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それに苦しめられてたんだ。
私とは違って。
[私が見えていた、存在しない友達は、
当たり前のようにそこにいて、友達として振る舞ってくれた。
苦しめる怨嗟の声ではなく、私の心を守るような声で。
だからそこは違ってたのだけど。]
……もう大丈夫そうなら良かった。
聞こえてくる声が当たり前になってると、
いろいろさ、生きづらかったよね。
[共感、というか、確認、というか。
私もずっと信じてもらえなくて、割り切れなくて、疲れてしまった。
私だけの悩みじゃなかったんだと知れて、良かった。]
[お互いにもう悩まなくなるのであれば、
あの時のように相談することも、もう無いんだろうと思いつつ。]
……それもそうかなぁ?
すごい、なんか、悪い夢見れそうな文字書いてるから……。
[
軽く苦笑して、まあこれは後で利美ちゃんに聞こう。
自販機に行ってくれた向井くんを待ちつつも、
戻りが遅かったので、誰かと話してるのかなと思い、
集中治療室前に戻ることにした。
赤いランプはまだ消えていない。*]
── 病院外→病院内へ ──
[冬のアイスの約束に、笑う。
きっとまた、夏が来て二人で買うアイスは、
俺が外れて、シンが当たるんだろう。
なんとなく、そんな気もした。でも、それがいい。
お互いにお互いが「特別」だったとしても
当たり前の「日常」が、一番の特別だからさ。
シンの当たり前の片隅にさ、
なんかこいついっつも居るなーくらいの感じで
俺のこと、置いといてよ。ね。 ]
あ、カフェオレ。
[言われて気づく。
ダッフルコートのポケットのカフェオレは
確かにだいぶぬる〜くなっていたと思う。 ]
[マナとひとみは二人で話してるんだっけ。
なんて。俺ン中で情報はアップデートされてねえし
シンにとってもそうなんじゃない?
すでにひとみが集中治療室のほうに行ってて、
マナんとこにはユキが到着してる、なんてさ
たぶん俺はエスパーじゃねえからわかんね。
とりあえず待合室戻るか。
持ってくよ、なんてシンと一緒に戻るけどさ。
そのあとシンはコーラを渡しに行ったりすんのかね。
マナとユキがまだ話してるようなら
片手挙げて挨拶して。
ぬる〜くなった、カフェオレ渡して。]
マナ、ただいま。
ノエは……まだ会えねえよな。
俺、ちょっと病院の売店探してくるわ
[24時間営業かどうかはしらねーけど、
そうなんじゃないの!そういうことにしとこ!
だってそっちのほうがきっと便利じゃん!!!
ご都合主義?知るか。
とりあえず俺は、絆創膏がさ、欲しい。 ]*
メモを貼った。
── 柊くんと ──
[ 気づいて貰えたらしい。
こちらに駆け寄ってくる姿に、ゆるく笑んで。
そういえば彼は私のマネキンを見たんだったな、と
その視線の先を思う。]
うん、一足お先にね。
…… あんまり見てるとセクハラだって
思われちゃっても仕方ないと思うなあ?
[ 恥ずかしいなぁ、なんて茶化しながら、
とっても元気な様子でも見せようか。
五体満足、何も問題はありませんよって。]
そ。起きたら利美からメッセージ来てたし。
黒沢ちゃん、集中治療室の方に居るよ。
どういう状況かは、……わかんないけど。
来たけどさ、私まだそっちの方行ってなくて。
多分利美とか、ひとみの方が詳しいのかも。
[ 私より先に来ていたし、と
治療室のある方をちらりと見つつ。]
【人】 夜笑国 メイ[炭蔵くん>>196の手が乃絵ちゃんの頭に向かう。 (197) 2021/06/15(Tue) 19時頃 |
……柊くんはさ。どうなった?
戻ってきたって事は、何か、……
踏ん切りか何か、ついたのかなって。
[ そうであっても、そうでなくても。
答えがあっても無くても、良いのだけれど。
話の途中に掛けられる声がもうひとつあれば
ゆるくそちらに顔を向けて。]
鳩羽くん。……おかえり。
無事な様で何より。
あ、カフェオレもありがと。
[ だいぶぬるくなっているカフェオレでも、
やたら冷たい指先には暖かく感じた]*
── 現在・病院内へ ──
俺、番代のこと探してくんね。
治療室のほう戻ったかなあ……
[ ぬる〜いカフェオレを鳩羽に託し、
慎一は再び病院の中を歩いていく。
待合室に綿見と柊がいるのを見かければ、
そちらにひらりと手を振っておこう。
帰ってきたってさっき聞いたからね。
それではまた後ほどって具合に。]
[ それで──、
集中治療室の前に番代を見つけたら、
「ほら」って微妙な温度のコーラを放る。
……炭酸を雑に扱うなって? やだな今さら。]
レンとユキも来てたよ。
もう会ったかもしんないけど。
あと、ユーガと暮石と……、
…………黒沢、遅いね。
[ 帰ってきてほしいなあって願望を、
帰ってくるはずみたいな言い方に混ぜ込んで。]
[ さっき話してたとおりみたいに、
炭蔵がちっとも帰ってこないから、
慎一もいつの間にか思ってる。ユーガなら。
それから、自分でも慎一でもないと言った、
暮石のあの声色。表情。そんなのを思い出して。
ちょっと考え込んでしまったけど──、
今渡したコーラ、五分五分ってとこだから、
お代は当然受け取る気はないし、
なんなら忠告すべきか逃げるべきか、
はたまた差し出すハンカチでも探すべきか。]
[ どちらにせよ、ここは少し居づらい。
慎一は黒沢の親の顔をさっきから見れない。
どんなに辛かろう、悲しかろうと思うから。
だから、あまり長居はしないつもりで。*]
メモを貼った。
— 病院・集中治療室前 —
[
コーラありがとーって顔をしてそちらに歩いて、
放られた缶をキャッチする。]
ちょっとー。
[炭酸が宙でシェイクされたことへの抗議の声を上げつつ、
買ってから時間が経った缶の温度を確かめる。
……こんな寒い季節に「つめた〜い」のスイッチを押させて、
ずっと持っていてもらった苦労を思えば、まあ、
文句を言うより重ね重ねお礼を言うべきなのかもしれないけど。]
そっか、わかった。
[
帰ってきた人たちを出迎えていたかららしい。
乃絵ちゃん以外の帰還をもはや疑っていなかったから、
驚くこともなく、会ったら挨拶をしようか。
そうすると、まだ残っているのは誰なのか。
落第生でもわかる簡単な計算問題。]
……頑張ってるんだ、今も。
[あの校舎に残って答えと対峙している炭蔵くんと芽衣ちゃん、
そして、乃絵ちゃんも。私には想像もできないくらい、
今、頑張っている最中なんだろうなあって。]
[買ってきてくれたコーラをすぐに飲むべきか、悩んで。
シェイクされた缶をここで開けたら、どうなるかは容易に想像できるし、
自分の家や学校ならともかく、病院だしなーという遠慮は流石にある。
結局、ここで缶を開けることなくコートのポケットの中にすとんと落とした。
コーラ代と言いつつお金を取り出そうとするけど、
受け取らないという素振りをするようなら、
何度も問答はしないので、奢られておきましょうか。]
[
それでもここに戻ってきたのは、やっぱり気になるから。
乃絵ちゃんが帰って来れるか、というのはもちろん、
乃絵ちゃんのお母さんのいるほうを一瞬だけ見て、
思ったことをどうにも誰かに言っておきたい衝動に駆られる。
あの世界の主に辿り着けなかった落第生の一人なりに、
気付けるとしたら、今が最後のチャンスなのかも、って。
向井くんの近くに寄って、
他の誰にも聞こえないくらいの小さな呟きを吐き出す。]
……乃絵ちゃんのお父さん、来てないみたい。
[だからどうなんだ、という問答をしたいわけではなく、
乃絵ちゃんの家庭事情を今ここで詮索したいわけでもない。
ただ、私が感じてしまった可能性って間違ってないよね?と、
それを確認したいという気持ちを言葉に込めて。
それだけ伝わったなら、いや、伝わらなくても。
ここから去るであろう向井くんを見送るだろう。*]
【人】 夜笑国 メイ
(219) 2021/06/15(Tue) 21時頃 |
【人】 夜笑国 メイ[わたしは乃絵ちゃんの言葉>>212に、また首を横に振る。 (225) 2021/06/15(Tue) 21時頃 |
【人】 夜笑国 メイ
(226) 2021/06/15(Tue) 21時頃 |
【人】 夜笑国 メイ
(227) 2021/06/15(Tue) 21時頃 |
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