人狼議事


1 冷たい校舎村(別)

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


 ―― げんじつせかい ――

[ 目を開けたら、私の部屋だった。
 机の上に広げられた塾の宿題を枕にして、
 私は眠ってたみたい。

 なあんだ。やっぱり夢だったんだ。
 あまりにも生々しかったから、
 夢じゃないって信じちゃってた。
 でも、目が覚めてみれば、
 夢以外の何物でもない ]


[ こんな格好で寝たら肩が凝っちゃう。
 私は思いっきり伸びをして、
 あ、今何時かなってスマホに手を伸ばした。
 スマホに表示されるのは、
 現在時刻とメールのお知らせがいくつも。

 メール来てたんだ。気づかないくらい寝ちゃってたのね。
 なにかなって、私はタップして―――― ] 




[ そのまま、スマホを落とした ]
 
 


[ ごとんっていう音にはっとして、慌てて拾い上げる。
 信じられない気持ちで、もう一度見返した。
 何度読み返しても結果は変わらない。
 夢の中で届いたメールと同じ。 
 ただひとつ違うのは、送信者名がバグっていないこと。

 遺書にしか思えないメールの送信者は、、ヒナだった ]



 あれは、ただの夢でしょ?

[ そう思った。そのはずだった。
 でも、夢で見たのと一字一句同じメールが届くなんて、
 そんなことある?
 それとも今いるここも夢の続き?
 夢なら早く覚めてほしい ]


[ そういえば、届いてたメールは1通じゃなかった。
 他のメールも確認しないと。

 担任のたつみ先生から、メールが来てた。
 ヒナが病院に救急搬送されたって。
 病院の住所と名前が書いてある。
 最寄りの救急病院だった。

 残りのメールはメアから。
 「誰か帰ってきた?」
 「まだ?」
 「私、病院に行くね」
 「病院についたよ」
 そんな一言だけのメールがたくさん届いてた ]


[ ねえ、「帰ってきた?」って何。
 それって、まるで、まるで、
 あの夢が、夢じゃなかったみたい。

 私、帰ってきたの?
 私、精神世界にいた?
 ヒナの精神世界にいたの? ]



 とりあえず、病院に行かなくちゃ。

[ 行ってどうこうなるものじゃないけど、
 でも、家でじっとしてるなんて、
 そんなこととてもできなかった。

 私は、あの世界にいた9人と、
 たつみ先生にメールを送る ]

 『今から病院に向かいます』
 


[ 立ち上がって、部屋着なことに気づいた。
 クローゼットを開けて、少し考えて、
 私はミモレ丈のゆるふわスカートを取り出す。
 形に残る、文化祭の思い出の品。ヒナの作品。
 普段着にするには少し甘すぎるけど、
 冬に着るには少し薄すぎるけど、
 着れないこともない。
 地味目の上着を持ってきて、
 分厚いタイツを履けばきっと大丈夫。
 今日は大雪じゃないし ]


[ 部屋を出ると、廊下で妹にばったり会った。
 妹はあの日から、私と顔を合わせると、
 申し訳なさそうな顔をする。
 そのくせ、口元は笑ってるの。変な顔。
 この子が何を考えてるのか、
 やっぱり私にはさっぱりわからない。

 でも、もしも普通は相手の気持ちがわかるものなら、
 この子に私の気持ちがわかるとしたら、
 人間的に問題があるのは私よりもこの子が上だと思う。
 私のプライドが傷つくと承知の上で
 やったってことでしょ? 
 それって相当性格悪いわよね? ]


[ でも、本当にわからないの。
 理解できないし、変わってると思う ]

 桃香って変な子よね。
 
[ そう言ったら、妹の眉が奇妙に歪んだ ]

 昔から、私のお下がりは嫌だって、
 散々駄々をこねて
 新しいものを買ってもらってたじゃない。

 でも、彼氏は私のお古がいいのね。

[ 矛盾してると思う。理解できない。
 心底不思議でそう言ったら、
 何か喚きだしたけど興味がなかった。
 うっかり相手をしちゃったけど、
 私、今はそれどころじゃないの。
 喚いてる妹は放置して、私は両親の部屋に向かう ]


[ ノックをして顔を覗かせたら、
 母は寝てたけど父はまだ起きてた ]

 先生からメールが来て、
 友達が病院に救急搬送されたって。
 私、行ってくるね。

[ 私がそう言ったら、父は読んでいた本を閉じた。
 眼鏡を外してベッドから降りる ]

 お父さん?

[ 首を傾げたら、もう遅い時間で危ないから、
 車で送ってくれるって。
 玄関で待っていなさいって言われて、私は素直に頷いた ]

 ありがとう、お父さん。**
 


メモを貼った。


【人】 ビール配り フローラ

 
 ×月〇日

 好きな人ができました。

 ボールをつかむ骨張った大きな手が好き。
 声変わりの終わった低い声が好き。
 鼻筋の通った横顔が好き。
 笑うと細くなる、その目が好き。

 私、毎日が幸せです。
 

(50) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ むかしのはなし、 ─

[ あ。あたしにも彼氏、居たことあったんだ。
 中学校の頃の話だよ。
 高校はもう、ぜんぜんダメだったけどさ。

 男子バスケ部の先輩。一個上。
 エースでも部長でもないけど
 レギュラーはってた、尊敬できる人。
 はじめはそんな印象だった。

 練習熱心でよく残って練習してたから、
 同じく残って練習していたあたしは
 自然と話す機会も増えて、仲良くなって。 ]
 

(51) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ はじめは、ただの先輩で後輩だった。
 それこそ男女とか関係なく。
 あたしは女バスの先輩と同じくらいのノリで
 まじ上手いですね!って接してた。

 でもそんなノリ、周りが許さなくなっていく。
 中学生ってそんな感じだ。そんな感じでした。
 好きなの?付き合ってんの?
 あんなに仲良いんだからさ。って、ねー。

 だから、あたしも、意識しちゃった。
 「そう」なのかな。って、彼を見上げながら。
 あたし、好きなのかな。彼も、好きなのかな。 ]
 

(52) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 目の合った先輩が、すこしぎこちなく笑って
 照れたように目を反らしたのを見て、

 あ。あたし、この人となら
 付き合ってもいいかなって。
 そう、思いました。 ]
 

(53) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 告白されたときは舞い上がった。
 練習も、いつも以上に楽しくなった。
 どきどきが増えた。わくわくが増えた。

 色気づいて、化粧なんて覚えて先生に怒られて、
 でもこっそりバレないように
 薄くメイクしたりするようになった。

 一緒に帰ったり、手を繋いでみるだけで、
 胸が高鳴って、囃し立てられても笑ってた。

 おとな。こども。という区分は曖昧だけれど
 当時のあたしが幼かったのは、確かだ。 ]
 

(54) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
 〇月×日

 ■■が好きでした。
 でももうそんな気持ちは、消えてしまいました。
 本当に未練など、無いのです。
 なのに、なぜ、こんなにも、
 

(55) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ シャープペンシルの芯が折れる。 ]
 

(56) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
─ おはよう、みんな ─

[ チャイムの音で、目が覚める。
 開いた薄目に映るのは、
 昨夜食べたポテトチップスのゴミ。

 夜にそんなの食べるの?とか肌荒れるじゃんとか
 文句はとっさに思いついたんだけど、
 ここが精神世界って言うのなら
 どんなにポテチ食べても平気なのかもね。

 そう思えば、食べない理由はなかったよ。 ]
 

(57) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 莉子が校長室の外見てくるって言って、
 琴子がトイレに行くって言って、
 あたしは、 ]


  あーい……いってらー…


[ ねむいよ。だってまだ、眠いじゃんか。
 うとうと、閉じそうな目で
 校長室を出る人々を送った。

 あたし、もうひと眠りしよっかな。
 だって、授業もないんでしょう? ]
 

(58) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

【人】 ビール配り フローラ

 
[ 一度目の、朝のチャイムは
 誰も“消えたり”しなかった。
 だからあたしは、大丈夫だと思ってたんだ。

 思って、いたのにさ。** ]
 

(59) 2020/11/13(Fri) 03時半頃

ビール配り フローラは、メモを貼った。

2020/11/13(Fri) 03時半頃


ビール配り フローラは、メモを貼った。

2020/11/13(Fri) 22時半頃


[ 父の運転で、病院に向かう。
 助手席に座って、私はまっすぐ前を見てた。
 私、どうして病院に向かってるのかな。
 そんなことを考える。

 家でじっとしてなんていられなかった。
 行かなくちゃって理由もなく思った。

 でも、でも、ね、
 メアの話が正しければ、あの精神世界を閉じるために、
 誰か一人残らなくちゃいけない。
 だとしたら……ヒナは、助からない。

 きっと今頃、ヒナの治療にあたってるお医者さんたちは
 ヒナを助けるために力を尽くしているのに。
 ヒナは、多分、助からない。
 そのことを、私は知ってる ]


[ そして、もし、もしも、ヒナが助かったとしたら、
 その時は、別の誰かがあの世界に残ることになる。
 誰かが、ヒナの代わりに命を落とす。

 私、何を祈ったらいいんだろう。
 みんなで帰ってはこれないって知ってても、
 みんな帰ってきますようにって願うの?
 そんな、決して叶わないお願いごとに意味ある?

 でも私、
 私が残るから、みんなは帰っていいよとは言えなかった。
 一人残って、あの世界を閉じる役目を引き受けてもいい。
 そんな風には思えなかった。今も思えない。
 帰ってこられてよかったって思ってる ]



 ……お父さん。

[ 口数の少ない父は、黙って運転してくれてる。
 真っすぐ、暗い道の先を見つめたまま、
 私は父に話しかけた ]

 私、自分のこと、なんでも持ってるって思ってた。
 何も欠けたところがない勝ち組だって。
 でも、私、大事なところが欠けてる。
 そのことにやっと気づいた。

[ 多分、自分に欠けたところなんかなくて、
 自分のことを勝ち組だって思ってた。
 それこそが、私の欠陥だった ]


[ 出来のいい姉と出来の悪い妹。
 両親のいいところを全部もらった私と、残りかすの妹。
 そんな風に本気で思ってた。
 でも違った。
 私は、普通の人が当たり前にできることが、
 どうやらできないらしい。
 私は欠陥品で、
 プライドなんか粉々に砕けて、
 それでも、
 あの世界にたった一人で残ろうとは思えなかった。

 だからきっと、
 こんな感じでこれからも生きていくんだと思う。
 人の気持ちをわからないまま。
 空気を読めないまま。
 無神経って言われても ]



 ごめんね、こんな娘で。
 私、自分のこと、出来のいい人間だと思ってたのに。

[ 自嘲の笑みを浮かべた私に、
 思いがけない父の言葉が降ってきた ]

 「お父さんな、会社で、
  トンビが鷹を生んだなって言われてるんだぞ」

[ 思わず、え、と聞き返して、思い当たる。
 私の家庭教師の生徒は、父の同僚の娘さんだった。
 私が家庭教師になってから成績が上がったって、
 ご両親にも喜ばれてたんだった ]



 「でも、そんなことは関係なく、
  お前は、父さんと母さんの大事な子供だ」
 


[ 「そんなことは関係なく」
 その言葉に、思わず目を見開いてしまう。
 言葉を探すように、父は少したどたどしい口調で、
 「桃香は」と言う。

 なんでもよくできた私に比べて、
 出来がいいとは言えない妹。
 姉へのコンプレックスで潰れてしまわないように、
 両親は二人とも大事に思っていることが伝わるように、
 気を遣っていたつもりが、
 甘やかしすぎて増長させてしまった。
 父はそんなことを言った ]


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:フローラ 解除する

処刑者 (4人)

フローラ
21回 (4d) 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.078 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび