14 冷たい校舎村10
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── 現在・教室 ──
[ チャイムが鳴る。 当然だ。始業の時刻なのだから。
目下の問題は滑り込んだ教室に、 10人に満たない人数しかいないこと。 教師がやってこないこと。 スマホの件、固定電話の件、等々。
すでに問題が折り重なっているところに、 不意をつくようにそれはやってきた。]
(11) 2021/11/07(Sun) 00時半頃
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[ ポケットに入れたままのスマホが震える。 そのことを疑問に思う間もなく、 わたしの背をぞわりと粟立たせたのは、 背後から漏れ聞こえた陽気な音楽。>>#1]
(12) 2021/11/07(Sun) 00時半頃
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[ 今しがた閉めた扉の向こう。 一体何が起きればこんなことになるのだろう。 肩越しにそちらをちらりと見ようとしたとき、 今度は室内から悲鳴じみた声と物音がした。>>4>>7]
──なっちん、落ち着いてー、
[ 自分とて状況を理解できないままに、 わたしは扉の前を離れ、彼女の元に向かう。
大丈夫? そんな声をかけようとしながら、 彼女の落としたスマホを拾い上げて。>>7]
(13) 2021/11/07(Sun) 00時半頃
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[ まだ、拾い上げたものの中に、 ポケットの中にも届いた何か≠焉A 扉の向こう側の光景を知ることもなく。**]
(14) 2021/11/07(Sun) 00時半頃
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── 現在・教室 ──
なっちーん、こっち向いて。 路子だよーこんにちは。 なっちん、ゆきうさ大福買ってきてくれた? チャット、無視しないでよー
[ スマホをその手に返そうとしながら、 震えるなっちんにそんな言葉をかけていた。
気づけば、りのきちやまなちも心配そうに、 それぞれに手を差し伸べている。]
(38) 2021/11/07(Sun) 12時半頃
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[ なっちんを取り囲むように、 女の子数名が教室内を歩いた一方、 入れ違うように扉に向かう男の子。>>18
扉を開く音とともに、 先ほどから漏れ聞こえていた音が大きくなる。
息を吞む音。人が動揺する気配。 やっぱり何かがおかしかったのだ。 ハルミチーがこぼした声にそう思い、>>18
極めつけに、おすみが言った。>>25 文化祭? ああ、音への既視感はだから──、]
(40) 2021/11/07(Sun) 12時半頃
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[ ──── え? ]
(42) 2021/11/07(Sun) 12時半頃
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[ わたしもそちらを振り返る。 開け放たれた教室の扉の向こう側に、 四角く切り取られた文化祭が覗いている。]
あらー……、これは。
[ そんなことしなくたって、 見誤るはずもなくそれはあの日の光景だけれど、 一瞬ぽかんと開いた口をまた閉じて、 わたしはきゅっと目を細めてそれを凝視する。]
(43) 2021/11/07(Sun) 12時半頃
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……緊急、というか。 異常事態だったねー
[ とぼけた言葉を漏らしながらも、 頭の中で説明をつけようとしてみるけれど、 困ったな。とてもじゃないが追いつかない。
よいしょとわたしは立ち上がり、 教室の中をぐるりと一周見回した。
そこにまだみんながいたのか。 何人かは飛び出していったかもしれないが。]
(44) 2021/11/07(Sun) 12時半頃
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みんな落ち着いてー
残念なお知らせなんだけど、 職員室には誰もいなくて、 電話もつながらなかったんだー ……圏外なのは復旧したのかな。
だから、もう帰ってもいいかなって。 みんなに相談しようと思ってたの。
[ 以上、委員長からの現状報告でした。
口調ばかりはのんびりとしたまま、 これでも頭の中は結構混乱している。]
(47) 2021/11/07(Sun) 12時半頃
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……にしてもこれは、 ちょっと現実感がないなあ。
校舎が一瞬で様変わり、かー しかし文化祭とはまた、 ずいぶんおあつらえ向きですなー ……わたしたちに。
[ さてどうしたものかと、 腰に手を当てて考えを巡らせながら。
次に取るべき行動を模索するも、 こぼれ落ちるのは感想じみた言葉ばかりだ。*]
(48) 2021/11/07(Sun) 12時半頃
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── 現在・教室 ──
[ 落ち着けない。 なっちんがこぼしたのは本心なのだろう。>>41
震えのやまない体をさする手を足すでもなく、 わたしがかけたのは日常めいた言葉だ。>>38
けれど彼女はそれでも叫んだ。 遺書、となっちんが言うそれを、>>45 わたしはまだ見ていない。
だから、肯定も否定もできないはずなのに、 わたしは調子を変えずに言葉を紡ぐ。]
(52) 2021/11/07(Sun) 12時半頃
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悪戯メール……ってのもあるねー ほれほれなっちん、深呼吸深呼吸。 焦らないで、ゆっくり考えよー
[ 彼女の言う通りそれが遺書なら、 警察に届け出るのも確かに一手だろう。
メールが届いたのだから、 警察に電話をかけることもできる?
頭の中でそんな算段を立てながら、 わたし、なっちんが息を呑むのと同時に、>>46 振り返った視界にその光景を見たのだ。>>43]
(53) 2021/11/07(Sun) 12時半頃
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[ ひしとわたしの腕をつかむ手がある。>>46 あらまあ、とわたしとて動揺を抱えながら、 わたしは空いたほうの手でなっちんの頭を撫でた。
よしよし。小さい子にするみたいに。 大丈夫よ。何の確証もないけれど。
なっちんの震えは止まらない。 それを知っていて、わたしはゆっくり立ち上がる。>>44
それは彼女の手を剥がすことにもなったかもしれない。 あるいは、別段歩き回るわけでもないから、 その手が強く握りしめる力をその腕に感じたままで。
さて、どこから手を付けたものか。 なっちんの問いかけにも答えるように、>>46 わたし、みんなに向けて口を開いた。>>44 *]
(54) 2021/11/07(Sun) 12時半頃
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── 現在・教室 ──
あ、まなちー ナオシゲくんの番号わかるー? かけられそうだったら電話して、 「こらー!」って言っといてほしいなあ。
[ 外に出るというまなちの背中に、>>>56 なっちんに便乗するように、>>67 わたしは教室の中からそんな声を飛ばした。
機械が苦手なまなちも電話であれば。 そもそも、この説明をつけがたい状況は、 担任の不備によるものでは片付かなさそうだけど。]
(89) 2021/11/07(Sun) 14時半頃
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[ まなちはいつもと変わらぬように見えた。 すいすいと車いすを操る姿が頼もしい。とはいえ、]
なにかあったら狼を呼ぶんだよー こんな様子じゃ、 なにがあるかわからないからねえ。
[ 狼は呼ぶんじゃなくて出る≠だったか。
なにに気を付ければいいかもわからぬ状況で、 あまり具体的な忠告はできなかったけれど、 わたしは視線をまたなっちんに戻した。]
(90) 2021/11/07(Sun) 14時半頃
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[ 悪戯。
ひとつの可能性として挙げた言葉に、 なっちんは勢いが良すぎるくらい食いついた。>>62]
うん、うん。 まだちょっと取り乱してるねー そりゃびっくりもするよー
誰かが「ドッキリ大成功!」なんて、 札持って飛び出して来たら、 みんなでこらー! って言おう。
[ 勢いのある口調にわたしは笑って、 冗談ぽく、ほんの僅かな可能性の話をする。 ドッキリにしては壮大で、悪趣味が過ぎる。]
(91) 2021/11/07(Sun) 14時半頃
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[ さて、とわたしはポケットをまさぐった。 先ほど確かに振動したスマホがそこにあるからだ。
そのとき、なっちんが言った。 ゆきうさ大福あるよ。だなんて、>>69 今起きたことが全部なかったみたいに。
それを落ち着いた≠ニは受け取れないまま、 わたしはにゃはーと締まりのない笑みを浮かべた。]
(92) 2021/11/07(Sun) 14時半頃
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やはー、ありがとー なっちんの優しさが沁みるよー これで長年の夢が叶いますなあ。 代金となにか別のお礼の品、どっちがいいかい?
[ わたしをこき使う権という選択肢もある。
──なんて、これが文化祭当日や準備中なら、 教室で交わされるやり取りとして相応しかろうが、 今は結構なイレギュラーってやつなんだよなあ。
帰ろうと言うなっちんに、>>69 廊下の外の光景には説明つけられましたかって、 自分の中に燻る疑問を投げるかわりにわたしは言う。]
(93) 2021/11/07(Sun) 14時半頃
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……そうだねえ。 これ以上積もっちゃうと、 本当に帰りが大変なことになるかもー
[ もうコートを着込んでしまったなっちんを前に、 わたしはぺりぺりとアイスのパッケージを破る。
付属のスティックをぐいと差し込めば、 やっぱり溶け始めていたようで、 薄皮の奥はとてもやわらかい感触がした。
片手にゆきうさ大福。もう片手にスマホ。 わたしは横着に食事と情報の会得を済ませようと、 ぱくりとアイスをかじりながら、アプリを開いた。]
(94) 2021/11/07(Sun) 14時半頃
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[ 半分齧ったアイスの中から、 どろりとした白い液体が指を伝う。 それだけの時間、スマホから目を離せなかった。]
(95) 2021/11/07(Sun) 14時半頃
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[ なんと脆く、不自由なものだろう。 人のこころというのは。人という生き物は。]
(96) 2021/11/07(Sun) 14時半頃
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……これかあ。
[ 先ほどなっちんをあれまでに取り乱させたのは。 迷いなく遺書≠ニ形容させたメッセージは。
ついでに圏外に戻っていることも確かめ、 やはり連絡をするにも外へ出ないと、と思う。
粉とアイスにまみれた唇を、 わたしはぺろりと舐めとってから、 もう半分もべたついた手で口の中に放り込んだ。]
(97) 2021/11/07(Sun) 14時半頃
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やっぱり乙なもんだねえ。 雪を見ながらのゆきうさ大福って。 ……なっちん、一個食べる?
[ 雪というより、スマホを見ながらだったけれど。
すでに彼女が食べ終えているとは知らず尋ね、 断られたならわたしはすぐにそれを食べただろう。 今度はしっかりと窓の外にも目を向けながら。
そして姉のマフラーを汚さぬよう、 汚れていないほうの手ですべての荷物を持ち、 準備万端のなっちんに向かってにっこり。]
(98) 2021/11/07(Sun) 14時半頃
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ごちそうさまでした。 ──じゃ、おうちに帰ろっか。
[ 差し支えなければ途中で手を洗いたいなあ。
悪戯でないとすれば、やはりあれは遺書だろうか。 だとすれば、誰からの? この状況との関係は? いったいどこの誰ならこんな状況を作り出せる? 思考はそちらに傾いているくせ、 まだこれは日常の一部であるというふうに。 わたしたちもひとまず、帰宅を試みようか。*]
(99) 2021/11/07(Sun) 14時半頃
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── 現在・教室 ──
他の表現が見つからないんだよー いってらっしゃいハルミチー
誰か見つけたら連れてきてほしいなあ。 わたしがゆきうさ大福を食べ終わる前に!
[ 上階を見にいくというハルミチーに手を振り、>>88 パッケージを開けようとしながらわたしは言った。 なっちんの言葉にも、うんうんとうなずく。>>105]
(113) 2021/11/07(Sun) 16時頃
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なっちんったら太っ腹ー じゃあお言葉に甘えてツケということで。
[ 遠慮なくそれにかぶりつき、 さあ、それはどんな形で取り立てられるのだろう。
それは少し楽しみでさえあって、 ……あ、でも。今がテスト前じゃなくてよかった。]
(114) 2021/11/07(Sun) 16時頃
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[ 稀にいるのだ。 わたしに勉強を教えてという奇遇な人が。
それがなっちんだったか、違ったか。 いつかのテスト前の申し出に、 わたしは笑みを崩すことなく言う。]
別にいいけどー、 良い先生じゃないかもよー? 宿題写させてって話なら、 全然ウェルカムなんだけどなあ。
[ それでも、どこがわからないのって、 身を乗り出すそぶりは見せた。興味があった。]
(115) 2021/11/07(Sun) 16時頃
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[ ……スマホに目を落とす。>>107 急かすようななっちんの声を聞きながら。
せっかく一度悪戯ということにしたのに、 なっちんはどこか不安げにわたしに尋ねる。>>109
どうしよう。読んじゃったからなあ。 わたし、嘘をつくのは嫌いで、苦手でもあった。
だから細くした目をなっちんに向けて、 先ほどまでと変わらない温度感で言う。]
(116) 2021/11/07(Sun) 16時頃
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……どうだろうねえ。 悪戯だったらいいんだけどー わたし、そういう悪趣味な知り合いに、 ぜーんぜん、心当たりがないなあ。
……さ、帰ろっか。 これ以上良くないことが起きる前に。
[ そのとき自分が素直に帰れると思っていたのか。 こころの中に疑いがなかったといえば嘘になる。
それでも、この目で確かめるまでは、 希望を捨てる必要もない。
そうして向かった昇降口で目にするのは、 予想外の光景だったかもしれないけれど。>>112*]
(117) 2021/11/07(Sun) 16時頃
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── 回想・文化祭当日 ──
──くっ、ふふ、はは はるにゃーん、ファンサくださーい
[ 衣装係の頑張りは想像以上だった。>>75 青春なんですよーだなんて軽口をたたき、>>68 ともに会計様に頭を下げた日が懐かしい。>>73
シフト時間外という言葉に、 さらに面白みが増してしまって、 隣で肩を震わせていたわたしだった。
スマホのカメラをハルミチー……いえ、 今日ばかりはにゃん呼ばわりさせてもらおう。 着ぐるみだったか猫耳だったか、 想像以上の迫力にスマホのカメラを向けて。]
(118) 2021/11/07(Sun) 16時半頃
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まなちこそ、 かわいすぎて拾われちゃやだよー ちゃんとここに帰ってきてよー
[ 宣伝に出るというまなちを、>>0:575 そんな言葉で送り出したりしながら。 猫たちが動き回るさまに目を細めていた。]
来年……あるなら、 それはそれで大歓迎なんだけどにゃー 時の流れは無常だにゃー
[ 人にも理解できる程度に加減した猫語で、 軽口を叩きながらも忙しなく動き回る。>>0:538]
(119) 2021/11/07(Sun) 16時半頃
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[ 途中、休憩時間のはずのコジローが、 猫耳をつけたまま猫と交信してるのを見かけたっけ。 リアル猫カフェ、諦めてなかったんだろうか。
面白おかしく、慌ただしく1日は過ぎていく。 きみの不在を感じさせないほどに。
その一幕として、 わたしは宣言通り、演劇部も見に行った。>>71]
(120) 2021/11/07(Sun) 16時半頃
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[ ツインテールがお似合いのかわいこにゃん。>>76 ──とは、別人の役をかぶって舞台に立つ彼女。]
もー、りのきち出てたじゃんー これ、なんてサプライズ? 本当よかったよーりのきちかっこいい! もしや、役者向いているのではー?
[ 彼女の髪が黒かったころなど、 まるで知らずにいたわたしは、 教室で再会した彼女に惜しみない拍手を送った。*]
(121) 2021/11/07(Sun) 16時半頃
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── 現在・昇降口 ──
わたしを唸らせる無理難題かあ。 期待しちゃうなー楽しみですなー
[ わたしは甘いのだろうか。>>150 いつか切り出されるであろう無理難題を、 本心からそれなりに楽しみにわたしは笑う。
例えば試験のヤマを張るであるとか、 普段自分のしないことを求められても、 わたし、大体のことなら応えるだろう。]
(178) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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── 回想・ギャンブラーな君と ──
ヤマときたかー ギャンブラーだねえ、なっちん。 よしよし、君の予想屋になってやろう。
[ 少し予想から逸れた頼みに、 一瞬面食らったもののわたしは目を細め、 彼女のか、あるいは自分のテキストを捲った。]
(179) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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ここは後の単元につながるからー 抑えておいたほうがよさそうかなー
あとー、これは塾でもしつこかったしー あ、このへんマコちゃん先生好きそう。
[ 勘というにはやや理屈をつけて、 いくつか見当をつけてみせたけれど。 はてさて、それが当たるといいのか、 それとも外れたほうが結果的に彼女のため?]
はい。外れても責任はとりませーん。
[ 当たると思うけどね。なんて豪語した記憶。*]
(180) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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── 現在・昇降口 ──
[ 先客は二人。 傘立てを持つおすみと、見守るまなち。 どうしちゃったのか、となっちんが問い、>>154 開かないのかい。とわたしは思った。
それを口にする前に、>>165 さらりとした口調でまなちが同様のことを言う。]
さようですかー…… 凍っちゃったとかじゃ──なさげかな?
[ 嫌な方の予感ほど当たる──だっけ。>>88 奇しくも似たことを考えながら、 おすみの挑戦をわたしたちも見守ろう。]
(181) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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[ クローズドサークル──、>>145 先ほど耳にした呟きがふと蘇り、 不思議とわたし、あまり期待していない。*]
(182) 2021/11/07(Sun) 20時半頃
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[ きみはいつしかわたしに弱音を吐かなくなった。 「無理」も「難しい」も「わからない」も、 わたしの前では喉につかえて出てこないらしい。]
(209) 2021/11/07(Sun) 21時半頃
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── 回想・ギャンブラーな君と ──
潔さ、よし! 素直でかわいいのう。 だけどねー今見ないふりしても、 いずれ向き合わなきゃいけなくなったりー
[ あははーとわたしは軽い口調で、 ちょっとだけ忠告めいたことを言う。 受験の出題範囲、もっと広いと思うなあ。
それに小学校から今日までのすべての学習内容は、 少しずつ積みあがっているものじゃないかなあ。 範囲でばっさりと区切ってしまうことを、 わたし、否定まではできず笑っていたのだ。>194]
(210) 2021/11/07(Sun) 21時半頃
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[ とはいえ、わたしは現金な人間である。]
手付金だけじゃなく、 成功報酬まであるんですか? やったー こりゃあ外しちゃってたら、 半分返還とかしたほうがいいですかねえ。
[ 受け取ったチョコレートをつまんで、 わたし、外す気もしないまま嘯いた。>>195
そして──、 ジュースはやっぱりご馳走になっただろう。 なっちんもよくがんばりましたーって、 そのとき持っていたのど飴を分けてやろう。*]
(211) 2021/11/07(Sun) 21時半頃
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[ きみはふつうの男の子。]
(212) 2021/11/07(Sun) 21時半頃
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[ たった1cmの身長差。 それを埋めてしまわないよう、 いつもバレエシューズを履いていたわたしに、 きみはヒールを履いたっていいのにと言った。 少し強がって、背伸びするような口ぶりで。
それがたまらなくかわいく思えて、 わたしは一度だけヒールのある靴で出かけた。 簡単に入れ替わった目線の高さが新鮮で、 はしゃいで躓いてつんのめったわたしの腕を、 きみはわたしよりも慌てながらもキャッチする。
わあ! という悲鳴がふたつ重なった末に、 はからずとも勝者の手を掲げる審判の構図になり、 きみとわたしは顔を見合わせて大笑いした。]
(213) 2021/11/07(Sun) 21時半頃
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[ きみの好きなもの。 チョコレートに猫。スニーカー。 凝った建築物。歴史にまつわる物語。
それから間違いなく、 きみはわたしが好きだった。]
(214) 2021/11/07(Sun) 21時半頃
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── 回想・文化祭当日 ──
っひゃー、君が例の婚約者ちゃん! お噂はかねがねだよー美人さんだー そりゃヘータローがデレデレしてるわけだ。
[ 借りてきた猫……みたいな女の子。>>188 いや、「そういう奴だ」と会計殿が言うなら、 それが平常運転だったのかもしれないけれど。
猫だまり状態の我がクラスにやってきた彼女を、 わたしは遠慮をすることもなく囲みに行った。
緊張しているのかしら。 好意的に捉えつつ接触を試みていたけれど、 ツーショット写真を撮るんだっけ? 退散しよう。]
(215) 2021/11/07(Sun) 22時頃
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いーなー、文化祭デート! いっぱい楽しんで帰ってねー
[ わたしは調理に戻らねばならない。 屈託なくわらって、「またねー」と手を振った。
別れの挨拶は間違ってはいなかっただろう。 友だちと結ばれると決まった相手であるなら、 ここで切れる縁ではあるまい、とわたしは思う。*]
(216) 2021/11/07(Sun) 22時頃
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[ きみはふつうの男の子。
塾の勉強に苦労しているのを知っていた。 さりさりとわたしのシャーペンが音を立てる横で、 しきりにペンをノックしているのにも気づいていた。
思うように成績が上がらないと嘆くきみに、 近況を問われてわたしが差し出せるのは、 きみにうつつを抜かしていても順調な判定の推移と、 文化祭の準備が楽しいという報告くらいだけれど、 それはきっと、きみが求めるものではないだろう。]
(217) 2021/11/07(Sun) 22時頃
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[ それでもまだ、恋をしていた。*]
(218) 2021/11/07(Sun) 22時頃
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── 現在・昇降口 ──
[ そういえば、わたしは、 どこかの会計殿と違って、 割れた場合の修理費の心配をしなかった。
それはこの状況なら許されると思ったからか、 ……あるいは? 文化祭が一瞬にして再現された時点で、 現実的な思考を捨ててしまったのかもしれない。
困惑した様子のなっちんの隣で、>>197 わたしはただその不良行為の行く末を見守った。
考えたって何が起きるかわからない。 なら、この目で確かめるしかない。]
(234) 2021/11/07(Sun) 23時頃
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[ ガラスは割れない。>>225 わたしは静かにそれを見守り、 硬いもの同士がぶつかる音をこの耳で聞き、
それから窓ガラスを近くで見ようと、 おすみの近くまで歩いていく。]
……ごくろーさまでした。 こりゃ手強いねえ。手、痛めてない?
[ 5cmの身長差。少し下を向いて問えば、 まじまじと窓ガラスに顔を近づけた。 傷ひとつないのをこの目で確かめる。>>227]
(235) 2021/11/07(Sun) 23時頃
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[ それから再び振り返り、 その場の面々を見回すように問う。]
ダメそうだねー、ここ。 何か別の方法を考えないとだ。 ──みんな、大丈夫?
[ フィジカルというよりはメンタル的に。 特になっちんが動揺していないか。
別の方法といっても、 すぐに思いつくものは限られている。
出られない≠ニいう可能性は、 それを確認してから検討したかった。*]
(237) 2021/11/07(Sun) 23時頃
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[ 兄よりも、姉よりも出来がよかった。 幼稚園に通うようになり、小学校に上がり、 中高ときて、どこまでいってもそれは変わらず。 なるほどわたしは生まれた瞬間から運がいいらしい。]
(241) 2021/11/07(Sun) 23時半頃
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[ 今だってそう思っている。そのはずだ。]
(242) 2021/11/07(Sun) 23時半頃
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── 回想・ギャンブラーの君と ──
[ 頭の出来が違う。>>222 言われるのは初めてではなかった。 当たり前にそういう扱いを受けてきて、 どうやらわたしの自信は大きく育った。]
──へへ、よく言われます。 おかげで今もジュースもらっちゃったし、 いい思いさせてもらっておりましてー……
[ ここでもわたしは渾身のVサイン。 思い切り調子のいい言葉を返すのが常、 ──だったんだけれど、きっと気まぐれに、 わたしは目を細めて少しばかり付け足す。]
(243) 2021/11/07(Sun) 23時半頃
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その分、できないこともあるけどねー
[ あはーとわたしはやはり笑って、 ありがとねって缶サイダーを揺らした。*]
(244) 2021/11/07(Sun) 23時半頃
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[ あの頃、きみはまだ「難しくない?」と、 わたしの隣で頭を抱えながらも笑っていた。 きみとわたしはまだ夏のさなかに共にいた。*]
(245) 2021/11/07(Sun) 23時半頃
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── 現在・昇降口 ──
[ 確かにおかしいのはわたしや、 おすみの方なのかもしれない。
それなりに混乱しているけれど、 起きてしまっていることは仕方ない。 ひとつずつ今できることをしなければ。
そんな思いで言葉を反芻する彼女を見ていた。>>239]
(252) 2021/11/08(Mon) 00時頃
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まだ決まったわけじゃないよー 閉じ込められたとも、帰れないとも。 ただ、ここからはダメそうかなあ。
みんなに知らせなきゃね。 あとは非常階段とか、避難用シュートとか。
ハルミチー……も、 昇降口から帰れないとは思ってないだろうし。
[ 上を見に行ったほうがいいかなと考えつつ、 言葉やしゃべり方は選んだつもりだった。 これ以上動揺させたいわけではないから。
なっちんがおすみに畳みかけるように問う。>>240 その傍ら、まなちの様子を伺いながら。**]
(253) 2021/11/08(Mon) 00時頃
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── 現在・昇降口 ── ん、 [ まなちはさらなる散策へ、 なっちんは一旦教室に戻るという。 わたしはそれらに指をまるっと、 オーケーサインを作ることで応えた。]
(314) 2021/11/08(Mon) 11時半頃
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わたしはちょっとだけ、 上の階の出入口見てこよっかなー 確認したらすぐ戻るからー、 昇降口の件、報告よろしくだよ。 おすみはどうしますかー? [ ゆるゆると尋ねながら、 続く行動に向けて鞄を持ち直す。 階段のほうへと向かおうか、として。]
(315) 2021/11/08(Mon) 11時半頃
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……もう一度文化祭を楽しむ。 ってのもアリなのかなー、これ。 [ そう言って今度こそ、 階段のあるほうへと歩いて行こうか。**]
(316) 2021/11/08(Mon) 11時半頃
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── 回想・文化祭当日 ──
あはー、かわいー、獰猛だー こりゃあ女の子や小さい子たちに、 もみくちゃにされる未来が見えますなあ。 ぎゅーってされても唸っちゃだめだよー
[ 大きな猫ちゃんから聞こえる声は野太い。>>287 が、なんせ見た目が猫のぬいぐるみなのだ。 わたしは怯むことなく撮影ボタンを押した。 テーマパークのグリーティングよろしく、 ハグーっと記念撮影をしたくなるような。]
(325) 2021/11/08(Mon) 18時半頃
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[ 猫耳つけた男の子でいるよりも、 接客はよほど大変だと思うけどなあ。 体力的にも精神的にも。
思ったこと全部を口にはしないが、 早速派手にぶつかったのに声をかけながら、>>289]
大丈夫ー? こまめに休憩取るんだよー 着ぐるみって体力いるらしいからねえ。 水分補給もしっかりねー ほれ、塩っけ。あげる。
[ 鞄に入っていたおしゃぶり昆布を、 ほとんど放り投げるように差し出したり、]
(326) 2021/11/08(Mon) 18時半頃
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あーれー? わたしの見間違いでしたかなあ。 素直になっちゃえばいいのにー
やあやあ婚約者ちゃん。 わたしたちの会計殿をよろしくねー
[ いい反応で否定してくれたヘータローに、 悪びれもせず首をかしげてみたりする。>>272
そういうところが微笑ましくて、 君はその子のことが好きなんだなと思ってた。 別に容姿だって、性格だってなんでもいい。 誰かの好きという気持ちを否定するつもりはない。
わたしの友だちは、幸せそうに見えた。]
(327) 2021/11/08(Mon) 18時半頃
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[ ──やあやあ婚約者ちゃん、君は、 わたしの友だちのどんなところが好きなんだろう。]
(328) 2021/11/08(Mon) 18時半頃
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……なんか、渋々って感じだったねえ。 ヘータロー、直前に地雷でも踏んだかにゃー
[ お育ちのよさそうな高校生が二人。 はたから見ればお似合いに見える背中を見送り、 痴話げんか説に一票投じたのは──君自身には内緒。]
(329) 2021/11/08(Mon) 18時半頃
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[ それから、プラネタリウムのお礼の話。 なんでもとわたしが言ったのに、 わかにゃんは自分の行動の対価を、 ずいぶんと安く見積もった。]
そんなのじゃこの感謝は伝えきれないよ〜 よし、何もかもマシマシで頼んであげよう。 ホイップもソースもシロップも!
……なーんて、 でもねえ、わたし本当に、 和歌奈ちゃんがわたしのために、 手を貸してくれたのがうれしいなー
[ 受け入れられたハグに顔を隠して、 ぎゅうっと腕に力を込めて体温を移す。>>233]
(330) 2021/11/08(Mon) 18時半頃
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[ ──古香ちゃん。>>233 耳ざといわたしがそれを聞き逃すはずなく、 もう一回言ってほしいなーだなんて、 しばし彼女の周りをうろつくのは、また後日のこと。*]
(331) 2021/11/08(Mon) 18時半頃
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[ わたしの大切な文化祭の思い出たち。]
(332) 2021/11/08(Mon) 18時半頃
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── 現在・3階へ ──
……見事に文化祭だねえ。
[ きれいに人が消えてしまっている以外は。 あの日を思い出して仕方がないくらいに。
スマホに表示されている日付は、 どう見たって12月を示しているのだから、 タイムスリップとは呼べないだろうけど。
なっちんが遺書の送り主について考える頃、>>321 わたしはふらふらと廊下を歩きながら、 どこまで可能性を広げるべきか考えていた。
非常階段の扉は開かなかった。 もともとそういうものだったみたいに。]
(333) 2021/11/08(Mon) 18時半頃
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[ さて、ところで君たちは、 UFOや宇宙人を信じていますか?
わたしは、いたらいいなと思う派だ。 この世界は広ければ広いほど、 多くのものを内包していればしているほど、 おもしろくて夢がある──と、思う。
とはいえ、この状況に説明をつけるため、 非現実的な事象をどこまで真面目に考慮するべきか。
そんな疑問をこねくり回していたのは、 3階廊下のある一点までだった。]
(334) 2021/11/08(Mon) 18時半頃
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[ 文化祭の装飾も少ない3階廊下の一角。 あの日と同じように大きな箱がひとつある。
あの日は特等席としか思わなかったが、 今日はその中身に用事があるのだ。
ほとんど期待はしていなかった。 開かないだろうと踏んで窓に手をかければ、 あの日と同じようにからからと簡単に滑る。]
開いたぁ…………
[ 驚きを隠せず、わたしは目を見開く。 なら避難訓練のように脱出できるじゃないか。 夢中で身を乗り出し、窓の外を覗き込む。]
(335) 2021/11/08(Mon) 18時半頃
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[ ──ぶわあっと吹き込んだ風が髪を煽った。 先ほどまでの疑問を一息で吹き消すように。**]
(336) 2021/11/08(Mon) 18時半頃
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つまりね、わたしが言いたいのは──、 こうも説明のつかない状況が続くとなると、 そういう可能性も考えられるってこと。
……虎ちゃん、聞いてる?
(366) 2021/11/08(Mon) 21時頃
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── 現在・3階 ──
[ 死ぬ。
吹き上げる風がわたしの髪を乱し、 瞼や頬には冷たい塊が張り付いていた。 だというのに身動きも取れず、 窓枠にしがみついていたわたしを、 前触れなく思い切り後方へ引き倒したのは、 どこからともなく表れたコジローだった。>>142
あの痩せた腕にそんな力があったとは。 尻もちをついたままぽかんとするわたし。 その目の前でぴしゃんと窓を閉めるコジロー。
時間が止まったみたいに静止したわたしたち。 へくしゅん! わたしのくしゃみが硬直をといた。
そこからは──わたしの独擅場である。]
(367) 2021/11/08(Mon) 21時頃
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[ わたしはまずコジローに礼を言い、 窓の外の地面が異様に遠かったとぼやいた。 コジローは端的に「知ってる」と言ったので、 なるほど、彼も窓からの脱出を試みたのかも。
うむ。と考え込むこと数秒。 廊下の壁に背を預けたわたしは口を開く。]
……ひとつ、仮説を聞いていかない? 窮地に陥った人の精神にまつわる、 かなーーーり突飛な話なんだけどさー
[ 先ほどは、委員長と副委員長、 ふたりで知恵を絞っても立たなかった仮説。 どこかで似た話が始まっているとも知らず、>>347 わたしは彼に、ひとつの可能性の話をする。]
(368) 2021/11/08(Mon) 21時頃
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[ ── そして、出だしの台詞だ。
コジローは納得したんだかしてないんだか、 そこまでの話を聞くと、ふいと隣から立ち上がり、 止める間もなく、また駆けてってしまった。]
……メールのこと、 まだ聞いてないのにー
[ 多くの場合$カ還する──というのが、 この仮説の救いである一方で、 ホスト≠スる誰かもここにいることになる。 おそらくそれはあのメールの送り主だろう。]
(369) 2021/11/08(Mon) 21時頃
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[ 尋ねる相手のいなくなってしまった廊下。 わたしは立ち上がってスカートを払い、 昇降口での約束通り、まだ階段を降り始める。*]
(370) 2021/11/08(Mon) 21時頃
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[ 共感。]
(393) 2021/11/08(Mon) 22時半頃
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[ したいの。
んー、と受け流しても、 あははと笑ってごまかしても、 きみはバツの悪そうな顔をした。]
(396) 2021/11/08(Mon) 22時半頃
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── 回想・ギャンブラーな君と ──
そうだねえ、SRのロコです。
[ やっぱりわたしの言葉は軽かっただろう。 珍しいと言われるのも否定せず、 なっちんの前で笑っていたのだから。>>270
缶の中の液体をたゆたゆと揺らしながら、 気まぐれなわたしは気まぐれに言ったわけだ。]
(403) 2021/11/08(Mon) 22時半頃
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んー、 できないことをできるようにするのは、 もちろん、簡単ではないとしてもー、
一度できたことは、 なかったことにはならないでしょー? こっち向きには、不可逆なわけだ。
すでに起きたことが不都合なら、 隠すか、避けるか、嘘をつくか──、 あはー、なんの話だっけ。これ。
[ わたしの声にはどこまでも真剣みがなく、 彼女が言葉を飲んだのをいいことに続け、]
(404) 2021/11/08(Mon) 22時半頃
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……でも、それは確かに。 そうなのかもしれないねー
やー、なっちん様がついてれば百人力ぃー
[ フォローなのだろう。 なっちんの言葉にきゅっと目を細めた。*]
(405) 2021/11/08(Mon) 22時半頃
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[ 「だねえ」 と曖昧な嘘をつくようになったころ、 きみはわたしに弱音を吐かなくなった。*]
(406) 2021/11/08(Mon) 22時半頃
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── 現在・教室 ──
ただいまー……へへ、 ちょっと遅かったかねー
[ 帰り支度をしっかり整えたわたしが、 再び教室へと戻ったころ、 そこに誰か残ってたんだかどうか。
一応、声をあげながらの入室。 コートを脱ぎ、マフラーと鞄を自席に置き、
それから、教室の前方へと。 黒板に並んだ文字を眺めていた。]
(430) 2021/11/09(Tue) 00時頃
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[ それからチョークを手に取って書き加えるのは、 『非常階段×』『3階窓×』端的な言葉。
ここから出られないということだけが、 ひしひしと伝わる文字の群れ。
ここが誰かの頭の中だとして、 何を成せば帰れるのかという大切な部分は、 少なくともわたしの知識にはなかった。
ここが文化祭を模しているのはなぜ? 遺書の送り主にとって特別な思い出だから?
もう一度文化祭がしたかったのだろうか。 でも、そうだとすれば、それが叶ったとき、 あれを書いた当人は一体どうなるのだろう。]
(431) 2021/11/09(Tue) 00時頃
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わっかんないよねえ。 確かめようがないし。
一か八かに出るくらいなら、 餓死寸前まで籠城、かなー
[ こういった状況を起こしやすい人とは。 いくつか並べられた条件を思い出し、 教卓に上半身を投げ出している。
気づけばもう、夜だった。*]
(432) 2021/11/09(Tue) 00時頃
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