10 冷たい校舎村9
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
― チャイムが鳴るまで ―
[綿見と炭蔵のやり取りを見ながら パンケーキを食した後は、 校舎の中をぶらぶらしていた。
教室に集まる集まらないのやり取りは 特に異論もなかったし、顔は出したかな。
綿見はああ言ってたけど、 マネキンになる決定的瞬間が見れるなら それはそれでなんかの手掛かりになるかもって そんな風に思ったのもあるし。]
(60) 2021/06/12(Sat) 09時半頃
|
|
[ずっとそわそわしていた鳩羽が>>25 チャイムと同時に廊下から飛び出していく。 一体何処に行こうって言うんだか。]
あ、おい、レン!
[びっしり貼られた写真には さっきと違うなって 少しだけ違和感を感じたけど その時の俺はまだ気付かないまま。
半分駆け足くらいで後を追い、 そうして俺はその光景を見る。>>3:667]
(61) 2021/06/12(Sat) 09時半頃
|
|
[廊下に不自然に広がった水――と、 少しだけ見えるマネキンの手足。 その前で立ち尽くしてる鳩羽。
その背に一歩近づこうとして、 シャワー室の方から出てきた暮石が 声をかけるのが見えて立ち止まった。>>40>>41
……何となく声をかけるのが躊躇われ、 くるりと踵を返してその場を後にする。 あー俺邪魔かなーって。
それでも教室か休憩室か、 どこかで鳩羽を捕まえて、 調子どう?って尋ねたりはしたかも。
まあ、それは少し後の話。]
(63) 2021/06/12(Sat) 09時半頃
|
|
[……姿を見てないのは誰だ。
考えながら人を探して廊下を歩く。 さっき教室には黒沢も居たから>>47、 考えられるのはそう多くはない。
すっかり人が少なくなってしまった校舎は がらんとしていて文化祭なのに何だか物寂しい。
そこではじめて俺は貼られてる写真の異変に気付いた。 笑顔。変顔。皆で撮った打ち上げの写真。 隙間なく埋め尽くされた9組の思い出には どれもこれもよく見覚えがある。]
――――………
[そりゃそうだ。 だってそれは、広報係が撮ったものだもの。]
(64) 2021/06/12(Sat) 10時頃
|
|
[姿を見かけなかったうちの一人。 綿見はさっきみたいに調理室に居るのか。 確認してみようと足を向ければ、 先に誰かがそこに立ち尽くしていた。
独り言を耳にしてしまって>>53 だからその姿を見る前にそれが何…… 誰なのかが分かった。
………これで二人。 さっきも二人だった。
小さく息を吸い込んで、 その惨状を見ようと踏み出す。]
(65) 2021/06/12(Sat) 10時頃
|
|
……平気?
[必死に話しかける黒沢を落ち着かせるように、ぽんと肩を叩く。**]
(66) 2021/06/12(Sat) 10時頃
|
|
そりゃそうだよね。
[黒沢は明らかに平気じゃなさそうで、 取り繕う余裕もないみたいだった。>>76
だから静かにそう返して、 混乱している黒沢の声を聞く。>>77 そうして意を決してマネキンを覗き込んだ。
腹部が真っ赤に染まったマネキンと、 血濡れた包丁が隅に落ちている。>>3:687 九重の時もそうだったけれど、 人形とは言えやっぱり精神的にクるものがある。
う、と気分が悪くなりそうになるのを堪えて 視線を少しずらせば、 もう一本包丁が落ちているのも見つけた。 不思議な所に血がついている。]
(93) 2021/06/12(Sat) 11時半頃
|
|
[もう一度、綿見を模したマネキンを見た。 さっきまで調理室でパンケーキ食ってたのにな。
最初は怖い子かと思った。 でも、それだけじゃなくて。
どこか淡々と飄々としてて 家族と上手く行ってないらしくて 多分、人の弱さに目線を合わせられる子。 綿見にとっては何でもないことだったかもしれないけど、 あの日の俺は少し救われたんだよ。
もう少し深い話をしてみたかったな。 お礼の話は何となく機会がなくて>>3:566 先延ばしになってしまってたけど、 別に忘れたわけじゃないんだ。]
(94) 2021/06/12(Sat) 11時半頃
|
|
[目の前の光景は単純にショッキングなんだけど、 なんていうか黒沢みたいに… 「クラスメイトの姿をしたものが死んでる」 事に対する動揺はあんまり俺には無くて。 それは九重の時からずっとそう。
何でだろな?俺が冷血人間だから? どこかででも人形でしょって思ってるから? ………死ぬことに否定的じゃないから?
でも、遅いか早いかの違いだけで、 俺もそのうちこうなるんじゃないかなって、 漠然とこの時そんな予感がしたんだ。]
……かもしれない。
[そうじゃないし、そうじゃないかもしれない。 まあとにかく、黒沢の問いに うん、うん、って相槌を打ちながら 彼女が少し落ち着くまでその場で背を摩っていた。]
(95) 2021/06/12(Sat) 11時半頃
|
|
[マネキンを隠せそうなもの、辺りにあったかな。 やっぱりカーテンくらいしかなさそうだったら、 3-10でした時と同じように剥がして 上からそっと被せておいてやる。
包丁は下に置いておくと危ないから 誰かが間違って踏まないように片付けておこう。
今の黒沢に手伝いはさせられないから そこに座ってて、って促して。 ああ、でももし連れていきたい所とかあったら そこは希望を汲むつもり。*]
(96) 2021/06/12(Sat) 11時半頃
|
|
― 少し前・炭蔵と ―
[取り留めなく軽口を交えつつ。>>54 強がりに関しては思い当たるところがないでもないのか 炭蔵の視線が少し落ちる。
ああ、そうだよね。 こんな言い方じゃ普段強がってるって 言ってるようなもんだ。
でもまあ、なんかもういいかなあ。 いい加減取り繕わなくても。 生きるか死ぬかの瀬戸際かもしれないし。
「誰も嫌いになったりしないよ」 なんて黒沢の言葉を聞いてみるじゃないけど 少なくとも炭蔵はそういうやつ。 開き直った俺は悪戯がばれたように笑って、少し眉を下げた。]
(108) 2021/06/12(Sat) 13時頃
|
|
あはは。 だってそう見せてたからねー。
おねだりするのも頼るのも得意だよ、 別にどうでもいいようなことは。 でも自分の急所はなかなか晒せない。 そういうもんじゃない?
[明るく見えるあいつも、物静かなあの子も、 きっと人には言えない弱さを抱えてる。 ……炭蔵もそうなんかな? そのあたり俺はよく知らないんだけどさ。
少なくともつまらないと言われて 密かに炭蔵が傷ついてるのを知れば、 女装しなくてもこいつ可愛いやつだなって 思ったかもしれない。>>56]
(109) 2021/06/12(Sat) 13時頃
|
|
[純粋に疑問、って感じで。 炭蔵が問うた台詞には>>57 何て答えていいかわからなくて、 たっぷり数秒の間が空いた。
「俺を」じゃなくて、「俺が」。 今まで考えないようにしていたことを 唐突にぶら下げられた気がして、 視線がどこか遠くを彷徨う。]
(110) 2021/06/12(Sat) 13時頃
|
|
――――………… いない、わけじゃ、………ないけど。
[たとえば、月曜日の音楽室の30分。 たとえば、生クリームに融けた弱音。 たとえば、2人で電車を乗り継いだ深夜。 たとえば、撮って回った皆の笑顔。
思い出の欠片たちはどれもこれも些細なことで、 それでいて他のピースではきっと埋まらない。 ああ、そうだよ。俺はこのクラスが好きだ。
それに、………似てない両親と弟だって、 きっといなくなったら俺は。]
(111) 2021/06/12(Sat) 13時頃
|
|
…でも、俺が寂しいと思う人でも、 向こうはそう思ってない、……かなーって。
[だって俺は天秤にかけて切り捨てられる側だし。 そうでしょ?違う? その声は少し揺れていた。]
(112) 2021/06/12(Sat) 13時頃
|
|
[そうして、思考実験と評して尋ねれば とても炭蔵らしい返答が返ってきて>>58>>59 何だかちょっと笑ってしまう。 あ、別に馬鹿にしたわけじゃないんだ。]
……委員長は、えらいね。
俺なんかにもそんなこと思ってくれるんだ。 エスパーじゃないんだから 気付けないのがフツーなのにさ。
綿見ちゃんにも前に言ったけど、 人間、人の分までそうそう背負えないよ。 自分は出来るって思ってる方が危なっかしいじゃん
(113) 2021/06/12(Sat) 13時頃
|
|
[どう考えても炭蔵が謝るような話ではないのに、 相手が誰でも責任を感じて その重荷を負おうとするみたいだ。
いい奴だな、って思ったし いい奴だって分かってるから 逆に言えなかったってこともあるのかな、と まだ見ぬ主に想いを馳せてしまう。
責任感のある奴だからこそ 申し訳ないと思わせちゃうのが申し訳ない的な。 俺が卑屈なだけか?]
(114) 2021/06/12(Sat) 13時頃
|
|
ちなみに俺のめちゃくちゃ辛かったことはねえ、 好きな人たちに受け入れて貰えなかったこと。
どこにも居場所が無いような気がして、 生きるのに疲れて死んじゃった。
…とかだったらどーする?
[申し訳ない、何も出来なくて虚しい。 理由を聞きだしてその先はどうするんだろう。 一緒に死んであげることが出来ないのなら、 同情と後悔に浸って終わってしまう?
調理室に着く前に、もうひとつだけ 思考実験に本音を混ぜて、意地悪な問いかけ。
まあ、パンケーキと一緒に食べるには 胃もたれしそうな話だから、 もしやることなくなったら考えてみてよ。**]
(115) 2021/06/12(Sat) 13時頃
|
|
あー、ごめんごめん。 慰めて欲しい感じなら言い直すけど。
[普段ならそれくらいは気が回るんだけど>>105 どうも今はあんまり嘘もつけないみたい。 黒沢も笑ってくれたから、気分は害してないと思いたいけど]
……ん、オッケ。 じゃあ毛布取りに行こうか。
[さっきまで話してたクラスメイトに カーテンってのは気が引けるのかもしれない。 そこまで考えつかなかったあたり、 俺の気遣いってどっか薄っぺらいんだよな。
黒沢と綿見って何となくあんまり 仲良くない印象あったけど いつの間にか仲直りしたんだろうか。 ともあれちょっと心配だったので保健室まで付き添うことにした。]
(167) 2021/06/12(Sat) 19時半頃
|
|
…………うん。
[歩きながら相槌を打ったものの。>>107
そんな俺もどっちかっつーと綿見寄りっていうか さっきまで試してみたら どうなるのかなって考えてたなんて言えない。 ハンカチ巻いた手首を後ろ手に隠したりしつつ 礼には気にしなくていいよって笑って首を横に振る。
少し前のチャイムが、何だかもうだいぶ前みたいだ。 調理室を出て、保健室で毛布を失敬して その足でまた調理室まで逆戻り。
黒沢が見かけだけでも平気そうだったら さっき廊下で見たマネキンのこと…… 多分向井かな、って話もしながら廊下を歩く。]
(168) 2021/06/12(Sat) 19時半頃
|
|
……俺、思ったんだけどさあ。
綿見ちゃんがもしまじで 自殺してみたんだとしても 絶望してとか、そういうのじゃない気がすんだよね。
[だってさっき会った時だって、 別に死にそうな感じじゃなかったじゃん。
いやそんなこと言えるほど綿見のこと知らないって 言ってしまえばそうかもしれないんだけど、 それ聞いてるとちょっと俺と思考似てるからさ。
ゆるーく低空飛行しながら ままならなさに折り合いをつけて生きてる感じ。 あんまり激情に駆られて死にそうなイメージないんだよね。 もしかしたらそう思いたいだけかもしれないけど。]
(169) 2021/06/12(Sat) 19時半頃
|
|
ここの世界の主が殺したってことも ないんじゃないかな〜って、今は思ってるよ。 だって、どう考えたってこれ めっちゃ俺達のこと大事にしてんだもん。
[立ち止まって一面に貼られた写真を眺める。 色んな写真があるけど、どれもこれも楽しそうだった。
寂しくて、取り込もうとしてる。 昨日炭蔵に話した通りそんな可能性も考えてたけどさあ、 だったら首を裂いたり包丁で刺したり そんな物騒な殺し方するかなあ?って思うわけだよ。
そもそも呼ばれてきた約10人の中に、 あんな悪趣味な光景見て喜ぶ人いる? 俺は居ないんじゃないかなって思う。]
(170) 2021/06/12(Sat) 19時半頃
|
|
それこそ死んだらここから 脱出できるんじゃないかなって ワンチャンかけて、の方が まだ有り得るのかなって思って。
[それで、結果としてどうなったかはやっぱり分かんない。
でも黒沢が悲しむ要素は ちょっとでも少ない方がいいかなって思って 俺はそんな風に言った。 今度は合格点を貰えたかな。*]
(171) 2021/06/12(Sat) 19時半頃
|
|
― 夜遅く ―
[綿見のマネキンに毛布をかけて その後はどうしたのかな。
鳩羽の姿を見かけたのは もう夜もだいぶ遅くなった頃。 いまいち眠れなくて外に出たら ぼーっと写真を見てる所を見つけた。>>90
よ、なんて軽く片手を上げて声をかける。
朝泣いていた姿は見たけど、 それからのやり取りは知らない。 落ちついてはいるみたいだったけど まだ本調子じゃないみたい。そりゃそうか。
……本調子の鳩羽、ってどんなんだったっけ。 機嫌を窺うことだけは得意だったくせに、 何だか靄がかかったようにぼんやりしていた。]
(194) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
|
|
[たかが3年、されど3年。 気が合って、仲良くやってきたつもりだった。 でも一体、俺は今までこいつの何を見て、 何を知って来たんだろう。な。]
(195) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
|
|
ん、オッケー。
[二つ返事で頷く。 眠れなくて手持無沙汰と言うか 微妙に時間を持て余しているのは 俺も同じだったから。
横に並んで適当に目的地を定め、歩き出す。 何となく、いつかの夜を思い出した]
……なつかしーね。
[何が、とは言わない。 窓の外の雪は止まない、静かな夜だ。 写真を横目に見ながら、ぽつりとつぶやいた。**]
(196) 2021/06/12(Sat) 20時半頃
|
|
― 少し前・炭蔵と ―
[役者が多い、と言う言葉にも俺は考える。>>152 そうなのかな。 また一人一人クラスメイトの顔を思い浮かべる。 皆多かれ少なかれ隠していることはあるものだし、 そこまで深入りしないようにしてきたから あまり実感は無かった。
確認するような炭蔵の台詞には>>154 また少し拗ねたように目を伏せた]
…………だって、 一方通行なのは哀しいし。
[口から出た声はなんか子供みたいだ。 誰に何を思われてても気にならないくらい 強い人間だったら良かったんだけどね。]
(225) 2021/06/12(Sat) 22時頃
|
|
[無感情じゃない、そりゃ感情はあるよね。>>155 ……そう言う話じゃないって? 炭蔵の言葉を何か考えるように じっと聞いた後に、ぽつりと零す。>>156]
……なんか委員長、先生みたい。
[むろん良い意味で。 慰めてくれている、と言うか 客観的に見て冷静に、自分から見て 正しいと思うことを言ってくれる。
そんな余分を含まない、 飾り気のない意見だからこそ 妙にすとんと心に沁み込んで、 それは彼のやさしさなんだろうなと思った。
ああ本当に、話してみないと分からないんだな、とも。]
(226) 2021/06/12(Sat) 22時頃
|
|
[そうして、話は思考実験云々へ。>>157
だって、委員長にはもっと普段仲良い友達とかいるじゃん。 知らんけどフツーに家族だっているんでしょ。
だから俺なんかって言うのも当然、みたいな そこまで重い気持ちで言ったわけじゃなかった。 ので、真面目に否定されて俺はぽかんとしてしまった。]
…………は?
[更に続いた台詞。>>160>>161
一瞬目をまんまるにして、次に泣きそうに顔を歪めて、 それからさらにじわじわと顔を耳まで赤くした。]
(227) 2021/06/12(Sat) 22時頃
|
|
[え。え〜〜〜〜〜〜〜なにそれ。 同性の級友にそんなこっ恥ずかしいこと大真面目に???言う??? そんなさ、今まで誰も言ってくれなかったようなことをあっさりさ。 しかも完全に素で言ってるって分かっちゃうもんだから、 俺は暫く挙動不審になっていたと思う。]
…………いいんちょ、タラシの素質あるよ。 俺が女子だったらうっかり惚れてた所だわ。
[だいぶ間をあけてようやくそれだけを発した。 俺が言うんだから間違いない。保証する。 てか俺のは所詮作り物だけど これド天然だもんな。末恐ろしい。
はああ、と深くため息を吐いて、 呆れたように眉を下げて笑った。]
(228) 2021/06/12(Sat) 22時頃
|
|
―――……ありがと。 ちょっと考えてみるよ。
[本当に居場所がないのか。 本当に存在しないのか。>>162 炭蔵の言葉は更に続く。 今までそこまで掘り下げて考えてみたことが無かった。
傷ついて、怖くて。更に傷つくのを恐れた。 もう一歩踏み込めば、何か変わっていたんだろうか? すぐに答えは出せないけれど。
だから炭蔵の問いにはそう返し。 ああ、あくまで思考実験ってていだったなって笑って。]
(229) 2021/06/12(Sat) 22時頃
|
|
……、 あと。
惚れはしないけどさ。 好きな人枠の方は善処しますんで。
取りあえず、無事に帰れたら どっか遊びにでも行ってみる?ユーガくん。
[精一杯茶化してみたけどまだ耳は赤い。 俺も真面目にこんなこと言うの恥ずかしいから! この年になって、お友達になりませんか?みたいなのさあ!
言ってからこれ死亡フラグだなって思ったけど まあ、まあ、許してね。
調理室に入る少し前のお話。*]
(230) 2021/06/12(Sat) 22時頃
|
|
―深夜・鳩羽と―
えー、 難民になりそうだったから助けてやったのに。 ユキ大明神にその言い草。
[そんな軽口も何だか随分と懐かしい気がした。>>201 廊下に貼られている写真は 鳩羽と俺が一緒に映っているやつも多かった。
ピースサインしてたり、 変顔してたり、小突きあってたり、 何処にでもいるような他愛ない男子同士の馬鹿なやつ。 楽しかったな。って通りすがりに眺めるだけでも 何となく思い出せる、そんな感じの写真群。
楽しい思い出ばかりだったな。 恋愛が出来なくてもお前といるのは楽しいよ。 いつかそんなことを言おうとして結局言わなかったけど、 その言葉に嘘はないんだ。本当に。]
(231) 2021/06/12(Sat) 22時半頃
|
|
[嗚呼、その分。 辛いことや苦しいこと、悩みなんかも 大して話したことは無かったな。
深い所に踏み込まなくたって、 楽しくやって居られれば 別にそれでもいいのかもしれない。 そう言う形の友情だって確かにある筈だ。
――――でも、多分俺は このままじゃダメなんじゃないかなあ。 漠然とそんなことを思ったんだ。
人で溢れている>>162、って言われて思い浮かべるのは 何だかんだこいつなわけだよ。だから。]
(232) 2021/06/12(Sat) 22時半頃
|
|
[鳩羽はいい奴だよ。 真っ直ぐに人の為に怒って泣いて、 真面目に落ち込めるいい奴だ。
そんな奴のことまで信じられないのさ、 俺も俺で自分にちょっと嫌気がさしてたのかもなあ]
(233) 2021/06/12(Sat) 22時半頃
|
|
[時々他愛ない話をしながら昇降口まで歩き、 ホットミルクティーを買った。 これ在庫はなくなるのかな、どうなんだろうな。 真面目に考えても仕方ないんだけど。
あつあつの缶を両手で転がしながら、 芯から冷えるような寒さに身を震わせる。]
……なんか、忘れちゃったな。 ここに来てから色々ありすぎてさ。
[鳩羽の声に頷いた。>>206
良く知ってる奴の筈なのにね。 こんな状況で改めて話す鳩羽は 何だか知らないやつみたいだ。]
はは。何だその二択。
[笑う彼に調子を合わせて目を細め。>>207]
(234) 2021/06/12(Sat) 23時頃
|
|
まじめな話って、どんな話すんの? あ、実は俺がこの世界の主だーとか 衝撃のカミングアウト?
[ここに来てからずっと 真面目な話してる気がするから あえてふつーの話ってのも捨てがたいけどね。
でもなんかどんな話はじめても 結局まじめになっちゃうんじゃないかなって そんな気もしたからさ。 せめて出だしくらいは軽い調子で。*]
(235) 2021/06/12(Sat) 23時頃
|
|
― 調理室・その後 ―
[綿見のマネキンに布団を被せた後。 やっぱり特に行く当てもないから、 うろうろと校舎を見廻っていた。
樫樹に番代に向井。 自分が見てないマネキンの様子もさ、 気になったりはしたんだけど、 掘り返すのもなんかなってそのまんま。
そんな時だったかな、 何処からか音が聞こえたのは。>>199 ぽん、ぽん、ぽろん。
足が自然と音を辿る。 春からもうすっかり通いなれた道のり。 音楽室の前で足を止めた。]
(245) 2021/06/12(Sat) 23時頃
|
|
…………
[たどたどしいメロディー。 テンポも転げるようにまばらで 途中で半端に終わったり変わったり。
それでも俺はこのピアノを知っている。
何だかこの空間だけが切り取られて 日常に戻ってきたみたいだった。
音を立てないように そっと音楽室の扉を開け、中に入って閉めた。 何も言わず佇んで、静かに演奏を聴いている。*]
(246) 2021/06/12(Sat) 23時頃
|
|
― 調理室・黒沢と ―
[オブラートが剥がれているのはご愛敬。>>236 少し笑顔を取り戻した黒沢と一緒に、 保健室までの道を行く。]
そうだね、そーゆーことになるのかな。
[途中、彼女の台詞に頷いた。>>239 もう半分に減ってしまった。 改めて口にされると何だか寂しい。]
あ―――……それはちょっと分かる。
[黒沢の綿見評にちょっと納得しつつ>>240]
(283) 2021/06/13(Sun) 00時半頃
|
|
ううん、俺もそこは 綿見ちゃんじゃないから分かんないけど。
試してみよう…って気持ちでやってみて 歯止めが効かずやりすぎちゃった、 …とかはないかな。流石に。
[何せ俺も人のことは以下略。 さすがにカッターで手首切るのと 包丁で体刺すのが同じだとは思えないから この説はどうかなーとは思ったけれど。]
(284) 2021/06/13(Sun) 00時半頃
|
|
うん。てかこれ、俺らが撮った写真だよね。 こんな風に大事に思ってくれてんのは 広報係としては光栄な気もするけどさ。
[それだけ印象深かった、ってことなのかなって。 びっしり敷き詰められた写真の俺達は 酷く楽し気なだけに、却って物悲しい気もした。]
………うん。
[黒沢はずっと、綿見や皆の痛みに心を痛めている。 そう言うとこはやっぱり 「やさしい」んじゃないかなって思うんだよ。俺。 口にはしなかったけどさ。]
(285) 2021/06/13(Sun) 00時半頃
|
|
んー?
[そんな中、問われて俺は考えた。>>243 そもそも帰るか残るかのタイミングって 自分で選べるものなのかな。 全然ピンと来ないけど、それは置いておくとしても。]
どうやったら出られるのかな、とか どうなってんのかな、とは思ってるけど 早く帰りたい、はあんま考えてなかったなあ。
むしろこのまま帰んないのも ありなのかなーって若干思ってた。 現実、ヤなことも多いしさ。 もしこの世界の主が望むのなら、 ずっとここにいてもいいかなって。 ちょっと前まで。
[―――でも。]
(286) 2021/06/13(Sun) 00時半頃
|
|
でもさ、多分そーゆーの、 あんま良くないんだよね。 自分の心見て見ないふりするみたいなの。 結局どっかでツケが来るって言うか。
[俺は馬鹿だからさ、何度も堂々巡りを繰り返して 皆に色々言われてようやく思い出したよ。 ほんとはまだ希望を捨てられないんだってこと。>>1:86
黒沢は、ありのままの俺を嫌わないって 約束もしてくれたね。>>2:607 今なら少し受け止められるような気がして… ううん、違う。受け止めたいんだ、俺。]
(287) 2021/06/13(Sun) 00時半頃
|
|
…だから、帰りたい。かな。今は。
痛かったり、苦しかったり、 ビビって泣きたくなったりするかもしんないけど。 それでも、帰るよ。ちゃんと。俺の為に。
そんで、世界の主にも もう楽になっていいんだ、って、言いたい。
[もしも俺達のことを不本意に巻き込んでしまったのなら、 今も尚苦しんでるんじゃないのかな。 だったら、助けたいなって思う。
他人事とは思えない誰かだから。
自分のこと好きになれない人が 他人に好かれるの難しいって言ったのは 確か綿見だったけど、 今の俺じゃきっと人のことも助けらんないよね。]
(288) 2021/06/13(Sun) 00時半頃
|
|
……副会長は? 早く帰りたい?それとも、もっとここに居たい?
[逆に問い返したら、彼女は答えてくれただろうか。**]
(289) 2021/06/13(Sun) 00時半頃
|
|
― 深夜・レン ―
[聊か棒読みの礼を聞きながら あの日のことに思いをはせた。>>253 慣れない部屋にずっとそわそわしてた鳩羽は 今思い出してもちょっと笑っちゃう。 後でおねーさんから友達もクラスメイト? 君と違って初々しいねーなんてコメントも頂いた。
閑話休題。]
いやー、もしそうなんだったら 早めに教えて欲しいなーって。 戻ってから知るのは流石にちょっと堪えるし。
(324) 2021/06/13(Sun) 11時頃
|
|
[こいつがこの世界の主。 あんまり想像はつかないけど ここに居る以上可能性はゼロじゃないわけだ。
さっき炭蔵が「後で知るの虚しい」って言ってたけど、 鳩羽が主だったら俺は多分そう思うんじゃないかな。
え、まじで何も知らなかったんだなって。
楽しいだけで付き合って来たくせに 自分が何もしなかったこと、後悔する気がする。]
(325) 2021/06/13(Sun) 11時頃
|
|
引導を渡すって言うのはさ トドメをさすとか殺すって意味だよ。 バトル漫画で「この俺が貴様に引導を渡してくれる!」 とか良く言うじゃん。
[え、違う?だいたい伝わればいいでしょ。
でも、続いた言葉には納得して笑っちゃった。>>256>>257 あまりにも鳩羽らしいし、 あのメールの内容と鳩場のイメージが 全然マッチしないのはそれもそう。]
(326) 2021/06/13(Sun) 11時頃
|
|
わかる。
俺もさ、もしあんな風に最後に皆に送るとしたら 何て言うかなって考えてたんだけどさ、 精々「楽しかったよ、バイバイ」 くらいが関の山かなーって。
[何も言わない気もするけど、 言ったとしてもやっぱりそれくらいかなって。 そう、だから俺らやっぱり似た者同士。
でもそれってどうなんだろうな。 残される側のことは何も考えてないなって 思いはじめたのは炭蔵に言われた ほんのついさっきなんだけどさ、 鳩羽も同じようなこと考えてたみたい。>>258
なんだ、両想いじゃん。]
(327) 2021/06/13(Sun) 11時頃
|
|
…………… うん。
[そこから始まる鳩羽の独白。>>258 帰りたい、で締めくくられたその台詞に 真顔でまたひとつ頷いた。>>259
彼の息苦しさをあの日少しだけ知ったけど、 多分それは断片に過ぎなくて。
話していないことも聞いていないことも まだ沢山あるんだろうなって。]
(328) 2021/06/13(Sun) 11時半頃
|
|
俺もさ。
文化祭楽しかったし、 高校生活も楽しかったし、 お前とつるむのも楽しかったよ。
でも、何て言うかずっとどっかからっぽでさ。 上っ面だけで笑ってる感じもあって。 まあ俺が勝手にそうしてたんだけど。
こんなことになるまでまじめな話とか、 するの基本避けてたなーって。 引かれたり、嫌われたりしたらヤでさ。
[俺はきっと、止まる世界に文化祭を選ばない。 それは別に思い入れがないわけじゃなくて、 何て言うか根本的な所で 生まれてこなきゃ良かったんじゃないかなーって思ってるから。
……こんな話、やっぱり重いじゃん?]
(329) 2021/06/13(Sun) 11時半頃
|
|
……だからなんつーか、 こんなん言ったら不謹慎かもだけど、 この場所に来て良かったなって、 今はちょっと思ってるんだ。
[寂しい俺達が、寂しさに少しでも向き合えるように。 現実に帰った時、少しでもましになってるように。 考える時間を与えてくれたのかもしれない。
……なんて、流石にちょっと 自分に都合が良すぎる考え方かな]
(330) 2021/06/13(Sun) 11時半頃
|
|
…………。 なんかセーシュンって感じだ、そーゆーの。
[鳩羽のやりたいことを聞いて、俺はそう呟いた。>>261 この校舎よりも、あの夜のアパートよりも狭い部屋で ぐだぐだにみっともない酔い方して、 相当情けないことも言うんだろうな。 けど、何だか楽しそうだ。]
あは。悪酔いしそ。 先に言っとくけど俺の話 だいぶ湿っぽいから。
……でも、いーね。悪くない。
[軽い口調で笑った後に、穏やかに目を細めた。 少し冷えて持てるようになった ミルクティーのタブを開けて、 付き合わせるように顔の前に掲げる]
(331) 2021/06/13(Sun) 11時半頃
|
|
俺も、帰りたいよ。 だから引導、渡そう。
[取り繕ってばかりだった俺達に。 これは別れを告げる乾杯。
……酒はまだ飲めない代わりに、今はこれで許して*]
(332) 2021/06/13(Sun) 11時半頃
|
|
― 黒沢と ―
[思いの内を語る俺を、黒沢は静かに聞いてた。>>300 最後まで言い切って顔を見る。 俺の言葉に何を思ったのか、そこまでは分からない。]
……うん。
[言葉にしてみると自分がそう思ってるんだなって すとんと実感を持って馴染んでくる。
多分現実も痛かったり苦しかったり、 泣きたくなったりすることばっかりだ。 やっぱり俺は嫌われるのが怖くて びくびく顔色を窺っているのかもしれない。
でも、俺、そう言えばいつの間にか 周りの機嫌がそこまで気にならなくなってる。 単にそこまで気を回す余裕がなかったからだけど、 それでも案外平気なもんなんだなって、ここに来たから気付けた。]
(334) 2021/06/13(Sun) 11時半頃
|
|
そうだったらいいな。
[彼女の言葉に頷く。 10組の教室で話した時よりかは 前向きな返事を返して。]
俺、出来ないって思ってたことが沢山あった。 どうせ誰にも受け入れてもらえないって。 でも、死んでもいーやって思うんなら 逆にもう少し足掻いてみるのもありかなって。
それに、きっとここに居たら 永遠に大人にもなれない気がするからさ。
(337) 2021/06/13(Sun) 11時半頃
|
|
[早く大人になりたいねって黒沢は言った。>>2:606
高校を卒業したからって言って 自動で1人で生きていけるようには なれないかもしれないけど、
それでも大人になれたらきっと自分で 息のしやすい場所を探すことも出来る。 …黒沢だって、そうなんじゃないのかな?]
(338) 2021/06/13(Sun) 11時半頃
|
|
うん。わたし。
[ちょっと驚いたような黒沢に頷く。>>303 続いた言葉に俺は不思議そうに首を傾げた。]
………それは、帰りたくないってこと?
[現実では優しくない人に命令されてる黒沢。 別に帰りたくないって言ったって おかしなことじゃないと思うけど。
微妙に話を逸らすような言い方をするのが気になって、 突っ込んで尋ねてみたけど、 被せる様に手首に言及されて気が逸れる。]
(339) 2021/06/13(Sun) 11時半頃
|
|
ああ、これ? ちょっとその辺に落ちてるカッター拾って 世界の主はこれで自殺したのかなあとか 考えながら弄ってたらうっかり切っちゃった。
[ばれた、なんて言いながらへらへらっと笑った。 手当されてるから傷口は見えないし そんなに痛々しい痕ではない筈だけど。**]
(340) 2021/06/13(Sun) 11時半頃
|
|
― 音楽室 ―
[ころころと移り変わる音の洪水。 同じところを行ったり来たり、 かと思えば急に違う曲になったり。 多分人に聞かせるようなものじゃない感じ。 それでも俺は何も言わなかった。>>262
どれくらい聴いていたんだろう ピアノから両腕を話した暮石が こちらを向いて、目が合った。>>263
なんでそこに居るんだろう、とでも言いたげに まじまじとこちらを見つめる。 いつかを思わせるみたいな挨拶に ちょっとおかしくなって笑った。]
……どーも。
[だから俺もニヤリと笑って、いつかみたいに返す。]
(348) 2021/06/13(Sun) 13時頃
|
|
そっちこそ。 放課後の30分はとっくに過ぎてるでしょ。 それに、来るなとは言われてないし。
[結局暮石の方から条件の撤回は無い。 俺が聞きたくならない限りは来てもいい、 そういう約束だった筈だ。 俺は壁に凭れかかったまま、彼女の方に視線を遣った。]
音、聞こえたから。 聞きたいなって思って。 ここに来ると落ち着くんだ。
[惑って逃げ出した文化祭の日、 咄嗟に音楽室に足を運ぶくらいには この時間は俺にとって静かな安堵だった。
暮石が何を思って突然弾き出したのか それは分からないけれど、―… 何も言わず寄り添ってくれる。それはずっと変わらない。]
(349) 2021/06/13(Sun) 13時頃
|
|
俺。 暮石ちゃんのピアノが好きだから。
[ピアノを見て、彼女を見て、はじめて口に出してみる。
ずっとずっと思っていたのに、 こんなことすら今まで伝えたことがなかった。**]
(350) 2021/06/13(Sun) 13時頃
|
|
ー 黒沢と ー
[俺も同じだよ。 死ぬなんて考えてなかったし、 痛い思いや苦しい思いしてまで 死ぬのが怖いから、騙し騙しで 消極的に生きてるだけだったよ。
でも、もしかして今まで俺が思ってたより この世界は悪いものじゃないのかもって。 もうちょっとだけ、その可能性を確かめてみたくなった。それだけ。
強い、なんて思われてること 俺には分からないけどさ。]
(354) 2021/06/13(Sun) 14時頃
|
|
[黒沢が首を横にふる。 それを見て俺はますます不思議そうな顔をした。 じゃあ帰りたいのかな、そんな風でもないなって。 ......なんていうかあんまり考えたくない、みたいな、そんな印象を受けた。
俺がその違和感を深く考える前に 手首のハンカチに気づかれてしまう。
ふざけてバカやったって知られたら 怒られるかなって思ったから 俺は悪戯した子供みたいに首を竦めて黒沢の様子を伺った。 ......こういう咄嗟にびくっとしちゃうとこは すぐに変われるもんでもないよね。]
(355) 2021/06/13(Sun) 14時頃
|
|
[でも黒沢から返ってきたのは、 ただただ心配そうな反応だった。 これはこれでちょっと申し訳ない。]
あー、平気平気。 そこまで痛いわけでもないんだー。 応急処置もしたし。
[正確にはして貰った、だけど。
笑ってひらひら手をふったけど、黒沢は半信半疑って感じだ。 かなしき日頃の行いである。 仕方ないので彼女の方に手を差し出して預け 納得するまで確認して貰うつもり。]
(356) 2021/06/13(Sun) 14時頃
|
|
ちょっと切っただけでもけっこー血って出るんだね。 リスカなんてやったことないからびっくりしちゃったよ。 死因は出血多量が多いんだとか...... 確かにこれで死ぬのは大変そうだもんな。
[黒沢が罪悪感を感じてるなんて微塵も思わず、そんなことを話したりして。**]
(357) 2021/06/13(Sun) 14時頃
|
|
― 深夜・鳩羽と ―
って、今更かよ!
[かなり前から遺書じゃね?って前提で話してたよ!>>258 ってツッコミはさておき。
鳩羽はさあ、 何だかんだ言っても面倒見良くてさ、 まあ茶化したりはするかもしれないけど、 人のマジな悩みを笑ったり嫌ったり するような奴じゃないってこと 俺、たぶんどっかで薄々分かってたよ。
分かってたけど、壁を作って線を引いた。 見て見ない振りをしてたんだ。全然強くなんかないよ。 だから今こいつが言うこと、すげーわかる。>>360]
(401) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
|
|
[だから、]
それな。
[って短く相槌を打った。>>360 ああ、これもいつかの時みたいだな。]
(402) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
|
|
………… うん。
[にっと笑う鳩羽に、ありがとうの代わりに 静かに微笑んで、缶を掲げた。>>361
甘いココアとミルクティーは まだまだ子どもの味かもしれないけど 訣別の夜にはちょうどいい。]
レンっぽくないレンの話も聞かせてよ。 泣いたり怒ったりしながら、まじめな話をさ。
[俺はまたひとつ、未来の話をする。 痛くて苦しい泣きたいだけのことからも ビビって逃げ出さずに向き合えるように。
缶を傾ければ熱い液体が喉を通って 腹の奥に溜まっていく]
(403) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
|
|
[そうしてもう少し幾つか、どうでもいいような話をして。 鳩羽が卒業後のことについて話す。 進路については既に聞いていたけれど、
家を出るつもり。>>364
それに少しだけ目を丸くした。 鳩羽家の親子喧嘩がどう帰着したのか、 俺は結局聞いていないんだけど、 鳩羽なりの決意なんだろうなって感じた。
良いと思うよ、距離を置いてみるのも。 実の家族だからこそ受け入れられないこととか、 離れてみてはじめて見えることだって、 きっと色々あるんだろうなって思うから。]
(404) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
|
|
[ちなみに俺は親が県内の大学であれば 学費を出してくれるらしいから、 卒業後はそこに通う予定。 別にそんなんいーよ働くよって言ったんだけど 学校はちゃんと出ておけって…………
…――――親か。
反抗期で家出した鳩羽には もう少し粘ってみれば、なんて言ったけども。
自分のことについては考えたことなかったな。 もうとっくの昔に壊れてて 取り返しがつかないものだと思ってた。
でも、違ったんだろうか。分かんないや。]
(405) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
|
|
[そんなことが頭に過ったのを 見透かしたように鳩羽が言うものだから。 温かく感じるのは多分ミルクティーのせいだけじゃなくて。]
あはは。頼もしいな。 その時はよろしく世話になるよ。 賑やかしは任せて。
俺、そういやちゃんとした反抗期って 迎えてない気するし。 ここらでやっとくのもありかもな。
[なんて、やっぱり調子を合わせた。 もし家出するようなことになったらさ、 今度は逆に鳩羽のことを拝む羽目になるのかね? レン大菩薩とか呼ばねば。なーんてね。*]
(406) 2021/06/13(Sun) 17時半頃
|
|
ー 黒沢と ー
.....はーい。
[黒沢は怒ってないようだったけれど 柔らかく釘を刺されたような気もするので 大人しくいいこの返事をする。
手首を差し出して検分して貰えば 若干疑わしそうだった黒沢も 納得してくれたっぽかった。
俺が自分でやってたらダメ出しくらってそうだけどね! 改めて炭蔵様々である。]
(418) 2021/06/13(Sun) 18時頃
|
|
うん、気を付けるよー。ごめんごめん。 そのへんは大丈夫、俺 そーゆータイプじゃないから。
[さっきはあんなこと言ったけど 基本的には痛いのも苦しいのも嫌だ。
こんな状況にならなかったらきっと 手首自分で切ろうと思うことなんて なかっただろうと断言できる。
なので、普通にそう返してへらへらしてたけど。 続いた言葉にはやっぱりちょっと違和感。]
(419) 2021/06/13(Sun) 18時半頃
|
|
......そうなんだ?
[死ぬためにやるものじゃない、 かどうかなんて考えたことなかったよ。 それこそドラマで見る印象しかなかった。
黒沢の言い方はなんか、 まるで経験したことあるみたいな。]
死ぬためじゃないなら なんのためにやんの?リスカ。
[あくまで一般論として、って顔をして俺は尋ねる。**]
(420) 2021/06/13(Sun) 18時半頃
|
|
― 音楽室 ―
[今まで言う機会がなかったのはさ。
最初にここで会ってピアノのことを聞いたとき、 暮石があんまり触れてほしくなさそうだったから。
なんであの日ピアノを弾いてたのか、 なんで隠れてピアノを弾いてるのか、 なんで少し間を開けて来た時ほっとような顔をしたのか、 なんで気紛れに声をかけてくれたのか、 俺は事情を何も知らない。
知る必要もないと思ってた。 なにか余計な言葉を差し込むことで 穏やかな空間が壊れてしまうことを恐れた。
それくらいには俺にとっても大事な時間だったんだよ。 追い返されないことにも安堵していた。 暮石はそれを知らないだろうけれど。>>376]
(448) 2021/06/13(Sun) 21時頃
|
|
[今までたくさん、たくさん、 ひとにすかれるための「すきだよ」を振り撒いて 本当のことは隠す癖がついてた。
思ったことをそのまま伝えるの ずいぶん長いこと忘れてたんだ。
「すきだよ」と言って、 「 」と返して貰うこと、 それだけのことが俺にはひどく難しくて、だから。
その時の俺は柄にもなく緊張して、 手にじわっと汗をかいたりしながら、 でも視線をそらさずに暮石を見る。
音楽室に不揃いな音が鳴り響いたあと、>>378 彼女の顔がくしゃりと歪んで、泣くように笑った。>>379]
(449) 2021/06/13(Sun) 21時頃
|
|
[―――………]
(450) 2021/06/13(Sun) 21時頃
|
|
[暮石の声は震えていた。>>381>>383]
(451) 2021/06/13(Sun) 21時頃
|
|
―――そ、か。 そうなんだ。
[なにかずっと胸につかえていたものを 吐き出すかのように紡がれた言葉は 俺の鼓膜を震わせて、夜の空気に融ける。]
………いいね。素敵だね。
[慌ててピアノに向き直る暮石に、 ただ一言、そう零して。]
(452) 2021/06/13(Sun) 21時頃
|
|
[そうして、ピアノが再び旋律を奏で始める。>>384
聞き覚えのあるメロディーは、 確か文化祭の後の月曜日、 膝を抱えて聞いたものだった。
これはきっと、俺の為に弾いてくれている曲。 そう理解したから、 音楽室の床に座り込んで、静かに耳を傾ける。
所々つっかえながら進む曲に、 ゆったりと身体でリズムを取りながら聞き入って。 曲が終わった後、ぱちぱちと手を叩いて立ち上がった。]
(453) 2021/06/13(Sun) 21時頃
|
|
[良かったよ、っていつもみたいに言おうと思った。
でも、その前に暮石が話しだしたから。 俺はそれを黙って聞いて、 今度はさっきの暮石とは逆に 驚いて目を見開いた。>>385
どうして暮石のピアノが好きだったのか。 理屈じゃなくて、技術でもなくて。 からっぽな自分に嫌気がさした時 心を埋めて貰えるような気がしていた。
でも、それは俺が勝手に求めてるだけだから。 暮石が喜んでるだなんて 今まで考えたことは無くて……]
(454) 2021/06/13(Sun) 21時頃
|
|
[………そっか。
「嬉しい」と思ってくれるのか。 「俺で良かった」と言ってくれるのか。 俺の「すき」も、ちゃんと届くことがあるんだ。
その事実がただ胸の奥を揺らして、 今度は俺が泣きそうになってしまう。 眉を下げて、こくりと首を縦に振った。]
(455) 2021/06/13(Sun) 21時頃
|
|
……………うん。 俺も。好き。…だったよ、この時間が。
また来る。 また暮石ちゃんの演奏、聞かせて欲しい。 またこうして………
俺の為に、弾いてくれる?
[今じゃない、この先のどこかに。 もうひとつ、未来の約束を乗せる。*]
(456) 2021/06/13(Sun) 21時頃
|
|
― 黒沢と ―
[あくまで一般論としてのリスカの話。>>422 黒沢の説明に俺はへえーって言いながら聞き入る。]
そーなんだ。なんかちょっと怖いな。 やらないと落ち着かなくなるとか、 そんな感じなのかな。
[歯止めが効かなくなる、って あながち間違いでもないのかもしれない。
睡眠薬がないと眠れなくなるとか、 アルコールがないと手が震えるとか そんな感じに近いんだろうか。 俺にはやっぱり想像するしかないんだけどさ]
(463) 2021/06/13(Sun) 22時半頃
|
|
……でも、 身体傷付けて安心するって、 やっぱあんまりいい状態じゃないよね。
世界の主も、そうやってすり減った心に 身体の方が耐えきれなくなっちゃったのかな。
[ある日限界を越えて死んでしまった。のか。
なんにせよ隠された黒沢の跡は俺には見えないから それ以上俺が不審に感じることは無かったと思う。 暫し会話をかわしたあとは、 別れてその場を後にしたことだろう。*]
(464) 2021/06/13(Sun) 22時半頃
|
|
― それから ―
[鳩羽と出て戻ってきた後は 毛布にくるまって比較的穏やかに時間を過ごしていた。
休憩室の炭蔵は起きていたのか 起こしてしまったのならごめんって謝って おやすみ〜って声をかけたりしただろう。>>447>>457
普段寝付きがいいはずの俺は 浅い眠りと覚醒を繰り返しながら 朝日が昇るまで毛布にくるまっていた。]
(506) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
|
|
[はた、と目が覚めれば 同じ部屋で寝た筈の二人の姿はそこになかった。
目を擦って、コートを羽織って、休憩室の外に出る。 しんと静まり返った校舎。
ふと思いついて、 廊下に無数に貼り巡らされている写真から、 一枚剥がしてポケットに入れる。 最後に皆で撮った打ち上げの時のものだ。
静かな校舎内をぺたぺた歩いて、階段を上って3Fへ。 そこでふと、妙に寒いなってことに気付いた。 いつの間にか窓が開いていて、 外から雪が舞い込んでいる。]
(507) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
|
|
[閉めようと窓に手をかけて、異変に気付く。 誰かが窓の外に立っている…いや、 浮いているのかなって最初は思ったんだけど。
気付けば一面雪景色みたいな 真っ白な空間の中に俺は立っていて。 すぐ近くに誰かの人影があった。
そこに居る筈なのに、よく顔は見えない。 くるくる姿形を変えるその影は 妙齢の女性のようにも、中年の男のようにも、 学生の女の子のようにも見えた。]
(508) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
|
|
『話しかけないで』
『どうしていい子に出来ないんだ』
『顔も見たくないよ』
(509) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
|
|
『―――大嫌い!!』
(510) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
|
|
[ぐるぐるとどこからか響く声に、足が竦むのが分かった。 上手く息が出来なくて、はくはくと浅い呼吸を繰り返す。
何だろう、これは。 何を見ているんだろう、俺は。
今すぐ踵を返して逃げ出してしまいそうになるのを 必死に堪えて顔を上げた。口を開いた。
ちっとも笑ってない顔で あやふやな誰かに向けて、震える声を絞り出す。
――――嗚呼、そうだったね。 これが俺の痛くて苦しい、ままならない『現実』。]
(511) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
|
|
[ごめんね。傷付けてごめんね。 上手く出来なくてごめんね。 自分のことで精いっぱいで、 他の人のことまで上手く 考えられなくてごめんね。
愛するのも愛を受け取るのも へたくそな俺でごめんね。]
(512) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
|
|
[………でも。]
(513) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
|
|
[世界の人間には二種類いて、 俺のことを好きな人とそうじゃない人。 雑にラベリングして、怖がって何もかも見ない振り。 でも、そんなに世界は単純じゃなくて。
居場所を作りたいと言ってくれた奴がいた。 俺で良かったと言ってくれた人がいた。 一緒に泣いて笑いたいと言ってくれる奴がいた。 嫌ったりしないと約束してくれた人がいた。
たくさん、たくさん、上に挙げた以外の人たちだって 自分だって悩み事だって辛いことだってあるはずなのに、 もっと前から今まで、色んな気持ちをくれていて、 俺はそれに気づかなかったね。ずっと。]
(514) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
|
|
[人影を見る。 ちっとも笑ってない顔で あやふやな誰かに向けて、震える声を絞り出した。]
(515) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
|
|
………でも、 でも。
俺は好き、だった。好きだったよ。ごめんね。 好かれたかった。
……………ごめんね。
(516) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
|
|
[馬鹿で怖がりで身勝手な俺だけど、 たったそれだけのこと、 言うくらいは許して貰えないかな。
こんな俺でもいいよって、 力になりたいって、話を聞きたいって、 言ってくれた奴らがいたんだ。
……だから、俺。ちゃんとやるよ。 今すぐには無理かもしれないけどさ。 ちゃんと誰かの痛みにも、向き合えるようになるよ。]
(517) 2021/06/13(Sun) 23時半頃
|
|
[自分でも気づかないうちに いつの間にか泣いているみたいだった。 しゃくりあげながら人影に向けて、 手を伸ばせばがくんと上体が揺れた。
気付けば窓から身を乗り出すようにして立っている。 なるべく下を見ないようにして、そのまま。 一思いに地を蹴った。]
(518) 2021/06/14(Mon) 00時頃
|
|
[朝の8時50分。 チャイムが鳴り響いた直ぐ後に。
――――――どしゃ。
どこからか鈍く、 大きな塊が落ちたような音がする。]
(519) 2021/06/14(Mon) 00時頃
|
|
[きっと窓から外を覗きこんでも 何かを見つけることは出来ないけれど。
けれど、3Fの廊下のどこか、 何故か開け放たれた窓のすぐ近くに 手足の折れ曲がったマネキンが 雪を僅かに積もらせて倒れている。
顔の部分だけがまるで溶けたように ごっそりと抜け落ちていた。]
(520) 2021/06/14(Mon) 00時頃
|
|
[世界の主さん。 きみの正体を、俺は少しだけ勘付いてもいるけど。 感謝も心配も何もかも、もう少し後にとっておく。
バイバイは言わない。 楽しかったよ、また後で**]
(521) 2021/06/14(Mon) 00時頃
|
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る