろう。 誰?と聞かれたら『これから逢う人』と。嘘はない。]
(245) 2023/08/18(Fri) 06時頃
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コウ、じゃあ移動しよう。 ……僕の行きたい所へ。
[ビニールシートやビーチボールを片付け、ショルダーを左に担いだら歩き出す。
向かうのはリゾートホテル方面だ。海沿いに聳え立つ白亜の建物はゴージャスな雰囲気である。]
あ、ホテルの部屋に行くんじゃないからね…!
[そういう目的のホテルじゃないが、一応ね。
豪華なシャンデリアがある広いフロントに向かう。 名前を告げるとどうぞ、中庭へと掌で案内された。
中庭はトロピカル風で木々が生い茂っており、ビーチが見える構造だ。そして中央にーー
こじんまりとした、白い教会が、あったーー。]*
(246) 2023/08/18(Fri) 06時頃
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─コックピットにて─
[確かに康生は、字面の上では加賀先生をベッドに誘った>>237訳だが。他意は微塵も無かった。立ったまま揺れに耐え続ける加賀先生を見兼ね、座る所を勧めた以上の意味は無かったのだ。そもそも康生は、そういった事が出来ないのだから。出来ないが故にその発想にも至らなかったのが、ある意味で悲劇を招いていた。]
……ケイ?
[親友がやたら焦っているのを見て、康生は軽く首を傾げた。その顔をされるべきは、恐らく康生の方なのだが。先程から、絶望して泣いたり>>223、安堵声を上げたり>>236、あまりにも挙動と言動が不審だ。勿論それぞれ理由あっての事だが、パイロットの注意力を削いでないかと申し訳なくなる。]
[ちなみに、リークの件>>232はまだ露見していない。葬儀から此方、彼も色々動いている様だったし>>225>>226、康生は康生で、体力も無いのに母親の目を盗んで学校に通ったりしていた。それに加え、話題が話題だったので康生側から口に出し辛い様だった。恥の感覚が育ちつつあるのかも知れない。*]
(247) 2023/08/18(Fri) 06時半頃
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─瑠璃川宅─
七尾ちゃんの使うスタンプかわいいなあ。
うさぎ好きなのかな?
『(調べてきたよ、ネットでと話すヤブ医者スタンプ)』
『何もないよりかカバンで守るの良いと思うけど
こんなの続くならヘルメットあって良いかなって。
調べたらある程度小さくなる収納式?とか
見た目帽子みたいなのもあるんだよね。
帽子みたいに常に被ってるのもありかも?』
『(ヘルメット 帽子型 の検索結果をぺたり)』
『でも何でこの辺なんだろうね…?
呪われてたりするのかな。
それとも秘密の何かがあったり?』
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