10 冷たい校舎村9
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── チャイムの鳴る前:1F階段にて ──
それは流石に分かるよ
[ 見れば分かる。>>1:640 ]
確かにな、これは俺も、 お手上げって状態だ
[ 尚、潔癖という訳ではないので、 勧められれば隣へと座り腰を据えて話すだろう。
それから、聞かれれば、>>1:641 自分の持つ情報はすべて伝えていた。 但し、炭蔵も理解できたとは言い難い為、 上手く伝えられたかどうかは怪しい。 ]
(30) 2021/06/08(Tue) 01時頃
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[ そうして、 鳩羽が少しずつ話し出す。>>1:642
因みに、どういう経緯で悩み事などと そういう話になったかは炭蔵は知らないが、 綿見から聞くのは良いのか、と思い浮かべつつ。 ]
── 親父さんと?
[ 噫、あの日聞けなかったことが聞けるのか。 ]
(31) 2021/06/08(Tue) 01時頃
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[ あの日のように、 ……いや、あの日以上に、 炭蔵は鳩羽の話を真っ直ぐに聞いていた。 良い友達と胸を張って言えるように。>>1:634
父と息子の関係性。>>1:644>>1:645 でも結局、根の部分で鳩羽は善人なのだと、 炭蔵は聞いていて強く感じていた。
視線は時折、宙を浮く腕章を見ていた。 ]
(32) 2021/06/08(Tue) 01時頃
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いいや、こうして話して貰えて俺は嬉しい 鳩羽にとって恥のない友人だと ちゃんと思って貰えているみたいでな
[ 鳩羽が立ち上がってさえしてなければ、 隣に座っていたので腕章は、 手のひらの上に静かに落ちた。 ]
(33) 2021/06/08(Tue) 01時頃
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それで、親父さんとは この場合、仲直り……というのだろうか? 許せなかったことに対しての、 話し合いはちゃんとできたのか?
[ 今朝のことだ。 母親がいないことを知ったのは。 この話を聞いて、もっと早く知っていれば良かった。 あの日のうちに、話を聞けたらよかった。 そんな念が幾つも湧き上がりはする。 ]
(34) 2021/06/08(Tue) 01時頃
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[ それでも、さっき暮石と約束したばかりだ。>>1:597 今、できることをしたいと思う。
鳩羽がこのことを教えてくれたのには、 意味があると炭蔵は信じたい。* ]
(35) 2021/06/08(Tue) 01時頃
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── 午後8時50分 ──
[ 鳩羽と会話をして別れたあとは、 空腹を満たしたり、トイレに行ったり、 ああ、寝床の準備が必要ならば それも手伝うつもりだったが、 ともかく今は、三階を散策していた。
その時だったのだ。 女の甲高い声が聞こえたのは。>>#2 ]
……なんだ、いまの
[ ポケットの中でカッターナイフの刃を、 少しだけ覗かせるように動かした。 ]
(43) 2021/06/08(Tue) 01時頃
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[ 階下からだ。 逸る気持ちを抑えるように、 階段を一段一段踏みしめて降り、 廊下は走らず、大股早歩き。
どうにも歩きにくくて、ふと床を見れば 足元のカッターナイフが増えている気がして、 更には剥き出しの刃まで落ちている始末。 危ないのはわかっている、片付けも必要だろう。
しかし、それよりも。先に、と。 音の出どころを探すように歩いていると、 今にも泣き出しそうな顔をした 向井の姿はあっただろうか。>>29 ]
(44) 2021/06/08(Tue) 01時頃
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向井、
[ ただ、名前を呼んで彼の無事を確認しようとした。 *]
(45) 2021/06/08(Tue) 01時頃
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── 現在:2F廊下 ──
[ まるで幼くなったみたいに言う。>>93 怪我をしたんなら、泣きたくもなる。 例え他人から見て、ささくれのように小さくたって 痛いものは痛い、─── だから、 こんな顔もしたくなる、のだろう
しかし、本当にそれだけか? ]
化膿したらマズイな ……保健室にでも行くか?
[ 息を飲む余裕すら忘れた向井に、 前髪で顔を隠した炭蔵は言う。 ]
(115) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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[ 炭蔵の声は、決して震えたりしていない。>>95
この人生の中、泣いたことがあるのは、 この世に産まれ落ちた時、 泣くこと以外に手段がないぐらい小さな頃、 恐らくそれぐらいしか記憶がない。
転んで足を擦りむいたって、 突然大きな物音がしたからって、 炭蔵は泣いたことはない、と思う。
だから、これからも、 頼まれても泣いたりはしないと 今の炭蔵は思っている。 ]
(116) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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[ それから、「はあ」というため息が聞こえた。 それは目の前にいる向井から発せられるもので、 訳のわからない幻聴などとは違う。
幻聴と言えば、そう、声だ。>>96 あれは幻聴とは確実に異なり、 向井にも聞こえたものらしかった。 ]
…… 騒がしいな、
[ 向井の視線が向けた方、 3-9ではなく隣の3-10に同じように顔を向ける。
何人も出入りしているのが見えただろう。 ]
(117) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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……お前は、ひとまず保健室にでも行ってこい ひとりが怖いなら着いていってやってもいいぞ
[ 気になるのか、行きたくないのか。 躊躇う姿にそう言葉を投げかけた。>>96 ]
(118) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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[ そうこうしているうちに、 黒沢の声が聞こえる。>>98 これまで彼女が何をしていたのか知らないが、 今後のことを見据えて寝泊まりできる場所を 確保してくれていたと知れば、 流石だな── と思っていたに違いない。 ]
俺たちも、まだ此処に来たばかりで 何もわかってはいない。 どうやら、隣で何かあったらしい
[ 親指で隣のクラスを指し示した。 そうして、向井と黒沢を交互に見て、 ]
(119) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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コイツを保健室に連れて行こうとしたところだが、 黒沢は見てくるか?向こう
[ 身体の向きを変え、足の位置を変えるたびに、 足元でガチャガチャと カッターナイフの擦れる音が鳴っていた。 **]
(120) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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── 現在:2F廊下──
[ 首を振るだけの、それこそ子供のような向井に>>143 やっぱり炭蔵は大丈夫だとは思えない。 騒ぎ立てるつもりではなく、 ただ本当に心配しているだけだ。
もし大丈夫だと強がり続けるのなら、 一度見せてみろと言ったりもする。 ]
お前が大丈夫だと言っても、 俺が大丈夫じゃない。
[ 淡々と、嗜めるような言葉を紡ぐ。 ]
(162) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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[ 例えばこれが、 泣き出しそうな顔じゃなくても、 近頃の向井のように簡単に終わらそうとしていても、 きっと保健室という案は変わらなかっただろう。
黒沢と言葉を交わしている内に、>>122 どうやら喋れるようになったらしい。>>146 表情も先程よりも落ち着いている気がして 炭蔵は少しだけホッとしていた。 ]
……黒沢も、足元には気を付けろ
[ 付き添いが大勢だと、 向井は嫌がるだろうから、 隣を確認するのは、つい黒沢に託してしまう。>>123 ]
(163) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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[ ただ、足元についてを指摘しているにも関わらず 彼女の長袖の下、例の癖を思い出して 視線を左手首に向けてしまっていた。 ]
(164) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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── →保健室へ ──
[ そんなに声を張らなくてもいいのに、>>148 炭蔵は予防線を張ることを知らないで、 ただ震えもなく話せるようになった事実に、 安心していたのだったが。
ほんの、ほーんの少しだけ大きいだけで、 大差のない向井のやや上にある視線の先を、 同じように見ていた。 ]
……あとで確認しないとな、
[ あの布の下には何が隠されているのだろう。 いや、その前に布に染み渡る赤色が、 炭蔵を妙な気分にさせる。 ]
(165) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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俺も九重に聞いたよ ただ、様子が少しおかしかったんだが ……大丈夫だろうか、
[ 全く同じ話を聞いていた。>>149
まさか、その彼女が、 あの布の下に眠るとは想定していないから。 向井が会った時は大丈夫だったかとか、 あとで探しに行かないととか、 そう言ったことを考えていた。 ]
(166) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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かわいそう── か、 この世界の主の思考は分からないが、 俺たちの知っている文化祭じゃ カッターナイフも叫び声も、なかった
これが大切に持ってきたい思い出だとしたら、 メールの送り主は、 俺たちとは違う世界を見てるのかもな
[ 望んだ通りの世界だったら、という仮定の上だ。 しかし、─── ]
(167) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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もし、これが世界の主の想定と違うのなら、 つらい思いをしているのかもな
[ かわいそう≠ニいう言葉を 使いたくはなかった。
炭蔵がその人よりも上の立場に居て、 見下していると捉えられたくなかったからだ。 人を見下せるような立場にいないのだ、炭蔵は。 ]
(168) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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なあ、俺はお前と、 このクラスの誰よりも 共に過ごしてきた自負がある
けれど、あまり深い話はして来なかった 必要ないと思っていたからだが、
[ 足取りが重くなる、炭蔵も同じだった。>>150 ]
生きづらい、と思ったことはあるか?
[ 言葉を選ぼうとして、 結局のところ直球になってしまう。 まだ、オブラートは手に入れられそうにない。 **]
(169) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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── 回想:チャイムの鳴る前 ──
[ 胸を張る様子に、何故だか面白くなって>>99 炭蔵は少しだけ声を出して笑った。
鳩羽の思うところの炭蔵として、 これまでも、これからも居られるだろうか? そうだと良い── と、炭蔵は思う。
そして、笑いながら話すから、>>100 鳩羽の感情がどこにあるか分からなくなる。 ]
(217) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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何があったのかは分からないが、 鳩羽なりに答えを探してるのなら、 誰も文句は言わないだろ
[ 向き合いたくない≠ニいう言葉が、>>100 逃げてきた≠ニいう言葉が、>>101 炭蔵に重く重く、伸し掛かる。
今の炭蔵には、 鳩羽に対して向き合えだとか、 逃げるなだとか、そんな言葉を吐く権利はない。 だから、安心してくれ。言わないから。
現実逃避のただの夢なら、どんなに良いか。 どれだけ非現実的であっても、 誰かが死ぬより、ずっと良い。 ]
(218) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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[ そして、託されたバトンに視線を落とす。>>102 ]
そうだな、学校をサボりたいと思うことはない 俺の義務であり、権利だから
ただ、強いて言うなら、 俺は何も悪くない≠ヘずなのに、 到底理解ができなくて、 先延ばしにしている問題はある
[ ポンと腕章を上に投げて自分でキャッチする。 ]
(219) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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これまで尊敬してた筈の父さんが 信じられなくなって、 今朝も顔を見ずに済んでホッとしてる
[ 無条件で信じていた、 家族≠ニいう基盤がぐらついて 炭蔵祐駕は、立っているのもやっとだった。 ]
(220) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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此れはまだ、世間一般には公開されていない しかし近日発売の週刊誌の一面を飾るだろう そう、タイトルはこんな風に─── ……
『愛妻家・炭蔵一之進、秘書とお忍びデート!?』
(221) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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どうやら俺も思春期だったらしい
[ そして、少しはにかむように笑ってから、 腕章を鳩羽の手へ、ぽいっと投げ返した。 *]
(222) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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── 現在:2F廊下 ──
[ どうにか嗜めて歩き出せば、 3-10から飛び出してきた鳩羽に、 九重の所在を聞かれるが、>>79 鳩羽と階段で話すより少し前に会ったのが最後、 ─── と、伝えていただろう。 ]
確かに、見て楽しいものではなさそうだ
[ 鳩羽から状況を聞けば、向井の言葉に相槌を。>>202 単独行動は控えるように言うべきだったか。 今更後悔しても、遅い。 ]
(266) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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[ 精神世界の話をしたかった向井と、 九重の話をする炭蔵はずれている。 だけれど、会話はちゃんと成立してた。>>203 ]
それじゃあ、メールの送り主は、 今ごろ想定外の事態で困惑してる可能性もある訳か
ああ、そもそも自分がそう≠セと 気付いていない可能性もあるんだろうか?
[ 生きていることがつらい≠ニいうのは、 暮石の言う自分が自分でいられなくなったのか それとも、また別の意図があるのだろうか? ]
(267) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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[ 噫、そうだ。よく気付いたな。>>208 炭蔵はどこかで自分以外の人間は、 皆平等に助けるべき@ァ場の人間だろうと、 心のどこかで見下していたのだろう。
常に上にあるべきだと、 父親に教えられてきたんだから。 自分はそう≠ナあると思い込んできた。
そんなわけ、ないのにな。 ]
(268) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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[ 炭蔵は、分かっていて聞いたのだろう。>>212 ずっと対角線に生きてきて、 ずっと思っていたことでもある。 ]
どうだろう、 その場になってみないと分からないが 少なくとも同じ聞き方ではないだろうな
[ それでも至って真面目に問うた。
自分から聞いたんだ。 ちゃんと聞くに決まってる。 ]
(269) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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[ 言葉にしてはいけないこと、 認めたくないことが、 この世の中には沢山あるらしい。>>213
もっとずっと早く、 気づけていたら良かったんだろうか? それとも、この行為は間違っている? 俺は悪いことをしているのだろうか? ]
先日まで向井は、 ちゃんとできる≠謔、になったのかと思っていた それは、俺の思い違いだったんだな
[ 炭蔵の見てた世界では、 向井はちゃんと周りに溶け込んでいた。 その裏にある努力も、知らないで。 羨んでいたなどと、口が裂けても言いたくない。 ]
(270) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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俺の見てる世界は、 きっと向井の見えてる世界よりも、 ずっと狭いかもしれないな
音も光も情報も、次にすることも、 どこでだれが困ってたって、 五感の届く範囲のごく一部しか届いてない
[ 一度立ち止まって、両手を広げて見せる。 ]
(271) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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可能な限りの情報を得たいと思って 細心の注意を払ってみたって、 俺のこの手の届く範囲ぐらいで、 背中を向けてしまえば何も分からない
泣いたりすることはないが、 そうだな── 悔しいと思うことは、ある。
[ 広げていた手を辞めて、 ポケットの中のカッターナイフを弄りながら、 再び歩き出す。
もたもたと、でも着実に保健室へ近づいていた。 ]
(272) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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俺だって、疲れもするよ これまで疑いもせずにいた自分の行動が、 本当に正しかったのかと悩むこともある
[ 炭蔵祐駕は、きっと君の期待通りの人間じゃない。 父の教えと母の希望という器に合わせただけの ただの生きづらい人間のひとりだ。
これで、求める答えになっただろうか? 炭蔵は、それさえ判断がつかないでいる。 ]
(273) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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消毒は俺がしよう
[ 気づけば、保健室に辿り着いている。 先生は勿論いない為、 無許可で棚から消毒を漁り出す。
ピンセットで綿球を摘んで、 足を出せと言わんばかりに向井を見ていた。 **]
(274) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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── 現在:保健室へ ── [ メールの送り主のあれそれ、 仮説について話し合うのは悪くない。
ひとつめの可能性には同意して、 ふたつめの可能性には疑問を呈する。 ]
何か伝えたいことがあるなら別だろうが、 自覚してたとして、死のうとしてた奴が、 自ら名乗り上げるかどうか……
[ せっかく文化祭仕様なのに、 知ったらお通夜状態で楽しい思い出が 塗り替えられてしまうような気がする。
ああ、いや。現状もそう変わらないか。 ]
(359) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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[ そして、可能性の話から、 より具体的な俺たち≠フ話になった。
まるで向井の中を踏み荒らすように、 ひとつひとつ言葉を確かめていく。 ]
ああ、まんまと向井にしてやられたよ 役者でも目指せるんじゃないか?
[ 軽口を叩くようで、大真面目だ。>>300 炭蔵にとっては、「思い違い」で助かっている。 自分と同じだと思っていた向井が、 浮いてない∞普通≠ノ混じっていたら、 これまでの腐れ縁も潮時だったろう?
……噫、また見下してるって? ]
(360) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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[ 生きづらい中でも、 努力をしている姿をずっと見てきたんだ。 だから、向井は悪くない。 ……それとも、ずっと辛かったのだろうか? ]
なあ、完璧な人間≠チていると思うか?
[ ちゃんと≠ニは含みが違うかもしれないが、 そういう風にできる人間のこと。>>301 千里眼でも持っている人間のこと。>>302
炭蔵祐駕は、そうなりたかった。 ]
(361) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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……隠してるわけじゃない、 極力考えないようにしてるだけだ
[ 悔しさを露わにしたら、父親に躾られるし、 疲れを見せたら、母親に詰られた。
考えるから、上手くいかなくなる。 だから炭蔵は、思考を簡略化したのだ。 善悪をつけ、正しいと思われることのみ選択する。 其処に感情を伴わなければ、 悩むことも疲れることもほとんどなかった。 ]
(362) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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── 現在:保健室 ──
[ 綺麗に洗われた足でよかった。>>304 いや、臭くてもやるさ。ちゃんと。
ピンセットでちょんちょんと消毒をする。 いつも炭蔵の方が背は少しだけ低いが、 しゃがんで俯いてるせいで、 随分と上の方から言葉が降ってきた。>>305
それは、さっきまでの話の続き。 メールの送り主であり、世界の主のこと。 ]
……さあな。 世界を創り出す可能性だけを考えるなら、 ─── 否定は、しない。
(363) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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逆に聞くが、もし、俺だったらどうする?
[ 向井の手から絆創膏を貰って 消毒の終わった擦り傷の上に貼る。 そして、絆創膏の上から傷を、ぺちんと叩く。 ]
─── はい、これで終わり!
そういう向井こそ、 生きづらくなって 此処に逃げたくなったんじゃないのか?
[ 炭蔵は立ち上がり、 今度は向井を見下ろす形になる。 ]
(364) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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[ 些細なことで落ち着かなくなる向井だ、 逃げ出したくなって衝動的に…… なんてこともあるだろう。
想像できてしまうのだから、怖い。 **]
(365) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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── 回想:チャイムの鳴る前 ──
[ 向き合え、逃げるな。 そんな言葉を紡いでしまったら、 炭蔵は自分の行動と発言が不一致すぎて 余計に行方が分からなくなってしまいそうだ。
だから、否定も肯定もできない、 ただそれだけのことだった。>>237
それから、炭蔵の話を聞いていた鳩羽から、 同意の言葉があった。>>239 何となく同意したとか、そういうものじゃない 仲間意識、みたいなものを感じた。 ]
(389) 2021/06/09(Wed) 09時半頃
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ははっ、案外俺たち、 似たもの同士だったのかもな
[ 繋ぎ合っていたバトンは、>>240 元あるべき左腕に収まった。>>241 誇り高き腕章は、鳩羽に良く似合っていた。
でも、そうだなあ、 これまでの自分が誇れるかどうか、 それすら基盤があやふやになっている 炭蔵にとってはどうにも怪しい。 でも、これだけは言える。 ]
(390) 2021/06/09(Wed) 09時半頃
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……俺もだ。
俺は、悪くない だから、父のせいで死ぬのは勘弁だ
[ 本当は自分自身、胸を張って誇りたかった。 ]
なあ、もしも俺より先に 解決策を見つけることができたら、 俺にも教えてくれよ
[ 互いの気持ちに寄り添い合うなんて、 炭蔵にはこそばゆくてもどかしい。 ]
(391) 2021/06/09(Wed) 09時半頃
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[ それでも、悪くはなかった。 この気持ちとの折り合いがつかなくても、 寄り添ってくれる君がいるなら、 答え探しをもう少ししてみようと思えたんだ。
それから、少し話して 炭蔵は鳩羽と別れ三階へ向かう。>>43 なあ、お前の頭の中だったら、 こんな物騒な事件起こさないだろ? その言葉を炭蔵は信じている。>>241* ]
(392) 2021/06/09(Wed) 09時半頃
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── 現在:保健室へ ──
[ 因みに、炭蔵だったら? ─── 多分言うだろう。>>366 その後を踏まえても、 今朝の登校を促してしまったメールのように
『文化祭を皆もう一度と楽しみたかったが、 これは想定外だった。すまない』
などと、謝罪するだろう。
尤も炭蔵が死んで泣くような奴がいるとは、 一切想定もしていなかったのもあるが。>>382
ただ、向井が役者になってTVに出てるとこ 見れないのは損をしたと思うだろう。>>367 ]
(412) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[ それから、それから、─── 向井がなりたいもの≠ヘ、>>378 結局のところ分からず仕舞いだった。
役者という夢は簡単に途絶えて>>368 海のように深い思考があるとは露知らず、 ただただ炭蔵もおんなじように笑っていた。
この状況下で未来についてを 軽口のように話していられるのって 冷静に考えればすごいよな。 ]
(413) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[ 完璧な人間については、>>370 炭蔵祐駕はそうありたかったから、 そう見えていたのなら良かったと言う。
誰かに期待されることも、 枠付されることも全て、 重荷に感じたことはない。 だから、そこまで気遣う必要はないぞ。>>372 ]
そう見えてて欲しかったから、 向井にそう見えてたのなら良かった うまいだろ、取り繕うの
[ だから、胸を張ろう。得意げに。 でも「嫌い」って言われるのは傷つくぞ。 炭蔵もちゃんと人間なんだから。 ]
(414) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[ それに、だ。 向井の存在を負担に思うこともない。 発展途上の子どもを、 右肩上がりに伸びる曲線を描く子どもを、 自分の指標にしてたんだから。
むしろ、居なかったら? 炭蔵はどこに自分を据え置いてただろう。 ちょっとくらい手のかかる方が、 炭蔵祐駕にとっては非常にありがたい。 ]
でも、偶には、 休ませてもらっても許させるだろうか
[ 僅か5センチ上から、えらいえらいって、>>373 向井にやられるとちょっとムカつくけどな。 ]
(415) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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── 現在:保健室 ──
[ だから、こうして世話を焼ける方が、 炭蔵にとってはやはり有難い。>>381
手当に集中している間は、 向井の顔が見えなくて 声や声音でしか判断できない。 何を考えているのか分からなかったが、 一瞬の間があっても顔はあげなかった。 ]
(416) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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そうか
[ 泣くと言われて、返した言葉。>>382 涙の数だけ理由もあれば、 価格競争がしたい訳でもない。 向井にとっての想定外として 組み込んでもらえるほどの存在なれてたなら、 炭蔵祐駕にとっては、悪くないことだ。
だから、この笑いは、 ふざけてるように見えたからとか そう言うわけじゃあないぞ。 ]
(417) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[ 但し、ゴールという言葉の意図が 炭蔵は掴めないでいる。>>383 ]
何だそれ、
[ 多分、水槽の中で目立って見えたのは、 他より完成されていたからじゃない。 動き方が普通の魚と違って、 垂直に泳いでいたりとかそういうの。 本当は、誇らしいと思いたかった、でも、思えない。
だから、ゴールには相応しくない。]
(418) 2021/06/09(Wed) 13時頃
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[ 水でふやかしたような、 結局はおんなじ内容の返事に思わず笑う>>385 ]
……向井がラクして生きる為にも、 そう簡単には死ねなさそうだ
[ 自分がゴール足り得なくとも、 新しい道を向井に示してからでないと。
だなんて、やっぱり偉そうに思う。 長年染み付いた感覚は、抜けそうにない。 ]
(419) 2021/06/09(Wed) 13時頃
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[ 手当を終えた後、>>386 向井は唐突にあるアイテムを口にする。 炭蔵が先程まで行儀悪く弄んでいたものだ。
試してみる?なんて言われれば、>>387 ポケットの中からそれを取り出して見せる。 ]
向井なら、どう使う?
[ ── カチカチ、と音を立てて刃を見せる。
炭蔵なら、どうだろうか? 首筋に刃を立てて、喉をかっきる? お腹を刺すには、細すぎるだろうか ともなれば、…… ]
(420) 2021/06/09(Wed) 13時頃
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手首、とかよくある話だよな
[ 出した刃を、左手首の皮膚に当てる。 それだけでは、何も思い出しそうにない。 軽く引けば、薄らと血が滲むだけだ。 ]
…… そう簡単なことでもないか
[ 向井も試すか? なんてカッターナイフを揺らして見せる。
促しておいてやらないって? まあ、当初の傷の手当という目的は果たしたのだ。 上に行くのを止めはしない。 ]
(421) 2021/06/09(Wed) 13時頃
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今度はひとりで行けそうか?
[ なんて、揶揄うように言う。 ]
俺は、少し片してから行くよ
[ 勝手に借りたものを出しっぱなしだ。 使ったものは、元の場所に戻さなければ。 それに新しい傷、作っちゃったしな。
だから、向井が出ていくのなら後ろ姿を見送って、 もう少しだけ、保健室に居残ることに決めた。 *]
(422) 2021/06/09(Wed) 13時頃
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── 現在:保健室へ ──
[ ほとんど動かない表情筋、>>428 これじゃあ確かに役者にはなれなさそうだ。 急に笑う回数増やしてしまうと、 筋肉痛になりかねないし、 向井の真似をするのは癪に触る。 だから、丁重にお断りをしておこう。
それと、助詞を間違えたんじゃない。 ああいうときも′凾ないでくれよ ]
(460) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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[ それから、先輩からのアドバイス。>>430 ]
……善処しよう
[ 定型的日本人の返答をする。 炭蔵には本当に、そんな権利あるんだろうか? 誰かに枠付されて出来上がった自分に。 その枠を飛び越えたら、どうなるのか。
炭蔵は、やはり少しだけ怖かった。
だからと言って、向井を頼りたくはない。 もう少しだけ、自分で考えてみるよ。 忠告には感謝してるんだ。本当に。>>431 ]
(461) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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── 現在:保健室 ──
[ 炭蔵祐駕という男には、 冗談というものは中々伝わらない。
でも、そうだなあ、 背負いたくて背負ってるんだ。 向井のひとりぶんくらい、そんなに重たくない。 ]
ああ、任せておけ ただし、見返りも欲しいところだな
[ でも、これは半分冗談、半分本気。 ジュースの一本くらいは、 奢ってもらってもいいだろう? ]
(462) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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[ それから、 冗談が通じないって知ってただろ? 向井が驚いている様子に、>>435 むしろ炭蔵の方が怪訝そうな顔をする。
これまでつるんとして綺麗だった手首に 向井のかかとにあるのとそっくりな 横向きの線が一本刻まれている。 でも、それだけだ。 掴んでみたって、それ以上変わらない。 向井に掴まれてるところの方が、 よっぽど痛く感じるんだが。 ]
(463) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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[ ようやく向井が口を開けば、 炭蔵の問いへの回答が聞ける。>>438
横じゃなくて、縦。 実演して見せる向井の腕は綺麗なままで、 刃の仕舞われたカッターナイフは、 もう一度炭蔵の元へ返ってきていた。 ]
ああ、俺も聞いたことがあるな 深く突き刺せないんだったか
[ 受け取ったカッターナイフを見るが、 流石にその実演までは行わない。 ほら、向井が今度こそ 泣き出しちゃうかもしれないしな。 ]
(464) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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[ だから、元あったポケットの中へと戻す。 ちなみに、何でも入るポケットじゃない。 今はカッターナイフとハンカチ、 スマホくらいだ。 ]
片手で十分できる範囲だ
[ 息をふっと吐くように笑って、 その気のない言葉に必要ないと首を振る。
怒ってるんだか、拗ねてるんだか、 絆創膏が曲がってしまったら、 真っ直ぐになるまで枚数を使わせてもらおう。
保健の先生には、向井のせいってことに しておくから安心してくれ。 ]
(465) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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ああ。足元にはくれぐれも気をつけて
[ 出て行く向井へ右手を上げて応えた。 向井の左手首と同じ、 傷一つない肌が覗くだけだった。 *]
(466) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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── 現在:保健室 ──
[ それから、炭蔵は自分で自分の手当をする。 片手で消毒をして、上から絆創膏を貼る。 向井の期待を裏切って、 形は崩れることはなく、真横に綺麗に貼られている。
左手を握っては開いてを繰り返すが、 指先が痺れる様子もなければ、 動かしにくいなどもない。
ただ、ちょっと傷があるだけで、 何にも問題ないことを確認していた。 ]
(467) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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そういえば、九重は何と言ってただろうか この世界からの脱出方法については──
[ 彼女は見つかっただろうか?
幾ら自分に家に帰りたくない理由があろうとも、 他のクラスメイトたちのことが心配だ。 まだ完全な夜更けまでには時間がある。
そう思い、保健室から外へ出ていった。 *]
(468) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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── 回想:誇りのキャッチボール ──
[ お互いの悩みなんて、もう関係なかった。>>423 炭蔵も鳩羽も、悪くない。>>424 そう、自分のしたことは悪くない。
こんな作られたばっかのロボットみたいな 炭蔵でも信頼してくれる人がいる。 それは喜ばしいことで、─── 当然だ。 だって、正しいはずの父が作ったんだから。 ]
なあ 何が正しくて何が正しくないんだろう 俺はやっぱり、答えが見つからない
[ 任せられたら?>>425>>426 炭蔵は間違いなく、背負う。 ]
(507) 2021/06/09(Wed) 20時頃
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[ 人任せにされたって、 向井と鳩羽のふたりぶんくらい、 炭蔵にとっては負担でもなんでもない。 ]
ああ、任せておけ 答えが出次第、鳩羽に伝えるよ
[ 例えば、父が正しいなら、祐駕も正しい。 父が正しくないなら、祐駕も正しくない?
この時はまだ、 プログラミングされた思考の中にいた。 でも、ほんの少し生じたバグに気付けたのは、 間違いなくこの会話あったからこそだった。
結論を急ぐ必要はないと思っていた、 それが、チャイムが鳴る前のことだった。* ]
(508) 2021/06/09(Wed) 20時頃
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── 現在:3-10へ ──
[ 左手首の絆創膏を隠しもしない儘、 自分たちの教室のひとつ、隣。
3-10の教室を訪れていた。 廊下や、この教室に誰か居ただろうか。 挨拶もそこそこに、真っ直ぐと中央へ。
2mの手の届く距離の配慮だったのだろうか。 「グロ注意」と書かれた張り紙を>>234 炭蔵は決して無視したわけじゃない。 ]
───……っ、
[ 自分の目で見たものでないと、 信用できない性格が仇になる。 ]
(515) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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[ 配慮でかけてあったのだろう、 カーテンの下を覗けば、 首元の裂けた人間── じゃない人形だ。
あまりにもリアルで、 辺りに広がる赤いものも偽物だと思いたかったが、 この鼻に付くにおいが本物だと物語る。 ]
悪趣味な、
[ まるで九重にそっくりな人形だった。 臭いを遮るように鼻を摘み、眉間に皺を寄せる。 そうして、誰もがそうしたであろう。
人形の頭につられて、天井を見ていた。 ]
(516) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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[ どこかのクラスのお化け屋敷にあった、 装飾をまるでもぎ取ってきたような、 そんな景色が広がっている。
不気味、としか形容できなかった。 ]
(517) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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[ ところで、九重は見つかったんだろうか?
───…… もし、もしも、 九重がこの世界の主だったんなら? この世界でも改めて、死んだってことだろうか?
なあ、教えてくれ。 それともまだ、この校舎の何処かにいるのか? 死人に口なしとは、このことだろうか。 ]
きっと今頃、鳩羽が見つけてくれてるか
[ 軽くため息を吐いて、炭蔵は布を掛け直した。 *]
(518) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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