17 【半突発身内村】前略、扉のこちら側から
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たぶん……?
[こてんと首を傾げながら、>>0:139 タルトは示された耳飾り――と呼ぶにはお洒落ではない、むしろタグと言っていいもの――に目を通しました]
……だいじょうぶ。あなたはアシモフで間違いないよ。 耳の、……ええと、名札に。 そうやって、ちゃんと書いてあるもの。
もうひとり……。うん、そういうものかなあ。 あっちの自分が死んじゃったら、 タルトもええと、実質死んじゃうし……。
[「タルト」と言ったところで自分のことを指差しつつ答えました。 どうやらこのアシモフという名前の真っ白なねずみは、 タルトのいたところでは“当たり前”の技術をしらないようです。 ねずみだから、でしょうか。 確かにねずみには、電脳世界に没入するための装置は大きすぎます]
(12) 2022/03/05(Sat) 11時頃
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……他の方たちは、どうなのかな。 緑の竜も、知らない人たちも、 タルトとは違う世界のひとたち……だったりして。
[この場合の“違う世界”とは、電脳世界ではなく現実世界を指す意味合いでしたが、 独り言じみていたので補足をしませんでした。
ともあれ、今のタルトはタルトであって■■ではありません。 今の境遇がぼんやりと思い起こされます。
……まあ、こんな知らない場所では、タルトでいる方が、 楽なのは間違いありません。 居心地の悪さを感じなくて済むからです。 実際、この場所にいる自分を認識してからずっとそうでした]
(13) 2022/03/05(Sat) 11時半頃
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[今は楽な方がいいと、タルトは思います。
いずれは作られた理想の世界から出て、 もうひとりの――否、現実世界の自分のもとに帰らなければならないとしても]
(14) 2022/03/05(Sat) 11時半頃
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[それはともかくとして。
その後、真っ白なねずみのおかげで、 タルトは知りたかったことを知ることができました。 カウンターの向こうに注文をしなくても、 望むものが手に入るそうです。 それこそ傍らにメニューウインドウを浮かべて、 これを買うという旨のボタンをタッチしなくても良い模様です。
――ためしにあるものを思い浮かべると、 タルトの目の前に静かにそれは置かれました]
(15) 2022/03/05(Sat) 11時半頃
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[人工的な緑色の液体には白いアイスクリームと、いくつかの氷が浮かんでいます。 液体からはしゅわしゅわと泡が立ち上面を目指します。 到達した泡は、弾けたり、とどまったりします。 白いアイスクリームのそばには、真っ赤なさくらんぼがひとつ。
それは間違いなく、メロン味のクリームソーダでした。 タルトはしばらくの間、 それを食い入るように見つめていましたが、 やがてストローをくわえてちまちまと液体を飲み始めました]
(16) 2022/03/05(Sat) 11時半頃
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……美味しい。
[ちゃんと炭酸を飲んでいる感じが味わえています。 味気ない食事アイテムを消費するばかりの境遇にいたタルトにとっては、 目が覚めるような味わいでもありました。 もっとも、本当に夢から覚めることはなく、 不思議なドームのカウンターの一角で、クリームソーダを最後まで飲み切ることができました**]
(17) 2022/03/05(Sat) 11時半頃
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[それからタルトは、もくもくとグラスの中身を減らしつつ、 真っ白なねずみさん――アシモフの言った、>>32 ここはいろんな世界と繋がっているようだ――という言葉の意味を、 もくもくと考えていました。 大きなチーズをと格闘する彼(だと思う)を、邪魔してはならないと思った結果です。
世界、という言葉は、 スケールが大きいようにタルトには思えました。 電脳世界を介すれば地球の裏側の国とも繋がることができますが、 それ以上の“何か”と繋がっているように思えてならないのです]
(131) 2022/03/06(Sun) 18時頃
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[つまりは、地球の外だとか、 あるいは――――異世界だとか]
(132) 2022/03/06(Sun) 18時頃
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[異世界に行ってみたい。 あるいは、今の自分の命を終えたあかつきに、 異世界に生まれ変わりたい。
そういう願望ならタルトにもありますし、 そのような物語に親しみをもって触れたこともあります。 どうやら数十年前にはそのような物語がたくさん流行っていたそうです。
ですが今となっては、 いくつかのプロセスを経ることで、 電脳世界で“もうひとつの人生”を歩むこともできるわけで]
(133) 2022/03/06(Sun) 18時頃
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[タルトが生まれたのも、つまり、 “もうひとつの人生”を歩みたいという願望ゆえのことでした。
誰からも愛される、“おひめさま”になりたいなどと。 たいそうな欲望を抱いてはいませんでした。
ただ、今の見目のままでは、 どこにも行ける気がしない―― 本物のクリームソーダも堂々と味わえない、 そのような状況からひたすら逃げたかったのです]
(134) 2022/03/06(Sun) 18時頃
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[そんな感じで異世界に思いを馳せていたタルトですが。
声をかけてきたひと>>33が、果たしてその異世界のひとなのかどうか、 ぱっと見てわかるわけもありませんでした。
たとえば、獣の耳がついている――などのわかりやすい特徴があったとすれば、 さしものタルトも色々考えた末、 アシモフにそうしたように、中にひとがいるのか訊いたかもしれませんが。 しかし言葉を聞いてわかることはありました。 そのひとが竜のいない世界から来た、と予想できること。
タルトの飲んでいるクリームソーダを指して、 「わたしのところにはないもの」だと言ったこと。>>34]
(135) 2022/03/06(Sun) 18時頃
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竜の好物は、知らないよ……、 わたしも、ほんものには会ったことがないし。
[タルトが生まれ、身を置いている電脳の世界は、 竜の討伐などというものを最優先に置いている世界ではありません。 ですので、戸惑いを表す表情を浮かべました。
タルトは厳密には人間ではありません。 いくらそこにタルトの意思が介在するとしても、 いかなる仕草も、人間の動きを電子的に再現したものにすぎません。
人間的な挙動が希薄であるということなら、 確かにそうではあるのです。 とはいえ幽霊ではないのですから、きちんと触れることはできるでしょう]
(136) 2022/03/06(Sun) 18時半頃
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それと……、これ、飲んだことないの……?
[タルトにとっては竜の好物うんぬんより、 そちらの方が重要なことに思えたので、 思わず眉がへんにょりと下がりました。
そのうえ、飲みかけではないクリームソーダをなみなみとたたえたグラスが、 タルトが手をかけている、飲みかけのグラスの隣にあらわれました。 タルトはそれを、声をかけてきたひとの近くにそっと押し出します]
(137) 2022/03/06(Sun) 18時半頃
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むむ、確かに、おくすり……みたいな色してるけど、 美味しいよ? ふつうに……。
[人口の甘味料とか着色料とか入ってますし、 さもありなん。
ただ、そのひとの反応は、身体に悪そうなたべものに触れてこなかったひとの反応には、 あんまり見えませんでした。 むしろここでもまた、タルトの思う“当たり前”が機能していない感触がありました。ふんわりと]
(145) 2022/03/06(Sun) 19時半頃
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それに、やっぱり綺麗だと思う、し……。
[グラスの中で泡がはじけます。 なんとなく、その光景からすこしだけ目をそらして、 カウンターの上で丸まる若葉を見ました。
思えば言いたいことの半分は、このいきものに言われていた気がします。>>144 タルトにとって、クリームソーダは、 永遠の象徴ではありませんが、 確かに、幸せであった頃を思い出させる飲み物でしたから。
今見ても、グラスの中の液体は、 何の色とも混じり合うことなくそこにある――
タルトが己の世界ののみものを勧めてみる行為は、 ここで一区切りとなったわけですが、結果やいかに**]
(147) 2022/03/06(Sun) 20時頃
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