28 僕等(ぼくら)の
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―― 戦闘後:外 ――
[アストロの隙間がどういうものなのか 未だに良く分からないままだったが。 三千院の遺体が消えて行くのを 最後まで見送っていた。>>5:193]
通常の戦闘、最終戦。 何だかすこしまどろっこしい言い方だよな。
……で、引き継ぎ――七星が動かしていたのと 同じような戦闘がここではない地球で、あるんだろ。
[ハロの傍に寄り、じっと見詰めた。>>5:194 あまり近くで見たことがなかったなと思いながら。]
(@0) 2023/08/23(Wed) 00時半頃
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本郷から聞いた。ハロは人間に戻って 次の引き継ぎ戦に付いて来てくれるんだってな? ……天道も一緒に。
それで、ちょっと聞きたい。 パイロットや「ハロ」役ってのは、任を解かれた後、 希望の行先に自由に移動できるのか? それとも、契約解任後に条件付きで 移動の権利が与えられる、とか?
そこの仕組みがどうなってるのか、 分かる範囲で一応知っておきたくて。
[要は、後任を引き受けることを見越している。 運よく勝ち残って、彼らのように帰ることが あるのかは分からないが。事前情報が欲しかった。*]
(@1) 2023/08/23(Wed) 00時半頃
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―― 戦闘後:外 ――
[問いの答えの後か先か。 見慣れぬ一人の少女が地面に降り立つのに 一瞬事態を把握できず、双眸を瞬いた。]
はじ… ああ、まあそうか。 初めまして。と、ご苦労様―――かな?
……しっかし、本当に女の子だったんだな。 ぬいぐるみの形ばかり見てきたから不思議だ。
[ハロが同じ年ごとの女子だのどうのは、 生徒らの会話の隙間から聞こえてきていた。 彼らへの複雑な思いはまだ燻りはするが 挨拶を貰ったから、同じものを返して会釈した *]
(@4) 2023/08/23(Wed) 01時頃
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………なるほど。 「ハロたちの居た元の地球」に戻るなら分かるが 「他の地球」……本郷が戦う地球に 移動することも出来るってのが、少し不思議で。 ……最悪帰れないんじゃないのかとか。 なのに付いて行くってお人よしだなとか 思ってたりしたんだけど。
任期は最終戦でおしまいでも、 次の引き継ぎ戦にも微妙にかかってるってことだな。 思ったよりルールが複雑だった。
確認できてよかった、ありがとう。
[>>@3はきはきとした返答に頷き、礼をひとつ。]
(@5) 2023/08/23(Wed) 01時頃
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見知った顔が傍にいてくれるのは 心強いんじゃないかな。 やることは…… アレだが。
[付いてくると言ってくれる天道>>2にも 礼の代わりだろうか、軽く頭を下げて]
まだ、そうは言ってないけど―― まあ、そうだな、バレるか。 引き継げるなら、引き継ぐ心算でいる。
何もしないで生徒らの戦うのを 手を拱いて見ているだけだった、なんて、さ。 一生心残りになっちまうだろ。
[意図を察したような言葉に>>3答えつつ。 高い建物が倒壊し、広くなった空を見上げた。]
(@6) 2023/08/23(Wed) 01時頃
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[必要な情報を天道から聞けたなら、 己もその場で思いつく限りの疑問を伝え その回答を得て。>>4]
ん。今はこんなもん…だな。 ありがとう。 また何か分からないこととか、 これは?ってことがあったら 天道やハロ……じゃない、七星に訊ねるよ。
LINEで…… っても、もう この3人しか、居ないわけだけど。
[元ハロの七星は天道がいれば連絡出来るはず。 頭の整理も必要だ。何もなければ、 その日はそのまま自宅に帰ったのだと思う。**]
(@7) 2023/08/23(Wed) 01時頃
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うん。
長い手足が短くなっちまうなぁ。
[任せておけと言えるほど自信はないが 全力は尽くす心算ではいる。>>9 冗句はさておき、少し早い礼にも小さく頷きを返した**]
(@10) 2023/08/23(Wed) 01時半頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/23(Wed) 02時頃
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―― 回想:喫茶店 ――
……何で、そこまで――
[低音量の音楽と新聞を捲る音だけの静かな店内で 本郷の声は自分に言い聞かせるようにも響く。 曝け出して良いと言いながら、 また己は、物わかりのいい優等生の顔を 彼女にさせてしまっているのかもしれない。 しかし、だとしたら、どうすれば良かった?
嘘でも仮初でも―― … 騙されたフリをして抱いてやればよかったのだろうか。 いや、きっと直前で己は躊躇し、手を止める。 先のない関係であるからこそ、汚したくはなかった。
それがエゴであるかもしれなくとも。]
(@15) 2023/08/23(Wed) 14時頃
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[なのに真っ直ぐに想いのたけを口にする姿が 沈めた過去や強張った心を確かに揺さぶるから。]
『一番傍で』 『最後まで』 『死ぬまで傍に』。
違えないと約束する。
[再び繰り返されたねがいには、 己からも音をなぞるように繰り返す。 噤んだ“今”が、伝わればいいと願った。]
(@16) 2023/08/23(Wed) 14時頃
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[涙が止まっていなければ、 そのための腕を伸べるのはもう少し後。 今は彼女の前に、右手の小指を差し出す。]
何だかさらっと言ってくれちゃったけど、 ……こんなの、超ド級だって分かってる? これまでの人生で、俺、こんな言葉 誰かに言われたことも 誰にも言ったこともないぜ。 一生記憶に残るんじゃないかな。
[まるで子供のような約束の仕草は、 『おとな』ふたりには少々不釣り合いだったかもしれない**]
(@17) 2023/08/23(Wed) 14時半頃
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―― 夏祭り ――
[花火の誘いが届いたのには、 特に考えることなく「OK」と返信した。 遺された時間は多くはなかったが だからこそこういう時間も大切にしたい。
待ち合わせ場所と時間が共有されたら 時間通りに三人を待っていることだろう。*]
(@18) 2023/08/23(Wed) 14時半頃
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―― 『次』への準備 ――
[刻一刻と迫る刻限を前に 地球を離れる準備を進めていた。 元ハロや天道は簡単に言ってくれているが、 別の地球に行くだなどと、なんとまあ 現実味のない言葉だろうと思う。
まず、当事者に近い関係者として、 会議の末席で敵性ロボットとアストロによる危機は (少なくともこの地球に於いて)去ったことを報告した。 一般民衆へのその後の開示はどこまで行われるものか。 それを決めるのは残ったお偉いがただろう。
そして、アストロに乗り込む前に自身の立場を 明かして逝った生徒たちの近親者や 後から事実を知った関係者が居たならば 拒まれない限り、可能な限りで直接対話に向かった。 いくら頭を下げたところで彼らは戻ってはこない。 それでも、そうしない選択肢は己の中にはなかった。]
(@25) 2023/08/23(Wed) 17時半頃
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[教職も辞表を提出している。 表向きはあくまでも一身上の都合によるものだ。 アストロに関わる事情を知らない教員が大半だから 慰留はされたが、固辞して。 避難していた生徒が戻って来てくれたりしていたのに 卒業を見送れないことだけは心残りだ。
引継ぎも済ませ正式に辞任となった日、 その足で実家のある北陸の某都市に向かった。 離れに面したチャイムを鳴らすや否や、 相変わらずの勢いの姉やその旦那やら 少し老けたものの元気な両親、姪っ子甥っ子が出て来て。
何か月ぶりかになってしまった三歳の娘も、 先日の電話での塩対応を忘れたかのように 上機嫌で迎えてくれたので、もう、悔いはないか、と思う。 娘の持っているぬいぐるみは己が随分前に送ったもの>>0:@26。 今にして思えば、こいつはハロそっくりなのだ。 巡り合わせか偶然か、どうであれ、 父の代わりと思ってくれれば――いや、やっぱりこの形状が俺と思われるのはイヤかもしれない。]
(@26) 2023/08/23(Wed) 18時頃
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暫く行方不明になるつもりなんだ。 そうだな……… 数か月かもしれないし、 一年かも知れない。 いや別に、変なこと考えてるわけじゃねえよ。 何もなかった風で 戻ってくるつもりではいるんだけど―――
[環境が許さずに、娘を預けざるを得なくなっている手前 これ以上の負担を両親や姉らにかけたくはない。 娘は従兄姉らにも可愛がって貰えているし のびのびと暮らしていることだけが幸いだった。 此方に戻り平穏な生活を取り戻すことも出来たが それを捨ててでも、やらなければならないことがある]
(@27) 2023/08/23(Wed) 18時頃
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そうだな、二年。 もし、俺が二年経っても戻らなかったら この封筒開けてくれ。姉貴に渡しておくからさ。
[一人一人に向けた手紙、車の鍵やら印鑑関係、 財産関係の書面の入った厚い封筒を姉に預ける。 あとは別途、浮気相手と駆け落ちした嫁が 求めて来たときにいつでも渡せる書類とか。 此方が失踪者になってしまった場合は手続きが 煩雑になるので、上手く誤魔化してくれるといいが。
―――滞在は思ったよりも長引いてしまった。 離れ難い、別れ難い、肉親らとのひと時。*]
(@28) 2023/08/23(Wed) 18時頃
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[花火大会に行ったのは、 だんだんとこの地球から己の痕跡を消す――
消えてしまってもいいようにと 準備を進める最中のことだったと思う。]
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(@29) 2023/08/23(Wed) 18時頃
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―― 花火大会の日 ――
[到着はきっと同じ頃だったのだろう。 手を振る姿>>@24ともうひとつの影>>30にも 片手を振り返して合流を待った。]
みんな浴衣か。華やかで新鮮だな。 学生の祭りや花火大会といったら 浴衣選びを楽しむのがメインなところもあるよな。
……何故って。持ってないしなあ。 男一人で浴衣が必要な場面ってないだろ? 俺は君らの引率。
[本郷の言葉にやや圧を感じるのは気のせいか。>>31 自身は余所行きというほどでもなく ごく普通の外出着だから、さながら保護者である。]
(@30) 2023/08/23(Wed) 18時頃
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ええ………いや、俺はいいよ。 [まさかの天道の追撃に狼狽えた。>>35 言わずにおいた言葉を今言うぞ。裏切者め。 一頻り渋るのは、実家の手伝いをする時は 近い物を着ることがあるからなのだがそれはそれとして]
………うーん じゃあ、じゃんけんで負けたらな。
[誰が相手をしてくれたやら。 パーを出して負けがちなのでグーを出したら負けて。 鋏を出さなかった己を呪いながら大きく嘆息する。
しめて3600円を支払ってお着替え完了。 先に向かって貰った3人と、少し遅れて再合流したのだろう。*]
(@31) 2023/08/23(Wed) 18時頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/23(Wed) 18時半頃
公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/23(Wed) 18時半頃
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── 花火大会の日 ──
[足元まで一式レンタルで固めて生徒らと合流する。 さっと選んだのは圧迫感の無い濃紺の絣柄の本麻浴衣。 「似合う」と言われて、内心満更でもないのだが じゃんけんで打ち負かされたことは忘れない。>>39]
だろ? ありがとう。
[賛辞にはさらっと礼を言い、 そうして、相手の浴衣を眺め下ろす。]
お前も、ちゃんと可愛いよ。
[褒め忘れていたわけではない、断じて。 何時も大抵タイミングが下手なだけだった。 七星も天道もとても似合っているけれども それに言及するのは己の役目じゃないだろう。]
(@34) 2023/08/23(Wed) 21時頃
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[河川敷には心地良い風が吹いている。 無料開放>>@33の札がかかっているのを見て へえ、と声を上げながら席を確保にかかる後ろから付いて行く。] いい位置が空いててよかった。 あ、写真はこっちの方角を向けば 夕空が綺麗かもしれない。
[撮影係を申し出ようかと思ったが 全員で写真を撮るということなら4人で収まって。 無事に取れたか七星に訊ねる。]
……スマホに入れておいたらさ、 向こうの地球にも持って行けるのかな。 *
(@35) 2023/08/23(Wed) 21時頃
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そうなのか。ならこいつは持っていこうかな。 この地球の電源とコードでで充電できる スマホのある地球だといいが。
[七星ハロの返答に頷きを返す。>>@37 終わるまで戻って来られないというのは 七星や天道の動きを見ていれば察しがついている。]
他には持って行くモノもそんなにはなさそうで、 ほとんど預けて行くか置いて行くか捨てるか。 自宅が引っ越しか夜逃げみたいになってる。
…データなんて、たかがデータだと思っていたけど こういう時になると、棄てられないもんだな。
(@38) 2023/08/23(Wed) 21時半頃
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[素直な反応>>47に微笑みが漏れた。 やはり本郷は『こうあろう』とする姿よりも 飾らない素の方が魅力的だと思うのだ。
学生たちに混ざって、写真を撮ったり送り合ったり。 今はもう教職を辞して彼らの『先生』ではないけれど。 見守るようでいて溶け込むような曖昧さが今は心地良い。
「撮ろうか?」と天道の声。>>49 唐突な振りに疑問符を浮かべてしまうが 女子同士や天道&七星で撮ったりもしているから そこは拒む理由もない。彼女の方が気まずくなければ。 本郷の様子を伺うと、恐る恐るの申し出があって。>>53]
(@40) 2023/08/23(Wed) 22時頃
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[暫し、遠慮がちな姿を目に映した後で]
ああ、いいよ。 じゃ、天道、頼むな。
どうやって撮る? 先刻は四人をフレームに収めるからって背ぇ屈めたが ふたりならその必要もないから、普通に横並びかな?
[本郷の意向を尋ねて、その通りに *]
(@41) 2023/08/23(Wed) 22時半頃
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そうか。そうだな。写真はプリントアウトしておこう。 …なんだか、どんなに便利な世になっても アナログが一番安全なのは可笑しいな。
[“ハロ”を経験した七星らしい 実用的な情報と回答。>>@42>>@43]
どのくらいかかるか分からないから ギリギリで部屋も解約して、 大事なものは実家に預けた。 確かに、一ヵ月二ヵ月そこらで終わったら、 色々処分しなくて良かったって思っちまいそう。
――… でも、帰れる確率も高くはないわけだから。
(@45) 2023/08/23(Wed) 23時頃
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[最善を尽くす心算だ。特に引継ぎ戦は。 しかし、その先の戦いはどうなるか分からない。
七星兄のスマホがそのままになっているというのには そうだよな、と、案内役の彼の姿を思い返し 妹たる彼女の気持ちを推し量り、静かに頷き返す。
そうしているうちに花火の時間を迎えるのだろう*]
(@46) 2023/08/23(Wed) 23時頃
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真っ直ぐと、屈んで、な。 了解。 じゃあ…… こんなもんか。
[要望通り本郷の横に並び立ち>>57 位置取りを微調整して合図を送れば、 きっと天道がプロ顔負けの手腕で撮影してくれたはず。]
……あ、ちょっと目瞑った。悪い天道、もう一回。 二枚が、三枚になったけど。 ……どういたしまして。 このくらいで喜んで貰えるならいくらでも。
[礼には及ばないと静かに笑んで、裾を掃った。>>58]
………始まるな。花火。 *
(@47) 2023/08/23(Wed) 23時頃
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[開始の合図の一発目。 それから次々に空に咲く花々を見上げる。 周囲から歓声が上がった。老若男女様々の。
ただ美しく、ただ楽しめる。 感動出来る。心を放り出せる。 暗いニュースに疲れた人々の心を この花火大会は確かに救うのだろう。]
………綺麗だな。
[色とりどりの光のシャワーと音の嵐に身を浸しながら あの夜の合宿所で、生徒たちひとりひとりが燈した 幾つもの光をその中に重ねていた。
彼らは先に行ってしまったけれど、 救われた地球の先にこそ、“幸せな”彼らが居るといい。 そんな詮無い想像を巡らせながら――― *]
(@49) 2023/08/23(Wed) 23時半頃
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―― ――
[“その時”が来たならば 次のサポート役としての任を受け容れ。
契約を行うや否や、瞬きの間に次の地球に転送される。 元の地球との、暫しの、或いは一生の別れだった。]
(@51) 2023/08/24(Thu) 01時頃
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[気が付くと、地に足を付けている感覚が無くなっていた。 下を向けば存在するはずの腕も胴も脚も見当たらず、 その代わりとして、意のままにふわふわと空中を移動している]
……これは…… 思った以上に、
…恥ずかしい。
[ 呻く。 姿を直ぐには確認できないが、 己は今、七星妹が変化していた『ハロ』と似た 手のひらサイズのぬいぐるみ的姿で 三人の前を漂っているのだろうということは知れた。 恥ずかしいと言うと七星の前では語弊があるだろうか。 中身二十七歳の成人男性がぬいぐるみ的な何かに なることへの羞恥心を理解して貰えるかは分からない。]
(@52) 2023/08/24(Thu) 01時頃
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本郷。
七体だ。 この地球では、七人……あるいは それ以上のパイロットが必要になる。
[これが多いのか少ないのかは比較のしようもないが 少なくとも、元いた地球よりも、過酷な運命を 背負わせなければならない人間の数が多い。]
………頑張ろうな。
[二重に辛い責任を負わされる彼女へ。 付いてきてくれた天道と七星へも。静かに告げる。**]
(@53) 2023/08/24(Thu) 01時頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/24(Thu) 01時頃
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―― 回想:契約直前 ――
[契約の直前、七星から少し時間をと言われた。]
ああ、そのことは―――うん。 柊木の時に、露出した互いのコアを見た時に覚悟した。 七星はあまりはっきり言わなかったけど 分岐した世界同士戦わされてるなら
自然淘汰……強い世界が生き残るように 『剪定』されてるんだろう、と。
[誰に、というのは最早考えない。 ハロは自然現象と言っていたは、納得は行かないまでも そういう類の物事として捉えねばならないのだろう。 言わなかったのは彼女なりの気遣いだったらしい。 次のパイロットたちに言うかは契約者次第だ。 七星と同じように、最初は伏せておくかもしれない。]
(@59) 2023/08/24(Thu) 13時半頃
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[2つめには]
敵側の地球に行くこともあるのか? ああ、まあそうか。相手も同じ立場なんだったら… それなら余程今回はイレギュラーだったんだな。
教えておいてくれてありがとう。 心に留めておく。 *
(@60) 2023/08/24(Thu) 13時半頃
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―― 回想:契約直後 ――
[この有様をかわいいと言われても全く嬉しくはない。 七星の時はかわいいと表現しても納得は行くけれど 今の中身は俺だぞ。良く見ろ。
大層微妙な表情になってしまっているのだが この器は表情が殆どないから、誰にも伝わらないだろう。 >>@57噴き出している奴や笑い堪えている奴>>98に 抗議するようにぶんぶん飛んだ。]
名前?代々ハロなのかと思ってた。 名前、 名前なあ…………
[何でもだが、名づけは苦手だ。 伸べられた手>>84に着地して静止したまま 思案すること暫し。]
(@61) 2023/08/24(Thu) 13時半頃
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ああ、じゃあ。 いっそ『センセイ』でいい。 ハロ先生じゃなく、普通にセンセイ。ハロは七星だしな。 こんな姿だし、キャラクターとしてギリありじゃないか?
――― もう教師ではないけど。 俺は最後までお前たちの“先生”で在りたいよ。
*
(@62) 2023/08/24(Thu) 13時半頃
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―― その後 ――
[新しい地球で、天道、七星の助力も得ながら 本郷とともに次のパイロットを探して契約に漕ぎつけた。 元の星では生徒たちの契約に立ち会っていなかったから やり方は彼らの方が詳しく、謎生命体として サポートできる範囲外のことは任せていた。 何も知らずに契約をする高校生たちを 姿を消したまま本郷の傍で眺めながら、胸中は複雑だ。 抗えない運命に巻き込まれながら 同じ苦難を強いるのはどれほどの葛藤を抱くことか。
時折頭の傍にふよふよと漂い、短い手で よしよしという仕草だけしていたかもしれない。]
(@63) 2023/08/24(Thu) 13時半頃
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[そして、時がきた。 敵味方のロボットが姿を見せたタイミングで ハロがしていたように、契約者全員の前へ姿を現し コックピットへと転送し―― 後は本郷が口を開くだろう。>>89]
―― コックピット ―→
[今日必要な大事なことは本郷が解説してくれている。 サポート役は、未だよく状況が呑み込めていない 高校生パイロットたちから飛び出す疑問や困惑を 応えられる範囲でフォローし
彼らにとってはチュートリアル、 己らにとっては最後の戦闘に
集中して臨めるよう努めることだけを考えよう。]
(@64) 2023/08/24(Thu) 13時半頃
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よく見ておけよ。 次からは、コレを動かすのはお前らだからな。
[契約者たちへと言い置くと 本郷、天道、七星を順に見て。 空を横切るようにしてパイロット席の横へ。 ひじ掛け用のアームがあるならそこへ着地したし 無いなら椅子のすぐ近くに浮いているだろう。
戦いを見守る為に。*]
(@65) 2023/08/24(Thu) 14時頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/24(Thu) 14時頃
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── コックピット ──
[開幕はレーザーだった。>>96 驚いたのは、アストロを既に計測していたらしいことだ。 敵までの射程距離を割り出した本郷は、 正確な照準で遠距離砲を射出する。]
( しかし、あれって……… 太陽の塔? )
[敵性体は誰しも一度は見たことのあるアレに似ている。 向こうのロボットも近い地球から来ているのか、 それとも太陽の塔の設計者が何らかの関わりを…… まで考えて、かぶりを振る(振れない) あの太陽の塔はバリア搭載らしい。 レーザーは吸収され相手の損傷は皆無に見えた。]
(@66) 2023/08/24(Thu) 17時半頃
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来る……!!
[反撃のように放たれた相手の初激は回避できたが ほとんど間髪入れずに、レーザーの追撃。>>102 モニターにはアストロの動きに追従した激しい視点移動と 被害の状況が確りと映し出されている。
円状になぎ倒されたビルや家屋の様子も。 火の手が上がる様も。 逃げ惑う人々の姿も鮮明に。
ざわ、とパイロットたちの間に戦慄と困惑が広がった。 悲鳴、或いは歓声を上げる者も。]
(@67) 2023/08/24(Thu) 17時半頃
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ロボットの形状や性能は様々だ。 ああやって遠距離や盾でダメージを狙ってくるのもいれば 近接特化、まあ殴る蹴る捥ぐで戦うのも居る。 精神攻撃、なんてのもいるぞ。
[戦闘に釘付けになっている新パイロットたちに 基礎情報を伝えながら、講義のようだなと思う。
本郷の操縦するアストロが、徐々に半径を 小さくしながら敵との距離を詰めてゆく。 相手の回転速度を上回る速度で近づいて 背面を取れたら勝機がある。 冷静な手だ、と思われたが―――]
[左手が捥がれた。 本郷が言うにはエネルギーバリアらしいが 攻守遠距離と揃った敵に苦戦を強いられている。]
(@68) 2023/08/24(Thu) 17時半頃
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捥げた部分も回復はできる。 ただ、ある程度時間が必要だから 今は左はないものと思った方がいいな。
[そして、どこか硬い調子の軽口を聞けば>>105]
………大丈夫。 最後だからって気負いすぎるな。 思うように、本郷らしく戦えばいい。 寝坊するほどゲーム、してたんだろ?
(@69) 2023/08/24(Thu) 17時半頃
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[こちらも喫茶店で聞いた話を軽口にして。>>5:128 勿論今はゲームではなく現実だけれども ゲームと思った方が本領発揮できる場合もあるかも… …どうだろう、己はパズルやRPG位しか触らないから そこはあまり当てにはならないかもしれないが。
ほら、ゲームの攻略法に詳しそうな天道も 色々とデータ出してきてくれているし。>>108 それだけ言って、あとは今一度黙って、ふわりと宙へ。*]
(@70) 2023/08/24(Thu) 17時半頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/24(Thu) 21時頃
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なん…だこりゃ…
[敵ロボットの放つ灼熱に、 相当な範囲が壊滅状態に陥らされた。 軽口など叩いている余裕もない。
己は次の役どころもあり、なるべくパイロットの前で 『予定外』を匂わせないようには努めたが この時ばかりは呻くような声が漏れた。]
(@78) 2023/08/24(Thu) 22時頃
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ほいよ。
[本郷>>123と天道>>125の声でひゅっと空間から消え、 どこからか取って来た麦茶のペットボトルを 要求通り、差し出された左手に落とす。 天道や七星の分析や激励を受けて 本郷が敵ロボットを更に分析し始めている。 こういうギミックに疎いために戦闘面では役立てないが 空間移動は役立つらしい。]
(@79) 2023/08/24(Thu) 22時頃
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[乱れ飛ぶレーザーやビームに視界が眩む。 敵弾幕を回避しながらの正確な狙撃に感嘆が漏れ 新たな契約者たちのそれと重なった。 アストロによって、敵の翼が剥がされてゆく。]
どういたしまして。
[こんな時なのに律儀だな、と思いつつ 空になったペットボトルを片付けに消えて。 一瞬で戻って来た。戦況を見据える。>>127]
(@80) 2023/08/24(Thu) 22時半頃
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………うん。
[語る声は、新たな彼らにも届いている。 その証拠に、先刻までざわめきや私語が飛んでいた 契約者たちは、しんと静まり返っていた。 本郷の言葉に聴き入るように。>>128>>129]
………そうだな。
[己もだ。聞いている。届いている。>>131>>132]
恰好良いよ、おまえ。
[アストロが走り出す。>>133]
(@81) 2023/08/24(Thu) 22時半頃
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[機能停止に陥った敵機へ、アストロ―― いや、本郷が繰り返し拳を叩きつけるのを 彼女の隣で見ていた。 砕け散った敵ロボットの残骸が転がっている。 コアはアストロの手中にあり、勝利は確定した。]
[借り受けた姿の無表情の下で 己はきっと微かに顔を歪めただろう。 それでも、最後のパイロットが地球を守り切るのを 目を逸らすことなく見届ける。]
(@84) 2023/08/24(Thu) 23時頃
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[本郷の視線を受けて、頷く。>>142]
天道や七星の方から何か、あるか?
[念の為に二人にも言い残したいことはあるか問い ないようであれば、己はこのタイミングで 新たなパイロットたちを地上へ転送する心算だった。 言葉で死を宣告されても、契約し立ての彼等には 実感というものは恐らくまだない筈だから 動揺を呼ばないため という理由もあるけれども、]
[「その刻」が来るのならば 出来れば、別れは四人だけで。]
(@85) 2023/08/24(Thu) 23時頃
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了解。 じゃ、一度転送するぜ。
[まだ夢を見ているような表情の高校生らを外に転送する。 本来なら己も地上で簡単に締めくくるべきなのだろうが 暫くはこちらに時間が欲しい。*]
(@87) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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また後で説明するから待てと言ってきた。
[本当に送り届けるだけで帰って来たものだから 役目を果たせていないと彼等に叱られるだろうか。]
今はこっちが優先。
[いいだろ? と、静かに問いかけて。 ゲーミングチェアの隙間に降り立った。*]
(@88) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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聞こえてたか。 まあ、天道も言ってるしな。 キ…… いや、何というか そのくらい構わないな、もう。 この姿で良ければ、好きにしてくれていい。
[望む位置に移動して、望む場所で見詰める。 触れても謎生物の質感だろう。 それが、妙に寂しい心地になった。>>145]
最後の大役、 ありがとう。 皆の頑張りを引き継いで走ってくれた。 ……… 恰好よかった。 本当だ。
(@90) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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え? もう、帰るのか? 七星の遺体は、勿論一緒に送り届けるけれど。
[天道や七星だって、最後まで見送りたいのではないか。 気を回されたことには気付かずに、別れを惜しむ。>>@91]
色々あったけれど、二人とも、ありがとう。 こんな時になってだが、会えなくなるのが寂しいよ。 天道。お前は、別の地球から来たのだとしても 俺の教え子の一人だと思っている。 七星は、なんだ……『先輩』かな? サポート役の。 ふたりとも、元気で。
[きっと彼らの望むタイミングで ふたりとひとりを送り出す。*]
(@93) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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