31 私を■したあなたたちへ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
クリスマスローズを植える場所は 真夏の間に、太陽が強く当たらない 半日陰の場所が良いのですって。 ――…繊細で控えめなお花なのね。
[るくあが好んだというこの花の花言葉が 『追憶』『私を忘れないで』『慰め』 『私の不安をとりのぞいてください』など 儚げで切ないものであること、 いつかの折に彼にも話しただろうか。]
できれば、島の出入り口にも植えたいんです。 成長すると、こんもりとしてお花をたくさんつけるから 並べて植えると絵になって素敵かしら って。
それに、この島に降りてすぐに るくあちゃんに迎えて貰えている気持ちになれそうだから。
(507) azure_blue 2023/11/28(Tue) 21時半頃
|
|
[大体の場所は、最終日に選定してあった。 そこに加えて、彼女の遺灰が多く蒔かれた場所へも。
さらには大観覧車の近くにも。 黒須くん――キャンディちゃんと名乗っていた彼が あの日助け出された場所でもある。>>500>>501
アポロで連絡をしたことがあったとはいえ、 救援直前のその時が初対面になってしまった 彼の事情は私には知り得るはずもなかった。 ただ、灰羅さんを始めとして、彼を知る人々から 黒須くんを含め、るくあを取り巻く人間事情の 一端でも聞くことが出来ていたら―――
そこにるくあの花を植えることで 失われた魂への慰めにならないかと考えて。]
(508) azure_blue 2023/11/28(Tue) 21時半頃
|
|
[半日近くの時間は要したけれど、 スムーズに種植えを終えることができて ほっと安堵の息を吐いて胸を撫で下ろす。 一人では難しかった、と、微笑み湛えた礼とともに 傍らの人を振り仰いで。]
…… うん ……これで大体完了、ですね。 手伝ってくださって、ありがとう。
丈夫に育って、綺麗な花を見せてくれますように。 花盛りを迎えるまでにはまだ数年かかるんですって。
また定期的に、様子を見に来られたらと思うわ。
[土の上をそっと撫で、植えたばかりのこの種子たちが 純白や薄桃の花弁を花開かせる日へと思い馳せた。**]
(509) azure_blue 2023/11/28(Tue) 21時半頃
|
|
── それから ──
[あの遊園地の一件から、かなりの月日が経ってから、 ひょっこりと、サングラスに和柄のシャツ、紫色の髪をした男が現れた。 歌舞伎役者の中村綺羅之介だ。 一緒に着ていた小柄な女性と店内に入ると、カウンター席に並んで座って、メニューを眺め始める。 しばらく迷ってから、口を開いた。]
すみません、ほうじ茶と大福ください。 あ、大福はおすすめの種類があればそれで。
[マスターがこちらを見たら、卯木さんだ!という顔をしてしまう。]
(510) steel 2023/11/28(Tue) 21時半頃
|
|
[どんな顔をして伺えばよいのか分からなくて、随分と時間が経ってしまってからの来店だが。 ひっそりとでも約束を果たしたくて。
卯木がこちらに気付いても気付かなくても、勝手に話を始めた。]
……随分前に、マスターと会って、ここに来ると話していたので…… ……やっと来れました。
[ほうじ茶と大福が出てきたら、隣にいる雛子の注文したものが出てくるのを待って、一緒に食べ始める。]
(511) steel 2023/11/28(Tue) 22時頃
|
|
――それから
[大方の予想通り、研究所で何が行われていたか、 明るみに出ることはなかった。 ”遭難した旅行客、無事帰還”そんなニュースは 有名な歌舞伎役者がいたにも関わらず、 然して話題になることもなく消えていく。
死者でも出ていればまた違ったのだろう。 しかしその期間、島は平和だったのだ。 少なくとも表向きは。]
[島には調査が入り、己も研究機関の関係者として、 暫くの間質疑を受けたものの、 実質的な被害や捜査機関への申告もなく、 遭難者たちの素性や関係性からも、 危険はなく事件性はないと判断されるに至った。]
(512) yunamagi 2023/11/28(Tue) 22時頃
|
|
――――RMKUP。
[逆洗脳プロジェクト。 調べていくうちに得られた情報はごく僅か。 研究所が閉鎖された時に、るくあが「終わらせた」 からだろう。 島の研究所に残るデータ以外に見つかるものはなく、 当時の関係者に尋ねても、連絡を取れた者は 核心に触れる情報を持ち合わせていなかった。]
頭打ちだな。
[息を吐いて、自宅の――島から帰った時に、 使っているビルの一室だ――書斎スペースを後にする。]
(513) yunamagi 2023/11/28(Tue) 22時頃
|
|
偲風? ああ、お疲れ。 島に行くの来週だったよな。 その日、人と会う予定があるから、直接港まで行くよ。 いや、話はそれだけだ。 声が聞きたかった。
[慌ただしい日々は、探すべき対象の不在により、 思いのほか早く落ち着きそうだった。 解決という形ではないにせよ。 己もそろそろ日常に戻る頃合いだろう。
あれから連絡を取り合って、時折逢瀬を重ねていた 『彼女』 声を聴くと、安堵と高揚を感じさせてくれる相手。 『彼女』との未来のためにも。*]
(514) yunamagi 2023/11/28(Tue) 22時頃
|
|
えっ美味しーい!!
ねぇこれ美味しすぎるよ!一口食べる?
[一見、女友達同士のような雰囲気ではしゃぐけど、隣に座った女性に一口分けてあげる時の顔は、明らかに恋人同士だった。 実際は恋人ではなく婚約者であるが。
もしも卯木が気付いたら、少しずつ、帰還後にどう過ごしているのか。難しいけれど、聞かれれば心境も。本当に少しずつ、話すつもり。]**
(515) steel 2023/11/28(Tue) 22時頃
|
|
──数年後・歌舞伎座──
[歌舞伎座に並ぶ紅紫色の旗。 その日は、綺羅之介の代表作となった演目『寒芍薬血染めの十字架』千秋楽だった。
内容はこうだ。 花魁・夕狐は姿見る者すべてを魅了する狐の妖怪。 位は座敷持で、結いは伊達兵庫。紅紫色の寒芍薬柄の着物を着ている。 町一番の美丈夫から、村はずれに住む若衆まで、皆が夕狐に恋をして求婚してくるが、夕狐は「私(わっち)の術に浮かされておるのであろう」と、誰も信じる事が出来ない。ある者は殺し合い、ある者は夕狐が手に入らぬことに絶望して自害していく。
寒芍薬が寂しく咲く林下、孤独に耐え切れず悪鬼と化す寸前の夕狐を、兄狐が毒殺する場面で舞台は終わる。]
「 有難う。 私、今 とっても しあわせ 」
[煙崎るくあの放ったあの言葉を、あの表情を 模していることは、綺羅之介本人しか知らない。]
(516) steel 2023/11/28(Tue) 22時頃
|
|
[幕切れ前のこの台詞の名演技により、夕狐に魅せられた客足は途絶えず前例のないロングランになった。 その後も末永く再演され、愛される演目となる。
一度だけ、夕狐演じる中村綺羅之介がインタビューで答えたことがある。]
僕の演じる夕狐には、モデルとなった女性が居ます。 いえ、そういう意味では御座いません。 僕は妻以外の女性に恋したことがありませんので。
その方は……そうですね。 ずっと心の中で花を手向け続けているひとです。
[綺羅之介が夕狐のモデルとなった女性について語ったのはこの一回のみ。]
(517) steel 2023/11/28(Tue) 22時頃
|
|
それじゃあ行って来るね、雛子。
[舞台に立つ前の中村綺羅之介はいつも、傍らで世話をする妻に声を掛けてから、光の中に歩み出していた。
尚、妻となった女性の名前は固く秘匿され、世に知れ渡る事はなかったけど、いつも一緒に居て笑い合っている、幸せそうな夫婦だったと記されている。]**
(518) steel 2023/11/28(Tue) 22時頃
|
|
― それから ―
[あの遊園地で、卯木さんとメリーゴーランドに乗った時、私は『いつか行かれたら』>>3:183と言ってしまったけれど。 亜綺羅さんと一緒にこの場所へ来る事ができて、嬉しく思う。]
[メニューを眺めていた亜綺羅さん>>510は、大福とほうじ茶を頼んで。 卯木さんがこちらを見たら、嬉しそうに目を細めて笑む。 そうして、亜綺羅さんとの話>>511が終わった後に。]
……私も、ここに来られて、 また卯木さんに会えて、嬉しいです。
るくあちゃんが一番好きだったメニューって、何ですか? それと同じ物を、お願いします。
[るくあちゃんがこのお店で一番好きだったメニューを私は 知らないので、そう言ったら、亜綺羅さんと同じになってしまったけれど。 大福の中身は、別だったかな?]
(519) doubt 2023/11/28(Tue) 22時半頃
|
|
[程なくして出てきた兎型の大福には、感嘆の声をあげて。]
か、可愛い……! それに、とても美味しいです。 [隣に座る亜綺羅さんからも感嘆の声が上がり、一口食べる?と問われると、笑んで頷いて、私のも一口差し出して。
そうして、卯木さんと亜綺羅さんの話には、口は挟まずに。 るくあちゃんが眺めていたという中庭、窓の外に咲く花を、眺めていた。**]
(520) doubt 2023/11/28(Tue) 22時半頃
|
|
── いつかの兎坂庵 ──
いらっしゃいませ。
[ 来店した2人連れのお客様に、>>510>>519 卯木は目を見開いた。 帰還後は中村とも海透とも会わずじまいだったため、 二人の仲は知らないままだったのだ。
兎坂庵のお客様は 皆年齢も高く落ち着き払っているため、 有名人のお客様が来ようと、 節度を保った態度で、 特に騒がしくなることもなく、 ]
(521) JITA 2023/11/28(Tue) 22時半頃
|
|
ご来店ありがとうございます。 お忙しかったでしょうし、 来ていただけただけでありがたく思いますよ。
[ おすすめの種類と言われ、>>510 何にしようかと迷いはしたものの、 海透の注文に合わせて、>>519 結局、煙崎るくあの好きだったほうじ茶と大福を>>421 彼らに振舞うことにした。
中村綺羅之介関連でニュースになったのは、 帰還したときの件だけで、>>512 おそらく煙崎るくあの件では お咎めなしとなったのだろうと卯木は推察しつつも、 卯木は特に何も尋ねることなく、 初対面のときと同様、 にっこりと柔和な笑みを浮かべている。 ]
(522) JITA 2023/11/28(Tue) 22時半頃
|
|
お口に合ったようで何よりです。
[ 海透に大福を一口分ける姿に>>515 色々と察した卯木は楽し気に顔を綻ばせながらも、 ]
ここ、兎坂庵は、 お客様にホッと一息ついてもらう場所ですから。 まずは日常の疲れを癒しながら、 落ち着いてごゆるりとお過ごしいただけましたら。
[ 何か話そうと思案しているように見える姿に、 話したいタイミングでいいのですよ、とでも言うように ふわりと微笑みながらも。
もし彼が一言二言でも何か話し始めたら、 卯木は黙ってそれを聞き入るつもりだ。 ]**
(523) JITA 2023/11/28(Tue) 22時半頃
|
|
――銀島
数年? そんなにかかるのか。
[クリスマスローズという名の示すように、てっきり クリスマスの時期には花が咲き誇ると思っていた。 半日近くをかけて、銀島のあちらこちらに種植えをして、 此度は二人で園内を歩き廻る。]
手伝って……というか、こちらこそ、だ。 ありがとう。そうだな、また訪れよう。
[花言葉の類をるくあが知っていたものかどうか。 彼女から聞いたその意味は、 るくあを想起されるもののように思われた。]
(524) yunamagi 2023/11/28(Tue) 22時半頃
|
|
[――――忘れないさ。胸中で呟く。 思い描く。 島のそこかしこに咲き乱れる淡い色合いの花弁を。 きっと届くだろう。そして喜んでくれるだろう。 だから己も、この島に今日植えた花が咲き乱れるのを 楽しみにしよう。
花盛りの遊園地。 そう、遊園地は見ているだけでも心躍るものなのだ。**]
(525) yunamagi 2023/11/28(Tue) 22時半頃
|
CAST
中村 綺羅之介(歌川 亜綺羅) … steel
海透 雛子 … doubt
黒須(宗美) ワ … りしあ
卯木 宙太 … JITA
坂理 柊 … 希
菊水 三紗 … solitude
密星 偲風 … azure_blue
煙崎 灰羅 … yunamagi
煙崎 るくあ … まぎお
and
423体のモナリザ
(#4) 2023/11/28(Tue) 22時半頃
私を■したあなたたちへ
END.
(#5) 2023/11/28(Tue) 22時半頃
|
― ×年後/銀島 ―
[兎坂庵に行って、卯木さんと話をした時、今、銀島の権利書は卯木さんが持っていると聞いて>>498。 るくあちゃんの命日のこの日、私は、卯木さんに頼んで、この島へ来た。 鞄には、あの日亜綺羅さんが出してくれた、お星さまのキーチェーンを付けて。]
[全部制覇しよ、って、亜綺羅さんと沢山乗ったアトラクション。 結局、制覇はできたっけ?
あの3日間の出来事を思い出しながら、アトラクションを一つ一つ巡ると、あの日の私が、そこに居る様に思える。]
[中央カフェに着くと、今は何も映らない、青い空を見上げて。]
――……るくあちゃん。
私は、最後に会ったあの日、 『私はいつも、るくあちゃんの幸せを願ってる』って、言って。 るくあちゃんは、るくあちゃんの願う、 幸せを叶えたのかもしれないけど。 ……私は、やっぱり、貴女に生きていて欲しかった。
(526) doubt 2023/11/28(Tue) 22時半頃
|
|
音もない暗闇の中、八方塞がりに思えたとしても。 その時は、一つの道しか、無い様に思えても。 生きていたら、突然、光が射して、 別の道が見える事もあるから。
――……私は、貴女と、もっと一緒に遊びたかった。 貴女の笑顔が見たかった。
私に初めて、 『楽しい』を、『幸せ』を、『悲しい』を、 『生きたい』という気持ちを、教えてくれたひと。
貴女が死を選ぶ前に、 何か力になれたれたら良かったのにって、 一緒に、別の道を探せたら良かったのにって、 そう、思ってしまうけど。
[そう言って、瞼を閉じると。また、緩く持ち上げて。]
(527) doubt 2023/11/28(Tue) 23時頃
|
|
……そう思うのは、私が今、 生きている事が、とても幸せだからなんだと思う。
ありがとう。るくあちゃん。 亜綺羅さんに、会わせてくれて。
(528) doubt 2023/11/28(Tue) 23時頃
|
|
―― 銀島への再渡航前日 ――
……灰羅さん。 今日もお疲れ様。
ええ、来週の土日を使う予定で――… そうなの?じゃあ、港で待ってます。 種はとってもいいものが手に入ったの。 土はあらかじめ島に発送しておきました。
あとは、…なにかあったかしら……?
[予定確認の何気ない通話にも ついつい表情が綻んでしまう。]
(529) azure_blue 2023/11/28(Tue) 23時頃
|
|
…………うん。 私も、寝る前にあなたの声が聞けて良かった。
[声を聞けば幸せで。 名を呼ばれれば鼓動が早まって。 抱き締められると、私の最奥が ほわほわと温まる心地になる。
多忙な彼だ。 長話になってしまってはいけないと思うのに ついつい、通話を長引かせて。 得難いものを得ていることに、瞳を細めた。]
(530) azure_blue 2023/11/28(Tue) 23時頃
|
|
[随分ストレートな物言いだ。 一瞬、驚いたように息を呑む声が、 携帯越しに伝わったかもしれない。]
(531) yunamagi 2023/11/28(Tue) 23時半頃
|
|
[声を聞くと会いたいと、それ以上を求めたくなる。 幾つになっても、抑えられないものがある。
それを彼女が教えてくれた。]
(532) yunamagi 2023/11/28(Tue) 23時半頃
|
|
[耳に残る彼女の甘い言葉の余韻で、 今夜は良い夢が見れただろう。**]
(533) yunamagi 2023/11/28(Tue) 23時半頃
|
|
――銀島。
一体、また一体と欠けてゆき、辛うじて動き続けるモナリザたちは、今日も園内を掃除し、点検し、ホテルの客室も整えて、水やりもこなしながらお客様を待っている。
冷たい潮風が島を渡る頃、そこかしこに植えられたクリスマスローズが可憐な花をつけ、白、薄紅、淡橙、黄、緑、桃色から濃紫まで、グラデーションの波を描いて揺れていた。それはきっと、この地に眠る魂を、優しく慰撫するように、寄せては返し、幾度も、幾度も。
誰も目に留めることのない、観覧車脇の一株に隠れるように、添うように。端が罅欠け錆びついた向日葵の飾りが、置き去りにされていた。
(534) りしあ 2023/11/28(Tue) 23時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る